ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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実は昨日で初投稿から一年経ったので本当は昨日上げたかったのですが忙しくて出来ませんでした……(泣)いつもこんな小説を見て頂き有り難うございます!これからものんびりと更新していく予定なのでよろしくお願いします!

今回はぐらとサロメの対決?になります。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第73話『対決?初めてのガンプラ作り』

神羅城に住む事を賭けて何故か戦う事になったぐらと壱百満天原。まあどっちが勝っても入居は認めるつもりだから良いんだが結局何で対決するんだ?

 

「それで?一体どんな対決をするおつもりですの?」

 

「そんなの決まってるだろ、レイジと言えばガンプラ。なら勝負はどっちがレイジを納得させるガンダムを作るかの勝負だッ!」

 

「やはりそうなりますのね?良いですわ!わたくしも今日は玲二様と共にガンプラを作るためにホロプラというお店でガンプラを買ってきましたのよーッ!」

 

へぇ?壱百満天原ガンプラに興味持ってくれたのか。それは同じガンプラ好きとしては嬉しいけど一体何を買って……………え?

 

「ひ、壱百満天原?なんでこのキット選んだんだ?」

 

「はい!このガンダムがわたくしの見る限りでは最安値のガンダムでしたので買っちゃいましたわ~♪これだけお安いという事はつまり!作るのにそんなに難しい事はないという事ですわ~♪「ばっかじゃないのお前?」はぁッ?!な、何がおバカというのですの?!」

 

「だってお前これ……『ファーストグレード』じゃん。初心者なら絶対エントリーグレード買った方が良いのに」

 

どうやらぐらは知ってるみたいだな。そう、壱百満天原が買ってきたのはある意味初心者にオススメ出来ない最安値キット『FG(ファーストグレード)』なのだ。

 

 

『FG ガンダム』

言わずも知れた初代ガンダムのキット。その中でもこのFGのガンダムは格安の300円!しかしこれは本来初心者にオススメ出来るキットではない。何故なら……

 

「ふぁ、ファーストグレード……?」

 

「……壱百満天原、取り敢えず箱開けてみな。そうしたらそれが初心者向けではないのがよく分かるから」

 

「は、はあ………………ッ?!こ、これは!?」

 

俺に言われて箱を開けた壱百満天原が驚いている。そう、実はこのガンプラ……単色成型のキットで全く塗り分けがされていないのだ。更に一度組み立てたら腕や首、間接部は外せなくなってしまう為に塗装するのにも一苦労なキットなのである。このキットが値段が安いのは初心者向けだからではなくあらゆる部分が削減されてるある意味上級者向けのキットなのだ。

 

「これからガンプラを作る壱百満天原にはエントリーグレードから入った方が良いんだけど、まさかFGを買ってきてしまうとは……」

 

「ハハハッ!バーカバーカ♪」

 

「うぐぐッ……うっせぇですわぁーーーッ!!其処まで言うからには貴方はこれを格好良く仕上げられるというのですわよね!?なら勝負はこのガンダムをどちらがより格好良く仕上げられるかに致しましょう!!」

 

「えッ?!」

 

あーあ、ぐらが調子に乗って煽ったせいでとんでもない泥沼勝負になりそうだな。しかもどっちが格好良く仕上げるかなんて、こいつ等勝負にどんだけ時間かけるつもりなんだ?

 

「それでは玲二様!わたくしガンプラは初めてですので是非ご教授お願いしますわ~♪」

 

「おいフザケンナ!お前これ勝負なのになんでレイジに頼ろうとしてんだよ!?」

 

「わ、分かったからぐら怒るなって。今回のキットはちょっと初心者には難しいから二人とも教えてやるから先に工作ルームに行ってこい、俺は助っ人呼んでから向かうから。みしろ、案内頼めるか?」

 

「畏まりましたご主人様。それではお二人とも、こちらへどうぞ」

 

俺がそう言うと二人はみしろの案内で工作ルームへと向かって行く。さて、俺もあいつを連れてくるとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、これから対決という事だが壱百満天原は完全に初心者、ぐらも最低限の事しか出来ないみたいだから土俵としてはほぼ同じようなもんだ。だから今回は俺が壱百満天原に、ココがぐらに着いてレクチャーしていこうと思う。ココ、よろしく頼むな」

 

「おう!パパの頼みとあらば断る理由はねぇ!この桐生ココ、しっかりぐらをサポートしてやるぜ!」

 

