ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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今年も残すとこ後一ヶ月弱、まだまだ山積みになってるプラモはありますのでそろそろ作っていきたいと思う今日この頃。まぁ仕事が忙しいので難しいんですけどね(T_T)

今回はラプとダークネスの対決!はたして勝負の行方は……?!今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第155話『ラプラスVSダークネス!トレジャーバトル!』

己の存在を賭けて戦う事になったラプとダークネス。お互いに準備を終え二人は神羅城にあるテスト機の前でスタンバイをしていた。

 

「じゃあ改めて勝負の勝ち負けについてだ。この勝負で負けた方が勝った方に取り込まれる。それで良いな?」

 

「あぁ、それで良い。これで漸く吾輩も完全なる力を取り戻す事が出来るぞ!」

 

「そんな事させるか!パパやこの世界をお前なんかの好きにはさせないからな!」

 

「よし、ならばそれぞれの機体を筐体にセットしてくれ」

 

俺の指示に従い二人はテスト機にそれぞれ選ばれた機体をセットしていく。今回二人の選ばれた機体は奇しくも同じ30MSシリーズの新作である『アチェルビー』のようだ。色を見る限りラプがTYPE-AでダークネスがTYPE-Bか。

 

 

『30MINUTESMISSIONS アチェルビー』

量産型がテーマの30MSシリーズの最新機体。その造形は機体というよりも女性の身体に近く、同じ軍に所属するスピナティオやスピナティアよりも人型に近しい。またコクピットらしき部分が存在しないという謎の多い機体である。

 

 

「フン、まさかお互いに同じ機体とはな?だがこれで機体性能の差で負けたとかいう言い訳は通用しなくなったな!」

 

「そっちこそ、私に勝負を挑んだ事を後悔するなよ!」

 

 

「二人とも準備は良いな?じゃあバトルルールをランダムで選ばせてもらうぞ」

 

二人の機体データの読み込みを確認しゲームとステージをランダムモードにして選択開始。選ばれたのは……成る程、これはなかなか面白そうなバトルになるな。

 

「ゲームとエリアのセレクトが確定した。今回のゲームは『トレジャーハンティング』、ステージは荒廃した都市だ。エリア内に散らばる宝箱の中から金のハロをいち早く見つけた者が勝ちというシンプルなゲームだ。だがこのゲームは探索型のゲームでは珍しく妨害行為が認められているので如何に相手を妨害しつつ探索をスムーズに進められるかが鍵となる。これで良いな?」

 

「ほう?つまりは相手を倒しつつお宝を手にした方が勝つという事か。クク、実に分かりやすくて良いぞ♪」

 

「よし、これなら私でも勝てそうだ!」

 

「ん、二人とも了承したという事で早速始めるぞ。ゲーム、スタートだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲーム開始と共にラプとダークネスのアチェルビーがそれぞれ別々の場所に転送されて探索を開始する。辺りの崩れた建物の影や路上の片隅等に宝箱が設置されており、お互いはそれぞれ違ったアプローチで宝箱を開けにいった。

 

(こういう宝箱はより見つけづらく奥深い所に本物が隠されているというのが相場だ!故にこんな見え透いた場所に本物があるワケがない!こんな場所探すだけ無駄だ!)

 

(このゲームの宝箱の配置は完全ランダム。だから目に見えた宝箱は手当たり次第開けて行くのがベストだ!どうせ開けるのにタイムロスなんてないんだからな!)

 

どうやらラプは手当たり次第開けていきダークネスは奥側にある宝箱を重点に探すようだ。はたしてこれが吉と出るか凶と出るか……?

 

(……ん?彼処にいるのは依代か?フン、あんな見え透いた場所にある宝箱をちまちま開けるとは……クク、ならば)

 

「……クソ、此処にもなかったか。じゃあ次に―バキュゥンッ!―なッ!?」

 

次の宝箱を探そうとするラプの後ろからダークネスが容赦なく射撃していく。ラプは間一髪のところで気づきすぐに避けたが、やはりダークネスは妨害しにきたな。

 

「クッ!やっぱり妨害しにきたか!?」

 

「当然だ!目の前に敵がいるなら容赦なく倒す!それがラプラス・ダークネスのモットーだからな!」

 

―バキュゥンッ!バキュゥンッ!―

 

ダークネスは更に連続射撃でラプを追い詰めていく。ラプは急いで近くの瓦礫に避難するが、それでもダークネスは執拗にラプを攻撃し続けていく。

 

