さて、今回はイベントに参加するホロメン達の機体チェックです。果たしてどんな機体が出るのか?最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
「はあ、かなり怒られてしまったな……」
「当たり前ですよ!こんな広場のど真ん中にゴッドガンダムを着地させるなんて、幾らGBNでもダメですって!」
「ぱーぱ、よちよち」
「ちー」
あの後俺達は運営側に怒られてしまい、気づけばイベント開始間近となってしまった。フブキにも怒られてしまったしもう悪ふざけな登場の仕方は止めよう。それとこゆきもふゆきもありがとな、でも今回はパパが悪いから大丈夫だよ。
「あ、玲二君戻って来たんだね?」
「ああ、心配させてすまなかったな……あれ?そら、かいりは何処にいるんだ?」
「あ、かいり達なら今彼処にいるよ♪」
そう言ってそらが指差した方を見るとかいり達が狼?みたいな姿をした獣人に遊んでもらってる姿が……ってあの人って
「あの人、確か虎舞龍のタイガーウルフじゃないか?」
「あ、やっぱり玲二さん達は知ってたんですね?」
「ああ、リク達の活躍をアニメって形だけど見てたからな。にしてもなんでかいり達がタイガーウルフに?」
「それがかいりがタイガさんを見つけた瞬間に駆け寄っちゃって、それで皆もタイガさんの所に集まっちゃったんだ」
成る程、確かにかいりは動物大好きだからよく皆が飼ってる猫達とももふもふしてるもんな。
「もふもふ~♪」
「お、おいこらそんなに群がれたら動けねぇって……!?」
「ほらかいり、この人も困ってるからそろそろ放してあげな」
俺はタイガーウルフことタイガさんの頭に乗っかってるかいりを抱き上げ抱っこした。かいりは俺の顔を見るなりキャッキャと笑いながら引っ付いてくる。
「すみません、うちの子供達が迷惑を」
「い、いやそれは大丈夫だ……それよりもしかしてあんたがリクの言ってた異世界からの来訪者って奴か?」
「まあそうですね、俺は佐々木玲二と言います。そしてこっちが妻のそらとフブキ、そしてこの子達が自分達の子です」
「「よろしくお願いします、タイガさん」」
『こんちゃー♪』
フブキとそらと子供達が挨拶するとタイガさんは驚いた様子で子供達とフブキ達を交互に見る。まあそりゃ一夫多妻な上にこんなに子供がいれば誰でも目を疑いたくなるわな?
「お、おう……リクから聞いてはいたがまさか本当に奥さんや子供が何人もいるんだな……?」
「まあ、そうですね……それより聞きたいんですが、タイガさんがいるって事はシャフリさんもいるんですか?」
シャフリさんとはビルドダイバーズの主要人物の一人で正式名称はシャフリヤールという。フォースSIMURGHのリーダーであり作中でも1,2を争うガンプラ愛に溢れた人だ。タイガさんもいるから多分近くにいると思ったんだが……?
「おいおい、あの野郎と俺をセットみてぇに言うな。あいつは今リアルが忙しくて来れないんだとよ」
「あ、そうだったんですね?あの人のガンプラを実際に見てみたかったから少し残念ですね」
「ま、それは別の機会に俺のいないとこでしてくれ。それよりさっき広場に現れたゴッドガンダム、あれもしかしてお前のか?」
「え?ああはいそうですが……」
「ごっと~♪」
やっぱあんな派手な登場したら目立つよな?現に今も周りのプレイヤー達が俺達の事をチラチラと見ているし。久しぶりにガンプラを動かしたからテンション上がってしまったけど次からは気をつけないとな。
「そうかそうか!俺も長い事ガンプラを作ったりバトルしてきたがあそこまで完成度の高いゴッドガンダムは初めて見たからな。お前、シャフリの野郎に負けねぇくらいの相当腕のあるモデラーみたいだな?」
「あ、アハハ、そうですか……」
………墨入れとヤスリがけしかしてないんだけどな?それで凄いのは俺じゃなくてB○ND○Iの変態技術だからあんまり素直に喜べはしないな……
「そ、それよりそら、もう皆はエントリーし終えたのか?」
「うん、皆と玲二君の分のエントリーはリク君とマギーさんが手続きしてくれたから後はイベント開始を待つだけだよ♪」
そうか、ならその間他の皆の所に行くか。フブキの話だと今回は各期生が一人ずつ代表で参加するみたいだから誰が参加するのかも確認したいしな。俺は取り敢えずかいりを抱っこしながらリクとタイガさんと一緒に回る事にした。
―0期生―
「0期生はロボ子が参加するのか」
「うん、ボクのとっておきのΞガンダムが火を吹くよ~♪」
ロボ子のはΞガンダムか。しかもガンメタブラックの重塗装Verか。まあこの機体はちょっと悪役っぽい見た目だからある意味似合ってるな。
「す、凄い!SDじゃないΞガンダムまであるなんて!?」
「すげぇな、話には聞いてたがまさかこんな物までそっちの世界にはあるのか……」
「あ、そっか。さっきの話だとこっちの世界じゃまだ発売されてないのか」
どうやらこの世界のガンプラは俺達の世界より二、三年ほどずれてるみたいだから去年発売したΞもこっちじゃまだ未発売みたいだな?他にもビルドファイターズのガンプラもないからやっぱりファイターズとダイバーズって世界線的には別の世界って事なのか?
