ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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はい、全話で問題形式で去勢と性転換が多かったですが、正解は子供でした〜♪

…………え?どういう意味だって?それは是非本編を御覧くださいませm(_ _)m

という事で今回は久々のたまきのメイン回です!今回も最後まで見て頂けたら有難いです、ではどうぞ!


第120話『たまきの…………子供?!』

「れ、玲二…………ッ!?」

 

「う、嘘だよね?こんなのって嘘だよね…………?!」

 

薄暗い空間の中、その部屋に入ってきたアカリとシロは絶望の表情を浮かべ涙を流している。その理由は……

 

「ヒィッヒッヒ……遅かったですねぇお二人共、貴方達の旦那さんならほれ、この通りですぞぉ?」

 

妖しく笑う男が見せたテーブルの上……其処には明らかに解体された生物、それも人体の物が広げられていた。骨、筋肉、内蔵、脳とあらゆる物が並べられており先程解体されたばかりなのかまだ血生臭さが残っていた。

 

「そんな……そんなの嘘だよ……玲二がこんな、こんな事になるなんて……!?」

 

「嫌だぁッ!ねぇ玲二!?嘘だよね?!これが玲二だなんて嘘だよね!?ねぇ答えてよ玲二いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!」

 

自分達の夫らしき者の変わり果てた姿を見てアカリとシロはショックを受けただ泣きじゃくる事しか出来なかったのであった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや勝手に人の事殺すなよ?」

 

俺は目の前で泣いているフリをしているアカリとシロを止めさせる。なんだこのくだらない茶番は?

 

「えへへ、なんかこんな状況になってたらやってみたくなっちゃって♪」

 

「ごめんね玲二、でもシロの演技凄かったでしょ?」

 

「んなくだらない茶番に女優魂見せんなよ?博士もこんなアホな事に付き合わないでいいですから」

 

「アハハ、すまないね玲二君?なんか振ってこられたから思わず乗ってしまったよ♪」

 

いやノリ良いな?!しかもノッてる時はマッドサイエンティストみたいな感じ出してたのに今は普通に戻ってるし!?ってそんな事より多分見ている人達はこの状況見て何が起こってるか分からんだろうから今の状況を説明しないとな……

 

つい先日異世界のラプ達が来た時に向こうのこよりが俺の事解剖すれば俺の秘密を知る事が出来るかもと言ってたのを思い出し、確かにそうすればもしかすると神羅族について何か少しでも分かるかと思い俺は藤枝コーポレーションの生物学研究部にお願いして俺の解剖を行ってもらう事にしたのだ。

 

だけど当然俺本人が解剖されるワケにはいかないので能力を使って分身体を生み出しそれを解剖してもらったワケだ。なので目の前にある解体された人体は俺の分身なんだが……やっぱ分身とはいえ自分の身体が解剖されるのは複雑な気分だわ……

 

「それで博士、解剖してみて何か分かった事はありましたか?」

 

「ああ、それはもうかなりの事が分かってきたよ。流石に分身体だったから100%ではないけどね?まずはこの筋肉構造なんだけど上半身は猿人系の獣人に近いようなしなやかさと力強さを誇っていて下半身は象やサイのような屈強さがありながらチーター等のネコ科に近い瞬発力やスピードに長けた構造をしている」

 

「へぇ、要するに玲二の身体って強くて頑丈でその上素早いって事?」

 

「分かりやすく言えばそうだね。しかも普通なら人間の数倍には膨張されていないとおかしい程の筋肉質なのにそれが通常の人間サイズに収まっているのが不思議なんだ。まだ此処は少し調べないといけないね」

 

成る程、そうなってたのか俺の筋肉……なんか兄貴もそんな筋肉質な気がしてきたが流石にないよな?

