今回は前半はとあるスポンサーとのやり取りです。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
…………どうも、佐々木玲二です。俺は今スバルとちょこ、そしてルーナとぼたんの四人と一緒に本土にあるとある屋敷にやって来ていた。何故そんなところにやって来ていたのか?それは……
「では、此処に一億円があります。これで貴方達の子供を一人私共に買い取らせて下さい」
目の前にいる笑顔でふざけた事を抜かす夫婦と対談する事になったからだ。このふざけた内容に対し俺は勿論スバル達も決して良い顔はしていない。現在何故こうなっているのか?それは今から3日ほど前に遡る……
「…………はあ?俺達にお願いですか?」
「あぁ、そうなんだ。実は我々のスポンサーの一つである企業の社長夫婦がどうしても君達に会って話がしたいそうなんだ」
なんでまたスポンサーが俺達に?確かにスポンサーとは契約時や案件等の内容確認の際に会議する事はあるがこんな直接呼ばれるなんて事はなかったんだが……
「それで、話と言うのはどういった内容なんですか?」
「それが、会った時に直接話すと言うだけで内容までは話してくれてないんだ。それと、来る時は是非君の子供も一緒に連れて来て欲しいと」
子供?なんで子供を連れて行く必要があるんだ?仕事の話とかなら絶対に必要ない筈だが………なんだか嫌な予感がするな。けどスポンサーである以上頭ごなしに断る訳にはいかないからなぁ……仕方ない、取り敢えず行って話聞いてみるか。
それがまさかあんな事になるなんてな……
そして話は冒頭に戻る。俺は皆に事情を話すとスバル達すばちょこるなたんの四人が丁度空いていると言ってくれたから一緒に子供達を連れてスポンサーである『金成電器』の社長夫婦が住む屋敷にやって来たんだが……部屋に招き入れられた瞬間いきなりジュラルミンケースを取り出され中から一億円分の札束を出して子供を売ってくれとワケの分からん事を抜かしやがったんだ。本当にいきなりの事だったから一瞬ポカンとしてしまったが、一体何を言ってんだこいつ等?
「あ、あの……これは一体?」
「ですので、此処に一億円を用意しましたのでこれで佐々木さん、お宅の子供を一人買い取らせて下さいませんか?」
………こいつ、本当に一体何を言ってんだ?唐突に俺等を呼んでいきなり金出して子供を売ってくれ?こんなダイレクトに人身売買お願いしてくるなんて誰が予想出来るんだ?
「あ、あの……子供を売ってくれってどういう……?」
「いやぁ実はね、私達夫婦は仕事一筋でこの金成電器を大きく発展させてきたのだが、そのせいで跡継ぎを作る事を後回しにしてしまってたらいつの間にか私達共々子供を作るのにはいささか年齢がきつくなってしまってね」
「もうこの歳じゃ子供を作れないし、どうしたら良いか考えてたら私達がスポンサーをしているホロライブで貴方達佐々木一家の話を耳にしたのよ。何でも貴方、子供が40人以上いるんですって?それなら一人くらい売ってくれたりしないかなって思ってこうして足を運んでもらったのよ♪」
…………こいつ等頭おかしいんじゃねぇか?自分達が子供が出来ないからって相手の子供を金で買おうとする?しかもその理由が俺の子供が40人以上いるから一人くらい売ってくれると思って?ふざけるのも大概にしろや……!!
