まぁそんなに頻繁にプレイ出来なかったのもありますがあっさり超えられると悔しいですね(T_T)
今回はラプラスのメイン回!ラプとたまきが何やらコソコソと企ててるようで……?今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
「……漸く手に入ったね、ラプちゃん」
「あぁ、これで漸く吾輩達も……!」
神羅城のとある一室。増築を行ったばかりでまだ利用されていないその部屋ではたまきとラプラスが何かを企んでいた。そんな二人の目の前には試験管に入った赤い液体が二本置かれていた。
「……これが以前未来から来たママとマリン船長の血なんだな?」
「うん、博士の治験の一環でラボに行った時になんとか持ってこれたけど、あれから大分経ってる筈なのに全然劣化してないね……」
そう、試験管の中身は以前未来から呼んだフブキとマリンが採取した血液だった。どうやらたまきが豊胸の治験でお世話になってる博士のラボに行った際にこっそり持ってきたようだ。そしてその血液は採取してから既にかなりの時間が経っているのに全然劣化せず鮮やかな赤い色をしている。だがそんな血液なんて持ち出して一体何をするつもりなのだろうか?
「でもラプちゃん、ホントにこれ飲む気なの……?」
「あぁ、これを飲めばその力で吾輩達も神羅族になれる筈だ。パパの養子である吾輩やパパと交わる事の出来ないたまきさんにとってこれはまたとないチャンスなんだ!」
なんとラプラスとたまきは試験管に入ってる血を飲もうとしていたのだ。二人は佐々木家の一員だがラプラスは養子、たまきは妻とはいえ性別は男、どちらもこのままでは神羅族になる事は出来ず皆より先に亡くなってしまう……そう考えた結果、未来のフブキとマリンが採った血を接種する事で神羅族の力を得ようと決めたようだ。
「で、でも幾ら僕でも人の血飲むなんてなぁ……」
「ふん、こんなのすっぽんの血を飲む感覚でいれば大丈夫だ!それじゃあ……いくぞ!」
「わ、分かったよもう!それじゃあ……せーのッ!」
渋るたまきに覚悟を決めるように言うラプラス。そしてたまきも腹を括りラプラスはフブキの、たまきはマリンの血を一気に飲み干した。
「…………意外となんともないな?」
「うえぇ、流石に変な感じぃ〜……でも確かにそれ以外はなんともないね?」
血を飲み干してはみたが二人とも特に何も変化がない。もしや失敗か?と思ったその矢先……
―……ドックンッ!―
「ッ!?な、なんだこれ……アガァッ!?」
「か、身体が灼けるように熱い……骨が、軋む……ウグアァァァァァァァァァーーーーーーッ!?」
突然二人の身体に異変が起こり、そのまま光に包まれていき……
―ドッゴオォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
「ッ!?な、なんだ今の爆発音は?!」
「わ、分かりませんが、おそらく下の方から聞こえたと思います!?」
夕食を終えて子供達と遊んでいたら突如下の階から物凄い爆発音が響き渡ってきた。この下って確か増築したばっかでまだ誰も住んでない筈だよな?
「ふぇ、ぱぱぁ………」
「大丈夫だヒカリ、パパが付いているから安心しな」
「ふみゅ……」
今の爆発音で子供達も驚いて怯えてしまってるが俺とみしろがあやしていきなんとか落ち着かせていく。しかし、一体何があったんだ……?
―ウィーンッ―
「レイくん大変です!ラプちゃんとたまきくんが……ッ!」
「フブキ?ラプとたまきがどうかしたのか?」
「そ、それがですね……とにかく急いでついて来てください!」
フブキは何やら慌てた様子で俺の手を取り何処かへと連れて行こうとする。もしかして今の爆発音はラプとたまきの仕業か?一体何したんだよあいつ等……?
「…………こりゃまた派手にやってくれたな?」
「さっき私がこの階の入居希望者の部屋を確認していたら目の前で突然ドアが吹き飛んで……」
俺とフブキが目にしたのはドアが吹き飛び煙を上げてる部屋だった。なんでこんな事になってるんだ?
「それで一体何事かと思ってたら中からラプちゃんとたまきくんのうめき声が聞こえて来たんです」
「成る程な……おいラプ!たまき!二人とも大丈夫か!?」
「……ぱ、パパ?」
ッ!ラプの声が聞こえた!フブキの言った通りラプがこの中にいるんだな?ならさっさと煙を払って助けないと!
