さて今回はまたもや異世界からの来訪者が!?一体何者……って多分タイトルを見れば分かりますがそう、あのVtuber等の配信者と何かと因縁のあるあの人が登場です!今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
リク達とセカイ達のバトルが一週間後となり、その間皆はそれぞれ思い思いに過ごしていた。リクやユウマのように機体を改造したりセカイのように修行したり他の皆のようにこの世界で買い物やレジャーを楽しんだりと過ごす中……何やら海岸沿いでは怪しげな女性がふらつきながら歩いていた。
「うぅ〜……周りを見てもポケモンが一匹もいないし看板に書いてる文字がちっとも分かんない……ああもうッ!此処って一体何処なのさぁ〜ッ?!」
辺りを見回しても女性にとって見慣れない物ばかりのようで、行く宛もない彼女は唯悲痛な叫びを上げつつも何か手掛かりがないかと街の中心部へと向かうのであった。
「…………よし、これでもう大丈夫な筈だ。どうだパトリック、動けそうか?」
「は、はい。んん……ッ!ハァ、ハァ……た、立てた……?僕、自分の足で立てた!」
よし、どうやら上手くいったみたいだな。俺は今新生ビルドダイバーズの一人であるパルヴィールこと『パトリック・アレクサンドル・レオナール・アルジェ』の足の治療を行っていたんだが無事に立てるようになったみたいだ。この子はアニメでもリアルでは電動車椅子での移動だったから可哀想だったし、アニメ後の世界線という事なら歴史改竄にもならないだろうからこうして治療する事にしたワケだが、喜んでくれて何よりだ。
「まあ治ったとは言え流石にリハビリの必要はあるからそんなに無茶するなよ?けどその様子だとリハビリもそんなに掛からなそうだけどな」
「は、はい!玲二さん、有り難うございます……僕、なんてお礼をすれば……グスッ」
「泣くなって、折角治ったんだし。それにこれは俺にとって完全な自己満足なんだから気にしなくても良いって。お前はもう何も気にする必要なんてないんだから頑張ってまた元気に歩けるようにしろよ?」
「グスッ……はい!」
再び車椅子に座り込み嬉し泣きするパトリックに俺は頭を撫でて落ち着かせる。兎に角少しずつで良いからしっかりリハビリしろよな。
「玲二君、僕からもお礼を言わせてほしい。弟の足を治してくれて、感謝する」
そして付き添いで来たパトリックの兄であるシャフリヤールこと『リュック・アルジェ』さんも俺に向かって頭を下げてくる。別にそんなお礼なんていらねぇのにな?
「あーだからもう良いって。良いか?これは俺の自己満足なんだ。だからお前達に礼を言われたくてやったワケじゃねぇからお礼なんてしなくても良いんだよ。それよりリュックさん、あんたがやるべきなのは一日でも早くパトリックが何不自由なく歩けるようにサポートしてやる事だろ?」
「……そうだね、でも僕らが君に感謝している事には変わりないさ。本当に有り難う」
「……そう言われるとなんか恥ずいな……」
まあ喜んでくれたならこっちも嬉しいから良いんだけどな?よし、じゃあ次は……
「じゃあ次はお前等の要件だったな?そんで、俺に聞きたい事ってなんなんだ?サラ、メイ」
治療を終えて次はリビングのテーブルに座っているサラとメイに話を聞く。と言ってもこの二人の話は大体予想はつくけどな?
