ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

215 / 359
最近買ったガンヴォルヴァなんですが、これトリコロールカラーに塗装して少し手を加えれば立派なガンダムになるんじゃね?って思い現在改造プランを考え中です。それくらいこのキット良い出来なんですよね(^o^)

さて今回は異世界そらの為に玲二が一肌脱ぎます!最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第130話『新たな人生の為に』

異世界からやって来たそらとマリンとアキ。その内の一人であるそらの過酷過ぎる労働環境に怒りを覚えた玲二達による異世界そらの働く黒鷺商社への制裁がいよいよ始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

ー異世界 黒鷺商社社長室ー

 

「……申し訳ございません社長。あれから一週間は経ちましたがやはりときのの消息が途絶えたままとなっております。おそらくは我々に悟られないように逃げ出したと思われます」

 

「フンッ!そんな事はもうどうでも良い!代わりの道具ならまだ幾らでもいるのだからな!それより今月の徴収はどうなってる?」

 

「ハッ!今月は以前言われた通りミスの指摘レベルを上げた結果約500万の収益を得る事が出来ました。ですがその結果数名の社員の給料が0になった為に抗議を申し立ててる連中もいますが如何がなさいますか?」

 

「構わん、何時も通り再教育をしてやれ。二度と口答え出来なくしてやるんだ」

 

「畏まりました、ではそのように致します。それとお客の相談センターに以前販売した国産フグの干物に対してこれは本当に国産なのかという問い合わせが来てますが?」

 

「またか?味も大して分からん連中のクセにいちゃもんつける事だけは立派だな?まぁ確かに中国産の安もんだがそんなの下々の連中が本物かどうかなど分かる訳なかろう、適当に本物だと言ってあしらっておけ!」

 

「ハッ!では失礼しました」

 

重役らしき男が話を終え社長室から出ていき、残された社長は椅子に座り如何にも高そうな葉巻を咥え一服をする。

 

「ふぅ~……全くどいつもこいつも使いもんにならんな?だがそんな連中でも奴隷くらいの価値はあるからな、せいぜいワシの資産を増やす糧くらいには役立ってもらわんとなぁ。ハァーッハッハッハッ!」

 

社長は悪どい顔つきで高笑いしながら社長机の上にある札束を数えていく。その様子には自分が悪い事をしているとは微塵も思ってないようだ。

 

 

 

 

 

 

しかし……

 

 

 

 

 

 

「はい、良い絵頂きました〜♪」

 

「…………へ?」

 

 

 

悪い事をすれば、当然報いは受ける物である。

 

「な、なんだ!?誰かいるのか?!何処に隠れている!?さっさと出てこい!」

 

「そうギャーギャー騒ぐなって、今出てやるやら」

 

……さて、向こうからご指名が入ったし姿を見せてやるとするか。俺はそのまま透明化を解除し姿を現すと社長は驚き腰を抜かした。そりゃいきなりカメラ持った男が姿を現したら驚くか。

 

「な、ななな!?誰だ貴様は?!どうやってこの部屋に入ってきた?!」

 

「俺が誰か?どうやって入ってきた?そんなのはどうでもいいんだよ。俺は唯お前の薄汚い悪事を暴く為にやって来たんだからな」

 

そう言って俺は手に持ってるカメラを社長へと見せつける。そう、実は俺は転移とステルスを使用しこの会社へと侵入、そして証拠をある程度集めて最後にこの社長室でずっと待機していたんだ。流石に三時間微動だにせず待ってるのは辛かったけどな?

 

「な、なんだとぉッ!?貴様ぁ、何処かの記者か?!そのカメラを寄越せぇッ!!」

 

「あ、このカメラ欲しいのか?ならやるよ、ホレ」

 

なんか寄越せとか言ってきたからお望み通りカメラを社長へと投げ渡した。ぶっちゃけもうそれは役目を終えてるから別に構わないしな。

 

「な、なんだ?ヤケにあっさりと渡したな……?」

 

「あぁ、だってそれ生放送だし」

 

「は……?はあぁッ!?」

 

そう、実は今までのやり取りは全てライブ配信しておりいろいろと告知していたお陰で現在数万人の人達がこの状況を閲覧している。当然のようにネットでは黒鷺商社に対する炎上祭り騒動が勃発している。

 

「こ、この野郎ッ!?誰だか知らんがくだらんマネしよってぇーーーッ!」

 

「そんなに叫ぶなって、血圧上がるぞ?それにお前、まさかこれで終わると思ってるのか?」

 

「何!?一体どういうーピリリリリッピリリリリッーええいなんだこんな時に!?ーピッーどうした!?ワシは今忙しいんだから手短に話せ!」

 

