ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最近何かと天気が荒れてる所為か体調を崩しやすいです(-_-;)皆さんも体調管理だけは気をつけてくださいませ。

さて今回はゲームるチームとのバトル回!はたしてリーダーは誰なのだろうか?今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第114話『リーダーを見極めろ!』

バトルがスタートし玲二とマオがぶつかり合い始めたその頃、その近くのデブリ帯でははあとの駆るサザビーが隕石やデブリを躱しつつ玲二の戦っている場所へと向かっていた。

 

「ダーリン大丈夫かしら?多分向こうはダーリンがリーダー機だと思ってるから見つかったら真っ先に狙われちゃうかも……?なら早く合流して掩護しないと!」

 

玲二を心配するはあとは一刻も早く合流しようとサザビーのバーニアをフルブーストし全速力でデブリ帯を抜けようとする。しかし……

 

ーバシュウゥッ!バシュウゥッ!ー

 

「ッ!上から!?」

 

上空から突然複数のビームが襲い掛かりサザビーは機体を回転させながら避けビームが撃たれた方へとビームライフルで反撃をしていく。

 

ーバシュウゥッ!ドゴオォンッ!ー

 

《あぅッ!?うぅ〜撃ち返されたぁ〜……》

 

「その声、あみゃちゃん?それにその機体って……青い、『ナイチンゲール』!?」

 

 

『HG ナイチンゲール』

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャアベルトーチカ・チルドレン』に登場したシャアの駆るMS。劇場版ではサザビーに乗っていたがこの作品ではサザビーの代わりにこの機体が登場している。サザビーよりもゴツく巨体なその姿は見る物を圧倒する程のインパクトがある。普通はシャアの専用機という事で赤色だが今回は天宮こころの専用機という事で青色に塗装されている。

 

 

そう、今回天宮が選択した機体はまさかのはあとの駆るサザビーとある種同一機と言っても過言ではないナイチンゲールだったのだ。しかもその巨体をしっかりと青色に塗装している辺りかなり気合いが入っているのが伺える。

 

《あ、そのサザビーってはあちゃまの機体だったんだ?まあ玲二さんがガンダムタイプ以外使うイメージはないもんね?でも、それならそれはそれであみゃみゃにとっては好都合だぁー!》

 

「?好都合って、どういう事?」

 

《フッフッフッ……このバトルはズバリ!あみゃがはあちゃまに復讐をする為の物でもあるのだぁーーーッ!!》

 

復讐、そう言われてはあとは一瞬なんの事と首を傾げてしまう。別に自分は天宮に対して何か酷い仕打ちをしたつもりもない。それなのにどうして復讐されないといけないのかはあとには分からなかった。

 

「復讐って……え?はあちゃま、あみゃちゃんになんかしちゃったっけ?」

 

《なんかしちゃっただとぉ〜?そうだよ!しちゃったんだよはあちゃまは!はあちゃま、なんで…………なんで自分の娘の名前を“こころ”なんて名前にしちゃったのさぁ?!》

 

「…………え?」

 

天宮の叫びにも似た声から放たられた問いにはあとは思わずポカンとしてしまう。そりゃそうだ、復讐というから何事かと思いきや愛娘であるこころの名前についての文句だったからだ。

 

《はあちゃまがこころって名付けた所為であみゃが未だに玲二さんから名前で呼んでもらえない事が多いんだよ!?それってずるくない?!》

 

「え、えぇ〜?でもあみゃちゃん、こころがいない時はちゃんと名前で呼んでもらえてるんでしょ?ならそれで良いじゃないの?」

 

《そんなのやだぁ〜!玲二さんからは常に名前で呼ばれたいぃ〜!天宮なんて他人行儀やだぁ〜!!》

 

な、なんという事だろうか?復讐とは大層な事を言っていたが実際は愛娘と名前が被っている所為で偶に玲二から名前で呼ばれないから駄々を捏ねてるだけであった。これにははあとも呆れて物が言えずにいた。

 

「で、でもそれはダーリンとはあちゃまが真剣に考えた名前だからはあちゃまだけに言われてもしょーがないんだけど?」

 

《それでもあみゃにとっては許しがたい事実なんだぁ〜!》

 

ーバキュウゥンッ!ー

 

「うわ危なッ!?」

 