「いっつもEXVSではマスターに負けてるけど今回は絶対に勝つから覚悟しててよね♪」
「お、言ったな?こっちだって負けるつもりはないからな。にしてもよくすんなりロボ子で決まったな?てっきりすいせいやみこが参加したがると思ったんだが……?」
「あー……実は他のメンバーは参加出来るような物じゃなかったというか……」
?どういう事だ?参加出来るような物じゃないって………ん?なんか奥の方で落ち込んでるすいせいとみことそれを慰めてるアズキの姿があるけど、その後ろは…………
「……なんでこんなエリアに名古屋城とおでんの屋台車があるんだ?全然世界観合ってないんだが……?」
「……それ、すいちゃんが作った名古屋城」
「そっちのおでんの屋台はみこが作ったにぇ……」
なんじゃそりゃ?確か俺達の使用する物はガンプラに関わらず直近で作った物が反映されるって感じだが、まさか唯の建造物まで反映されてしまうのか?確かにこれじゃあ参加なんて出来ないよな?すいせいに至っては本当に動けないし。
「という事はアズキもか?」
「うん、アズキのはメリー号だったよ」
メリー号?ああ、ONE PIECEか。確かに他の二人に比べたらマシかもしれないがそれも参加出来ねぇな。動ける範囲が水辺しかねぇし。
「でもこの城も屋台も作り込み凄いですね……」
「ああ、まるで本物そっくりだな……」
「最近配信してない時も夜更かししてると思ったけどこれの為だったのか?」
本当にムダにクオリティー高いんだよこの二つ。にしてもなんで名古屋城と屋台車だったんだ?他にもあっただろ?
まあ取り敢えず二人の事はアズキ達に慰めてもらうとして次は1期生の所に行くか。
―1期生―
「あ、玲二君!もう身体は大丈夫なの?」
「ああ、もうすっかり元気だ。それはそうと1期生はメルが参加するんだな?」
「うん、アキちゃんとジャンケンして決めたの♪」
あれ?アキだけか?フブキとはあととまつりは……ああそっか、この三人は前回バトルしたから今回はお預けって事か。
「それで?メルは一体どんな機体なんだ?」
「うん♪メルのパートナーはぁ~……この子でーす♪」
この子?……………………おいなんじゃこれ?
「……………お前、これ“インペリアルドラモン”じゃねーか?!しかもパラディンモードの!?」
「メルあれからデジモンの魅力に気づいてたまに作るようにしてるんだよね~♪」
いや確かにメルのショーケースには結構デジモンあったけどまさか此処でもそれが反映されたのか?!
『Figure-rise Standard Amplified インペリアルドラモン パラディンモード』
『劇場版デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲』に登場した究極体デジモン。黒いボディが純白へと変わり更にオメガモンから託されたオメガブレードの一振で敵のアーマゲモンを斬り裂いた。その雄々しき姿をAmplified造形でより繊細な姿へと変更されている。
「こ、これって、どうみてもガンプラではないですよね……?」
「こいつは、ドラゴン?竜人?よく分かんねぇな?」
「どら~♪」
「クッ……もしジャンケンで勝ってさえいればアキロゼのムゲンドラモンが火を吹いたのに……!?」
「ってお前のもデジモンだったんかい?!」
だったらある意味メルで良かったわ!ウィルス種の究極体デジモンなんて下手すりゃGBNに悪影響出そうだし!何となくだけど!
