ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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仕事、仕事、また仕事………一体何時になったら自由を得られるのだろうか?(泣)

取り敢えず水星の魔女のガンプラ出る日の午前中だけは時間を確保しなければ!( ・`ω・´)

今回はミオの幼馴染みが登場でまたまた一悶着が?な回です。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第74話『幼馴染み』

「……………え?ホロライブタウンの再開発?」

 

〈そうなんだ。それに伴い島の名前も新しくしようと思うんだけど、どうかな?〉

 

ある日の午後、俺は義兄さんと島の再開発を行うという話を聞き、それに伴う島の名前の変更を提案されたのだがいきなりそんな事言われてもなぁ……

 

「うーん……なら俺の種族名から取って神羅島とかは……」

 

〈それも最初は考えたけどその名前はやはり許可は出来ないな。以前の件で君の正体が島中にバレたとはいえそれは現島民の極秘事項として収まる事になったんだ。だからこれからこの島も拡大し認知される中で外部から来た者に君の正体を悟られるリスクはどうしても避けなければならない〉

 

そっか、俺が神羅族だとバレても今まで大丈夫だったのはあくまでこの島にいる人達が俺や俺の家族の味方でいてくれる人達ばかりだったからだ。もしこれから外部の人間が来て俺の正体がバレるような事があったら皆にも危険が迫るのか……だったらこの家も神羅城なんて名前付けなきゃ良かったな。

 

〈取り敢えず候補はこちらでも考えておくから後で君の奥さん達とも話し合ってほしい。それと来月には工事していた島北部の拡大と其処にホロライブとにじさんじの合同建設予定のコンサート用大型ドーム会場の立地確保が終わると思うから明日そっちに行く建設部の者と詳しい話をしてほしいんだ〉

 

「分かった、こっちの事は任せてくれ。それじゃあ義兄さんお疲れ様」

 

俺は義兄さんとの通話を終えるとパソコンの画面を閉じて一息つく。確かにこの島はもうホロライブタウンと言うにはそれ以外の人達があまりにも多過ぎる。いつかは名前を変える必要があるとは思ってたが、はてさてどんな名前が良いのやら?

 

……まあそれは義兄さんに任せて俺は明日来る建設部の部長さんとの会議に使う資料を纏めるとするか―シュンッ―ん?

 

「ぱーぱ♪」

 

「……おいおいマオ、お前また勝手にリミッター外したのか?危ないから外しちゃダメだって言ってるのに」

 

「あーい♪ぱーぱ、あしょぼ~♪」

 

全く、この子達も最近だとリミッターの為に着けた腕輪を外して自由に能力を使っている。今のところ危険な目にあってないから良いが万が一の事があったらダメだからもっと外しにくいリミッターを用意してもらわないとな。

 

「分かった、でもパパは今目を通さなきゃいけない資料があるから読み終わるまでは膝の上でおとなしくしててな」

 

「あーい♪」

 

うん、良い子だ。マオは俺の言う通り俺の膝の上に座り母親であるミオのぬいぐるみで遊び始めた。この子達も大分聞き分けが良くなってきて親としては嬉しい限りだけど、それなら勝手にリミッター外さないでくれよな?

 

―ガチャッ―

 

「レイさん!こっちにマオ来てな……ってやっぱりいた!もうマオ!勝手に転移しちゃダメだって言ってるでしょ?!マオにもし何かあったらママ悲しいんだから!」

 

「ぶぅー……あい」

 

お、ミオもマオの転移に気づいて来たか。まあマオが転移する場所なんて俺かミオのとこしかないからな。

 

「ミオ、そんなに怒んないであげな。幸い怪我もないんだし」

 

「レイさんは甘いんだってば!今までだってたまたま何もなかっただけでマオがもし知らない所に行っちゃったらウチ……!」

 

「大丈夫だって、そうなったら俺が必ず見つけるから。それにもうすぐ新しいリミッター用の腕輪も来るからそれならこっちから外さないと外れない仕組みになってるからそんな心配する必要なくなる。だからもっと俺の事信用してくれないか?」

 

俺はミオを落ち着かせようと頭を撫でてやるとミオも目を細めて気持ち良さそうな顔になっていく。どうやら落ち着いてくれたみたいだな。

 