「……前に姉さんから聞いたんだ。その、私達を普通の人間と同じに出来るって……そんな事が可能なのか?」
「あぁ、やっぱその話か。ああ、はっきり言って可能だ。現に今のお前等がその状態に近しいからな」
やっぱり二人の頼み事はそういう事だったな。まあLダイバーの二人を人間にする事は簡単だ。種族変更の能力を二人に付与、それによって二人を人間にした後帰る時に戻る世界をGBNではなくリアルワールドに移せば簡単に普通の人間として生活する事は出来る。戸籍も作ろうと思えば作れるし生活するには問題ないだろう。けど……
「……ただ二人に言っておくがこの方法は一度しか使えない。つまり一度人間になってしまえば二度とLダイバーには戻れない。人間はLダイバーと違って食事の必要性もあるし病気や怪我をしてもすぐに回復出来る訳では無い。しかも生活をするに至って働かなくてはならない。普通に生きていくならLダイバーの方が良いと思うが、それでも良いのか?」
「うん、それでも良い。確かに人間になったら大変かもしれないけど……それでも私、リクやユッキーやモモ達とずっと一緒にいたい!だから玲二さん、お願いします!」
「私も姉さんと同じ気持ちだ。ヒロト達が見ているリアルの世界を、私も生きてみたいんだ。だから玲二、私と姉さんの事を頼む」
……二人の意志を聞く限り、どうやら覚悟は出来ているみたいだな?なら……
「…………分かった。なら、いくぞ」
ーパチィンッ!ー
俺が指を鳴らすとサラとメイの身体が一瞬光に包まれていく。光が止み、見た目こそは変わらないがこれで二人は正真正銘人間になった。
「……これで二人は晴れて人間になった。どうだ?何か変な処はあるか?」
「ううん、特にはーグギュウゥ〜…ー……な、なんかお腹が急に鳴ったけど……?」
「わ、私もお腹の様子が……何故かは分からないが何か食べ物が欲しくなってきたんだが……?」
あー、それは腹が減ってんだな?こっちの世界に来た時も食事とかはしてたみたいだけどLダイバーの二人には本来食事をする必要性はないから腹が減るなんて事もなかったもんな。
「どうやら人間の身体になった所為で腹が減ってきたみたいだな?なら今から皆で飯を食いに行くか。パトリックとリュックさんも一緒にどうだ?」
「いえ、僕達は既に食事は終えてますのでこれからお兄さんと一緒にこの島を見て回ろうと思います」
「食事は君達だけでゆっくりすると良いさ。それじゃあ僕達はこれで失礼するよ」
二人はそう言うと頭を下げてリビングから出ていった。本当は食べながらでもガンプラの制作話をしたかったんだが食事を終えてたなら仕方ないか。んじゃ二人を連れて飯を食いに行くとするか。
「さて、二人はなんでも良いとは言ってたがどうしようか?フレアとポルカは何処が良い?」
「ん〜、アタシはファミレスが良いかな?いろんなメニューがあるし、カガリの好きなお子様ランチもあるもんな〜♪」
「おこしゃまらんち〜♪」
「あ、良いねそれ♪今ならおもちゃで手品セット貰えるもんなエレオ〜♪」
「あい!エレのてじにゃ〜♪」
一緒に誘ったフレアとポルカはファミレスならいろんなメニューがあるから其処が良いんじゃないかと提案してくる。確かに最近ファミレスなんて行ってなかったな?なら其処に行くとするか。にしてもエレオ、相変わらず手品が好きなんだな?今も何処からかトランプ出して喜んでいるし……というかこの子は一体どうやって手品を習得してるんだ?別に何か能力を使ってるわけでもないし、マジで謎なんだが……?
「よし、じゃあ何時ものファミレスに行くとするか。二人もそれで良いな?」
「あぁ、私は構わない」
「私も大丈夫♪」
「うん、なら早速……ってあれは……?」
ファミレスへと向かおうとした時、向かいの歩道橋でホロライトシティ警備隊の人達が何やら困っている様子が見えた。他にも誰か一緒にいるみたいだがあれは……あの派手な格好の女の子、なんかどっかで見た事あるような気もするが誰なんだ?取り敢えず近づいて話を聞くとするか。
「お疲れ様です、何かあったんですか?」
「あ、市長!お疲れ様です!実は……」
「この子が道に迷ってしまったと言ってたので話を聞いてたのですが、場所がパルデア地方のハッコウシティと聞いた事ない地名でして……」
「なんで聞いた事ないのさあぁーーーーーッ!?そっちこそニホンのホロライトシティだなんてボク知らないんだけどおぉーーーーーッ!?」
はぁ?パルデア地方?ハッコウシティ?確かに聞いた事のない地名……いや、なんかその名前どっかで聞いた事あるような……?
「……ね、ねぇ?ちょっと確認したいんだけどさ、もしかして貴方って……“ナンジャモ”さん?」
「へ?ナンジャモ?」
フレアが何かを知ってるのか目の前の女の子に名前を訪ねていた。てかナンジャモって……ま、まさか……?!
「え?!君ボクの事知ってるの!?良かったあぁ〜、ボクの事知ってる人がいてくれたぁ〜♪なら早速……皆の者ー!準備はいーい?あなたの目玉にエレキネット!エレクトリカルストリーマー☆何者なんじゃ?ナンジャモでーす♪おはこんハロチャオ〜♪」
ま、マジかよ……?今俺達の目の前で独特な挨拶をしたのは派手な淡いパステルカラーの服や髪にコイルのような髪飾りを着け更にギザギザ歯が特徴の女の子、最近発売されたポケットモンスタースカーレット&バイオレットに出てくるジムリーダーの一人『ナンジャモ』であった。な、なんでポケモンの世界の住人であるこいつがこの世界にいるんだよ?!
