今回でダイバーズとファイターズの勝負に決着がつきます!最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
襲い掛かる猟犬達の猛攻に押され気味のセカイ率いるニューファイターズ、そして別の場所では戦闘のプロフェッショナルと言っても過言ではないぼたんとルイに圧倒されるリクとレイン(とアンジュ)のネオダイバーズが今も激しく戦い合っていた。
ーガキンッ!ガキンッ!ガキィンッ!ー
「ぐうぅッ!やっぱやるねルイちゃん!とても放課後に玲二君のリコーダー舐めてた変態とは思えない強さだよ!」
《はあぁッ!?なんであんたがそれを知って…ってそんなの今関係ないでしょ!?それ言ったらあんただって体育の授業中こっそり抜け出してレイレイのシャツの匂いを嗅いでた変質者だったでしょうが!》
「え、ウソ!?なんでバレてんの!?というか変態に変質者呼ばわりされたくないんだけど!?この元ヤン変態鷹女ッ!!」
《それはこっちのセリフよこのドスケベ鮫好き変質者ッ!!》
《……あいつ等レイっちにそんな事してたのか?》
「……今更になって組む相手間違えた気がする」
凄まじい勢いでぶつかり合うがあまりにもしょーもない言い争いをするルイとレインを見てぼたんは呆れてリクは組む相手を間違えたと頭を抱えたくなっていた。(実際はくじ引きで選ばれたので選ぶも何もなかったのだが)
《まあそんなのはほっといてあたし等は思う存分殺り合おうじゃねーか!》
ーバキュウゥンッ!ー
「ぐッ!?やっぱり威力が凄過ぎる……!」
そんな中でもぼたん機は構わずフルスクラッチで作ったあたおか威力のリボルバー式マグナムを容赦なくぶっ放していきスカイメビウスはその攻撃を避けながらなんとか応戦しているが徐々に後退気味になってしまっていた。
(どうする!?此処であれを発動すべきか?でも仮に倒せたとしてもまだルイさんもいるし、もしかしたら他のメンバーがやってきてしまうかもしれない!一体どうしたら良いんだ?!)
どうやらリクには何やら奥の手があるようだが、この状況下ではまだ使う事が出来ないようでどうすれば良いのか必死で考えていた。そんな中……
「ヒエェ〜!?リ、リク君に援護任されたけどこんな激しい銃撃戦の中でどうやって援護すれば良いのだ〜!?」
残された岩の影で隠れながら未だに似てない某ハムスターのモノマネをしながら震えているアンジュの姿があった。だが無理もない、アンジュは普段この手のゲームをしないのとガンダムに関する知識は名前程度しか知らない為にどうやって援護すれば良いのか分からずに困り果てていた。だがそんな時……
「……あ。そういや戌亥が……」
もし戦いに困ったらこのロトに改造で付けたスーパーBって技があるから使ってみるとえぇよ〜♪
「なんて言ってたな?スーパーB……これか?」
アンジュは戦う前に戌亥とこからロトを受け取った際にそのような事を言われたのを思い出し、慣れない手つきでカーソルをスーパーBに合わせて決定キーを押す。すると
ービーッ!ビーッ!ビーッ!ー
「へ!?な、なになになに?!もしかして押しちゃいけなかった!?」
ーターゲットケンサク ターゲットケンサク …… ターゲットロックオンー
突然鳴り出した警告音にアンジュはパニックになるもロトはお構いなしに自動で行動、何かを探すように辺りを見た後ぼたんの駆るスピナティアを見つけるとタンク形態に変形し信じられないスピードでぼたん機へと突っ込んでいく。
《ん?んお!?なんだあれ!?》
「あ、アンジュさん!?なんで突っ込んで来てるんですか!?」
「知らんねんってぇ!変なコマンド押したら勝手に動き出したんだよおぉぉぉぉぉぉ!?」
ーターゲットロックオン ターゲットロックオンー
普通のロトではあり得ないスピードにリクもぼたんも驚き思わず手を止めてしまう。そしてその隙きにロトはぼたん機の前まで接近しMS形態に変形するとぼたん機にガッチリとしがみついた。
ーターゲットホバク ターゲットホバクー