 

「それと臓器に関してなんだが……これは正直見て凄かったよ。なんせ全ての臓器にかなり高度な自己修復能力が備わっていたんだからね。分身体でこの自己修復能力だ、本人である玲二君の場合だとあらゆる病原や怪我等はすぐに自己治療されるだろうね?」

 

「自己修復能力……そんなモノまで備わってるなんてな?」

 

「でも確かに玲二って神羅族の力が強くなってから一度も病気なんてしてないし怪我だってすぐに癒えるもんね?」

 

「それってつまりその臓器を他の人に移植したらその人も高い治癒能力を得られるって事?」

 

「いや、それは無理だね。この治癒能力はかなり高すぎて通常の生物に移植してしまうと体内の細胞が暴走を起こし逆に壊死を起こしてしまいかねないんだ。だから玲二君の臓器を移植するのははっきり言って死を助長させるだけだ」

 

成る程、強過ぎる再生能力は返って身体が耐えられなくなるのか。もし移植なんかに使えるなら俺の家族に何かあった時ドナーになって臓器をコピーしてって思ったが、これはかなり危険な行為だから止めた方が良いな。

 

「そして最後に心臓なんだけど……これが一番驚いたね。この心臓からはかなり高水準の魔力と霊力と神力が検出されたんだ。分身である君の心臓だけでも高度な魔導師や霊能力者の数十倍の濃度があるね」

 

「そんなに高いんですか!?」

 

「あぁ、これはまさに生きた魔力回路と言っても過言ではない。最も、これもまた通常の生物に移植すれば恐ろしい事になりかねないけどね?」

 

「あー、やっぱ玲二じゃないと耐えられないんだね?」

 

「そう考えるとやっぱり玲二って凄いよね♪」

 

まあ凄いとかはさておいて、うーん……分身体でこれ程って事は俺自身はどんだけの力を持ってるんだろうか?それに関しては引き続き博士に調べてもらうしかないか。

 

「では博士、このまま引き続き俺の分身体を調べてもらってもいいですか?」

 

「ああ勿論だ。これは会長も許諾してくれてるから責任を持って研究させてもらうよ。あ、それとなんだけどこの心臓を少し使わせてもらっても良いかな?」

 

?心臓を使うってどういう事だ?さっきも言ってたけど移植とかは無理な筈だし……ん?博士が奥にあるベッドの布を剥いだけど……!?こ、これは!?

 

「ひ、人?!」

 

「こ、これって人体ですか?!」

 

「うん、正確に言えばある人物が提供してくれた細胞から作り出したホムンクルスだね。将来的に医療に貢献する為に生み出したんだけど、やはり人体そのものの錬成は難しくて今のところは此処までしか出来てないんだけどね」

 

ベッドの上にはまるで成人女性の人間そのものだが全く動かない人造人間、ホムンクルスが寝ていた。今まで医療の為にホムンクルスを作る企業は多かったがそれでもまだ成功した試しがないのに、まだ生きてはいないとはいえ此処までしっかりとしたホムンクルスを作れるなんて、やはり義兄さんの古い友人である博士は只者ではないな……?

 

「其処で玲二君、君の分身体の心臓をこのホムンクルスに移植させてもらえないだろうか?今までのホムンクルスの研究も主に心臓の欠陥が理由で上手くいかなかったケースが殆どだったんだ。だから試しに玲二君の心臓を移植して様子を見てみたいんだけど、どうかな?」

 

「え?でも玲二の心臓を移植したら身体が耐えられないんじゃないの?」

 

「通常の生物なら確かに耐えられないだろう。けどこのホムンクルスの場合は通常の人体よりもかなり強固に作られているからおそらくだが玲二君のコピーの心臓なら理論上は可能な筈なんだ。だから玲二君、今後の医療の発展の為にこの心臓を移植させてもらえないだろうか?」

 

……確かにこれが上手くいけば身体が不自由になった人とかに対する移植医療に大きく貢献出来るだろうけど、はたしてそんな上手くいくのか?まあこの博士は義兄さんとの付き合いでそれなりに知ってるし悪い人ではないのは分かってるから良いんだけど……