―ブォンッ!―
「よし、これで煙はなくなったな?おいラプ!大丈……夫……か?」
……俺は目の前に起こっている状況が飲み込めず呆然としてしまった。何故なら其処には……
「う、うぅ……」
床に倒れ込んだ
「ククク……ハアァッハッハッハッハァーーーーーーッ!苦節数十億年!漸くこの世界に復活したぞぉーーーッ!!」
以前この世界に来た異世界のラプラスと同じ姿をした女性が高笑いをしながら仁王立ちをしていた。な、なんなんだこの状況は……!?
それから一時間後……
「……つまり二人は未来の私とマリンの血を飲んでそうなってしまったと?」
「「は、はい……」」
「お前等馬鹿か!?神羅族の血は下手すれば肉体を崩壊しかねない程の劇薬みたいな物だぞ!そんな物を直接飲み干すなんて自殺行為でしかないって前にも言ったよな!?」
「ご、ごめんなさい!でも
「ごめんなさぁい!
全く、それについては皆と一緒に考えていたのにこいつ等はこんな強硬手段取りやがって…………ん?今こいつ等なんか変じゃなかったか?
「?どうしたのパパ、
「……いや、角がなくなったのもそうだけどさ?ラプ、お前一人称変わってないか?」
「あ、確かにラプちゃん吾輩じゃなくて私って言ってる!?」
「……そう言えばたまきちゃんの一人称も僕じゃなくてあたしになってましたね?」
「え〜そうなのぉ?あたし全然意識してなかったわぁ」
いや意識してないでその喋り方なのかよ?ラプもそうだがたまきもかなり変化して大分グラマーな体型にねっとりとした喋り方してて違和感が凄いぞ……?そして
「ハァッハッハッハァーーーッ!さぁ祝え!この最強の悪魔ラプラス・ダークネスの復活をッ!!」
「……なんで私達こんな事させられてるの?」
「うぅ~、こよもう腕疲れてきたよぉ……」
「ってかなんで沙花叉が椅子にされてんだよぉ!?」
「あぁ、旦那様用に焼いた風真のクッキーがぁ〜……(泣)」
突如現れた
「おいお前、一体何者なんだ?何故ラプと同じ姿をしている?」
「フン、何者かだと?貴様、吾輩の事を知らぬというのか?この全宇宙を支配する最強の悪魔、ラプラス・ダークネスの存在をッ!!」
全宇宙を支配する最強の悪魔?なんじゃそりゃ?
「おいふざけるな!私は知ってるぞ!私達の身体が光った時に私の身体から何かが抜けてお前が出てきたんだろうが!?一体なんなんだよお前は?!」
「全くビービーうるさい小娘だ。それでも吾輩の依代に選ばれた器か?」
……依代?こいつ今ラプの事を器って言ってたがどういう事なんだ?
「おいラプラス……いや、ラプと混合してしまうからお前の事はダークネスと呼ばせてもらう。お前、ラプの事を依代とか器と呼んだがどういう意味なんだ?」
「フフン!良いだろう、今の吾輩は復活して気分が良いから全部話してやろう!あれは今から数十億年前の事だ……」
それから俺達はダークネスからいろいろと聞く事が出来た。ダークネスは数十億年前に初めて誕生した悪魔であり、その強大な力で多くの星を支配してきたそうだ。だがその時その時代にいた神羅族と対面しダークネスは勝負を挑んだが、結果は惨敗。肉体は滅び魂は絶対零度の牢獄コキュートスに送り込まれてしまったそうだ。
しかしそれから数億の年月が経ちダークネスの魂はコキュートスから抜け出し宇宙を彷徨っていた。どうやら自分の復活の為に器となる依代を求めて永い時をずっと探していたようだ。
そしてその器に相応しい者としてかつて孤児院前で捨てられていた自分の名と同じ赤ん坊、つまりラプが選ばれそのまま憑依したという事だ。ラプの一人称や角はこのダークネスの力の影響だったみたいだ。
「だがそんな吾輩もまさか忌々しい神羅族の血によって復活させられたとは夢にも思わなかったぞ。だがこれでまたこの宇宙全てを支配出来る!まずは手始めにこの城を吾輩の物にしてやろうッ!」
「そんな事させるか!此処はパパがママ達や私達の為に作ってくれた大事な家だ!お前なんかに渡してたまるか!」
一通り話し終えたダークネスは再び世界を支配しようと目論み、最初にこの神羅城を支配しようと企てる。ラプもそうはさせないとダークネスの前に立ち塞がっていく。
「フン!貴様みたいなちび助に何が出来るというのだ!?神羅族の力を手にし復活した吾輩を止められる者などこの世には存在しまいッ!フハハハハハァーーーーーーッ!!」
「…………で、最強の悪魔がどうしたって?」
