ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最近ホビージャパンの付録にあったカスタムパーツでフリーダムのカスタムパーツを安く手に入れられたので組んで見ましたが……個人的には普通のフリーダムの方が格好良いかなって思ってしまいました……(-_-;)
こういうのはやっぱ好みに合わないと損した気分になってしまいますよね(^^;)

今回は前回のオマケに引き続きアクアの接触回!敵意を見せるアクアに玲二は対抗出来るのか……!?今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!



第156『神羅族の対立』

ラプラスとたまきの神羅族化による騒動が収まり一安心した直後、オカユに続く新たな神羅族『アクア』が俺達の前に現れた。アクアは俺の事を世界を支配する悪い神羅族と言っているが、一体どういう事なんだ……?

 

「お前がこの世界を支配して自分の好きにしようとしてるのは分かってるの!だから私がお前を倒してスバルしゃんの所に送ってやるなの!」

 

「……いやいやいや、ちょっと待てよ?俺が世界を支配?んな事一度も考えた事ねぇよ」

 

「うるさいの!悪人の言う事なんて信じないの!この私の一撃で倒してやるなのーーーッ!」

 

そう言いながらアクアは俺に向かって突っ込んできた。だが俺の傍にはフブキもいる。相手も神羅族なら此処で下手にドンパチしたらフブキにも危害が加わってしまうぞ……!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃーーーーーーッ!!」

 

―ポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカッ!―

 

「……はい?」

 

…………何してんだこいつ?なんか能力使って拘束してくるのかと思ったらまさかのぐるぐるパンチって………喋り方もそうだがこいつ子供っぽ過ぎないか?

 

―ガシッ―

 

「はーい、そんな事しちゃだめですよ〜」

 

「うにゃあッ!?は、離すの!私はこいつを倒さないといけないのーーーッ!!」

 

しかも後ろに回ったフブキに捕まってジタバタ暴れてるし……本当にこいつ神羅族なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから……

 

「はむはむ…………クレープおいひいの〜♪」

 

『おいち〜♪』

 

『あぁ、可愛いなぁ〜♪』

 

「……なんだこれ?」

 

…………あれからジタバタ暴れるアクアを大人しくさせる為にちょこがクレープを焼いてくれたんだが子供達と一緒にモッキュモッキュと食べるその姿を見て皆メロメロ状態になっている。まさかの状況に俺はただ呆れるしかなかった。

 

「ま、まぁそれは良いとして……お前、アクアとか言ったな?お前はなんで俺の事を世界を支配する悪い奴だって思ったんだ?」

 

「んぐ、んぐ……ぷはぁ♪んーとね、ペコラしゃんがお前がこの世界を自分の好き勝手にする悪い神羅族だって言ってたの。神羅族の力は世界を良くする為にあるからそんな事しちゃダメなの!」

 

ペコラ?また俺達の身内と同じ名前の奴が出てきたな。もしかしてだが、こいつはそのペコラの言う事を全部鵜呑みにして俺を悪人だって決めつけてるのか?

 

「レイさんが世界を支配って……」

 

「そんな事するワケないじゃん。玲二様は何時だって余達の事を守ってくれる素敵な旦那様だ余」

 

「そんな玲二さんを陥れようとするなんて、ぺこらサイテー」

 

「フレアなんでこっち見て言うぺこ!?ぺこーらが師匠を陥れるワケねーぺこだろうが!?嘘ついたのは神羅族のペコラでしょうが!」

 

「……まぁそれは良いとして、お前がそのペコラって奴に何を吹き込まれたかは知らねぇが俺は自分の家族や仲間に危害を加えようとする奴には容赦しねぇが、この世界を自分の物にしようとなんて微塵にも思った事はねぇよ」

 

「え?そ、そうなの……?」

 

俺や周りの皆の言葉にアクアは思ってた感じと違ったのか少し困惑した様子を見せる。それだけこいつの中では俺は極悪人ってイメージだったんだろうな?

 

―シュンッ!―

 

「……ペコラがアクアと接触してたから嫌な予感はして戻って来てみたけど、どうやら大丈夫そうだね?」

 

「ん、オカユか?」

 

「あ、オカユしゃん!」

 

そんな中アクアの気を察したのかオカユが転移して現れ、仲間を見つけたアクアは嬉しそうにオカユの元へと向かっていく。

 

「オカユしゃんもこの世界に来てたの!?」

 

「まあね。私はソラさんに頼まれて彼の護衛をしてるのよ」

 

「ソラしゃんの!?で、でもこいつって神羅族の力を悪い事に使う奴だって……!?」

 

「…………アクア、君は一体何回ペコラに騙されれば学習するの?あいつは彼を捕まえる為に君を利用しただけだよ」

 

「ふえぇッ!?そ、そうなの?!私、また騙されたの?!」

 

あぁ、どうやらやはりペコラがこいつに言った事は嘘八百だったって事か。にしてもアクア、お前騙されるのこれが初めてじゃないんかい?