 

「……分かりました、でも例え失敗してもこれで最後にしてくださいね?俺もそんな人体のコピーなんて安々と出来ないですし、ましてやそんな人権を損害されるような事もされたくないですし」

 

「勿論、其処は必ず約束は守るよ。それじゃあ早速移植しよう。」

 

博士はそう言うと早速ホムンクルスに俺の心臓のコピーを移植する準備を進めだした。外科医でもある博士はかなり手際よく移植手術を進めていき、僅か一時間という脅威のスピードで移植手術を終えてしまった。

 

「……よし、これで大丈夫な筈だ」

 

「?でも全然動かないね?」

 

「まだ生命活動を開始してないからね。それじゃあこれから少し電流を流して心肺を動かしてみるよ」

 

博士はホムンクルスに心臓マッサージとかに使われているような器具を付けて近くにあった装置で電流を流し始めていく。これで本当に上手くいくのか?なんか嫌な予感がするんだけど……?

 

 

 

ー…………バチッ……バチバチバチバチィッ!ー

 

「え!?な、なんだこれは?!」

 

「は、博士!?どうなってるんですかこれ?!」

 

「わ、分かんない!?だが電流を流した途端にホムンクルスから膨大なエネルギー量が……!?」

 

突然ホムンクルスに繋がれた機械のメーターが急上昇し電気が溢れ始めた。こ、これってかなりマズくないか?!

 

ーバチ、バチバチバチ、バチ……ビカアァーーーッ!ー

 

「ッ!?マズい!皆俺の後ろに隠れろぉッ!!」

 

「え!?う、うん!」

 

電流を流され続けホムンクルスの身体が光り危険を感じた俺は急いでアカリとシロと博士を集めてバリアを張った。その瞬間………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーチュドオォォォォォォォォォォォオンッ!ー

 

 

 

 

 

突然ホムンクルスが大爆発を起こし辺りに強烈な光と爆音が響き渡っていく。こ、これはかなりヤバい事になってねぇか?取り敢えずそろそろ大丈夫そうだからバリアを解くか……

 

「…………ふぅ、助かった。アカリ、シロ、大丈夫か?」

 

「う、うん大丈夫………シロちゃんは?」

 

「シロも大丈夫………って玲二!あのホムンクルスがいなくなってるよ!?」

 

何!?そんな馬鹿な……本当にいなくなってる!?今の爆発で散ったか?!いや、それならグロテスクだが身体の破片が散らばっててもおかしくないだろうし、ってか研究室の壁も一部崩壊して外から丸見えになっちまったな……ッ!?ま、まさか……?!

 

「博士!もしかしてホムンクルスは……!?」

 

「……うん、おそらく今の爆発で何処かに飛ばされてしまったのかもしれない。これは、かなり大変な事になってしまった!急いで会長に連絡してホムンクルスの行方を追わないと!」

 

博士は慌てて義兄さんに連絡してホムンクルスの行方を追う為に七奈美達RBKチームを派遣してもらうように要請を出していく。俺達も一緒に探していかないと!まずはこのホロライトシティを全体的に探さないと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少し経った頃……

 

「うーん、次の企画はどうしようかな〜?そろそろ今までと違った事務所とコラボしてもいい気が……ってあれ?今何か聞こえたような……?」

 

玲二達やRBKチームがホムンクルスを捜索しているその頃、たまきが河川敷を散歩しながら次の配信の企画を考えていると一瞬何かが聞こえたように感じ足を止めていた。小さい音だったので気のせいか?そう思っていたが……

 

ーフェ…フギャア…フギャア…ー

 

「ッ!やっぱり気のせいなんかじゃない!えっと……こっちからだ!」

 

はっきりと何かが泣くような声が聞こえたまきはその声が聞こえた川沿いの方に向い草が生い茂った場所を探し出す。すると……

 

 

 

「ふぎゃあ!ふぎゃあぁ〜!」

 

「あ、赤ちゃん!?なんでこんな所に赤ちゃんが?!」

 

なんと其処には必死に泣きじゃくる赤ん坊の姿が!?突然の事に驚き動揺してしまうたまきだったが……

 

「ふぎゅ……ふぇ?」

 

「え、えーと……こ、こんにちは~?」

 

「…………まんまぁ♪」

 

ズッキューンッ!!