《な、なんだいきなり!?けど、こんなのすぐに振り解いてージバクシマスー……は?ーカッ!ー
ーチュドオォォォォォォォォォォォンッ!ー
そしてぼたん機にしがみついたロトはそのまま自爆しぼたん機共々大爆発の中散ったのであった。これぞ戌亥とこの改造ロトの必殺技『スーパーB(ボム)』である。
「じ、自爆!?アンジュさんなんて思い切った事したんだ……!?でもこれでッ!」
咄嗟の判断ですぐに避けるも突然味方が目の前で自爆し困惑するリク。しかし、これでぼたんを退ける事には成功したので続いてレインの援護へと向かう為に空へと飛び出すのであった。
その頃……
「……加賀美さん、ましろさん、大丈夫か?」
「正直大丈夫とは言えませんね?装甲が大分やられてもう変形出来なくなってしまいましたし……」
「僕も右腕もがれてバランス悪くなっちゃったよ……」
三機のメカドッグと交戦していたセカイ達だったが、戦い慣れてるセカイはともかく加賀美のリゼルは装甲の至る所が傷つき変形出来なくなってしまい、ましろのアンクシャも右腕を噛み砕かれてしまいバランスを取るので精一杯な状況まで追い詰められてしまっていた。
《しゅーばしゅばしゅば!これがスバちょこルーナの絆の強さだぁーッ!》
《いやスバルだけセカイ様に殆どダメージ与えられてないじゃない?》
《殆どルーナとちょこてんてーのお陰なのら》
《うるッせえぇぇぇぇぇぇぇ!スバルだって頑張って戦ってるんだから良いじゃねーか!?》
圧倒的有利で余裕を見せるすばちょこるーなの三人。その状況を見てセカイは最後の手段を取る事を決めた。
「……二人とも、後ろに下がっててくれ。後は俺がやる!」
「えぇ!?で、ですが私達はまだ戦えますよ!」
「そうだよ!それに幾らダメージ量が少ないからってセカイ君のカミキバーニングだけじゃあんなすばしっこい奴等三体相手なんて無理だって!?」
「大丈夫、この新しいカミキバーニングは俺の……いや、俺とフミナ先輩とユウマの想いが籠もった最高のガンプラだ!だから俺はこのカミキバーニングと、加賀美さんとましろさんの想いと一緒に勝つッ!!」
ーゴオォォォォォォォォォォォォォォォッ!ー
《え!?一体何がってうわあっちぃッ!?》
《あっちゅ!あっちゅ!な、なんなのらこの炎?!》
《これって……蒼い、炎!?》
セカイの熱い心に呼応するかのようにカミキバーニングから炎が噴き出し、その色は赤から蒼へと変わり周りの密林をも巻き込み巨大な蒼炎の円を描いていく。
「これが俺の新しい力!カミキバーニングガンダム!利亜流愚零怒だッ!!」
『RG カミキバーニングガンダム(利亜流愚零怒)』
HGカミキバーニングガンダムを参考にしゴッドガンダムの内部フレームを利用して装甲をほぼフルスクラッチして装着させたプロレベルの改造が出来るユウマとそれを形にするだけの構想力を持つフミナだからこそ作り上げられた機体。それをセカイが駆る事で従来よりもよりセカイの次元覇王流を充分過ぎる程に発揮出来るようになった。まさにトライファイターズの集大成と呼べる機体である。
《リ、リアルグレードォッ!?もしかしてそのカミキバーニングって内部フレーム入ってんのか!?》
《成る程、ノエル様のスピナティオを盾ごと粉砕出来たのはそういう事だったのね……?》
《け、けどだからってルーナ達の機体が負けるワケねーのらぁッ!》
カミキバーニングの新たな力に驚きつつもスバちょこルーナはメカドッグの俊敏性を活かしカミキバーニングへと一斉に噛み掛かろうとする。しかし
ーガシッ!ガシッ!ドゴォッ!ー
《なッ!?》
《はぁッ?!》
《ぶへらッ!?》
襲い掛かる三機のメカドッグのうちちょことルーナの機体の首を掴みスバル機を蹴り飛ばした。更に
「ハアァァァッ!」
ーブォンッ!ー
《きゃあぁッ!?》
そのまま二体のメカドッグをぶん投げ次にルーナ機に狙いを定めて右拳に風と雷を纏わせ突進していく。
「ハアァァァァァァァッ!次元覇王流!疾風迅雷撃イィッ!!」
ードゴオォッ!ズガガガガガガガガガガガガァッ!ー
《んなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあーーーーーーッ!?》
ードッゴオォォォォォォォォォォォンッ!ー
カミキバーニングの拳を受けルーナ機は空へと吹っ飛ばされそのまま追撃の風圧と雷撃を受け最後は悲鳴をあげながら爆散するのであった。
《あぁッ!?ルーナがやられたぁ!?》
《これはマズいわね……スバル、此処はまた合体して一気に倒すわよッ!》
ルーナがやられて焦るスバルとちょこは互いのメカドッグを合体してメカオルトロスモードとなり全ての武器の砲台を展開していく。
《こうなったらフルバーストでぶっ飛ばしてやんよぉッ!さあ覚悟しろードゴォンッ!ーしゅばぁッ?!》
「私達を忘れてもらっては困りますねぇッ!?」
「こっちだってボロボロだけどまだ戦えるんだからねッ!」
メカオルトロスがフルバースト攻撃を仕掛けようとエネルギーを貯めてる最中に加賀美のリゼルとましろのアンクシャがビームライフルで攻撃しカミキバーニングを援護していく。フルバースト攻撃をする為にエネルギーを貯めてるメカオルトロスは動きが鈍くなっており急な攻撃に対応しきれずまともにダメージを負ってしまう。
「セカイ!此処は僕達が止めておくから!」
「貴方は最後のドデカイ技を放つ為の力を貯めてくださいッ!」
「二人とも……あぁ、任せてくれッ!」
二人の援護を受けセカイはカミキバーニングにエネルギーを集中させていく。周りの蒼炎がカミキバーニングに集まり吸収されていき、その輝きは蒼から白光の神炎へと昇華し右手に膨大なエネルギーが集まっていく。
「先輩とユウマ、そして加賀美さんとましろの想いをこの拳にッ!!」
そして神炎は巨大な拳となりメカオルトロスへと狙いを定めていく。
《ね、ねぇちょこ先?これかなりヤバくない……?》
《えぇ、確実にヤバいわね……》
その燃え盛る神炎の拳を構えるカミキバーニングを見てスバルとちょこは完全に戦意が削がれてしまうが、此処でエネルギーが貯まりカミキバーニング全ての砲台を向けていく。
《こうなったらヤケだぁッ!メカオルトロスフルバーストだあぁーーーッ!!》
ーシュウゥゥ……ドゴオォォォォォォォォンッ!ー
「これが今の俺の最高の技ッ!次元覇王派生流ッ!神炎覇王けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーんッ!!」
ーゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!ー
メカオルトロスからフルバーストが放たれたタイミングでカミキバーニングも神炎を纏わせた拳を構え突っ込んでいく。その白き炎の拳はメカオルトロスのフルバーストなどものともせず、寧ろそれすら自身のエネルギーへと変換させより拳を巨大な物へと変化させている。
「いっけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーッ!!!」
《あぁぁぁぁぁぁもおぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!?こんなの勝てるワケねーだろがあぁぁーーーーーーッ!?》
燃え上がる拳はそのままメカオルトロスを飲み込み爆散する事なく全てを溶かし尽くして撃破したのであった。その攻撃を終えたカミキバーニングから炎が鎮火しその場で倒れてしまい、機体からはいろんな箇所から煙が上がっていた。
「え?!セカイさん大丈夫ですか!?」
「あ、あぁ……久々にスゲェ技使ったから身体に無茶させてしまったみたいだな、ハハ……」
「本当にガンプラとシンクロしてるんだね……?でもこれで五機倒せたからこの勝負は!」
ーGAME ENDー
ましろの言葉を遮るように上空に試合終了を知らせるアナウンスが表示される。これは間違いなく自分達の勝利を告げるモノだと確信する三人、だったが……
「「「…………え!?」」」
その後に表示された結果に三人は思わず唖然としてしまった。一体何が……?