「マオもパパやママに会いたいからって勝手に腕輪外して転移しちゃダメだぞ?その力はせめてマオがもっとおっきくなってから使ってくれ。パパとママとの約束だ」

 

「あい!マーオ、やくしょく!」

 

全く、この子は本当に分かってるのかね?いつかこの子達がおっきくなったら力の使い方を練習させないとな。

 

「それよりレイさん、その資料ってもしかして明日の会議の?」

 

「ああ、明日来る建設部の部長との会議で使う資料だ。先方は11時にはこっちに来るって言ってたから明日は少しバタバタするかもしれないから子供達の事よろしくな」

 

「うん、ウチに任せて♪マオも明日はパパ大事なお仕事があって遊べないから今のうちに沢山遊んでもらいなよ~♪」

 

「あい!」

 

やれやれ、まだ資料読んでる最中だったんだが……まあ良いか、後でゆっくり目を通すとして今はマオの相手をしてあげるとするか。

 

こうしてこの日はマオや他の子供達と遊ぶ事にし、資料に目を通す事が出来たのは結局深夜になってしまった玲二であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―翌日―

 

「さて、そろそろ先方も来る時間だな」

 

「そだね~、多分もう見えると思うけど……あ、玲二見て!多分あの人達じゃない?」

 

「あ、あぅぶぁ~」

 

翌日、俺はシロと愛娘のみるくと一緒に建設部の人達を迎えに港で待って、そして暫くして船から搭乗客が降りて来てその中からそれらしき人達が俺に気づいたのか近づいてきた。おそらく中心にいるあの人が建設部長だと思うが、あの耳は犬……いや、ミオと同じ狼族の獣人か?

 

「あ、どうもはじめまして。佐々木玲二さんですよね?私藤枝コーポレーション建設部門部長の井之上雄輔と申します。本日はどうかよろしくお願いいたします」

 

「こちらこそよろしくお願いします。では早速ですが私の家の会議室に案内しますのでそちらで詳しい内容の説明をさせてもらってもよろしいでしょうか?」

 

「勿論です、では時間も惜しいので早速向かいましょう」

 

おお、なんだか頼りになりそうな感じの人だな……にしてもこの人の名前、なんかどっかで聞いた事があるような………ああそうか、あの芸人さんと名前が一緒なのか。名刺を見たら漢字は違ってたけどまさかこんな偶然あるもんなんだな?でも最近あの人見なくなったな、結構好きだったんだけど………ってそんなの今はどうでもいいか。取り敢えず今は会議の為に家に戻るとするか。

 

「いやぁそれにしても美しい奥様ですね。こんな素敵な方とご結婚されてしかもこんな可愛らしいお子様まで授かれるなんて羨ましい限りです」

 

「えー、ほんとぉ?良かったねみるく、可愛らしい子だって♪」

 

「あぅぶぅ♪」

 

「有り難うございます、しかし井之上さんも素敵な奥さんがいらっしゃるのでは?」

 

「いやはや実は恥ずかしながら私はまだ独身でして」

 

独身?!マジか、こんな誠実そうで見た目も清潔感ばっちりなのに……!?

 

「そうなんだ?凄くモテそうな感じなのにどうして?」

 

「おいシロ!すみません、うちの妻が余計な事を……」

 

「いえ、構いませんよ……実は私には昔から好きな人、所謂想い人がいまして、その娘を想うと他の女性と付き合うという考えが出来なくて……」

 

「……そうだったんですね、其処まで想う程ならその女性はきっと素晴らしい方なのでしょうね?」

 

「えぇ、私にとっては大切な人なんです……すみません、こんな独り身男のつまらない身の上話をしてしまって。さ、早く会議を済ませて昼飯でも食べましょうか。今日は私が奢りますので♪」

 

………最後少し誤魔化してたけどなんだか少し寂しそうな感じがしたな。そこ想い人との間に何かあったんだろうか?まあ部外者である俺が考えても仕方がないかもしれないけど……

 

ってそんな事考えてたらもう神羅城に着いたか。

 

「うわぁ、前任の部長から建設等の話は聞いていましたが此処まで凄い豪邸とは」

 

「まあ私だけではなくいろんな人が住んでる集合居住地ですから。さ、こちらへどうぞ」

 