いよいよ始まるガンプラ対決。俺は丁度暇してたココにぐらのサポートを頼んだので対決というよりは最早レクチャーみたいなもんだな。それとココなんだがもうカタコトな部分も殆どなくなり流暢な日本語になったり最近は俺の事兄貴ではなくパパと呼ぶようになったんだよな。理由を聞くと自分はもう俺の妻だからいつまでも兄貴はおかしいだろとの事だ。それを言ったら他にも俺の事未だに兄と呼ぶ奴いるけどな。

 

「こ、この方も玲二様の奥様なのですね?」

 

「おうよ!この佐々木ココこそパパの嫁の一人よ!よろしくなサロメ嬢♪」

 

「え、えぇ、よろしくお願いしますわ………それにしても、おっきなお腹ですわね?」

 

「まあな♪なんたってヤる事はヤってるからな♪」

 

ココ 妊娠五ヶ月目

 

おい言い方。確かにハッスルした結果ココにも二人目が出来たけどもうちょいオブラートに包めよ壱百満天原が顔真っ赤にして困ってるだろ?それと……

 

「……さくら?ちょっと重たいから降りてくれないか?」

 

「やー。パパのあたま、さくらのとくとーせき~♪」

 

そう、さっきからさくらが俺の頭に乗っかり離れようとしないのだ。この子も成長が早いのかもう普通に喋れるしなんなら少しの距離ならちっちゃい羽で飛ぶ事も出来る。これが龍人族の成長スピードかと思いきや普通の龍人族の子でも此処まで成長は早くないと言われたので間違いなく神羅族の力が影響してるんだろうな。

 

「むぅ~!ぐらもレイジの赤ちゃん欲しいのにぃ~!」

 

「ハハハッ!寝言は寝てから言えサメちゃん♪ほらとっととガンプラ作っていくぞ!」

 

悔しがるぐらの首根っこを掴んでココは奥の方へと向かって行ったので俺達も始めるとするか。さて、まずは必要なアイテムを揃えてテーブルに並べないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……よし、こんなところかな?」

 

「凄いですわ……ガンプラってこんなに使う道具が多いのですね?」

 

「まあその時作るモン次第だな。ただ組み立てるだけならニッパーあれば充分だし、もっと拘るならこれより道具が必要になる事もある。今回は壱百満天原も初心者という事もあるし丁寧に作っていくとするか」

 

今回使用するのは基本のニッパーとヤスリ、そしてプラモ用の接着剤に塗装する為の筆と希釈液だ。今回はエアブラシ等は使わず筆塗りでやっていこうと思う。

 

「それじゃあまずはパーツをニッパーを使って全部切り出していくか。本来なら初心者なら説明書を見ながら一つ一つ外して組み立てながらやるのが良いが今回はパーツも少ないから全部一気に切り取っても問題はない」

 

「わ、分かりましたわ。んしょ……」

 

―パチッパチッパチッ―

 

パーツがランナーから切り取られる音が心地好く響いている。この没入した時の静寂感が自分の世界に入っている感じがして俺は好きだ。壱百満天原も真剣な表情でパーツを切り取っている。

 

「………ふぅ、終わりましたわ」

 

「よし、それなら次はパーツを組み立てるんだが、まずはパーツを噛み合わせるピンと穴があるだろ?其処にニッパーを入れて少しカットするんだ」

 

「?どうしてですの?そんな事をしたら組み立ててもすぐに外れやすくなってしまいますわ」

 

「良いんだよ、これからやる組み立ては仮組と言って一旦組み立てた後にもう一回バラすから」

 

「??何故そのような面倒な事をするのですか?」

 

「それについては後で説明する。まずは指示通り組み立てて見てくれ」

 

俺が指示するとサロメは不思議そうにしながらもパーツにダボ穴カットをしつつ組み立てていく。それにしても本当に単色だな……旧キットとかこういうのは作った事なかったから分からなかったけど昔はプラモ作るのも一苦労だったんだな?今のプラモがどれだけ進化してるのかが良く分かる。っと思ってる間にもう出来たみたいだな?

 

「よし、とりあえず仮組が完成したらパーツの合わせ目なんかをチェックするんだ。後は塗装する際に塗りづらい場所の確認も一緒に行う。こうする事で接着する時に消すべき合わせ目も分かるし塗装もやり易くなる」

 

「なるほど……分かりましたわ!では、次はどのようにすればよろしいですの?」

 

「次はパーツをバラして、そして合わせ目に沿って接着剤を着けて再びパーツを組み立てていくんだ。この時に接着剤が多いと余計な所にも接着剤が流れてしまい間接部等に影響が出てしまうからなるべく薄く塗ってくれ」

 

「は、はい玲二様!では……!」

 

「サロメ~がんばれ~♪」

 