ただの八つ当たりで容赦なく撃ってくる天宮のナイチンゲール。はあとはサザビーを上手くコントロールしてビームを避けてナイチンゲールから距離を取っていく。

 

《あ、こら逃げるなぁ〜!》

 

天宮もナイチンゲールのエンジンを噴かせてサザビーを追いかけて行こうとする。しかし、その距離は縮まるどころかどんどん引き離されていく。

 

《あ、あれ?なんで全然追いつけないのぉ?!》

 

「?……あー成る程ね?多分だけどそのナイチンゲールのバーニア、何処か足りないんじゃないの?」

 

《え?えーと…………あー!?右側のバーニアが二個無くなってるーーーッ?!》

 

まさかの事態、天宮のナイチンゲールのバーニアが一部欠損していたのである。これでは満足に推進する事が出来ずに差が開くのも仕方がない。

 

「じ、じゃあはあちゃまはもう行くからまた後でね〜」

 

《あー!待ってぇ!あみゃの事置いてかないで〜!?こうなったらぁ、いけぇファンネルッ!》

 

バーニアの欠損により大した推進力がないと分かったはあとはそのまま玲二のいる宙域へと向かっていき、こころはそんな去ってくサザビーを墜とそうとファンネルを飛ばそうとするが………

 

 

 

シーン……

 

 

 

「…………あ、あれ?なんでファンネルが飛ばないの?え?え?」

 

幾らファンネルを飛ばそうとしてもナイチンゲールのファンネルバインダーからファンネルは射出される事はなかった。それもその筈、実は天宮は塗装する際に時短だからとファンネルを装備したままファンネルバインダーを塗装しトップコートまで仕上げてしまった所為でファンネルがそのまま固定化してしまったのである。つまり今の天宮のナイチンゲールは機動性の欠けたただ図体がデカいだけの機体なのだ。そうとは知らず天宮は涙目になりながら必死にファンネルを出そうとして只々時間が過ぎていくのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその頃……

 

ーズガガガガガガガァッ!ー

 

ーバシュゥ!バシュゥ!ー

 

「チィッ!やっぱ宙域戦闘は慣れねぇな!?」

 

《もぉーーー!いい加減に当たってよぉーーーッ!?》

 

あれからそれなりの時間が経っているが、俺も魔使も先程から撃って躱しての繰り返しをするばかりだ。どうも俺はこういう宇宙空間での戦闘は苦手みたいで何発かは当てれてはいるものの殆どは躱されてしまっている。けどそれは向こうも同じでお互い中々決定打に欠けてる状態が続いている。

 

……というか俺は成り行きで魔使、いやマオと戦っているがそもそもこいつがリーダーなのか?もしこいつがリーダーならこうして真正面から突っ込んでくるなんてあり得るか?…………こいつなら有り得そうだが、他のメンバーがそれを良しとするワケがないよな?もしこいつがリーダーでないとすればこのままこいつと戦う意味は薄いが……

 

……いや、此処で下手に引いてもどうせこいつは追いかけてくるに違いない。ならどっちにしろ此処で撃破しといた方が得策か……ん?これは……それなら!

 

《?どしたの主人、急に立ち止まったりして?あ、もしかして遂に観念したのかな〜?》

 

「…………」

 

《あれ?もしかして本当に観念した?じゃあこれでトドメだぁーーーッ!》

 

マオは俺が観念したと思いヘビーアームズのガトリングをフリーダムに向けてトドメを刺そうとする。だが……

 

 

 

 

 

ーバキュウゥンッ!ドゴオオォンッ!ー

 

《キャアァッ!?な、何今の?!》

 

ヘビーアームズの攻撃が放たれる直前に俺の後方からビームが放たれヘビーアームズのガトリング砲を打ち抜き左腕を大破させた。マオも何が起こったのか分からず困惑しているが、これは……

 

「ダーリン!なんとか間に合ったかしら?!」

 

「ああ、寧ろベストタイミングだはあと」

 

そう、はあとのサザビーだ。俺は後方からサザビーの反応をキャッチし敢えて無防備になる事でマオを油断させてトドメを刺そうとしたところをサザビーのファンネルのビームをおみまいしたというワケだ。まあ一か八かだったが上手くいって良かったわ。

 

「これで二対一になったな。そっちはもうメインウェポンを失ったしこっちが優勢だな?」

 

《うぐぐぅ、こんな事って……ちっくしょおぉーーーッ!………なぁーんちゃって♪》

 

は?なんだマオの奴、この不利な状況でなんでそんな笑って……

ッ!まさか?!

