今回も楽しんで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
「もうなんでヒナそんなに分かってくんないのさ?!」
「それはこっちのセリフだよ!ヒメの分からずやッ!」
「うぐぐぅ……!」
「むむむむむぅ………!」
………なんだこれ?朝起きてリビングに降りて来たらヒメとヒナがそれぞれこゆきとマオを抱っこして睨みあってる。一体何をしてるんだ二人は?
「おいお前等朝っぱらから何揉めてんだよ?そんなこゆき達抱きながら揉め事するんじゃ……」
「玲二くん黙ってて!これはヒメとヒナの問題なの!」
「そうだよ!こればっかしは玲二くんでも止められないよ!」
な、なんだこの気迫……?!普段温厚で仲良しな二人が此処まで対立するとは、一体何が……?!
「ヒナは何も分かってないよ!一番可愛いのはこゆきちゃんに決まってるじゃん!」
「ヒメこそ何寝ぼけた事言ってんのさッ!?マオちゃんこそ一番可愛いに決まってるじゃん!」
「「?」」
ってそんな事かよ?!物凄い一大事かと思ったらそんな大した事ない言い争いじゃねぇか!?こゆきとマオもきょとんとして分かってなさそうな顔してるし!
「お、お前等そんな下らない事で喧嘩してたのか?」
「下らない?!何言ってるのさ玲二くん!?玲二くんなら分かるでしょ!このこゆきちゃんのつぶらな瞳、愛くるしい表情!そして極めつけはこのピョコピョコ動く可愛らしいお耳!もうこんなの惚れてしまうに決まってんじゃん!」
「あぅあ~」
「何言ってんのさヒメ!マオちゃんだって見てよこの柔らかいほっぺたにサラサラした髪!そしてなんと言ってもこのフリフリ動くしっぽ!これこそマオちゃんが最高に可愛いと言われる由縁なんだよ!」
「あぅぶぁ~」
なんか二人してこゆきとマオの可愛らしさをプレゼンし始めたんだが?後ヒナ、由縁じゃなくて所以な。こゆきとマオも自分が誉められてるのが分かってるかのように手をパタパタ動かしている、可愛い。
「ほら見なよヒメ!このハチさんのお洋服着てるマオちゃんの姿!愛くるしさ全力全開だよぉ~♪」
「何をー?!それならこっちだって見なよヒナ!この苺のお洋服着てるこゆきちゃんを!この可愛さなんて最早天元突破だね~♪」
確かに今二人とも可愛らしい苺とハチのお洋服を着ていて愛くるしい感じでテンション上がるのは分かるが、あんまり抱っこし続けるなよ?まだ二人とも首がすわってないんだから。
「……ってかフブキ、ミオ。お前等も黙って見てないで止めろよ?」
「あ、あはは……いやぁ最近ヒメヒナちゃん達こゆきとマオの事ずっと溺愛してて母親としても嬉しいというか」
「それにそれぞれ自分の好きな子のアピールはするけど他の子を貶してるワケじゃないから良いかなって思って」
二人が言い争いをする中、母親であるフブキとミオは朝食を食べながらN○Kの連続テレビ小説を見ていた。どうやら朝食食べてる間だけヒメヒナに子供達を預けてるみたいだが、それでも自分の子供抱えて揉めてんだから止めろよな。
「ングッ…ングッ…」
「おぉ~♪いっぱい飲むなぁ玲菜♪」
「ングッ…プハッ」
「あれ?かいり、もう飲まないの?じゃあげっぷしないとね~♪トントン♪」
一緒にいるそらとあやめは我関せずといった感じでかいりと玲菜に乳あげてるし。頼むから少しはこっちに関心示してくれよ。
「で、玲二くんはどっちが一番可愛いと思う?!やっぱりこゆきちゃんだよね♪」
「違うよ!やっぱり一番はマオちゃんでしょ♪」
「あのなぁ……こゆきもマオも俺にとっちゃ掛け替えのない大切な子供達だ、かいりと玲菜もそうだが、誰が一番なんてないし、なんなら全員俺にとって一番だよ」
「「むぅ………」」
何やら二人は俺の答えに納得してないみたいだが、俺にとってこゆき達は全員もれなく可愛いし大切な子供達だ。それを優劣つけるなんて俺には出来ん……ってしまった、そろそろ行かないと。
「それじゃ俺はフレアの所に行くから、お前等もこゆきとマオの事で言い争いすんなよ、子供にはそういう事は悪影響になりかねんからな」
「「はーい……」」
俺は替えの着替えやタオル等を持ってフレアのいる病院へと向かう。フレアももうじきらしいからな、なるべく傍にいてやらねぇと。二人も早めにこゆき達をフブキ達に返せよー。
―それから……―
「………玲二くんはああ言ってたけど」
「うん……やっぱりヒナは譲る事は出来ないよ!」
玲二が出ていき、こゆきとマオをフブキ達に返した後もヒメヒナの二人はバチバチに対立しあっている。
「こうなったらどっちが一番かを決める為に勝負だよヒナ!」
「望むところだよヒメ!」
「まだやってるし……それで?一体何で勝負する気なの?」
食事を終えてマオをあやしてるミオが呆れた様子で聞くと、二人は何やら妖しく笑い出す。
「ふっふっふ~♪実はね、ヒメ達少し前からあるガンプラを作ってたんだ♪」
「だから今日はそのガンプラに合うマオちゃん達のお洋服を見つけてコスプレ写真対決をしようと思うよ♪」
『コスプレ写真対決?』
ヒメヒナのやる対決内容にその場にいたフブキ達は?状態になっている。コスプレ写真対決とはなんぞや?
