今回はクロとみしろのお話です。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
「………………………………」
「………………………………」
「………………おい、これどうしたら良いんだよ?」
「さ、さあ……………?」
子供達も寝かしつけちょこやミオに子守りを任せ昼飯を食べる為にリビングにやって来たんだが……なんだこの空気?テーブルの所にクロとみしろの二人がいるが、明らかに機嫌が悪いのが目に見えて分かるんだが?え、一体何があったんだ?
「な、なあ二人とも、一体どうしたんだよそんな機嫌悪そうに……?」
「……………玲二、お前それ本気で言ってんのか?」
「…………ご主人様ならみしろ達がどうして怒っているのか分かると思ってたんですが、そうですか分かりませんか」
……………ヤバい、何に対して怒ってるのか分からんがこいつ等の機嫌が思った以上にヤバい。一体なんて言えば正解なんだよ?誰か頼むから教えてくれ。
「え、えーっと……ふ、二人ともそんな黙ってたらレイくんも分からないと思うし、何があったかだけでも「フブキは黙ってろ」……はい」
「……まあでも確かにフブキさんの言い分もごもっともですし、仕方がないので何も分かっていただけてないご主人様に一からご説明して差し上げてやります」
「な、なんかすげぇ毒のある言い方だな……」
本当に俺なんかしたか?全く身に覚えがないんだが……
「……なら聞こう玲二、お前私達がこのホロライブタウンに移ってから最後に私と会話したのは何時だ?」
「え、最後に会話………そういやこっちに移住してからクロとあんまり一緒にいなかったような……」
「そうだ、私はこのホロライブタウンに移ってからは玲二、お前と一緒に過ごした時間は極端に少なかったんだ。確かに私の仕事が忙しかったのもあるが、それでも私も玲二の妻だからお前からデートなり食事なりを期待していたのに、お前は私に対して何にもしてくれなかったよなぁ?」
「あ………」
………そういや以前あくあが部屋から出てきたクロが物凄く機嫌が悪かったって言ってたな。けどあの時はこゆき達の子育てとホロライブでの仕事もあったし、クロもモデラーとしての仕事があって忙しそうだからそっとしておこうと思ってたんだがまさか逆効果だったとは……
「そしてご主人様、貴方様はみしろが最後に身の回りのお世話をしたのは何時か覚えてますか?」
「え…………あれ?そういやみしろって最後に掃除とか洗濯してくれたのって何時だったか?先月……いや二ヶ月くらいか?」
「昨日です」
「………………え?」
「………やっぱり全然気にしてなかったのですね?みしろは昨日も一昨日も、ご主人様が家にいる時は身の回りのお世話をさせて頂きました。にも関わらずご主人様は他の娘や子供達に気を取られ生返事で返すばかり。あれですか?ご主人様にとってみしろは身の回りのお世話をする便利屋程度の存在ですか?」
そ、そうなのか?!いやまあ確かに子供達のお世話とかで忙しい時もあったけど幾らなんでもみしろの事に気づかないなんて……!?
「……レイくん、確かにみしろちゃんずっとレイくんの身の回りのお世話してたよ」
「ウソォッ?!」
「うん……けど流石に全く気づいてないなんて酷いんじゃない?これじゃみしろちゃんが可哀想だよ」
「良いんですよフブキさん、ご主人様にとってみしろは気づいたら身の回りの片付けをしてくれる程度の便利な召し使いぐらいにしか思われてないっていうのがよく分かりましたから」
―グサッ!―
「…………済まないクロ、みしろ。お前達の事何も気にかけてやれなくて………こんな俺なんてお前達の夫になる資格なんてないよな………」
「え?!あ、あのご主人様?何も其処までは言ってないのですが……?」
「良いんだみしろ、それにクロも……お前達もこんな俺に愛想が尽きただろ?俺なんかよりも他に良い人が沢山いるんだから俺なんて忘れて他のところに行きなよ………」
「いや其処までは思ってねぇよ?!おいフブキ!玲二の奴一体どうしちゃったんだよ?!」
「あー……レイくんって自分が許せなくなると超ネガティブになるんですよね。此処数年はそんな事はなかったんだけど、こうなると落ち着くのに結構時間が掛かるんですよねぇ………」
