ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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30MSのツキルナ、仕事の所為で出遅れてしまい何時も行くお店は全滅。ダメ元でドンキに行ってみたら……なんと何個か残ってました!ドンキは入荷時間が遅いからもしかしたらと思ってましたが本当に残ってて嬉しかったです!(≧∇≦)/

そんなテンションが上がった状態ですが今回は玲二達が皆を集めてこれからの方針を話し合います。今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP17『これからの方針』

玲二によって神羅城に呼び戻されたホロメン達。新達に起こった出来事を聞き、にじさんじの一部メンバーを交えこれからについてを話し合う事となったのであった。

 

「まさか私達がホロライトを離れている間にそんな事があっただなんて……」

 

「あぁ、それについてはこれから対策を取ろうと思っている。その為にも皆にも今分かっている事を振り返らないといけないんだ」

 

「神羅族の敵……そんなのがまさかいるなんて……」

 

突如現れた謎の敵。その存在に怖がる者もいるが、それでも俺達で対処するしかない以上皆にも知ってもらわないといけない。

 

「じゃあまずは俺達の知る限りの情報だ。今から二週間半程前に俺達もよく知る風音に住む飛鳥優と鷹月真理愛の二人がガンプラウォーズプレイ中に突如謎の意識不明に陥ってしまった。その二人を意識不明に追いやった存在が、このЯ(リバース)だ」

 

「これが、Я……」

 

「なんか不気味なガンプラだね?」

 

「っていうかこれ本当にガンプラなのら?血管とかも浮き出てて気持ち悪いのら……」

 

確かにルーナの言う通りスクリーンに映るこれはガンプラのようでガンプラじゃない。そんな印象を受ける程に不気味で生々しい姿をしている。

 

「こいつは優達のバトル中に突然乱入して二人を襲い出した。その特徴として例えどんなに破壊されようともすぐに再生してしまうのと、このЯにやられたガンプラは現実でも同じように破損してしまうんだ」

 

「ガンプラが破損!?そんな事があり得るの!?」

 

「普通ならあり得ない。だがこのЯはそれすらも平然と行ってしまうようだ。そしてこのЯにやられたバトラーはまるで心が砕かれたかのように意識不明に陥ってしまう」

 

「そ、そんな……玲二さん!それってどうにかならないの?!バトルを中断したりリタイアしたりとかは……?!」

 

「無理だよ。それは僕が新君を助ける時に試してみたけど、それらのコマンドは全てバグらされて使用不可能になってた。しかも筐体の外からもロックが掛けられて非常用の開閉スイッチすら作動しなかったんだ」

 

「つまりЯを対面した時点で助かる術はそのЯを倒さないといけないって事だ。だが、それにも厄介な点が幾つかある」

 

そう言って俺はモニターに映る画像を切り替えると、今度は半壊したЯの中にある黒い宝石のような物を皆に見せる。

 

「奴等の機体にはどうやらこの黒い宝石のような核が存在して、おそらくこれが本体でこの核を壊す事でЯを倒す事が出来るんだ」

 

「え?なーんだ、じゃあそのЯを追い詰めて核を攻撃すれば倒せるって事じゃん」

 

「あぁ…………だがこの核こそが最も厄介な性質を持っているんだ。少し前におかゆが新の様子を見に行った際に新がЯに襲われていたんだが、新がどんなに攻撃しようとこの核だけは一切傷つく事はなかったんだ。だがЯと対立したレインとおかゆの機体の攻撃は何故か効いて相手を撃破出来た」

 

「え?なんで新くんの機体じゃ倒せなくてパタちゃんやおかゆの機体なら倒せたの?」

 

「…………これはまだ仮説の域だが、おそらくこのЯの核は神羅族の力が宿ったガンプラでないと破壊出来ないんだと思う。つまりこの仮説が正しければ現状で奴等に対抗出来るのは俺達しかいない事になってしまう」

 

実際に今までЯを撃破したという報告はレインとおかゆの二人だけだ。この二人に共通するのは俺と同じ神羅族の力を有している事、つまり俺の仮説が正しけれは奴等の核を破壊するには神羅の力をぶつける必要があるって事だ。

 

「つまり、そのЯって奴等を倒せるのは神羅族の力が必要って事?」

 

「あぁ、おそらく神羅族の力が宿ったガンプラなら、このЯのコアを破壊する事が出来る。そしてこのЯを倒せば、意識不明になった奴等も回復し意識も戻るみたいだ」

 