「ま、まあ兎に角これでも参加出来るなら問題ないから良いのか?」
「うん♪という事で玲二君、もしメルが勝ったら今夜は朝までかぷかぷさせてね♪」
はいはい、勝てたならな。因みにメルの言う朝までかぷかぷとはとある隠語である、何とは言わんが。
―2期生―
「さて、2期生はっと………?なんだ?なんか人集りが出来てるみたいだが……?」
「あ、玲二さんあれ!?」
あれ?……ッ?!あやめと玲菜がなんかゴツい鬼人に絡まれてる!?っていうかあの人、百鬼(ひゃっき)のフォースリーダーのオーガじゃないか!?なんでそんな人があやめに絡んでんだよ?!
「ちょちょちょッ?!ど、どうしたんだあやめ!?」
「あ、れ、玲二様……」
「ぷあ、ぱぱぁ……」
……二人ともすっかり怯えた様子だ。普段なかなか泣かない玲菜も涙目で俺に助けを求めているし、一体何があったんだ?
「……おいあんた、俺の大切な家族に何をしてんだ?」
「……フン、別に何もしてはいない。俺はただ、こいつを作ったっていう奴の顔を見に来ただけだ」
こいつ?そう言うとオーガは俺の後ろに向かって指を差し、其処にあったのは以前切菜さん達を助ける為に使用したアストレイパワードレッドがどっしりと構えていた。
「アストレイ?って事はあやめが今回参加する事になったのか?」
「う、うん……それで今メンテナンスの為に此処で出してみたらいつの間にかこの人が……」
「成る程……だがそれならそんな威圧感出す必要はないだろ?お前、一体どういうつもりなんだ?」
「フン、決まっているだろう?これだけの技量が詰まったこのアストレイを作れるこいつは間違いなく相当の手練れだ。お前がもしこのイベントに参加し俺の前に現れたなら……その時は遠慮なく戦わせてもらうぞ」
オーガはそう言ってその場から去っていくと、緊張の糸が切れたのかあやめはヘタンと座り込み玲菜もグジュグジュと鼻水を垂らしながら泣いてしまった。
「ふ、ふぇ……怖かった余ぉ~……」
「ぷあ、ふえぇ……」
「あいつ、子供もいるのになんて威圧感出しやがるんだ……ほらおいで玲菜」
泣いてる玲菜をあやめから受け取り抱っこすると玲菜はそのまま俺の胸に顔を埋めて泣き続ける。そんな玲菜をもう片方の腕に抱かれていたかいりが優しく頭を撫でてあげていた。
「れーな、よちよち」
「ぷえぇ~……」
「す、すみません玲二さん。オーガは別に悪気があってやったワケじゃないんで……」
「なら余計に質が悪い。こっちには子供もいたんだからあんな威圧感出したら子供が怖がるなんて普通に分かる筈だろ?あの野郎、次あったら絶対にあやめと玲菜に謝らせてやる」
幾らGBNに赤ちゃんがいないから仕方ないかもしれないとは言え俺の子を泣かせた事には変わりねぇんだ、その辺の落とし前はつけさせてもらうぞ。
「それはそうとあやめ、他の皆はどうしたんだ?」
「う、うん、今皆子供達と一緒に出店に行って遊んだりしてると思う余。このイベントも余がやりたいって言ったら皆余に任せるって言って行っちゃったし」
成る程な、確かに2期生は他の期生組に比べるとグループ全員で行動する事が極端に少ないからこういった点も仕方がないのかもしれない。だがせめて誰か一人ぐらいメンテ手伝ってやっても良かったんじゃねぇのか?
「全く、あいつ等もタイミングが悪いというかなんというか……」
「で、でも余はもう大丈夫だよ玲二様!アストレイも見た感じ何処も異常はないし玲菜も後は余があやすから玲二様は他の皆の所に行ってあげて!ほら玲菜、戻っておいで~♪」
「あぅ、あいぃ~……」
あやめはそう言って玲菜を受け取り頭を撫でてあやしていく。玲菜も大分落ち着いたみたいだし、あやめの言う通り他のメンバーの所に行ってみるか。
―3期生―
「…………おいマリン、お前これどういう事だ?」
「あ、あの、その……せ、船長も一体なんでこんな事になったのか……?」
「なんでってマリンが“これ”作ったからじゃん?」
「こんな事ならマリンがイベントに参加するのに賛成なんかしなきゃ良かったぺこだわ……」
「どうしよう……今から他と代わる?」
「でももうマリンで登録済ましちゃったから“これ”でやるしか……」
……本当になんてモン作ったんだマリンの奴。俺と3期生組は目の前に立ってるマリンの作ったプラモを見て頭を抱えていた。そのプラモというのが……
―マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!―
《ヴェハハハハハハァッ!さぁ凡人共ぉッ!神の恵みをありがたく受け取れぇーーーーーーーーッ!!》
…………なんでよりによって『仮面ライダーゲンム』なんだよ?!しかもこいつ誰も操縦してない筈なのに勝手に動き出してるし喋ってるし?!
