さて、今回は短めですがアンジュの特訓最終回です!はたしてボム・ドッジボールの勝敗は如何に!?今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
ボム・ドッジボールが始まってすぐにおめがレイがやられいきなり不利なスタートを迎えたアンジュ。アリスチームの防御タイプが多い鉄壁の布陣を突破する手段はあるのだろうか?
「は、はわわ、ど、どうしたらいいのだ〜?! 」
「落ち着けアンジュ!まずは敵の主戦力を潰すんだ!そうすれば後は防御タイプを一機ずつ倒していけば必ず勝てる!」
仲間がやられてテンパるアンジュにやしきずはなんとか落ち着かせようとするがそうこうしている内にアリスチームのターンが始まる。ボールはアリスのクシャトリヤが持っている。
「よーし、アリスもいっくよぉーーーッ!せぇーーー……のッ!」
ーブオォンッ!ゴオォォォォォォッ!ー
「ひえぇぇぇぇーーーッ!?こっちにきたぁーーーッ?!」
クシャトリヤから放たれた剛速球がアンジュのガンダムに一直線に向かっていく。当然アンジュはテンパってあたふたしてしまうが
「させないってーの!おりゃぁ!」
ーズガガガガガガガガガガガガガッ!ー
キクノジョーのジムヘビーアームズがガトリング砲でボムボールを撃ちその速度を抑えていく。その隙にやしきずのプロトダブルオーがボールを確保し兎鞠のマークXに狙いを定める。
「おっしゃあ!もらったあぁーーーッ!」
ーヒョイッカッキィィィンッ!ー
プロトダブルオーは肩に背負ってたプロトGNセイバーを振り回し野球のバッティングの如くボールを飛ばしマークXに直撃させていく。
ードゴオォォォォォォンッ!ー
「キャアァァァッ!?」
「兎鞠ちゃーん!?」
直撃と共にボールが爆発し兎鞠が脱落……と思いきや当たった部分がバルバタウロスの後ろ足部分だった為かその部分だけは壊れたが本体はまだ無事のようだ。
「あたたた……やっぱやしきずさんは厄介だなぁ?」
「兎鞠ちゃん大丈夫!?もぉ~お武器さん使うなんてズルいよぉ〜!?」
「あー!?ごめん良い忘れてた!相手に直接当てさえしなければ武器の使用は許可されてるんだよ!」
「「そうなの?!」」
まさかのルールに驚くアンジュとアリス。実はこのボム・ドッジボールは武器の使用は自由でありその武器の使い方でボムボールの威力を底上げする事が出来るのだ。最も武器で相手に攻撃する事は禁止であり故意で攻撃した場合はペナルティで退場させられるし、そもそもこのバトルではボムボール以外のダメージは0に設定されている為武器の使用はあくまでボムボールをコントロールする用の仕様と言えるだろう。
とまあ説明はこのくらいにして次はアンジュチームのターン。投者はおめがリオだ。
「よっしゃあ!こっからはリオのターン!さあぽんぽこ覚悟ぉ〜!」
「え、なんであたし?!」
どうやらおめがリオはぽんぽこに狙いを定めたのか後ろに背負ってたGNリオンバズーカを取り出し発射口にボムボールをセットしぽんぽこグシオンに向けて構えていく。
「いっくぞぉッ!ハイパーリオンバスター!シューーーートッ!!」
ーシュウゥゥゥ……ドッゴオォォォォンッ!!ー
「ゔぇえぇーーーッ!?」
まさかのバズーカからの砲弾にぽんぽこグシオンは仰天し身動きが取れず
ードッゴオォォッ!ー
「ぐぬぉッ!?」
ードッカアァァァァァァンッ!!ー
『うわあぁぁぁぁッ!?』
そのまま直撃し大爆発。更にはその威力が凄まじかったのかアリスチームは疎かアンジュ達の陣営にもその爆発の被害が発生してしまった。
「ゲホッゲホッ……ヤバ、やり過ぎたかな?」
「やり過ぎだってリオちゃーん!お陰で俺の機体の装甲少し剥がれたじゃんかぁ!?」
「な、なんちゅー威力なんだよ……?!」
