ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最初に変更点が一つあります。今回のハンティング対決は本当は10機撃墜としていましたがあまりにも尺が長くなりそうなので五機撃墜に変更しました。まあダラダラ延ばすよりかは良いかなって事でよろしくお願いしますm(_ _)m

今回の最後に久々にアンケートを取ろうと思いますので良かったらお答えください。という事で今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第106話『ダイバーズVSファイターズ 中編2』

現在チームネオダイバーズが3点、チームニューファイターズが2点とややリク達が優位に進んでいるこの勝負。そろそろ中盤戦に差し掛かろうとする中、セカイ達は密林の中にある細い道を真っ直ぐに進んでいた。

 

「……そう言えばずっと聞きたかったんですが、ましろさんってなんで其処まで玲二に固執しているんですか?こう言ったらあれですが、玲二にはそっちの気はないのに……?」

 

「あーそれね?ほら僕って子供の時から凄く嫌な事が多く起きてさ、それで一時期病んで死にたくなる程追い詰められてた時があったんだ。そんな時、玲二くんが僕の事を支えてくれたんだ。辛い事があったら遠慮なく俺や仲間を頼ってくれって……其処からかな?僕が玲二くんの事が好きになったのは。まあ性別の所為で全然上手くいってないけどね……」

 

「そうだったんだ……玲二さんってなんか聞いてるだけでも凄い人なんだな?」

 

「そうだよ!なんたって玲二くんは仕事は出来るし力強いし何よりも格好良い!その上時折見せるあの綺麗な笑顔!あれ見てときめかないなんておかしいくらいだよ!それに誰にでも優しくてだけど間違った事したらちゃんと正してくれるしそんな大人らしい雰囲気がありながらも子供みたいに純粋にゲームやガンプラを楽しむのも素敵だし!後体格も良い!あの細身ながらもしっかりとした筋肉も凛々しいし前に一緒にお風呂に入った時に見たあのおっきなお「それ以上は止めましょう!いろんな方面から怒られてしまいますからッ!?」えぇ〜?」

 

玲二の事でスイッチが入ったましろは早口で玲二の事を褒めだしてそして危ない発言をしそうになったので加賀美が急いで止めに入る。あのままましろが続けていれば18禁発言を連発しかねない勢いだったので当然である。

 

「そ、そんな事よりも早く次の敵を探しにいきましょう!まだ私達が負け越している事には変わりないのですから急がないと「いや、その必要はないみたいだぜ?」え?セカイさん、それってどういう……?」

 

「……何かがこっちに近づいて来てる。それもかなり速いスピードで!」

 

何かを感じたのかセカイはカミキバーニングの腰にある刀を抜き構えていく。そしてセカイの言葉通り木々の葉を揺らしながら何かが三人へと近づいていた。そして……

 

ーガサガサッ……バッ!ー

 

「なっ!?こ、これは……!?」

 

「三つ首の犬……地獄の番犬ケルベロスか!?」

 

《グルアァァァァッ!》

 

「!?危ないッ!」

 

ーガキィンッ!ー

 

木々の隙間から突如現れた三つ首の猟犬型の機体は加賀美のリゼルに襲い掛かっていったが咄嗟にカミキバーニングが刀でそれを防ぎ助けた。だが

 

ーグググ……バキィッ!ー

 

「グッ……加賀美さん大丈夫か!?」

 

「は、はい、助かりました!ですが刀が……!?」

 

「いや、それくらいなら大丈夫だ!それよりこいつは……?」

 

刀を噛み砕き三体から一度距離を離す猟犬型の機体。強度を上げた筈の武器をいとも簡単に噛み砕いた得体の知れない機体に三人は警戒しながら武器を構えていく。

 

《しゅーばしゅばしゅばッ!どーよスバルのこのメカケルベロスの噛み砕き攻撃の威力は!?》

 

「えッ!?この声、スバルさんか!?」

 

「……驚いたな、SDが好きなスバルさんがそんな機体を用意してきたなんてね?」

 

なんとその猟犬型の機体に乗っていたのはスバルであった。スバルは噛み砕き攻撃が上手くいったのが満足なのか何時もの独特な笑い方をしている。

 

 

『メカケルベロス』

スバルが作った機体?これも30MMシリーズの機体を組み合わせた物らしいが、三つの首を持つケルベロスのような機体という以外は詳細は不明である。

 

 

《さぁーて、お次は誰が噛み砕き攻撃の餌食になるしゅばかなぁ〜?んじゃ、いくしゅばよぉッ!》

 