「成る程!じゃあ他の皆にもねね達の作ったガンプラを渡してあげれば「それはダメです!」え?みしろちゃん……?」

 

「……そんな事をすれば、きっと皆さんも……」

 

「え?み、みしろちゃんどうしちゃったのいきなり……?」

 

「…………さっきも言ったが、確かに神羅の力が宿ったガンプラなら奴等を倒せる。だが、それと同時にそのガンプラを使う者に多大な被害が被る場合があるんだ」

 

「被害?それってなんなんですか?」

 

「…………神羅の力を宿したガンプラを使った場合、その弊害かどうかは分からないがЯから受けたダメージがそのまま自分にフィードバックしてくるみたいなんだ。しかも、ただダメージを受けるだけでなく幻覚で出血や火傷等のダメージを見せられてしまうらしい」

 

『ダメージが自分に!?』

 

「うん、実際にみしろちゃんはЯと戦った時に左腕を刺されて、その激痛と大量出血の幻覚を見せられて錯乱しちゃったんだ」

 

おかゆの説明に対しみしろはその時の事を思い出したのか若干震えている。ライオンハートとの特訓である程度克服したとはいえ、やはりそう簡単には恐怖を拭いきれないか……

 

「僕ら神羅族の力を宿したガンプラなら確かにЯを倒せる。だけどそれは同時に苦痛と恐怖を味わう事になってしまうかもしれないんだ。ビームを受ければ焼けるような痛みが、実弾を撃ち込まれたら無数の鋭い棘に刺されたような苦しみがね……」

 

「そ、そんな……そんな怖い思いをしなきゃいけないなんて……!?」

 

「……確かにЯに対抗出来るのは神羅族の力だけだ。だがそれは同時に神羅族だけがЯの攻撃をモロに受けてしまう事にも繋がるという事だ。勿論俺だってお前達にそんな危険な思いをさせたくない。だからもしЯとの戦いを避けたいという奴は今此処で辞退してくれ」

 

 

 

………………………………

 

 

 

………何人かが俯いているが、それでも誰も辞退しようとはしない。おそらく自分が傷つく恐怖はあるものの仲間が大変な思いをしているのに自分だけ逃げられないという気持ちなんだろう。そんな皆に俺は一緒に戦ってくれるという嬉しさの反面、こんな危険な戦いに巻き込んでしまった事に対する不甲斐なさで押し潰されそうになってしまう。

 

「……取り敢えずは皆辞退はしないという事で話を進める。だがもしこれ以上戦えないという場合は遠慮なく言ってくれ。それでこれからの方針だが、一先ずは今まで通りに遠征してくれて構わない。寧ろЯが何処でどのタイミングで出てくるかが分からない以上、各地に分散した方が奴等に対応出来るからな」

 

「う、うん……ねぇレイくん、こんな事言うのもあれなんですが、そのЯって奴等に対抗するなら一度ガンプラウォーズのシステムを切るっていうのはダメなんですか?流石に此処まで被害者が出てるんだったらメンテナンスとかの理由をつけて電源を落とせばそのЯって奴等も手出し出来ないんじゃ……?」

 

「…………それは無理だ。神羅族のアキが言ってたが、奴等は元々突然世界に現れて無差別な破壊を繰り返してきたそうだ。もし今此処でガンプラウォーズを切ったとしたら、奴等はその活動拠点をデータ内からリアルに出てくるかもしれない。そうなれば、被害は今以上に拡大してしまうのは間違いないだろう」

 

「……どっちにしろそのЯって奴が暴れるのには変わりないって事か……」

 

その通り、安易にガンプラウォーズを止めてしまえばЯの行動範囲が現実に移る可能性があるし、何よりガンプラウォーズは俺達の想像を遥かに超える程の人気コンテンツになってしまっている。そんなガンプラウォーズを今此処で止めれば多くのユーザーから非難の声があがるだろう。俺自身が責任を負うのは良いが他の皆をそんな事に巻き込みたくはないしな。

 

「だから暫くは俺達で対処する以外他に手はない。神羅族が関わる以上GCPD等の連中にも協力してもらう事は出来ないからな」

 

現在神羅族の事を知っているのは俺の家族とホロライブとにじさんじのメンバーとスタッフ、そして藤枝コーポレーションの上層部だけだ。それ以外の皆からは既に記憶から消去しているから俺達の力を知られてはいない。神羅族という強い力を知れば、必ずそれを悪用しようとする奴等が現れるからな。

