ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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もう新作以外は買うまい。そう誓った筈なのに手元にはHGのガンダムアストレアが……こりゃ怒られても当然ですね(泣)

今回は久々のAの娘登場!そしてにじさんじのお嬢様系一般庶民の回です!最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第72話『またまたAの娘、ですわ!』

「………はぁ、どうしたらいいのでしょう?」

 

ホロライブタウンの海岸沿い、其処ににじさんじのニューフェイス壱百満天原サロメがため息を吐きながら歩いていた。何やら思い詰めた様子だが、一体何があったのだろうか?

 

「はぁ、どうすれば玲二様とずっと一緒にいられるのでしょう?」

 

……どうやら玲二と結ばれる為にどうすれば良いのかを考えているようだ。この島に来て玲二と再会してから早二ヶ月が経とうとしているが、その間はにじさんじのアイドルとしての活動に追われていてまともに接触する事が出来なかったのでどう接近すれば良いのか分からずに困っていた。しかもその理由はただ会うタイミングがないというだけではない。

 

「……それに玲二様はあの伝説の神羅族、一般庶民のわたくしが釣り合うワケもございませんし……もう諦めるしかないのでしょうか?」

 

そう、玲二は少し前の一件でこの島に住む住人全員に伝説の神羅族だという事、そしてこのホロライブタウンはそんな玲二を守る為に作られた人工島だという事を知られたのだ。神羅族と言えばこの世界のあらゆる種族の祖となったと伝わる正に神話の中の種族。そんな伝説級の種族である玲二と何の取り柄もない(自分でそう思い込んでるだけで実際はかなり凄い才能の塊)の自分では釣り合うワケがないとサロメは半ば諦めかけていたのだ。

 

「………いいえ、こんな事で諦めてはいけませんわ!わたくしは壱百満天原サロメ!皆様に、そして玲二様に百満点の笑顔をお届けする為に日々努力するお嬢様を目指す一般庶民!今はまだ玲二様に釣り合わないとしても必ずや玲二様と並ぶに相応しいお嬢様になってみせますわぁ~ッ!!」

 

否、それでもサロメは自分を奮い立たせ今一度玲二と結ばれる事を誓う。その為にどうすれば良いのかを考える為にもサロメは一度海を眺めて心を落ち着かせる事にする。すると……

 

「……あら?あれは……」

 

少し遠くの方で海の表面に何やら青っぽい三角形の物が浮かんでいるのが見えた。いや、浮かんでいるというよりまるで泳いでいるようだ。どうやら何かのヒレのようだが……?

 

「まさか………サメ?!怖いですわぁ~!?で、でもまあこちらは陸地にいますし襲ってくるなんて事はないでしょう」

 

大きさからしてサメだと思い一瞬恐怖するも自分は陸地にいるから襲われる心配はないとサロメは再び海を眺めようとする。しかし……

 

「……………あら?な、何だかこっちに向かってるような……?」

 

そう、青っぽいヒレは突然進行方向を変えてこちらに向かって突っ込んできた。しかも徐々にそのスピードを上げてこちらに突っ込んでいくかのように。

 

「ま、まさか、此処に上がって来たりしませんことよね……?」

 

いや、流石にサメが陸地に上がって来るなんてそんなB級映画のような展開あるワケない。そう思いつつもそれはどんどんこちらに向かっている。そして………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ザッパアァーーーンッ!!―

 

「SHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAARK!!!!」

 

「ひゃわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ?!」

 

それは突然高く浮上し大きく叫びながら陸地に上がり、サロメは驚き思わず腰が抜けて座り込んでしまっ為おもいっきり海水を浴びてしまった。そして飛び上がって来たそれはまるで猫のように身体を震わせ水を飛ばしていく。

 

「ななな、何ですの一体~!?」

 

「ン~……ハァッ!I finally arrived.So this is the island where Rage lives」

 

「へ………?な、なんておっしゃいましたの……?」

 

突如上がって来たそれはいきなり日本語ではなく英語で喋りだし何を言ってるのかサロメには理解出来ず更に困惑していた。

 

「ン?Are you a resident of this island?I'm sorry I startled you.」

 

「へあ?!あ、あの……は、はろーないすとぅーみーとぅー?」

 

「?…………A.Okay, so you don't speak the language.」

 

サロメは取り敢えず挨拶をしようとするもやはり意志疎通は出来てないようだ。そんなサロメを見てそれは何かに気づいたのか自身の着ているパーカーのポケットから何やらインカムのような物を取り出しセットしてスイッチを入れた。

