ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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なんだか気怠さが続いてやる気が起きない……けど仕事はそんな事で休めない……そして仕事が終わってまた気怠さが増す……これが、悪循環ってヤツか……

まぁこの気怠さはその内治るでしょうって事で今回は短めですが前回の続きからです!はたして勝つのはどっちだ!?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP16『時空ノ青空(トキノソラ)』

ガンダムベースにて突如SOS団と名乗るメンバー。そのリーダーであるハルヒに絡まれたそらだったがその時、メンバーの一人である長門有希が勝負を挑んできた。はたしてこの勝負の行方や如何に……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ズガガガガガガガッ!―

 

―バキュゥンッ!バキュゥンッ!バキュゥンッ!―

 

―ドゴオォンッ!ドカッシャアァンッ!!―

 

……ゲームが始まってから三十分が経過した頃、ステージである海上はまさに地獄絵図と化していた。始まった頃は美しい青色だった海は撃墜されたウィンダム達の残骸やオイルによって無惨にも変色しており、浜辺付近にもウィンダムの残骸が散らばっている状態である。そしてそんな二人の現在の撃墜数はおよそ1850機程に達している。これはかのガンダリウムランカーNo.1の響大和が出した記録に迫る程の好成績である(大和の記録:2157機)。

 

「す、スゲェ……!?」

 

「あの音速シューティングって開始一分もしない内にゲームオーバーになる人が続出する程の難易度なのに、それを最高難易度のSSでやってしかも三十分も続けられるなんて……!?」

 

「確かこのゲームってあの『幼きニュータイプ』も二十分が限界で、三十分超えたのってガンダリウムランカーでも『リアルスーパーコーディネーター』だけだったんだろ?それに続くってあの二人どんだけ集中力高ぇんだよ!?」

 

周りにいた観客やプレイ中のバトラーも思わず足や手を止めて魅入ってしまう程に二人の操作技術は凄まじかった。それもその筈、実はこの二人はこの音速シューティングを周りが引くほどまでやり込んでいたのだ。プレイ時間だけで言えばあの響大和の軽く倍以上はこの音速シューティングをやり込んでいる程だ。

 

(……流石ときのそら、これだけの敵機相手に一機も撃ち洩らしをしていない。普通ならもうとっくに集中力が切れてゲームオーバーになっている所なのに、この人は集中力が切れるどころかより洗練された動きを見せている)

 

(……この子、一切の無駄がない。射撃の正確さ、リロードのタイミング、敵が襲来する位置把握、全てに置いて迷いが全くない。まるで大和君のような射撃技術を持ってる!)

 

お互いに相手の分析をしつつも目の前から襲来するウィンダムを迷う事なく撃ち続ける二人。そんな二人の戦いを仲間達もただ啞然と見るしか出来なかった。

 

「す、凄い……!?」

 

「もう三十分経つのにあの二人全然衰えてないよ……!?」

 

「そらちゃんもあの子もなんであんなに集中力続くの……?」

 

「凄いじゃない有希!皆が驚いてるわよ!」

 

「そ、そりゃそうだろ?こんなん初心者の俺達ですらおかしいと思えるぐらい凄い事だぞ……!?」

 

「……ねぇすいちゃん、すいちゃんはこれと同じ事って出来る?」

 

「はっきり言って無理。すいちゃんはどっちかって言うとオールマイティータイプだからこんな射撃特化のミッションで、それもこんな長い時間集中出来ないし。同じ射撃特化のぼたんちゃんやトワ様もそれぞれ乱射型とスナイパータイプの精密射撃型だから長く持っても十分くらいだろうしね」

 

すいせいの言う通り、このゲームはただ単に射撃特化であればクリア出来る程軟なゲームではない。敵の出現場所を瞬時に確認出来る空間把握能力、その敵に対してすぐに反応出来る瞬発力、そして正確に、尚且つ迅速に狙い撃つ射撃性能が求められるのだ。

 

そしてこの二人はこれらの条件を全て高水準でクリアしている。おそらく此処までの力を持っているのはガンダリウムランカーでも響大和唯一人だけであろう。

 

(…………もうすぐ2000機に到達する。私のこれまでの最高記録の1734機から大幅な向上。やはりときのそらとの対決は、私の操作技術を更に向上させる切っ掛けになった!)

 

(もうちょっとで2000機撃破……思えば何時の間にか私の最高記録を大幅に超えていた!此処まできたら記録更新もそうだけど、この子にも勝ってみたい!)

