ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最近仕事が忙しくてガンプラ作る暇がなく、またそれにより小説に出すガンプラのネタも尽きそうになってます。なのでもうこの際作った事ないガンプラも出そうかなと思います。

今回は少し短めでガンプラも出てきませんが、昇進した玲二の近況です。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第68話『かまってベイビーズ』

ホロライブ日本支部支部長に就任してから早二週間。俺は今かなり仕事に追われていた。

 

ホロライブマンションの一室を俺のオフィスにさせてもらい1日の殆どを其処で過ごす日々がずっと続いている。企画書のチェック、企業許諾の確認、衣装のチェック、各自の給料算出、予算の割り当て、そして他の支部との連携を取りながらの総合会議等、やる事が多すぎる。

 

前の支部長は豪快な性格だから殆ど勢いで決めて後は部下に任せてたみたいだが、流石にそんなやり方俺には出来ないしな。早く新しい仕事に慣れないと……

 

―コンコンッガチャッ―

 

「失礼します。ご主人様、お昼ごはんをお持ちしました」

 

「ん、有難うみしろ。其処に置いといてくれ」

 

「かしこまりました……あの、ご主人様。少しお休みになられた方がよろしいのではないでしょうか?此処最近ずっとこの部屋に籠って仕事ばかりされているようですが……」

 

昼ごはんを持ってきてくれたみしろが俺の顔を見て心配してくれてるが、こればっかりは本当にどうしようもない。今此処で仕事を投げ出すワケにはいかないし、何より早い段階で仕事に慣れておかないと後々苦労するのは自分なんだから出来る事はなるべくさっさとやんないとな。

 

「俺の事は大丈夫だ、心配してくれて有難うな。それより『ミナ』の方は大丈夫なのか?」

 

「えぇ、今はこの通りぐっすり眠ってますわ。先程まで授乳してたので今はお腹いっぱいで満足してるみたいです」

 

みしろはそう言いながら背中で幸せそうに眠ってる我が子『ミナ』を俺に見せてくれる。この子はレミィみたいに俺の特徴はあまり受け継いでなく見た目はちっちゃいみしろで可愛らしい。今もおしゃぶりを咥えながらすやすやと眠っている。

 

「そっか、それなら良かった。んじゃ俺も飯食って仕事の続きでもするか」

 

「分かりました、では食べ終わる頃にまた食器を下げに「ぱーぱぁ♪」あら?」

 

昼ごはんを食べようとする中、仕事部屋にこゆきとマオと玲菜が笑いながら入ってきた。そういやこゆき達見るの久々な気がするな………

 

「ぱーぱ、あしょぼぉ~♪」

 

「「あしょぼぉ~♪」」

 

「あー………ごめんな皆、パパまだお仕事が残ってるんだ。遊んであげたいのは山々だけど、今はママ達と遊んでくれないか?」

 

「うゅ…………ぱーぱ、あしょんでくぇないの?」

 

……こゆき達が悲しそうな顔をしているがごめんな。俺だって本当は遊んであげたいけど、まだ仕事が山積み状態だから終わらせないといけないんだ。

 

「本当にごめんな、お仕事が終わったら沢山遊んであげるからそれまでは我慢してくれ」

 

「うぅ~……いちゅおあるの?」

 

「えっと……今日はもう無理だから明日とかになるかな?」

 

「やーーーッ!!こゆぱぱといっしょにあしょぶぅーーーッ!!」

 

こゆき達が俺の足にしがみついて駄々を捏ねるが、そんな事言われたって仕事を放棄するワケにはいかないから遊べないんだよ………

 

「こらこらこゆきちゃんマオちゃん玲菜ちゃん、ワガママ言ってパパを困らせたらダメですよ~?パパは今大事なお仕事をしてるんですから代わりにみしろママが遊んであげますからね~♪」

 

「「「やぁーーーッ!!」」」

 

みしろが代わりに遊んであげると言ってもこゆき達は駄々を捏ねて俺から離れようとしない。あぁもう……

 

「はぁ……こゆき、マオ、玲菜!頼むからパパのお仕事の邪魔しないでくれ!もうこれ以上パパのお仕事邪魔するならもう一生遊んでやんないからな!」

 

「あぅ!?………ふぇ………」

 

「「「びゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」」」

 

ヤバッ!?ちょっとイラッとしたせいで思わず声を荒げてしまった!?こゆきとマオもそうだが普段滅多な事では泣かない玲菜も俺の怒鳴り声にびっくりして泣いてしまった!

 

「ご、ご主人様!?そんな幾らお仕事で疲れているからといって子供達を泣かせるなんて酷いですわ!ほら皆、パパはちょっと疲れているみたいだからみしろママと一緒にあっちに行ってようね~♪」

 

「「「びゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」」」

 

泣きじゃくるこゆき達をみしろがあやしながら部屋から連れていき、残された俺は罪悪感に圧されながらも仕事を再開するしかなかった。はぁ、やってしまったな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、なんとか仕事を全て終わらせお腹も空いてきたので俺は疲れた身体を伸ばしながらリビングへと向かっていた。今は20時か……もうこゆき達は寝てしまってるだろうな。仕事に追われてたとはいえあんなふうに怒鳴るなんて父親失格だし、流石にちゃんと謝らないといけないな……

 

「あ、レイくんお仕事お疲れ様です」

 

「あぁ、有難う……あのさフブキ、こゆきは……?」

 

「今其処でねんねしちゃってますよ、ほら」

 

フブキがソファーの方を指差すと其処にはガンプラの入ったカプセルを抱き締めながら眠ってるこゆきがいた。だがその表情は何時もと違い悲しそうな感じがする。やっぱり怒鳴ってしまった事が引きずってしまってるみたいだな……

 

