「どれも一緒じゃね?」
(゚Д゚;)
興味ない人からすれば全部一緒のようで少しショックでした(T_T)
それはさておき今回はベイビーズが異世界holoXと戦います!はたしてこゆき達は無事で済むのだろうか?最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
神羅城へと侵入した異世界の秘密結社holoX。彼女達は玲二を捕まえる為に侵攻し現在三階のエントランスホールまで到達していた。
「フン、無駄に広いなこの建物は?やはりこんな無駄な建物を作る必要性が吾輩には分からんな……」
「上に立つ者や金に物を言わせる権力者は自分の財力を誇示する為にこういう無駄な事に金を使いますからね」
「ホント、こんな無駄なモン作る必要性がボクには分かんないよ?やっぱ作るならボクの知的好奇心な脳を満たしてくれるラボとかが欲しいなぁ〜♪」
「こよちゃんは相変わらずだね〜?まあ沙花叉も武器庫さえあればそれで充分だけどねぇ?」
「…………こういう無駄な事に金を使っている者はその所為で下々が辛い思いをしている事に気づいてはおらぬ。いや、気づこうともしておらん。やはり風間はこういう輩は好きになれんでござる」
神羅城の広い内部に対して先程から総帥達は無駄に広い等と批判的な事ばかり言っている。どうやら彼女達はこういった施設は不必要な物と思っているようでそういった建物を立てる権力者が気に食わないらしい。
「よし、此処までは特に何もなかったな?ならばこのまま一気に五階まで行くぞ!」
『Yes My Dark!』
それは兎も角総帥達は当初の目的である玲二を捕まえる為に四階へと上がっていこうとする。だが……
「まてぇ〜!」
「?なんだ今の声は……?」
「そ、総帥!あれを!」
何者かの声によって総帥達は階段を登る足を止め声がした上の方を見上げる。其処にいたのは……
「……は?こ、子供?」
「な、なんでこんな所に子供がいるのでござるか?それもかなり沢山……?」
「むんッ!」
そう、父親である玲二を助けようと立ち上がったこゆき達佐々木ベイビーズであった。ベイビーズは異世界のholoXに対し怯える事なく果敢に立ち向かうつもりなのか皆して勇ましい表情をしていた。
勇ましいベイビーズの表情
(๑•̀ω•́๑)
「……このガキ共、確かあの男が一緒に遊んでやっていたガキ共か?そんなちっぽけな貴様等が吾輩達に何の用だ?」
「エレ、おねがい!」
「あい!むんッ!」
ーピカァーッ!ー
こゆきに言われエレオが階段を触ると一瞬光り出し、そして……
ーガコンッ!ー
「へ……?」
『どわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?』
ードサアァァァァァァァァァァァァッ!ー
突然階段が斜めの坂になり、唐突な出来事に対処出来なかったholoXの面々はそのまま滑り落ちてしまったのである。
「痛たた……な、何今の?!」
「なんで階段にこんな新喜劇みたいな仕掛けがされてるのさぁ〜?!」
「き、貴様等、どうでも良いから早く退けぇ……!」
「あぁッ!?申し訳ございません総帥!お怪我はございませんか?!」
急な出来事で全員滑り落ちてしまい真ん中等辺にいた総帥は他の団員達によって下敷きになってしまい幹部が慌てて救出していく。
「ぱぱはぜったいわたさないもん!みんな、にげろ〜!」
『あーい!』
こゆきが総帥に対して玲二は渡さないと言い、そしてそのままベイビーズはholoXを撹乱するかのように散り散りに逃げ回り始めた。そんな逃げるベイビーズに対し、総帥は顔を真っ赤にして怒りで震えていた。
