今回は前回に引き続きフワモコとぐらの対決!ぐらは一体どんなミッションを仕掛けるのか?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
日本に移住する事になったEN組の中で玲二を主人と慕うフワモコ。しかしその二人を俺から引き離そうとぐらが立ち塞がり対決をする事になった。また面倒な事になってしまったが、一体どうなってしまうのやら……
「じゃあバトルの内容を発表するぞ!バトルは『目覚めし厄災』、GWDWCの予選ミッションと同じ内容だ!今からぐら達三人でこのミッションのターゲットのハシュマルと戦って、最初に撃破した奴が勝利だ!」
「BAUBAU!望むところだよ!」
「要はこのでっかい奴を倒せば良いって事でしょ?ならモココこういうの得意だよ!」
成る程、まさかのGWDWCのミッションを引っ張ってきたか。だがこれは明らかにぐらが優勢じゃないか?ぐらは既に一次予選を突破している。つまりこのハシュマルのミッションも当然クリアしてるわけだ。
それに対しアビスガード達はランクはブロンズの3、ガンプラウォーズは最近始めた程度だし、なんならGWDWCという大会がある事すら知らなかったレベルだ。そんな二人がぐら相手にまともに戦えるのか?
「それじゃあお互いにガンプラをセット!」
「「セット!BAUBAU!」」
ぐらの合図と共に三人がそれぞれのガンプラをセットする。ぐらは自分の愛機『シャーグラトニーガンダム』か。対するアビスガード達は……あれは、『ガイアガンダム』と『ラゴゥ』の改造機か?
『HG シャーグラトニーガンダム』
『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズウルズハント』に登場したガンダムアスモデウスを改造したぐらのオリジナルガンプラ。バックパックに30MSのシアナ=アマルシアのヴィヴァーチェフォームのアームを改造したシャークアームズを装備しており近距離でのサブアームとして利用する他、アームの口内にある錨型のフックショットで敵を捕縛する事が出来る。
『HG フワワガンダム』
『機動戦士ガンダムSEEDDestiny』に登場したガイアガンダムを改造したフワワのオリジナルガンプラ。カラーリングはフワワをイメージした薄い青色に変更されている他、各部位にある仕掛けが施されており……?
『HG モコゴゥ』
『機動戦士ガンダムSEED』に登場したラゴゥを改造したモココのオリジナルガンプラ。カラーリングをモココをイメージしたピンク色に変更されている他、各部位にある仕掛けが施されており……?
…………これは、明らかにアビスガード達が不利じゃないか?あの二機はSEED製のMS、しかもどちらもビーム兵器が主流の機体だ。このハシュマル戦においてはそもそもビーム兵器の使用は不可能、もしかして二人はその事を知らないのか?
そんな事を考えてたら三人ともゲームエリアに到着し、目の前には今回の討伐対象のハシュマルが三人を睨みつけるかのようにビームの発射口が赤く光っている。
『HG モビルアーマーハシュマル』
『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』に登場した無人のモビルアーマー。300年前の厄祭戦の発端となったモビルアーマーであり、「敵を倒す事」をコンセプトに開発されていたが機械化が進み過ぎた故にその思想は「人を殺す事」がコンセプトに変貌を遂げ暴虐の限りを尽くす殺戮兵器へと変貌してしまった。オルフェンズにおいては珍しくビーム兵器を内蔵しており、更にモビルワーカーに似た無人随伴機『プルーマ』を引き連れての物量戦も可能である。
―BATTLE START!―
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
戦闘開始のアラームが鳴り、まずはアビスガード妹……いや、呼びづらいからモココで良いか。モココのラゴゥが勢いよくハシュマルに突っ込んでいく。だがラゴゥにはハシュマルに有効的な実体兵器なんてあったか?
「BAUBAU!モココの牙で斬り裂くぞーーーッ!」
―ジャキィンッ!―
なッ!?ラゴゥの口元にあるサーベルからビームじゃなくて実体剣が伸びた!?
「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
―バキィンッ!―
『――――――――――――ッ!?』
おぉ!モココの先制攻撃がハシュマルの右腕にヒットした!流石に斬り落とす事はなかったが、それでもダメージを与えて怯ませたとは凄いぞ!
