ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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今年のクリスマスも当然の如く仕事。まあそうじゃなくても多分ガンプラ作って小説書いてただけでしょうね(´;ω;`)

今回はいよいよグランドマスターガンダム攻略!果たしてヒロト達はどう倒すのか?今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第101話『武術の達人』

遂に姿を現した真のラスボス、グランドマスターガンダム。圧倒的オーラを放つ相手にヒロト達の戦いの火蓋が切って落とされた。

 

「ヘッ!さっきの霧みてぇなヤツじゃなきゃどうって事ねぇぜッ!」

 

ーバシュウッ!バシュウッ!ー

 

先陣を切ったのはカザミのイージスナイトであった。イージスナイトはグランドマスターに向かってライテイショットランサー改から砲撃を放っていく。しかし

 

ーヒョイッヒョイッー

 

「なッ!?躱しただとぉッ!?」

 

「なら……ッ!」

 

グランドマスターガンダムは寸前のところで躱し、続いてメイがウォドム・ポッドから降りて二丁拳銃で乱射していく。しかし、これもまたグランドガンダムは腕組をしたままいとも容易く躱してしまうのであった。

 

「あのマスターガンダム、なんて回避能力が高いんだ……ッ!?」

 

「しかも唯回避しているんじゃない。あの機体、二人の攻撃をギリギリのところで、しかも最小限の動きで躱しているようだね?」

 

そう、先程からグランドマスターは全て最小限の動きだけで二体の攻撃を躱しているのだ。躱すその動きには一切の無駄がなく、それでいて一撃たりともヒットしていないのである。そして

 

ースッ……ダッ!ー

 

「ッ!?こっちに来たぞ!」

 

「野郎ッ!なら接近戦で……ッ!」

 

ある程度躱したグランドマスターはそのままイージスナイトに向かって急速に接近し、イージスナイトも応戦する為に武器を構えようとする。しかし……

 

ードスドスッ!ドゴオォンッ!ー

 

「ぐああぁぁッ!?」

 

「カザミ!?」

 

イージスナイトが構える前よりも速くグランドマスターが目の前に着き高速の連続パンチを繰り出しイージスナイトを吹き飛ばしてしまった。

 

「カザミ君、大丈夫かい!?」

 

「は、はいなんとか……てかなんだ今の攻撃は?!」

 

「今の攻撃……間違いない、あれはボクシングのジャブからのストレートパンチだ」

 

「ボクシング!?なんでガンプラバトルでボクシングの技を!?」

 

グランドマスターがまさかのボクシング戦法を使用してきた事に驚くカザミ達。しかしそんな隙すらグランドマスターは見逃さず今度はメイのウォドム・ポッドへと接近していく。

 

「ッ!舐めるな!」

 

ーバンッ!バンッ!ー

 

ウォドム・ポッドも二丁拳銃でグランドマスターを狙うがグランドマスターはいきなりロンダードをしながら銃撃を躱し、そして

 

ーブゥンッ!ー

 

ードカッ!ドゴオォッ!ー

 

「ぐあぁぁぁぁぁッ!」

 

「メイッ!」

 

ウォドム・ポッドの目の前にまで接近したグランドマスターはそのまま逆立ちの状態で足を広げ回転蹴りを放ちウォドム・ポッドの装甲をおもいっきり凹ませ吹っ飛ばしてしまった。その衝撃の所為でウォドム・ポッドの装甲が剥がされモビルドールメイの姿が露わになる。

 

「大丈夫かメイ!?」

 

「あ、あぁ、ウォドム・ポッドはやられたが問題ない。それよりも今のは……?!」

 

「分からない、僕も其処まで詳しくないけど、あれも何かの格闘技なのか……?」

 

「うん、あれはカポエイラだね。かつてブラジルの奴隷達が権力者に対抗する為に編み出されたと言われている。格闘技とダンスを混ぜた主に足技が主流の格闘術だよ」

 

「えぇッ!?そんな格闘技もあんのか?!」

 

「ボクシングだけでなくそんな技まで、一体どれだけの技を持っているんだ……!?」

 

ボクシングだけと思いきやまさかのカポエイラまで。グランドマスターが繰り出す技にヒロト達は今までにない威圧感を感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メイさん!カザミさん!」

 

「あれは、かなり手強い感じがするわね……」

 

「ヒロト……」

 

パルやマギーさん、そしてヒナタが心配そうに見てるが無理もないか。あのグランドマスターガンダムの戦い方はGBNでは殆ど体感しないだろうからな。けど……

 

