今回はねね達5期生組の戦いです。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
―平原地帯 パル視点―
「えーと……あ、あった!今度は……やった!150ポイントだ!」
森林地帯でゲンムが暴走していたその頃、平原地帯ではパルが乗るSDエクスヴァルキランダーが着々とポイントを稼いでいた。かつては消極的だった彼も仲間達との戦いの影響で今ではすっかり積極的にGBNを楽しんでいるようだ。
「それにしても異世界から来たっていうあの人達は何処にいるんだろう?あの人達の作ったガンプラも見てみたかったんだけど、全然出会わないしなぁ……スタートしてからそれなりに時間が経ってるからそろそろ鉢合わせしてもおかしくなさそうだけど「ハァーッハッハッハァーーーッ!今ねね達の事を呼んだかーーーッ!?」ッ!?まさか!?」
パルが周りを警戒しながら進めていると突然後ろから高笑いが聞こえ、振り向くと其処にはねね達5期生が操縦?変身?したドンオニタイジンがずっしりと待ち構えていた。
「袖振り合うも多生の縁、躓く石も縁の端くれ、共に踊れば繋がる縁、この世は楽園!悩みなんざ吹っ飛ばせぇッ!ハァーッハッハッハァーーーッ!」
「いやそんなの良いから早く宝箱見つけなよ?!」
「そうだよ!ゲーム始まってから殆どこっから動いてないじゃん!?」
高笑いするねねに手足となった四人がギャーギャー文句を言っている。そんなドンオニタイジンに驚くもパルはすぐに珍しそうな感じで近くに寄って観察していく。
「す、凄い!全く見た事のない機体だ!?これは一体何をベースに作ったんですか?!それとももしかして全てフルスクラッチで組み立てたんですか?!」
「フッフッフ~♪其処は異世界の技術って事で秘密だよ♪それじゃ早速、いざ尋常に勝負勝負~!」
ねねはそう言うとドンオニタイジンを立ち上がらせエクスヴァルキランダーに対し拳を構えていく。それに対しエクスヴァルキランダーもすぐに離れ戦闘態勢に入る。
「異世界のガンプラビルダーとの戦い、緊張するけど……僕もビルドダイバーズの一人として負けるワケにはいきません!」
「うむ、その意気や良し!じゃあ皆、いっくよ~ッ!」
「もうこうなったらヤケクソだよ!いくよ、キジンソード!」
―ジャキィンッ!―
「あ、我輩のしっぽそんな名前なの?」
戦いが始まり両腕であるサルブラザーロボタロウことラミィが背中の旗のように立っているキジブラザーロボタロウことアロエのしっぽを取り二刀流の刀のようにして構えていく。そして互いに向かい合い間合いを徐々に詰めていき……
「……いきますッ!」
先にエクスヴァルキランダーが攻撃を仕掛けていった。ドンオニタイジンに向かいGNメガフレアーデバイスの砲撃を放っていく、がドンオニタイジンは見かけによらない俊足でその砲撃を避けて一瞬でエクスヴァルキランダーへと詰め寄っていった。
「ッ!?避けられた?!」
「ヘッ!そんなのあたしには止まって見えるわ~♪」
イヌブラザーロボタロウことぼたんの俊足により自分達の攻撃範囲に入り込んだドンオニタイジンはキジンソードの一撃を放っていく。エクスヴァルキランダーは急いでGNガンブレードで応戦しようとするが防御が間に合わず吹っ飛ばされてしまう。
―ガキイィンッ!―
「うわあぁぁぁぁッ!?」
「よぉーし!そんじゃもういっちょ〈させないッ!〉ッ!?」
倒れるエクスヴァルキランダーにドンオニタイジンが追撃をしようとしたその時、死角から別のSDガンダムに襲撃されバランスを崩して倒れてかけてしまう。そしてSDガンダムは吹っ飛ばされたエクスヴァルキランダーへと駆け寄り手を差し伸べていく。
〈……大丈夫?〉
「あ、アヤメさん!?有り難うございますッ!」
パルは駆け寄ってきたSDガンダム、RX-零丸の搭乗者であるアヤメにお礼をし差し伸べられた手を掴み立ち上がっていく。
〈あの機体、どうやら玲二さん達の仲間のガンプラ?のようね?あの人の仲間には一度やられた事があるからリベンジしたいと思ってたのよ〉
「アヤメさんが?!やっぱりあの人達、相当凄いビルダーだったんだ……!?」
……実際はその時に戦ったクロの使用した仮面ライダーディケイドに他の意思が宿りそのせいで負けたのだが、それでもアヤメにとっては脅威である事には変わらず、そしてパルもそんな強いガンプラ?を作る技術とそれを巧みに操縦する異世界のビルダー達により強い興味を示していく。