「な!?そんな、SEED系のガンプラでなんで実体剣なんて使ってんだよ!?」
「別にいーじゃん!モココ、ビーム兵器とかあんまり好きじゃないからそういうの全部外して実体兵器に変えたの!」
成る程、モココは実体兵器派なのか。なんか最近は予選ミッションの影響か実体兵器派が多くなっているみたいだけど、あいつの場合はそれとは関係なくビーム兵器が合わないんだろうな?それとぐら、別にSEED=ビーム兵器ってワケじゃないだろ。最新映画でもフリーダムが実体剣使ってたし。
「モコちゃんナイス!フワワも一気にいくよぉ〜!」
続いてフワワが左腰にマウントしてあるサーベルを取り出してハシュマルに斬り掛かっていく。あれは、30MSのオプションパーツのエネルギー武装に入ってる実体刃の剣か。あれビーム兵器と実体兵器と使い分け出来るから人気なんだよな。
「BAUBAUBAUBAUーーーッ!」
―ガキィンッ!ガキィンッ!ガキイィンッ!!―
『――――――――ッ!!』
おぉ効いてるな。ガイアの身軽な動きにハシュマルが翻弄されている。これはかなり意外な展開だな。
「うぐぐ、まさかあの二人が此処までやるなんて…………お?フッフッフ……♪」
?なんだ、ぐらの奴何かに気づいてニヤけてるが……ッ!あれは、プルーマか!あれはハシュマルが一定のダメージを受けたら出撃される設定にしているが、ぐらは一体何をしようってんだ……?
「クッククク……ハーッハッハッハァーーーッ!新米の二人にこれ以上好き勝手させるもんか!ぐらの力を思い知れーーーッ!」
―ガコンッ!バシュウッ!―
ッ!ぐらのシャーグラトニーのバックパックのシャークアームズからフックショットを放ってプルーマを捕縛した?一体何を……まさか
「どおぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあッ!!」
―ブオォンッ!ガッシャアァンッ!!―
「「キャアァァァァッ!?」」
やっぱり!ぐらの奴フックに繋がったプルーマ二機を振り回してアビスガード達にぶつけやがった!
「わぁ、これはかなり大胆な妨害ですね……」
「てかダーリン、これってルール的にありなの?」
「あぁ、予選ミッション版では個人で行うから関係ないがこうしたレイド式の場合は普通にありだ」
そもそもガンプラウォーズのレイドバトルにはフィニッシュボーナスはなく、与えたダメージ数で評価が決まる仕組みになってる。だから今回のように最初に撃破した奴が勝利というのを想定してないのでそういう妨害不可の設定はされていないのだ。これはシステムの穴をついたぐらの作戦勝ちだな。
しかもプルーマはただ投げられただけなのでほぼ無傷、つまりすぐに再起してしまう。そうして目の前にいるアビスガード達を標的と認識し襲いかかっていく。
『―――――――――ッ!』
「わわッ!?なんかちっこいのが来た!?」
「モコちゃん!こいつ等倒しても意味はないから動きを封じて本体を叩こう!」
フワワがモココに指示を出すが、プルーマはすばしっこく二人の周りを旋回しながら尾のようなドリルで二人に少しずつダメージを与えていく。これはかなり面倒な敵だな……対するぐらは
「うおぉぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあーーーッ!!」
―ガキィンッ!ズカアァッ!―
三又の槍『アトランチス』を振り回してハシュマルの関節部を集中的に攻撃していく。流石に一次予選を突破しただけあって効率良くハシュマルを攻撃しているな。だが……
『―――――――――――――――ッ!!!』
―キュイィィィンッ……!―
「ッ!ヤバ……ッ!?」
―ビュオォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
「「…………え?」」
―チュドオォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
ハシュマルの頭部が口のように開き、其処から極太のビームが発射された。ハシュマルはオルフェンズの機体の中では珍しいビーム兵器を搭載している。これはナノラミネートアーマーを施されたMSには抗力はないが、原作では人を効率良く殺す為の兵器として使用されていた。そしてそのビームが三人を貫くかのように発射されたのだが、ぐらのシャーグラトニーはオルフェンズベースの機体だからダメージは薄いか殆ど効いてないだろう。けどアビスガード達はSEED系のMS、ビーム兵器は普通にダメージが通るから今のをもしまともに喰らったのなら……
「痛た…………も、モコちゃん大丈夫?」
「な、なんとか〜……」
あ、どうやら無事みたいだな?だが流石に躱したとしても多少のダメージが入っているようで少しふらついてしまってるな。
「あ、危な……直前で軌道をずらさなかったら幾らナノラミネートでも危なかったかも……?けど、ビーム撃ってきたって事はもう後僅かだ!」
成る程、ぐらが直前でハシュマルの発射口を攻撃して軌道をずらしていたのか。お陰で皆掠った程度のダメージで済んだが、アビスガード達が少しふらついてしまっているからこのままだとぐらが一方的にハシュマルを倒してしまうかもな?