「今からヒメとヒナが街に出てこゆきちゃん達のお洋服を買ってきて、それでこゆきちゃん達に着てもらってガンプラと一緒に写真を取るの♪」
「その写真をフブキちゃんとミオちゃんのTwi○terに投稿してもらって、一時間でどっちが多くいいねをもらえるか勝負するの♪どうかな?」
「おお~、面白そうだねそれ♪」
「確かにマオ達の写真産まれた時以来だしてなかったもんね」
対決内容を聞いてどうやらフブキ達も乗り気になっているようだ。本人達の許可も降りた事で二人は早速お洋服を探しに街へと向かうのであった。
―一時間後―
「よーぅしヒナ!ちゃんと買ってこれた?」
「もっちろん!マオちゃんに似合うお洋服選んで来たよ~♪」
買い物も終えて二人はフブキとミオにお洋服を渡し着替えてもらい、そしてホロライブマンションの一角にある写真スタジオルームに集まり写真撮影を開始する。
「まずはこゆきちゃんからだよ♪ヒメが選んだのはね、Ξガンダムとハサウェイのコスプレだよ~♪」
「あーうー」
『HG Ξガンダム(こゆき仕様)』
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイに登場する第五世代にあたる大型のMS。主人公が乗る通常形態のガンダムの中ではトップクラスに大きいのと主人公機とは思えない悪役っぽい顔つきのせいで作者は最初の頃敵の乗るMSだと勘違いしていた。(因みにまだ作品を見れていないです)
今回はこゆき仕様という事で白っぽい水色に塗装されている。
今回こゆきはこれに合わせて搭乗者であるハサウェイ・ノアの黒っぽいスーツ風のお洋服を着ている。そしてついでにこゆきを抱っこしているフブキにもハサウェイの想い人であったクェスの普段着のコスプレをしてもらってる。
「な、なんだか恥ずかしいね……///」
「そんな事ないよフブキちゃん、こゆきちゃんと揃って可愛いよ♪でもなんでそんなガンダムのキャラのコスプレなんて持ってたの?」
「そ、それは………べ、別に良いじゃんそんなの!///」
(あ、これ絶対フブキ夜のお楽しみに使ってるな……)
顔を赤らめて恥ずかしがるフブキを見てコスプレ用の服の意味を察するミオ。そして撮影が始まりフブキがこゆきとΞを抱えるとこゆきは興味があるのかΞをペタペタと触っていた。
「よっし、これでバッチリ!そんじゃあ次はヒナの番だよ♪」
「オッケー♪それじゃあヒナのガンプラはこれ!ペーネロペー!そしてコスプレはアムロだよ~♪」
「あいぅあー」
『HG ペーネロペー(マオ仕様)』
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイに登場するΞガンダムと同じ第五世代のMS。ペーネロペーとはフライトユニットという装備を装着した時の形態で本来のガンダムとしての名前はオデュッセウスガンダムである。今回はマオ仕様という事で黒のメタリック塗装を施されている。
そしてそんなマオが着こんでいるコスプレは、何故か初代の主人公アムロ・レイの連邦の制服だった。
「……ねぇヒナちゃん?なんでペーネロペーなのにアムロなの?ウチも何故かシャアの軍服だし」
「うーん、実はヒナ閃光のハサウェイまだ見れていないからこのペーネロペーに乗ってるのがレーンっていう以外知らないんだよね~」
「あれ?珍しいね、ヒナなら真っ先に見そうな感じなのに?」
「それなんだけど去年は見たいアニメが沢山あったしライブとかもあって全然見に行けなかったんだよぉ~」
他に見たいアニメがあったり多忙なスケジュールのせいでハサウェイを劇場で見る事が出来ず泣いてしまうヒナ。流石売れっ子なだけはあるが、本人にとっては大好きなアニメを見れないのはやっぱりキツいようだ。