「さ、という事で早速契約を結んでもらおうかな♪では此処に私達に譲ってくれる子供の名前を「誰がテメェ等なんかに大切な子供を渡すかこのイカれ夫婦」ッ!?い、いいい今何て言ったんだ君は……?」
「子供は渡さねぇって言ったんだよこのイカれ野郎!自分達が子供が出来ないのは仕事ばっかりしてた自業自得じゃねぇか!?それに俺の子供が40人以上いるから一人くらいは良い?ふざけんなッ!!この子達は皆がお腹を痛めながらも必死に産んでくれた掛け替えのない大切な子達だ!!それをテメェ等の跡継ぎの為に売るなんて例え一兆円積まれたとしても売るワケねぇよッ!!」
「そうだよッ!あんた等にしたら確かに40人以上いる兄ちゃんの子供かもしれないけど、スバルにとって『カケル』はたった一人の掛け替えのない子供なんだよッ!!」
「ちょこだって幾らお金を出されたってしょこらを手放すなんてそんな親失格な行為するワケないわ」
「ルーナだってお前等に『ミーア』を渡すつもりなんてこれっぽっちもねぇのらッ!!」
「あたしも玲牙とつばきをそんな金で売る程落ちぶれてなんかないよ。そんでそれは他のホロメン皆も同じ意見だと思うからこんな事頼んだって無駄だよ」
スバル達も我が子を抱きしめながら金成夫婦を睨むと恐れをなしたのか若干後退りをしていく。だが、こいつ等のイカれ具合は止まる事を知らないらしい。
「な、なら二億でどうだ?それがダメなら三億……いや五億まで出すぞ?」
「だから金の問題じゃねぇよッ!大切な我が子をお前等の跡継ぎなんかにさせねぇって言ってんだよ!いい加減それを理解しやがれこのイカれ老害夫婦ッ!!」
俺は金成夫婦に言うだけ言ってスバル達と共にそのまま黙って屋敷から出ていった。嫌な予感はしていたが、まさかこんな下らない事だったとは……はぁ……
「………えぇ、すみません社長。おそらくもう金成電器とのスポンサー契約は取り消しになるかと………分かりました、有り難うございます。では、後程事務所で詳しい話を……はい、失礼します」
………はぁ、やってしまったな。幾らムカついたからといってスポンサー相手にあんな暴言吐いたら契約継続はもう絶望的だろう。社長は特に怒ってる様子はなかったけど、これはある程度のペナルティは覚悟しないといけないだろうな……
「……すまない皆、折角の休みにわざわざ付き合ってくれたのにこんな不快な思いをさせてしまって……」
「兄ちゃんが気にする事ないッスよ。悪いのはあの非常識な夫婦なんスから、ね~カケル♪」
「あぃ~」
「そーそー、寧ろあんな非常識な奴等がスポンサーにいたなんてそっちの方がヤバいもんね~ミーア♪」
「あっぷゆぅ」
俺が皆に謝るが皆相手が悪いと言いながら子供達をあやしていく。あ、因みにカケルはスバルの子供で玲牙、メルトに続く3番目の息子でミーアはルーナの娘だ。二人とも産む時相当苦労した分産まれてきてくれた我が子の事が人一倍大事だった為あんな事を言われて俺以上に腹が立ってたらしい。
「ちょこも久々に腹が立ったわね。あんなのがちょこ達のスポンサーだったと思うと恥ずかしいわ」
「全くだよ、何でも金で解決させようだなんてあたしが一番嫌いな考えだってのに……」
「……本当にごめんな、これなら最初から俺一人で行った方が良かったな……」
「そんな事言わないの。玲二様ってばいっつもそうやって一人で何でも抱えようとするんだから。ちょこ達は玲二様の妻なんだから支えるのは当然よ。まぁ確かにあの夫婦には腹が立ったけどね……」
「だから謝らなくて良いッスよ兄ちゃん。これはスバル達が自分で着いて来た事なんスから」
………全く、本当に皆俺には勿体ないくらい良い奥さんだな。皆、本当に有り難うな……
「それじゃもう用は済んだしそろそろホロライブタウンに戻るとするか」
「あ、その前にレイっち、あたしちょっと量販店寄ってもいい?この間再販情報があったヤツあるか見てみたいんだよね」
「そう言えば最近ホロライブタウンでもガンプラブームが来てるせいで結構争奪戦になってるものね」
そう言えば俺等やにじさんじがガンプラをよく作ってるせいかスタッフの家族や他の事務所の子達もガンプラを作るようになってきて、そのせいかホロプラでも結構品薄状況が続いてるんだよなぁ。るしあも今製造元に頼み込んで発注数増やしてもらってるみたいだし結構大変な状態だが、まあ皆がガンプラ作ってくれるなら有難い事だわ。