「でも良かった〜♪ボクの事を知ってるって事はぁ〜?ボクのファンって事で良いんだよね!?それで早速聞きたいんだけど、此処って一体何処なの?目が覚めたらこの島の海岸にいたんだけど……」
「あ、え、えーと……?」
「ま、まぁある意味有名ではあるけど……れ、玲二さんどうしようか?」
「……取り敢えずまずはいろいろと説明しないとな」
此処だといろいろ悪目立ちしてしまうし、ひとまず目的のファミレスに行って話を聞くとするか……また面倒くさい事になりそうな予感しかしないな?
「え…………此処ってボクのいた世界じゃ、ない………?」
「あぁ、簡単に言えばそうなるな」
ファミレスに着いて一通りの注文を済ませて食事を始めた頃にナンジャモに今の現状を伝えると真顔で驚きオムライスを食べていたスプーンを落としていた。そりゃ当然の反応だよな?目が覚めたら海岸で寝ててしかも自分の常識が通用しない世界に飛ばされたなんて普通じゃあり得ないからな。
「まずこの世界ではポケモンはゲームやアニメとかに出てくる架空の存在だし、それにこの世界には公式の企画としてはあるものの個人チャンネルでドンナモンジャTVなんてチャンネルは存在しないんだよ」
「そ、そんな、此処が異世界で、しかもポケモンがいないだなんて……?」
「あ〜、そりゃショックだよね……?」
「自分のチャンネルも無くてしかも頼れる相手もいないだなんてツラいもんね……?」
「私もユッキーと一緒に初めてこの世界に来た時も不安だったから気持ちはよく分かるな……」
まぁ確かに、こんな分からない世界に飛ばされて不安な気持ちに押し潰されそうになるのは仕方ないよな?もうショックで顔も伏せてしまってるし……
「そんな……こんなのって……
チョーシビルドン的体験じゃん!?ナンジャモがまさかの異世界進出!これはバズりが見込めそう……じゃなくて皆に楽しい動画を届けられそうだね☆」
あれ?なんか思ってた反応と違うんだが?ショック受けてるかと思ったら顔を上げたらめっちゃ目がキラキラしてるし?ってかこの状況でも動画の事考えてるってどんだけプロ意識高いんだよこいつ?
「というワケでレイジ氏!ご飯食べ終わったらボクと一緒にこの街を案内してくれる?この街でボクの知らない事をいっぱい体験すればきっと動画を見てくれる皆も喜んでくれるよ♪」
「そ、それは良いけど……皆、どうする?」
「い、良いんじゃないかな?折角来て楽しみたいって言ってくれてるんだから一緒に街を回ろうよ♪」
「私も姉さんも構わない。それに私達もまだいろいろと見てみたいからな」
どうやら皆もOKみたいだな?なら皆で一緒に街を回って行くとするか。
「分かった、取り敢えず飯を食ったら一緒に街を観光するとしよう」
「本当に!?有り難うレイジ氏〜♪いやぁ〜、最近ショックだった事もあったけどまさかその後にこんな楽しい事が起こるなんてね☆」
「?ショックだった事って?」
「……いや実はね?知っての通りボクってハッコウシティのジムリーダーを務めてるんだけど最近ジムに挑戦してきた子にボコボコにやられちゃってさぁ〜、しかもたった一匹に」
へぇ、そっちの世界ではそんな凄い奴がいるんだな?案外そっちの世界の主人公的な奴だろうか?
「へぇ〜、因みにどんなポケモンで負けちゃったの?」
「それがね、なんとコイキングだったんだよ!しかも色違いの金色のコイキング!その相手の子ただでさえレベル高いコイキングをめちゃアイテム使って強くして、ボクのポケモン全部ボコボコにしちゃったんだよ!もうボクショックでその日の夜ベッドで啜り泣きしちゃったモン!」
……あれ?なんかどっかで聞いた事あるなそれ?フレアとポルカも何かを察して苦笑いしてるが、まさかな……?
「ま、まあ兎に角飯食ったら早速街を案内してやるか。まずはその格好だと目立つから洋服とか見に行くか」
「おぉ!?異世界のコーディネート!良いね良いね☆ナンジャモの異世界コーデ!これはスクショタイム間違いないね♪フレア氏達も一緒に着替えて皆でファッションショーしよーよ♪」
「え、アタシ等も!?」
「でも面白そう♪私もいろんな服着てみたい♪」
「ポルカも賛成!それにそろそろエレオのお洋服も小さくなってきたから一緒に新しいのを買わないとな♪」
「およーふく〜♪」
ん、皆も賛成みたいだし、食べ終わったら早速洋服屋へと行くとするか。
「フッフッフッ……ナンジャモのスペシャルコーデ!inホロライトシティ☆どーよこのボクの姿!これは新衣装にしても良さそうだね♪」
洋服屋に着いて早速皆服を選んで試着しているのだが、ナンジャモはパステルピンクのカラーニットに白のキルティングジャケット、更に足はロングブーツとまさに冬を意識した感じの服装になっていた。髪型も前髪の結びを解いて後ろで束ねた状態になっており、コイル型の髪飾りは腰に移動していた。というかそのコイル普通に動いてるけど本当に髪飾りなのか?
