ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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まず初めに言わせて頂きます。この小説に関して作者である私の実力が不足している事もあり上手く表現出来なかったり配慮が足りない点も多々あるのは事実なのでそういう事に関する評価は致し方ないと自負しています。しかし、それとは別にこの小説とは関係のない作品の感想を求めたり他の作品と比較するのは筋違いなのでそういった内容の感想はお控え頂ければと思っております。

前置きから失礼しましたが、今回はあおぎり高校のメンバーが再び玲二の元にやって来る話です。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第109話『あおぎり襲来』

「……諸君、今日は忙しい中集まってもらい感謝する」

 

とある薄暗い部屋の中、一つのテーブルに七人の女の子が集まり何やら重苦しい雰囲気の中話し合いを始めていた。彼女達の正体はそう、最近アイドルあるある等のネタで人気を博してるアイドルグループであるあおぎり高校のメンバーだ。そして最初に口を開いたのは彼女達のリーダー格である音霊魂子である。

 

「さて、皆には今日集まってもらったのには理由がある。それが何か分かる人はいるか?」

 

「はい!我らが玲二さんがハニストのパトラちゃんやにじさんじの一部アイドルと結婚した事であります!」

 

魂子の問に答えたのは現在あおぎり高校二年生の『栗駒こまる』、清楚系として売り出したのにも関わらず平気でド下ネタを連発する事から通称歩く下ネタと言われるようになったアイドルである。本人は至って気にしてないようだがそれで良いのか?

 

「その通り!玲二さんは以前私達や他のアイドル達にはもうこれ以上は結婚するつもりはないと明言していた……にも関わらず!あの人はパトラちゃんや他のアイドル達としれっと結婚したんだ!しかも!既に中には玲二さんとの子供を身籠った娘までいる始末だッ!!」

 

「許せねぇよなぁッ!?あたし等があれだけ迫ってもきっぱり断ってたクセになんでしれっと他のアイドルと結婚してんだよあの人はぁッ!?」

 

「あれか?!付き合いの長さの所為なのか?!だったら私は中学時代の同級生だったぞ!?」

 

玲二が新たに結婚した事に以前から好意を寄せていた石狩あかり、そして玲二の中学時代の同級生であり現在あおぎり高校の教育実習生である堕天使『我部りえる』が怒りを露わにしていた。因みにこの世界の堕天使とは天使が堕落したというワケではなく、悪魔の血が少し入っているというだけの単なる種族名である。

 

「落ち着きなって皆。逆を言えばだよ、これって僕達にもまだチャンスが残ってるって事じゃないの?」

 

しかし、そんな中こまると同じく二年生である山黒音玄がこれは逆にチャンスと冷静に分析する。にじさんじの面々が許されたのであれば、自分達もその輪に入れるのではないか?と。

 

「そう、音玄っちの言う通りだ!これはある意味我々にとっても最大のチャンスなんだ!ハニストやにじさんじが許されるのであれば!私達あおぎり高校も玲二さんのお嫁さんになる資格は充分にあるというワケである!なので今回は玲二さんを手に入れるべく、皆にも協力してもらいたいと思うッ!」

 

『おぉーーーーーッ!!』

 

魂子の熱い想いにあかり達も呼応するかのように熱く燃え上がっていく。しかし、そんな5人を冷めた目で見ている2人。それはあおぎり高校三年生の大代真白とこまると同じく二年生の『千代浦蝶美』であった。

 

「……なあ蝶美、これどうしたら良いと思う?」

 

「ほっとけば良いんじゃないんですか?別に私ら佐々木さんには其処まで執着心ないし、先輩やこまるん達だけで勝手にやらせとけば良いっしょ?」

 

そう、二人にとって玲二はあくまでも同業者という立ち位置であり別に彼と結婚どうこうなんてこれっぽっちも考えていない。蝶美は確かにガノタだが別にそれで玲二と接点があるわけでもないので二人ともこの話には興味等微塵も持っていないのである。寧ろ面倒くさいのでさっさと終わらせてほしいまである。

 

「……で、一体どうやって佐々木さんにアプローチするつもりですか?確か佐々木さんはもう現在婚約している娘以外とはもう婚姻を結ばないと名言してますよね?」

 

「フフン、そんなの決まっているさ!直接勝負を仕掛けて玲二さんを私達のモノにするんだ!実は一週間程前に果たし状を神羅城に送っているから玲二さんと直接対決をしてそして勝って玲二さんとの結婚を認めてもらうって寸法だ!」