『Figure-rise Standard 仮面ライダーゲンム プロトアクションゲーマーレベル0』
『仮面ライダーエグゼイド』に登場したゲーム会社幻夢コーポレーションの社長檀黎斗が変身した姿。ストーリーを追う毎にどんどん狂っていき今現在は配信限定だが別作品にも登場する程製作サイドにも愛されてるクレイジーなキャラである。因みに本来のFigure-rise Standardではアクションゲーマーレベル2しかないが簡単な塗装を施す事で手軽にレベル0も再現出来る。
「おいどうなってるんだマリン?!こいつ意思持ってんじゃねぇか!?ていうか明らかにこいつ檀黎斗そのまんまじゃねぇか?!」
「し、知らないですって?!船長もさっき確認の為に出したら勝手に動き出して……!?」
なんじゃそりゃ?!……いや、そういや以前クロがディケイドを使った時もなんか門矢士が宿ったとか言ってたな?もしかしてこれの事を言ってたのか?!
《おい貴様等ぁッ!神である私を無視するとは何事だあぁッ!?》
「いやうるせぇよ?!大体此処はGBNの世界だぞ!何で仮面ライダーのキャラが平然といるんだよ?!」
《そんな物は私には関係ないッ!私は私の才能が導くままに動くまでだあぁッ!ヴェハァーハハハハァッ!!》
「な、なんか変な奴もいるんだな……?」
「というか誰も乗ってない筈なのになんで動けるんですか……?」
知るか!?兎に角此処にいたら同類と思われそうだしとっとと次の所に行くぞッ!
「あぁッ?!ちょっと玲二くん待ってくださいってばぁ~!?」
《ヴェハハハハハァーーーーーッ!!》
「こらあぁーーーーーッ!他のプレイヤーの迷惑になるから静かにしなさあぁーーーいッ!!」
―4期生―
「れ、玲二君どうしたの?なんか向こうが騒がしかったけど……?」
「………気にしない方が身の為だぞ?」
『?』
はぁ、疲れた……いつの間にかかいりも眠っちまったみたいだし、とっとと終わらしてイベント開始まで休もう。
「で?4期生からは誰が参加する事になったんだ?」
「はーい、ルーナなのらぁ~♪」
「のあ~♪」
お、4期生からはルーナか。腕にはキャッキャと笑うミーアが抱き抱えられている。参加するのがルーナという事は機体はSDか?いや、そういやこの間買ってたあれもあるからもしかしたら……
「ルーナの機体はこれ!スタービルドストライクガンダムなのら~♪」
「おお、やっぱりビルドストライクか。しかもスタービルドとはな」
『HG スタービルドストライクガンダム』
『ガンダムビルドファイターズ』に登場した主役機。三代目メイジンカワグチのガンプラとのバトルで大破したビルドストライクをイオリ・セイが更なる改造を施しより機動性を向上させた機体である。
「この間ネットショッピングしてたらたまたま見つけたから買ってみてすぐに作ったのら♪」
「おお、こいつはすげぇな。ストライクの改造機か?」
「それにこの完成度、一目見ただけでも凄い機体だってすぐに分かる……凄いよルーナさん!」
「おー!エヘヘ~、もっと褒めて褒めて~♪」
こら調子に乗るな。お前のソレも多少の改良はしてるが元はそのままだろ?それにしてもリクはスタービルドを見てすげぇ目を輝かせてる。やっぱり同じ主人公が使った機体という事で何かシンパシーでも感じるのか?