「どーよレイジ氏!?ボクのこのコーデ、なかなかイケてるでしょー☆」
「ああ、ゲームとかで見たさっきの姿と違って少し大人っぽく見せてる感じがして良いと思うぞ」
「お、おぅ……なんだか面と向かって言われると恥ずかしーね///」
あれ?てっきりそうだろー☆とか言うと思ったんだが意外と照れたりするんだな?さて、他の皆は……
「ど、どうかな玲二さん?カガリと同じ感じにしてみたんだけど……///」
「まーま、おそろ〜♪」
「ポルカもエレオとお揃いにしてみたけど、どうかな……?///」
「もこもこ〜♪」
お、フレアとカガリは黒のセーターに茶色の肩掛けケープか。おとなしい感じがして良いな。ポルカとエレオの少し厚めのポンチョコートも可愛らしくて似合ってるな。
「あぁ、二人とも似合ってるよ。カガリとエレオも可愛らしくて良いぞ」
「「あい♪」」
「「……///」」
あらら、二人とも照れてるな?でも似合ってるんだから良いと思うんだが……問題は残りの二人だ。
「……で?なんで二人はそんな服をチョイスしたんだ?」
「え?でもリクが前に冬といえばこれだって」
「私も冬ならこれがぴったしだって前に雑誌で見たぞ?」
「あぁそうかい?けどな……冬だからって別に皆サンタ服や晴れ着なんて常に着たりしないぞ」
というかなんで洋服屋にサンタ服と晴れ着が売ってるんだよ?!サラのサンタ姿可愛いけどもう今年のクリスマスは終わってるし、メイが晴れ着着るとこれから成人式に行こうとする新成人にしか見えねぇよ!?
「はぁ……フレア、ポルカ。二人とも悪いけどサラ達の服を見繕ってやってくれ」
「う、うんそうだね……」
「えー?けどこれはこれで面白いけどね〜♪」
「ちょっとナンちゃん黙っててくれる?」
「酷ッ!?なんか辛辣過ぎない?!」
いやナンジャモ、幾ら面白くてもそんな時期外れな格好で彷徨いてみろ?悪い意味で注目の的だわ。まあフレアとポルカがいればまともに似合う服を見繕ってくれるだろ。
こうしてサラ達の服も似合うのが見つかり、俺達は会計を済ませ店を後にした。え、支払い?そんなの全部俺持ちに決まってるだろ?まあそんな事よりこの後は……まあまだ予約で埋まってるからガンプラウォーズは出来ないけどホロプラを紹介しておくか。ゲームは出来なくてもプレイ画面は見れるし、それに彼処にはポケモンのプラモもあるから楽しめるしな。というワケで早速向かうとするか。
突如異世界からやって来たナンジャモ。彼女を連れて玲二達は次なる目的地、ホロプラへと向かうのであった。続く……
ーオマケー
「フンフフンフフーン♪久々にハッコウシティに到ちゃーく♪ってあれ?なんかジムの前のキャラ達の立ち位置が変わってますね?どれどれ……」
❲ねえ聞いた?ナンジャモちゃんが行方不明って話❳
❲聞いた聞いた!なんでも前に挑戦者にやられてから行方が分からないんだって?❳
「……え?何これ?こんなイベントあったっけ?」
ポケモン配信でクリア後のハッコウジムでナンジャモに再挑戦しようとするも、その肝心のナンジャモが行方不明という謎の事態に混乱するフブキ。その後いろいろ調べてもそんなイベントは存在しないと分かりフブキはますます混乱してしまうのであった。
はい、という事でポケモンの世界からナンジャモ登場!の回でした!この子はVtuberの配信でリスナーが面白いくらいチャンネル主を裏切るのが面白いですね(^o^;)
さて、という事で今年の投稿はこれで最後になります。次回は年明け辺りに今回の話の後編、そしてその次辺りにエキシビションマッチを投稿したいと思います。今年も紆余曲折等ありましたがこのような小説にお付き合い頂き誠に有り難うございました。来年も自分のペースでのんびりと更新していきたいのでよろしくお願いします、ではまた!良いお年を!!(≧∇≦)/