お、さくらも壱百満天原を気に入ったのか名前を呼んで応援してるな。それにしても壱百満天原ってすげぇよな?たった1ヶ月でにじさんじのトップに上り詰めただけでも凄いがこうした細かい事に対しても並々ならぬ熱意を持って挑んでくれてる。きっとそれが彼女を彼処までの人気者にした要因なんだろうな。

 

そして暫くして接着が終わり接着剤が固まってヤスリがけを終えたのでいよいよ此処からがメインイベント、塗装に入る。

 

「いよいよだな。此処からは壱百満天原、お前自身で好きなように塗ってみろ」

 

「え?!で、ですがわたくしこうしたのが苦手でして、上手くこの絵のように濡れるか自信が……」

 

「別にその通りに塗らなくて良い。寧ろ壱百満天原……いや、サロメが思う通りに好きなように塗れば良い。ガンプラは必ずしもその通りに塗らなければならないなんてそんな掟はないからな」

 

「……わたくしの、好きなように……」

 

「そういう事だ、だから此処からは一旦席を外す。暫くしたらまた戻って来るから頑張ってやってみな」

 

「サロメ、がんばって~♪」

 

こうして俺はさくらを抱っこして工作ルームを後にする。サロメに一人でやらせる一番の理由はさくらがいるからな。成長が早いとは言えまだ赤ちゃんだから塗料の近くにやるのは危険だからな。まあもっと言えばガンプラ作ってる傍にいる自体本当は危ないんだけど皆して興味持ってるから其処はなるべく危なくない範囲に離して見せるようにはしてる。

 

さて、それはさておきサロメはどんな風に塗っていくんだろうな?

 

「お、パパの方も終わったのか?」

 

「あぁ、後は塗装だけだ。ぐらの方は?」

 

「サメちゃんも後は塗装だけってところだな。それよりもパパ、お腹空いてねぇか?今からサンドイッチでも作って皆で食べようと思ってたんだよ♪」

 

「お、それはいいな。さくらもバナナのサンドイッチ食べるだろ?」

 

「わーいバナナサンド~♪」

 

さくらは喜びながら俺の腕から離れココの頭上に乗っていく。ココもちょっと重そうなのか若干首が傾いている。

 

「ママ、はやくはやく~♪」

 

「はいはい、ったく重てぇったらありゃしねぇ♪」

 

口ではそう言ってるが嬉しそうだなココ。組の娘に産まれて会長になったから人並みの幸せを掴むなんて諦めてたのにこうして子供に恵まれるなんてそりゃ嬉しい気分にもなるか。

 

「ほらパパ、早く来ないとパパの分なくなっちまうぞ~?」

 

「パパ、はやく~♪」

 

「はいはい、今行きますよっと」

 

さて、俺も皆と一緒にサンドイッチ食べるか。後ぐらとサロメの分も作っておくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―数時間後―

 

「さて、そろそろある程度塗装終えた頃かな?」

 

あいつ等もそろそろ腹減ってると思うし、俺はサンドイッチを持って工作ルームへと戻ってきた。さて、一体どんな塗装に………ってありゃ?

 

「スー……スー……」

 

「あらら、集中し過ぎて疲れて寝ちまったか……成る程、面白い塗装だ」

 

寝息をたてながら寝てるサロメの横には既に塗装を終えたガンダムが置かれていた。そのガンダムは不器用ながらも紫色をベースに丁寧に塗られており肩とシールドにサロメのイメージであるサソリの模様が描かれていた。まさにサロメらしい塗装に仕上がっているな。

 

「お疲れ様サロメ、よく頑張ったな」

 

「スー……エヘヘ、玲二様ァ~♪」

 

気持ち良さそうに寝て、一体どんな夢見てんだか?けど此処で寝かせてたら風邪引くかもしれんしとっとと運ぶか。あ、それとぐらの方はどうなんだ?

 

……やれやれ、こっちもか?

 

「エヘヘェ~♪イヤーンレイジノエッチィ~♪」

 

「……いやどんな夢見てんだこいつ?」

 

こいつの場合は叩き起こそうか?いや、流石に可哀想だから止めとこう。それにしても……ぐらもかなり良い感じに塗装出来たみたいだな。少し暗めのメタリックブルーに白のグラデーション、まるで深海を思わせるかのような仕上がりになってる。これは他でもないぐらだから表現出来る塗装だな。

 

「まあ欲を言えばもう少し色ムラとか塗装の粗さもあるが、二人とも初の筆塗りにしては上出来だ。よってこの勝負は引き分けだな、お疲れさん二人とも」

 