俺はマスターキーを使って入り口を開き井之上さんや他の建設部の方々を神羅城へと招き入れていく。すると……

 

「あ、レイさんお帰りなさい♪そちらの方々が建設部の皆さん?」

 

「ああ、これから会議室で話し合いをするから皆さんの分のお茶を………?井之上さん、どうかしましたか?」

 

?どうしたんだ?井之上さんなんか目を見開いて驚いた表情でミオを見てるけど……

 

「あ、あの……ひょっとしてミオちゃん?大神ミオちゃんだよね!?」

 

「え?は、はいそうですけど……?」

 

「ッ!!やっぱりミオちゃんだ!ほら覚えてる?!小学校の頃ずっと一緒に遊んでた井之上雄輔だよ!」

 

「え……………あー!?ゆーくんなの!?本当に?!」

 

ゆーくん?!なんだかミオが凄く懐かしそうに井之上さんをそう呼んでるけど、二人とも知り合いだったのか!?

 

「うわぁ懐かしいねゆーくん♪元気してた?」

 

「う、うん、元気してたよ。ミオちゃんも随分おっきくなったね」

 

「そりゃウチだってもう20代なんだからおっきくなってるに決まってんじゃん♪」

 

「そ、そうだよね、ハハハ……///」

 

………なんか井之上さんのミオを見る目が好きな人と話してるそれに見える。もしかして、さっきの話に出てた想い人ってミオの事なのか?だとしたらなんか複雑なんだが………

 

「と、ところでミオちゃんはなんでこの家に住んでるの?前にミオちゃんのお母さんから上京したって聞いてたんだけど……」

 

「あー、それはね「ままぁ~♪」あ、マオ来ちゃったの?もうしょうがないなぁ~」

 

奥の広間からマオがミオの元にやって来てミオに抱っこされるとマオはキャッキャとご満悦で笑ってる……が、それを見た井之上さんはまた目を見開いて口まであんぐりと開いていた。

 

「………み、みみみミオちゃん?そそそ、その子は一体………?」

 

「え、この子?この子はウチとレイさんの子供だよ♪ほらマオ、おじさんにごあいさつして?」

 

「あーい!マオ、いっちゃい!こんちゃー!」

 

―ピシッ!―

 

あ、井之上さんが石化してしまった。この反応からしてやっぱり井之上さんの想い人ってミオだったのか?

 

「え?でででででも、さ、ささ、ささ佐々木さんのおおお奥様はそそ、そ、そちらの方では……?」

 

「うん、シロも玲二の奥さんだしミオちゃんも玲二の奥さんだよ♪他にも玲二の奥さんは沢山いるんだぁ~♪」

 

―ピシィッ!ガラガラガラッ……―

 

あ、崩れてしまった。前にサロメもおんなじように崩れてしまったが普通はこんな風にならんやろ?まあいいや、取り敢えず井之上さんには落ち着いてもらわないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、井之上さんは一旦回復はしたもののやはりショックだったのか会議にも身が入らず終始魂が抜けたかの状態だったので仕方なく会議は一度中断する事になり今はゲスト用の宿泊ルームで休ませている。

 

それにしても井之上さんの想い人がまさかのミオだったなんてな。一途に想い続けてた人がまさか別の男と結婚して子供作ったなんてそりゃ誰だってショック受けるわな。

 

「はぁ、まさかゆーくんが建設部の部長さんだったなんてね」

 

「……ねぇミオちゃん、あの人ミオちゃんの事想い人って言ってたけど、もしかして井之上さんってミオちゃんの恋人だった人なの?」

 

「へ?いやいやまさか!?第一ゆーくんとは小学校時代家が近かっただけの幼馴染みなだけだし中学に上がってから全然会ってなかったし。それに前にも話したけどウチの初恋はレイさんだって」

 

そ、そうか、そう言ってくれるとちょっと安心したわ。正直ミオが井之上さんの事ずっとゆーくんって親しげに呼んでたからもしかしたらって思ってずっとドキドキしてたし。

 

「うーん、それにしてはあの人のショックの受け方が普通じゃないなぁって。だってあの人ミオちゃんの事ずっと想い続けてたって言ってたし、ただ単に好きなだけならそんな長い間一途に想うなんて出来ないと思うんだけど……ねぇミオちゃん、もしかしてあの人との間に何かあったんじゃない?例えば何か約束をしてたとか?」

