ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最近買った30MSのシャニマスのキャラなんですが、出来は凄く良いんですが誰一人分からない……(-_-;)
やっぱり知らないのに可愛いってだけで買ったらダメですね(^_^;)

今回は前回の続きです!はたしてクロヱはグラトニーに勝てるのか?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、どはどうぞ!


EP28『暴食VS掃除屋!仁義なきガンプラ大食い対決!?後編』

月代お義母さんの提案で始まったグラトニーとの対決はまさかの大食い対決だった。神羅化しつつあるとはいえ、まだエネルギー転換が上手く出来ないクロヱははたしてグラトニーに勝つ事は出来るのか?

 

「さぁーて、初めてのガンプラバトル!アタイの『グラップラーザクファントム』が全て喰らい尽くしてやんよぉッ!」

 

「グラップラーザクファントム……見た感じザクファントムベースの機体だけど、やっぱり何か違うね……?」

 

 

『グラップラーザクファントム』

ベース機:ブレイズザクファントム

字名:深海の暴食

さぁ、宴の始まりだ。全てを喰らい尽くせ。例え目の前が更地になろうと、全ての理が無に帰すまで……!

 

 

「……ホントならGWDWC本戦で使いたかったけど、もうそれは叶わないから此処で使わせてもらうよ!行くよ、『サカマタオルカガンダム』!」

 

 

『HG サカマタオルカガンダム』

『機動戦士ガンダムSEED Destiny 』に登場したアビスガンダムを改造したオルカガンダムを更に改修した機体。外部装甲を一度分解し、ブラックナイトスコードシヴァで使用されているSEEDACTIONSYSTEMの構造を取り入れており古いキット特有の可動の狭さを克服した。その所為で可変機構はオミットされたが、その代わりに高い機動性と火力を手に入れた。

スキル:『サイレント・リーパー』

常にレーダーに探知されなくなり、ゲーム中一度だけ一瞬で敵の背後に移動する事が出来る。但し、相手との距離が100m以内でなければ発揮されない。

 

 

あれがクロヱの新たな機体か。本当ならGWDWCで使うつもりだったみたいだから、こんなところでのお披露目は少し残念だったな……―ビィーーーッ!―とそんな事思ってたらゲームが始まったみたいだな。

 

「よっしゃあ!まずはこのパネルだぁ!」

 

―パリイィンッ!―

 

―トマホークステーキ 450P―

 

ゲッ!?いきなりトマホークステーキかよ?!確かあれ600グラムはあるが……

 

―ウィーンッ―

 

「おぉ〜!美味そうだなぁ〜♪んじゃあいただきま~す!あー……む!」

 

―ガブリッ!ゴリッゴリッ!―

 

「嘘ぉッ!?あいつ骨ごと食ってるんだけど?!」

 

……やっぱりこいつ骨ごといきやがったか。初めて会った時も生魚骨ごと食ってたからもしかしてと思ってたが、まさか牛の骨も食えるとはな。

 

「って驚いてる場合じゃないよ!?沙花叉も早く何か食べないと!じゃあ……こいつだぁ!」

 

―パリイィンッ!―

 

―スルメ 30P―

 

「ねえぇちょっとぉぉーーーッ!?初っ端からいきなり顎疲れそうなモン来たんだけどぉーーーッ!?」

 

あちゃあ、いきなりスルメとかツイてないなクロヱ……しかもポイントも低いし、これはかなり苦労しそうかもな……?

 

「プハァーッ!完食ぅ〜♪」

 

グラトニー 450P獲得!

 

「あぁーーー!?あいつもう食べ終わったぺこ!?」

 

「凄いわねぇ、骨まで食べれちゃうなんて」

 

「いや其処関心するとこじゃないですよ……とはいえ、流石は暴食の名を冠しているだけはあるな。ガンプラとは全く関係ないけど」

 

……そういやあいつ等の純粋なガンプラバトルの腕前ってどうなんだ?幾ら情報操作しているとはいえ、生半可な実力ならすぐにボロが出る筈。だが今のところそんな話は聞いてないからそれなりに強い筈だと思うんだが……ダメだ、こんなイベントじゃ実力を測る事が出来ないから今回は大人しくこの勝負を眺めるだけにするか。

 

「モグモグ……クッチャクッチャ……もおぉ〜顎が疲れるぅ〜!」

 

「そりゃスルメまんま一匹はかなりキツいぺこだわ……」

 

「でもスルメは噛む力を付けてくれるし、噛めば噛むほど味が出て美味しいわよ♪」

 

「いやお義母さん、これ一応大食い対決なんで……」

 

一方クロヱはまんま一匹分出されたスルメを一生懸命噛んでいた。幾らシャチの獣人だとはいえ流石に干物のスルメを噛むのには多少時間が掛かるか。対するグラトニーはいつの間にか引いてたカルビ弁当(180P)をバクバクと食ってるし、これはかなり厳しいかもな……?