「フブキごめん、俺仕事が忙しいからってこゆき達の事を……」

 

「謝らないで下さいレイくん。レイくんが私達の為に一生懸命仕事をしてくれてる事は皆分かってますし、きっとこゆき達も分かってくれますよ♪」

 

………いや、それでも今日の俺のあの怒鳴りは俺自身のイライラからきてしまったモノなのだからちゃんと謝らないといけない。

 

それにあれから冷静になって考えてみたら支部長になったからって思い詰めて仕事を一気に終わらせようと勝手に自分を追い込んでただけだし、もっと何時も通りにこなしていればこゆき達にも構ってあげれたしな。

 

現にさっき調べたら今日はまだ火曜なのに今週中にやらなきゃいけない仕事もう殆ど終わってたし、寧ろまだ月始めなのに今月中の仕事すら8割程終わらせてたんだから自分で勝手に仕事進めて追い詰めてただけだってのがよく分かってしまった。

 

「フブキ、お前達にも子供達を任せっきりになってしまってて本当にすまなかった……」

 

「もぉ大丈夫ですってばレイくん、私はレイくんの奥さんなんですから旦那さんが仕事で忙しい時は子供達の面倒見るのは当然ですし、そんなに気にしないで下さい。寧ろ私は私達の事を考えてまっすぐに仕事をしてくれるレイくんには感謝してるんですから♪」

 

フブキは怒ってる様子はなく寧ろ俺に笑顔で労いの言葉を贈ってくれる。そんなフブキの姿に俺の心は幾分か落ち着きを取り戻していた。

 

「フブキ、有難うな……なぁフブキ、今日は久し振りに一緒に寝てくれるか?こゆきとふゆきも一緒に」

 

「うん、もちろん良いですよ♪それと、もうお仕事終わったのなら明日はこゆき達と沢山遊んで下さいね?」

 

「あぁ、それはもちろんだ」

 

「よろしい♪ではレイくん、お腹も空いてるでしょうしご飯用意しちゃいますね♪」

 

……本当に良い子だよなフブキは。こんな幼馴染みがいてそれで奥さんになってくれるなんて俺は本当に幸せ者だよ、何時も有難うなフブキ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ぅゅ……あぅ?ぱーぱ?」

 

「スゥ………スゥ…………」

 

皆が寝静まる深夜、こゆきが目を覚ますと目の前には寝息を立てながら静かに眠る玲二がいた。昼間に怒鳴ったような怖い顔ではなく穏やかに眠るその表情を見てこゆきは安心したのか玲二の顔をペタペタ触っていく。

 

「……うぅ……ん……」

 

「?ぱーぱ、どーちたの?」

 

「……こゆきぃ……ごめんなぁ……スゥ……スゥ……」

 

すると突然辛そうな表情をしながら寝言でこゆきに謝り出す玲二。そんな玲二を見てこゆきはそのちっちゃな手で玲二の頭を撫でていくとまた穏やかな表情へと戻っていった。

 

「ぱーぱ、よちよち……こゆもごめしゃい……」

 

(………うん、もう大丈夫そうだね♪)

 

そんな二人を見て一緒に寝ていたフブキも一安心しそのまま眠りにつくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―翌日―

 

「ぱーぱ、たかーい♪」

 

「お、そうか?ならもっと高くしてあげるな、そーれ!」

 

「きゃうぅ~♪」

 

「ぱーぱ、かいもぉ~」

 

「マオもぉ~」

 

「ハイハイ、順番だから待っててな」

 

翌朝、俺はこゆき達に謝った後今日は一日中遊んであげると言って皆と一緒に中庭で遊んでいた。肩車をしてあげたりおうまさんしてあげたりすると子供達はキャッキャと笑って楽しんでくれてる。

 

「いやぁ、漸く何時ものレイくんに戻ってくれて本当に良かったね~♪」

 

「そうですね。ご主人様がホロライブの支部長に就任されてからずっと仕事ばかりしてましたから少し心配してましたが、もうその心配は必要ないようで安心しました」

 

そんな俺達をフブキとみしろがお茶をしながら微笑ましそうな表情で見ている。二人にも……いや、皆にも心配かけてしまったからな。後数日は特に急いで仕事する必要もないし、子供達だけでなく皆にも出来る限りの家族サービスをしてやらないとな。

 

「ぱーぱ、おうましゃん~」

 

「お、次はおうまさんか?よーし、落ちないようにしっかり掴まるんだぞ~?」

 

「あーい♪ぱーぱ、しゅきぃ~♪」

 

「ハハ、そっかそっか。俺もこゆき達の事大好きだぞぉ~♪」

 

「あいぃ♪」

 

そして今は子供達とうんと遊んであげよう。今日は皆が満足するまで遊んでやるからな~♪

 

ホロライブ日本支部支部長佐々木玲二。以前より忙しくなったものの家族を大切に想う気持ちは変わらずより一層この時間を大切にしようと心がけるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ―

 

「………まぁ遊んであげるのは良い事なんですが……」

 

「えぇ、流石に我が家だとああなってしまいますわよね……」

 

「ぱーぱ♪」

 

「ぱーぱ♪」

 

「ぱーぱ♪」

 

「とーちゃ♪」

 

「ちーち♪」

 

「お、おいお前達そんな詰め寄らなくてもちゃんと順番に遊んでやるから……」

 

寝そべってる所に動ける子供達が一斉に群がり下敷きになる玲二。そして子供達がそのままお昼寝に入ってしまい解放されるのは三時間後であった。




はい、という事で玲二と子供達の絡み回でした。子供がいる家庭って仕事で忙しくなると子供にかまってあげられないなんて事あるのかなって思い書いてみました。

次回はフブキとクロの回です。二人の容姿が似てる理由が明らかに……?

次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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