 

ースゥ……ガシイィッ!ー

 

「キャアァッ!?な、何これ?!」

 

「はあと!?これは……巨大な手?!」

 

なんと油断していたサザビーの背後から突如巨大な手が現れサザビーが鷲掴みされてしまった!こいつは……『ディキトゥス』か!

 

 

『HG ディキトゥス 光のカリスト専用機』

『機動戦士クロスボーンガンダム 鋼鉄の7人』に登場した光のカリスト専用機。宇宙世紀のMSの中でも特に異質な造形をしておりそのスペックはオーバーテクノロジーレベルである。変形する事でまるで左手のような姿になりその握力は重量級MSですら握り潰す程の力がある。

 

 

「また珍しいチョイスだな!?乗ってるのはれなか、こころか?!」

 

「ううん!あみゃちゃんはさっきナイチンゲールに乗ってたからこれはよるみんだよ!」

 

《ピンポーン♪どう玲二さん?私のガンプラ凄いでしょ〜♪そぉれ!》

 

ーギギギギギィ…ッ!ー

 

「キャアァーーーッ!?」

 

マズい!?はあとのサザビーがディキトゥスに絞め上げられて身動きが取れなくなってしまってる!このままじゃサザビーが破壊されるのも時間の問題だ!ならまずはヘビーアームズよりもあのディキトゥスをなんとかしねぇと!

 

「待ってろはあと!今助けてやるからな!」

 

《……うん、やっぱり仲間想いな玲二さんならそうするよね?けど……それは無理な話だよ!》

 

何?一体どういうードゴオォッ!ーグアァッ!?な、なんだ?!いきなり何かに殴られた……って!?そ、そんなまさか!?

 

「な、なんで……なんでディキトゥスが()()もいるんだよ?!」

 

そう、俺のフリーダムをいきなり殴ってきたのは今サザビーを捕縛しているディキトゥスと姿が酷似しているディキトゥスだった!だがサザビーを捕縛しているのが左手に対してこいつは右手、という事はこいつは影の方か!?

 

 

『HG ディキトゥス 影のカリスト専用機』

『機動戦士クロスボーンガンダム 鋼鉄の7人』に登場した影のカリスト専用機。光のカリスト専用機と対を成すこの機体も例に漏れずオーバーテクノロジーレベルのスペックを有している。光のカリストと対を成す機体なだけに見た目を反転しておりこちらは右手型の形態に変形出来る。

 

 

「馬鹿な!?ガンプラウォーズで使用出来るのはプレイヤー一人につき一体だけだぞ!?なんでディキトゥス二体も操る事が出来てるんだよ?!」

 

《さあなんででしょ〜?でもそんな簡単に種明かししたらつまらないでしょ?さぁこの佐々木れなの華麗なマジックバトルショーをご覧あれ!》

 

《おぉ〜!さっすがよるみん♪よぉーし!僕もまだまだいくぞぉーーーッ!》

 

クッ!?メインウェポンが無くなったとは言えまだ健在のヘビーアームズに二体のディキトゥス、実質的に三対二のバトルじゃねぇか!?いや今サザビーが囚われてるから最早三対一になってしまってるし、兎に角まずははあとのサザビーを救出してからだ!

 

《おっとぉ?そうは問屋が卸さないぞっとぉ!》

 

ーバシュウッ!ドゴオォンッ!ー

 

「クッ!?」

 

《更にオマケでもういっちょう!》

 

ーブウゥンッ!ー

 

「うわっと!?」

 

だ、ダメだ!?ヘビーアームズや影ディキトゥスの妨害の所為で近づく事すら出来ない!ならまずはヘビーアームズから倒すか?いや、そんな事してたらサザビーが撃破されてしまう!これは、万事休すか……!?