俺はぐらの頭を少し撫でた後浮遊の能力を使いサロメとぐらを浮かせて部屋へと運んで行った。勝負の結果に納得してくれるかどうかは分からないがこれからよろしくな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へー、そんな事になってたんですね?」

 

「あぁすまなかったなフブキ、急だったとは言えEN組やサロメを入居させてしまって」

 

「大丈夫ですよレイくん♪そもそもEN組やID組が引っ越して来るのは想定済みでしたし、サロメさんも家賃をしっかり払ってくれるなら文句は言いません」

 

「そうか、それなら良かっ……ちょっと待て?想定済み?それってどういう事なんだ?」

 

「元々EN組がこの島に移住するのはキアラちゃんから聞いてたので万が一移住する家が見つからなかった場合は神羅城に住ませてあげようって皆で決めてたんです。まあぐらちゃんがサロメさんと対決する事になったのはちょっとびっくりしましたけどね」

 

成る程、そういう事か。まあそれなら穏便に住んで良か「あーそうそうレイくん?」……ん?な、なんだフブキの奴、急に雰囲気が変わったけど……?

 

「レイくん、みしろちゃんから聞いたんですけど……レイくん、ぐらちゃんと寝たみたいですねぇ~?」

 

うぐッ!?や、やっぱりバレてる?!実はぐらの奴フブキ達が帰ってくるまで毎日俺の部屋に来ては無理矢理一緒に寝かされてたんだよ、勿論厭らしい事は一切してないけど。

 

「す、すまん、ぐらが毎日無理矢理入って来て、それで……」

 

「ううん良いですよレイくん、ぐらちゃんもレイくんに会えなくて甘えたかったんですもんね~?だから許してあげる代わりに今夜から暫くは私と一緒に寝ましょうね♪ココちゃんも二人目が出来ましたし、私もそろそろ三人目欲しいと思ってたんですよ~♪」

 

や、ヤバい、フブキの目がギラギラしている。これは逃げられそうもないか……?

 

「レイジ~♪」

 

「玲二様ぁ~♪」

 

「ん?お、おうぐらにサロメ、どうしたんだ?」

 

ナイスタイミング!フブキに迫られそうなタイミングでぐらとサロメがやって来てくれた!

 

「レイジ!今度はぐらと一緒にアスタロト作ろう♪」

 

「いえ玲二様!今度はわたくしとルナゲイザーガンダムをお作りしましょう♪」

 

「おいサロメ!今はぐらがレイジにお願いしてんだからあっちにいけよ!」

 

「嫌ですわ!わたくしまだまだ初心者なもので玲二様と一緒にもっとガンプラを作ってスキルアップしたいのですわぁ~!」

 

「はいはい分かったから、この後リモート会議あるからそれが終わったら二人一緒にやってやる。という事でフブキ、さっきの話はまた後でな」

 

「むぅ……分かりました、けどレイくん………………ニゲラレルトオモワナイデヨネ?」

 

ヒィッ……?!こ、これは……暫く大変かもな………

 

 

 

その後、暫くの間玲二はフブキの夜の相手をする事になるが結局の所これ以上の子供は暫くは作らないでおこうという考えに収まってくれた。ココの新しい子供を考えたら46人、流石に多過ぎるからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ 今日の一部屋―

 

230号室 社築

 

「ふぃ~、漸く仕事も終わって一息つけるな。こういう時は一杯やってゲームするのが一番だ」

 

―ピンポーンッ―

 

「ん?誰だこんな時間に……はーい」

 

[開けろぉー!やしきずーッ!ゲームやるぞぉーーーッ!!]

 

「いやお前かよ笹木!?俺は今から晩酌するんだからガキは帰った帰った!」

 

[開けろぉーーーッ!暇なんだから相手し―プツッ―

 

「はいはいもう相手にしてられないって。それにレバガチャの時は散々家破壊されたけど此処は玲二の家だからあいつも手出し出来んだろ―ピッガチャッ―……え?」

 

「お邪魔しまーす♪」

 

「オイオイオイお前どうやって入ったんだよ!?鍵掛かってる筈だろ?!」

 

「いやぁ~あの時のゲストマスターキーまだ持ってるんで♪」

 

「いや返せよ?!怒られるぞ玲二に「そんじゃあ早速ゲームすっぞぉ~♪」聞けよ!?」

 

当然この後怒られる笹木咲であった。




はい、という事で対決という名のガンプラ講座でした!ファーストグレードは一度だけ作った事がありますがマジで塗装が大変でした……(泣)

次回はミオの幼馴染みが登場、玲二とミオに危機迫る?なお話です。次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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