 

『おぉ〜ッ!』

 

どうやら魂子はまた玲二の元に果たし状を送ったようであり、その勝負に勝って玲二との婚姻を認めてもらおうという考えのようであり、他のメンバーも魂子のアイディアを称賛し歓喜する。だが……

 

「……ねぇ、その果たし状送ったのって一週間前だよね?ならなんで向こうからの連絡が何も無いワケ?」

 

『え……?』

 

蝶美の言う通り、果たし状を送ってから既に一週間経っているのに向こうからの返事が一切返って来ていない。以前は玲二がすいせいとるしあを連れて直接やって来てくれたのだが今回はそれすらない。それを意味するのは……

 

「……これ、魂子先輩の果たし状完全に無視されてません?」

 

「というかそれしかなくない?魂子先輩前回とおんなじ手で来てるから向こうも受ける必要がないって思って捨てたとか?」

 

「そ、そんな……?!」

 

魂子はショックで膝から崩れてしまうがこれは仕方がない。当の本人である玲二はもうこれ以上は結婚も婚約もするつもりはないと名言しており尚且つ妻や婚約者達もそれには賛同しているのでこの手の内容の手紙は来ても確認後すぐに処分されてしまうのだ。今頃魂子の出した果たし状はシュレッダーに掛けられ燃えるゴミの日に出された事であろう。

 

「ぐぬぬ、まさか私の渾身の果たし状が無視されるだなんて……!?」

 

「はぁ、やっぱ魂子先輩のやる事は上手くいくワケなかったんだよ?」

 

「うん、魂ちゃんに頼ったのがそもそも間違いだったね」

 

「お前等手のひら返してんじゃねーよッ!?だったら今度はパトラちゃんのように公式サイトに玲二さんとの婚約発表してその勢いで……!」

 

「それやったらホロライブから正式に告訴するって通達あったよ?」

 

仲間に手のひら返しされた魂子は次にパトラのやった公式サイトに婚約発表を掲示しようとするもそれも既に対策され今後そういった事をした事務所や個人アイドルに対しては告訴して徹底的に争う事になっている。現にどこぞの小規模アイドル事務所のアイドルが公式サイトに玲二との婚約という嘘の発表をしてそのまま訴えられてかなりの損害賠償を請求された事例がある。

 

「うぐぐぅ……ッ!公式サイトでの発表もダメ。となれば残された道は一つしかない……!」

 

「やっぱりもうこれしか方法はないよね?」

 

「うん、僕達が直接神羅城へと乗り込んで求婚する!これしか玲二さんと結ばれる方法はないよッ!」

 

「よっしゃあ!そうと決まれば早速神羅城へと乗り込むぞぉッ!行くぞお前等ぁーーーッ!」

 

『おぉーーーッ!!』

 

最早最後の手段である神羅城に行き直接玲二に求婚するという強引な作戦を決行する魂子達。その勢いに任せ五人は部屋を飛び出し神羅城へと向かうのであった。

 

「…………さーて、ラーメン食いに行こっかな〜?」

 

「私もガンプラ買いにホロプラ行こーっと」

 

そして残された真白と蝶美は最早興味無しと言わんばかりにさっさと部屋から出てそれぞれラーメン屋とホロプラへと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ?あおぎりの奴等が俺に求婚しに来てるって?」

 

「うん、ずっと神羅城の門前で玲二君を出せーッ!騒いどるんよ」

 

「私達が幾ら玲二さんには会わせられないって言っても聞く耳もたないんですよ……」

 

なんじゃそりゃ?仕事をしてる最中にノエルと新たに嫁に加わった一人であるにじさんじの脳筋女騎士こと『フレン』が困った様子で俺に伝えにきたんだが、一体どういう事なんだよ?

 

「うーん、多分この間来た手紙に関する事だと思いますけど……」

 

「もぉあの手の手紙とか来ても返信はしないで処分するって公式で声明出した筈なんだけどなぁ〜?」

 

「まあな。けどこのまま騒がれても困るしフレン、取り敢えず応接間に通しておいてもらっても良いか?」

 

「わっかりました〜♪えーと……応接間って何処でしたっけ?」

 

「……ノエル、一緒に付いていってやってくれ」

 

「はーい♪」

 

フレンってこの神羅城に住んで結構経つのに未だに内部構造把握してないんだな?この間も自分の部屋の場所が分からなくなって一時間彷徨ってたみたいだし……ってそんなのは良いとして俺もこの資料見終わったら行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というワケで玲二さん!私達と結婚してくださいッ!!」

 

『お願いしますッ!!』

 

「……会っていきなり土下座かよ?」

 

資料を見終え応接間に到着するといきなり音霊達が綺麗なスライディング土下座をしながら俺に求婚をしてきた。いや唐突過ぎるだろ?