 

「全く、君が純粋で無邪気なのは知ってるけど、もう少し人を疑う事を覚えた方が良いと思うよ?」

 

「うぅ~……だってソラしゃんや『ココ』しゃまが人を疑う事はよくないって……」

 

「……ま、そんな純粋無垢な所が君の良い所でもあるんだけどね?」

 

騙されて落ち込むアクアにオカユは頭を撫でて落ち着かせる。というか今また新しい名前が出てきたけど、今度はココかよ?ってそんな事よりもまたいろいろと聞かなきゃいけない事が増えたな。

 

「なぁオカユ、お前はペコラって奴がなんでこいつを騙して俺にけしかけて来たか分かるか?」

 

「うん、大体は想像つくよ。彼女はね、明確にソラさんと敵対している神羅族の一人なんだよ」

 

「敵対!?神羅族のソラちゃんに?!」

 

「うん、正確には彼女はソラさんに対立している神羅族の集まり、『マリン』が率いる革命派の派閥に属しているんだよ」

 

……また新しい名前が出てきたな?今度はマリンか。けど革命派って一体どういう意味なんだ?

 

「私達神羅族は今は三つの派閥に分かれているの。一つは私達が属するソラさんが率いる穏健派。もう一つはマリンが率いる神羅族による新たな世界を作ろうとしている革命派。そして最後にそのどちらにも属さない中立派がいるんだよ。前に君の事を狙ってる奴等がいるって言ってたのは殆んどがその革命派の連中だね」

 

「へぇ、神羅族って全員がソラって人に従ってるワケじゃないんだね?」

 

「あれ?でも革命派が殆んどって言ってたけど、穏健派とかも玲二さんを狙ってたりすんの?」

 

「うん、とはいえ穏健派が彼を狙ってるというかは彼に興味があって近づこうとする人が殆んどだね。私もその内の一人だし♪」

 

そういう事か。だがこれで俺を狙ってるのがその革命派というのが分かったな。肝心の目的なんかは分かんないままだが……

 

「それで、お前達の仲間である穏健派と対立している革命派、そして残りの中立派では一体どういう奴等がいるんだ?」

 

「んーとね、私の知る限りだとソラさん率いる穏健派はココさんとアキさんとボタンさん、それにコロネさんにそれとフレアとアクアだね。そして革命派はマリンとペコラとネネが確認取れたけどそれ以外にもまだいるみたい。中立派は今のところスバルさんとルシアの二人かな?」

 

「あれ?意外とメンバー少ないんだね?」

 

「まぁあくまで私が知っている限りのメンバーだけどね。私達は集まる時は基本的にフード被ってお互いの顔が隠れて見えなくなってるし、他にもメンバーはいるけど話した事もないから名前くらいしか知らない人もいっぱいいるよ」

 

「多分全ての神羅族を把握してるのはソラしゃんとソラしゃんから継承の儀を受けたココしゃまだけなの」

 

成る程な……つまりはこの二人ではまだ今いる神羅族を全てまでは確認出来ないワケか。なら神羅族のソラに直接会って確かめる必要があるか。

 

「なぁオカユ、お前達のリーダーであるソラに会わせてもらう事は出来るか?」

 

「無理。ソラさんは基本的に次元観測門って場所にいて其処にはソラ様から呼び出しを受けた者しか入れないようになってるの」

 

「次元観測門?なんなのそれ?」

 

「私達神羅族が管理している世界を全て見る事が出来る門なの。私達が何か問題起こした場合はその門がソラしゃんに伝えてくれるの」

 

成る程、つまりは見張り窓みたいな物か。という事はソラから呼び出しがない限りは其処にはいけないという事か。もう少し詳しく聞きたかったんだがな……

 

「それにしてもあのペコラに何度も騙されるなんて、ウーパールーパーから進化したからこんな純粋無垢になっちゃったのかな?」

 

「うぅ~!馬鹿にしないでなの!」

 

「…………え?ウーパールーパーから進化したって、どういう事なの?」

 

「ん?あー、アクアはココさんから継承の儀を受けたんだけどそれまでは唯のウーパールーパーだったんだよね〜」

 

『ウーパールーパァーッ!?』

 

「むぅ〜!オカユしゃんだってボタンしゃんから継承されるまでは唯の子猫だったクセになの!」

 

「子猫ぉッ!?」

 

ど、どういう事だ一体!?こいつ等元は人間じゃなかったのか?!