「本当はわため達も参加したかったけど皆乗り物系のプラモだったから仕方なくルーナたんになったんだよねぇ」
「まあそういう事だからワタシ達は皆して観客席からパパ達を応援すっからな♪」
「パパー、みんなー、がんばれ~♪」
そっか、他の皆は乗り物系だったのか。それなら仕方がないな。まあココやさくらも応援してくれてるし、より気合い入れて頑張らないとな。
―5期生―
「へぇ、5期生はねねが参加する事になったのか。それで一体どんな機体なんだ?」
「それがレイっちが来るまで内緒だって教えてくんなかったんだよね?」
「そーそー、代わりに皆此処で待っててくれって言われてさ」
「……というかなんで我輩まで?我輩もうホロライブではないんだが?」
5期生からはねねが参加する事になったらしいのだが肝心の本人が此処におらず代わりに他のメンバー、そして一緒に来てくれたアロエが集まっていた。一体どういう事なんだ?
「お待たせ~、ちょっといろいろ調べてたら遅くなっちゃった♪」
「まあそれは良いんだが……で、ねねの使う機体は何処にあるんだ?」
「んっふっふ~♪それはねレイ兄ちゃん……ねねの機体はなんと!ねね達全員なんだよ!」
…………はい?なんだそれ、どういう……っておいなんだそのオモチャみたいな銃は?なんか見覚えがあるんだが……
「それじゃあいっくよ~!大合体ッ!!」
―ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンブラコォッ!大合体!―
―ドッキュウゥンッ!―
な、なんだぁ?!ねねが急に銃を上に撃って変な音声が流れたと思ったら5期生全員が船に乗って上空へと上がっていってる?!こ、これってもしかしなくても……!?
―~♪大合体!大合体!―
「な、なんだこれ~!?」
「おいおい何が起こってんだぁッ?!」
いきなり船から飛び出したぼたんとポルカが慌てるも二人とも光に包まれぼたんが黒い犬のロボットに、ポルカは黄色い鬼のようなロボットに変身しそのまま二人とも足のような形へと変形していく。そしてその上にいつの間にかサングラスを掛けた赤い侍のようなロボットに変身したねねが待ち構えていた。
「お供ども、足となれぇッ!」
「誰がお供だぁーッ!?―ガシーンッ!―わおーんッ!」
「どうなってんだよこれぇッ?!―ガシーンッ!―ポルーッ!」
そしてそのままポルカは右足に、ぼたんは左足へと合体していき、更にその上にいつの間にか青い猿?ゴリラ?のロボットに変身したラミィとピンクの鳥のロボットに変身したアロエが飛来してきた。
「なんでラミィがゴリラなのさぁッ?!これはどっちかって言うとかなたんじゃ―バッキィンッ!―うわぁッ?!」
「えッ?えッ?まさか我輩も―バッキィンッ!―痛ぁッ?!……くはないのか?」
すると二人は身体が半分ずつに分かれ変形していく……え?あれで本当に痛くないのか?
「お供ども、腕となれぃッ!」
「いやその為のゴツい腕なのかぁーいッ!?―ガシーンッ!―ウホッホゥッ!」
「え?ラミィちゃんが両腕なら我輩は?―ガシーンッ!―……え?我輩肩だけ?―ガシーンッ!―あ、我輩のしっぽだ」
ねねの掛け声と共にラミィは両腕に、アロエは両肩に本体と背中にしっぽが旗のように突き刺さり最後にねねのお腹と頭に別パーツが装着されると着けていたサングラスが上に上がり厳つい目が現れた。
―完成ッ!ドンオニタイジンッ!!―
―ヨッ!銀河一ッ!!―
『なんじゃこりゃあーーーーーッ?!』
いやマジでなんじゃこりゃだよ?!まさかねねが作ってたのって『ドンオニタイジン』だったのかよッ?!
『ミニプラ ドンオニタイジン』
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する合体ロボ。ロボットを召喚したり出撃するのではなくなんと本人達がロボ化して合体するという戦隊シリーズの中でも珍しい合体をするロボットである。尚、合体しただけでは通常の人とほぼ変わらない背丈だがドンオニタイジンのアバタロウギアを使う事で巨大化出来る。
「どぉレイ兄ちゃん、ねね凄いでしょ~♪」
「いやマジで何してんだよお前?!なんでお前ドンオニタイジンなんて作ってんだよ!?あれプラモったって食玩じゃねぇか!?」
「「…………………」」
ほらリクとタイガさんもいきなり過ぎて唖然としてしまってるし!?ってか仮面ライダーといいスーパー戦隊といいなんでこの世界でこいつ等のデータが反映されるんだよ?!