「あ、あれって……!?」

 

「……セカイ、お前には分かるか?」

 

「ああ、あれはボクシングにカポエイラだ。それもかなり洗礼されて無駄のない熟練者の動きだ!」

 

やっぱ格闘家でもあるセカイには分かるみたいだな。そう、あのグランドマスターガンダムにはボクシング、プロレス、中国拳法、ムエタイ、カポエイラ等のあらゆる格闘術のデータをインプットしているんだ。しかもただインプットしたワケではない、全てその筋の達人達の動きを実際にトレースしAIに学習させた事で動きに一切の無駄を無くしたまさにあらゆる武術を極めた格闘特化のガンダムなのだ。その為アニメのような派手な戦い方はしないものの戦闘スキルは確実に高くなっている。それはそうと……

 

「……セカイ、お前あのグランドマスターと戦ってみたいんだろ?」

 

「あぁ!あの洗礼された技、俺の次元覇王流が通じるかやってみてぇッ!玲二さん!後で俺にもやらせてもらっても良いか!?」

 

「はいはい、分かってるよ。ま、兎に角今はヒロト達のバトルに集中しないとな」

 

さて、そんな強力なガンダムにヒロト達はどう立ち向かうんだろうな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあぁッ!」

 

ーヒョイッ、ガシッ!ブオォン……ドッシイィィインッ!ー

 

「グハァッ!?」

 

「シャフリさん!?」

 

シャフリのセラヴィーガンダムシェヘラザードをイフリートモードへと変型させ攻めるがあっさりと避けられそのまま柔道の一本背負いを受け地面に叩きつけられプトレマイオスアームズが全て破壊されてしまう。

 

しかしこれは好機と捉えたコーイチのロードアストレイダブルリベイクがグランドマスターに狙いを定めて連続射撃をしていく。が、グランドガンダムはそれすらも避けてダブルリベイクへと接近、そして

 

ーガッ!ガッ!ドゴオォッ!ー

 

「うわあぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

今度は中国拳法の連続打撃からのアッパーを受けダブルリベイクは頭部を破壊されその場で倒れてしまうのであった。

 

「つ、強過ぎる……!?」

 

「こいつの動きには無駄がない……まともに戦えば私達に勝ち目はないぞ……!?」

 

「確かに一対一で戦えばな。だがこれはチーム全体でのミッションだ。一人ではクリア出来なくても、皆と一緒なら必ずクリア出来るッ!」

 

ヒロトはそう言うとコマンドセレクトでコアチェンジを選択、そしてリストからあるアーマーを見つけると直ぐ様そのアーマーへとカーソルを合わせ決定キーを押した。

 

「コアチェンジ!OOtoゴッド!」

 

ーGod!ー

 

ーReady…Fight!ー

 

すると今度はゴッドガンダムを模したアーマーが現れOOアーマーと入れ替わる形でコアガンダムとドッキングされた。これが今回ヒロトがフィニッシャーとして選んだアーマー『ゴッドアーマー』である。

 

 

『コアガンダムIIゴッドアーマー』

ヒロトのコアガンダムIIに玲二がゴッドガンダムを元に作ったアーマーを纏ったオリジナルガンプラ。武器は己の拳のみというある意味潔いこの機体にも劇中のゴッドガンダムのような戦い方のデータがインプットされている。

 

 

「カザミ、メイ!二人ともあのマスターガンダムの注意を引いてくれ!」

 

「あ、ああ分かった!」

 

「了解した!」

 

ヒロトに指示されイージスナイトは右側から、モビルドールメイは左側からグランドマスターへと攻め込んで行くが案の定グランドマスターはあっさりと二人の攻撃を避けてしまう。しかし二人はそれでも接近し攻撃を繰り出しグランドマスターの動きを制限させていく。その間にコアガンダムゴッドはグランドマスターを倒す為にエネルギーを溜めていく。

 

(奴の動きはかなり素早く、それでいて技を繰り出す動きに隙はない……なら、その動きさえ封じてやれば……ッ!)