「ん、なら早速量販店に行くとするか。で、皆はお目当ての物はあるのか?」
「スバルは殆どSDばっかりだからホロプラに売ってないSDがあれば良いかなぁ」
「ルーナは最近ビルドファイターズやダイバーズ見てたからそのシリーズで何か一つ欲しいのら~」
「ちょこはそうねぇ……確かHGUCのνガンダムが最近再販されたって聞いてたからそれを買っておきたいわね」
「あたしはHGで何か一つ作りたいから気に入ったのがあればって感じかな」
成る程、皆して欲しいのがバラバラだな。まあ基本的な好みや製作工程は皆それぞれ違うんだから当然か。まあ兎に角早いうちに行かないと他の人に買われてしまうかもしれないからさっさと行くとするか。
―量販店―
「おぉー、前と比べて大分商品が揃ってるなぁ」
「あぷぅ~♪」
量販店に着いた俺達は早速それぞれガンプラを探しに来たのだが……これは凄いな、前程ではないがガンプラが充実しつつある。最近だと漸く転売ヤー達もガンプラでは商売にならないと分かってきたのかフリマサイトでも投げ売り状態が続いているし、これならガンプラ品薄も解消される日は近いかもな。
「けど相変わらず購入制限が掛けられてるな……さて、一人5個までだし、何を買おうかな……」
「あ、あぃやぁ~」
「ん?どうした玲牙……ってこれは!?」
マジか!?これが普通に置いてあるだと?!しかもこんなに沢山!だからフリマサイトでも値段が下落してたのか……でもこれを見つけたのはでかいな、これは間違いなく買いだ。
「えーと……あ、あったわνガンダム♪それから……え?!このキットもあるの!?ガチィ?!」
「あいぃ~?」
「うーん、SDはやっぱりどこもHEROSばっかりだなぁ……あ!これSDだ!しかも変形するみたいだし格好良い!ね、カケルも良いと思うよな♪」
「あぷぁ」
「あ~、やっぱりビルド系ってヒロインプラモが大量に余ってるのらね……おぉ!見てみてミーア♪このガンプラ格好良いのらぁ~♪」
「ぉあ~」
「あぅ、あぷやぁ~」
「ん?どうしたつばき?何か良い物でも……おぉ!こりゃ良いなぁ♪これ見つけるなんてお手柄だよつばき♪」
「あきゃ♪」
「……よし、それじゃあ皆それぞれ買った戦利品を見せあうとするか」
「スバルもSD以外にも沢山買えて良かったッス♪」
「ルーナも良い物見つけられて良かったのらぁ~♪」
「それじゃあ誰から見せましょうか?」
「ならあたしからいこうかな?あたしが買った一番はこれだね」
まずはぼたんからか。一体何を……おぉ、『ザクIスナイパー』とはまた渋いな。
『HG ザクIスナイパー』
『機動戦士ガンダム 戦場の絆』に登場した機体。その名の通り遠距離からの狙撃を得意とする機体で16年前のキットながらも綺麗な狙撃ポーズを再現出来る等から今でも根強いファンが多い機体である。
「偶々棚の端にあったのをつばきが見つけてくれたもんな~♪」
「あきゃぁ♪」
「へぇ、つばきもママに似てこういうのが好きなんだな?」
本当にこの子達の理解力は凄いよな。普通0歳児でガンプラなんて理解出来ないし好みのガンプラが分かれるなんてないぞ?
「後はMGでヘビーアームズとかも買ったよ。これ前々から作ろうと思って買わずにいたらホロプラから品切れになってたし丁度良かったわ♪」
「ルーナのも見てみて~♪ずっと欲しかった『ビルドストライクガンダム』なのら~♪」
『HG ビルドストライクガンダム フルパッケージ』
『ガンダムビルドファイターズ』に登場する主人公イオリ・セイが作り上げたガンプラ。ストライクガンダムをベースに作られたこの機体は高スペックを誇るがビルダーであるセイはガンプラバトルが苦手だった為に相棒であるレイジが代わりに操縦し数々の戦いを繰り広げていた。
「へぇ、ビルドストライクガンダムあったのか?アニメでも主役機だけにかなり活躍してたから俺も買った事あるが良いキットだと思うぞ」
「ミーアもこのビルドストライク格好良いってずっとペタペタ触ってたもんねぇ~♪」
「あっぷぅ」
いやペタペタどころか顔ベターってくっ付けてるじゃねぇか?まだ産まれて間もないのにガンプラ気に入るって本当にどういう事なんだ?
