今回はフブキとクロの視点です。最後まで見てイタダケタラ有難いです、ではどうぞ!
ビルドダイバーズの世界へとやって来て初めてのガンプラバトルを体験する玲二達。最初のバトルはまつりの操るブレイジングガンダムが見事モモの操るシャアズゴックを撃墜する事に成功した。そしてその頃……
―フブキ&クロ Side―
「ね、ねぇクロちゃんどう?動かせそう?」
〈な、なんとか歩くくらいは……そう言うフブキこそどうなんだ?〉
「だ、ダメみたい。動かせはするけど全然変形出来ない……」
私とクロちゃんは未だにスタート地点で四苦八苦してます……私はなんとか動く事は出来るようになったけど何故か変形だけ出来ない状況が続いてます。っていうかなんで変形出来ないんですか?!普通こういうのってコマンドみたいなのがあるんじゃないんですか?!大体なんで転送される前はファイターモードだったのにフィールドに転送それた時はビークルモードなんですかぁーーーッ?!
クロちゃんのディケイドもさっきから変な動きしかしてないし、なんで私達だけこんな事になるのぉーーーッ?!これじゃあ観客席でサラちゃんと一緒に見てくれてるこゆきとこころちゃんに申し訳ないよぉ~……
〈………フブキ、私の事は良いからお前はさっさと他の奴等の所に行け。お前は私と違って変形出来ないだけで動かせはするんだろ?〉
「え?でもそれじゃあクロちゃんが……」
〈良いんだよ、元より私はこういうゲームが苦手だしな。一緒に行ったって足手まといにしかならんし、お前は一人でも良いから相手のフラッグを探しに行け〉
「でも……」
〈良いから行け!こうしてる間にも相手がこの近くに来ているかもしれないんだ……!〉
〈そうね、そんな騒いでいたら簡単に居場所が分かるわ〉
〈「ッ?!」〉
し、しまった!?いつの間にか崖の上に相手の機体が!?あれは……SDの武者號斗丸!それにこの声はアヤメちゃん!やっぱりレンタル品でもSDなんだね。
〈本当ならもっと小回りの利くのが良かったんだけど、生憎SDタイプはこれしかレンタルがなかったからね。けど、やるからには容赦はしないよ!〉
アヤメちゃんがそう言うと號斗丸は崖から飛び降りディケイドへと攻撃を仕掛けていく。クロちゃんもいきなりの事で対応出来ずディケイドはもろに攻撃を受け吹っ飛ばされてしまった。
「クロちゃんッ!?」
〈グッ……!良いから早く行け!このままだと二人とも撃破されてしまうぞ!〉
「で、でも……〈早くッ!〉ッ!わ、分かったよ、クロちゃんごめん!」
クロちゃんに言われ私は急いでグラディオンを発進させ森の奥へ進もうとする。けど……
―ズキュウゥンッ!ドゴオォォンッ!―
「キャアァァァァーーーッ!!?」
突然グラディオンに向けて銃撃が放たれ直撃こそしなかったけど爆風に吹き飛ばされてしまった。今のって、遠距離からの狙撃?!という事はもう一人いるって事!?
―ズキュウゥンッ!ズキュウゥンッ!ズキュウゥンッ!―
「うわわ!?に、逃げないと!」
再び狙撃され急いでグラディオンを発進させていくけど、この狙撃技術かなり正確で避けるのが精一杯だよ!?一体誰……いや、これ程の狙撃技術を行うなんてビルドダイバーズには一人しかいない!けど今は避ける事に専念しないと!
「っていうかなんで本当に変形出来ないんですかぁーーーッ?!普通こういうのって変形する為のコマンドみたいなのってある筈でしょこうアニメみたいに………………アニメみたいに?」
………そういえばグラディオンの変形時も別にコマンドで変形しているワケじゃなかったよね?確かアニメではケント君が………そういう事かぁーーーッ!?
「ッスゥーーー………ウェブチェンジ!グラディオン、ファイターモードッ!!」
アニメのケント君のように私が叫ぶ!するとグラディオンはそれに応えるかのように変形を始めていく。やっぱり、変形コマンドがなかったのはアニメと同じ音声による変形だったんだ!そしてグラディオンはファイターモードに変形しフェイスマスクを展開し目つきが鋭くなっていく。これが、最強のウェブダイバーグラディオンのファイターモード!