 

「……でもレイレイ、やっぱりGCPDの人達にも事情を説明して一緒にЯに対抗してもらった方が良いんじゃないかしら?もしЯが大量に現れたら幾らなんでも私達だけじゃとても対処しきれないと思うわ……」

 

「…………そうなると一つ懸念がある。正直、警察に関しては大友の一件があってから信用出来ない部分がある。それにスミレから聞いたが、どうやら上層部で何か不穏な動きが見られるらしい。その不安がある以上は安易に話す事は出来ない」

 

「だったらホロライトシティにいるGCPDの皆だけでも協力してもらおうよ!あの人達なら絶対に信用出来るし、きっと力になってくれるよ!」

 

………まぁ確かにスミレ達なら信用は出来る。だが、それでも無関係な人達を巻き込むのは…………いや、最早そんな事を言ってはいられない段階まで来てしまっている。本当は無関係な奴等を巻き込みたくはなかったが、この世界を守る為には致し方ないか……

 

「……分かった、ならスミレ達には俺が後から伝えるとしよう。ではこれからはЯが現れても一人で挑もうとはせず仲間達と連携を取って撃破してくれ。そして相手はまだまだ不明な点が多い敵だ。何か分かった事があればすぐに報告してくれ」

 

『はいッ!』

 

よし、取り敢えず皆に今後の流れは伝えたし、後はGCPDのメンバー用に神羅の力を宿したガンプラを用意しないとな。だがそれ以外にもやらないといけない事がある……

 

「それとあくあ、るしあ、お前達に頼みがある。今からある世界に行って其処にいる神羅族に会ってくれ」

 

「え?なんであてぃし達が?」

 

「実は前に神羅族のアキが来た時に頼まれたんだ。其処の世界にいる神羅族が最近困っている様子だから手助けしてほしいんだと」

 

「そ、それは分かったのですが、なんでるしあまで……?」

 

「あぁ、るしあを選んだ理由はその世界の特徴と其処にいる神羅族に関係しているからだ」

 

「え?ご、ご主人、それってもしかして……?」

 

「あぁ…………死霊世界『ヨミノトバリ』。其処にいる神羅族は、『ルシア』だ」

 

死霊世界『ヨミノトバリ』。それは神羅アキ曰く、生命が一切存在しない死霊達の世界らしい。各世界に存在する人々の中で特別な存在が死んだ後に流れ着く世界らしく、其処では死霊達が次の輪廻転生を待っているという話だ。そしてその世界を管理しているのが『ルシア』という事だ。

 

「やだやだやだやだッ!あてぃしそんなおっかない世界になんて行きたくない!あてぃしじゃなくておかゆかメルちゃんが行けば良いじゃん!?」

 

「それは出来ない。二人には別の要件を頼んでいるからな。今手の空いている完全な神羅族はあくあ、お前しかいないんだ。大丈夫、一応神羅族のアクアも着いてきてくれるらしいから。じゃあ頼んだぞ二人共」

 

「はいなのです!ほらあくあちゃん行くよ!」

 

「やぁーーーだぁーーーーーッ!!!」

 

るしあに引き摺られリビングを後にするあくあ。まぁ申し訳ないとは思うが、頑張ってくれ……

 

「…………それともう一つ、フブキとおかゆは俺と一緒に来てくれ」

 

「え?来てくれって、もしかして何かあったんですか?」

 

「あぁ……実は本土の方で一週間前に意識不明になった子がいるんだ。その子もおそらくЯにやられたようで未だに意識が回復していない。そしてその子が戦ったとされるゲームセンターからЯと思われる機体データが観測された。それがこれだ」

 

 

ガンダムアストレアTypeーQ”Я“

壊せ、壊せ、壊せ………目に映るモノは全て壊れる定め………戦いから背を向けたモノは皆壊れてしまえ………

 

 

「えっと、これってエクシア?………違う、アストレアかな?」

 

「あ、もしかしてこれ、前に社さんが戦った愛斗くんのアストレアじゃないですか!?」

 

「その通りだ。おかゆやみしろの報告ではЯはかつての俺達の世界に存在したガンプラを模していたと言ってたが、どうやらこの世界のガンプラをも模しているようだ。だがそれはどうでもいい、今はまずこのЯを撃破する事が先決だ」

 

そう言って俺は自分の手の上にシンラガンダムを具現化させる。神羅族の力の象徴とも言えるこいつは今まで封印してきたが、相手がこの世界を脅かす存在なら容赦なく使わせてもらう!