《しゃ、社長大変です!我が社の商品の仕入先のリストがSNSで拡散されております!》

 

「何ぃッ!?」

 

お、どうやら美兎達上手くやってくれたみたいだな?まずはこいつ等の売ってる商品の仕入先を載せたリストを余すことなくSNSで拡散。国産と偽ってた物が全て海外産の安物ばかりを使用しているとバレて今なお拡散が止まらない状態である。

 

《これの所為でお客様相談センターにクレームの電話が鳴り止まない状態です!更に厚生労働省からも我々の労働環境が明るみになってしまい直ちに調査が入る事に!このままでは我々の立場が危うくなってしまいます!如何が致しましょう!?》

 

「うぐぐ……!い、今すぐ資料やデータを隠蔽しろ!奴等が来る前に早くッ!!」

 

よし、皆が情報をばら撒いてくれたお陰でかなり早く厚生労働省が動いてくれたな。社長が慌てて隠蔽しようとしているが最早手遅れだろう。後は……

 

ーピリリリリッピリリリリッー

 

「ええい今度は何だ!?ーピッー何だ!?今ワシは忙し……何ぃッ?!嫁が離婚と慰謝料を要求してる!?ワシの浮気していた証拠が全て出されているだとぉッ!?」

 

おーおー今度は浮気情報が拡散されたか。今回はシェリンとアメリアが頑張ってくれたみたいで大量の情報が出回っているみたいだ。にしてもスゲェな、中学生にまで手を出してたのかこのおっさん?

 

「グッ……クソォッ!これも全部貴様の仕業かぁーーーッ!?ハァ、ハァ……!」

 

「おいおいそんなに興奮すんなって。もしかしてあれか?()()()使()()()()()が切れてきたんじゃないか?」

 

「ウグッ!?な、何を言って……まさか!?」

 

俺の言葉を聞いて社長は自分の机の引き出しを開けて何かを探し始める。だがどれだけ探してもお目当ての物は見つからないようだ。まぁそりゃそうだ、其処にはもう入ってないんだから。

 

「ない、ない!?貴様ぁ!ワシの大事なアレを一体何処にやったぁ!?」

 

「うわ目が血走ってるし……そんなに慌てなくてもお目当ての物は此処にあるよ」

 

そう言って俺は持っていた白い粉が入った袋を社長に見せつける。そう、これは所謂気持ち良くなる薬だ。このクズ社長、これだけの大罪を重ねていたのにも関わらず更に薬物にまで手を染めてたようだ。ぼたんとちょこがこいつの自宅を調べたら部屋から危ない薬がわんさか出てきたみたいでおそらくは自分だけではなく浮気相手と一緒に使っていたんだろうな?

 

「はぁ、此処まで来ると逆に立派だな?産地偽装に労働基準法違反に横領に脱税、更には浮気と薬物使用とは、お前もう本当に救えない奴だよな?」

 

「ウギギギキィ…………ッ!?こうなれば貴様も地獄に堕としてやるッ!ーピッ!ーおいお前等ッ!今すぐワシの所に来てこの男を始末しろぉッ!!」

 

うわ、こいつ自棄になって社員けしかけようとしてやがるし?まぁこれは想定内だからちゃっちゃとやっけるとするか。

 

 

 

 

 

シーン…………

 

 

 

 

「な……なんで誰も来んのだ?!おい!誰かおらんのか!?」

 

あれ?待てどもちっとも誰も来ないな?何があったんだ?

 

ーガチャッー

 

「残念じゃったのう?あんたのご自慢の社員達なら私と一味達とで既に蹴散らせてもらったわい」

 

「フンッ!奴等もそこそこ鍛えてたみたいだが、この俺に比べたら圧倒的!に筋肉が足らんッ!ガァーハッハッハッ!」

 

「な、ななななんだ貴様等ぁッ?!」

 

あれ!?なんでこの二人がこの世界にいるんだ?!俺達の世界で待機させてた筈なのに!?