 

「うぐぐぐぅ……このぉッ!調子に乗ってんじゃないわよッ!」

 

ーガコンッ!バシュウッ!ー

 

《ッ!?ファンネル!?》

 

おぉ!はあとの奴、ファンネルを使って光ディキトゥスを攻撃して抜け出した!だがやはりダメージは大きそうでシールドとライフルは破壊されて装甲もかなり凹んでしまってるな……

 

「もぉあったまきた!どうやって二体も動かしてるか知らないけど覚悟しなさい!この私を怒らせた事後悔させてあげるんだからぁッ!!」

 

あ、はあとがはあちゃまモードじゃなくなってるな?こうなった時のはあとってマジで強いから味方だと良いが敵に回すと厄介この上ないだろう。

 

《な、なんかヤバそうな雰囲気だね……?》

 

《た、唯の虚仮威しだよ!もうはあちゃまのサザビーはボロボロなんだからこれで!》

 

「させるかぁーーーッ!」

 

ーバシュバシュバシュバシュウゥッ!!ー

 

嫌な予感を察したマオがヘビーアームズの残りの弾を全て放とうとする前にサザビーのファンネルがヘビーアームズに向かって集中砲火しそして

 

ーチュドオォォォォオンッ!ー

 

マオの断末魔すら聞く事なくヘビーアームズが爆散していった。そしてこれでゲームが終わらないという事はやっぱりあいつはリーダーではなかったんだな?

 

《あぁッ!マオマオがやられた!?》

 

「さあ、邪魔者がいなくなったしこれで心置きなくそっちもぶっ倒せるわ!覚悟しなさいよね!」

 

《くうぅ~ッ!?でもこっちだってまだ全然やられてないんだから!》

 

そして今度はディキトゥス達とサザビーが交戦し始めだした。とはいえサザビーは既にボロボロな状態だから援護しないとすぐにやられてしまう。俺もサザビーの盾になるようにフリーダムを配備しそのままディキトゥス達に向かって攻撃していく、がやはりビーム兵器を無力化してしまうIフィールドは厄介で殆どの攻撃が遮られてしまってる。

 

…………それにしてもれなの奴、このディキトゥス達をどうやって操縦してるんだ?さっきも言ったがこのゲームにおいて一人のプレイヤーが操縦出来るガンプラは一体だけ。例えガンプラスキャナーに二体をセットしてもどちらか一つが選ばれるだけでそれを同時に動かすなんて出来ない筈だ。つまりれなは何かしらの方法でディキトゥス達を一体として扱えるようにしているという事だが……それをどうやってやっているんだ?

 

《せーの!どーんッ!》

 

ードゴォッ!ー

 

「ぐあッ!?」

 

「玲二!こんのぉッ!」

 

クッ!考え事しながら戦ってたら一発喰らっちまった!それに対してはあとが再びファンネル攻撃を仕掛けるけど、光ディキトゥスはすぐに後退して攻撃を躱してしまった。

 

 

 

ーバシュウッ!バシュウッ!…………ビリッー

 

 

 

…………ビリ?なんだ今の音?まるで何かが破れたような音だったが……?

 

「ッ!玲二、見て彼処!彼処に何かいるわ!?」

 

彼処?……ッ!?なんだあれは?!はあとの言う通りディキトゥス達の間辺りに少しだが何か小さな物が見えてる!?あれは…………ッ!そういう事かッ!

 

「分かったぜれな!お前のガンプラの正体は……これだッ!」

 

ーバキュゥンッ!ドゴオォンッ!ー

 

《キャアァッ!?》

 

俺がその小さな物が見えた辺りに向かってビームライフルで攻撃すると本来なら宇宙空間を通り過ぎていくだけの筈が何もない筈の場所でヒットし爆発を起こした。そしてその場が燃えだしその炎の中から()()()()()()()が姿を現したのだ。

 

「あ、あれって……!?」

 

「あれがディキトゥス達を操ってたれなの本機……成る程、やはり『ガンダムジエンド』か!」

 

 

『HG ガンダムジエンド』

『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場したアドウ・サガの使用するオリジナルガンプラ。その異質な姿はデザイナー曰く歴代の悪役ガンダムを贅沢且つ下品に詰め込んだ機体であり、最大の特徴は両肩にあるフィストジエンドという巨大な手を模した装備である。

 

《あーあ、バレちゃったかぁ?折角バトルが終わった後に種明かししたかったのになぁ〜?》

 

「いや、それでもかなり驚かされたけどな?まさか両肩のフィストジエンドの代わりにディキトゥスを改造させて装備してるとはな?オマケにそれをあたかも一人で二体のディキトゥスを操っているように見せる為に腕の接続部分と自身を覆い隠すマントを黒色無双で塗装してカモフラージュするっていう隠蔽工作は見事だったぜ」