 

「ね、ねぇ、もしかして二人とも元々人型じゃなかったの……?!」

 

「うん、私もアクアも元は何処にでもいる子猫とウーパールーパーだったんだ〜♪それぞれココさんとボタンさんと出会って継承の儀を受けてこの姿になったんだよね〜♪まぁ神羅族には別に珍しい事ではないみたいだけどね」

 

そうなのか!?つまり継承の儀は別に人間、もしくは人型じゃなくても継承する事が出来るのか!つまりぽよ余とかに力を継承したら……いや止めとこ。絶対に面倒な事にしかならん。

 

「…………ッ!そうだ、ねー私そっくりの君〜」

 

「え、僕?」

 

「そーそー、ちょっとこっち来てきて〜♪」

 

「?」

 

?オカユの奴、おかゆを呼んで何するつもりなんだ……?

 

「えっと、何するつも「えい♪」―ビカァーッ!―うえぇ!?」

 

な、なんだ!?オカユがおかゆの額に指を当てたと思ったら急に光った!?ま、まさかこれって……!?

 

「…………はい、これで君も私達の仲間入り〜♪」

 

「え、えぇぇぇぇ!?な、なんかめちゃくちゃ力が湧いてくるんだけど……!?」

 

「オカユ!お前まさか……!?」

 

「うん、彼女に継承の儀をしたんだ〜♪これで彼女も私達と同じ完全な神羅族、しかも君の力と私の力が合わさったハイブリッドな神羅族だよ〜♪」

 

やっぱりか!?ていうか継承の儀ってそんな簡単なモノなのか!?もっと厳しい段階とか試練があるかと思ったんだが!?というか何しれっとおかゆを神羅族にしてんだよこいつは?!

 

「オ、オカユしゃん!?そんな簡単に継承の儀をしたらダメだってココしゃまが……!?」

 

「良いんだって、それに彼が狙われている以上彼の力になる存在が増えるのは問題ないでしょ?だからアクアも誰かに力を与えてあげなよ♪」

 

「う、うぅ~……わ、分かったの。じゃあ其処にいる私そっくりな娘にするの」

 

「うぇ!?あ、あてぃし!?い、いいい良いよあてぃしは別に「えいなの♪」ちょっとぉーーー!?」

 

―ビカァーッ!―

 

あくあの抵抗も虚しくアクアが額に指を当ててあっさりと継承の儀を終わらしてしまう。これでおかゆに続きあくあも完全な神羅族になってしまったのか……

 

「う、うおぉぉぉぉ〜!?なんかあてぃし、今なら不眠不休でAP○X出来そう……!?」

 

「いや神羅族になってやる事それってショボくない?」

 

「神羅族になってもゲームって流石あくたんだね?」

 

「いやそうだけど……けど継承って事は二人に力を与えたって事だがそれでお前達はどうなってしまうんだ?」

 

「ん〜?どうもしないよ。神羅族は元々無限のエネルギーを持ってるから力を与えたところで結局また力が溜まるし」

 

あぁ、じゃあ結局継承した方も引き続き神羅族でいられるんだな?なら俺が継承しても問題ないならフブキに継承しておくか。

 

「じゃあじゃあ!次はねね達も神羅族に「それは無理だよ」えぇッ!?なんでさぁ〜?!」

 

「神羅の理、神羅族が継承の儀を行う事が出来るのは五百万年に一度だけ。一度誰かに継承すると次に出来るのは最低でも五百万年は待たないといけないんだよね」

 

「そうなのか?じゃあ俺はまだ誰にも継承する事は出来ないという事か……」

 

「ん〜、まぁそうだけど君の場合は特殊なんだよね?だって君と交わった事のある娘が神羅族の力を得るなんて、今までそんな事例なんて一度たりともなかったからね。いやぁ~それにしても結構前から見てたけど、君のアレって結構凄いんだね〜♪」

 

…………そう言われたらなんか恥ずかしいんだが?皆も顔真っ赤にして伏せてるし。アクアは何の事言ってるのか分かってなさそうな顔してるけど。

 

「………とまぁ今日はこんなところかな?じゃあ私達はそろそろ失礼するね♪ほらアクアもそろそろ帰るよ」

 