 

「やっぱり私等もあのお嬢さんにされた事が許せんかったからのう。お前さん方が利用していた時空船を借りて一味を連れてやって来たんじゃよ」

 

「俺もソウルブラザーを苦しめたこのクソジジイが許せねぇからな!」

 

「はぁ、全く……けど有難な、お陰で助かったよ。さて社長さん?あんたの悪行が全て世間にバレた今もうあんたを守るモノは何もない。大人しく自分のした愚かな行為を反省するんだな」

 

「ウグ、ウググググ……な、何故だ?何故貴様は其処までワシを追い詰める!?」

 

「何故?決まってるだろ、お前がときのの事を追い詰めてたからだ」

 

「と、ときの?誰だそいつは?!」

 

「…………お前、さっき自分の部下が名前を出したのにもう忘れてんのかよ?ときのは此処で働いていた社員だよ。いやときのだけじゃない、あんたは今まで自分の私腹を肥やす為に多くの人からいろんな物を奪ってきたんだ!その報いは必ず受けてもらうから覚悟しやがれッ!!」

 

俺達の圧に押されたのと最早逃げ場がないと分かったのか社長はその場から崩れ膝を付き項垂れていく。これでこの会社も終わりだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの、これは一体何でしょうか……?」

 

「ん?あぁあのクズ社長が懐に隠し持っていた金だよ。そん中からお前に払われるべき給料分とこれまでされてきた仕打ちに対する慰謝料を纏めて大体5000万ってとこだな」

 

あの後俺達はクズ社長からときのに対する慰謝料等を取るだけ取って警察に突き出し戻ってときのにその金を渡した。流石にこんな大金を見た事がない為かときのはずっと唖然としているけどな。

 

「そんな!?こんな大金受け取れませんよぉ!?」

 

「いんやお嬢さん、これは本来あんたが受け取らなきゃいけない分だったんじゃ。それをあの会社の連中はあんた達下で働く者達を騙して自分達の私腹を肥やしてたんじゃからこれはお前さんがもらって当然のお金じゃよ」

 

「それに安心しな!あんたの同僚達にもちゃんと支払れるべきモンは行き渡るようになってるからよ!」

 

「という事だ。これは間違いなくお前が受け取るべき正当な物だ。これで今までの辛かった日々を忘れて新しい道に進んでほしい」

 

もうあの会社は終わるし、ときのにはこれからはまともな道を進んでもらいたい。だからこのお金で今後の人生を再スタート出来ればと思ってる。だが……

 

「…………でも私、今までずっと会社で働くしかしてこなかったし、今更新しい道に進めって言われても……」

 

「……そっか、そりゃずっと働き詰めだったらそうなるか」

 

ときのにとっては此処数年間はあのブラック企業で働いてた所為で自分の時間というのが持てなかった。だからいきなり自由になったといっても何をすれば良いのか分からないのか。それは困ったな……

 

ーウィーンッー

 

「ぱーぱ♪」

 

「ほらかいり、そんなに急がなくても大丈夫だよ?」

 

「ん?そらにかいりか、一体どうしたんだ?」

 

ときのの今後を考えようとしたタイミングでそらとかいりがやって来た。かいりの格好はそらのアイドル衣装のようなデザインの子供服を着ているがもしかして作ってもらったのか?

 

「かいりがお遊戯会でやったおうたが気に入ってパパや皆に見せたいんだって。ねーかいり♪」

 

「あい!ぱーぱ、かいりのおうたみてて〜♪おなじみーらいをみーていたーい♪あーのゆーめてーにちたーい♪」

 

かいりはそう言うとおもちゃのマイクを持ってその場で歌い始めた。

 

「ほぉ〜可愛らしいのう」

 

「うむ!ちっちゃくて見ているだけで癒やされるなぁ!」

 

船長とムキロゼ兄貴も気に入ってくれてるみたいだ。かいりの楽しそうに歌って踊る姿はまるでちっちゃなそらみたいで可愛らしいなぁ……ん?

 

「……………………」

 

「どうしたんだときの?かいりをじっと見て……」

 

「…………実は私も昔はああやって歌を歌いたいって思ってたんです。こんな私でも好きな歌を通してきっと変わる事が出来るかもって。それで昔とある事務所に入ろうとしたんですが、初出勤日に痴漢にあってしまって、それに誰も助けてくれなくて……結局そのまま心が折れてしまって仕方なく別の仕事に就く事になったんです」

 

…………マジか?そういやこっちのそらも初出勤日に痴漢にあってたな?もしかしてこのときのってあの時俺が現れず痴漢を撃退しなかった世界線のそらだったって事か?まぁ()()()()()()俺の存在はいなかったから代わりに助けてくれる奴もいなかったワケか。

 

「……もしあの時逃げずに進んでいたら今頃違う未来になってたのかな?」

 

「……さあな?でも、今からでも遅くはないんじゃないか?これまでの犠牲にしてしまった日々を取り返す意味でももう一度夢を追いかけてみるのも悪くないぞ」

 

「で、でも……ークイックイッーえ?」

 

「いっしょにおうたうたお〜♪」

 