 

赤ん坊が近づいてきたたまきを見て笑顔になりママと呼び、それを見たたまきの頭の中に莫大な思考が巡っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………え?ママ?この子今ママって言った?誰が?……僕が?え、でも他に人はいないから僕に言ったって事?つまり僕がママって事だよね?あれ?でも僕は一応男だからママじゃないよ?……いや、もしかしたら僕は性別を越えて母親になったって事?という事は父親は……ご主人様!?そうだきっと、いや絶対にそうだ!これはきっと神様が僕にご主人様との子を授けてくれたんだ!という事はご主人様と僕は事実上の夫婦って事だよね!?僕とご主人様とこの子、僕が今まで夢にまで描いてた理想の結婚生活!それがいつの間にか叶えられたんだ!そんな、そんなのって、嬉し過ぎて僕○ッちゃいそうだよおぉ〜ッ♡

 

 

「まんまぁ?」

 

「ハッ!?ご、ごめんね!?ママ嬉しくて思わず舞い上がっちゃってたよ♪よしよーし、それじゃあママと一緒に帰ろうね〜♪」

 

「あぅ♪」

 

あまりの嬉しい出来事に思考がオーバーヒートしそうになるも赤ん坊の声を聞いたたまきはその子を抱っこして神羅城へと帰っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だ、ダメだ、全然見つからない……!?」

 

「もしかしてホロライトシティの外にまで飛んでいっちゃったのかなぁ?」

 

「だとしたらもうこれ以上この島を探すのは無理じゃない?」

 

あれからホムンクルスの捜索を皆で行っていたが、何処を探してもそれらしいモノは一切見つからなかった。それはRBKチームも同じで近くの海域も調べてくれたみたいだが見つからず、もう暗くなってしまったので捜索は一時中断となってしまったんだ。俺も自分の心臓のコピーを頼りに探したが全然反応がなく見つける事が出来なかった……

 

「一体何処に消えたんだ?もしホムンクルスが無事だったとしても他の誰かに見つかって最悪悪用なんてされたらとんでもない事だぞ……?」

 

「こうなったら明日早くにでも捜索を拡大しないと……」

 

そうだな、幸い明日は皆休みだったから本土の方も視野に入れて捜索を再開するしかないな……

 

「ごー主人様♪」

 

「ん?なんだたまき、悪いけど俺達今大変なんだ。用事があるなら後に……ってどうしたんだその子?」

 

そんな中たまきがニコニコと笑顔で俺の元にやって来たんだが……なんでこいつ赤ん坊なんて抱っこしてんだ?ってか誰の子なんだその子?心なしかたまきに似てるが……?

 

「えへへ〜、皆にも紹介するね♪この子は僕とご主人様の赤ちゃんのみたまちゃんでーす♪」

 

「あっきゃ♪」

 

 

…………

 

 

 

……………………

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!??』

 

ど、どど、どどど、ど、どういう事だ?!俺とたまきの子供!?んなワケあるか!たまきは男だぞ!どうやって男同士で子供なんて出来るんだよ?!ってか俺はたまきとそんな関係になった事なんて一度たりともねぇよッ!?