「こ、このガキ共があぁぁぁぁぁぁぁぁッ!このラプラス・ダークネスを此処まで虚仮にするとは良い度胸だ!おいお前等!あの男を捕まえる前にまずはガキ共を捕まえろ!一人残らずだッ!!」
『い、Yes My Dark!』
怒り狂う総帥の指示に幹部達や団員達もビビりながらベイビーズを追いかけて行く。どうやらこの総帥、意外にも沸点が低いようである。
「フッフッフ、所詮は赤子だな?簡単に追い詰められたぜ!」
「うゅ……」
とある部屋の一室、この部屋にあんずとヒカリとめぐみが逃げ込んだのだがすぐにやって来た団員達に囲まれ絶体絶命のピンチに陥っていた。
「クククッこのまま捕まえて総帥に献上すれば俺達の株価も上がる事間違いなしだぜ!」
「あうぅ〜ッ!?ひーちゃん!おきて!」
ーペチペチッ!ー
囲まれるあんずはめぐみにおんぶされてすやすやと眠っているヒカリの頬をペチペチと叩いて起こそうとする。そして……
ー……パチッー
「…………ふみゅ、ふぇ、ふえぇ……」
「あ?なんだこのガキ?よくこんな状況で寝れたもんだ「びゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーッ!!!!」
ヒカリが目を冷ました刹那、部屋中に恐ろしい程の壮大な爆音の泣き声が響き渡る。ヒカリは寝るのが大好きな子なのだが無理に起こされると機嫌が悪くなりまるで至近距離で爆撃されたかのような爆音レベルで大泣きしてしまうのだ。その泣き声を至近距離で聞いてしまった団員達は次々と鼓膜が破れ白目を剝き泡吹いて気絶していった。因みにあんずとめぐみはあんずの能力である音波遮断によって難を逃れている。
「 」ピクピクッ
「やった〜♪」
「ひーちゃんごめんね、よちよーち」
「ふえぇ〜……」
一部の団員を倒しためぐみとあんずはグズっているヒカリをあやして落ち着かせるのであった。
「いたぞ!こっちだ!」
「あうぅ〜!?」
四階の渡り廊下、其処では団員達が逃げ回るエレオときらりを追いかけて回していた。幾らすばしっこいとはいえやはり子供では大人にスピードでは敵わず徐々に追い詰められてしまう。
「うぅ〜……やあぁッ!」
ーフワァッ……ー
「ッ!?な、なんだこれはービュンッ!ーどわあぁッ?!」
しかし捕まる寸前にきらりが引力操作を行い団員達を渡り廊下の奥へとふっ飛ばしていき、更に……
「やぁッ!」
ーピカァーッ!……ガコンッ!ウイィーンッ!ー
「痛てて……このガキよくも……ってなんじゃこりゃあ?!」
エレオの力によって廊下がベルトコンベアーのように動き出しその上に乗っていた団員達はエレオ達を追いかけようとするも高速で逆走する床についていけずどんどんと転び廊下の向こう側へと戻されていった。
「わーい♪」
「……あぅ♪」
団員を追い返しエレオは勿論普段愛想のないきらりも嬉しそうにハイタッチをするのであった。
「やあぁぁーーーッ!?」
「このガキィッ!ちょこまかと逃げ回るんじゃねぇッ!!」
四階のエントランスでは玲牙が泣きながら必死に団員から逃げ回っていた。必死に逃げ回るもこのままでは捕まってしまう、そんな兄のピンチにつばきが立ち上がった!
「にーちゃをいじめるなぁ!ガオォォォォッ!」
ーボオォンッ!ー
「なぁッ!?な、なんだぁ?!」
「ら、ライオンに変身しやがったぁーーーッ?!」
「グルアァッ!」
つばきはライオンへと変身し玲牙を追いかけ回す団員達を次々と蹴散らしていく。
「ひ、怯むな!所詮はガキが変身しただけだ!全員で取り押さえればどうという事はない!」
『お、応!』
団員達はつばきを取り押さえる為にジリジリと迫っていく。今度はつばきがピンチになりそうになり泣きそうになりながらも玲牙が立ち上がる!
