ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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さて、いきなり小説の方向性を戻してすみませんでした!( >Д<;)
なんか新章書いてたらこういう話も思い浮かんでこうなったら別々にしようと決めました!こんな小説ですがこれからもよろしくお願いします!
今回はずっと保留されていたパトラとの婚姻のお話です、最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第88話『ウェディングパトラ?!』

「玲二くぅーんッ!お願いだから今すぐパトラと結婚してぇ~ッ!!」

 

「…………は?」

 

……突然何を言い出すんだパトラの奴?こっちはリク達の世界から戻って来たばっかりでまだ疲れているってのに?

 

「パ、パトラちゃん?どうしたのいきなりそんな事言い出して……?」

 

「そうだよ!?大体結婚って言われてもアタシ達まだ認めてないんだから!」

 

「分かってるフレア!だけどこれはパトラにとって一大事なのッ!このままじゃパトラは、パトラは………ッ!」

 

な、なんだ?何時もはデートだったり皆と遊びに行ったりするだけだったのに何故か今日は必至に結婚を迫っている。もしかしてパトラの身に何かあったのか?

 

「兎に角落ち着けパトラ、一体何があったんだ?」

 

「…………………実は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『結婚させられそうになってるってぇッ?!』

 

「う、うん……」

 

マジか……でもそろなら何で俺と結婚しようなんて言い出したんだ?って別に鈍感野郎ってワケではないから大体察しはつくが……

 

「ついこの間魔界にあるパトラの実家に一通の手紙が来たの。キョウモデウス4世がパトラの事を気に入ったみたいで是非嫁に欲しいって」

 

「「きょ、キョウモデウス?!」」

 

キョウモデウス?なんだそいつは?聞いた事も……いや、なんか似たような名前の奴は聞いた事ある気が……?

 

「キョウモデウス?誰ですかそれ?」

 

「ちょこも聞いた事ないわね?」

 

「えぇッ!?ちょこ先生悪魔なのに知らないの?!魔界ではちょっとした有名な伯爵の一族だよ!」

 

「そんな事言ったってちょこはこの地上界出身だし、魔界には玲二様とスバル達と一緒に観光でしか行った事ないわ」

 

そっか、ちょこはメルやトワと違って生まれも育ちもこの地上界だったな?俺達の世界は地上界、天界、魔界と別れて昔はそれぞれの種族のテリトリーがあったみたいだが今では殆どごちゃ混ぜ状態だ。普通に天界出身の悪魔もいるみたいだしな。

 

「で?そのキョウモデウスって凄い一族なの?」

 

「そうだよ!キョウモデウスは魔界でも有数の強い魔力を持つ一族でなんと!あのアスモデウス8世の奥さんの弟の嫁のおじいちゃんの介護してる介護士の息子さんが通ってるプール教室があるジムの隣に住んでるんだよ!」

 

「……トワ様、繋がりがあるように言ってるけどそれ全然他人じゃない?」

 

確かに、そのアスモデウスって言うのは魔界の事に疎い俺でも知ってるくらいの有名な悪魔だけどそのキョウモデウスって別にそいつとなんの繋がりもねーじゃねぇか。しかもなんだよジムの横って?伯爵家なのに何で家の横にジムがあるんだよ?

 

「それで?パトラはそのキョウモデウスって奴と結婚したくないから玲二さんに結婚を求めて来たって事?」

 

「うん……パトラはずっと結婚するなら玲二君が良いって思ってたし、それなのに名前しか知らない相手と結婚させられるなんて真っ平ごめんだよッ!だからお願い玲二君!パトラの事を貰って下さい!」

 

「いや貰って下さいって言われてもな……?」

 

いやまあ確かにパトラとはもう結構デートや食事も一緒にしたしそれなりに一緒にいて楽しい気持ちにはなってきてるけど、だからといってそんな勢いで結婚なんてして良いのか?というより他の皆が許可しないとダメだって言われてるしな。

 

「……ねぇどうする皆?」

 

「うーん……でも確かに知らない相手と結婚させられるのはちょっと可哀想だけど……」

 

「それになんだかんだでパトラちゃんも玲二さんに献身的だしね?」

 

「そうですね………分かりました。じゃあレイくんが良いって思っているんだったら私達は素直にパトラちゃんを迎えようと思います。レイくん、どうですか?」

 

フブキ、それに皆も……はぁ、此処まで言われて断ったら普通に最低だよな?また忙しくなるかも知れないが、それでもちゃんと向かい合わないとな。

 