 

「はぁ……あのな?俺は明言した通り今いる婚約者以外とはもうこれ以上は誰とも婚約する事はない。お前達が俺に好意を抱いてくれるのは嬉しいが、もうきっぱりと諦めてくれ」

 

「なんでですか!?パトラちゃんやういさんやにじさんじの娘達は良くてなんで私達はダメなんですか?!そんなの不公平じゃないですかッ!」

 

「そうですよ!それに前回だってこれ以上は嫁は増やさないとか言って結局増やしてるじゃないですか!その理屈で言えば私達もその輪に入る事だって良いじゃないですか?!」

 

「それとも何!?玲二さんには僕達と結婚出来ない理由とかでもあんの?!」

 

理由ねぇ……まあはっきり言えばあるんだよなこれが。

 

「…………じゃあこの際はっきり言うけどさ、俺とお前等ってそんなに接点ねぇだろ?」

 

『…………え?』

 

「いやいやえ?じゃなくてさ、音霊とあかりと音玄は直接あったのはこれで四回くらいで栗駒、お前に関してはこれが初対面だろうが?そんな良くて殆ど顔見知り程度の関係で結婚なんて出来るワケないだろ?」

 

そう、これが最大の理由だ。にじさんじメンバーやパトラやういさんは大なり小なりそれなりに長い付き合いがあったり一緒にいる期間が長い。だからあいつ等の人としての内面もよく知ってるし俺の事を真剣に慕ってくれてるのが伝わってきたから婚姻を結んだんだ。だがあおぎりのメンバーに関しては殆ど顔見知り程度、それもその半分以上が仕事関係だったからそんな相手にいきなり求婚されても応じれるワケがない。

 

「ち、ちょっと待って!なら私は!?私は玲二君とは中学時代の同級生だったんだよ?!これだったらそれなりに付き合いが長いから……!」

 

「あー……悪いな我部、俺中学時代はルイとレインと一緒か他の男友達といる事が多かったし、正直お前に関してはあーそういやそんな同級生いたな〜?くらいの感覚なんだよ」

 

俺がそう言うと我部はショックで真っ白になりそのまま灰になって風に飛ばされていった。いや毎回思うがどういう仕組みでそうなるんだよ?

 

※因みに玲二が我部リエルの事をあんまり知らないのは当時玲二に告白しようとした我部がルイとレインによって妨害されていたからである。そしてそんな我部にとってあの時見たルイとレインの鋭い眼光は未だに恐怖として脳裏に焼き付いているようだ。

 

「あーだったら玲二さんとは結婚なんて許せませんね?」

 

「団長もそんな知り合い程度の娘が玲二君の嫁になるなんて許せんわなぁ?」

 

「うぐぐぅ……だ、だったら貴方達はどうなんですか!?そんなに言うなら貴方達は玲二さんとそれなりに深い仲なんでしょうねぇ?!」

 

「いや団長ホロライブでずっと一緒に働いとったし。それに玲二君には迷惑なスタッフから助けてもらった事もあるし」

 

「私はコーヴァス帝国と同盟結んでいるお菓子の国との親睦会で知り合って其処から毎年のように剣の稽古をする仲だけど?」

 

「ぐはぁッ!?」

 

いや二人と張り合ったって勝てるワケないだろ?ノエルとは言わずもがなホロライブでずっと一緒にいたしフレンは昔ルーナの故郷であるお菓子の国が同盟結んでいるコーヴァス帝国との親睦会に何故か参加させられた時に知り合って其処でなんか意気投合して毎年のように剣の稽古するようになったんだよな。だから当然ながら音霊達とは付き合いの長さは雲泥の差である。

 

「それに貴方達ってなんでそんなに玲二さんと結婚したがっているんですか?なんか玲二さんの話を聞く限りだと悪い連中から助けてもらったとか何か困った事があって助けてもらったとかでもなさそうですよね?」

 

「そうなると玲二君と結婚というステータスが欲しいか単に一目惚れしただけって事じゃろ?」

 

『ぐうぅぅ……ッ!?』

 