「うえぇ、シールドが壊れちゃったぁ〜……」
爆発の威力によってアンジュ達の陣営も被害を受けアンジュのガンダムのシールドとやしきずのプロトダブルオーのプロトGNセイバー、そしてキクノジョーのジムヘビーアームズの装甲の一部が剥がされてしまった。だがアリスチームの方はもっと被害は甚大だったようで……
「痛た……ってあれ?!葵ちゃんまで脱落しちゃってる?!」
「た、多分今の爆発にモロに巻き込まれちゃったんだと思う……うわぁ、僕のシェルフォートレスの足に付けてたGP02のシールド壊れちゃってるよ……」
「ふえぇ〜、アリスの羽もげちゃったぁ〜……」
まさかの葵のヘビーシールダーがぽんぽこグシオンの爆発する際に一緒にぶつかって巻き込まれたらしく今の一撃で共倒れ。更にアリスのクシャトリヤの右側の羽がもげピーナッツくんのシェルフォートレスの両足のシールドが破壊されていた。兎鞠のマークXはどうやら回避出来たようで然程ダメージはないようだがそれでも被害は甚大な事には変わりはない。
「うぅ〜!もうこれ以上好き勝手なんてさせないんだからね!今度はこっちの番だよ!」
「よ、よよよよーし!私だってやれば出来るってところ見せてやるんだからなぁーーーッ!」
そして再びアリスチームのターンとなりボム・ドッジボールは更に熱気を増していくのであった。
それから数分後……
アンジュチーム 1ー1 アリスチーム
「「はぁ、はぁ……」」
あれから怒涛のやり合いが続き遂にはアンジュとアリスの二人だけになっていた。おめがリオのグランドリオンがアリスのファンネルの力で押し出された剛球に押されて爆散、その後アンジュのガンダムが投げたボムボールがピーナッツくんのシェルフォートレスの装甲に挟まって取れずそのまま時限爆弾が作動し爆散、キクノジョーのジムヘビーアームズも善戦していたが兎鞠のマークXに押され敢え無く撃沈その後やしきずのプロトダブルオーとマークXが激しいぶつけ合いを見せたが、その途中で
「ふぅ、じゃあこっから先は二人に任せよっか?」
「だな。んじゃ俺達は抜けるから後は二人で頑張ってみな?」
と二人してそのままリタイアしてしまったのだ。まあこのバトルはあくまでも二人の特訓なので上級者の二人がやり合っても意味はないからある意味お膳立てされたようなものである。
(うぅ、アリスさんのクシャトリヤは羽がもげたとはいえまだ健在。対して私のガンダムはもうシールドがないから防ぐ手段がない。機体の装甲レベルだけで言えば間違いなく向こうが有利だしどうしたら……?)
とはいえ現状はアンジュがやや不利な状況、しかも次の攻撃はアリスからとなっている。このままではアンジュは負けてしまうかもしれない。だがアンジュは大してないガンダムやガンプラの知識を思い返しなんとか逆転出来ないかを考えていく。
そして……
(……ッ!そうだ、確か玲二さんが言っていた!ガンプラウォーズで素組の相手と戦う時は合わせ目やそのキットの弱点になる脆い部分を狙うのが良いって!けどあのキットの脆い部分なんて知らないから狙うなら合わせ目!あのキットの合わせ目は……)
「?アンジュさん何か考えているみたいだけど、そんなボーッとしてたらこの一撃で終わっちゃうよ!せぇーーーッの!!」
ーブウゥンッ!!ー
「ッ!?」
アンジュが考えている中アリスは容赦なくゲームを再開しガンダムに向かって最大威力の剛球をぶん投げた。おそらくこの一撃で終わらすつもりなのか今まで以上に速くガンダムへと迫っていく。
(クッ!もう考えているヒマなんてない!一か八か、これで決めるッ!)
それに対しアンジュは腰にマウントしていたバズーカを取り出しボムボールへとぶっ放していく。流石に止まりはしないが三発ほどぶつけると威力は弱まり、すかさずアンジュはバズーカを捨てボールをキャッチし反撃に出る!