俯いて暗い表情をしているときのを見てかいりが元気づけるつもりなのか一緒に歌おうと誘う。かいりのキラキラした目を見てときのは一瞬戸惑うもすぐにニコッと笑いかいりを抱っこする。

 

「……ありがとかいりちゃん、じゃあ一緒に歌おっか♪」

 

「わーい♪」

 

そしてときのとかいりは一緒に歌い始める。やはり異世界とはいえこいつはそらなんだな、とても綺麗で良い歌声で歌っている。

 

それからかいりと一緒におうたを歌ったりおもちゃで遊んであげたりする内にときのの表情もどんどん明るくなっていき、最終的にはこちらの世界のそらと同じくらいに明るい笑顔を見せるようになってくれていた。そして……

 

「ねーちゃ、いっしょにつくろ〜♪」

 

「え?これって……プラモデル?」

 

「あぁ、これはフリーダムだな。そらとかいりのお気に入りの機体だな」

 

「あい!」

 

かいりが何処からか小さい箱に入ってるフリーダムのガンプラを持ってきてときのに一緒に作ろうとおねだりしていた。これは……うわ懐かし、一番最初に発売された1/144のヤツだ。そういや懐かしいからって買ってそのまま積んでたヤツあったな?

 

 

『1/144 フリーダムガンダム』

『機動戦士ガンダムSEED』に登場する主人公キラ・ヤマトが搭乗する機体。今尚人気のあるこの機体の最初期のガンプラであり当時の定価は約400円ほどであったが時代が古い為か関節や羽等は全然稼働せず塗り分けも甘いキットである。

 

 

「そういやこれ買ったまんまで今まで積んでしまってたな?すっかり忘れてたわ」

 

「つくろ〜♪」

 

「え、でもこれは佐々木さんのじゃ……?」

 

「いや、これは懐かしいって理由と塗装の練習の為と思って買ってきただけだから別に作っても構わないさ。折角だからかいりと一緒に作ってあげてくれ」

 

「は、はぁ……?」

 

さて、俺は二人の邪魔にならないように別のヤツでも作るか。さて何を作ろうか……お、久々にスターゲイザーでも作るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、此処を切り離して……うん、これで全部パーツが取れたね♪」

 

「んちょ、んちょ……」

 

あれから数分が経ったがパーツが少ないとはいえ初めてガンプラを作り始めたときのとまだちっちゃいかいりではやはり苦戦しているようだ。因みに俺は安全面を考慮して隣で作ってる、物を口に入れるとかはしないとはいえちゃんと父親として見てやらないとな。

 

「ぱーぱ、これつけて〜」

 

「ん?あぁパーツが填んないのか。まぁまだちっちゃいかいりには難しいからなーパチッーほら、填まったぞ」

 

「わーいぱぱありがとぉ〜♪」

 

うん、やっぱりこの子達が喜んでくれるのは父親として嬉しい限りだな。それにときのも真剣に羽根を作ってるし、後は単純な組み立て部分だけだから暖かく見守るとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーそして更に一時間後……ー

 

「「できたぁ〜♪」」

 

「お、出来たか?」

 

あれから一時間くらい経って漸く二人がフリーダムを完成させていた。少しシールの位置が不格好な部分があるがそれはご愛嬌だな。それと俺の方は流石にあの短時間で全部を組み立てるのは無理だった。改造するつもりもあったからダボ穴カットしてたから仕方ない、これは後でゆっくり作るとするか。

 

「どうだときの、少しは良い気分転換になったか?」

 

「はい、かいりちゃんと触れ合ってたら何時の間にか今までの事が吹っ切れました!かいりちゃん、私の為にありがとね♪」

 

「あい♪」

 

うん、ときのもすっかり良い顔になったな。これなら元の世界に戻しても大丈夫そうだし、明日準備が出来次第に送り届けるとするか。

 

こうしてときののメンタルケアも無事に終え、その後ときのとかいりは仲良くハンバーグを食べたりお風呂に入ったりして眠りにつくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「よし、一通りのお土産とかも積んだし、他にはもう何もないよな?」

 

「あぁ、私の方は大丈夫じゃ。本音を言えばもう少しこの世界でバカンスを楽しんでも良かったんじゃがのう?」

 

それは勘弁してくれ、同存在が同じ世界で長く存在しあえば必ず世界に綻びが生まれてしまいかねないからな。

 

「アキちゃん、アナタのそのパーフェクトボディは決して忘れないわ。何時の日かまたアテクシ達と一緒にトレーニングしましょう!」

 

「おう!その時はもっと逞しいボディを手に入れて戻って来るぜ!」

 

「戻って来なくていいからッ!そして頼むからお義兄さんも意気投合しないでッ!?」

 