 

「………アー、アー……ねーねーお前、ぐらの言ってる事分かるか?」

 

「ッ?!え、えぇ?!貴方、日本語喋れたのですか?!」

 

インカムを着けた途端女の子がいきなり日本語を喋りだし驚くサロメ。そう、既にお気づきの方もいると思うが先程からそれと呼んでいたのはホロライブイングリッシュの一人で全世界No.1アイドルのぐらであった。

 

「アッハハ♪ゴメンね、ぐらこのインカムないとまだまともに日本語で会話出来ないんだよね」

 

「そ、そうでしたの………処で貴方は一体何者でしょうか?見たところホロライブタウンの住人では無さそうですが………?」

 

「ん?何お前、ぐらの事知らないの?まあ良いけど……ぐらの名前はがうる・ぐら、ホロライブイングリッシュのメンバーだよ♪」

 

「まあ!貴方ホロライブの関係者でしたの!?それは失礼致しましたわ!わたくしは壱、十、百、千、満点サロメ~♪皆様に笑顔をお届けするにじさんじ所属の壱百満天原サロメでございますわ~♪」

 

「おお~サロメ!よろしくなサロメ♪」

 

「はいぐらさん!よろしくですわ~♪」

 

唐突な出会いではあったが一先ず無事に交流をとる事が出来たサロメとぐら。と其処に……

 

「あ、やっと見つけた!もおぐら!勝手に船から降りたら危ないじゃない!?」

 

「……A.アメにキアラ、やっと来たのか?」

 

「やっと来たのかじゃない!?ぐら!貴方レイジさんに会いたいからって勝手に一人で先に行こうとしないでよね!」

 

ぐらを追いかけて来たらしき二人組、ぐらと同じくホロライブイングリッシュのメンバーで以前も玲二の所に遊びに来ていたアメリアと不死鳥を先祖に持つという現KFP(キアラフライドフェニックス)というファストフードの店長をしている『小鳥遊キアラ』がやって来た。

 

「だって~一秒でも早くレイジに会いたかったんだもん~!」

 

「だからっていきなり船から飛び込んだら危険でしょう!全く、普段は浮き輪がないと泳げないクセになんでレイジが絡むとあんなにすいすい泳げるのかしら……?」

 

「べ、別に普段だって浮き輪無くたって泳げるモン!!」

 

どうやらぐらは玲二に会いたいが為に一足早く行こうと乗っていた船から飛び降りて此処まで泳いできたらしい。取り敢えずぐらが無事だと分かり安心して茶化すアメリアにぐらは可愛らしくポコポコと二人を叩いてく。

 

「あ、あの!」

 

「ん?貴方は……ああ、確か最近話題の新人アイドルのなんとかサロメさんだっけ?」

 

「は、はい!わたくし壱百満天原サロメと申します!あの、お二人もぐらさんと同じホロライブの方なのでしょうか?」

 

「あぁごめんなさい、ぐらの事ばっかり気にしてたから……改めて自己紹介ね。アメリア・ワトソンよ、ホロライブイングリッシュのメンバーで普段は探偵業もやってるの、よろしくねサロメ♪」

 

「キッケルキー!小鳥遊キアラだよ♪私もホロライブイングリッシュのメンバーで今はKFPっていうファストフードの店長してるんだ~♪と言ってもまだ一店舗しかないけどね。でもまあそれはともかくよろしくネ~♪」

 

「はい!よろしくお願いしますですわ~♪」

 

お互いに挨拶を交わし握手をするサロメとアメリア達。いきなりの出会いで驚きつつも新しいアイドル達との出会いにサロメは気分が良いのか凄く良い笑顔をしている。

 

「………あッ!それよりもお聞きしたいのですが、皆様方先程玲二と仰っておりましたがもしかして玲二様にお会いになる為に来られたのですか?」

 

「うん!ぐらね、レイジに会いたくて日本に来たんだけどレイジ達がこの島に移住したって聞いたから急いでこっちに来たんだ♪ところでアメ、カリとイナの姿が見えないけど何処にいるんだ?」

 

「あの二人なら先にレイジの所に向かったわよ。ぐらを連れてくるなら二人で充分でしょって言って「何ィッ?!マジフザケンナヨ!ぐらの事差し置いて先にレイジに会いに行くなんて上等ダァッ!!」あ、コラ待ちなさいぐらッ!!」