 

激しい銃撃の中、二人は互いに記録更新と勝つ為にその手を緩める事なく更に集中していく。そして……

 

 

 

―EXTRA ENEMY!―

 

「ッ!エクストラエネミー……!」

 

「遂に、此処まできたんだ……!」

 

1999機を撃墜した瞬間、画面に突如現れるEXTRA ENEMYの表記。それと同時に他のウィンダムが一斉に撤退し、代わりにそれぞれのフィールドに金色に輝くウィンダムが一機ずつ現れた。

 

 

『HG ウィンダム神風特攻仕様』

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するウィンダムの改造機。機体色は金色になっており身体の至る所にブースターと大量の爆薬が仕込まれている。それ以外の武装はなく、完全に自爆前提の機体となっている。機体名の神風特攻とは第二次世界大戦時の日本の『神風特別攻撃隊』から(補足すると別に神風特別攻撃隊が自爆前提の部隊という訳では無い)。

 

 

「あれが、2000機目のターゲット……」

 

「あれを倒せば、大台の2000機に到達出来る……!」

 

新たなターゲットの登場に気合いを入れる二人。だが神風ウィンダムはそんなの知った事ではないと言わんばかりにブースターのエンジンをフル稼働させ二人の後ろにある陣地に向かって飛来し始めた。

 

「ッ!速い!?」

 

「今までのウィンダムのスピードより推定二倍……いや、三倍の速度……!」

 

まるで高速の弾丸のように二人の陣地に突っ込んでいく二機の神風ウィンダム。そのあまりにも速過ぎるスピードに一瞬驚くも二人はすぐにそれぞれの対応を開始する。

 

(あれが此処に到達するのはおそらく8.25秒後。それまでに撃ち落とさなければ確実にゲームオーバーになってしまう。ならば精密に、尚且つ正確な射撃で仕留める!)

 

(このままだとあっという間に陣地に侵入されちゃう……だったら、此処はスキルを使って一気に撃ち落とす!)

 

尚、この二人の思考時間は僅か0.1秒である。

 

そして長門はレジェンドコスモのドラグーンを展開しビームライフルと連結しスナイパーモードに、そらはライジングフリーダムスカイをハイマットフルバーストモードにしそれぞれの神風ウィンダムに狙いを定めていく。

 

「スキル、オーバーチャージ・FREEDOM!」

 

「スキル、一点集中」

 

スキル『オーバーチャージ・FREEDOM』

自身の機体エネルギーの99%を消費して射撃武器の出力を150%上昇。砲撃後、強制的にディアクティブモードになる。

 

スキル『一点集中』

射撃威力と命中率を75%上昇。スキル発動中は他の行動が取れない。

 

どうやらそらは高出力射撃、長門は精密射撃による一撃撃破で神風ウィンダムを倒そうとしているようだ。尚この間僅か二秒しか経ってない。

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

その僅かな時間、一瞬だけだがそらが、長門が、そしてその戦いを見ていた観客達もが静寂に包まれていく。まるでこの静寂がずっと続いているかのように…………そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………其処ぉッ!!」

 

「………発射ッ!」

 

―チュドオォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

―バキュウゥゥゥンッ!!―

 

ライジングフリーダムスカイの一斉射撃とレジェンドコスモの精密射撃が同時に放たれ神風ウィンダムに向かっていく。お互いの攻撃が、それぞれの神風ウィンダムに直撃し二人して2000機撃破達成。誰もがそう思っていた…………しかし

 

 

 

 

―ギギギィッ……ボオォンッ!―

 

「な……!?」

 

長門側の神風ウィンダムのバーニアが突如爆発を起こし機体のバランスが崩れたのかレジェンドコスモの射撃を直前で避けてしまった。

 

「……しまった。スキルの所為で動けない……」

 

スキルの所為で射撃後もすぐに対応出来ずに硬直しているレジェンドコスモを尻目に神風ウィンダムはその横を通り過ぎ長門の陣地に侵入。

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

そのまま盛大な爆発を起こし、長門は記録1999機で終了してしまった。そしてそらは……

 

「ハァ、ハァ…………や、やったぁ〜……」

 

先程の一斉射撃によって神風ウィンダムを撃破し、大台の記録2000機を達成したのであった。だがこの後やって来たウィンダムには対応出来ずそのまま陣地に侵入されそらもゲームオーバーとなってしまった。しかし記録はそらの方が一機多く撃破したので、この勝負はそらの勝ちで幕を閉じたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁーーーもう!悔しいぃーーーッ!!」

 

「いやなんでお前が悔しがってんだよ?」

 

「……悔しい」

 

「で、でも長門さんもかなり健闘してましたし!」

 