「あぁもうしつこいってのッ!?(……ん?此処にも宝箱が…………ッ!よし、これなら!)」

 

「フン、どうやら諦めたようだな?ならばこれで決めてやるッ!」

 

―シュウゥゥゥ……バキュウゥゥンッ!―

 

―ドゴオォォォォォオンッ!!―

 

何も反応しないラプに対しダークネスはトドメと言わんばかりにフルチャージ攻撃を放ち、ラプが隠れていた場所の瓦礫を一気に粉砕していった。砂埃が晴れると其処にはラプのアチェルビーの姿はなかった。

 

「あぁ!ラプちゃんがやられちゃった!?」

 

「そんな!?それじゃあまたスタート地点からやり直し!?」

 

「でもリスタートするには三十秒のロスタイムがあるよ!?」

 

ラプがやられたと思い焦るフブキ達。このままではラプが出遅れている間にダークネスが金のハロを見つけて勝ってしまうのではないかと……だがな

 

「ククク、では貴様が復帰するまでに吾輩はゆっくりと探し出すとするか…………は?な、なんだ!?」

 

お、漸くダークネスも気づいたか?自分がやっつけたと思ったラプが今、()()()()()()()()()()()()()()()

 

「な、何故だ!?今確かに吾輩は奴を仕留めた筈……?!」

 

「ハッ!あまいなお前!私はお前に攻撃される前にこれを発動してたんだよ!」

 

―ステルス!―

 

そういってラプが見せたのはガンダムが半透明になっている絵が書かれていたカード、つまり透明化になれるステルスカードだった。やっぱりあの時それを見つけていたか。

 

「な、なんだそのカードは!?そんなカード何時手に入れたのだ?!」

 

「お前がさっき私を追いやった瓦礫の影にこれが入っていた宝箱があったんだよ!このゲームの宝箱には目的の宝が入っている宝箱以外は基本的にハズレだけど、中にはこうしたゲームを有利にするアイテムも入っているんだ!」

 

そう、ラプはダークネスのフルチャージ攻撃を受ける前にステルスを発動し、その隙にその場から離れて近くの宝箱を開けながら遠くまで逃げていたのだ。

 

「よ、良かったぁ〜……!」

 

「ていうかラプラスってアイテムの存在を知ってたんだな……!?」

 

「あぁ、なんたってラプは現状のイベントステージに関する情報は全て頭の中に入ってるからな」

 

ラプは基本的に作る専だからガンプラウォーズを積極的にはやってなくランクもシルバーの3だ。だがその代わり開発等には俺と一緒にいる事も多い為ゲームのあらゆる仕様が頭の中に叩き込まれているんだ。バトルのセンスで言えばかつて宇宙を荒らしていたダークネスに軍配は上がるが、ゲームの仕様に関しては俺達とずっと一緒に見てきたラプの方が熟知しているんだ。

 

「ウギギィ、小癪なぁッ!」

 

「お前が調子に乗ってボケっとしてくれたお陰でこっちはこんなにカードが手に入った!こっから一気にいかせてもらうぞ!」

 

―ダッシュ!―

 

―ツインズ!―

 

ラプは手元にあるカードを二枚使うと二体に分身し目にも止まらない速さで辺りの探索を開始していく。ダッシュは文字通り素早さを上げ、ツインズは自身の分身であるオートビットを召喚するカードだ。因みにこれらはエグゼイドのメダルから発想を得ている。

 

「おのれぇ!そんなくだらない小細工などしよって、それでも吾輩の依代か!?」

 

「フン、お前が勝手に私に取り憑いただけだろ!?それにそんなに言うならお前にも使わせてやるよ!」

 

文句を垂れるダークネスにラプは二枚のカードを投げつけていく。

 

―コンフュージョン!―

 

―グラビティ!―

 

―ググググッ……!―

 

「ッ!?な、なんだ!?機体が重くなってる?!―グラァッ……バキッ!ドカッ!―って何をしている?!何故勝手に動いとるのだ?!」

 

するとダークネスのアチェルビーの周りの重力が増し動きが鈍くなり、更に近くにある壁を無意味に殴り始めた。ラプが使用したコンフュージョンは使うと混乱状態になって一時的に操作が不可能になりグラビティは自分の周りに強力な重力波を発生させるというどちらもデメリットでしかない能力である。