「うぅ~、クレープもっと食べたかったのぉ……玲二しゃん!またお菓子食べに来るからね!またねなの〜♪」

 

二人はそう言うと転移して何処かへと消えていってしまった。まだ聞きたい事があったが、取り敢えずある程度の事は聞けたから良しとしよう。それよりも……

 

「なぁおかゆ、あくあ、身体の方は大丈夫なのか?」

 

「んー……なんか全然大丈夫。というか今まで溜まってた疲れとかが一気に吹き飛んで逆に元気な感じだよ〜♪」

 

「あてぃしも!今なら一週間耐久配信しても余裕なくらい!」

 

「いやそれは倫理的にアウトだから止めてくれ……まぁ取り敢えず一応博士の所に行って検査を受けてもらおうな」

 

「「はーい♪」」

 

こうしてオカユとアクアの継承の儀によって完全な神羅族になってしまったおかゆとあくあ。後の検査でも俺と同じく無限の力が安定して扱えているので取り敢えずは問題ないらしい。何はともあれ一先ずは安心かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………そうですか、彼の妻達に継承の儀を」

 

「うん、これで一先ずは革命派も下手に手出しは出来ないと思うよ」

 

「そうですね。それとアクア、人を疑うのは良くないとは言いましたがあれ等は例外です。それに敵対しているペコラが私に会うなどあり得ないでしょう?」

 

「うぅ~、ごめんなさいなの……」

 

時は少し経って次元観測門、其処ではソラがオカユとアクアを呼び出し状況報告を受けていた。ソラに怒られアクアは少し悄気げていたが、ソラは続けて話をしていく。

 

「…………オカユ、時が来たら彼をスバルの世界に連れて行ってください」

 

「え!?あの監獄世界に!?どうして?!」

 

「…………彼なら彼女を開放してくれるかもしれません。私の親友である『スイセイ』を………」

 

「ス、スイセイ!?スイセイってあの、自分の管理世界を含めて18の世界を滅ぼした破滅の神羅族って言われてる……!?」

 

「う、噂には聞いていたけど本当にいたなんてびっくりなの……!?」

 

「えぇ……彼女はその罪を償うと言ってこの三億年間ずっと監獄世界の最下層に自ら収容されています。そんな彼女を、彼ならもしかしたら……」

 

「で、でもそれってあの頭が固いスバルさんが許すと思えないんだけど……?」

 

「……スバルには私が伝えておきます。ですが彼も自分の世界でやる事があるようなので少し間を置いてから頼むとしましょう」

 

新たな神羅族、スイセイ。18の世界を滅ぼしたとされる破滅の神羅族は玲二とどう関わってくるのだろうか?それはまだ少し先の話である……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃……

 

「…………チッ!やっぱ頭空っぽのウーパールーパーじゃ役に立たないわね。これだから穏健派の奴等は嫌なのよ」

 

「そう怒るなってペコラ、怒るとまた髪の毛白くなるぜ♪」

 

「これは元から白いの!巫山戯るのも大概にしなさい『ネネ』!」

 

「そんな事言ってる場合じゃなくね?オカユとアクアの奴、あのイレギュラーの身内にいた自分に似た奴等に継承の儀をした所為で余計に手出し出来なくなったんじゃね?」

 

「『トワ』の言う通りだわ。あの子猫上がりの若輩者がこんな面倒な事をしなければスムーズにイレギュラーを捕まえる事が出来たかもしれないのに……!」

 

「落ち着きなさい。穏健派の奴等が何をしようと我々がやるべき事には変わりはないわ……次はカナタ、貴方が行きなさい。表向きは穏健派の貴方ならソラも怪しむ事はないと思うわ。そして奴は今自分の世界で大々的な催し物を行うつもりだから、それに潜入して奴を引きずり出すのよ」

 

「はーい♪ふふ、やっと彼に直接会える♪新しい世界の為にも、まずは彼を僕の色に染めてあげないとね……♡」

 

薄暗い空間に浮かぶ複数の席に座り怪しげな話し合いをする謎の集団。どうやら彼女達がオカユのいう革命派のようだが、一体何をするつもりなのだろうか…………?




はい、という事で神羅族の対抗図についての説明回でした!現状では玲二を本格的に狙ってるのが革命派で玲二を守ってくれてるのが穏健派といった感じです。そしてしれっと完全な神羅族にされたおかゆとあくあ、はたして今後どうなってしまうのか……?

次回はいよいよGWDWCの予選についての内容を発表したいと思います!次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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