その少し前……
「どおぉぉぉぉぉぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
《うおぉぉぉぉぉぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!》
ードゴオォッ!ドゴオォッ!ドゴオォォォンッ!ー
互いに激しくぶつかり合い外装が削られ凹んでボロボロになりながらも互いに抑えられない気持ちをぶつけ戦う二人。最早武器も全て失い拳で殴り合うボクシング状態になっており互いに腕に掴み掛かり頭でぶつかり合い睨み合うその様子には誰も寄せ付けないオーラが漂っていた。
「フーッ!フーッ!ほらルイちゃんもう武装ないんだからとっとと降参すれば!?」
「はあぁッ?!バカ言ってんじゃねーよッ!寧ろテメェこそもうボロボロなんだからおとなしくやられとけッ!!」
お互いに口調が荒くなりアイドルらしさなど微塵も感じられないが、二人はお構いなしに戦いを繰り広げていく。そして一度体制を取り直す為にお互い相手から離れ地上へと降り立った。すると
《ッ!これ、ぼたんちゃんの……どうやら運は私の方に味方してくれたみたいねッ!》
ルイのスピナティアの足元に先程やられたぼたんの置土産であるマグナムが落ちていた。ルイはすかさずそれを拾いレインのZZIIにその銃口を向けていく。
「ッ!?あれはぼたんさんのマグナム!?そんな、こっちには手持ち武器はもうないのに……「レインさんッ!」え?り、リッくん!?」
そんなピンチなZZIIの元にリクが駆けつけてきた。
「リッくん来ないで!これは私とルイちゃんの勝負なんだから手出しなんてしてほしくないッ!」
だがレインはルイとの勝負は自分で着けたいとリクの援護を拒否しようとする。しかし
「分かってます!でも今のレインさんには武器は残されてないんですよね?なら、“俺を使ってくださいッ!”」
「…………え?俺を使ってって……?」
「いくぞ!ダブルオースカイメビウス!キャリバーモードッ!」
ーキュピィーンッ!ウイィィィンガシャンッ!ジャキイィンッ!ー
突如リクのダブルオースカイメビウスが変形を始めその姿はまさに巨大な大剣へと変化していく。そう、これがリクの隠し玉である『ダブルオースカイメビウスGNキャリバー』である。
『ダブルオースカイメビウスGNキャリバー』
リクがこの世界で見た仮面ライダーセイバーに出てくるキングエクスカリバーにインスピレーションを受けそれをスカイメビウスへと取り込んだ巨大な大剣モード。その刀身にはGNドライブによるエネルギーを纏う事でどんな敵も一撃で粉砕する事が出来、更にトランザムインフィニティを発動すれば使い手となる機体にもそのエネルギーの恩恵を受ける事が出来る。因みに自律行動も可能である。
「ウソォッ!?デッカイ剣になっちゃったぁッ?!」
剣へと変形したスカイメビウスはZZIIの手に渡り、その刀身から高出力のエネルギー刃が形成されていく。
「いきますよレインさん!トランザムインフィニティッ!!」
更にリクはスカイメビウスのトランザムインフィニティを発動させるとスカイメビウスだけではなくZZIIも赤い輝きを纏い力が増幅していく。
「凄い……これならまだやれるッ!ありがとうリッくん!」
「はい!思いっきりぶった切ってくださいッ!」
《チィッ!まだあんな隠し玉があったなんて!?けどそんなバカデカい武器を振る隙きを与える程私は甘くないよッ!》
ルイは少し驚くも大剣ではまともに戦う事は出来ないと判断し咄嗟にマグナムの引き金を引く。だが……
ードキュウゥンッ!ドゴオォンッ!ー