なんかフブキが言ってるみたいだけどもう良いよ別に………こんな仕事とガンプラしか取り柄のないダメ男なんて見限って違う男のところに行った方が皆幸せになれるって………
「ああもう玲二!私達は何も其処まで責めるつもりはねぇんだよ!確かに仕事が忙しくてイライラしてたけど、別にお前の事が嫌いになったりなんてしねぇから!」
「そうですご主人様!みしろもご主人様に構って頂けなくて少し意地悪してしまいましたが、みしろにとってご主人様以上の殿方なんていないのですからそんな事言わないで下さいまし!」
「良いんだ二人とも、二人の気持ちを理解出来なかったこんな俺なんて「だから落ち着けって!私達はお前にお詫びしてくれればそれで良いんだから!」お詫び?なんだ、首を跳ねたら良いのか……?」
「そんな事誰も望んでません!!みしろ達はただ、ご主人様とお出かけして頂ければそれで良いのです!」
お出かけ?そんなんで許してくれるのか………いや、それだと俺が許せねぇんだよ。
「お出かけ……それだけで良いのか?もし他に何かしてほしいなら遠慮なく言ってくれ、欲しい物があるなら買ってやるし、殴られろって言うなら甘んじて殴られるから……」
「だから其処まで言ってねぇって言ってんだろ!私達は本当に一緒にデートしてくれたらそれで良いんだよ!」
「それ以上そんなめんどくさいネガティブモード見せるつもりならみしろ達本気で怒りますよ!」
「ご、ごめんなさい……」
ヤバ……みしろに怒鳴られて少し落ち着いたけどまた自己嫌悪になっちまったみたいだな……はぁ、俺ってなんでこんな……いや、もう止めよう。これ以上自己嫌悪になってたらまたみしろに怒鳴られてしまう。
「ま、まあ二人がそれで良いって言うなら喜んでデートするけど、今から行くのか?」
「まさか、私達にだって準備しなきゃいけない事もあるから今日は無理だ。だからデートは明日の朝からにしようと思うんだ」
「明日はご主人様も何もご予定はなかった筈ですのでよろしいですよね?」
確かに明日は一日中フリーだから全然大丈夫だ。本当はハヤトか刀也辺りと久々にスポーツでもしようかと思ってたけど、今は二人と出かける事が大切だな。
「ああ問題ない、なら明日の十時に街へと出かけるか。私はそれまでに仕上げなきゃいけない作品があるから部屋に戻る」
「みしろも明日に備えて準備させて頂きます、それでは失礼します」
そう言うと二人はそれぞれ自分の部屋へと戻っていく。それにしても二人には本当に悪い事してしまったな……明日はうんと楽しませてやらないとな。
「フブキすまん、明日は一日中出る事になったわ」
「良いんですよレイくん、それよりも明日はクロちゃんとみしろちゃんを沢山楽しませてあげて下さいね。それとデートが終わっても二人の事もしっかり大切にしないと私達も怒りますからね」
うッ……肝に銘じます。まあ兎に角明日は二人とのデートだ、今の内に着ていく服でも考えておこうかな?
―翌日―
「………同じ家に住んでるのにわざわざ待ち合わせする必要あったか?」
今時刻は午前九時四十五分、俺は一足先にホロライブタウンの街中の噴水広場にいる。というのも朝になってみしろが折角のデートという事だからそれらしく待ち合わせをしたいという事なので俺が先に噴水広場に行ってくれと言われたのだ。確かに雰囲気は大事かもしれんがわざわざ待ち合わせする必要なんてないような気が……?
「お、お待たせしましたご主人様……///」
「ん、来たかみし……ろ……?」
………いやびっくりしたな。何時ものメイド服ではなくてまさか白と淡いピンクのワンピースとは、清楚なみしろがより美しく感じて思わず言葉が詰まってしまった。めっちゃ綺麗でずっと見ていたいと思ってしまうほど可憐で見惚れてしまったわ。
「あ、あの、ご主人様?そんなにじっと見られると恥ずかしいですわ……///」
「あ、あぁすまん!つい綺麗で見惚れてしまった」
「そ、そんな綺麗だなんて……♡///」
「おい玲二、みしろばっかりじゃなくて私の方も見ろよ?」
みしろに見惚れていると今度は後ろから声をかけられ、振り向くと其処には黒いジャケットに赤いシャツを着てワイルドな感じのクロがいた。いやはや、こっちはこっちでなんだか新鮮だな。