「ちょこはこれ見つけたわ♪νガンダムと一緒に作って並べてみたいと思ったから見つかってかなり嬉しいわねぇ♪」
「え、マジでか?!『リ・ガズィ』なんて置いてたのか此処!?」
『HG リ・ガズィ』
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する主人公アムロ・レイ等が搭乗した機体。Zガンダムから派生したこの機体も変形機構が存在するが変形する際にブースターパックを切り離す為、一度ウェイブライダー形態からMS形態になると再出撃するまではウェイブライダー形態には戻る事は出来ない。
「やっぱり逆シャアと言ったらνガンダムもそうだけどリ・ガズィも外せないわよね~♪」
「確かにそうだが……それにしてもよくあったなこれ?しかもヤクト・ドーガとかもあるし、もはや逆シャア祭りじゃねぇか」
「まあ福岡の立体像の事もあったからタイミング的には丁度良かったのかもね?」
そういや福岡に特別仕様のνガンダムが建設されてたっけ?まあそのままのファンネルだと倒壊する危険があるから仕方ないとはいえあのでっかいファンネルは最初どうかと思ったが、実際に映像で見るとかなり格好良くて思わず限定キットが欲しくなったな。だからと言って転売ヤーからは絶対買わんがな。
「次はスバルの番ッスね!スバルはこれ買ってきたッス♪」
「お、『スターウイニングガンダム』か。これも少し前に再販されたキットだな」
『SD スターウイニングガンダム』
『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場するヒロインの一人ホシノフミナが仕様するSDガンダム。元は支援型として作られたウイニングガンダムを単独戦闘も出来るように改造した。その最大の特徴はSDモードから通常のガンダムのようなリアルモードへの変形である。
「HEROS以外のSDないかなって探してたらHGのコーナーにあったからすぐに購入決めたッス♪」
「ルーナも同じの買ったのらぁ、しゅば真似しないでよぉ~」
「いや真似したつもりなんかねーよ!?」
「ルーナ姫もスバルもメインで作ってるのはSDだから結構被る事多いわよね?」
「一応スバルが武者系メインでルーナたんがナイト系メインだから差別化は出来てるみたいだけどね」
確かに一応差別化は出来てるが皆の作ったガンプラのショーケースを見たらスバルとルーナのガンプラって結構被ってたりするんだよな。まあそれだけ仲が良いって事だろう、互いに真似しないでと冗談では言ってるが嫌がってる感じはないし。
「それで、兄ちゃんは何を買ったんスか?」
「俺か?俺はかなり満足いく買い物が出来たな」
「……確かに玲二様の袋、ちょこ達よりもおっきいわね……」
「まあ結構でかいの買ったからな。その中でも嬉しかったのはこの3つだ」
俺は購入した内の3つを皆に見せていく。1つは最初に見つけた『RG Hi-νガンダム』、そして残りの2つはかなり嬉しい誤算である『MG νガンダムVer.Ka』と『MG サザビーVer.Ka』だ。
『RG Hi-νガンダム』
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場する主人公アムロ・レイが搭乗した機体。νガンダムの名を持つがフィン・ファンネルの一部以外は全て新規造形のパーツで構成されている。因みにベルトーチカ・チルドレンとは逆襲のシャアのパラレルワールドのような内容でνガンダムの代わりにHi-νガンダムといった感じで機体も一部変更されている。
『MG νガンダムVer.Ka』
『MG サザビーVer.Ka』
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する主役級MS。νガンダムはアムロ・レイが、サザビーにはシャア・アズナブルが搭乗している。実質的に二人が最後に乗ったこの機体をメカニックデザイナーであるカトキハジメ氏によってよりリアルに、そして精密なディテールが施されている。
「Ver.Kaのνガンダムにサザビー?!これ結構高いガンプラじゃん!?」
「特にサザビーなんて一万くらいしなかったっけ!?」
「ああ、サザビーが9900円でνガンダムが7700円だな。けど転売品に比べたら大分安いし前から組みたかったキットだからこれは本当に嬉しかったわ」
実はこれνガンダムの方は昔ガンプラ作りたいって言ってた友人にあげちゃったから少し後悔してたんだよ。結果そいつ今じゃ俺よりガンプラハマって部屋丸々ガンプラで埋め尽くされてるから良いっちゃ良いが。(これ作者の実体験)
「それとRGのHi-ν……やっぱりにーちゃも買ったのらね~?」
「え、俺も?って事は……?」
「……実はちょこ達も買っちゃったのよね」
「スバルもRG作った事ないけど話題になってたからつい買っちゃったッス」
「あたしも、ラミちゃんが凄く推してたから気になってたんだけど、何処行っても売ってなかったからもう諦めてたんだよね……けどまさかこんな山積みになってるとは思わんかったわ」
「それだけ世間に出回ってるって事なのらね~♪」
マジか、全員Hi-ν買ってるとはな……けど今昼過ぎなのにHi-νが当たり前のようにあるっていうのが凄いよな?それだけメーカーが力を入れてる証拠であり少しずつだがガンプラ供給が追いついてきてる感じがするな。
「さて、皆の成果も見せあったしそろそろ帰るとするか」
「そうね、でも帰ったらまず玲二様は事務所に行かないといけないわよね………」
「にーちゃ、そんなに重い罰受けないといいのらけど………」
……それに関してはなるようになるしかないな。向こうに非があるとはいえ大事なスポンサーを1つ失ってしまったんだからそれなりの罰は下るだろう、クビ……まではないだろうが下手すればスタッフリーダー降格だろうな……
「まあ取り敢えずある程度の処罰は覚悟しないとな……じゃあそろそろホロライブタウンに帰るか」
『はーい♪』
『あーい♪』
こうして俺達は人目のつかない場所に移動した後転移能力を使ってホロライブタウンへと帰るのであった。
それから帰宅してすぐに俺は事務所へとやって来ていた。理由は言わずもがな金成電器とのトラブルについてだ。向こうに非があるとはいえ取引相手に罵声を浴びせ友好関係を台無しにしてしまったのだ、それ相応の処罰が待ってるのは間違いない。そう思いながら俺は社長室の扉を開けて中に入る。
「失礼します。社長、金成電器との件についての話と聞いて参りました」
「うむ、ご苦労。今回の件、君達に対して向こうが大変失礼な態度をとったと聞いている。しかし、その結果金成電器とのスポンサー関係は全て白紙になったのもまた事実だ。よってそれに対する君の処遇がこの紙に書いてある」
…………さて、一体どんな処罰が下るのか?最悪クビにでもなったら専業主夫としてやってく覚悟ではあるが、さて結果は………
{本日付より佐々木 玲二を“ホロライブ日本支部支部長”への就任を命ずる}
………………
……………………
……………………………
…………………………………ハアァッ?!