「……分かった。こんな俺で良ければ結婚しよう、パトラ」

 

「ッ!うん!有り難う玲二君ッ!じゃあ早速だけど今から役所に―ピリリリリッ―ってちょっと待って、電話来ちゃった」

 

パトラは喜んで役所に婚姻届を提出しに行こうとしたタイミングでスマホが鳴り、一旦話を止めてパトラは電話に出る。

 

「……もしもし、お母さん?どうしたのいきなり……うん、うん……えッ!?そ、そんな急に言われたって!?それにパトラはもう……ってお母さん?!ど、どうしよう……?!」

 

「?どうしたパトラ、そんなに慌てて?」

 

「……今お母さんから連絡があって……キョウモデウスが……」

 

?キョウモデウスがどうしたんだ?

 

「キョウモデウスが……パトラを迎えに全速力でこっちに向かってるってッ!!」

 

『なんだってえぇぇぇぇぇぇぇぇッ!?』

 

マジか?!まだパトラと婚姻を結んでないのに今来られたら……い、いや落ち着け!?流石に魔界からこのホロライブタウンに来るには時間があるだろうし、今のうちに早く提出しに行けば……

 

 

 

―ドッゴオォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

 

ッ!?な、なんだ?!部屋の中なのにいきなり雷が降ってきたんだが?!ま、まさか……もうやって来たのか?!

 

「………迎えに来たぞ、周防パトラよ。さあ、我と共に魔界へと帰るぞ」

 

「う、ウソ………?こんなに早く来るなんて………?」

 

煙の中から聞きなれない声がパトラを迎えに来たと言い出した。まさかキョウモデウスとかいう奴がこんなにも早く来るとは……………………

 

 

 

………………………………………え?

 

 

 

『え…………………………?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ周防パトラ、我と一緒に此処から帰ろうぞ!」

 

 

…………煙が晴れて其処にいたのは………明らかに小学校低学年くらいの子供であった。な、なんだこの子?まさかと思うが、こいつがパトラと結婚しようとしてるキョウモデウス4世って奴なのか?

 

「あ、あの、失礼だけど僕、お名前は………?」

 

「ふん!決まっておろう!我こそが魔界でも指折りの伯爵、キョウモデウス4世だぞ!さあ崇め奉るが良いッ!」

 

ま、マジか……?まさかパトラと結婚を申し込んだ奴がこんな子供だなんてな……?

 

「まあそんな事より周防パトラよ、我はずっとお前を求めていた……さあ!共に二人の愛の巣へと行こうではないかッ!!」

 

「…………あの、メルはパトラちゃんじゃないんだけど?」

 

………こいつ、紳士的に手を取り連れて帰ろうとしてるがそれはパトラではなくてメルだ。何人の妻と間違えてるんだよ?(怒)

 

「あ、あれ?!え、えーと、コホン……失礼、我とした事が少し手違いをしてしまった。さあ今度こそ周防パトラよ!我と共に……!」

 

「悪いけどちょこもパトラ様ではないわよ?」

 

「え?!あ、あれ、おかしいな……?」

 

おいコラ何がおかしいだこのクソガキ?二度も間違えて人の妻の手を取るんじゃねぇよ(怒)

 

「………あの?もしかして君、パトラちゃんの顔を知らないの?」

 

「え?!そ、そんな事はないぞ!?我が周防パトラを見間違える筈がなかろう?!さあ周防パトラよ!今度こそ共に魔界へ「うん、アタシパトラじゃなくてフレアなんだけど?」へぁ?!」

 

おいガキコラ(怒)何度人の妻に触れば気が済むんだ?(怒)

 

「え、えと、えーとじゃあ―ガシッ―え?」

 

「おいクソガキ、テメェパトラが誰かわかんねぇからって人の妻の手に何度も気安く触ってんじゃねぇよ(怒)」

 

―ミシミシミシィッ!!―

 

「いだだだだだだだッ!?あ、頭が割れるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!?」

 

「ちょっとレイくん気持ちは分かりますけど子供相手に大人げないですよぉーーーッ!?」

 

フブキがなんか言ってるけど知るか。こういうガキは小さいうちからちゃんと躾ないとなぁ?(怒)

 

「いだいよおぉママあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう玲二さんってば子供相手にそんな事したらダメだってば!?」

 

「……すまん、つい怒りが抑えきれなくて……」

 

「ヒッグ……エッグ……」

 

「あい、あめちゃどーぞ♪」

 

あれからあのクソガ……いや、キョウモデウスにアイアンクローをかけた事をフレア達に咎められてしまった。いや悪いとは思ってるが怒りが勝ってしまったんだよ……

 

その目の前で痛さで泣きじゃくるキョウモデウスにかいりがペロペロキャンディーをあげて慰めていた。幼児に慰められる子供ってなかなかシュールだな?