ともあれ早速写真撮影スタート。マオもミオに抱っこされてる最中ペーネロペーが気になるのかペタペタと触っていた。それにしてもアムロ赤ちゃんを抱っこするシャアママ、何ともシュールである。
「それじゃお互い写真を撮りあったという事で、早速T○itterに投稿してもらいましょう♪」
「「はーい♪」」
無事撮影を終えてフブキとミオはそれぞれ自分のTw○tterに写真を投稿、これより一時間様子を見て反応を待つ事になる。
―一時間後―
「一時間経過~!それじゃ早速結果見てみよう♪」
「フブキちゃんミオちゃん、どうなってるか見せてもらって良い?」
「はーい♪それじゃミオ、準備は良い?」
「ウチは何時でもいーよ♪そんじゃあ、いくよー?」
「「せーのッ!」」
二人は同じタイミングで投稿した写真のいいねを確認する。結果は………
フブキ
38624いいね
ミオ
29580いいね
「んと、私が三万八千でミオが二万九千だから、この勝負ヒメちゃんの勝ちだね」
「イエーイ!ヒメが勝ったぁ~♪」
「ウソぉ~?!なぁんでぇ~!?」
圧倒的な差をつけられヒナは半泣きで崩れ落ちていく。やっぱり相当自信があったのか負けた事に納得してないようである。
「えーと……多分ヒナちゃんが負けた理由はコスプレのせいかな?リツイート見ても『可愛いけどなんでアムロとシャア?』って声が多いもん」
「確かにペーネロペーと関係ないもんね」
「そんなぁ~……」
確かにミスマッチなコスプレをチョイスしてしまった為かコメントも?でいっぱいだった。これは完全にヒナのチョイスミスである。
「へへーんだ!という事でヒナ、やっぱり一番可愛いのはこゆきちゃんという事で決定ね♪」
「うわぁ~ん!それでもマオちゃんが一番可愛いもん~!」
ヒメが勝ち誇るもやっぱりマオが一番可愛いと半泣きで主張するヒナ。そんな二人を見てフブキとミオはお互い好きならそれで良いんじゃない?と言って落ち着かせるのであった。
しかし、この時皆気づいてなかった………
「あうぅ……あっやぁ♪」
フブキに抱っこされながらΞガンダムを見てこゆきが初めてニパッと笑っていたのであった。どうやらこゆきも親譲りなのかガンダムを気に入ったようである、将来が楽しみだ。
―オマケ―
「うわぁ~フレアの赤ちゃんちっこくて可愛いなぁ~♪」
「もうノエルってばずっと抱っこしっぱなしじゃん、ほらそろそろ返してな~?」
「あーん、赤ちゃ~ん……」
ヒメヒナの勝負から三日後、フレアが遂に出産を迎え、半日程の奮闘を終え漸く赤ちゃんが産まれた。今回もまた女の子で、これで五人目の赤ちゃんとなる。本当に賑やかになってきたな。
「それにしてもフレア、お前子供の名前『カガリ』って……絶対不知火(シラヌイ)から連想してつけたろ?」
「あはは……まあそれも少しあるんですけど、アタシのフレアって名前も火に関する名前だし、それにこの子が将来誰かを照らす篝火になってほしいなって思って……ダメでしたか?」
「いや、ダメじゃないさ。それにちゃんとした理由があって安心したよ、これからもよろしくなフレア、カガリ」
「……うん、ありがとね玲二さん、これからもずっとよろしくなぁ♪」
新しく産まれたカガリを抱っこしながら笑顔を見せてくれた。そしてこの日をきっかけにフレアも俺に対して敬語ではなくなってくれたのであった。
はい、という事でヒメヒナによる赤ちゃんコスプレ対決でした!
そしてフレアにも第一子カガリが産まれこれで五人目!今後は更に賑やかになっていきますね~♪
次回はなんと………佐々木家全員集合します!気長にまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!