「狙うは…………ッ!其処だぁッ!!」
ーブオォンッ!!ー
ガンダムの投げた剛球はクシャトリヤにめがけて勢いよく飛んでいく。更に
「オマケだぁ!取っとけぇッ!」
ードキュウゥンッ!ー
「ウソぉッ!?」
飛んでくボムボールに向かってガンダムのビームライフルがヒットし勢いが増しクシャトリヤへと向かっていく。そして……
ードゴオォッ!!ー
「はわぁッ!?」
その球はクシャトリヤのお腹部分にぶつかり
ードッカアァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!ー
盛大に大爆発を起こしたのであった。その爆発を受けたクシャトリヤは腹部が爆発により散り上半身と下半身が分かれてそのまま倒れ込んでしまったのだった。つまり
ーWINNER アンジュチーム!ー
この勝負、アンジュ達の勝利である。
「悔じいぃぃぃぃぃぃぃーーーッ!絶対アリスが勝ったとおもったのにぃぃぃぃぃぃぃぃーーーッ!?」
「いやぁまさか最後にビームライフル攻撃で威力を上げるなんて、やるねぇアンジュ♪」
「あ、アハハ……」
バトルが終わりフードコートに戻った一同。アリスは負けて悔しそうにハンバーガーを頬張っていた。戦いに勝ったアンジュもまだ実感がないのか照れながら紅茶をちびちび飲んでいる。因みにやしきずは既に帰宅したようで既にこの場にはいなくなっている。
「それにしてもアンジュさん、よくクシャトリヤの弱点部分が腹部だって分かったね?」
「え?クシャトリヤって腹部が弱点なの?」
「うん、確かあのキットってそれなりの大きさがあるのにも関わらず腹部と腰部を繋ぐ軸が浅いんだよ。それを作った事もないアンジュが分かってたのが意外だったなぁ」
「い、いやぁ偶々だってアハハ……(本当は合わせ目を狙ったつもりだったんだけどそんな弱点があったなんて……けど上手くいって良かったぁ〜)」
狙いとは違いまさかのラッキーだったようだがそれでも勝ちは勝ちなのでホッとするアンジュであった。
「それで二人とも、今回のバトルはどうだったかな?」
「すっごく面白かったぁ!今度は猫さん達も連れて皆で遊びたいと思います♪」
「私も、今まで以上に皆と一緒に遊べた気がして楽しかったわ♪今回のお陰でランクも上がったし、これからももっとやってみたいと思えたしね♪」
「良かったぁ〜♪それじゃあまだまだ時間もある事だし、休憩が終わったら違うジャンルのミッションで遊ぼう〜!」
『おぉーーーッ!』
こうしてアンジュとアリスの特訓という名のコラボゲームはまだまだ続くのであった。そしてこの特訓のお陰が終わる頃にはアンジュは念願のシルバーランクまで上げる事が出来たとさ。
ーオマケー
「……で、彼処にいる二人が電話で言ってた人達ですか?」
「は、はい。この街の事も知らないようだったのとご年配の方は自分は海賊の船長と言ったり女性の方に勤め先を聞いたら数年前に倒産したブラック企業だったりと話が噛み合わなくて……」
マジか、電話で聞いた時からなんとなくそうかとは思ってたが……やはり来訪者か。しかも見た感じ一人は年老いてはいるが間違いなくマリンだよな?もう一人は……誰かに似てるけど誰だ?どっかで見た事あるような気もするが……?
「あ、あの!あなたがこの街の市長さんですよね?!私、気づいたらこの街にいて……此処って一体何処なんですか?!私早く戻らないと部長にまた叱られてしまいます……」
「あ、あぁそれは……」
「こらこらお嬢さん、慌てる気持ちも分かるが落ち着きなさい。お相手さんも困っとるじゃろ?それに向こうもちゃんと説明してくれるみたいじゃしそんな慌てる必要はなかろう?」
「は、はい……」
おぉスゲェ、めちゃくちゃ物事を冷静に判断している。やっぱり歳を重ねると落ち着きが出るのかこのマリンは一切微動だにしてない。取り敢えず自分でも言ってたようだからこのマリンは船長と呼ぶ事にするか。さて……
「それで、電話では三人組と聞いてたんだが後の一人は何処に行ったんだ?」
「そ、それが市長がくるまで外の風を吸ってくるとか言って出て言って「おう、そろそろ市長はやって来たか?!」ッ!あ、あの人です!」
あの人?…………なんだあれ!?サングラスを掛けた筋肉マッチョな男!?しかもなんで女装みたいな格好してんだこの人は?!
「お?あんたが此処の市長か?急に知らん街に飛ばされてびっくりしたがなかなか良い街じゃねぇか!ガァーハッハッハッ!」
「は、はぁ……」
だ、ダメだ、情報が追いつかん!?今回もしかしたら過去一濃い奴等が来てしまったかもしれねぇ!?うわぁもう頭が痛い……
瓶底眼鏡に三つ編みヘアーの女性、凡そ7,80くらいの年齢のマリン、そして女装してる筋肉マッチョ。はたしてこの三人は一体どんな事態を起こすのだろうか?次回へ続く……
はい、という事でアンジュの特訓回これにて終了です!そして次回はいよいよ新たな来訪者達との交流回です!一体どうなる事やら……?次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!