 

「ど、どういう事なんですかご主人様?!この子がご主人様とたまきちゃんとの子なんて!?」

 

「というかいつの間にたまき君子供産んだのさ?!」

 

「ていうか男が子供産めるワケないじゃん!?ねぇレイさん!これって一体どういう事なの?!」

 

「いや俺だって分かんねぇよ?!おいたまき!冗談でも質が悪いからんな変な嘘つくの止めろよ!?」

 

「嘘じゃないもーん♪この子は間違いなく僕の子だもーん♪ねぇみたまちゃ〜ん♪」

 

「あうぅ〜♪まんまぁ〜♪」

 

みたまと呼ばれる赤ん坊もたまきの事をママと呼んでいる……ま、マジで一体どうなってるんだ………………ん?

 

「?レイくん、一体どうしたんですか?」

 

「…………この子、なんでか分からないが俺と同じ力を感じる……おいたまき、本当の事を言え。この子は一体何処で出会ったんだ?」

 

「え〜?うーんと……一時間くらい前に河原を歩いてたら河川敷の所に泣いてるこの子を見つけて、それでこの子が僕の事ママって呼んでくれたからそのまま連れて来ちゃった♪」

 

おいそれ完全に事案じゃねぇか!?というか河川敷で拾った?!このホロライトシティで捨て子か?!…………いや、この子から僅かだが感じる俺と同じ力……まさかこれって!?

 

「…………おいたまき、ちょっと悪いが明日この子を連れて着いて来てほしいとこがある」

 

「え?もしかして役所とか?そっかそっか〜♪ご主人様も漸く僕と結婚する気に「なってないし良いから黙って着いて来い」……はーい」

 

たまきはなんかしょんぼりしているが、俺の勘が間違ってなければこの子はおそらく…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日……

 

「…………それで博士、この子について何か分かりましたか?」

 

「あ、あぁ……信じられない事だが、この子は間違いなく昨日行方が分からなくなったホムンクルスだね」

 

「うみゅ?」

 

「え!?この子があのホムンクルス?!」

 

やっぱりか……俺も最初はまさかと思ったがこの子から感じる力、神羅族の力は本来なら俺とその血を引く子供達以外からは感じるワケがない。それなのにこの子からその力を感じるという事は、この子は昨日俺の心臓のコピーを移植されたホムンクルスに間違いない。でもなんで赤ん坊になってんだ?

 

「どうやら玲二君の心臓のコピーを移植した際に心臓に宿っていた神羅族の力がホムンクルスの身体を再構築してしまったみたいなんだ。その結果、ホムンクルスの身体が本物の人間と同じように生まれ変わってしまったみたいなんだよね。赤ん坊になってしまったのはその時の再構築の影響だろう。けどその所為かこの子からは神羅族の力は殆ど失われてしまったみたいだけどね?」

 

「そ、そうだったんだ……それを偶々河川敷に飛ばされて其処にいたたまきくんが見つけて……」

 

「で、みたまちゃんにママって呼ばれた事でたまきくんの妄想が膨らんで舞い上がって神羅城へ連れ帰っちゃったって事?」

 

「そういう事だね……」

 

いやマジで頭が痛くなってくる。しかも力が微弱だったのも身体の再構築の所為で殆ど力を使い果たしてしまったからだったのか……にしても今回は偶然にも探していたホムンクルスだったから良かったけどたまきもそんな身元の分からない赤ん坊を連れて来んなよな?普通に誘拐犯と言われても文句言えねぇぞ?

 

「そ、そんな……?みたまちゃんが僕とご主人様の子じゃないなんて……?」

 

「いや妄想と現実をごっちゃにすんなよ?大体男同士で子供なんて「いや、それがあながち間違いでもないんだ」……は?」

 

間違いじゃない?どういう事だ?一応俺の心臓のコピーを移植しているから百歩譲って俺の子供だっていうのは分かるけど……?

 

「ほら、昨日ホムンクルスを見せた時に言ったでしょ?このホムンクルスは()()()()()()()()()()()()()()から作られたって」

 

「…………え?ま、まさかそれって……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう、そのホムンクルスの素体は其処にいる犬山たまきさんの細胞から作られたんだよ」

 

『はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーッ??!!』

 

な、なんだそりゃあ?!なんでたまきの細胞がこのホムンクルスに使われているんだ!?ていうかいつの間にたまき自分の細胞なんて提供したんだよ?!

 

「実は以前彼が僕の募集していた治験のバイトに参加していてね。その時に同時にホムンクルスの研究をしていたからついでに彼の血液と唾液を提供してもらったんだよ」

 

「え?……あーあの時の豊胸薬の治験のヤツか」

 

「そんな事してたのたまきくん?!というかその胸その薬で大きくしてたの!?」

 

いやマジで何してんだよこいつ?!本当にこいつが俺絡みでする事にロクな事がなさ過ぎるだろ?!ていうか博士も何男に豊胸薬の治験なんてさせてんだよ?!普通女性に頼むだろそういう薬は!?

 

「…………て事は、みたまちゃんは本当に玲二とたまきくんの子供って事?」

 

「まぁ玲二の心臓のコピーとたまきくんの細胞から作られたホムンクルスから産まれたって意味ではそういう事になっちゃうよね?道理でみたまちゃんがたまきくんに似てるワケだね……」

 

「そ、そんな事って……?!」

 

アカリとシロの言葉に俺の中にある何かが崩れる音がするような気がする……そんな俺の服をみたまはくいっと引っ張ってくる。

 

「むふ〜♪これってつまりぃ、僕とご主人様はもう夫婦って事で良いよね?これから僕とみたまちゃんをよろしくね、パーパ♪」

 

「あぅ~♪ぱーぱ♪」

 

ーピシッ!フラァ…バタンッ!ー

 

「あぁッ!?玲二しっかりしてぇ〜?!」

 

「玲二!ショックなのは分かるけどしっかり……ッ!?大変!玲二息してないよ?!」

 

「えぇ?!ちょっとご主人様!?僕とみたまを置いて逝かないで〜!?」

 

「あぅ?」

 

たまきとみたまからパパと呼ばれたショックで俺は一時的に心肺停止を起こしてしまい、そのまま博士に蘇生治療をしてもらうがショックのあまり一週間寝込んでしまうのであった……

 

そしてイレギュラーとは言え子供が出来てしまった以上責任を取らないといけないという事で超特別な異例処置としてたまきが俺の籍に入ってしまった。どうしてこんな事に……拝啓父さん母さん、致し方ないとはいえ俺に男の嫁が出来てしまいました。こんな俺を許してください……

 

 

 

ひょんな事で佐々木一家に加わったたまきと元ホムンクルスのみたま。はたしてこれからどんな事が起こるのやら……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーオマケー

 

「こ、これは……!?」

 

「?どうしたんだましろ、そんな驚いて?」

 

「や、社さん!これ見てよ!?」

 

「ん?どれどれ……?」

 

 

『犬山たまき、異例の同性婚!?お相手はあの佐々木玲二!?』

 

 

「……なんだこれ?!あいつたまきとも結婚したっていうのか?!」

 

「そうなんだよ!つまりこれは……僕にもそのチャンスがあるって事だよねぇ?グヘヘ……♪」

 

「あ、あぁ……(どうしてあいつの身の回りにはこんな面倒事が次々と起こるんだ……?)」

 

新聞の一面を飾っているたまきの結婚報道を見て自分にもチャンスが巡ってきたとテンションの上がるましろ爻であった。尚この後玲二に迫るも当然のこのながら追い返されたのは言うまでもない。




はい、というワケでまさかのたまきが佐々木一家に参戦、そして新たなベイビーみたまの登場回でした!偶にはこんくらいぶっ飛んだ方が良いよね?ってなって書いてたらあっという間に出来てました!因みにこの話を書いたのは全話よりも前です!(^o^;)

そして次回からはネタが切れたのでリクエストで頂いた内容を元に書いていこうと思ってますのでまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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