 

「プハァー!美味かったぁ♪さぁーてお次は……これだぁ!」

 

―パリイィンッ!―

 

―納豆ご飯 20P―

 

お、次は納豆ご飯か。まぁ軽めのご飯だしポイントは低いがおそらくグラトニーなら余裕で食えるだろうな?

 

「さぁーて、納豆ご飯っていうのは一体どんな食べ物なん……だ……ろ………………」

 

?どうしたんだグラトニーの奴?納豆ご飯が出た瞬間動きが止まったぞ?

 

「……な、何?このぐちゃぐちゃな食べ物?」

 

「え、何って納豆ぺこだよ。日本人のソウルフードぺこ」

 

「大豆を発酵させた伝統料理ね。納豆にはいろんな栄養素が豊富に入ってるのよ〜♪皆も納豆大好きだもんね〜♪」

 

『はーい♪』

 

お義母さんの呼びかけに子供達も元気に手を上げる。実際子供達は皆納豆好きだしな。だがそんな子供達とは対象的にグラトニーは何故か箸を持ったまま固まってしまっている。

 

「こ、これが食べ物……?こんな変な臭い出しててぐちゃぐちゃしてる物が?こ、これ食べても平気なの……?」

 

…………もしかしてこいつ、納豆に対して拒否反応起こしてるのか?暴食の名を持ってる無呪羅なのに?

 

「う、うぅ………………パクッ…………ーーーーーーッ!!??」

 

あ、グラトニーが納豆口に運んだけど声にならない声を出しながらまた固まってしまった。まさか、本当に納豆がダメなのか?

 

「…………プハァー!やっと食べ終わったぁ〜!ってあれ?グラトニー、なんか固まってるけど大丈夫なの?」

 

「あ、あぁ……どうやらこいつ、納豆がダメみたいなんだ。口に含んだ瞬間固まって動かなくなってしまったんだよ」

 

「ていうか暴食名乗ってるのに納豆がダメってどうかと思うぺこだよ……?」

 

あぁ、それはかなり意外過ぎる弱点だな。でもまぁこれでまだクロヱに逆転のチャンスがあるって事だ。残りの時間内にグラトニーの得点である630Pを超えればクロヱの勝ちだ……いやいけるのか?

 

「だったら今のうちに逆転狙ってやる!次のパネルはぁ〜……これだぁッ!」

 

―パリイィンッ!―

 

―ココの尻尾ステーキ 1000P―

 

…………は?ココの尻尾ステーキ?それって確か……

 

 

 

―バアァンッ!―

 

「Heyお待ち!桐生ココの特製尻尾ステーキだぁッ!」

 

「え?か、会長ぉ!?」

 

そう考えていたらいつの間にかココがやって来て、クロヱの前にでっかいステーキ皿に乗った丸い特大ステーキを置き出した。もうお分かりの方もいるかと思うがこのステーキ、文字通りココの尻尾のステーキである。ココ達龍人族は数年に一度尻尾が切れ新しい尻尾が生え変わるという仕組みであり、切れた尻尾は肉は食料に、皮は装飾や漢方に使われたりする希少品なんだという。俺も前に一度尻尾が切れたからってココに食わされた事があるから分かるが、これがまたかなり重いんだよなぁ……

 

「おらよシャチ公!オメェには特別にこの一番ぶっとい部分を食わせてやるよ!たっくさん食って腹満たしな!」

 

「え、ちょ、これ……明らかに多過ぎしゃない……!?」

 

まぁ確かにあれだと推定800……いや1kgはあるんじゃねぇか?今さっきスルメ食ったばっかで顎が疲れてるクロヱにこれはキツ過ぎじゃねぇか?

 

「う、うぅ〜……」

 

「ホラシャチ公!オメェパパにGWDWC優勝するとか言ってたクセに予選敗退した上にスロットにのめり込んでたらしいじゃねぇか!?そんな汚名を払拭する為にも、此処は踏ん張りどころじゃねぇのか?!」

 

「ッ!そうだ、沙花叉はお兄ちゃんに優勝するって言ってたのにあんな無様な姿を見せちゃった……だったらせめて此処であいつに勝ってみせる!ココさん!沙花叉やるよ!頑張ってこれ食べて、お兄ちゃんに凄いって言ってもらうんだッ!」

 

「おう!その意気だシャチ公ッ!オメェの生き様見せてやりなッ!」

 

…………なんか熱く語ってるけどこれ唯の大食い対決だからな?しかもクロヱ自体エネルギー転換がまだ使えないから食った後そのままだったら太ってしまうだけだぞ?

 

「ガッツカッツガッツ……!うぅ~!意外と硬めの肉質ぅ〜!」

 

「まぁ龍人族は筋力半端ネェからな!その分旨味は詰まってるぞ!」

 

「うあうