ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最近とあるスーパーで売ってる0kcalのマスカットゼリーにハマってます。ナタデココが入ってて食感がよくほぼ毎日食べてます(^_^)

さて今回は新たなガンダリウムランカーの登場!自称ガンダリウムランカーと自称ガンダリウムハンターに襲いかかる……!
今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP23『紅蓮の火竜』

―ドゴォンッ!ドゴォンッ!ドッゴオォンッ!!―

 

「クッ!やりますね、流石はガンダリウムハンターと名乗るだけの実力はあるという事ですか……!」

 

「フッ、それはお互い様だ。まさか、この俺を此処まで追い詰めるとは……これが、ガンダリウムランカーの力というものかッ!」

 

荒れ果てた荒野、其処ではマリンの駆る『パイレーツAGE2』とガンダリウムハンターの駆る『武者ターンエー頑駄無』が互いに激しいぶつかり合いをしていく。

 

 

『HG パイレーツAGE2』

『機動戦士ガンダムAGE』に登場する『ガンダムAGE2ダークハウンド』を改造したマリンのオリジナル機体。改造というが合わせ目処理をしてマリンのイメージカラーである赤に塗装しただけである。

 

 

『HG 武者ターンエー頑駄無』

『機動戦士ガンダム∀』に登場する『ターンエーガンダム』を改造したオリジナル機体。但し改造というが……?

 

 

そしてこんな激しいぶつかり合いを見せる二人に観客席で見ていた玲二達も……

 

「す、凄い……!?」

 

「ま、まさかこんなバトルを見る事になるなんて……!?」

 

「あ、あぁ、なんて………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて酷い泥試合なんだ……!?」

 

そう、今目の前で繰り広げられているマリンとガンダリウムハンターとの戦いは、とてもじゃないがあまりにもお粗末なバトルだった。さっきから互いの銃撃が鳴り響いてはいるが、その殆どが相手が避けてるワケでもないのにヒットせず変な方向に向かってしまっている。接近戦でもサーベルや刀を思いっきり振り回しているが二人共大振りしてる所為で全然当たってないし、これは本当に見てて恥ずかしい状況だ。

 

「……ムーナ、お前あの二人のバトル見てどう思う?」

 

「はっきり言って酷いわ。マリン先輩は自分をガンダリウムランカーっぽく見せようとしてるのか今まで特訓していた基礎を全て無視した戦い方してるし、あの自称ガンダリウムハンターに至っては論外よ。ターンエーを武者化させる発想は良いけど、あの機体ターンエーにSD武者頑駄無の鎧を強引に接着剤か何かでくっつけてるだけだし……これが子供同士のバトルならまだしも大の大人がやるようなバトルとは思えないわ」

 

だよなぁ?もう正直見てて呆れる程にこの二人のバトルはレベルが低過ぎる。マリンは自分のやりたいようなド派手な乱射、ガンダリウムハンターは今時の小学生ですらやらないお粗末改造。けどお互いガチでやってるつもりでいる……これならこゆき達の方がまだマシなバトルするぞ?周りの観客達も呆れて興味が失せたのかもう殆ど誰も見ていないし。

 

「それにしてもあの自称ガンダリウムハンターとか言ってた男、よくあの程度でガンダリウムランカーを倒すなんて言ったのです……」

 

「多分だけど、あの男の周りには強いバトラーがいなかったんじゃない?其処で自分が一番強かったから自分こそ最強バトラーだと思い込んでるとか。確か日本のコトワザで……井戸の中のカエル、だったかしら?」

 

「正確には井の中の蛙な。にしてもよくあんな腕前でムーナに挑もうとしたよな…………よし」

 

これ以上こんなバトル見てられないし、此処は一つ発破をかけるか。そう思い俺はとある人物に電話を掛け始める。

 

「……あぁもしもし、俺だ。いきなり電話してすまない、今大丈夫か?……そっか、なら今からホロプラに来てガンプラウォーズのD-2のバトルに乱入してくれ……あぁ、其処にいる二人共倒してくれて構わない。じゃあ頼んだぞ」

 

「?ダーリン、一体誰と電話してたの?」

 

「ん?いやこのバトルに発破をかけようと思ってな。奴の要望通り、1()4()()()()()()()()()()()()()()を呼んでやったよ」

 

「14番目の?……という事は、あの人を呼んだのです?」

 

「あぁ、取り敢えずあの馬鹿二人には丁度良いお仕置きにはなるだろ」

 

さて、あいつが来るのにもう少し時間は掛かるが……それでもこの様子じゃ決着なんかつかないだろうからのんびり待つとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―三十分後……―

 

「「ハァ、ハァ、ハァ……」」

 

あれから三十分が経過したが、やはりというか全然進展してない。いや、周りのオブジェクトとかが無駄に壊されているだけだな。にしてもマリン、派手さを捨てて基礎に徹していれば普通に倒せるのに自分の型のないバトルスタイルを取ってる所為で全くと言ってもいい程無駄な動きをしまくっている。これはまた基礎から叩き込まないとな……

 

(クッ、やりますねこの男!流石ガンダリウムハンターを名乗るだけはあります……けど!マリンは絶対に負けない!勝って玲二くんに良いとこ見せてやるんだからッ!)

 

(この俺の武者ターンエーに此処まで迫ってくるとは、これがガンダリウムランカーの実力か……だが!それでこそ倒し甲斐があるというもの!村の皆の為にも、俺は此処で奴を討つッ!)

 

……当人達は互いに熱くなってるみたいだが、僅かばかり残っている観客達の視線はすっかり冷めきってしまってる。何人か戻って来て「まだやってんの?」とか言って呆れてるし、これはそろそろ本格的にあいつが来ないと怠くなってしまうぞ……?

 

「……嬉しいですよ、ガンダリウムハンター。その名に相応しい程に、この船長を追い詰めてくれるんですから!」

 

「あぁ、俺もだ。今までガンダリウムランカーとは名ばかりとは思っていたが、貴様のような強者と戦えて俺は今最高に熱くなっているぞ!」

 

なんか二人してそれっぽく言ってるが、お互いレベルが低過ぎる所為で全然格好良くないぞ………ん?お、漸く来たみたいだな……

 

「次の一撃で船長の全てを出し尽くします。この一撃、貴様に受け止められるかあぁーーーッ!」

 

「フッ、良いだろう!俺もこの一撃で全てを決めるッ!うおぉーーーーーーッ!」

 

そんな中マリンとガンダリウムハンターが互いにサーベルと刀を振り翳し相手に突っ込んでいく。因みにこのやり取りはこの試合で三度目である。その時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ドッシイィィィィィィィィィィィインッ!!―

 

「「え!?」」

 

突如として二機の間に割り込むような形で何かが落下してきた。それは……

 

 

 

『グルアァァァァァァァァァァァァァァアーーーーーッ!!!』

 

 

 

二頭を持つ一匹の巨大な火竜だった。火竜は天に向かって咆哮すると地面が揺れ、マリン達の機体はバランスを崩しその場で尻餅をついてしまう。

 

「な、なんですかぁこのドラゴンはぁ?!」

 

「ムッ!もしや乱入者か?!おのれぇ、折角のバトルに水を差すとは、とんだ恥知らずめぇッ!!」

 

いきなり現れた火竜に二人はびっくりするもガンダリウムハンターは果敢にも刀を構えて火竜に突っ込んでいく。だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―バキィッ!!―

 

「…………え?」

 

―ブゥンッ……ガッシャアァァァァァァァァンッ!!―

 

火竜は左の頭部で武者ターンエーに噛みつき、そのままフルスイングで地面に叩きつけバラバラに粉砕してしまった。これによりガンダリウムハンターの敗北が確定してしまい、それを見ていたマリンも唐突な事で理解が追いつかずただ立ち尽くしていた。

 

「な……な、なんなんですかこいつは……ハッ!?まさかこいつ、玲二くんが言ってたЯって奴じゃ……!?」

 

『グルルルルゥ……グルアァッ!!』

 

「ッ!ヤバ……!?」

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

ガンダリウムハンターを撃破した後火竜は次にマリンのパイレーツAGE2に狙いを定めて襲い掛かっていく。だがマリンは寸前のところでギリギリ躱し、すぐに火竜から距離を取っていく。

 

(こ、この火竜強い!?下手したらムーナやみしろちゃんと同等レベルかもしんない……これは、巫山戯てたら絶対にヤラれるッ!)

 

……どうやらマリンはあれがЯだと勘違いしてるのか先程までとは違いクロスボーンのビームサーベルを改造したカリビアンサーベルを取り出し構えていく。全く、漸く真面目に戦う気になったか。

 

(あれ程の巨体、おそらく首以外の動きはかなり大振りな筈。なら、高速で動いて翻弄しつつあの首を落とすッ!)

 

「スゥー、ハァー……ムンッ!いきますよぉ~ッ!スキル!『スピニング・パイレーツ』ッ!」

 

―キュイィンッ!ブンッブンッブンブンブンブンブンブンブン………ギュイィィィィィィィィィィンッ!―

 

スキルが発動すると同時にパイレーツAGE2の瞳が金色に発光し、そしてそのままカリビアンサーベルを構えながら回転し始め次第にコマのように高速回転していく。あれがマリンが得た新しいスキルか。

 

 

スキル:スピニング・パイレーツ

自身を高速回転させ攻撃、防御、スピードを200%上昇させる代わりに操作性が著しく低下する。

 

 

(このスキルを使ってる間はコントローラーが重くなって操作性が悪くなる……でも!今のマリンにはこれしか打つ手がない!大丈夫、自信を持て!佐々木マリンッ!)

 

重くなっているコントローラーのレバーを強く握り締め、マリンは火竜に向かって突っ込んでいく。

 

『グルアァァァァァァァァァァッ!!』

 

「ハアァァァァァァァァァァァッ!!」

 

火竜も迫ってくるパイレーツAGE2を迎撃しようと二頭の口を開き噛み砕こうとする。だが

 

「ッ!此処ォッ!」

 

―キキィーーーッ!ブォンッ!―

 

『ッ!?』

 

火竜の牙が迫る寸前でマリンはスキルを切りそのまま高くジャンプし、攻撃を躱された火竜はその反動で一瞬動きが鈍くなってしまった。

 

「これでぇ……終わりだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

―ズバアァッ!!―

 

『グワアァァァァァァァァァァァァァァッ!!?』

 

おぉ!パイレーツAGE2のカリビアンサーベルが火竜の首を斬りつけた!そして火竜はそのままバランスを崩して倒れ込んでいった。なんだよマリンの奴、ちゃんと戦えば強いじゃないか。

 

「ハァ、ハァ、ハァ……こ、これで一先ずは安心―グググッ……―……え?」

 

……が、火竜は直ぐ様立ち上がりマリンを睨むかのように眼を赤く光らせていた。というかあの一撃喰らってもほぼ無傷とか、どんだけ装甲厚いんだよ?

 

「え、えーと……これかなりピンチじゃ「全く、ちゃんと戦えばそれだけの事が出来るんじゃから最初からそうすれば良いのに」え?こ、この声って……?」

 

マリンが青ざめていると、突如火竜から女性の声がした。そして火竜の身体が縮んでいくとそのまま変形し一機のガンダムへと姿を変えたのだった。

 

「えぇーーーッ!?こ、これってガンダムだったんですかぁ!?」

 

「当たり前じゃろ、只の火竜がシングルバトルで乱入するワケないだろうが?」

 

「い、いやそうですけど……っていうかこの声って、もしかして『ドーラ』!?」

 

お、漸く気づいたか。そう、今回俺が呼んだ14番目のガンダリウムランカーとは築の妻となったドーラだったんだ。彼女は子育ての関係上GWDWCに参加こそはしてないものの築のレクチャーのお陰でガンダリウムランカーへと見事昇格したんだ。そしてそんな彼女の愛機こそ今使っている『サラマンダーガンダム』というワケだ。

 

 

『HG サラマンダーガンダム』

『新機動戦記ガンダムW』に登場する『シェンロンガンダム』をベースに改造されたドーラのオリジナル機体。シェンロンの可変式の腕を両腕に装備した他、デスサイズヘル(EW版)の羽やウイングのシールド、エピオンのヒートロッド等をミキシングした機体で、変形すると二頭の火竜がモチーフのサラマンドラ形態となる。

 

特殊スキル:巨大化

サラマンドラ形態の時に巨大化し、攻撃と防御が250%上昇する。その代わりエネルギー消費が激しくなる為HPが徐々に減少する。

 

 

「ちょおッ!?なんでドーラが此処にいるのさ?!今神羅城の自分達の部屋で育児休暇中じゃないの?!」

 

「なんでって、玲二から馬鹿二人にお灸を据えてくれって頼まれたから来たんじゃよ。それにわしもずっと部屋にいて身体が鈍ってたから散歩がてら丁度良かったんじゃ、なぁ『希』〜♪」

 

「お!」

 

そう言いながらドーラは自分の膝の上に座らせている愛娘『希』の頭を撫でている。この子は築との間に産まれた女の子で、ファイヤードレイク特有の鱗があるが髪色や目なんかは築にそっくりである。

 

「さぁ~て、そんじゃ実力に見合ってないのにガンダリウムを名乗っとる馬鹿にはきっつぅ〜いお仕置きせんとなぁ?」

 

「へ?い、いやその、せ、船長これからマリアたんを迎えに行かないと……」

 

「安心せぇ、今リゼがロゼちゃん迎えに行ってるから一緒に連れて来るよう言っとるから。おーいるーちゃん!バトルモードを通常からヘルズ(残機99バトルモード)に変更してくれー!」

 

「はいなのです♪ポチッとな」

 

「おぉいるしああぁーーーッ!?」

 

ドーラとるしあの無慈悲によってバトルモードが残機99のヘルズモードへと変更されていきマリンは絶望していく。このヘルズモード、普段は時間が掛かるって事でやる奴あんまいないんだけどな?