 

そしてエネルギーを溜めつつグランドマスターのある一部分に狙いを定めていく。チャンスは一度、外せばミッション失敗は濃厚。そんな緊張を抑えヒロトはチャンスを伺っていく……

 

 

 

 

 

そして……

 

 

 

 

 

ーグググググッ……ー

 

「ッ!其処だあぁッ!!」

 

ーゴオォォォォォ……ドッゴオォォォォォォォォオンッ!!ー

 

コアガンダムゴッドは一気に加速しグランドマスターへと詰め寄り、そしてエネルギーを溜めた拳をグランドマスターの左足の膝関節に向けて放ったのである。それによりグランドマスターの左足は大破しバランスを崩しそのままなす術なく倒れていった。

 

「おっしゃあッ!やったなヒロト!」

 

「ああ、二人が抑えてくれたお陰だ」

 

「だが奴はまだ左足を失っただけだ。すぐに追撃が来るかもしれないから「それに関しては大丈夫みたいだよ」……何?」

 

グランドマスターの反撃を恐れるメイだったがシャフリはその心配はないと告げる。その証拠にグランドマスターガンダムはなんとか立ち上がるも身体がふらつき構えが全然取れておらず、再びその場で転倒してしまっていた。

 

「お、おいこれどうなってるんだ……?」

 

「……そうか!格闘家に取って関節部は構えや技を放つ為の大事な生命線!その場所の損傷は他の機体と違って戦う術を失ったも同然なんだ!」

 

コーイチの言う通り、格闘術を操る者にとって関節部の損傷は致命的なダメージとなってしまう。しかもこのグランドマスターガンダムはアニメキャラではなく実際にいる武闘家達をトレースしているリアル重視な為にアニメのような片足がなくても戦える!なんて状態にはならないのだ。実際片足を無くしたグランドマスターは先程までの勇ましさは消えてしまい今では立つ事すらままならない状態になってしまった。これではもうまともに戦う事は出来ないであろう。

 

 

 

ーGAME CLEAR!ー

 

 

 

そしてシステムが続行不可能と判断したのか、ゲームクリアのアナウンスがされグランドマスターはそのまま機能を停止していった。厳しかったがこの勝負、ヒロト達の勝利で終わったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、クリア報酬のMGEXストライクフリーダムのディアクティブモードなのです♪そしてヒロトさんには玲二さんからこのアーマーシリーズもプレゼントとの事なので受け取ってほしいのです♪」

 

「うおおぉッ!?これめっちゃ格好良いじゃねぇか!ヒロト、本当に俺が貰って良いのか!?」

 

「ああ、俺はこっちを貰えたからな」

 

イベントが終わりるしあから報酬のストライクフリーダムを貰いテンションが上がってるカザミと俺の作ったアーマー一式を受け取り満足しているヒロト。にしてもまさか関節部を狙っての攻撃とは、ヒロトもなかなかやるな。けどこのミッションは他の二つ以上に大変だったから報酬も豪華なんだけど、それにしたってMGEXはやり過ぎじゃねぇか?

 

「玲二さん、賞品とは違うのにアーマーまで貰ってしまって、なんだか申し訳ないというか……」

 

「いや良いって別に。そのアーマーはそのまま使っても良いし改造するのに利用しても構わないから好きに使いな」

 

「……はい、有り難うございます」

 

うん、そう言ってくれるとこっちも有難いわ。さてと……

 

「よし、それじゃあ後は俺達と君達のバトルだね?」

 

「ああ、あんた達のバトルを見て俺もワクワクしてるんだ!俺のガンプラとあんた達のガンプラ、どっちが強いか勝負しようぜ!」

 

リクとセカイが互いのガンプラを取り出し睨み合う。ガンプラアニメの主人公同士のバトルというまさに夢の勝負にヒナやシオン達もテンションが上がっている……しかし

 

「あー……すまない二人とも、提案した俺も悪いんだが……今日はもう皆出来そうにないんだよ」

 

「えぇッ!?な、なんでだよ玲二さん?!折角バトル出来ると思ったのに!?」

 

「そうですよ!もしかして何か不備があったんですか?!」

 

「いやそうじゃなくてな……単純に順番待ちになっちまうんだ。今他にもこのガンダムウォーズをやりに来ている人達がまだまだ沢山いるから暫くは出来ないんだ。他の皆も楽しみに来てくれてるから割り込みなんて事はさせれないしな」

 

「因みに今はホロプラでは予約が一週間先まで埋まってるのです。おめシスの所も二週間は予約でいっぱいですね」

 

「「そ、そんなぁ〜……」」

 

