今回はイベントの一つ、プロジェクトZの前編になります。果たしてリク達を待ち受けているのは一体何なのか……?最後まで見て頂けたら有難いです、ではどうぞ!
「………成る程、つまりお前達は気がついたらこのホロライトシティの中央公園で寝てたって事か」
「は、はい……」
……これはまたおかしな事になったな?俺は今別世界である『ビルドファイターズトライ』から来たであろうトライファイターズの三人から事情を聞いていた。リーダーの女の子『ホシノ・フミナ』の話によると昨日まで次の大会に向けてガンプラバトルの特訓をする為の合宿先の旅館にいたみたいだが、今朝目が覚めたらいつの間にかこの街の中央公園のベンチの上で寝てたという事だ。そして今さっきまで赤髪の少年『カミキ・セカイ』と眼鏡を掛けた少年『コウサカ・ユウマ』の二人と一緒にこの街を探索してはみたものの、やはり知らない街という事で困り果ててしまっていたところで俺が声を掛けたワケだ。
………もしかしてこれ、リク達ビルドダイバーズの世界の住人がこの世界に来たのと何か関係があるのか?
「それにしてもまさかビルドファイターズトライのキャラ達まで出会うなんてね?」
「ねー」
「それはこっちの台詞です。まさか俺達の事がこの世界ではアニメになってただなんて……」
「まあそりゃそういう反応にもなるわな?さて、問題はこれからどうするかだが……」
取り敢えずこいつ等を元の世界に戻すのはリク達の世界みたいに場所さえ特定出来れば行き来は出来るから良いとして、後はそれが見つかるまでこいつ等をどうするかだな……仕方ない、リク達と同じホテルに宿泊させてやるか。
「取り敢えずお前達が帰る方法はこっちで探しておいてやる。それまではこっちが手配するホテルで寝泊まりしてくれ」
「え、良いんですか?」
「ああ、このまま野宿させるのも可哀想だしな。それじゃ今からホテルを手配するから少し待っててくれ」
「「「あ、ありがとうございます!」」」
うん、そうと決まればさっさと手配してやらないとな。一応フミナは女の子だから部屋は別にしてあげないとな。
「あ、そうだ。それとお前達、今ガンプラは持ってきてるか?」
「え?あぁ、あるけど……?」
「良かった、なら俺達これからホロプラっていうガンプラを売ってる店に行くんだが一緒に来るか?其処には今日から稼働したガンプラウォーズっていうゲームがあるから是非遊んでみてくれ、きっと気に入ると思うからさ」
「本当ですか!?セカイ君ユウ君!折角だからそのゲームやってみない!?」
「おお!良いですね先輩、やりましょう!」
「異世界のガンプラバトルか……面白い」
お、どうやら乗り気になってくれたみたいだな。それじゃ早速行くとするか。
「………ところで佐々木さん、さっきから気になってはいたんだけど、後ろの二人は……?」
「ん?ああ、俺の妻と娘だ」
「「よろしく~♪」」
「「あやぁ♪」」
「あ、やっぱりそうだったんですね!赤ちゃん可愛い~♪“お母さんとお姉ちゃん”に抱っこされて嬉しそうだね~♪」
……ん?お母さんとお姉ちゃん?
「え?あ、あのさ……ちょっと聞きたいんだけどお姉ちゃんって、一体どっちの事で……?」
「え?そっちの子がお姉ちゃんじゃないんですか?」
フミナはそう言って迷わずシオンの方を見た。あー……確かに事情を知らないとどっちかが娘に見えるのか?
「……あの、シオンも玲二の妻なんだけど?」
「「「えッ?!」」」
「あー、俺達の世界は一夫多妻なんだ。だからヒナもシオンも俺の妻なんだよ」
そう言うと三人は更に驚いていた。まあ感覚的にマヒしてたけどやっぱ普通だとあり得ないもんな?
「そ、そうだったんですね!?勘違いしてすみませんでした!」
「アハハ♪まあ普通だったらどっちかが娘だって思っちゃうよね?」
「まぁそうかもしれないけど……それとさ、なんでシオンの方が娘だと思ったの?」
あ、そういや確かに何でフミナは迷わずシオンを娘だと思ったんだ?セカイとユウマもどうやら同じ考えみたいだったようだが……?