……まあ正直ノエルの言う通りなんだよな?今俺に迫ってくる奴ってホロライブやにじさんじと強い繋がりがほしい奴か金目当ての奴が多いようで、フブキやシロやるるが圧をかけるとすぐにボロが出てしまう。それですぐに去ってくれるならまだマシなのだが偶に開き直って迫ってくる奴がいるがそういう奴はフブキ達が何処かに連れて行くんだがその後の行方は俺は知らない。まあ後日死んだ魚のような目をしてるが普通に活動してる姿を見るからにちゃんと返してもらえてるんだろう。

 

「う、うぅぅ~……ッ!あぁもう一目惚れで何が悪いんだよ!?それ言ったらあんたらの中にもそういう娘だっていたんでしょう?!なら私等だって玲二さんと付き合ったって良いじゃねーかあぁーーーッ!?」

 

「そーだそーだ!好きになった人と結ばれたいと思うのは当たり前の事だろうがあぁーーーッ!?」

 

「いやそんな大した関わりのない状態から結婚は流石に無理な気が……?」

 

確かにそうだよな?まあクロとかいきなり求婚してきたが結局はお互いを知る為に何度かデートとかしたから結局はそういう積み重ねが大事なのにこいつ等に関してはそんな積み重ねすらない状態での求婚だから無茶にも程があるだろ?かと言ってこんな音霊達を追い返してもまたしつこくやって来そうだし、ああもうどうしたら良いものかねぇ……?

 

「…………!分かりました!そんなに言うなら特別に私とノエルさんに勝てたら玲二さんとの結婚を認めてあげますよ!」

 

『え!?』

 

ハァッ?!いきなり何を言い出すんだフレン!?なんで俺の許可なくそんな事言い出したんだよ?!流石にそんなの認められないぞ!?

 

「お、おいフレ「本当ですか!?本当に勝てば玲二さんとの結婚を認めてくれるんですね?!」いやそんなの「勿論!女騎士に二言はないですよ!」いや勝手に決めるなよ!?」

 

俺の事などそっちのけで話をどんどん進めているがフレンの所為で音霊達がかなりノリノリな状態になってしまってるし!?一体何考えてんだよこいつは?!

 

「ちょっとフレンさん?!そんなの団長も他の皆も許すなんて出来んよ!?」

 

「大丈夫ですって♪あ、でも勝負する前に今から誓約書作るんでそれにサインお願いしますね?内容は勝負に負けた場合は例えどんな理由でも文句は言わず玲二さんとの結婚を諦める事!その誓約書にサインをしてもらえるなら勝負してあげます。良いですね?」

 

「それくらいなら全然良いですよ!なら早く誓約書作ってくださいよ!サインしてあげますから!」

 

うわぁもう完全にやる気満々になっちまってるし、フレンも既にパソコン使って誓約書作ってやがるし……これで負けたらどうするつもりなんだよフレン?!

 

そしてフレンの作った誓約書に音霊達はサインと拇印を押してしまいこの勝負は決まってしまった。はぁ、もう最悪だ……

 

「さーてこれで準備完了!じゃあ一体何で勝負するのさ?やっぱ玲二さんにちなんでガンプラ関連の勝負とか?」

 

「いやいや、そんな時間を掛ける必要ないですって。寧ろパパッと終わる勝負ですよ♪」

 

……ん?どういう事だ?何時もの流れ的にガンプラ関連のバトルかと思ってたけど、すぐ終わるって事はそうじゃないのか?

 

「実は私やノエルさんは毎年夏になると騎士団代表としてある大会に参加してるんですよ。だから今回はその大会と同じ内容で勝負しようと思いまして♪」

 

…………あ、そういう事か。フレンが終始絶対的な自信があったのはそういう事だったのか?ノエルもそれに気づいて思わず顔がニヤけてるし。

 

「え?な、なんですかその大会って?」

 

「フッフッフッ……その名もズバリ!『脳筋腕相撲』だッ!!」

 

『脳筋腕相撲!?』

 

そう、ノエルやフレンの出身地である天界では各国に騎士団や自衛団が存在し、毎年夏になるとそれぞれの国の代表の脳筋騎士を選抜し腕相撲で勝負する脳筋腕相撲大会というのが開かれるのだ。何故腕相撲なのかと言うと発案者である初代ヘルエスタ王が

 

「腕相撲なら腕っぷしの強さを簡単に測れる」

 

という一言を放った事で始まったようである。なんともストロングな思考の持ち主だったみたいだな?