「シロ達の大切なお家を奪うとかフザけた事言うからどんだけのものかと思ったけど、その程度の力でシロ達を倒せると思ったの?」
「るる達の大切な旦那様の家を奪おうなんておかしな事言ってたのはどの口かなぁ?」
「ご、ごべんなざい……(泣)」
あれから数十秒後、先程まで勇ましかったダークネスはすいとシロとるるの三人にボコボコにされてしまい土下座して謝っていた。いやなんというか……なんか申し訳ない。
「ぐうぅ……ッ!な、何故こんな小娘共に吾輩が負けるのだ!?というか何故力が思うように使えん!?まさか、神羅族の力を得た所為で吾輩の力が弱まったのか?!」
「いや、そういうワケじゃなくてな……実はさっきたまきとラプとダークネスの力をこっそり測ってたんだけど、どうやらお前の力は殆んどラプに残ったままになってしまってるみたいなんだよ」
「何ぃッ!?」
そう、俺はさっきのやりとりの中密かにラプ達の状態を確認したんだけど、現在ラプの中には神羅族の力と高純度の魔力が95%程確認されたが対するダークネスはそれが5%しか感知されなかった。つまりダークネスは分離した際にラプの身体にその力を殆んど置いてってしまったみたいだな。
「あーだからレイくん全然慌ててなかったんですね?」
「という事はこのダークネスって見た目だけ偉そうだけど中身スカスカ状態って事?」
「な、な、な…………ッ!?」
あまりにも予想外な出来事にダークネスは絶句し震えるしか出来なかった。けどそれ以外にも問題があるからなぁ……
「おうこのボケナス、よくもさっきは沙花叉の事椅子にしてくれたなぁ?」
「風真が旦那様の為に丹精込めて焼いたクッキーをバクバク食べたのも許せないでござるよ……!」
「ヒィッ!?」
「もういっその事どっか島流しにして二度と帰って来れないようにしよっか?「いや、それは無理だ」え?どうしてなのレイレイ?」
holoXの面々が先程された仕打ちに腹を立ててるが島流しされたらラプが危険に晒されてしまう。何故なら……
「ラプとダークネスの今の状態はラプラス・D・佐々木が二人に分離した状態、所謂半人半魂の状態なんだ。つまり存在が安定しない状態の二人がこのまま元に戻らずそのままでいた場合……いずれ二人とも消滅してしまうかもしれない」
「消滅!?」
「そ、そんな!?私、消えちゃうの……?!」
「あぁ、実際に今観測したらラプもダークネスもかなり不安定な状態だ。今は神羅の力で保ってるが二人が今のままでいられるのも長くて三日が限界だろうな?」
つまりそれまでにラプとダークネスを再び一人に戻すしか方法はない。だがそれを伝えると……
「ふ、巫山戯るなッ!吾輩にまたこんなちんちくりんの依代の中に戻れと言うのか!?冗談ではない!寧ろ器の貴様が吾輩に取り込まれ全宇宙を我が物にする為の礎となれッ!!」
「フザケてるのはお前だろ!?私の大切なパパや皆に危害を加えようとするお前を外に出すワケにはいかないだろうがッ!」
やはりダークネスはラプを取り込んで自分の野望を叶えようとしているようだ。当然それを良しとしないラプ。一応ダークネスを無理矢理圧えてその隙にラプに取り込ませるという事も出来るけど、それだと何時かまた勝手に出てきそうだしな……
「グググ……ならこうしようではないか?貴様等が常日頃から遊んでいるガンプラウォーズ、それで吾輩と依代が戦い負けた方が勝った方に取り込まれるというルールだ!」
「はぁ?!お前いい加減にしろよ!そんなの私はやらな「おやおやぁ?そんな事言ってて良いのかぁ?このままお互い譲らないままではいずれ消滅してしまうのだぞ?なら吾輩達で勝負をしてどちらか優れた方が残る、これなら文句等あるまい」ウグッ!?……良いだろう、だったらお前を倒して私がパパ達を守ってみせる!」
ってそれで良いのかラプ?けどまあどっちにしろこのままではお互い納得しないまま消滅してしまうからな。そうなるとダークネスに勝たれるとめんどくさい事になってしまうから何か対策しないといけないか……いや、バトルに手出しするのは野暮な話だ。そうなった時はこちらでどうにかするよう考えてみるとしよう。
「フン、決まったな!ならガンプラは貴様がこれまで作ってきた物からランダムで選び、そしてバトル方法もランダムで選ぶとしよう!」
「良いだろう!というワケでパパ、悪いけど少しテスト機借りるね!」
「あ、あぁ……本当に大丈夫か?」
依代であったラプと古の悪魔ダークネス。己の存在を賭けた一大勝負が今行われようとしていた。はたして勝つのはどちらなのか?
