ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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昨日買った中で個人的に一番の収穫はHGUCのボールツインセットとライトニングゼータの二つでした♪これで積みプラ90個到達……頑張って今年中には作り上げたいですね(汗)

今回は玲二の力のせいでまさかの事態に……?!
最後まで読んで頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第57話『ホロライブ ビルドダイバーズ』

「……………なんでこんな事になったんだ?」

 

「あ、あはは……なんででしょうね?」

 

「………それより、この後一体どうするつもりだ?」

 

「あ、あぅ~♪」

 

………本当になんでこんな事になっちまったんだ?俺達確かライブイベントが終わって帰ろうとしてた筈だよな?なのになんで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈GBN新イベント、グランドバトルロワイヤル開催中!最強のエースの称号を手にするのは一体誰だ!?〉

 

………本当に、なんでこんな事になっちまったんだろうか?俺は目の前に浮かぶ“この世界”のイベント告知を見ながら深くため息を吐いた。

 

「そもそもフブキが早く帰りたいから玲二の瞬間移動を使おうとか言わなければこんな事にはならなかったんじゃないか?」

 

「だ、だってこんな別世界の、それも『ビルドダイバーズ』の世界に飛ばされるなんて夢にも思わなかったんだもん!!」

 

「まあそうだよなぁ、今までこんな事一度もなかったのになんでこんな事になっちまったんだろうな?」

 

そう、今俺達がいるのはGBN、正式名ガンプラバトルネクサスオンラインのメインエリアにいる。つまり此処はアニメ『ガンダムビルドダイバーズ』の世界というワケだ。何故こうなったかというと、フブキとはあととまつりの1期生三人のライブイベントが終わり俺と付き添いで来たクロと一緒に皆で家に帰ろうとしたのだがフブキが

 

「どうせ帰るならレイくんの瞬間移動で一気に帰りましょうよ♪」

 

と言ってきたので何時ものように転移したのは良いが、何が原因かは知らないが家ではなくこの世界に皆して飛ばされてしまったのである。

 

「ほらこころ、あっちに可愛い動物達がいまちゅよ~♪」

 

「あうぅやぁ~」

 

「良いなぁはあちゃま、まつりも早くこの子と一緒に遊びたいなぁ」

 

はあととまつりに至っては既にこの世界を満喫し始めてるし……しかもまつりよ、いつの間にそんなハロ型の帽子なんて手に入れたんだ?

 

「はぁ、これからどうすりゃ良いんだ?戻ろうにも力を使いきったのか全然転移すら出来ねぇし……」

 

「そうですねぇ、せめて少し休める所があれば良いんですが「ちょっと其処の君達ぃ?」え?」

 

「君達もしかして初心者かな?それだったらさ、俺達とチーム組んでこれから一緒に遊びに行かない?」

 

な、なんだこいつ?もしかして、俺達の事プレイヤーと勘違いしてるのか?てかそりゃそうか、この世界にいるって事はダイブしたプレイヤーか電子生命体であるLダイバーしかいないもんな。まさかリアルから、それも別世界の生身の人間が此処にいるとは誰も考えつかないだろうな。

 

「い、いえ私達結構ですので……」

 

「うぅ~……」

 

「そんな事言わずにさぁ~。てか赤ちゃん?まさか本物……なワケないか、赤ん坊がGBNにログインなんて聞いた事ねーし。それにしてもすっごいリアルだなぁ」

 

―ヒョイッ―

 

「あぁッ!?こゆきッ!」

 

目の前の男はフブキからいきなりこゆきの首根っこを掴み手荒に触りまくっていく。こいつ、ゲーム内とはいえモラルはないのか?!しかもこゆきは……

 

「ふぇ……………びゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

「うわッウッセェッ?!何なんだこのガキッ?!」

 

「ッ!?」

 

男は急に泣き出したこゆきをフブキに向かって放り投げやがった!こいつ、絶対許さねぇ……!!