《きゃあぁぁッ!?な、何今の?!》
マグナムの弾が発射されると同時にスピナティアの右腕が吹っ飛びそのままもげて地面に落ちてしまう。それもその筈、ぼたんの作ったマグナムは威力を極限にまで高める改造を施し、更にぼたんのスピナティアにはそれに耐えられるように腕の強度を上げていたので扱う事が出来たのだ。スピード重視の改造をしていて一部装甲を削った上に既にボロボロのルイのスピナティアではぼたんの作ったマグナムの威力に付いていけずその反動で腕を持っていかれたのであった。
「いくよルイちゃんッ!これで……終わりだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
ーズッバアァァァァァァァァァァァァァァァァッ!ー
《そ、そんな…………はぁ、勝てると思ったんだけどなぁ……?》
ーチュドオォォォォォォォォォォォォンッ!ー
ZZIIとスカイメビウスキャリバーのトランザムGNスラッシュを受け最後は悔しそうに一言言うとあっけなく爆発し散っていくルイであった。そして撃破したのを確認するとリクはスカイメビウスを元のMS形態へと戻していく。
「やった!これで五機倒せたッ!」
「え?ルイちゃんが最後だったの?ってかぼたんさんもいないし、それにアンジュ先輩何処に行ったの?」
「あ、アハハ……」
ーGAME ENDー
まあ何はともあれこれで無事に五機を撃破する事に成功したリク達。そのタイミングで上空に試合終了を知らせるアナウンスが表示される。リクもレインも勝てたと確信し結果を見る。
「「…………え?」」
しかし、其処に書かれていた結果は……
ーDRAWー
DRAW、つまり引き分けを意味する文字が表示されていた。そう、実は先程のリクとレインの合体攻撃とセカイの必殺技によって相手が撃破されたタイミングはほぼ同じであり、マシンでも正確な結果を出すのが難しかったらしく結果として引き分けとなってしまったらしい。
《試合終了!この勝負、両者同じタイミングで五機撃墜した為に引き分けとする!》
そして玲二からの試合終了の合図があり両チームのモニターは消されてしまい不完全ながらも全員会場へと戻されるのであった。
「はあぁ〜疲れた〜!」
「リク、お疲れ様♪」
「ブイ〜♪」
バトルが終わりリク達は皆の元に戻ってきてブイちゃんを抱っこしているサラからスポドリを渡され一息ついている。にしても大剣への変形とかよく思いついたな?かなり面白い改造だから今度俺も真似するか。
「……レインちゃん、今回は私の負けだけど、次は絶対に私が勝つから」
「うん、何度だって戦ってあげるよ。だってやっぱりルイちゃんと遊んでいる時が一番楽しいしね♪」
その近くではルイとレインが仲良さそうに互いに拳を合わせて笑っている。試合中に何があったかはしらんが、やっぱりこの二人は何時も全力でやり合う程に仲は良いんだよな。
※観客席側からはゲーム中のプレイヤー同士の会話は聞こえません。
「戌亥いぃぃぃぃぃぃ!お前何自爆装置なんて仕込んだガンプラ渡してくれたんだよおぉぉぉーーーッ!?」
「え〜?でも自爆はロボットの浪漫やろ♪」
「そーだそーだ〜!戌亥の言う通り自爆は浪漫だ〜!」
「いや流石に技の説明くらいしたら良かっただろうがぁッ!リゼも戌亥の肩を持つなぁーーーッ!!」
……あっちではアンジュがロトを作った戌亥に詰め寄って文句を言ってるが当の本人はケラケラと笑うだけで悪びれる様子は無く、リゼも戌亥の味方をしておちょくってる。けど機体のスペック確認しないでバトルに挑んだアンジュも悪いからなんとも言えんがな?