 

つまり先程まで俺達が相手にしていたディキトゥス達はあくまでも本体であるジエンドが操作していたサブアームだったのだ。道理でMA形態から変化しないと思ったら最初からサブアーム扱いで付いてただけだったなんてな。

 

《まぁでも姿は見られたけど玲二さん達が不利な状況は変わらないよ!はあちゃまのサザビーもあれだけファンネルを撃ちまくってたらそろそろエネルギーも切れかかってると思うし!》

 

「うッ!?確かにもうエネルギーが殆ど残ってないわ……」

 

れなの言う通り、向こうのガンプラの正体は分かったがそれでも俺達が不利な状況なのは変わらない。寧ろはあとのサザビーが既に戦闘不能レベルにまで追い詰められ残るは俺だけになってしまった。これはかなりマズい状況だ……

 

「……確かに、今のこの状況は圧倒的に不利な状況だな。そっちは()()()()()()()ビーム兵器を無力化出来るディキトゥスの手がある以上俺のフリーダムの攻撃はほぼ止められてしまう。それにはあとがこれ以上戦えないし、このままじゃ実質俺一人で三機分の相手をしなければならない……だがれな、お前何か忘れてないか?」

 

《え?何かって……?》

 

ーバキュウゥンッ!バキュウゥンッ!ー

 

ードゴオォンッ!ドゴオォンッ!ー

 

《うわあぁぁぁぁッ!?な、何今の?!》

 

油断していたれなの後方から巨大なビームが二発放たれそれが見事にディキトゥスの手を撃ち抜き爆散させた。ディキトゥスは四股から発生するIフィールドを展開する事でビームを無力化出来るのだが、これは真正面だけの事で実は背後はワリとがら空き状態なのだ。そしてそんなビームを放ったのは……

 

「レイさーん!はあちゃまー!大丈夫ー!?」

 

「ああ、助かったぞミオ、ナイスタイミング……っておい、お前なんでダガーLにパーフェクトストライカーなんて着けてんだよ!?」

 

そう、やって来たのは俺達のチームの三人目であるミオだった。ミオは俺達とは離れた場所からのスタートだったから此処まで来るのに時間が掛かったみたいだが、こいつまさかダガーLにパーフェクトストライカーパックなんて装備させてたとはな?量産型にはあまり似合わない気もすんだが……?

 

 

『HG ダガーLパーフェクトストライカー装備』

量産型MSのダガーLに初期ストライカーパックであるエール、ソード、ランチャーの三つのストライカーパックを装備させた超火力武装形態。但し三つのストライカーパックを同時に使用するという事で燃費がかなり悪く専用のバッテリーパックが四個装着されている。

 

 

「もぉーやっとこっちにこれたよ〜!フブキからもらったこのストライカーパックすっごく燃費悪いからここ来るだけでも二個バッテリー消費しちゃったしさっきこころちゃんのナイチンゲールを倒すのに一個消費しちゃったよ〜!」

 

「いやどんだけ燃費悪いんだよその装備?!しかもお前しれっとこころ倒したのか!?」

 

……あれ?という事は残っているのはれなだけ、つまりこいつがリーダー機だったって事か!まぁこのガンプラの気合の入れ方見たら当然か。なら後はこいつを倒すだけだ!

 

《うぐぐ、まさかディキトゥスアームが破壊されるなんて……!?》

 

「これでお前を守る壁は無くなったって事だ!後はこのまま押し切る!」

 

俺はフリーダムのビームライフルを捨て新たにビームサーベルを構えジエンドに向かって突っ込んでいった。今のジエンドは無防備状態、これで決めてやるッ!

 

《うぅ、まさか此処まで追い詰められるなんて……でも、詰めが甘いね玲二さん!》

 

「何?!ーグサァッ!ーぐあぁッ!?」

 

「レイさん!?」

 

「ダーリン!?」

 

な、なんだ!?これは……フィストジエンド!?まさかれなの奴、フィストジエンドをオミットしたんじゃなくて隠しアームとして装備してたのか?!俺のフリーダムの胴体が貫かれエネルギーがどんどん減少していく!