「どうだ玲二、私もなかなか良いだろ?」
「あぁ、何時もと違うワイルドさがあってよく似合うな」
「フフン、当然だ///」
クロは清ました表情をするが顔が赤くなってるのと尻尾を振ってるので照れてるのが一目瞭然で分かる、なんだか可愛いな今日のクロは。
「さて、三人とも集まった事だし早速行くか。最初は何処が良い?」
「それでしたらまずは本屋に行きませんか?最近ちょっと読みたい小説があったので買いに行きたかったんです」
「フム、私も少し読みたい本があるから丁度良いな」
「ん、ならまずは本屋に行くとするか」
こうして始まった三人デート、まずは街の外れにある本屋へと向かう事にした。久々のお出かけだから楽しみだ。
―本屋 富士―
「いらっしゃいませ~って佐々木さん達じゃないですか?クロちゃんとみしろちゃんもいますし、もしかして三人でデートですかぁ~?」
「ああ、久々に三人で出掛けようってなってな。それにしても久しぶりだな富士」
本屋に到着し中に入ると店主である自称君の心の応援団長『富士葵』が笑顔で出迎えてきた。こいつとはそらも一緒に歌ってみた動画を出してたりとホロメンとも結構仲の良いアイドルだ。最近はこの店を任されているみたいでこの店を拠点にアイドル活動をしているようだ。
「そーだったんですね?それならゆっくり見てって下さい♪葵は奥の方で動画撮影してるので会計の時に声掛けして下さいね~」
「おいそんなんで良いのか店主?まあ取り敢えずお目当ての本でも探すか」
「はい、それではみしろは小説コーナーへ」
「私は雑誌の所に行くから」
そう言って二人ともそれぞれ自分の欲しい本があるコーナーへと向かっていったから俺も欲しい本探してみるか。多分あるとは思うんだが……
―十分後―
「よし、見つかって良かった。二人とも、欲しい本は見つかったか?」
「はい、無事に見つける事が出来ました♪」
「私も欲しいのが見つかったぞ♪」
へぇどれどれ……みしろ、結構渋いな西村○太郎の十○川警部シリーズって。確かに面白いけどさ……そんでクロはホ○ージャパンか、前にあった編集者のやらかし以来見てなかったけどクロは見てるんだな?やっぱり他のモデラーが作った作品とか見て参考にしたりするのか?まあ二人の選んだ物にとやかく言う必要はないか。
「そっか、なら俺が払うから二人とも本を渡してくれ」
「え、宜しいのですか?」
「ああ、折角のデートなんだし今日の支払いは全部俺が持つさ」
「そうか、なら遠慮はしないぞ。ところで玲二は何の本を買うんだ?」
ん?俺か?俺はこれだ、KAD○KAWAから出てる漫画『HGに恋するふたり』だ。アラサーのOL神崎さやかと16歳の女子高校生高宮宇宙が織り成すガンプラ日常コメディ漫画だ。作画も良いし女性がガンプラ作りをするという作品も珍しくまた面白い。現在四巻まで出ているので気になる人はお近くの書店、または電子コミックでチェックしてほしい。
※唐突の宣伝申し訳ありません。
「ああその漫画か、確かに面白いもんな」
「そんなに面白い漫画なんですか?ご主人様、今度見せて頂いても宜しいでしょうか?」
「ああ、読み終わったら何時でも貸してやるよ。という事でおーい富士、これ会計頼「辛ぁ~い!もう無理無理食べられんって!」「頑張ってキクノジョー!ほら後ちょっとだから!」………何やってんだ一体?」
この声からしておそらくは激辛料理系の動画らしいけど、なんで客いるのに激辛料理食ってんだよ?そしてそんなの良いから早く会計してくれよ。
―ゲームセンター OMEGA―
本を買い終えた俺達は次に街中にあるゲームセンターOMEGAへとやって来た。此処は最新のゲームからレトロゲームまで充実してるからホロメンは勿論他の事務所のアイドル達も結構遊びに来ているのだが……この店の店長の趣味の影響か半数近くは音ゲーなんだよなぁ。その店長というのが……
「あ、佐々木さんお久しぶりだね~♪どもども、おめがってる?おめがシスターズのおめがレイと」
「おめがリオでーす♪」
この二人、『おめがシスターズ』の『おめがレイ』と『おめがリオ』の双子アイドルである。こいつ等歌声は良いんだが性格がかなりクレイジーで姉のレイは重度のオタクで俺と同じガンプラもそうだが遊戯王のカードやポケモン等も広く手を出している。対する妹のリオは姉と正反対でガンプラや遊戯王には殆ど興味はなく知ったかぶりをしたりする傾向がある。