「うゆぅ〜……!ちゅばいじめちゃめーッ!」
ーヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!ー
「……あら?なんでアテクシこんな所にいるのかしら?」
「んあ?誰じゃ、人が酒飲んどる最中に?」
「おいおいなんだこの状況?喧嘩か?」
「はぁ〜、また爆死……あれ?」
玲牙が叫ぶと玲牙の後ろに突然玲二の兄である浩一とあやめの母の刹菜、そしてにじほろ保育園で先生してるksonとロボ子の姉妹である七奈美の四人が召喚され四人は一瞬戸惑うも襲われている玲牙とつばきを見て状況が理解出来たようだ。
「な、なんだこいつ等!?どっから現れたんだ?!」
「あら?何があったのかと思えばあんた達……何人の甥っ子や姪っ子を虐めてくれてるワケ?」
「玲牙達も玲菜と同じくらい儂の大切な孫達じゃ、そんな大切な子達を虐めるとはお主等……よっぽど死にたいようじゃのう?」
「旦那の大切な子供達に手ぇ出すとは、テメェ等ぶっ飛ばされても文句は言えねぇよなぁ?」
「私もさっきモ○ストの転スラコラボで三万爆死した腹いせ……じゃなくてロボ子の仲間の子供達を虐めるお前達を許しません」
それぞれ何処から出したかは分からないが浩一は棘の付いた二対の鉄剣、刹菜は自身と同じくらいの大きさの巨斧、ケイは金色の龍が彫られた漆黒の木刀、七奈美は特注で作ったマグナムを取り出し団員達に躙り寄って行く。というか七奈美だけ動機がおかしいような気もするが?
「な、なんだよこいつ等……?!」
「ひ、怯むんじゃねぇ!俺達は総帥に認められたholoXの戦闘員だぞ!こんな奴等に臆する必要なんかねぇ!いくぞぉッ!」
「あら、随分と威勢がいい事ねぇ?ならその巫山戯た根性叩きのめしてあげる♪さぁ始めますわよ!破壊と暴力のパジェントを!」
「最初に言っておく。儂はかーなーり、強いぞ!」
「さぁ、タイマン張らせてもらうぜ!」
「お願いですから、命乞いだけはしないでください。時間の無駄ですから」
迫りくる団員達に四人は何処かで聞いた事のあるような決め台詞を放ち戦闘を開始する。その五分後、エントランスに屍の山が築き上げられたのは言うまでもない……
「ふーん、面白いなぁこの子達♪まだ幼児なのに変身したり雷や炎を出したりして……その力、解剖したら原理が分かるかなぁ〜?」
「ひぅ……ッ?!」
皆が奮闘する中、ねるとレヴィとこころの前に狂気の笑みを浮かべる博士。博士はジリジリと近づいていき徐々にねる達を追い詰めていく。
「さぁて、まずはどの子から解剖してあげようかなぁ〜?ピンクのうさぎちゃんかぁ、金髪の子かぁ〜、それともぉ〜……そこのくまさんの格好した子かなぁ〜♪ 」
「は、博士?!総帥からは生け捕りにしろとのご命令ですよ!?」
「分かってるって〜♪ちゃんと調べ尽くしたら元に戻してあげるって~♪まあ……ちゃんと元に戻るかは保証出来ないけどねぇ〜?」
「あ、あうぅ〜!?」
この女に捕まったら確実に終わる……ねる達は子供ながらもそう察してしまった。こうなったらこの女を追い払う他に自分達が助かる道はない。そう思ったねる達は即座に行動に移した。
「うぅ〜……あいッ!」
ーパッ!ー
「……およ?」
「は、博士?!博士の服が……!?///」
ねるは自身の能力で博士の服を転移させ全裸にさせた。これで少しは足止め出来る、と思われたのだが……
「……ふーん、服を脱がす能力かぁ?なんか思ってたよりも地味な能力だねぇ?」
「は、博士!?そんな事よりいろいろ見えてしまってますから早く隠してください!!///」
「?なんでそんなに慌ててるのさ?たかが服が無くなっただけで大袈裟じゃん?」