 

「それじゃあ話は以上だ。また各自に分かれて行動してくれ。念押しして言うが、何かあったら絶対に連絡する事を忘れるなよ?」

 

『はい!』

 

よし、なら今度こそ解散だ。まずはさっきも言った通り本土にあるЯが現れたとされるゲームセンターに向かうとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後、本土のゲームセンター『バンバン』

 

「……此処が例のゲーセンか」

 

「なんだか雰囲気が暗いね……?」

 

「一応営業してるみたいだけど、なんだか凄くシーンとしてる……」

 

……一体どういう事だ?普通ゲーセンといえば皆でわいわいしているような声が聞こえてきてもおかしくないんだが……取り敢えず中に入ってみるか。

 

―ガチャッ―

 

「すみませーん、誰かいないんです……か……?」

 

「え……な、何これ……!?」

 

ゲーセンの中に入ると、其処は信じられない光景が広がっていた。ガンプラウォーズの筐体の扉は全て開いていて中には意識がないのかぐったりした人達がいる。いや、それだけでなく周りにいる他の客や従業員達すらも何故か糸の切れたマリオネットのように倒れてしまっている。これは、どうなってやがるんだ……!?

 

[ギギッアラタナエモノ、キタ]

 

[シンラノチカラ、ヤッテキタ]

 

[ヤロウ、アソボウ、コワシチャオウ]

 

「ッ!あれは……報告にあったアストレアか!?」

 

ゲーセンの奥の音ゲーの筐体の前に一機のガンプラが禍々しいオーラを放ちながら浮かんでいた。あれがЯか!だがまさかリアルに現れるなんて……!?

 

「……お前が此処の皆をやったのか?」

 

[ギギッソウダヨソウダヨ]

 

[ミンナトアソンダ、ミンナコワシタ]

 

[ツギダレアソブ?ツギダレコワス?]

 

巫山戯た事抜かしやがって…………だがこいつ、今まで戦ってきた奴等とは違う。禍々しいオーラこそ放っているが、奴からは『悪意』というものを微塵も感じない。まるで()()()()()()()()()()()のようだ。

 

「レイくん!急いであいつを倒さないと皆が……!」

 

「あぁ分かってる。おいテメェ、そんなに遊んでほしいなら遊んでやるよ。但し……こっちは情け容赦なんかしねぇから覚悟しろよなッ!!」

 

[ギギッアソボウアソボウ]

 

[アザディスタンオウコクデマッテルヨ]

 

そう言うとЯは泥のように溶けて筐体の中へと入っていった。アザディスタン王国っていうと……OOの舞台か!アストレアに合わせたつもりかよ、ナメた真似しやがって!

 

「フブキ!おかゆ!奴を此処で絶対に倒すぞ!」

 

「う、うん!」

 

「分かったよレイくん!」

 

俺達も筐体へと入り中で気を失ってる奴を近くに寝かせてゲームを起動させる。やはりというべきか画面がバグって対戦しか選べなくなっているな……だがそんなのは関係ない!此処で奴を倒してその目的を吐かせてやる!

 

「佐々木玲二!シンラガンダム、出る!」

 

「白上フブキ!フォクシードガンダムファンファーレ、行きます!」

 

「猫又おかゆ!アンナイトメアアルスユートピア、行くよ!」

 

ゲームを起動させると同時に出撃ゲートからシンラガンダム達を出撃させ、奴が待っていると言ったアザディスタン王国へと向かう。フィールドはバグだらけで元の景観等が台無しになっている……俺達の大切なガンプラウォーズをこんなふうにしてくれた事、後悔させてやるからなッ!!

 

 

 

遂にЯと激突する玲二。無事にЯを倒し、皆を救う事が出来るのか?続く……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神羅file01

Яに倒された者は意識を失い、やがて消滅する。例外は存在しない

 

 

file02

Яにとって、遊ぶ事と壊す事は同意義である




はい、という事でこれからについての話し合い、そして新たに現れたЯとの対面回でした!次回はЯと玲二達との対決となります!

それと今回から新しく神羅fileというのを出していこうと思います。具体的には神羅族やЯについてを書いていきます。

それでは次回までまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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