 

「さぁマリン、楽しい楽しいバトルを始めようではないか?せめて五機くらいは落として見ろよなぁ?」

 

「なぁ〜」

 

「うわあぁぁぁんッ!ドーラが物凄く悪い顔してるぅーーーッ!?」

 

こうしてマリンはヤケクソになりドーラに挑むが、結局ドーラの機体を五機どころか一機しか落とせずに終わってしまった。尚、バトルが終わってマリンが解放されたのは約三時間後であった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………」

 

「あ、マリンが死んでる」

 

「まぁ調子に乗った罰だと思って大人しく反省してもらいたいもんだな?」

 

「そうね……ところでレイジ、あのガンダリウムハンターとか名乗ってた男はどうしたの?」

 

「ん?あー、あいつならログアウトしてからドーラの戦いを見てすっかり意気消沈してとっくに帰ってったよ」

 

最初こそ不意打ちしてきたドーラに怒りを見せていたが、玲二が男にマリンは本当はガンダリウムランカーではない事、ドーラこそ14番目のガンダリウムランカーである事を知らされ、そしてそのドーラの戦いを見て自分の実力がドーラの足元にも及ばないという事を理解してしまいショックでホロプラを後にしていった。本当は出禁を言い渡そうと思ったが、あの様子じゃ当面は来ないだろう。

 

「しかしあの男、ガンダリウムハンターとか名乗っときながらシルバーランクだったとはな……」

 

「ホント、自分の実力を見極めてから来てほしいもんだわ……」

 

まぁどうせもう会う事はないだろうから別に良いけどな。

 

「おぉーい玲二〜!」

 

「おぉドーラ、今日は急に呼んですまなかったな」

 

「良いんじゃよ、最近じゃ築も家事とかしてくれて暇持て余してたところじゃったしな。希も初めてのホロプラ楽しかったか〜?」

 

「お!」

 

バトルを終えたドーラもドリンクを持って俺達の元へやって来た。抱っこ紐に包まった希もリンゴジュースをチューチューしながらご満悦のようだ。

 

「それにしても貴方、あのサラマンダーガンダムって機体、とても凄かったわ。GWDWCに参加してないのが惜しいくらいね」

 

「まぁわしは今はこの子の子育てで手一杯じゃからな。また今度落ち着いたら、そん時は是非とも手合わせ願いたいもんじゃ♪」

 

「フフ、何時でも相手になるわ♪」

 

お、やっぱムーナも同じガンダリウムという事でドーラと戦ってみたいんだな?けど今日は俺が無理言って来てもらっただけで普段は忙しいから戦いはもう少し後だな。

 

「さて、馬鹿二人の騒ぎも終わったし、そろそろ帰ると―ピリリリリッピリリリリッ―ん?電話?誰から……レイラから?」

 

問題も解決し神羅城へと帰ろうとするとレイラから着信が入る。一体何の用だ?

 

―ピッ―

 

「もしもし、どうしたんだレイラ?……………………………………………………………………………………なん、だと?」

 

「?玲二さん、どうかしたのです?」

 

「…………るしあ、ムーナ、すまない。マリンを連れて先に神羅城に帰宅してくれ」

 

「え?レイジ、何かあったの?」

 

「あぁ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フブキが、意識を失って倒れた」

 

 

 

突然の悲報に困惑する玲二。一体フブキの身に何が起きてしまったのか?

 

リ・イマジネーションへと、続く……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ―

 

[ギギッシラカミフブキ、ヤミニソマッタ]

 

[ケドヤラレタ、ツマンナイ]

 

[ギギッツギハダレネラウ「おいテメェ等」ギギッ?]