 

「な、何なんだよこいつ?此処まで赤ん坊をリアルに作らなくても良いだろ「おい」ん?なんだおま……」

 

―ドゴオォッ!!―

 

「ぶへらぁッ?!」

 

俺は目の前の男の顔面におもいっきり拳を叩き込んだ。殴られたショックで男は吹っ飛び周りも何事かと騒ぎ立ててるが知ったこっちゃない。

 

「は、ハァ?!な、なんれおれなぐられ……てかまひでいへぇッ?!どうなっへるんだよほれ?!」

 

「……おいお前、よくも俺の娘を泣かせ、挙げ句に雑に投げつけやがったな?ゲームだからといって何やっても許されると思うなよ。てめぇみたいな奴は絶対に許さねぇ……二度とこのゲームにログイン出来ねぇ身体にしてやるから覚悟しろよなぁ?!」

 

「ひ、ひいぃぃぃぃぃぃッ!?」

 

「れ、レイくんもう大丈夫ですから!もうこゆきは大丈夫ですしそんな奴の為にレイくんが殴る必要なんてないですから!!」

 

「グスッ……ぱーぱぁ……」

 

………チッ!本当だったら再起不能になるまでぶん殴ろうとしたがフブキとこゆきに止められたら止めるしかないだろう。

 

「……おいクズ、今回はフブキが止めたからもうこれで勘弁してやる。だから二度と俺等の前に姿見せんな!分かったらさっさと失せろッ!!」

 

「は、はひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!」

 

俺が威圧すると男は慌ててログアウトしその場から消え去っていった。クソッまだこの苛立ちが収まりそうにないが……

 

「……すまんフブキ、皆が見てる前であんな事してしまって」

 

「ううん、レイくんのせいじゃないですよ。悪いのはこゆきの事を投げつけてきたあの男なんですから……それでもいきなり顔面パンチは良くないけど」

 

「全くだ、幾ら相手が悪くても手を出してしまったら玲二もあの男となんも変わらないぞ?」

 

「うッ……申し訳ない」

 

「うゆぅ……ぱーぱ、よちよち」

 

フブキとクロに怒られ頭を下げる俺にこゆきがそのちっちゃな手で俺の頭を撫でてくれる。こゆき、怖い思いをさせてごめんな……

 

「ねぇ玲二君!今何か怒鳴ってたけど何かあったの?!」

 

「ダーリン!何だか皆が騒いでいたけどどうしたの?!」

 

「あ、ああちょっとな……取り敢えずはもう大丈夫だから安心してくれ」

 

騒ぎを聞きつけたまつりとはあとも駆けつけ俺達の心配をしてたので、取り敢えずは大丈夫と宥めておく。周りももう興味が薄れたのか既に解散してそれぞれの場所に戻っていった。其処に……

 

「あらぁ、其処のお兄さん達災難だったわねぇ?」

 

「ん?………え?!あ、あんたは……!?」

 

「え、嘘?!なんでこの人が……?!」

 

「?どうしたのかしら?もしかして、私の顔に何か付いてた?」

 

いやそうじゃないけど、なんでこの人が……ってよく考えたら此処は『ガンダムビルドダイバーズ』の世界だったな?ならこの人が此処にいてもおかしくはないのか?と、兎に角何か返事を返さないと……

 

「い、いえ、まさか此処で有名なダイバーの方に会えるとは思ってなかったので……」

 

「あら、私の事を知ってるのね?嬉しいわぁ♪では改めて、フォース『アダムの林檎』のリーダーのマギーよ、よろしくねん♪」

 

そう、俺達に声をかけてきたこのオネェ口調の男はこの『ガンダムビルドダイバーズ』の世界において主人公達をサポートしてきた重要人物の一人『マギー』であった。思えばこの人はアニメ内でも主人公のリク達のサポートをするなど結構なお節介焼きだからこういったナビゲーター役も買って出てるんだっけ?

 

「ところで貴方達見たところ初心者っぽいけど……にしても随分リアルな姿ね?女の子四人の内三人のお腹がおっきくて妊婦さんみたいだし、こんな可愛らしい赤ちゃんもいるなんて♪」

 

「あい♪」

 

「あ、アハハ……それには事情がありまして……」

 

「事情?」

 

(……ねぇレイくん、どうしましょうか?マギーさんって本編でもすっごく良い人でしたし、私達の事話して見ません?)

 

(まてフブキ。そんな事言っても信じてもらえないかも知れんし、仮に信じてもらえたとしても私達が此処で関わる事で時系列によってはアニメの改変に繋がるおそれがあるぞ?)