「うぐぐ、まさか助っ人がやってくるなんて……!?」
「ほら調子に乗ってるからそんなあっさりとやられるんだって!?」
「だって~!ドンモモタロウもこれぐらい余裕な感じで戦ってるんだもん~!」
ドンオニタイジンもなんとか態勢を立て直すもやはりねね達五人が上手く連携がとれてないせいか思ったような動きが出来てないようである。アヤメはそれを見て其処に勝機があると踏みパルに共闘を持ち掛ける。
〈……あの機体、どうやらあの二本の剣以外の武器がないみたいね?なら私が相手の動きを撹乱するからその好きに遠距離からの砲撃をお願い〉
「わ、分かりました、やってみますッ!」
アヤメの指示を受けエクスヴァルキランダーは後方へと移動し零丸もドンオニタイジンを撹乱する為に足元へと移動し高速でちょこまかと動き回る。
「うぐッ!?と、捉えきれない?!」
「ど、どうすんのこれ?!こんなすばしっこかったら攻撃が全然当たらないじゃん?!」
〈ほらほら、さっきまでの余裕はどうしたのかしら?〉
「あぁーもうッ!ちょこまか動き回られて逆にこっちが身動き出来ないよッ!?」
零丸の俊敏な動きにドンオニタイジンは追いかけるも全然捕まえられる気配がない。最早ねね達五人の目には動き回る零丸の姿しか写っていない。そうなれば……
〈………ッ!よし、今よッ!!〉
「はいッ!!」
―バキュウゥゥゥゥウンッ!―
「ッ?!し、しまっ……!?」
―ドゴオォォォォオンッ!―
『うわあぁぁぁぁーーーーーッ!?』
後方に待ち構えていたエクスヴァルキランダーに気づく事が出来ずGNメガフレアーデバイスから放たれる高エネルギーの砲撃をもろに受けてしまい、そのショックからかねね達五人はドンオニタイジンから弾かれてしまった。
「い、痛たたた……」
「ああ!?だ、大丈夫ですか?!」
〈今の砲撃でどうやら操縦席から飛ばされてしまったみたいね?それにしても、あの攻撃を受けて少ししかダメージを負ってないなんて……〉
「うぅ~……もぉ怒ったからッ!絶対ぼっこぼこに倒してやるぅ~!今また乗り込むから少しだけ待ってて!」
ねねは悔しがりながらもすぐにまたドンオニタイジンへと乗り込もうとし、他の四人も呆れながらもねねに着いていこうとする。しかし……
―……………ググッ……ゴゴゴッ……―
「?あ、あれ?なんか動き出してません?」
「え?で、でもまだねね達乗ってないよ?!」
〈どういう事?誰も操縦してないのに勝手に動くなんて事あるわけ……まさか!?〉
まだねね達が乗り込んでないのにドンオニタイジンが動き出したのだ。そしてアヤメは以前これに似た出来事を思い出した。そう、つまり…………
《ハアァッハッハッハッハァーーーーッ!この俺を使って無様な姿を晒すとは良い度胸だなぁッ!!》
「え、え、えぇーーーッ?!」
「ど、どういう事?!なんで誰も乗ってないのに勝手に動き出してんのさ?!」
「こ、これってもしかして……さっきのマリン船長のゲンムってヤツと同じ現象?!」
なんとドンオニタイジンは勝手に動き出しただけではなく高らかに笑い出したのだ。そう、この現象は先程までのゲンム、そして以前アヤメが戦ったディケイドと同じモノである。しかも
《おい!一体何がどうなってやがる?!》
《僕達、さっきまでヒトツ鬼と戦ってた筈ですよね?!》
《ていうか何あのちっこいの?!また新しい敵?!》
《ふむ……どうやらまたややこしい事に巻き込まれたみたいだな?此処で一句、見知らぬ地 変わらぬ秋の 流れ雲》
「え、えぇ?!ま、まさか……ドンモモタロウだけじゃなくてドンブラザーズ全員が宿ってるの?!」
なんとその意思は一つだけではなく合体したロボタロウ全てに宿っていた。しかしメインのドンロボタロウ以外の四人は一体何が起こったのかが分かってないようである。
「な、なんだかよく分からない事になってませんか?」
〈この間のクロさんといい、そっちの世界のガンプラは不思議な事が多すぎじゃない……?〉
《ガタガタうるさい!お供達、まとめてあいつ等を退治するぞ!》
先程までとは明らかに雰囲気の違うドンオニタイジンに戸惑うもすぐにまた戦う態勢を取り構えていく。
〈別の意思が宿っているとはいえ戦い方自体は変わらない筈。パル、またさっきと同じようにいくわよ!〉
「は、はい!」
アヤメは再び零丸を動かし撹乱していきその間にパルが遠距離から砲撃を放つ作戦に出る。しかし、そんな作戦は先程のねね達ならともかく本家大元のドンブラザーズには意味を成さない。