 

「………で?お前、なんでパトラと結婚するなんて抜かしたクセにパトラの顔を知らねぇんだよ?」

 

「ヒッグ……だ、だってママが周防パトラなら僕のお嫁さんにぴったりだって言うから結婚するって決めたんだけど、ママからは周防パトラは魔力が高くておっぱい大きい女の子としか言ってなかったから……」

 

「あー、だからメル様やちょこの事をパトラ様と勘違いしたのね?」

 

「フレアもハーフエルフだけど魔力が宿ってたから間違えたんだね?」

 

成る程、親の言葉しか情報がなかったワケか。てかよくそれで結婚しようと思ったな?にしても母親よ、子供に対してそんな情報だけ教えるとはどういう事なんだ?

 

「というより君さ、パトラと結婚するとか言ってたけど君の年齢じゃまだ無理だよね?」

 

「そんな事ないもん!僕はこれでももう当主だからその権限で早く結婚出来るもんッ!」

 

いや幾ら魔界でもそんな権限ねぇだろ?兎に角話にならんなこいつの言い分は。

 

「……あのねキョウモデウス君、悪いんだけどパトラはこれから玲二君と婚姻を結ぶ為に役所に行こうとしてたの。だから悪いけど君の結婚の申し出は受けられないの、ごめんね」

 

「え………だ、だって周防パトラは恋人はいないってママが……」

 

「うん、玲二君とは特殊な付き合いをしてたの。玲二君には他にも奥さんがいるから結構秘密裏に付き合ってたからね」

 

「そ、そんな………」

 

あ、キョウモデウスがショックで膝から崩れ落ちた。でもまあまだ子供だし、こいつにはこれから他にも出会いがあるだろ。それにこいつもパトラの事を母親の薄っぺらい情報しか知らなかったんだし諦めてくれるだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ………やだやだやだやだあぁーーーーーッ!!パトラちゃんは僕と結婚するんだもんーーーーーーッ!!」

 

「って駄々こね始めた?!」

 

な、なんだこいつ?!なんで今日初めてあったパトラに其処まで執着してんだよ?!

 

「あ、あのねキョウモデウス君?だからパトラは玲二君と結婚するから君とは無理なんだって」

 

「そんなのヤダぁーーーッ!!やっとパパとママ以外に僕と一緒になってくれる人が見つかったんだもん!絶対に結婚するんだもんッ!!」

 

うわ、泣きじゃくってもう顔が涙と鼻水でぐしゃぐしゃじゃねぇか。本当に伯爵なのかってくらい今まさにガキっぽい見た目なんだが?

 

「グスッ……こうなったら玲二とかいうお前!僕と勝負しろ!僕が勝ったらお前はパトラちゃんを諦めろッ!」

 

「いや勝負も何もこれは「うるさいうるさいうるさぁーーーいッ!勝負するったらするんだぁーーーッ!!」………ヤバい、久々にマジでめんどくさいって思ってしまった」

 

正直めんどくさいのは嫌なんだが……けどこれ以上駄々こねられても余計に面倒だし、しょうがない……

 

「はぁ………なら特別に相手してやるよ。但し!もしお前が負けても絶対に文句を言うなよ?分かったな?!」

 

「ふん!お前こそ負けて泣いても知らないからなッ!!」

 

いや泣いてるのお前の方だろ?まあ取り敢えず“あれ”も試してみたかったし、その試運転と思えばいいか。

 

「……すまないなパトラ、勝手に決めてしまって」

 

「ううん、玲二君なら絶対に大丈夫だって信じてるから♪それに……子供相手だけど嫉妬する玲二君を見れてパトラは嬉しかったよ♪」

 

「…………うわぁそういや俺何子供相手に嫉妬してんだよぉ~……?」

 

思い返したらとんでもなく恥ずかしいわ……まあ取り敢えずキョウモデウスと勝負する事になったし、今のうちに“あれ”の準備もするか。

 

 

 

ひょんな事から始まってしまったパトラを賭けた勝負。果たして玲二は勝てるのか?というより玲二の言う“あれ”とは一体何なのか?次回に続く。




はい、という事でパトラを賭けたバトル前の話でした!果たして玲二は一体何で戦おうというのか?次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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