 

「約束?………………………………………あ、もしかして“あの事”かな?」

 

「あの事?一体何があったんだ?」

 

「うん、これはウチとゆーく……井之上君が卒業する間近の話なんだけど、当時井之上君が卒業した後都会に引っ越す事になって………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―小学校時代卒業間近―

 

「ミオちゃん、もうすぐで卒業だね……」

 

「うん、なんだかちょっぴり寂しくなっちゃうね」

 

「……ミオちゃん、実は僕ミオちゃんの事(異性として)ずっと好きだったんだ」

 

「うん、ウチもゆーくんの事(友達として)好きだよ♪」

 

「本当に!?だったらミオちゃん!僕は将来凄い建築士になるんだ!だから僕が立派になったら、その時にミオちゃんには(僕と結婚して)幸せな家を作ってあげる!」

 

「ほんと?ウチの為に(立派な家を)作ってくれるの?嬉しいなぁ~♪」

 

「うん、必ずミオちゃんの為の立派な家を作る!約束だよ!」

 

「うん、約束!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………って事があったな~」

 

「……何だろう?この一見噛み合ってるようで微妙にすれ違ってる感じがするのは?」

 

「多分井之上さんの言う好きとミオちゃんの言う好きに温度差があったんだろうね?」

 

多分そうだろうな。井之上さんはミオの事を異性として好きと言ったのに対してミオはあくまで友達として好きって意味で返したんだろう。肝心な部分が抜けてると上手く伝わらない、言葉って難しいよな。

 

「そっか、あの時の井之上君ウチの事異性としての意味で好きって言ったんだ?」

 

「それが拗れて恋心抱いたまま今まで誰とも付き合わずに過ごして来ちゃったんだね……」

 

「なんと言うか、ツライなぁ……」

 

そう考えるとなんだか変な罪悪感を感じてしまうな……俺がミオと出会わなければもしかしたら井之上さんとミオが付き合って結婚してたかと思うとなんだか俺が井之上さんの恋を邪魔したみたいで申し訳ない……―ガチャッ―ん?あれ、井之上さんが何か真剣な表情でこっちに来てるけどどうかしたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―………バッ!―

 

「佐々木さん!無理を承知でお願いします!ミオちゃんと別れてくださいッ!!」

 

「「「……………はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ?!!?」」」

 

な、何を言い出すんだこの人?!ミオと別れろ?!なんでそんな事になるんだよ!?

 

「ちょ、ちょっとゆーくん?!いきなり何を言い出すのさ!?」

 

「すまないミオちゃん!君が既にこの人に嫁いだ事も理解しているしそれに見る限りでも佐々木さんもミオちゃんや他の奥さんを大切にしているのはよく分かる!けど、それでも僕は諦めきれないんだ!君と離ればなれになる前にしたあの約束を守る為に僕は今日まで必死に頑張って来たんだ!その約束を果たす為に、そして僕自身の気持ちを受け取ってもらいたい!その為に僕は此処までやって来たんだ!!」

 

な、なんだこの人?もしかしてあれか?質が悪い意味で真っ直ぐ過ぎる性格なのか?普通そんな子供の頃にした約束なんてあんま覚えてないだろうしミオだって本気だと思ってなさそうだったのに対して井之上さんは本気でミオと付き合う為だけを動力源にしてきたって事か?だとしたらかなり厄介だぞそれ。

 

「そ、そんな事言われても俺はミオの事は大事だし、井之上さんの気持ちは分かりますが大切なミオと別れるつもりは俺からはありません。ミオが俺を見限るなら話は別ですが……」

 

「ウチだってレイさんと離婚するつもりなんてこれっぽっちだってないよ!?それにゆーく……井之上君の事だってそんな恋愛的な目で見た事ないし!」

 

「…………え?だ、だってミオちゃん、あの時僕の事好きだって?それに僕の事ずっとゆーくんって………?」

 

「それはあくまで幼馴染みとして、友達としての意味での好きで別に恋愛的な意味で言ったんじゃないよ!それに確かにゆーくんって呼んでたけどウチその頃クラスの皆の事そういうあだ名で呼んでただけだし!だから井之上君とはそういった関係にはなれませんからごめんなさいッ!!」