うん、すまない。他のお客さんの事をすっかり忘れていたわ。今日の分のイベントはリク達なら絶対参加してくれると思って予め枠を用意していたが、このエキシビションマッチに関しては枠が空いてないからな。閉店後にやる事も出来るっちゃ出来るがそれをやってしまうと他の皆もやらせろって言ってくるかもしれないし、神羅城にあった筐体もバージョンアップさせる為という名目のメンテナンスで今義兄さんの会社に預けてしまってるからすぐには無理になってしまったんだよ。あの筐体はあくまでテストプレイ用の物だったしな。すまない二人とも。

 

「まあ落ち込むなって。リク達も二週間は滞在するつもりだったんだし、セカイも元の世界に戻るのにまだ少し時間が掛かるからエキシビションマッチは一週間後に行うとしよう。それまでに皆もこの世界で自分のガンプラを強化すれば良いんじゃないか?」

 

「あ、それ良いですね!よぉーし!なら早速改造する為にガンプラを探しに行こう!」

 

「ああ!?ちょっと待ってよリッくん〜!?」

 

「俺も自分のカミキバーニングガンダムをパワーアップさせてみたい!先輩、ユウマ、手伝ってくれるか?」

 

「ああ、勿論だ」

 

「折角だからセカイ君のだけでなくて私達の新しいガンプラもこの世界で作ってみようよ♪」

 

俺の提案にリクもセカイも納得してくれ二人はそれぞれ仲間達と一緒にガンプラを強化する為に販売コーナーへと向かって行ったのであった。全く、元気な奴等だな。

 

「それじゃあ私達もお買い物しちゃおうかしら?この世界にはまだまだ沢山魅力的なガンプラもあるから楽しみだわ〜♪」

 

「俺も、さっき見つけたHGのシェンロンが気になってたから買ってくるか」

 

「なら僕は展示ルームに行って作品を見ていこうかな?こちらにも愛に溢れた作品が沢山飾られていたしね♪」

 

「あ、それなら俺も見に行きたいぜ!な、パル♪」

 

「は、はい!」

 

うん、他の皆もそれぞれ思い思いにホロプラで楽しむみたいだな。他のお客さんも喜んでいるみたいだし、今日は本当に大盛況で良かった。

 

「良かったなるしあ、お前が頑張ってくれたお陰でこのホロプラは立派に大きくなれたんだ」

 

「……ううん、るしあだけの力ではないのです。玲二さんやりあら、それに皆が支えて手伝ってくれたからるしあは此処までやってこれたのです。だから玲二さん、るしあはこれからもこのお店で頑張っていくから、るしあの事ずっと見守っててね?」

 

「当たり前だ、お前と俺はこれからもずっと家族なんだからな。必要な時は遠慮なく頼ってくれよ?」

 

「はいなのです♪それじゃあ皆、ちょっと忙しくなってきたから手伝ってね!ほらぺこら!何時までも寝っ転がってないで暇なら手伝ってよね!?」

 

「ちょ、ちょっと待ってぺこ。ずっと子供達に乗っかられてたから身体が痺れて動けねぇぺこぉ……」

 

こうしてるしあは仕事に戻っていき、他のメンバーも忙しくなったホロプラのお手伝いをしたお陰でこの日の売上は過去最高額になったんだとか。ガンプラウォーズ稼働初日は間違いなく大成功で無事に終える事が出来たな。

 

 

 

こうしてガンプラウォーズの初日稼働は大成功で幕を閉じた。これからもいろんなイベントがあると思うが、皆で楽しく出来れば良いなと願う玲二であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーオマケー

 

「うわあぁぁぁんッ!レイくんなんでよりによって私が仕事の日にガンプラウォーズを稼働させたんですかあぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

「ヒナもヒメを差し置いて遊ぶなんてズルいいぃぃぃぃぃぃぃッ!ヒメも遊びたかったよおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーッ!!」

 

「いや二人とも散々テストプレイしてたんだから別に良いだろうが!?」

 

ホロプラが閉店し帰宅するとフブキとヒメ、そして今日仕事が入ってたメンバーが駄々を捏ねていた。稼働日を早めてしまって申し訳ないと思いつつ面倒くさいとため息を吐く玲二であった。結局その日は一緒に寝る事でなんとかなったが、翌日暫くは予約が埋まってるから出来ないと知るとまた駄々を捏ねるフブキ達であった。




はい、という事で見事グランドマスターガンダムを撃破!これにて予定していたイベントは全て終了です!ダイバーズVSファイターズの戦いは後日という事になりましたが、お互いにガンプラを強化するという期間が必要かなって思って間を開ける事にしました。なので次回はエキシビションマッチか、もしくは別のお話になるかもです。という事で次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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