「ってかこれなんなのさ一体?!」
「なんでポルカが足なのさ!?せめて腕やらせてよ!」
「ラミィだってこんなゴツい腕なんてやだよ!」
「というかこれは一体なんなのだ?!」
「フッフッフ……文字通り、皆ねねの手足になったのさ!ハァーッハッハッハァッ!」
『ふざけんなコラァッ!!』
ぼたん達が怒りながら震えているが当のねねは高笑いするだけで全く反省していない。全く、これは後でお仕置きかな?というか他の四人はドンブラザーズを知らないのか?
「れ、玲二さんまた人集りが出来はじめたのでそろそろ離れたほうが……?」
「そ、そうだな……ったくねねの奴、帰ったら説教だからな」
俺は人集りがまだ少ない方を進み残りの皆がいる所へと向かう事にした「ハアァッハッハッハッハァーーーーーッ!!」……まだねねが高笑いしてるし……
―6期生―
「ん?おおパパ!吾輩のガンプラを見に来てくれたのか?」
「おーラプ。その言い方だと参加するのはラプなのか?」
「えぇ、ラプがどうしても参加したいって言うから仕方なく折れてあげたわ」
「うぅ、本当は沙花叉がお兄ちゃんと一緒に参加したかったのにぃ~!」
クロヱがなんか悔しそうに半泣きになってるが別に今日参加出来なくたって此処に来れば何時だって遊べるんだから別に良いだろ?それにチーム戦というワケではないんだし一緒に参加したところでどっかで戦う羽目になるだろうし。
「それで、ラプのガンプラは何処にあるんだ?」
「ふっふーん♪パパ、見てびっくりするなよ~?これが吾輩が頑張って一人で作ったガンプラ!『ターンエーガンダムシン』だッ!!」
『HG ターンエーガンダムシン』
『ガンダムビルドファイターズ炎』に登場したターンエーガンダムの改造機。ターンエーの象徴とも呼べる白ヒゲフェイスは通常のガンダムのようなフェイスになり肩アーマーや腰周り等が新規パーツとなっておりターンエーに本来のガンダムの要素を上手く合わせた機体である。尚、このガンプラはその分のシールはないものの普通のターンエーも作れたりする。
「ほぉ?こいつはなかなかおもしれぇガンプラだな」
「凄い……ターンエーがこんなに普通のガンダムに見えるなんて、玲二さんの娘さんも凄いんですね!」
「フフーン♪そうだろそうだろもっと吾輩の事褒めろ~♪」
「こらラプ殿、調子に乗らないでござるよ。このガンプラだって風真とこよちゃんが一緒に手伝って出来た機体でしょうが」
あ、やっぱりラプ一人で作ったワケではないのか。ラプって素組ぐらいまでは楽しそうに作るんだが塗装とかになると途端に面倒臭がるんだよなぁ……まあただ誰かが手伝ってやると一緒にやりたがるから実際は誰かに甘えたいんだろうな?
「ところでパパ、ママとこゆき達は何処にいるのだ?」
「ああ、フブキは今他の皆と一緒に屋台を回ってるみたいだ。まだイベント開始まで時間があるしラプも行ってみたらどうだ?」
「おお!なら吾輩さっきの所にあったりんご飴食べたいぞ!ほら幹部、皆!早く行くぞ~♪」
「はいはい、という事だから私達も言ってくるわ。それじゃレイレイ、また後でね♪」
ラプは目を輝かせながら出店が並ぶメインストリートへと駆け出していき、残りのメンバーもラプを追うように出店に向かって姿を消していった……ってターンエーしまってけよ!?
―ゲーマーズ―
「……………おいおかゆ、流石にこれはまずいんじゃないのか?」
「そ、そうだよねぇ?うーん、どうしよう……?」
「まあ事情は知らなかったとはいえ確かにこれは危ないかも……?」
ホロライブ組ではラストのゲーマーズ、どうやら参加するのはおかゆらしいのだが……まさか『アルスアースリィ』とはな……
『HG アルスアースリィガンダム(ロービジビリティVer)』
『ガンダムビルドダイバーズRe:Rise』に登場したラスボスアルスが使用したアースリィガンダムを模倣して作られた機体。ガンダムの名を持つがあくまでも元となったコアガンダムの名前をそのまま使用しているだけでありフェイスはガンダムとは全く違う物となっている。ロービジビリティVerだとアルスコアガンダムのカラーが黒から白に変更されている。
「これって、もしかしなくてもあのアルスって奴が使ってたガンプラですよね……?」
「おいおい、こんなモンまでそっちの世界にはあんのかよ?」
やっぱりリクやタイガさんも当事者だっただけにこの機体の事は知ってたか。それじゃ尚更この機体を出場させるのは危ないか?