なんと博士には羞恥心なんてモノはないのか、全裸にされても何事もなかったかのように平然としていた。どうやら研究に没頭し過ぎた所為でそういった感性が欠如してしまっているようだ。これには一緒にいる団員達も目のやり場に困ってしまう。
「うーん、くまさんの子はもう興味なくなっちゃったなぁ〜?じゃあ……其処のピンクのうさぎちゃんにしよ〜っと♪」
「や、やあぁぁッ!?」
ねるに対して興味がなくなった博士は今度はレヴィに向かって近づいていく。全裸で狂気の笑みを浮かべる女というかなり恐ろしいヤツが迫ってくる恐怖の所為で能力をまともに使えず三人とも涙が止まらずにいた。まさに絶体絶命のピンチ!だが……
ードゴオォンッ!ー
「ぶへぇッ!?」
「は、博士?!」
迫りくる博士の横から何かが突進し博士をそのままふっ飛ばしていった。唐突な出来事で何があったのか分からずキョトンとしてしまうが……
「みんな〜!だいじょぶ〜?!」
「!あうぅ〜!ねーちゃ♪」
其処にやって来たのはこゆきとふゆき、そしてぴりかとミナの四人だった。そしてねる達を助けたのはまるで番長のような風貌で木刀を構えているガンダム『黒龍頑駄無』であった。
『SD 黒龍頑駄無』
『SDガンダム 武者番長風雲録』に登場する主人公。普段はプリンが好きな幼い子供のような見た目をしているが一度怒らせるとガタイの良い武者番長へと変身する。
この黒龍頑駄無、実はこゆきが団員達の目を盗んで組み立てぴりかの力で巨大化、更にミナの力で硬化させふゆきの念力で動かしているのだ。
「い、痛た……や、やってくれたねキミ達……ッ!?」
「にゃあぁ〜!いっけぇ〜!」
ーゴオォォォォォ……ドゴオォォォォォンッ!ー
「ぶへらあぁッ!?」
ードゴオォッ!ー
『は、博士えぇぇぇーーーッ!?』
ふらつきながらも立ち上がった博士に向かって黒龍が拳を握り渾身の一撃を喰らわせ、そのまま博士は吹っ飛ばされ壁に叩きつけられ気絶していった。これにより残された団員達も困惑してしまい数分もしないうちに黒龍によって拘束されるのであった。
「まったく、子供相手にこんなに手こずらせられるなんて……」
「ホントかったりぃんだよぉ?頼むからおとなしくしてくれっつーの」
「おとなしくしてくれれば我々とて酷い目にはあわせないでござるよ」
『うゆぅ……』
一階の大広間では幹部と掃除屋と侍が一部のベイビーズを追い詰めていた。如何に神羅族である玲二の血を引いているとはいえ所詮は幼児であるベイビーズは逃げ回り過ぎて既にヘトヘトの状態になっておりこれ以上は逃げられずにいた。
「さぁーて、さっさとこのガキ共捕まえてラプラスの元に連れて行こうよ?」
「そうね、それじゃ君達にはおとなしくこのカプセルに入ってもらうからね〜♪」
「逃げようとしたって無駄でござるから、良い子にしてるのだぞ〜?」
「あうぅ〜!?」
幹部が何処からか巨大なカプセルを取り出しスイッチを入れるとカプセルの入口が開きベイビーズを入れる準備を済ませる。そしてカプセルに入れる為に幹部達がベイビーズに近づいていく。しかし……
「ふ、ふぇ、ふえぇ……びゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!」
その中にいたマリアが幹部達に恐れてしまい泣き出してしまった。もうお気づきの人もいるであろうがマリアが泣く、それ即ち……
「あーもう泣いたって誰も助けになんて来ないってのーBIG! Please!ーは?何今のードゴオォンッ!ーぐぇあッ!?」
掃除屋が泣いてるマリアに近づこうとしたその瞬間、横から巨大な手が現れ掃除屋をふっ飛ばしていった。その手の正体は……
ーヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!ー
「泣いてるちっちゃな子を襲うなんて、趣味が悪いぜお嬢さん?」
黒いローブを纏う赤い宝石のような仮面の戦士、人々を絶望から救い希望を与えるライダー『仮面ライダーウィザード フレイムスタイル』である。
「うゅぅ〜……」
「安心しなお嬢ちゃん達。君達が助けを求めるなら俺が守ってやる。俺が君達の、最後の希望だ。さ、危ないから早く下がってな」
『ッ!あーい!』
ウィザードが自分達の味方と分かるとベイビーズは喜び安全な所へと避難していく。
「痛た……テメェ、いきなり現れて何様だコラァッ!?」
「お前こそ、子供を襲うなんて悪趣味にも程があるぞ?見た感じファントムではなさそうだが、子供達に危害を加えるなら阻止させてもらうぜ。さぁ、ショータイムだ!」
吹き飛ばされた掃除屋が怒り狂い腰に装着していたマシンガンを取り出し、ウィザードも魔法剣銃ウィザーソードガンを構え戦闘を開始するのであった。
「な、なんでござるかあの宝石頭は!?沙花叉!一人では危ないから風真も加勢してードンッ!ドンッ!ドンッ!ー?!な、なんでござるか!?」
怒り狂う掃除屋を見て侍も加勢しようとするが、その侍の周りに何故か黒子が現れ陣容やのぼり旗を設置し始めていく。そしてその陣容の奥から何やらカラフルなスーツを纏った六人が姿を現した。
「シンケンレッド、志波丈瑠!」
「同じくブルー、池波流ノ介!」
「同じくピンク、白石茉子!」
「同じくグリーン、谷千明!」
「同じくイエロー、花織ことは!」
「同じくゴールド、梅盛源太!」
それぞれ漢字の火、水、天、木、土、光を彷彿させるマスクを被った六人の戦士はそれぞれ名乗り侍の周りを囲っていく。
「な、なんなんでござるかお主等は!?」
「……天下御免の侍戦隊!」
『シンケンジャー、参る!』
戸惑う侍に対し六人が纏めて名乗りを上げる。彼等こそ、古の時代より妖と戦い続ける侍達の末裔。文字を力に変えて戦う戦士、『侍戦隊シンケンジャー』である。
「未来ある幼き命を狙う不届き者……侍としての道を踏み外したお前を此処で討つッ!」
「なんだと……?貴様等が何者かは知らぬが、風真の侍としての誇りを侮辱するなら容赦はしないでござるッ!」
己の誇りを侮辱されたと感じた侍は刀を抜きシンケンジャーと対峙する。シンケンジャーも腰に掛けていた刀『シンケンマル』(シンケンゴールドはサカナマル)を抜き構えていく。今此処に、侍対侍の対決が幕を開けようとしていたのであった。
「クッ!?まさか子供だけど思ってたらこんな奴等が隠れてたなんて!?こうなったら私が子供達を「そんな事はさせないぜ」ッ!?だ、誰だ?!」
残された幹部はせめて自分だけでもとベイビーズ達を捕まえようとするが、その目の前にいつの間にか銀の鎧を纏った金髪の男が立ち塞がっていた。
「久々に戻って来てみれば、まさかこんな事をしようとしてる奴等がいたとはな?悪いが、この子達には指一本触れさせねぇぜ」
ーカチドキ!ー
ーフルーツバスケット!ー
男はそう言うと腰にベルトを出現させ両手に持っていた錠前と鍵のような物を起動させると頭上がチャックのような物が現れそれが開くと幾つもの果実を模した鎧が出現していく。そして……
「変身ッ!」
ーLOCK OPEN!ー
ー極アームズ!大・大・大・大・大将軍!ー
男がベルトに錠前と鍵をセットし展開すると果実の鎧達が男の周りに集まり、そしてぶつかっていったと思いきや男の姿が白く輝く鎧武者へと変わっていたのであった。そう、この男はかつて自分達の世界を救う為に神へと進化し新たな世界を築き上げた戦士。その名も『仮面ライダー鎧武 極アームズ』である。