「先輩!ユウマ!二人が作ってくれた新しいカミキバーニングスゲェぜッ!」
「うん!まさかこっちにRGのゴッドがあったから試しにユウくんに作ってもらったけど思った以上の性能が見れたね♪」
「ああ、だがやはりまだ問題点もあるみたいだ。此処から改良するにはまずあれを……」
向こうにいるセカイ達は新しくRGとして生まれ変わったカミキバーニングに興奮してはしゃいでいる。ユウマも改良点を考えながらもやはり嬉しいのか口角が上がってるのが目に見えて分かるな。
「玲二くーん!今日僕頑張ったからご褒美として今晩僕と一緒に「させると思ってんのかこの野郎?」……ハーイ」
そんな俺の元に爻が猫なで声を出しながら近づいて俺にご褒美を求めて来たが後ろから包丁を構えたるしあに背中を取られ命の危機を感じた爻はおとなしく引いていった。いやるしあ、守ってくれるのは有難いが包丁はダメだろ。
「……セカイ、今回は引き分けという形になってしまったけど、何時かまた勝負しよう!その時はヒロトも一緒に!」
「あぁ!俺も次に戦う時までにもっと強くなってみせる!その時は必ず俺達が勝つッ!」
「ああ。俺も、二人と戦える日が来るのを楽しみにしてる」
そして最後にリクとセカイ、そして今回参加出来なかったヒロトがそれぞれの想いをぶつけながら交互に握手を交しこのバトルは幕を閉じた。また何時か、戦える日が来ると信じて。
そして数日後、リク達ビルドダイバーズのメンバー達のこちらでの旅行は終わり自分達の世界へと戻っていき、セカイ達も俺の力によって元の世界へと無事に帰還する事が出来てホロライトシティは久しぶりに落ち着いた日々を送っていた。しかし、そんな中俺は義兄である藤枝劉斗さんに呼び出され彼の経営する藤枝コーポレーションの会長室へとやってきていた。
「義兄さん、わざわざ此処に呼び出したって事は分かったのか?セカイ達やナンジャモがこの世界に迷い込んだ理由が」
「うん、漸くその理由が明らかになったよ。これを見てくれ」
義兄さんがそう言うと壁の一面にあるモニターに俺達の住むホロライトシティの上空からの映像が映し出された。だがその映像には所々に謎の歪みが発生しており、その数はざっと数える限り十はありそうだ。これは、もしかして……!?
「この映像から様々なデータを観測し、あらゆる分野のエキスパートにこの映像にある歪みを調べてもらったんだ。そしたらやはり玲二君の言う通り、これは時空の歪みだ。それも過去や未来だけでなくセカイ君やナンジャモさんのいた別世界へとも繋がるゲートになっている」
「やっぱりそうか……これってもしかして俺がリク達の世界とこの世界を繋いでしまったからなのか?」
「いや、どうやらそれとはまた違う理由だ。詳しい事はまだ不明だけど、どうやらホロライトシティ……いや、僕がこの人工島を計画していた段階でこの歪みは生じていた可能性があるんだ。そしてその後にこの島が君達の住むホロライブタウン、そしてホロライトシティへと成長していったんだけど、どうやらそれと同じようにこの時空の歪みが数を増やしたらしい」
なんだそりゃ?つまり此処は元々そういう時空間の捻じれみたいなのが生じやすい場所だったって事か?
「今の所この歪みを解消する手段は分かっていない。もしかしたら君の神羅族の力を使えば消す事も可能かもしれないが、まだ75%程までしか覚醒していない今の状態では逆に玲二君の身体に負担が掛かるかもしれないから止めた方が良いと思う」
「成る程な……取り敢えずこの時空の歪みも向こうからの一方通行みたいだし、今の所は特に害もないからひとまずは放置で良いのか?」
「取り敢えずはね?但し気をつけてくれ、今までは運良く君や家族や仲間達に対して友好的な者達ばかり集まって来たが、今後もしかすると君達に敵意を向けてくる相手が出てくるかもしれない。もしそうなった場合は勿論手助けするようにはなっているが、玲二君も例えヤバい奴が現れて暴れたとしても決して無茶だけはしないようにしてくれ」
まあ確かに流石に俺にも限度はあるからな?それに万が一無茶して動けなくなったら皆に危険がせまってしまうだろう。そうならないように変な連中だけは来ない事を祈るしかないな。
新たに発覚した時空の歪み問題。今後ももしかしたら違う世界の住人が迷い込んでしまうかも?だがそれはまた別の機会に…………
はい、という事で今回でビルドダイバーズとビルドファイターズの話は終わりです!次回からは投票の上位の話を書いていこうと思います(≧∇≦)/
次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!