 

「あー成る程太郎じゃね〜♪そんじゃあ時間も惜しいしさっさと始めよっか♪」

 

「い、いやちょっと待って!?そ、そんな勝負じゃなくてほら、玲二さんに因んでガンプラ関連の勝負とか……?!」

 

「えー?でも貴方達さっきこの誓約書にサインしましたよね?これにはしっかりとこう書いてますよ」

 

勝負内容を変えようとするあかりにフレンはすかさず先程の誓約書を見せる。其処には

 

 

『私達は()()()()()()()()()()()()()()()、佐々木玲二の事は諦め二度と求婚や愛人等を求めない事を誓います。』

 

 

と記されている。

 

「はあぁーーーッ!?」

 

「なので勝負はこの脳筋腕相撲以外認めませ〜ん♪」

 

「あちゃ〜、誓約書に書いてる事だからこれは仕方がない事だね?」

 

いやスゲェなフレン?普段フレンは知能を捨てた女騎士とかノエルと並ぶ二大脳筋騎士とか言われてるけどこういう事にはフルで頭が回るようだ。

 

「そんな難しい事じゃないですよ。唯皆さんが私とノエルさんにそれぞれ一回ずつ勝負して誰か一人でも勝てれば勝利で良いですから♪」

 

「そーそー♪計10回もチャンスがあるから勝てる可能性だってあるっしょ♪」

 

「うぅ……あーもうこうなったらヤケだ!お前等、絶対に勝つぞぉッ!」

 

『おぉーーーッ!』

 

最早逃げ場を無くした音霊達は半ば自棄になりノエルとフレンに腕相撲対決を仕掛けていく。その結果は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーチーン……ー

 

「まあそうなるわな?」

 

見事にあおぎり高校全敗で終わった。そりゃそうだ、先程言ってた脳筋腕相撲大会でノエルは去年まで負けなしの三連覇を成し遂げフレンも毎年上位三名の中に必ず入る程の腕っ節の強さを誇っている。それに対しあおぎりのメンバーは基本インドア派で身体を鍛えるような事はしてないようなので勝てる可能性なんて殆どなかったのである。

 

「んー、皆結構頑張った方だと思うよ?」

 

「まあでも負けは負けですし、これで約束通り玲二さんの事はきっぱりと諦めてくださいね♪」

 

「う、うぐぐぅ……クソォッ!これで勝ったと思うなぁ!?絶対にその誓約書の穴見つけて次こそは必ず玲二さんと結ばれてやるからなぁーーーッ!」

 

「あぁッ!?ちょっと待ってよ魂子先輩〜!?」

 

そして負けた音霊達は腕を抑えながらフラフラと応接間から出ていったのだった。なんか本当に嵐みたいな連中だったな?

 

「ってそれよりフレン、お前勝手にあんな勝負仕掛けるんじゃねぇよ?もし負けたらどうするつもりだったんだよ?」

 

「す、すみません……でも私とノエルさんだったら絶対に大丈夫だと思ってたんで!ほら、私って腕っ節だけは強いから!」

 

「そういう問題じゃねぇって。全く……まあお前なりに俺の事考えてやってくれた事だもんな?その点は感謝してるよ、有難うな」

 

勝負を勝手に決めた時は少し怒ったがこいつなりに俺の事を守ろうとしてくれたのは伝わってきたしな。まあやり方がかなりストロング過ぎたが?取り敢えず俺はフレンを抱き寄せ頭を撫でてやるとフレンは気持ちよさそうに目を細めて擦り寄ってくる。

 

「あぁーーーッ!玲二さんズルい!団長も頑張ったんだからいっぱい撫でてほしいな〜♪」

 

「はいはい、分かりましたよお姫様」

 

ノエルもフレンと反対の席に座って俺に寄りかかってきたので優しく頭を撫でてやった。二人とも普段は脳筋とか言われてるけど、やっぱり女の子らしく可愛い処もあるんだよなぁ。

 

 

 

こうしてあおぎり高校のメンバーによる求婚問題はフレンとノエルによって阻止されたのであった。今回はガンプラバトルはなかったが、偶にはこういうのも有りかな?




はい、という事であおぎりメンバーの求婚、そしてダブル脳筋騎士達との対決でした!ガンプラバトルを期待していた方がいましたら申し訳ありません!(ToT)
最初はガンプラバトルを考えていましたがこの二人ならこうしそうと思ってなんかギャグ的になってしまいました……(-_-;)

次回は久々にガンプラ制作をしようと思います!それに関するアンケートも出したいと思うので良ければお答えください(^o^)
次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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