 

《ふふーん♪どう玲二さん、私のジエンドのマジックアーム戦法は?これで玲二さんはおしまい、という事でこの勝負は私達ゲームるチームの勝利だぁーッ!》

 

「……あぁそうだな。この勝負……俺達の勝ちだ!」

 

ーチュドオォォォォオンッ!ー

 

俺が言い切ると同時に俺のフリーダムは爆発し画面に撃破アラームが表示されてしまう。これで俺は終わりだが……

 

《え?ゲームが終わらない……って事はーズバアァッ!ーうわあぁぁッ!?》

 

「残念だったね、ウチらのチームのリーダー機はレイさんのフリーダムじゃなくて、ウチのダガーLだったのさ!」

 

ミオはソードストライカーのメイン武装である対艦刀シュベルトゲベールで完全に油断していたジエンドを中央から真っ二つに切り裂き撃破していった。これによりゲームは終了、よってこの勝負は俺達の勝ちだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁーーーもう悔しいいぃぃぃーーーッ!!絶対に玲二さんがリーダーだと思ってたのにぃ〜!?」

 

「まあそう思い込むと思ってミオをリーダーにしたんだけどな」

 

ゲームを終えてリビングに戻るとソファーの上でれな達が悔しそうに駄々を捏ねていた。俺は最初かられな達が俺をリーダーだと思い込むと思ってこの三人の中なら主に量産型をよく使っているミオにリーダーを任せたのだ。まさか相手も量産型にリーダー機を任せるとは思ってもいなかったようでその思惑通り俺が分かりやすい突撃をして撃破されたのを見て油断した所に他のメンバーが敵にトドメを刺すという作戦が見事に成功した。まあリーダー機であるミオのダガーLのスタート地点がかなり遠かったのは予想外だったけどな?

 

「うぅ〜!絶対によるみんがやったと思ったのにぃ〜!?」

 

「あみゃなんて殆ど何も出来ずに終わったよぉ〜!?」

 

「まぁまぁ、でもこれで次のイベントのデータ取りは出来たから良いんじゃない?」

 

「まあね。でもダーリン、スタート地点はやっぱりランダムじゃなくてある程度出撃可能の場所を選べるように選択式にしたほうが良いんじゃないかしら?」

 

「確かに今回はそれの所為で連携プレーが出来なかった場面もあったし、これは少しプログラムを変える必要があるな」

 

取り敢えずこのプログラムの変更をしたら今度は別の奴にもテスターとして参加してもらうか。後は宇宙空間だけでなく密林や水中ステージとかもそれ専用のステージを作らないと。まだまだやる事が多いなぁ……

 

ーウィーンッー

 

「ただいま〜、玲二君いる〜?」

 

「とーちゃぁ♪」

 

「ん?ああかなたか、どうした……ってラミィ?お前確か今配信中じゃないのか?」

 

考え事をしているとリビングにかなたがミカを連れて戻ってきたんだが、何故かその横には今配信中の筈のラミィが立っていた。なんでラミィが此処に?それにその服装、何時もと違ってなんか凄いお嬢様感を感じるな……まぁラミィは元々お嬢様なんだが?

 

「あ、あのね玲二君、実はこの娘の事でちょっと相談があって……」

 

「?この娘ってラミィの事か?なんだよ相談って?」

 

「そ、それが……」

 

「はじめまして佐々木さん、かなたさんからお話をお伺いしてお邪魔させて頂きました」

 

……………………はい?はじめまして?何を言ってるんだラミィは?え?もしかしてどっか頭でもぶつけて記憶喪失とかになっちまったとかか?一体何が「あー配信おーわりっとぉ!」……は?

 

「あー疲れた疲れた〜!ちょっと一息入れよーっと♪ってあれ……?」

 

「え、嘘……?」

 

「ラミィが……二人?!」

 

「ど、どうなってるのこれ!?」

 

リビングに配信を終えたであろうラミィが一升瓶を持ちながらやって来て目の前にいるもう一人のラミィを見て身体が固まってしまい、他の皆もラミィが二人いるという謎現象に驚きを隠せずにいた。これは……また面倒な事が起こりそうだな……




はい、という事で3on3バトル回でした!今回のバトルの中に出てきたジエンドの元ネタは以前サイトで見た改造案を参考にさせて頂きました!作るとなると元のキット買うだけでもかなりの額になっちゃいますが……(;´Д`)

そして遂に異世界ラミィとのご対面!はたして一体どうなる事やら?次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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