《そんな攻撃でこの俺を止められるものか!お供達、目力ビームだ!》
《ハアァッ!!》
―キュピイィンッ!チュドオォーンッ!―
「うわあぁぁぁぁッ?!」
ドンロボタロウの合図と共に両肩両足のロボタロウ達のサングラス部分とドンオニタイジン本体の目からビームが放たれエクスヴァルキランダーへと直撃し大爆発を起こした。
〈そんな!?ビーム攻撃もあったなんて?!〉
《ちょこまかして鬱陶しい!鬼キックッ!!》
―ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァッ!!―
〈キャアァーーーーーーッ!?〉
そして右足となってるオニシスターロボタロウが強烈な連続キックを撹乱していた零丸に放って吹っ飛ばしていき、そのまま倒れていたエクスヴァルキランダーに衝突していく。
「うわぁッ!?あ、アヤメさん大丈夫ですか?!」
「え、えぇなんとか……」
《今だッ!前人未桃ドンブラパラダイスッ!!》
―シュウゥゥゥ…ズバアァァァッ!―
倒れた二体のSDガンダムにドンオニタイジンはトドメの一撃を放つ為キジンソードを一つにし現れた五つの桃を串刺しにし一つにまとめその桃ごと二体のSDガンダムを真っ二つにしたのであった。
「〈うわあぁぁぁぁーーーッ!?〉」
―ドッゴオォォォォォォォンッ!―
ドンオニタイジンの必殺技を受け爆発した二体のSDガンダムはスタート地点に戻されてしまい、残ったドンオニタイジンはまた高らかに笑い出すのであった。
―視点変更 ねね―
《ハアァッハッハッハッハァーーーーッ!鬼退治……あ、完了~!》
「………な、なんだか凄い事になっちゃったね?」
「というかこれラミィ達どうすれば良いの……?」
「と、取り敢えずなんとかして乗り込むしかないんじゃね?」
今ねね達は突然勝手に動き出したドンオニタイジンの戦いを高台から見ていたんだけど、これ普通にあり得ないよね………?と、取り敢えずまだイベントもあるしまたドンオニタイジンへと乗り込まないと……
―バキュウゥゥゥゥウンッ!―
《ッ!ハアァッ!》
―バキィンッ!―
「え?!な、なんなの今の!?」
「どっかから砲撃されたんだけど?!」
ドンオニタイジンに乗り込もうとした瞬間、突然死角から砲撃が放たれてそれに気づいたドンオニタイジンはキジンソードでその攻撃を払った。な、何今の攻撃?!一体誰が………?!
《ほぉ?今の攻撃を躱すとは、まだこの世界に私の邪魔をする者がいるというワケかぁ?!》
「え?!あ、あれって……マリン船長のゲンムだよね?!」
「でもなんか姿が違う!?一体どうなってんのこれ?!」
あ、あれって……ゲンム?!しかもあの姿、少し前の配信限定で出た無双ゲーマーじゃん?!な、なんでこの世界にあの姿のゲンムがいるの?!てかあれにはマリン先輩が乗ってる筈だよね?!マリン先輩一体どうしちゃったのさ?!
《ほぉ、また新手か?》
《ククク、この私を見ても随分余裕そうだな?……成る程、どうやらお前達も私と同じ異世界から来たようだな?それならどうだ、私と共にこの世界で新たな時代を作らないか?》
《ハアァッハッハッハッハァーーーーッ!寝言は寝てから言え!お前はお供にもならん!》
《そうか………なら、此処で私に倒されるがいいッ!ヴェハハハハハァーーーッ!!》
ドンオニタイジンとゲンムの言い分は交わる事はなく、そのまま戦いが幕を開いちゃった。こ、このままじゃねね達巻き込まれちゃう!?急いで物陰に隠れないと!!
「どどど、どうなったいるのだこれは?!」
「わ、分からないけど……ただ一つ分かるのは、あのゲンムが普通じゃないって事だよ!」
「このままじゃこのイベントが台無しになっちゃうかも……?!急いでレイっちにこの事を知らせないと!」
「う、うん!取り敢えず此処からならスタート地点までそう遠くないから急いで戻ろう!」
こうしてねね達はレイ兄ちゃんに助けを求める為に急いでスタート地点へと戻っていく事にした。お願いレイ兄ちゃん!早くこの異変に気づいてッ!
こうして始まってしまったスーパー戦隊ロボVS悪の仮面ライダーの戦いは果たしてどうなってしまうのか……?
―To be continue―
はい、という事でドンオニタイジンとSD組の対決、そしてゲンム襲来でした!果たしてこれを止めれる者は現れるのか……?
次回はガンプラ同士の戦いです、またまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!