「そうですね、周りの皆さんも長門さんの事褒めてますし」

 

戦いが終わるとハルヒに抱きつかれ少し鬱陶しそうにする長門。長門自身は負けたというよりかは最後の射撃を外した事が悔しいようだ。実はあの神風ウィンダムはバーニアの出力を限界無視して無理な加速を出している為にランダムで何処かのバーニアが爆発し機体バランスが崩れる仕様になっていたのだ。それが偶々あの場面でその現象が起きてしまい、長門のレジェンドコスモの攻撃を避けてしまったのだ。つまり、あれは誰も予期せぬトラブルであり長門自身の腕前には問題はなかった、それ故にこれは悔しく感じて当然である。

 

「まま、すごーい♪」

 

「ありがとかいり〜♪」

 

「さっすがそらちゃん!このままやり込めばあの大和君だって超えられるかも!」

 

「うーん、流石にそれは難しいんじゃ……?」

 

「え〜?でもそら先輩ならきっと出来ると思うけどな〜?ねーみんな〜♪」

 

『はーい♪』

 

「うん、きっとすぐに超えられるよ。アタシ達も頑張んなきゃだね」

 

そらの見事な活躍にかいりをはじめ皆が喜んでいた。フレアもそらの活躍を見て自分も頑張らないとと闘志を燃やしていく。

 

「……今回は負けた、けど次は負けない。GWDWC、その本戦での再戦を望む」

 

「そうよ!今回あんたは偶々運良く勝てただけなんだから、次は絶対に有希が勝って見せるんだからね!」

 

「うん、私も負けないつもりだから!次はGWDWCの会場で会おうね♪」

 

「…………約束」

 

互いの健闘を讃え握手を交わすそらと長門。その後ハルヒがまだ何か言いたげだったがそのまま他のメンバーに連行されガンダムベースを後にしたのであった。

 

「それじゃ今度は皆でバトルしよっか?」

 

「そだね、じゃあ皆でガンプラの準備を―ピリリリッピリリリッ―ってあれ、電話だ……玲二さんから?どうしたんだろ?」

 

長門とのバトルを終えて改めてガンプラウォーズで遊ぼうとした際にフレアのスマホに玲二からの着信が入る。フレアは一旦カガリをすいせいに預け人の少ない場所に移り電話に出る。

 

「もしもし、玲二さん?どうしたの急に……うん……うん……分かった」

 

―ピッ―

 

「どうしたのフレア?玲二さん、何だって?」

 

「…………皆、急いでホロライトシティに戻って来てくれだって」

 

「へ?ホロライトシティにって、なんでまた急に……?」

 

「ううん、其処までは………けどあの感じ、多分只事じゃないんだと思う」

 

突然ホロライトシティに帰還するように言われたフレア達。いきなりの事で困惑するが、玲二が変な事で呼び出すような事はしないので何か一大事だと思い一度本土に帰省する事にした。はたして、一体何が起こっているのだろうか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ―

 

「……そろそろ皆戻って来るみたいです、ご主人様」

 

「そうか、有り難うなみしろ」

 

俺達は戦うべき相手について皆と共有する為に皆を一度ホロライトシティに呼び戻す事にした。その翌日に皆が島に戻るフェリーに乗り、今頃は港に到着した頃だろう。さて、まずはどう説明するべきか……?

 

 

 

―ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!―

 

 

 

「……?な、なんだこの地響き?」

 

「え?も、もしかして地震でしょうか?」

 

「いや、ホロライトシティは地震が来る直前に観測した時点で揺れに対する対策がされる筈だからそれはない……筈……?」

 

……な、なんだ?なんか向こうの道路から砂煙が舞ってるんだが?一体何が…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ドドドドドドドドドドドドドドドドッ!―

 

『ぱぁーぱぁーーーーーーッ!!』

 

「なぁーーーッ!?」

 

―ドッシーーーンッ!!―

 

………どうやら今の揺れや砂煙の正体は俺の子供達だったようだ。そういや偶に皆と会うけど子供達とはタイミング的に会えなかったからその所為で子供達が寂しがって突っ込んできたって事か………だけど一遍に突っ込んで来るなって……ガクッ

 

 

これが後にホロライトシティの歴史における『佐々木チルドレン突撃豆タンク事件』である。




はい、という事で僅差でそらの勝利でした!長門はおそらくGWDWC本戦にも参戦しそうなのでもしかしたら二人の再戦があるかも……?

次回は神羅族の敵、Яについて佐々木一家が話し合いをします。謎多き敵に、彼等はどう動くのか……?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!

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