「やった!やっと変形出来た!ようし、こっからが本当のバトルだよ!」
私はグラディオンを操縦し専用武器グランマグナムを構え狙撃ポイントと思われる場所に向かって銃撃を放っていく。
―バシュウッ!バシュウッ!―
〈わわッ?!撃ってきた!?〉
銃撃を放つと其処から1機のガンプラが姿を現した。あれは、ジム・スナイパーII!しかも声からしてやっぱりユッキーだった!
「ようし、変形出来たし姿も見えたからこっちのもんだよ!」
〈クッ……!けどまだ勝負は此処からだよ!このジム・スナイパーIIの力を甘くみないでね!〉
ユッキーはそう言うとそのまま空中でスナイパーライフルを構えて再び狙撃を開始する。けど姿が見えたらこっちのもんだよ!これが私、佐々木フブキの戦い方!
「ごり押しは正義じゃあぁぁぁぁぁぁいッ!!」
〈ええぇーーーッ?!つ、突っ込んできたぁッ!?〉
私はグラディオンのグランシールドを展開し構えながらジム・スナイパーIIへと突進していく。何発か被弾してるけど関係ない!そのままグランマグナムを変形させグランブレードを構えジム・スナイパーIIの目の前で大きく振り上げていく!
「これがグラディオンの必殺技!ブレイク・ザアァァーーーーンッ!!」
―ズバアァァァァァァァァァァァァァッ!!―
〈そ、そんなあぁぁぁぁぁぁーーーーーッ!?〉
グラディオンの必殺技、ブレイク・ザーンが見事にヒットしジム・スナイパーIIはそのまま地上へと落ち爆破されていった。よし!これで心置きなく探索出来る!クロちゃんの為にも早く相手のフラッグを見つけないと!
―クロ Side―
〈……貴女、動きが全然ダメね?折角そのガンプラ?の出来は良いのに操縦している貴女の腕が全然追いついてない〉
「………言わないでくれ、元よりアクションゲーム……というよりはゲームそのものがそんなに得意じゃないんだよ」
……だとしてもこのやられっぷりは自分事だけど笑ってしまう。さっきから全然攻撃も出来ないし一方的に號斗丸にボコボコにされてるだけ、これじゃあもうういの事バカに出来んな……
〈まあ、これも立派な真剣勝負だから悪く思わない事ね?それじゃ……〉
アヤメの言葉と共に號斗丸の刀が振り下ろされ万事休すな状況。確かに私はゲームが苦手だから足手まといにしかならないのは最初から分かっていた。けど、せめて玲二の為にも1機くらいは撃破したかったな………
《全く、この俺を使っておいてこんな無様な姿晒すとはな》
「……………………え?」
諦めかけていたその時、何処からか突然声が聞こえ、次の瞬間ディケイドは“独りでに動きだし”號斗丸の攻撃を回避した。え?い、一体どういう事だこれは?!
〈な……ッ?!急に動きが変わった?!〉
《……成る程、大体分かった。取り敢えずこいつを倒せば良いんだな?》
「な、なんだこれ?!急に操縦出来なくなって……ていうかこの声、まさか?!」
《お前はもう何もしなくて良い。こっからは俺が相手だ》
―ATTACK RIDE BLAST!―
いきなり操縦出来なくなったと思ったらディケイドが勝手に動きだしライドブッカーからカードを一枚取り出しネオディケイドライバーへと装填しライドブッカーをブラストモードに変形させ號斗丸に向かって無数の分裂弾を放っていく。
〈なぁッ?!な、なんなのこの攻撃!?というか貴女、なんか雰囲気変わってない?!〉
《そんな事はどーでも良い。それと、こんなんで驚くのは早いぞ?》
驚くアヤメに対しディケイドはそう言うと再びライドブッカーから一枚のカードを取り出しネオディケイドライバーへと装填していく。っておいまさかそれって……?!
―KAMEN RIDE EX-AID―
―マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!―
ベルトの音声と共に軽快な歌が流れ目の前にキャラ選択パネルが現れ、その中の一つを選択するとディケイドの姿がカラフルなゲームキャラのようなライダー『仮面ライダーエグゼイド』へと変化していく。やっぱりカメンライドか!?一体どうなってんだよこれ?!