 

「よっしゃー!これでダークネスはまともに動けないぞー♪」

 

「残りの宝箱も後僅か、これはもうラプの勝ち確ね」

 

……確かにこのままいけばラプの勝ちは堅い。だがダークネスがこのまま大人しく負けを認めるのか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ざけるな」

 

「え…………?」

 

「巫山戯るな……この吾輩がこんなくだらない小細工で負けるものか……!吾輩は宇宙を統べる始祖たる悪魔ラプラス・ダークネス!器如きに遅れをとるモノかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

―グググッ……バキィンッ!―

 

「なぁ……ッ!?」

 

なんだと!?まさかダークネスの奴、重力波と混乱のデバフを無理矢理引き剥がしたのか?!確かにレバガチャ等で理論上は可能だが、それにしたって早すぎるぞ!?

 

「器如きがこの吾輩に逆らった罪!その身に焼き付けてくれるわぁッ!!」

 

―バキュウゥンッ!!―

 

「ッ!?しま……―ドゴオォォォンッ!!―グアァッ!!」

 

「あぁ!ラプちゃんのアチェルビーが……!?」

 

ヤバい!ラプの奴油断してたのかダークネスのアチェルビーの砲撃をモロに受けてしまった!今の一撃でラプのアチェルビーが右腕と両足が破損して動けなくなってしまった!

 

「う、うぅ……!」

 

「ククク、こうなると不様なもんだな?如何に知識はあろうと所詮は我が依代に過ぎん。そんな器でしかない貴様が吾輩に勝てる要素など、最初からなかったのだ」

 

「…………フン、そう思うならさっさと一思いにやればいいだろ?それとも宇宙最強の悪魔様は依代すら倒せない軟弱なのか?だとしたらとんだお笑い者だな……」

 

「…………貴様、この期に及んで減らず口とは随分生意気なガキだな?」

 

「当たり前だ、私はお前の依代だったんだからお前の口の悪さが移ったんだろうな?」

 

「…………良いだろう、貴様のその態度に免じてさっさと倒してやるぞこのクソガキ。そしてその後この勝負を終えて貴様を取り込み吾輩は完全たる姿でこの世界に復活するのだ!」

 

ラプの徴発に乗ったダークネスは少しキレ気味になりそのまま持ってたライフルでラプのアチェルビーの頭に銃口を当て……

 

 

 

 

 

―パァンッ!―

 

 

 

 

 

トドメの一撃を放った…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そんな……!?」

 

「ら、ラプちゃんがやられた……!?」

 

「で、でも三十秒もあればリスタート出来るんだからまだ逆転は「無理よ」ッ!?なんでさルイ姐!?そんなのやってみなきゃ……!?」

 

「……ラプが復活するのは三十秒後、けど残ってる宝箱は調べたら後四つ。しかもどれも近くにあるからラプが復活する前にダークネスが全てを開けてしまう方が先よ」

 

「そ、それじゃあ……!?」

 

「このままじゃラプが負けて……」

 

「ダークネスに取り込まれてしまうって事………?」

 

………ラプがやられて完全にダークネスの有利になってしまい皆も表情が曇っている。このままではラプが消えてしまいダークネスの好き勝手にさせてしまう。クソ!今のうちに何か対抗手段を考えないと……!

 

「クク、あっけない終わり方だったな?まぁ貴様はもう成す術がないだろうから大人しく指を咥えて吾輩の勝利を見届けるが良い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………誰が、諦めるもんかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

―ブォンッ……バッ!―

 

「なッ!?」

 

ッ!?な、なんだ!?倒れた筈のラプのアチェルビーがその場で復活した!?どうなってるんだこれは?!

 

「ば、馬鹿な!?何故動ける?!貴様の機体はさっき確かに……!?」

 

「あぁ、お前にやられてHPがゼロになったよ……そのお陰で最後のこれが発揮出来たんだ!」

 

―リバイブ!―

 

ッ!そうかリバイブか!あれは本来撃破されるとスタート地点に戻され三十秒のロスタイムが発生するところをその場で復活出来てロスタイムをなくせるカードだ!