「グググ、このままじゃご主人が……仕方ない、モコちゃん!
「お、
?二人共、一体何をするつもりなんだ?
「いくよモコちゃん!」
「OK,フワちゃん!」
「「フワワがモココで、モココがフワワ!」」
「「私達は、二人で一人!いざ、魔犬合体ッ!!」」
―キュイィンッ!―
―ガコンッ!ガッシャアァンッ!―
な、なんだ!?いきなりモココのラゴゥが分解したと思ったらフワワのガイアと合体していく!?こ、これは……!?
―ガシャッ!ガシャッ!ガッシャーンッ!!―
「「完成!フワモコガンダムッ!!」」
『HG フワモコガンダム』
フワワのフワワガンダムにモココのモコゴゥがアーマーとなって合体した機体。スピードは若干遅くなるが、攻撃と防御が数倍に跳ね上がる。また、この時のメイン操縦はフワワになる。
「なぁ!?合体ガンプラだとぉーーーッ!?」
「「見せてやる!フワモコの真の力をッ!」」
―キイィィィィィィィンッ!―
ッ!?な、なんだこれは?アビスガード達のガンプラが蒼白いオーラに包まれている!?これはスキルなのか?……いや、何かが違う。これは、一体なんなんだ!?
―グググッ……ダッ!!―
『なッ!?』
―ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!―
は、速い!?アビスガード達のガンプラが一瞬でハシュマルとの距離を詰めて右腕に装備されたラゴゥの頭部に装備された剣で圧倒していく!なんだこのスピードは!?
「な、なんなんだそのスピードは?!ガンプラが出せるスピードを遥かに超えてないか?!」
「「そんなの、このフワモコガンダムには関係ないッ!」」
いや関係あるわ!普通に考えたら二体分の重量があるガンプラがあんなに素早く動ける筈がないのに、どういう原理で速くなってんだよ?!
「うぐぐ……これ以上はやらせないんだからなぁーーーッ!!」
だがぐらもただ指を咥えて見てるだけではない。アビスガード達を妨害しようとフックショットを二人のガンプラに向けて発射する。
「「そんなの、当たりっこしないよッ!魔犬変形ッ!!」」
―ガッシャアァンッ!―
「何ィーーーッ!?」
だがフックショットが当たる直前で二体が分離してこれを回避、しかも今度はフワワのガイアがMA形態に変形し、その状態でモココのラゴゥがアーマーとなって合体していく。
「「完成!フワモコゴゥッ!!」」
『HG フワモコゴゥ』
MA形態に変形したフワワガンダムとモコゴゥが合体した機体。機動性が増し、装甲面も充分な防御力を誇る。この形態の時はモココがメインで操縦する。
「「これで決めるッ!ガルルルルルルルルルウゥ………ッ!」」
―ブオォォォォォォォォォオンッ!!―
合体するやいなやアビスガード達のガンプラがドリルのように凄まじく回転し始めた。こ、これは、とんでもないエネルギー量だ……ッ!?
「「天元突破!フワモコゴゥッ!魔犬螺旋インパクトオォッ!!」」
―ギュイィィィィィィィィィィィィィインッ!!―
『―――――――――――――――――ッ!!?』
―カッ……ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
…………な、何がどうなったんだ?アビスガード達の機体がハシュマルに突っ込んだと思ったら画面が強く光って凄まじい爆音が鳴り響いたんだが?それで勝敗は………
―WINNER FUWAWA&MOKOKO―
画面にはアビスガード達の勝利を示すリザルト画面が表示されていた。これはつまり、アビスガード達の勝利で終わったという事だ。
「うがぁーーーーーッ!負けたぁーーーーーッ!!」
「あらら、ぐらちゃんがすっかり荒れちゃってるわ」
「まぁ一度クリアした事のあるミッションで負けたとなると悔しいですもんね」
「まぁこればっかりは仕方がない。アビスガード達が一枚上手だったという事だ―ドサッ……―え……?」
な、なんだ?アビスガード達が突然倒れてしまったぞ!?大丈夫かおい?!
「お、おいアビスガード!大丈夫か?!」
「BAUBA〜U……ご主人、モココ達疲れちゃった〜……」
「ご主人、フワワ達勝ったよ……だからこれで、ずっと……一緒に……いら……れ…………」
?…………寝てしまったみたいだな。それにしても、たった一回プレイしただけでこんなに疲労が溜まってしまうなんて……もしかして、あのスキルみたいな不思議な力の所為か?