 

暗闇に浮かぶ黒い靄が何やら不穏な会話をしている中、其処にラースが苛立ちを見せながら近づいてきていた。

 

「……テメェ等、神羅の連中にちょっかいかけてるらしいな?」

 

[ギギッシンラノヤツラ、ヤミニオトス]

 

[タガイニアソブ、タガイニコワス]

 

[シンラヲコワシテタノシイ、タノシ―グチャアァッ!―

 

全てを言い終わる前にラースが指先からレーザーを放ち黒い靄を一つ落とすと、靄はドロドロに溶けて地面へと消えてしまった。

 

「……テメェ等、たかがプログラムの分際でオレサマ達の獲物に余計な事してんじゃねぇよ!?苛立たしいッ!!」

 

[ギギッ!?]

 

苛立ちを見せるラースに靄達は本来感じる筈のない恐怖を感じてしまう。そんな中、ラースの後ろからグリードがケラケラと笑いながら降りてきた。

 

「相変わらず荒れてるな、ラース」

 

「あぁ!?こいつ等がオレサマ達の獲物に余計な事してたんだよ!たかが先代の連中に作られたプログラムの分際で、苛立たしいッ!」

 

「はぁ、やれやれ……だがこの件には正直我も腹が立ってる。貴様らЯは我々無呪羅が再誕するまでの自動プログラム、つまり本来なら我等が復活した今、貴様らは用済みなんだ。それを温情で残しておいてやってるというのに……イマスグココデケシテヤッテモイインダゾ?」

 

[ギギッ……]

 

[ゴメン、ナサイ……]

 

グリードの威圧感に圧されたのか黒い靄、Я達はそのまま何処かへと消えてしまった。

 

「フン、あんなポンコツ共さっさと消せば良いのによぉ?」

 

「そう言うな、今の神羅達は我々でも手を焼きそうな連中だ。使える駒は多いに越した事はない」

 

「ケッ!そうかよ、苛立たしい……つーか!『グラトニー』と『ラスト』はどうしたんだよ!?あいつ等、目覚めたと思ったらどっか行きやがってッ!」

 

「さぁな?今頃どっかで好き勝手してるんだろ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、都内某焼肉店……

 

―ガツガツックッチャクッチャモグモグズズズズズ……ッ!―

 

「す、スゲェ……!?」

 

「あんな華奢な身体の何処にあんな量入るんだよ……?!」

 

「てか途中から生肉食ってねぇかあの子……?」

 

周りの客が全員見入ってしまう程の爆食いをする黒いローブを羽織った女性。その周りには既に100人前程の食べ終わった皿が並べられていた。

 

「グッチャグッチャ……ぷはぁ!おーい、おかわりまだかぁ?」

 

「あ、あの、お客様?申し訳ありませんが本日の食材が全て切らしてしまいまして……」

 

「あ?そんなワケねーじゃん、まだいっぱいあるじゃんかよぉ?」

 

「え、で、ですが本当にもう食材が……」

 

「だぁかぁらぁ、あるって言ってんじゃん……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「続いてのニュースです。本日未明、都内某所にある焼肉店で大量の変死体が発見されました。遺体はどれも骨だけとなっており、発見された当初、店内には食料が一つも残されてなかったとの事です……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、別の場所では……

 

「ヒック、ったく最近良い事なんかちっともありゃしねぇ。部長はうるせぇし、部下共はアホばっかだし……あーあ、どっかに良い女いねぇかなぁ「其処のお兄さん♡」……あ?」

 

路地裏で酔っ払った男が声をかけられ振り向くと、其処にはかなり際どい格好をした女性が妖しげな笑みを浮かべて手招きをしていた。

 

「お兄さん、ツラい事があったんでしょお?そんな事は忘れてぇ、ワタシとイ・イ・コ・ト♡しちゃおうよぉ♡」

 

「お、おぉ!へ、へへ、良いのか姉ちゃん?」

 

「えぇ、良いわよぉ♡貴方の()()を、ワタシにちょうだぁい♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次のニュースです。今度は都内各地で相次いで男性の変死体が発見されました。遺体はどれもミイラのように干からびており、まるで精気を全て吸われたかのような変わり果てた姿で発見されております……」

 

 

神羅file10

Яは、あくまで自動で動く破壊プログラムである。マスターは、別に存在する




はい、という事で14番目のガンダリウムランカーはドーラでした!まぁ基本的にやしきずと一緒にいるから必然的に強くなるかなと思いガンダリウムにしました。とはいえGWDWCには参加しませんが、これからもしかしたらちょこちょこ他のメンバーと戦うかもです。

そしてフブキが意識不明の重体に……!?玲二、どう動く!?
更には敵陣営にも新たな動きが……?

次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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