「な、なんだこの溢れる力は?!こんな力、今まで感じた事がないわ……!?」
「いくぞ、此処からは俺のステージだ……!」
ー無双セイバー!ー
鎧武はベルト……戦国ドライバーにセットされた鍵、極ロックシードを捻ると何もない所から剣が現れ幹部に向かって剣を構えていく。それを見た幹部も腰に装備しているダガーナイフを取り出し間合いを取っていく。
「チィッ!ナメんじゃないわよ!?私はholoXの女幹部鷹嶺ルイ!偉大なる総帥の右腕である私がお前みたいなワケの分からない奴に負ける筈がないッ!」
世界征服を狙う組織の幹部と世界を救う為に神となった男。互いに相容れぬ二人の戦いの火蓋が今切って落とされたのだった。
ベイビーズが逃げ回る中一人五階へとやってきていた総帥。その表情から見るにして先程の怒りは少しは収まっているようだが未だに若干苛ついているのには変わらなかった。
「クソッ、あのガキ共ちょこまかと逃げ回りおって……まあいい、ガキ共の事は幹部達に任せて吾輩はあの男を探すとするか「誰を探すって?」ッ!?貴様……!?」
そんな総帥の前に一人の男……総帥達異世界のholoXの目的の男である玲二が待ち構えていた。口調こそは物静かだがその表情はかなり怒りが滲み出ている。
「ほう?まさか目的の男が自分から吾輩の前に現れてくれるとはな?探す手間が省けたわ」
「……余裕そうにしてるところ悪いがお前の部下達は俺の仲間達が抑えている、全員拘束されるのも時間の問題だ。それにお前達の戦艦ももうじき沈むだろうからお前達に勝ち目はもうないぞ?」
「ハッ!それがどうした?吾輩にとって貴様さえ捕まえれれば勝ちなのだ!貴様さえ手に入れば部下やあの旧式の戦艦など安い代償なのだからな!」
「…………やっぱお前、俺の知ってるラプラスとは全くの別モンだな?」
「あ?何をボゾボソ喋っておるのだ貴様は?」
自分を捕まえる為なら部下達の犠牲すら厭わないと言い放ち鼻で笑う総帥を見て玲二は自分の娘であるラプと目の前のこの女は全く違う存在だと再認識すると自身の能力を使い右手にGNソードIIを、左腕にガンビットシールドを展開する。
「なんでもねぇよ。それと、俺は何があってもお前のモノになんかなんねぇ。此処でお前を倒させてもらう」
「ほぅ、面白い冗談を言うな貴様?良いだろう、このholoX総帥にして宇宙全てを見透かす悪魔ラプラス・ダークネスが直々に相手になってやろう!さあ、我が力を思い知り我の軍門に下れぇッ!!」
総帥も何処からか血塗られた巨大な鎌を取り出し羽織っていた脱ぎ捨て戦闘態勢に入る。家族を守る男と世界を支配しようと目論む女の戦いが、今始まるのであった……
続く……
ーオマケー
「ねぇ咲ちゃん離してよ玲二君を拐うとか寝言言ってるあの女を捕まえておつるるしてあげないと」
「だ、ダメやよるるちゃん!?るるちゃん今お腹に赤ちゃんいるんやから今暴れたら流産しちゃうって!?」
「うぅ〜、パタち達も戦えたら良かったのにぃ〜!?」
「仕方ないですって、私達今戦える状況じゃないんですから……」
「まぁベルさんやチャイカもいるしなんとかなるとは思うけど……?」
現在ホロメンやにじライバーの皆が部屋の外に押し寄せて来た団員達を蹴散らしているのだが、玲二の嫁になったにじライバーの殆どが身籠っている為に戦う事が出来ない状態になっていた。普段ならめでたいのだが今に限っては本当にタイミングが悪過ぎであった。
はい、という事で次回は幹部達VS特撮ヒーローと玲二VS総帥の戦いです!異世界holoX回、思ったよりも長くなりそう……(-_-;)
次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!