「それで佐々木さん、今日は何のゲームをしに来たんですか?特にないなら久々にビートセイバーで勝負しません?」
「いやそれお前の得意分野だろ、一回も勝てた事ねぇし。今日はクロとみしろと一緒にあれをやりに来たんだよ」
そう、俺達の目的は沢山あるゲーム筐体の中から前の方に置いてあるゲーム『機動戦士ガンダムEXTREME VS2 XBOOST』をやりにきたのだ。このゲームは歴代のガンダム作品のMSが世界の垣根を越えて戦いあうというアーケードならではの白熱したバトルが楽しめるEXTREME VSシリーズの最新作である。因みに俺達は家でたまに旧版の移植である『EXTREME VS.マキシブーストON』をよくやっており、一番上手いのはおかゆで使うのはユニコーンである。
「それじゃあ何時ものように二対二のバトルでやるか。おめがレイも一緒にやるか?」
「お、良いね~♪組み合わせはどうしよっか?」
「そうですね、本音を言えばご主人様と一緒が良いですが此処は後腐れなくじゃんけんで決めましょうか?」
「そうだな、では勝った者同士と負けた者同士で組むとしよう。その後でメンバーを替えればいいだろう」
「よし、それじゃあメンバー決めて早速やるか」
こうして俺達は二時間程メンバーを替えながらバトルを楽しんでいた。途中おめがリオも興味を持ったのか参戦してきたがやっぱり初心者だったからボコボコにやられていたな。戦績としては俺の勝率は八割ってところか。そして一番負けてたのは……
「……………………」
「クロ、結局殆ど勝ててなかったな」
「初心者のリオさんにも一回落とされましたしね」
「う、うるさい!そもそもアーケードは苦手なんだよ!」
そう、意外にも強そうなクロだった。まあクロは家でやってる時も下から数える方が早いくらいEXVSシリーズは弱い。と言うのも結構単純な動きしかしてこないので標的になりやすいのだ。因みに一番弱いのはういさんであり、今までの撃墜数は驚異の0である。
「ほらクロそんなにふてくされないでくれよ、この後のレストランで好きなの食べて良いから、な?」
「うぅ~……だったらハンバーグが良い」
「了解、それじゃあみしろもそれで良いか?」
「ええ、構いませんわ。それではレイさんとリオさん、また近い内に遊びに来ますね」
「うん!今日はすっごく楽しかったぁ♪また今度遊ぼうね~♪」
「次は絶対リオが勝ぁつッ!」
そうかい、それならまず自分の使ってる機体の名前を覚えな。何度も変な間違いしてたし、何だよエクレアとかジャスティンって?エクシアとジャスティスだっての。
―ホロプラ―
食事を終えクロの機嫌も直ったので俺達はデートの締めくくりとしてホロプラへとやって来ていた。どうやら二人とも欲しいガンプラがあるみたいなので今日はそれを買って後日三人で組む事にしたのだ。さて、一体何を買うのやら?
「いらっしゃいなので……あ、玲二さんにクロちゃんにみしろちゃん、こんにちはなのです♪」
「ああ、と言っても朝普通に一緒に飯食ってたけどな。ってかそれよりもなんだこの在庫の山は?」
「これですか?何でか分からないのですが発注した物以外にも大量に流れて来たんですよね」
ホロプラに入った瞬間びっくりしたのは在庫の数が三倍近く増えていた事だった。一体何が……そういや最近問屋が転売行為を行っていてガンプラのメーカーが本気の声明文を出したらいろんな所の在庫が潤ってきたって話があったな?まさかこれ、そんな問屋から回収した物なのか?よく見たら在庫の中に青ロゴじゃなくて旧赤ロゴのヤツが混じってるし。
「やはり一部の問屋が横流しをしていたという噂は本当だったのか……?」
「ええ、しかもこのようないきなりの流通量を考えると、あの噂が本当ならば一部というよりは殆どの問屋が関わっていたかもしれませんね………」
全く、金儲けに目が眩んだのか知らんがこんな小売店やメーカー、それに俺達消費者を裏切る行為を平然とするなんて何考えてんだろうな?まあT○itterで堂々と転売価格で売ってたと言ったあの自称小売店以外は本当にやってたかは知らんけど?