続く……
その頃……
「博士、この度はみしろの愚兄が本当に愚かな事をしてしまい申し訳ありません」
「いや、僕達も検査の為にと出しっぱなしにしてたのが悪かったんだ。しかし計算上身体の細胞が異常を起こして全身壊死してもおかしくはなかったのに、寧ろ適合するとは思わなかったな……」
みしろは玲二の指示でたまきの首根っこを掴んで博士の所へと謝罪しに来ていた。博士も変化したたまきを興味深そうにまじまじと観察している。
「そ、それで博士、あたしって今どうなってるんですかぁ?それに皆から喋り方も変になってるって言われてましたし……」
「おそらくそれはマリンさんの血を飲んだ所為で彼女の影響が少し反映されてしまったみたいだ。所謂副作用だね」
「ですがたまきちゃんがその喋り方だと余計にオカマ感が否めないのですが……?」
「オカマじゃないってぇ!あたしはご主人様の為にピチピチの女の子っぽくなった男の娘なんだからぁ〜♪」
「………まぁ元々玲二君の許可を得て希釈した物を動物に接種させる実験をしようとしてたから丁度良い。これも玲二君に許可を得てるし、彼の事を詳しく調べるとしよう」
「え゛ッ!?」
詳しく調べると言いながら妖しく笑う博士。その後ろには同じく妖しく笑う元RBKシリーズの医療スタッフの娘達がズラリと並んでいた。
「あ、あのぉ〜、それって勿論任意ですよねぇ……?」
「そんなワケないでしょう。兎に角今回の事は自業自得なので大人しく隅々まで検査されてください」
「い、い、 い…………イヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?」
その後たまきは博士監修の元医療スタッフ達に丸一日掛けて隅々と調べられるのであった。
―オマケ―
「ん〜!ケーキに団子にクレープ♪この世界も美味しいお菓子が沢山なのぉ〜♪」
神羅城で一悶着があったその頃、あくあに似た女の子がいろんなお菓子を食べ歩きしながら満面の笑みを浮かべていた。幸せそうにお菓子をはむはむ食べるその姿に周りの人達もほっこりとした表情になってしまう。
「まーたお菓子ばっか食べてるの?『アクア』ちゃん」
「ふぇ?あ、『ペコラ』しゃん!ペコラしゃんもこの世界に来てたの!?」
「まあね。今ちょっとこの世界に生まれた神羅族を調べてたんだけど、少し厄介でね……」
「?厄介なの?何がなの?」
「……実はそいつ、その神羅の力でこの世界を支配しようと目論んでいるとんでもない奴だったの。神羅の理で私達は世界を支配してはならないってあるけど、奴はそれを完全に無視して世界を自分の物にしようとしてるのよ」
「えぇ!?そ、そんなのダメなの!神羅族の力は世界を良くする為にあるの!」
「そう、だから奴を止めないといけないんだけど、生憎私はソラさんに呼び戻されているからもう戻らないといけないの。だからアクアちゃん、私の代わりにそいつを捕まえてスバルさんの世界に送り込んでくれないかな?」
「分かったの!神羅族の誇りにかけて、必ずこいつを捕まえてみせるの!」
ペコラと呼ばれる女性に頼まれてアクアは食べていたお菓子を異空間にしまった後急いでホロライトシティのある方向へとかっ飛んでいった。
「…………全く、オカユやアキ達がいる所為で下手にイタズラ出来なかったからどうしようかと思ってたけど、丁度良くアクアがいてくれて良かったわ。ホント、純粋なバカは扱いやすくて助かるわ」
ペコラは先程までの優しい笑みから呆れた表情に代わりその場から消え去っていった。イタズラと称していたが、アクアをけしかけて何をするつもりなのだろうか……?
はい、という事でラプが分裂!そしてその存在を賭けて次回バトルです!はたして勝つのはラプか、それともダークネスか?
次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!