 

(……だったらその辺も含めて一応確認してみるか。それに仮に此処の時系列がRe:Riseの後日談だったら俺達の事も信じてもらえるかも知れないしな)

 

「あの、マギーさん?こんな事聞くのも変かもしれないんですが、此処最近このGBNで何か大きな事件とかありましたか?」

 

「事件?そうねぇ……あまり詳しくは言えないけど、最近だとGBN全体を巻き込んだ大型のレイドイベントがあったわね。ほら、これがその時の映像よ♪」

 

………これは、アルスとの最終決戦の時の映像か。となると此処はRe:Riseの後日談という事で間違いなさそうだな。なら俺達の事を話してみるか。話してみてもし信じてもらえたなら何か手助けをしてもらえるかもしれないし、ダメだった場合はその時は俺達自身でなんとか元に戻れる方法を探さないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………成る程ねぇ。まさか異世界からの来訪者が来るなんて、本当にGBNは不思議な事が沢山起きるわねぇ」

 

「え?!まつり達の事信じてくれるの!?」

 

「そりゃ信じるわよ。だって私達の事も細かく説明してくれたし、何より貴方達のその姿……まあ其処の子猫ちゃん達のお耳と尻尾を除けばリアル過ぎる見た目だもの。それに、貴方達のそのまっすぐな瞳を見たら嘘を言ってないのはよく分かるわ♪」

 

「いや私とクロちゃんは狐なんだけど……」

 

良かった、どうやら信じてもらえたみたいだ。だが問題はこれからだ。俺達はこの世界では頼れるものが何もない。だからせめて元の世界に戻るまで少なくともフブキ達が安全に過ごせる所を紹介してもらえれば良いんだが……

 

「そうねぇ……うん、それならリッ君達に相談してみましょうか?あの子達ならきっと協力してくれると思うわ♪」

 

「え?リッ君……それって、ビルドダイバーズのリクの事ですか?!」

 

「あら、其処まで知ってるのね?それなら話は早いわ、早速リッ君達のフォースネストへと案内してあげるわ♪」

 

マジか、誘ってもらえるとしてもてっきりマギーさんのフォースネストに招かれるかと思ってたがまさか最初の主人公のいるビルドダイバーズのフォースネストに連れてってもらえるとはな。これはアニメ見ていた身としては物凄く興奮するぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ビルドダイバーズ フォースネスト―

 

「着いたわ、此処がリッ君達のフォースネストよ♪」

 

「うわぁ~♪凄く綺麗~♪」

 

「たやぁ~♪」

 

メインホールから転送された先は目の前に広がる青い海、そして眩しい太陽が照りつける明るい空。間違いない、此処はアニメでも見たビルドダイバーズのフォースネストだ!スゲェッ!まさか本当に此処に来れる日が来るとは!!しかも彼処にいるのは……!

 

「マギーさん、お久しぶりです!」

 

「お久しぶりです!」

 

「あらぁリッ君にユッキー、それに皆も久しぶりね♪」

 

「お、おぉ!本物のビルドダイバーズのメンバー……!」

 

「凄い!まつり達ホントにビルドダイバーズの世界に来たって感じがしてめちゃめちゃ興奮しちゃってるよ!」

 

フォースネストの拠点である船に近づくと其処にはかつてこのGBNを救ったビルドダイバーズのメンバーが勢揃いしていた。まさか本当にアニメのキャラ達とこうして会えるなんて、さっきまでの苛立ちが嘘のように消えていた。

 

「リッ君、この人達がさっき連絡した異世界からの来訪者よ♪」

 

「はじめまして、リクと言います。話はマギーさんから伺ってます。大変な目にあってるみたいだけど、俺達が精一杯サポートさせてもらいますのでよろしくお願いします」

 

「あ、ああ、佐々木玲二だ。こちらこそよろしく頼む」

 

俺はリクから手を差しのべられそのまま握手を交わした。そしてこれが、俺達の世界とこのビルドダイバーズの世界を繋ぐ架け橋の第一歩となるのであった。

 

 

 

 

―To be continued……―




はい、という事で玲二達の異世界転移回その1でした!なんだか長くなりそうだったので前編後編に分ける事にしました。次回は後編となりますのでまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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