「え、えーと……」
「それは、その……」
「なんて言うか、その……」
?なんだか三人とも気まずそうにシオンを見ているけど……まさか、そういう事か?
シオンボディ
|| ストーン…
ヒナボディ
| )ポヨンッ♪
「お前ら絶対ヒナちゃんとシオンの胸比べて言っただろぉッ!?」
「い、いえそんな事は無いですって!?」
「そ、そうだって!寧ろ胸無い分身体も動かしやすいから良いと思うぞ?」
「フォローになってねーんだよおッ!?大体なんなのさヒナちゃんの胸の成長の仕方!?妊娠する前はシオンとそんなに変わらなかったのにユメちゃん産まれた頃にはEカップってなんなのさこの格差はあぁーーーッ!?」
「え〜?でもおっきくなっても重たいだけだよ?」
「ぱいぱい♪」
そうなんだよなぁ、理由は分からんがヒナは何故かスレンダー組の中でただ一人胸が成長してんだよな?ヒメも成長したヒナの胸見て
「ヒナの裏切り者ぉ〜!」
って泣きながら叫んでたし。お陰で女児(ヒメヒナリスナー)達からは『小のヒメ、大のヒナ』なんて呼ばれてるし、なんなんだろうなこの落差は?
「ほら落ち着けってシオン?別に胸があろうがなかろうがお前はお前らしくいてくれれば良いって」
「フーッ!フーッ!」
「あらら、シオンちゃん野生に戻りそうな勢いだね?」
「あぅあ〜」
結局それなら俺達はシオンを宥めるのに暫く掛かり、漸く落ち着いたところでホロプラへと向かっていくのであった。
「さて、此処がこの街一番の模型屋ホロプラだ」
「おぉスゲェーーッ!コレがこの街一番のガンプラの店なのか!?」
「凄い……此処まで品揃えの良い店はなかなかないぞ?」
「ねぇ見てみて二人とも!こっちに私達のガンプラもあるわ!」
ホロプラに到着した瞬間セカイ達が珍しそうに店の中を見て回っていく。此処には今やないガンプラを探す方が難しい程種類が豊富である。当然ビルドファイターズのガンプラも充実している。
「あ、玲二さんお疲れ様なのです♪」
「ああお疲れるしあ。頼んでいた追加分は用意してくれたか?」
「はいなのです♪後はもう運ぶだけなのです♪……処で玲二さん、彼処にいる人達って……」
「ん?あぁ、ちょっとまた面倒な事になってしまってな、後で説明するよ。それよりリク達は今何しているんだ?」
「はい、今リク君達はイベントミッションを楽しんでいるのです♪」
お、やっぱり楽しんでくれてたか。それじゃこの追加分の景品は転移でおめシスの所に送って俺達はリク達のバトルを見てみるか。
「おーいセカイ!これからガンプラウォーズのイベントを見るんだがお前等も一緒にどうだ?」
「おぉッ!今行きます!先輩、ユウマ!早く行こうぜ!」
「え!?ちょ、ちょっと待って!?今これだけ買っちゃいたいから!」
「俺もこのキットだけ買わせてくれ」
お?どうやら二人とも欲しいキットがあったみたいだな?一体何を……あぁ、フミナが零丸でユウマがガンダムリヴランスヘブンか。なんか二人ともらしいチョイスだな。さて、ヒナ達もユメ達に授乳しに行ってるみたいだし皆集まったら行くとするか。
「えーと……お、やってるやってる」
「スゲェッ!これがガンプラウォーズッ!!」
「ガンプラバトルと同じくらい……いや、これはそれ以上の迫力だッ!」
「何時見ても凄い迫力だねユメ〜♪」
「あきゃあ♪」
フミナ達の買い物とヒナ達の授乳を終えて俺達はイベントの様子が見れる大型モニターの前にやってきた。今はどうやらリク達がプロジェクトZのイベントをやってるみたいだな?それを見てセカイ達も興奮しているようだ。
「あれは……ZガンダムにZII!それにZZガンダムも!?まるで量産型ってくらいにいるんだけど!?」
「あぁ、このミッションはあの大量のZシリーズを掻い潜りながら大元の設備を破壊するのが目的だ。今リク達がやってるのはエースクラスだからマジで量産型レベルの数でエース級の機体がバンバン出てくるぞ」
「それをまるで物ともしないで撃破しているなんて……あの人達、相当の手練だな?」
『HG Zガンダム』