〈す、姿が変わった?!〉
《ゲームにはゲームってな?そんじゃいくぜ!》
―ガシャコンブレイカー!―
Dエグゼイドはガシャコンブレイカーを出現させハンマーモードのまま號斗丸に突っ込み殴っていく。
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
〈キャアァッ!?な、何コレ?!急に動きが素早くなって―ジャ・キーン!―ッ!?〉
そしてガシャコンブレイカーのAボタンを押してハンマーモードからブレードモードへと変形させ直ぐ様Bボタンを10回連続で押してから號斗丸へと斬りつけていく。
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
〈キャアアァァーーーッ!?〉
Dエグゼイドの多段ヒット攻撃を受け號斗丸の鎧は砕かれ軽装形態になっていく。これは、最早戦いではなく一方的なイジメだろ…………?
《どうした、もう終わりか?なら、これで終わらせてやる》
そう言うとDエグゼイドはガシャコンブレイカーを投げ捨て再びライドブッカーからカードを一枚取り出していく。先程までのマゼンタの縁のカードとは違う黄色い縁にエグゼイドの顔のようなクレストが描かれているカード。このカードが意味するものは……必殺技ッ!
―FINAL ATTACK RIDE E・E・E・EX-AID―
ネオディケイドライバーの音声と共にDエグゼイドの足にコミカルなタッチの電撃が流れ、そしてそのまま高く飛び上がり號斗丸へとライダーキックを放っていく。
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Hit!―
―Great!―
―Perfect!!―
―ドゴオォォンッ!!―
〈キャアアァァーーーーーーッ?!〉
Dエグゼイドの必殺技、マイティクリティカルストライクが炸裂し號斗丸はそのまま何処かへと吹っ飛ばされていった。おそらくだが撃破出来たのか………ってそんな事より!
「お前!いきなり動き出して、一体何者なんだ!?」
《………通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ。ま、この世界での俺の役目は終わった。後はお前に任せる》
謎の声はそう言うとDエグゼイドは元のディケイドへと戻り動かなくなってしまった。い、一体何だったんだ今のは?もしかして、さっきのは本物のディケイド……門矢士だったとでもいうのか?!
突然起きた謎の現象にクロは混乱し頭を抱えるのであった。
―玲二 Side―
「………にしても随分広いなこのエリア」
〈ホント、でも良い景色ねダーリン♪本当ならこころも一緒に乗せてあげたかったけどね〉
「それは仕方ないだろ、こころはまだ首も据わってないんだからこんな揺れる操縦席になんて危なくて乗せれないからな」
俺達は今エリアの端の方にある草原地帯へとやって来ていた。周りには草木は勿論、キレイな花畑が広がっている。確かに此処は一度子供達と一緒に来てみたいな。もしこの世界と自由に行き来出来る手段が分かればいつか子供達を連れて散歩したいな。
「……………処ではあと、お前気づいているか?」
〈……えぇ、後ろから2機の機影、しかもさっきからずっと尾行してきてるわね〉
やっぱり気のせいではないか。かなり慎重に尾行していたみたいだがしっかりと気配は感じてた……いや、初めから気づかれるように尾行してたってところか。
「………そろそろコソコソしないで出てきたらどうだ?いるんだろリク?」
〈……アハハ、やっぱりバレましたか?〉
「よく言うよ、最初からバレるように尾行してたクセに。それにしてもお前のその機体、『ガンダムエクシアリペアII』か」
〈えぇ、玲二さんのその機体と戦うならやっぱりOOの機体が一番だと思って。これならレンタル品と言えど本気で戦えそうですから〉
俺達の目の前に現れたのは1機はリクの乗るガンダムエクシアリペアII、そしてもう1機は『ガンダムバルバトスルプスレクス』か。おそらくは、コーイチ辺りか?
〈玲二さん、はあとさん、初めてとはいえ手加減はしませんよ!〉
〈上等じゃない!はあちゃまとダーリンの力が合わさればあんた達なんてけちょんけちょんよ!〉
「ああ、俺達のガンプラの力、思う存分味あわせてやる!いくぞはあと!」
こうして始まった玲二とはあとペアのバトル。果たして勝つのはどちらか?そしてフラッグを手にするのはどちらのチームか?
―To be continued―
はい、という事でグラディオンとディケイドの戦いでした。こちらはどちらも良キットなので是非オススメしたいです♪まあグラディオンは20年前のアニメなので世代的に知らない人多そうですが……(汗)
次回はいよいよビルドダイバーズ編最後の戦いです!次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!