 

どうやら他の同僚が先に玲二の元へ行ったと知ったぐらは急いで玲二の住む神羅城へと向かって行きアメリアもそれを追いかけるかのようにその場から去ってしまった。

 

「………あ、あはは、ゴメンねバタバタしちゃって」

 

「い、いえ大丈夫ですわ。それよりも皆様も玲二様の元へ行かれるのですよね?よろしければわたくしもご一緒してよろしいでしょうか?」

 

「うん良いよ♪それに私達もまだこの島についてよく分かってないから歩きながらでも教えてくれたら嬉しいな♪」

 

「勿論ですわ♪それでは早速参りますわ~♪」

 

こうしてキアラと共に神羅城へと向かう事になったサロメ。はてさて、何やら面白い事が起こりそうな予感を感じるが果たして?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ、それじゃあEN組もこの島に移住する事にしたのか?」

 

「えぇ、此処なら私達も皆と一緒に活動しやすいと思ったから、後輩達はまだだけど皆でこの島に拠点を置く事にしたのよ」

 

俺は今ENからやって来た死神『森カリオペ』と古き神の司祭『一伊那尓栖』(以降イナニス)の二人と一緒にみしろとエリーが淹れてくれたお茶を楽しんでいた。確かにそれだと皆との連携もとりやすくて良いな。それに近々ID組もこの島にやって来るみたいだし、それなら喜んでこの家の部屋を使わせてあげよう。

 

「それより他の奴等はどうしたんだ?ぐらとか真っ先に来そうなイメージだったんだが……」

 

「あー、あの子は今頃こっちに向かってると思うわ。あの子あのまま船で進めば良かったのに途中から貴方に会いたいからって海に飛び込んで泳いでいったのよ。アメとクソ鳥はそのお迎えに行かせたってワケ」

 

なんだそりゃ?まあぐらはサメの獣人だから海見て泳ぎたいとも思ったのかね?

 

※玲二はぐらが本来浮き輪がないとまともに泳げないのを知りません。

 

「だからぐら達ももうすぐ此処に来ると思うよ。多分そろそろ「レイジィーッ!何処にいるのぉーッ!?」ほらね」

 

イナニスの言う通り、吹き抜けになってる下の階からぐらの大声が聞こえてきた。どうやら闇雲に探してあちこち動き回ってるみたいだな。仕方ない、迎えに行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エヘヘ、レイジ~♪」

 

「はいはい、分かったから落ち着けって。それにしてもまさか壱百満天原も一緒だったとはな」

 

「は、はい!先程ぐらさんと偶然出会いご一緒させて頂く事になりましたの」

 

へぇ、そんな偶然あるんだな?それにしても……

 

「……なあ壱百満天原、お前もしかして海入ったのか?髪がゴワゴワしてるぞ?」

 

「え、えーと実はかくかくしかじかでして……」

 

成る程、海から飛び上がってきたぐらの近くにいたせいでおもいっきり海水を浴びてしまったワケか。よく見たらぐらと壱百満天原の服の生乾きだし、こいつ等濡れたまま此処にきたのか。

 

「なら一階に大浴場あるから入ってきな。ついでにぐらも海水で濡れてるから一緒に行ってこい」

 

「はーい♪」

 

「よろしいですの?では、お言葉に甘えて失礼しますね」

 

うん、取り敢えず二人とも風呂に行ったしその間皆の近状報告でも聞くとするか。

 

「そういやぐらから聞いたけどEN組も最近プラモ作りが流行ってるみたいだな?」

 

「ええ、といってもガンプラ作ってるのは私とぐらだけで他は皆それぞれ違うのを作ってるわ」

 

「私は車とかバイクのプラモが殆どね。ロボットとかは作った事ないわ」

 

「イナはダンバインとかドラグナーとかの他のロボット系作ってるけどガンダムは作った事ないなぁ」

 

「私はなんと言っても美プラ!特に最近のお気に入りはこのアルカナディアのルミティアちゃん!この綺麗なフォルム、堪んないね~♪」

 

成る程、カリオペが乗り物系でイナニスはガンダム以外のロボット系、そしてキアラはまさかの美少女プラモか。俺も最近ガンプラ以外作ってなかったからそういうのにも手を出していこうかな。

 

「そっか、なら今度ゆっくり出来る時間に一緒にプラモ作っていくか。それとだがもう住む家は決まってるのか?」

 

「えぇ、私達は海沿いのアパートに住む事にしたわ。レイジ君と会ったら其処に行って正式な手続きをする予定だったのよ。ID組も其処に暮らすみたいだからこれからは今まで以上にJP組とも連携が取れやすくなるわね」

 

そうなのか…………あれ?海沿いのアパート?