『機動戦士Zガンダム』の主人公カミーユ・ビダンが乗る機体。Z計画によって製造されたこの機体の最大の特徴は ウェブライダーという飛行形態への変形であり、これは後のZ系譜の機体にも受け継がれている。
『HG ZII』
『機動戦士ガンダムMSV』に登場した機体。Zガンダムの後継機として発案されたものの後に登場したZZガンダムとの競合に負けてしまい開発が一次凍結してしまった機体である。Zの後継機でありながら可変構造は別のMSを参考にしている。
『HG ZZガンダム』
『機動戦士ガンダムZZ』に登場したジュドー・アーシタが乗る機体。今までのZシリーズとは違いコア・ファイター、コア・トップ、コア・ベースの三機が合体して変形する機体でありその見た目はZとは違いかなりマッシブになっている高出力のMSである。
「お、そうこうしている内にそろそろコロニー内に入りそうだな?」
それにしてもあれだけのZ達を最小限の被ダメで済ますとは、やっぱりGBNでもトップクラスのフォースというのは伊達じゃねぇな。ただ、この後に出てくるボス機体達はそうは上手くいかないかもな?
「リッくん!もうすぐで目標地点に到達するよ!」
「けどこの先にも敵の反応が多数あるわ、油断は禁物よ?」
「あぁ、だがまさかSガンダムとかまではいねぇよな?あれもZシリーズの派生だからいそうでめんどくさいんだが……?」
「例えいたとしても片っ端から撃破すればいい。兎に角目的である施設を撃破した時点でゲームはクリアなんだから」
「アヤメさんの言う通りだ!皆、最後まで気を抜かずに行こうッ!!」
『応ッ!!』
此処まで来るのに少し手こずった所もあるけど皆と協力しあって此処までこれたんだ、この先に何が待ち受けていようと皆と、スカイメビウスと一緒に突っ走るだけだ!
「ッ!見えたよ皆!あれが目的の軍事施設だよッ!」
ッ!あれがZシリーズの軍事施設!思ったよりも広いけど、敵が押し寄せて来る前に破壊しないとッ!
「よし!敵が押し寄せて来る前に手分けして施設を「待ちなさいリッくん!上から二体の熱源反応!何か来るわッ!?」えッ!?」
―バキュウゥンッ!バキュウゥンッ!―
だけどマギーさんが知らせてくれたと同時に上空からいきなり何かが射撃してきた!
「ッ!このぉッ!!」
俺はその攻撃を何とか避けて撃ってきた方向へ武器を構えると、そこには二機のZ系の機体が待ち構えていた。
「あ、あれは……ZとZII?」
「でも何かが違うッ?!」
「あれってまさか……改造機?!」
そう、見た目はZガンダムとZIIなんだけど明らかに改造された機体だった!まさかあれが此処のボスなのか?!
「ッ!?ねぇユウくんあれって!?」
「あぁ、間違いない……あれは俺が作った『ライトニングZガンダム』とサカイ・ミナトが作った『ZZII』だッ!」
「あーやっぱり作った本人だから分かるか。そう、あの二機がこのミッション最大の敵だ」
『HG ライトニングZガンダム』
『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場したコウサカ・ユウマがZガンダムをベースに作ったオリジナルガンプラ。その殆どのパーツはフルスクラッチで作り上げられたこの機体は変形機構はオミットされたがそれを補う程の機動性と高火力を誇る。
『HG ZZII』
『ガンダムビルドファイターズトライアイランドウォーズ』に登場したサカイ・ミナトがZIIをベースに作ったオリジナルガンプラ。ZZガンダムを彷彿させるその装甲はかなり強度が高く武器の火力も増し、まさにZIIとZZの融合機とも呼べる至高の機体に仕上がっている。
「玲二さんこのミッションを考えた時に絶対にこの子達をラスボスにしたいって言ってたもんね?」
「ああ、これは俺のお気に入りの機体でもあったからな。特に最終話での皆交えてのどんちゃん騒ぎは面白かったし。それとユウマ、ついでに言うと“後一機”いるから」
「え、後一機って…………ま、まさか……?!」
そう、後一機……ある意味男のロマンが詰まったあの機体が残ってるんだよなぁッ!