「し、支部長?!お、俺が支部長って………社長!これ一体どういう事なんですか?!」
「どうしたもこうしたも、其処に書いてある通り佐々木君、君は今日からスタッフリーダーからホロライブ日本支部支部長への昇格が決まったんだ。おめでとう佐々木君」
「いやいやいやいやいやいやいやいやッ?!なんでですか?!俺スポンサー先を潰してしまったんですよ!?降格される事はあっても昇格するなんてそんなバカな話ありますか?!」
しかも支部長って、実質的な会社のNo.2じゃねぇか!?なんでいきなりそんな高い地位に上がるんだよ!?
「いや実はだね、君の昇格自体はずっと前から決まってたんだよ。けど此処最近君が仕事でも家庭でもバタバタしていたからもっと落ち着いてからにしようと思ってたんだが、今回の金成電器との件で丁度良かったから昇格させる事にしたんだ。元々金成電器とはスポンサー切るつもりだったから丁度良くてね」
「え?スポンサー切るつもりだったってどういう……?」
「彼処はかなり前から好き勝手言ってきてね。自慢ばかりで中身のないCMをもっと流せとか、自分達とコラボした商品を作れとか、更にはそれを断ったのにも関わらず勝手にホロライブの名前を使って非公式のグッズを作る等してて困ってたんだよ。それに今回君の子供達を金で買おうとする横暴さもあったって聞いたからこれを機にこちらからスポンサーを切らせてもらう事にしたんだ」
そんな事してたのかあいつ等?!非常識にも程があるぞ!?
「それに彼処はスポンサーと言っても他のスポンサーと違って注文が多すぎるわりに継続出来る最低限の契約金しか払ってなかったから我々にとっても正直いなくても構わなかったし、何より他の同業者から聞いた話だと金成電器には近い内に税務調査が入るみたいなんだ。どうやらかなりの脱税や裏金が動いてたようだ」
「な、なんだか思ってたよりセコい感じだったんですね……」
「という事で金成電器に関してはもう心配する事はない。そして今日から……というよりは明日から君はホロライブ日本支部支部長として頑張ってもらいたい」
「は、はぁ………あれ?ですが社長、俺が支部長になるって事は前支部長は……?」
「あぁ、あの人は実は数ヶ月前にホロライブを辞めたんだよ。何でも当面の間自分の経営する塾を存続出来る程の資金を得たからまた塾長として戻る事になったんだと」
そ、そうだったんだ……という事はもうあの人と会う事はなさそうだな。あの人の起こす面倒事の後始末しなくて済むんだな……
(番外編『魁!火炉雷舞』参照)
こうして俺はお咎め無し……というより昇格し金成電器での事件は終わった。因みに後日社長の言ってた通り金成電器に税務調査が入り裏金帳簿等の脱税の証拠が多数見つかりかなりの追徴課税が発生し、更には許可なくホロライブの非公式グッズを販売した事から名誉毀損で裁判沙汰になるなど八方塞がりな状態になってるのだとか………
はい、という事で玲二の昇格、そしてガンプラ購入回でした!今回出たガンプラは今月に入って自分が購入したキットでございます。どれも良いキットなので是非見かけたら購入してみて下さい♪
次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!