 

「……なあ、それってもしかしてどんぶら荘の事か?」

 

「えぇそうよ。それがどうしたの?」

 

「あー………スマン、どんぶら荘なんだが……もう先に住んでる人達で埋まってしまってるわ」

 

『え?!』

 

そう、カリオペ達が暮らそうと考えてたどんぶら荘だが実は既にあやめのお母さんである切菜さんやその仲間の鬼人族の人達が住んでいてもう空き部屋がないのだ。おそらくあの一件でドタバタしてたからEN組の手続きが手違いでなくなってしまったみたいだ。うーん、困ったな……

 

「そ、それじゃあ私達住むとこないの……?」

 

「困ったわね……取り敢えずこの島にも何ヵ所か宿泊施設があったから暫くは其処で泊まるしかないかしら?」

 

「そんな~!?もう自国の引っ越し済ませたから荷物だって今日こっちに来るのに~!?」

 

「其処はなんとかするしかないわね……はぁ、また不動産屋に行かないと……」

 

住む筈だった場所がなくなってしまい困り果てるカリオペ達。こうなったら仕方ないな……

 

「よし、ならこの家に住むか?今なら四階に空き部屋あるから其処なら自由に使って良いぞ。当然家賃は発生するけどな」

 

「え?!良いのレイジ?そんな簡単に……!?」

 

「ああ、元々この神羅城は今二階から四階は賃貸として貸し出してるんだよ。勿論俺の知り合い限定だけどな。今なら同じ事務所の吉身で安くしてやるけどどうだ?」

 

「それならイナ此処に住みたい!レイジ君や皆と毎日会えるなら此処で暮らしたい!」

 

イナは俺にそう言って抱きついてきた。いやまあそれは良いんだが背後にある触手が俺の手足に絡んで来て怖ぇんだけど……

 

「そ、それじゃあ正式な手続きはフブキ達が帰って来てからで良いから四階の402から406号室を使ってくれ」

 

「ごめんなさいねレイジ、わざわざこんな手間掛けさせてしまって……あ、そう言えばJPの皆いないみたいだけど皆何処に行ったのかしら?」

 

「ああ、実は二日前からJP組は京都に慰安旅行に行ってるんだよ。俺は仕事もあるから此処に残ったんだけどな。だから後4日は帰って来ないぞ」

 

子供達も一緒に行ったから少し寂しいが皆が帰った後でもすぐにいろんな仕事を出来るようにするのが俺の役目だからな。それにみしろやココ達もいるし、咲達にじさんじ組もいるから相変わらず此処は騒がしいけどな。

 

「それじゃあ早速部屋に案内す「ちょっとお待ちなさいですわぁーーーッ!」って壱百満天原、戻ってきたのか……ってお前なんて格好で歩き回ってんだよ?!」

 

皆を部屋に案内しようとしたタイミングで壱百満天原が戻ってきたのだが、こいつバスローブを羽織ってるだけの格好で来やがった!?胸のところが強調されているのを見るとこいつ下着も着てないのか?!此処七階なのに一階の大浴場から此処までその格好で来たのか!?

 

「お前馬鹿か!?そんな格好して他の奴等に見られたらどうするつもりだったんだよ?!」

 

「そんな事どーだって良いのですわ!それよりも玲二様!この方達が此処に住むとは一体どういう事ですのぉーーー!?」

 

いやどーだって良いって……女の子としてそれはどうなんだ?

 

「いやだからこのままだとカリオペ達が住む場所がないからこの神羅城に住んでもらっても構わないって事だよ。元々此処の二階から四階は今俺の知り合い限定で賃貸として貸し出してるからな」

 

「そうなのですの?!そんなの初めて聞きましたわ!?」

 

「そうなのか?いや今にじさんじやのりプロ、それに他の奴等も入居してるからてっきり知ってるのかと思ってたんだが?」

 

「そ、そんなの聞いておりませんわぁーーーッ!?」

 

え、マジで知らなかったのか?咲の奴他のにじさんじメンバーにも声をかけたって言ってたからてっきり知ってるものかと思ってたんだが?