「これ事件の当事者が見たら間違いなく質問責めにあうぞ?」
「そ、そうだよね……?うーん、しょうがないからやっぱり僕は棄権しようかな「あら、その心配はないわぁ♪」……え?」
え………あ、マギーさん!?こっちに来てからまだ見てなかったけど相変わらず元気そうだな。それにマギーさんの後ろにいるのは、まさか!?
「え、マギーさん!?それにその人達ってもしかして……?!」
「あら、やっぱり貴方達にはすぐに分かったみたいね?そう、この子達がリッくん達とは別のもう一つのビルドダイバーズよ♪」
やっぱり!いつかは会えるとは思ってたがまさか此処でもう一つのビルドダイバーズのメンバー達と会えるなんてな!
「おう!あんた等がマギーさんの言ってた異世界からの来訪者って奴か?俺の名はカザミ!人呼んでジャスティスナイトカザミだ!よろしくな!」
「あ、あの、は、はじめまして!僕パルヴィーズっていいます!パルって呼んでください!」
「あ、ああ……佐々木玲二だ、よろしくな。それと……」
「……ああ、すまない。私はメイ、姉さんがそっちの世界で世話になったらしいな?」
ああ、確かそんな事あったな?戻った時に何故かユッキーとサラが何故か一緒に着いてきた時はマジでびっくりしたけどあれはあれで楽しかったし全然良いんだけどな。そんで残るのは……
「……こっちの世界に来たら一度は会ってみたいと思ってた。君がヒロト君であってるかな?」
「……はい、俺もリクさんやマギーさん達から話を聞いて一度は会ってみたいと思ってました、玲二さん」
そう、この新生ビルドダイバーズのリーダー格であるRe:Riseの主人公、『ヒロト』だ。彼の作るコアガンダムシリーズはどれも魅力的であり、特に宇宙戦仕様のジュピターヴが一番のお気に入りで改造込みで何度も作ったのは良い思い出だ。俺達の世界ではコアガンダムは普通に商品として出てるがあれをフルスクラッチで作ったこいつはマジで凄いと思う。
「それと先程の広場で見たゴッドガンダム、あれを見た瞬間一度戦ってみたいと感じました。イベントの時はあれと戦えるのを楽しみにしています」
「ああ、俺も楽しみにしてる。必ず戦おう!」
「あ、その時は俺達も参加するから玲二さん、覚悟しててくださいね?」
望む所だ。誰が相手でもこの勝負、必ず勝ってみせる!
「ところでマギーさん、さっきのあれはどういう意味なんですか?」
「あれ?ああ、アルスの機体の事ね。あれは当事者の皆には私から連絡しておくし、それにあの一件をイベントの一種だと思ってたプレイヤーにはこの機体はあくまで珍しいガンプラってだけにしか思われないから心配ないって事よ♪」
成る程、それなら確かに安心だな。まあそれよりもっと不安な奴等もいるし……
《ヴェハハハハハハァーーーーーッ!!》
「ハアァッハッハッハァーーーーーッ!!」
……まだ高笑いしてるし、ってか声がデケェし……はぁ、仕方ないから一回黙らせに行くか。
こうしてもう一つのビルドダイバーズと対面したのは良いのだが先程からずっと喧しい二人?を黙らせる為仕方なく戻っていく玲二であった。
次回、いよいよイベント開始!
―オマケ―
「ねぇ何で僕達参加する事が出来ないのさぁ?!僕達だってガンプラちゃんとあるのに!?」
「ですからPGやメガサイズは規格外ですので参加は出来ません!なので申し訳ありませんが諦めてください!」
「はぁ、こんな事ならアカリもメガサイズのユニコーンなんて作らなきゃ良かったなぁ……」
「シロもPGのザクIIだから参加出来ないしね……皆良いなぁ~」
作ったのがまさかの全員大型キットだった為に参加すら許されなかったその他組であった。
はい、という事でガンプラチェック回でした!何名かはガンプラではないですが……(^^;
そして原作キャラ達も次々と登場し次回はイベント開始!まったり待って頂ければ幸いです、ではまた!