「!二人とも、左右に回って横から攻撃を仕掛けてください!私は真正面から仕掛けます!」

 

「りょーかい!」

 

「あぁ分かった!」

 

再び襲い掛かってくるメカケルベロスにカミキバーニングは右から、アンクシャは左から接近戦を仕掛けていきリゼルは真正面からビームサーベルで攻撃を仕掛けていく。だがその攻撃は全てそれぞれの首の頭部に装備されたシールドによって防がれてしまった。

 

「グッ!?こいつ、思った以上に堅いぞ!?」

 

《ギャハハ!そんなんじゃこのメカケルベロスに傷なんて付けられないっての!》

 

「へぇ?でもそんな調子に乗ってると痛い目見るかもよ!?」

 

三体は攻撃を防がれるも再び連続攻撃を仕掛けていく。しかしどれもシールドで防がれてしまい、アンクシャやリゼルがビームライフルで攻撃仕掛けるも避けられたり防がれたりして、更に時折メカケルベロスから口からのバルカン攻撃で反撃される等死角がない状態で戦いが長引いてしまっていた。

 

《どーよ!?これがスバルのメカケルベロスの力よッ!》

 

「つ、強過ぎないあの犬……!?」

 

「確かに、あの三つ首を自在に操るなんて、スバルさん相当このゲームをやり込んでいるみたいですね?一体どうすれば……」

 

メカケルベロスの三つ首を自在に操るスバルに弱腰気味になってしまう加賀美とましろ。しかし、そんな中セカイだけは別の事を考えていた。

 

(……あの機体、前に似たような戦い方してた奴等がいたよな……そうだ、SD-Rの三人の合体ガンプラに戦い方が似ているんだ!あいつらも三つのガンプラを合体して巨大な竜みたいな奴になってたな…………“合体して”?ッ!まさかあの機体は!?)

 

「だけど、もう大体戦い方は分かった!後は敵を叩くだけだ!」

 

「ッ!?待ってくれ!もしかしたらそいつは……!」

 

セカイは何かに気づくもその前にましろがその前にメカケルベロスへと接近し攻撃をしようとする。しかし

 

ーガキィッ!ー

 

「ぐぅッ!?肩アーマーが……でも、それを噛んでいる間は左側は無防備だ!だから今のうちに!」

 

アンクシャは右肩アーマーを噛まれるもその隙にビームサーベルを取りメカケルベロスに攻撃を仕掛けようとする。ビームサーベルを振り下ろし撃破を狙うましろ。しかし

 

 

 

 

 

ーガシャンッ!ー

 

「…………え?」

 

突然メカケルベロスの左側が分離してしまいアンクシャのビームサーベルはその間に振り下ろされ空を斬ってしまった。更にはそのままバランスを崩しアンクシャは右肩アーマーを噛み砕かれて転がり落ちてしまった。

 

「ましろさん大丈夫ですか?!」

 

「痛た、取り敢えずは大丈夫だけど……今ので肩がやられてしまったみたいだ。もう変形は出来ないね?でも今のは……」

 

《あらあら?油断していたらすぐにやられてしまうわよましろ様》

 

「ッ!?この声って、スバルさんじゃない?!」

 

分離したメカケルベロスからは先程までのスバルの声ではなくスバルと同期のちょこの声が聞こえていた。いや、正確には分離した左サイドが一機の犬型機体となって其処からちょこの声が聞こえていたのだった。

 

「こ、これは一体……!?」

 

「やっぱりそうか!最初から一体だけじゃなかったんだ!こいつ等三体の犬型ロボットが合体して戦っていたんだ!」

 

《ピンポーン♪其処に気づくなんてやるわねセカイ様♪そう、これはちょこ達スバちょこルーナが三体のメカドッグを合体させて出来たメカケルベロスよ!》

 

 

『30MM エグザビークル(メカドッグVer)』

30MMシリーズのカテゴリーの一つ、エグザビークルの犬型機体。戦闘から支援等幅広く運用出来る他、パーツを分割すれば他の30MMシリーズとの合体も可能である。

 

 

そう、先程までスバルが一人で動かしてたと思われたメカケルベロスは実は三機のエグザビークルが合体して出来た機体だったのだ。三つの首が自在に動いてたのもスバルとちょこ、そしてルーナがそれぞれ独立して動かしていたからである。

 

《ねえぇちょこ先!ネタばらしすんの早いってぇッ!》

 

《あら、でもあのままだとスバルのメカドッグがやられてたじゃない?それに遅かれ早かれバレるんだから別に問題ないでしょ?》

 