向こうではすっかり仲良くなった兄貴とムキロゼ兄貴が男同士の熱い握手を交わしていた。それに対してアキが物凄く嫌そうな顔をしていたがムキロゼ兄貴自体は全然良い人だから其処は許してやってくれ。

 

「かいりちゃん、昨日まで本当にありがとね。また何時か出会えたらもう一度一緒におうた歌おうね♪」

 

「あい!やくしょく!」

 

「うん、約束♪それとこの世界の私も、かいりちゃんと出会わせてくれてありがとう」

 

「どういたしまして♪それよりも……別の世界の私、もう決して夢を諦めたりしないでね?これからの人生、貴方が諦めて失いかけた夢を絶対に取り戻してね♪」

 

「ッ!うん、必ず守ってみせるね♪」

 

最後にときのがそらとかいりと対面しお互いに約束を交わし、三人は自分達の世界に帰る為に時空船へと乗り込んでいく。さてと、それじゃあ出発しますか。

 

「それじゃあ出発するぞ、ちゃんとシートベルトしてくれよな?」

 

「はい、お願いします」

 

「ふむ、玲二さんよろしく頼むぞ」

 

「名残惜しいが、何時かまたブラザー達とトレーニングに励みたいぜ!ガァーハッハッハッ!」

 

はいはい、機会があればな?兎に角今は大人しく帰ってくれ。んじゃまぁとっとと行きますか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数週間後……

 

「へぇときのそらさん、あの黒鷺商社にいたんですね?そんな元OLの貴方がどうしてうちの事務所に?」

 

「は、はい!私は一度アーティストになる夢を諦めてしまい普通の社会人として働いてました。ですがある人達に背中を押されてもう一度アーティストになる夢を目指そうと決めたんです!」

 

「成る程、そうでしたか……」

 

ときのは元の世界に戻った後すぐにアーティストを目指す為にとある事務所へと応募をし、そして現在面接官と対面し自分の夢に対する想いをぶつけていた。そんな面接官はときのから輝く何かを感じたのか意外と好印象な様子を見せていた。

 

「事前に送られてきた歌ってみた動画もかなりクオリティがありましたし、何よりその生き生きとした表情が良いですね……分かりました、では一通りのレッスンを体験してみてそれで問題がなければ採用したいと思いますが如何でしょうか?」

 

「ッ!はい、よろしくお願いします!」

 

最初幾つかの事務所に当たっていこうと意気込んでいたがなんと一発目でいきなり採用が決まった。その事にときの自身も驚いていたがそれよりもこれから先のアーティストとしての道を進む第一歩を歩めた事に喜びを感じるのであった。

 

「あ、あの!まだ若輩者ですがよろしくお願いします!」

 

「はい、こちらこそよろしく。そしてときのさん、ようこそ“ホロライブ”へ♪」

 

しかも偶然か必然か、なんとときのが入った事務所は玲二の世界のそらと同じホロライブだったのだ。これからときのはこの世界のホロライブできっと素敵なアイドルになっていくのだろうが、それはまた別の話である……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーオマケー

 

「ただいま〜、はぁ疲れた……」

 

「あ、レイくん大変ですよ!また新しい来訪者が来て……!」

 

「はぁ?!また来訪者かよ……まぁ良いや、一体誰が来たんだ?」

 

「そ、それがその……」

 

ん?なんだ、フブキの奴随分と歯切れが悪いな?そんなに扱いが難しい奴なのか?まぁ取り敢えず会ってみるか。

 

ーウィーンッー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハハッ!やぁ、僕ミッーシュンッ!ー

 

「えぇ!?レイくんどうしていきなり飛ばしちゃったんですか!?まだ向こうの話全然聞いてないですよ?!」

 

「あれはダメだ!絶対に関わっちゃいけない奴だッ!!」

 

危ねぇ!?扱いが難しいどころか扱っちゃダメな奴だろアレは!?なんか分からんが危うくこの世界が消滅しかねない事案が発生しかけたぞ?!もうこういうのは勘弁してくれよなぁ……?

 

まさかの世界一有名なネズミがやって来て慌てて今までにない程の迅速な対応で送り返した玲二なのであった。




はい、という事で異世界そらの救済、そしてかいりとの和み回でした!異世界そらにはこれから新たな人生を歩んでほしい物ですね(^^)

そしてオマケですがアレはあくまで思いつきのネタなんで続きとかはありません!というか続きなんて書いたら多方面を敵に回してしまいかねないので(;´Д`)

次回は久々に番外編、それもコラボを書こうと思ってますので次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。