「まあそれは良いとして早速選ぶとするか。るしあ、まだ購入制限とかってあるのか?」
「いえ、あの一件以来この島で転売行為を働く輩はいないし、こんなに沢山あっても捌けないので購入制限は解除してるのです」
「お、それなら私はこれ等をまとめ買いしようか♪」
「ではみしろはこちらを……」
なんだ、もう買うの決めてたのか?えっとクロは……成る程『ドム』か。確かに購入制限がないならこれは三機は欲しいもんな。そしてみしろは……これはまたみしろにしては珍しい、『エクシアダークマター』か。
『MG ドム』
『機動戦士ガンダム』に登場したジオン軍のMS。他のジオン系のMSに比べて重厚な装甲なのと豊富な武装が特徴で、更にこのMGのドムは過去に出たMGよりバージョンアップして登場した物である。因みに三機揃えばアニメのジェットストリームアタックを再現出来る。
※再現するには財布には優しくないのでよっぽどお金に余裕ある人でなければオススメ出来ません。
『HG ガンダムエクシアダークマター』
『ガンダムビルドファイターズ』に登場するガンプラファイターの頂点に君臨する『三代目メイジン・カワグチ』が使用したエクシアの改良型。元は『ガンダムアメイジングエクシア』という機体だったのだがとある事情で洗脳されてしまい青と白のボディが真逆の赤と黒のボディに変更され戦い方も非道な物に変わっていた。
「おぉ~♪ドムが三機揃うなんて、何年後になるのかと思ってたらこんなにも早く手に入るとはなぁ♪」
「みしろもアメイジングエクシアは既に持ってたので対になるダークマターが欲しかったのですが、漸く手に入れる事が出来ました♪」
「そっか、なら一応レジに預けておいてくれ。俺も何か買おっかな……あ、これは……」
俺は沢山あるガンプラの中でたった一つだけポツンとあったガンプラを見つけ手に取る。まさか、こんなキットが残ってたなんてな……
「あ、それたった一つだけしか送られて来なかったガンプラなのです」
「ほお、懐かしいガンプラだな?」
「ええ、みしろも新品を見るのは初めてですわ」
「そうだな、まさか『エクストリーム』があるとは……」
『HG エクストリームガンダム』
『機動戦士ガンダムEXTREME VS.』に登場したオリジナル機体。ex-という人工知能が操縦しており、その目的は対峙する相手に極限の絶望を与える事である。究極の名を持つこのガンダムは歴代の主人公機の見た目を融合させたシンプルなデザインとなっている。
「あれ?でも確か玲二さん家の積みプラにこれの限定版ありませんでしたっけ?」
「確かに、そちらがあるのでしたらわざわざこちらはいらないのでは……」
「………いや、急になんだけどちょっと作ってみたい事を思い付いた」
「作ってみたいって……それってつまり?!」
「ああ……このエクストリームをベースに俺のオリジナルガンプラを作ってみたいんだ」
俺が求めるオリジナルのガンプラ。今までは軽い改造やプロポーション変更程度しかしてこなかったが、このエクストリームを見て俺も新しいステップに進みたくなったんだ!
「今までの制作と違って結構大掛かりになるかもしれない。けど俺はそれでもこいつを改修してみたいんだ。クロ、みしろ、お前達も手伝ってくれるか?」
「ええ、ご主人様のお望みとあらばこのみしろ、何処までもお手伝い致します♪」
「ふん、そんなの言われなくなたって手伝ってやるさ。なんたって私はお前の嫁なんだからな♪」
「るしあも出来る事があれば協力するのです!玲二さん、皆でこのエクストリームを格好良く仕上げましょう♪」
「皆……有り難うな」
これから俺の、俺達の大掛かりなエクストリームの改造が始まる。どれ程の期間がかかるか分からないが、それでもこれは絶対に完成させてみせる!だから皆、これからも宜しくな!
こうして始まったエクストリームガンダムの大改造計画。果たして玲二はどのようなオリジナルガンプラを作り上げるのだろうか?それはまだ、誰も知らない……
―オマケ―
「ふぅ、すっかり遅くなってしまったな」
「あ、あぁそうだな……///」
「そうですね……///」
?二人ともどうしたんだそんな恥ずかしそうにモジモジして……まさか?
「な、なあ玲二。今日はデートの最後に、その……あ、彼処に行きたいんだが……///」
「彼処?………マジか」
クロが指差した場所、其処はなんとラ○ホだった。普段そんな所に行こうなんて言わないクロが顔を赤くして言うという事は……
「………もしかして、二人してあれか?」
「はい……どうやら発情期に差し掛かったようです///」
「流石に家だと子供達がいるからあんまり激しく出来ないし……ダメか?」
「……いや、ダメじゃないさ。でもその前にフブキ達にも連絡しないとな」
やっぱり発情期か。獣人族は普段こそ普通の人間と変わらないが動物と同じで発情期になるとソワソワして落ち着かなくなるのだ。こうなったらその日は満足するまで相手をするしかない、まあ悪い気はしないけどな。
「それではご主人様、不束者ですが宜しくお願いします……♡」
「フフ、今夜は寝かせんぞ玲二♡」
「ハイハイお姫様達、仰せのままに」
その後三人はラ○ホに入り夜が明けるまで何度も何度もハッスルし続けた。そしてその数ヶ月後、二人の懐妊が確認されるのはまた別の話である……
はい、という事でクロとみしろとのデート回でした。しれっと他のVtuber出したり軽い宣伝してましたが特に深い意味はありません(笑)
次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
次回…… 『玲二、敵現れる』