「……この子達、よっぽどダーリンと一緒にいたかったみたいね」
「えぇ、ブレインを想う強い気持ちが、あのような不思議な力を発揮させたのかもしれません。これは、否応にも認めるしかないんじゃないですか?がうる・ぐら」
「…………まぁ、フブキ先輩達が良いって言うなら考えなくはないさ」
二人の頑張りを見てはあとやリシェッタも認め、ぐらも素直ではないが二人を認めてくれたみたいだな。なら、俺も拾った責任として二人を大切にしてやらないとな。
「……よく頑張ったな。偉いぞフワワ、モココ」
「「……BAUBA〜U、エヘヘ〜♪」」
寝ている二人の頭を撫でてやると二人して嬉しそうに笑っている。これからよろしくな、フワワ、モココ。
こうしてEN同士の対決はフワワとモココの勝利で終わった。そして後にフワモコの事をフブキ達に連絡すると、最初は何時もの如く小言を言われてしまったが、二人の経緯を聞くと溜め息混じりながらも二人を家族として迎え入れる事を決めてくれた。まぁ、あくまで婚約者“候補”としてだけどな。
その夜……
「……………………なッ!?こ、これは…………ッ!?」
俺は昼間のバトルで見せたフワモコ達の力がやはり気になってあのバトルのデータを解析していた。すると、其処には驚くべき数値が示されていた。
「バトラーとガンプラの同調率……114%!?なんなんだこの数値は?!」
今までガンプラをまるで自分の手足のように扱っていたバトラーは数多くいたが、これは最早そんなレベルではない!これはまるで………
「今まで見てきたバトラー達のガンプラとの同調率を遥かに超越している。これは……少し調べる必要があるな」
フワモコが見せた同調率100%超え……一先ずはこの現象を『フルシンクロ』と名付けるか。兎に角このフルシンクロについて明日にでも二人に聞いてみるか。
神羅file06
人の思いが高まる時、ガンプラは想定を超えた力を発揮する。
―オマケ―
薄暗い地下室。其処で産まれた二人は黒いローブを身に纏い自身の姿を鏡で確認していた。
「……へぇ、これが我等の新しい身体か」
「あぁ、なんでもあの神羅の男の家族を模した姿らしい。全く、奴等と遊ぶ為とは言え神羅族を模すとは、苛立たしいぜ」
そう、二人の姿は玲二の家族であるラプラスとルイに酷似していた。そしてルイそっくりな者の言葉からしてこの姿は二人をコピーして作られたもののようだ。そんな姿にラプラスそっくりな者はニヤリと笑い、ルイそっくりな者は苛立ちを見せながら一升瓶をラッパ飲みしていた。
「…………プハァッ!マズイ!なんで人間共はこんなマズイモン平気で飲んでんだ?苛立たしい!で、これからどうすんだよラプラス?」
「ラプラス?……あぁ、この身体のオリジナルの名前か。その名も良いが、もっと我に相応しい名が欲しいな。お前もそうだろ?」
「あぁ?まぁ確かにオリジナルと同じ名前なんて苛立たしいな。じゃあなんて名前にすんだよ?」
そう言われてラプラスそっくりな者は少し考える。そして天井に張り付いている自分達が産まれたのと同じ繭を眺めて何か閃いたようにニヤリと笑う。
「クククッ……我等は七人、この数字は確か、この世界の人間共が自分達の罪とか言って勝手に付けてる七つの大罪とかいうのがあったな?よーし、我等もそれに肖って我は強欲の『グリード』、そしてお前は憤怒の『ラース』だ!どうだ、良い名であろう♪」
「憤怒だぁ?ケッ!苛立たしいぜ……まぁだが名前は気に入った。オッシャアッ!なら今日からオレは憤怒のラース様だ!フフフ……ヒャアァーッハッハッハァッ!」
―ブォンッ!パリイィンッ!―
ルイそっくりな者、改めラースは空になった一升瓶を思いっきり壁に叩きつけ高笑いをする。そしてラプラスそっくりな者、改めグリードは再び繭に目をやり手を大きく広げていく。
「クククッ……さぁ、早く産まれてこい。そしてこの我と共に神羅と心ゆくまで壊し合い遊ぼう。全ては我等
新たに誕生したグリードとラース。そして未だに目覚めぬ繭。無呪羅と名乗る彼女等が、物語を更に歪めてゆく…………
神羅file07
Яは神羅族同様、新たな生命を作り出す事が出来る。
はい、という事でフワモコの勝利でした!ですがフワモコが見せた力とは一体何なのか?これは後々に判明していくと思います。
そしてЯ達によって生み出されたグリードとラース。彼女達がこの物語にどう絡んでくるのか……?
次回はいよいよ一次予選突破のメンバー発表!そしてマリンの前に現れる謎のバトラーが……?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!