 

「なぁッ!?そ、そんな馬鹿な!?」

 

「これで……終わりだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

 

ダークネスが呆気にとられる隙にラプが近くにあった宝箱を開ける。そしてその中には……

 

 

 

 

 

 

 

《ミツカッタ!ミツカッタ!》

 

金色に輝くハロが入っていた。つまりこの勝負、ラプの完全勝利だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ば、馬鹿な……この吾輩がこんな器如きに負けるなど……!?」

 

「……正直、お前があの時私の挑発に乗らずにあのまま放置していたら私は間違いなく負けてた。お前が挑発に乗ってくれたお陰で勝てたんだ」

 

あぁ、あの時ダークネスがラプを倒さず瀕死状態のままにしていたら勝っていたのは間違いなくダークネスだ。ラプはダークネスが挑発に乗ると信じてあの時わざと煽るような事を言ったんだな。

 

「………まさか、器に其処まで見透かされていたとはな?」

 

「当たり前だ、お前は私で、私はお前だ。ずっと一緒にいたからなんとなく分かるんだよ」

 

「…………フン、いけ好かない依代だ。まぁ良い、負けは負けだ。今回は大人しく取り込まれてやる。だが忘れるな、貴様がまた腑抜けた時に吾輩はまたお前の身体を乗っ取りに出てくるからな。精々吾輩に支配されないように気をつけろよ………♪」

 

―シュウゥゥゥ……―

 

そう言い残すとダークネスは光に包まれラプの中へと吸収されラプの身体も一瞬光っていき、光が止むとラプの姿は元の状態に戻っていた。

 

「……吾輩、完全復活!」

 

「お、元のラプラスに戻ったわね♪」

 

「やっぱラプ殿はこの状態がしっくりくるでござるな〜♪」

 

「あぁそうだな。それよりもラプ、もう今後はあぁいう無茶な事はするなよ?」

 

「はーい♪でもこれで吾輩もパパ達と同じ神羅族になれたんだよね♪」

 

まぁ実際にはまだ皆と同じ完全な神羅族ではないみたいだけどな?それに関しては今後もいろいろと対策していかないとな?とはいえこれにて一件落着、だな。

 

一悶着はあったもののダークネスを抑え神羅族の力を手に入れたラプラス。まだまだ問題はありそうだが取り敢えず無事だった事を喜ぶ玲二達であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃……

 

「…………これはかなり驚いたね。まさか男性でもあり女性でもあるとは……?」

 

「つまりは、その……どっちも付いてるって事ですよね……?///」

 

「そういう事になるかな?おそらくこれも女性であるマリンさんの血を飲んだ影響なのかもしれないね」

 

医療スタッフに身体を隅々まで調べられたたまきは現在ぐったりとした状態でベッドに寝そべっていた。どうやら身体の変化の所為で男であり女でもある状態になってしまったようだ。

 

「うぅ~……あんなに身体弄る事ないじゃんかよぉ〜……」

 

「でも良かったじゃないですか、一応喋り方元に戻ってますし」

 

「うん、多分それは一時的なものだったのかもね?兎に角今後も調べたい事があるからこれからは毎週この研究所には通ってもらうからそのつもりで♪」

 

「うげぇッ!?もうやだよぉ〜!?助けてご主人様ぁーーーッ!!」

 

結局たまきは博士によって今後もいろいろと調べられる事になってしまった。まぁ自業自得なので致し方ないのだが、その夜玲二に泣きついたたまきはそのままの勢いでハッスルする事になったとかなってないとか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ―

 

「はぁ、取り敢えずこれでラプとたまきの件は解決かな……?」

 

「まぁ二人も不安になってたところもあったみたいですし、今回の事は無事で済んだって事で多目に見てあげましょうよ♪」

 

「まぁそうだな。さて、そろそろGWDWCの運営と会議しに「見つけたの!」……え?」

 

「お前なの!この世界を支配しようとしてる悪い神羅族!このアクアがお前を倒してスバルしゃんの所に送り届けてやるなの!」

 

「「…………はい?」」

 

事件が終わりフブキとバルコニーで休んでいたのも束の間、何やらあくあにそっくりな子が俺達の前に現れてワケの分からない事を言い出した。多分こいつも神羅族なんだろうが、一体なんなんだこいつは……?




はい、という事で無事ラプの勝利!そしてたまきもなんだかんだありましたが二人して神羅族になりました!まだまだ問題はありますがこれからちょっとずつ解決していくと思います(^o^;)

次回はいよいよ現れたアクアとの一騎打ち!?はたしてどうなってしまうのか……?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!

あ、今回も簡単なアンケートを取りたいと思います。
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