《そーなのら!それに何がスバルのメカケルベロスだよ!?これ作ったのしゅばだけじゃなくてルーナ達も作ってるのに何一人の手柄みてーに言ってんだよ〜?!》

 

「ルーナさんまで……だからさっきのメカケルベロスの首がそれぞれ独立して可動してたのか!ならそれが分かれば一体ずつ倒すだけだッ!」

 

加賀美は分離したちょこのエグザビークルに狙いを定めブーストで加速を付けながら接近しビームサーベルを振り下ろしていく。しかし、その寸前でちょこのエグザビークルが機敏に躱し逆に接近したリゼルの右腕に噛みついたのである。

 

ーガッキイィッ!ー

 

「な?!は、速い!?」

 

《あらあら、焦りは禁物よ加賀美様?まだ勝負は始まったばかりなんだからもっと楽しみましょう♪》

 

《おーちょこてんてーやるのら!ならルーナもやっちゃるかぁー!》

 

ーガコンッ!ー

 

リゼルに噛みつくちょこ機を見てルーナもスバル機から自分の機体を切り離してアンクシャへと襲い掛かっていく。切り離されたルーナ機は俊敏な動きでアンクシャを翻弄し撹乱させたところを容赦なく噛みつき攻撃をしていく。

 

「チイィッ!ホイール攻撃が出来れば……!」

 

《ハッハッハァッ!さっきのちょこてんてーの攻撃でもうMA形態になれないからその攻撃は出来ねーだろー?さあ、覚悟しておとなしくルーナに倒されるのらぁ〜!》

 

「ましろさん!なら俺が一緒に……!」

 

《やらせるワケねーだろーが!?スバルの事も忘れちゃ困るってーの!》

 

アンクシャを援護しようとするカミキバーニングだったが残っていたスバル機が背後から奇襲攻撃してきた。セカイはなんとか気づき間一髪で躱すがその所為でバランスを崩し地面に倒れてしまう。

 

「うぐぁッ!そ、そういやまだ一人残ってたな……?」

 

《残ってたかじゃねーよ!?寧ろスバルが一番最初にいたんだからスバルこそがメインだろーが!はいもー怒った!スバルをナメた事絶対に後悔させてやるから覚悟しろしゅばぁーーーッ!!》

 

「クッ!だったらこっちも遠慮なく戦わせてもらうぜ!」

 

蔑ろにされたスバルが怒りながらカミキバーニングへと襲い掛かっていき、カミキバーニングも向かってくるスバル機を相手にする為に拳を構えるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ネオダイバーズは……

 

ードゴオォンッ!ドゴオォンッ!ー

 

《おらおらぁ!どうしたどうした!?そんなへっぴり腰じゃあたしのスピナティアには攻撃当たんねーぞ!》

 

「クッ!?な、なんて激しい攻撃なんだ!?」

 

「いやマジでなんなのさあの火力!?どう考えても量産型テーマの30MMシリーズが出せる火力じゃないよね?!」

 

「……多分だけどあれは武器とかにもかなり細工を施してるみたいですね?銃口をピンバイスで穴を開けて内部をメタリック塗装を施したりしてよりリアルな武器に仕上げた事で威力が底上げされているんですよ」

 

そう、ぼたんの駆るスピナティアコマンド仕様には機体だけではなくその使用している武器にも様々な細工を施す事で威力が増しているのだ。これはリク達の世界のGBNも同じ仕様となっているのでこうする事で量産型仕様の30MMシリーズでもかなり強化する事が出来るのだ。

 

《ほーらもう周りの木も大分無くなってきたぞ〜?このまま逃げ続けても隠れる場所無くなってどのみち終わっちまうぞ〜?》

 

障害物となる密林の木々すら高火力の銃撃で粉々に粉砕しジリジリと迫ってくるぼたんのスピナティア。このままだとぼたんの言う通りジリ損になってしまう。それならばとレインはビームサーベルを構える。

 

「……リッくん、アンジュ先輩、私が先行して攻撃を仕掛けるので二人は後方から支援攻撃を仕掛けてください」

 

「えぇ!?そんな大丈夫なのパタち!?今出たってぼたんさんにハチの巣にされるだけじゃ……!?」

 

「いえ、レインさんの言う通りにしましょう!このまま逃げていたって勝てるモノも勝てなくなってしまいます!」

 

アンジュは不安で怯えるもリクはビームライフルを構えてレインを援護する体制に入る。それを確認したレインもZZIIを動かしスピナティアに向かって突っ込んでいく!