 

※壱百満天原サロメはまだ所属して間もない為他のメンバーの連絡先を知らないのでこうした連絡が取れてないのである。

 

「でしたらわたくしもこの家に住まわせて頂きますわ!そうすれば何時でも玲二様のお顔を拝む事が出来ますし、此処を拠点にする事で真のお嬢様になる為の第一歩になりますわ~!!」

 

「ま、まあ住みたいと言うなら審査が通れば「ダメ!それは絶対に許さないッ!!」ってぐら……ってお前もか?!」

 

此処に住みたいと迫ってくるサロメだったが其処にぐらもやってきてサロメの入居を許さないと立ち塞がる。けどなんでパンツ一丁で来てんだよ?!一応首にかけてるバスタオルのお陰で胸は隠れているが完全に女の子がしていい格好ではないぞ!?

 

「どーしてですの?!此処は玲二様のご自宅ですのよ!なのになんで貴方がそんな事言う権利があるのですか!?」

 

「あるに決まってるだろ!ぐらはレイジと同じホロライブ!お前は別の事務所!だったらお前が此処に住んで良いワケないだろ!」

 

「いやにじさんじ組も結構入居してるけど?」

 

そういや黛灰にも住むかって聞いたけどあいつにじさんじ辞めてしかもこの島からも出ていっちゃうみたいだったな。なんでも公務員にでもなろうとか言ってたけど、まああいつが新しい人生を始めるなら友人として応援してやらねぇとな。

 

「ほら見なさい!玲二様は貴方のような心の狭いお方ではありませんの!だから貴方にそのような事言われる筋合いなんてありませんのよ!!」

 

「ウッサイこのデカチチ女!レイジはぐらがずっと前から仲良くしてたんだ!それをぽっと出のお前なんかにくれてやるもんか!!」

 

「なんですってぇ~!?」

 

「あぁ?やんのかぁ~!?」

 

「「ぐぎぎぎぎぎぎぎぃ……ッ!!」」

 

いやいや、さっきまでそれなりに仲良くしてた筈なのになんで入居する話でこんな事になってんだよ?

 

「……だったらデカチチ女、ぐらと勝負しろ!それでぐらが勝ったらお前は二度とこの城に入って来んな!」

 

「良いですわよ!ならわたくしが勝ったら此処に住んで貴方にはわたくしが今暮らしてる格安アパートに引っ越してもらいますわぁ~ッ!!」

 

いやなんだその勝負?そんな事しなくたって部屋ならまだ空いてるから別に住んだって構わないんだが?

 

「……ごめんなさいレイジ、うちのぐらがまた暴走しちゃって……」

 

「いや、別に良いんだが……はぁ、取り敢えずフブキ達にも新しい入居者が来たって連絡しとくか」

 

まあ勝負の結果がどうであれ此処にいる奴等の入居手続きを済ませておくとしよう。取り敢えず今は皆に迷惑をかけない範囲なら二人に満足するまでやらせてやるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―その頃―

 

「……はい、分かりました。じゃあレイくん、よろしくお願いしますね♪」

 

「フブキー、レイさんなんだって~?」

 

「うん、実はEN組とサロメさんが新しく入居するみたいなんだけど……なんかよく分からないけどそれで勝負事になってるんだって」

 

『………………はい?』

 

慰安旅行中に玲二から連絡があったのだが入居する為の勝負事について今一分からず首を傾げるフブキ達であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ 今日の一部屋―

 

304号室 おめがシスターズ

 

「うおぉーーーッ!?窓からの景色最高ーーーッ!!」

 

「ねー♪こんな良い部屋が毎月六万って安いよね~♪」

 

「マジで!?おぉ~!それならレイちゃんの貯金でも大丈夫だね~♪」

 

「え、違うよ?月々の家賃はリオちゃんの口座から引かれるようにしてるよ?」

 

「え…………?」

 

「それじゃあリオちゃん、毎月の家賃よろしくね~♪」

 

「………………………………へあッ?!」

 

本当は二人半々ずつの支払いだが面白いので黙ってるおめがレイであった。




はい、という事でぐら達とサロメが入居、そして何故か始まる二人の対決!な回でした。今回はスランプ気味だったのでどう書こうか悩んでいたら長くなりそうなので対決は次回に持ち込みます。

それと今回からオマケシーンで今日の一部屋というのを載せていこうと思います。もしかしたら意外な人が入居してるかも…?

次はこの続きか番外編の続きを出そうと思います。まったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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