「ま、まさか此処に来て改造機だなんて……!?」
「それもどっちも作り込みが凄い……これを作った人は相当の技術を持った人だよ!」
「感心している場合じゃないわよ?どうやらあの二機を倒さないと先に進ませてくれないみたいね」
「ならさっさとあいつらをぶっ倒せば良いだけだろ?やる事は変わらねぇッ!いくぞリクッ!!」
「ああ!まずはこいつらを倒して施設を「ッ!待ってリク!今度は奥から“三機”何かがくる!?」えッ?!また!?」
まだやってくるのか!?しかも三機って、一体何が出てくるんだ…………え?あ、あれって………
〈ソラトライオンッ!〉
〈ウミトライオンッ!〉
〈リクトライオンッ!〉
「と、鳥と虎と……エイッ?!」
なんと現れたのはZシリーズとは思えない動物型のロボット達だった!?なんでそんなロボットが?!
〈〈〈合体フォーメーションッ!レッツ、コンバイィンオォォォンッ!!〉〉〉
が、合体!?一体何が……!?
―ガッシィンッ!―
―ガッシィンッ!―
―ウイィーンッガッチャァンッ!―
―キュピイィンッ!―
〈〈〈トライオオォォォンッ3イィッ!!〉〉〉
あ、あれは、 ZZ!?まさかZZの改造機まであったなんて!?しかもあれってガンダムというよりスーパーロボットみたいだけどそれって良いの?!
「おおぉぉぉッ!トライオン3まであるのかッ!?」
「ああ、やっぱライトニングZとZZIIがいるのにトライオンがいないのは変だろ?それにやっぱ合体ロボは男のロマンだしなッ!!」
「あ、あはは……」
「……この人もサカイと同じ類の人間か……」
なんかユウマにバカにされた気もするが良いじゃねぇか。本当は後継機のドライオンIIIも出したかったけどそれは出し過ぎだと思って止めたけど、こうやって見るとやっぱり圧巻だな。ヒナとシオンもセカイと一緒になってモニターの前で興奮してるし。
『HG ガンダムトライオン3』
『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場したサカイ・ミナトがZZをベースに作ったオリジナルガンプラ。鳥型、虎型、エイ型の三機のトライマシンを合体させたその姿はガンダムでありながら勇者シリーズのような見た目や戦い方に仕上がっている。
「ま、まさかZZの改造機まであるなんて……!?」
「しかもスーパーロボットみたいな見た目……これを作った子は相当ロマンに溢れてるみたいね♪」
「感心してる場合じゃねぇぞ!?奴等こっちに向かってきやがったッ!」
「クッ……!?けどこいつらを倒さないと施設に手出し出来ない!ならやる事は変わらないさッ!いくよ皆ッ!!」
『応ッ!!』
予想外な事が立て続けに起きたけど、折角此処まで来れたんだ!必ず皆と協力してクリアしてみせるッ!!
待ち構えていたのはまさかのビルドファイターズトライのZ系改造機だった。果たしてリク達はこの三機の改造機を相手に勝てるのだろうか?続く……
はい、という事でまさかのビルドファイターズトライからの三機参戦でした!まあセカイ達が来た時点で予想してた人もいたかも知れませんがやっぱりあの三機は出したかったなと思ったので思わずやっちゃいました(^^;)
次回はプロジェクトZ後半戦!リク達はライトニングZ達の猛攻を避け見事イベントクリアとなるか?!次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!