 

「でやあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

《おー潔く突っ込んで来たね〜?でも……》

 

ーガッキイィンッ!ー

 

「ッ!?」

 

ZZIIのビームサーベルの刃はスピナティアに当たる前に突如現れた謎の機体のハルバートのような武器に受け止められてしまった。これには流石のレインも驚きひとまず後退してしまった。

 

「もう一機現れるなんて、次は一体誰《さぁて問題、私は一体誰でしょう〜?》ッ!この声……ルイちゃんか?」

 

《正かーい♪レインちゃんまったかね〜?ぼたんちゃんに呼ばれて佐々木ルイ只今参上〜♪》

 

現れたのはホロックスの女幹部、そしてレインと同じ中学の時の同級生であるルイであった。ルイはスピナティアのカスタム機(アサシンベースにハルバートと飛行ユニット装備型)の武器を構えZZIIに刃先を向けながら鋭い眼光でレインを睨んでいた。

 

「……まさかルイちゃんとこうして戦う事になるなんてね?確か中学卒業間近以来かな?」

 

《あーそうだね?あの頃は二人でレイレイに近づく女共を片っ端からシャットアウトしてたわよね♪でもそんなレインちゃんがまさか私に抜け駆けしてレイレイに告白するなんて……あの時私思わずレインちゃんを○しそうになっちゃったもんね~♪》

 

「まぁね、パタちもあの時邪魔されて思わず○意が湧いちゃったもん。でもそんなやりとりしてたパタち達も今では同じ玲二君のお嫁さんになれたから良かったよね♪」

 

《確かに、今となったら良い思い出だったわね♪でも…………だからといってあの時の事を許したつもりはないから》

 

途中までは楽しそうに会話していたルイも最後だけは恐ろしい程に低い声でレインを威嚇する。その絶対零度と言えるような声に一緒に聞いていたリクとアンジュは思わず固まってしまう程であった。

 

「…………………それはこっちのセリフだよ。私が決心して玲二君に告白しようとしたのを邪魔した事、その身をもって償ってもらうか……らッ!」

 

ーガッキイィィィンッ!ー

 

レインも高圧的に言い返しながらZZIIのビームサーベルを構え直しルイ機へと突っ込んでいき、ルイ機とZZIIの武器が激しくぶつかり合いそのまま飛翔し激しい空中戦を繰り広げるのであった。

 

「す、凄い気迫だ……!?」

 

「怖えぇ、一体あの二人に何があったんだよ……?」

 

《おーなかなか激しくぶつかり合ってんね〜?なら、あたし等もそろそろ……本気でやるとしますか!》

 

激しい戦闘を繰り広げるレイン達に唖然とするリク達だがぼたんはそんなのお構いなしと言わんばかりにマグナムをぶっ放していく。慌てて物陰に隠れようとするが既に障害物は殆ど破壊されてしまい身を潜める場所がなくなっており、逃げ場が無くなったリクは意を決して反撃する事を決めた。

 

「アンジュさん、俺がぼたんさんの相手をしますから後ろから援護お願いします!」

 

「えぇッ!?ちょっと待ってよぉ〜!?」

 

リクはスカイメビウスの出力を上げ更にとっておきであるトランザムインフィニティを発動させぼたん機へと向かいGNソードで斬り掛かっていく。

 

ーガキィンッ!ー

 

《へぇ、漸くやる気になったか?なら、遠慮なくやらせてもらうから簡単には倒れないでくれよなぁッ!》

 

ぼたん機もそんなスカイメビウスの攻撃をアーミーナイフで防ぎトランザム状態のスカイメビウスに引けを取らない動きで斬撃を繰り出していく。地上ではぼたんのスピナティアコマンド仕様とリクのガンダムダブルオースカイメビウスが、空中ではルイのスピナティアアサシン仕様飛行型とレインのZZIIが激しくぶつかり合う中……

 

「ひ、ヒエェ〜皆怖いのだぁ〜……クシクシッ……」

 

近くの岩陰からその様子を見ながらどうすれば良いか分からず取り敢えず某ハムスターのモノマネをするアンジュであった。

 

 

 

 

 

 

両局面で激しくぶつかり合う中、はたして勝つのはどちらだろうか?続く……




はい、という事でこの対決も次回で終了となります。けどその後についてはまだ何も話が思いついてないので幾つかある候補の中からアンケートで決めたいと思いますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

それでは次回もまったりと書いて行くので気長に待って頂ければ幸いです、ではまた!
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