 

「ッ?!そ、そんな………!?」

 

うわぁ、はっきり言ったなミオ……そんなミオの拒絶を受け井之上さんはショックで放心状態になってしまった……と思ったらすぐに気を取り戻してまた俺達に頭を下げてきた。

 

「……でしたら!でしたらお願いします!どうか僕にミオちゃんの一日をもらえませんか!?ミオちゃんが佐々木さんの事を愛してるのはよく分かりました……けど僕、どうしても諦めきれないんです!なのでお願いします、どうかミオちゃんと一日デートをさせてください!!それで僕もキッパリと諦めますからッ!!」

 

「えぇッ?!そ、そんな事言われてもウチ困るんだけど……!?」

 

「お願いします!たった一日だけで良いんです!!ミオちゃんとデートする事が出来れば僕はもうキッパリと諦めます!だからどうか、どうかお願いしますッ!!」

 

う、うーん困ったな……まさか井之上さんが其処までお願いしてくるなんて、よっぽどミオの事が好きだったんだな?けど女々しいと思われるかもしれないが、だからといって自分の大切な妻を一日だけとは言え他の男とデートさせるなんてとてもじゃないがキツい。はて、どうしたものか……?

 

「………ねぇミオちゃん、だったら此処は勝負してみたら?それでもし井之上さんが勝ったら一日デートをしてあげるって事にすれば良いんじゃない?」

 

「え、勝負……?」

 

「うん♪だってシロ達も玲二の事で対立した時は何時も勝負事で決めてたでしょ?だから今回もそれに沿って玲二と井之上さんとで勝負して勝った方がミオちゃんと一日デート出来るっていうのはどうかな?」

 

……確かに今までもこうしたやり取りになったらこうした勝負事にはなってたけど、でもそれだと俺には特にメリットはなくないか?ミオとデートだって今でもたまにしてるし。

 

「………分かりました、ですがそれだと佐々木さんにはあまりメリットがありません。ですのでもし僕が負けたら今回建設するコンサート用大型ドームの費用の内一割は僕が負担します。それでどうでしょうか?」

 

「一割負担?!そ、そんな一割って言ったって数千万はしますよ?!」

 

「構いません!これが僕の覚悟です!なので佐々木さん、どうか僕と勝負してくださいッ!!」

 

……………ああもう!これが下心とか悪意ある奴ならキッパリ断れるのにこんな本気でミオの事を想っている人に土下座されたら断れないだろうが…………

 

「……ミオ、すまないけど」

 

「ううん、ウチも此処まで真っ直ぐお願いされたら断りづらいもん……その代わりレイさん、絶対に勝ってよね!?」

 

「ああ、それは勿論だ。井之上さん、あなたのその覚悟に免じてこの勝負お受けしましょう。但しやるからにはこちらも負けるつもりはありませんから」

 

「ッ!あ、有り難うございますッ!!」

 

「じゃあ勝負の内容はシロが決めるから明日のお昼に此処で集まるという事で、今日は此処で解散じゃ~♪」

 

シロはそう言って自分の部屋へと戻っていき、井之上さんも俺等に一礼した後ゲストルームへと戻っていった。勝負は明日の昼か……

 

「……ミオ、本当にすまなかった」

 

「もう大丈夫だってレイさん。それに井之上君には悪いけどウチが愛してるのはレイさんだけなんだから、例えどんな事があったってウチはずっとレイさんに着いていくから。だからレイさん、明日の勝負は絶対に勝ってね♪」

 

「ああ、必ず勝つさ。大切な妻を守る為にもな」

 

そう言って俺はミオにそっと口づけをする。確かに流される形で結婚したかもしれないけど今ではミオも、そして皆も俺にとって掛け替えのない大切な人達だ。例え幼馴染み相手だとしても絶対に負けはしない。

 

 

 

突如現れたミオの幼馴染み。果たして玲二は見事に勝利する事が出来るのか?後半へ続く……




はい、という事で次回ミオを賭けて玲二と井之上の勝負です!果たして玲二は勝つ事が出来るのか?!

次回もまっただ中待って頂ければ幸いです、ではまた!
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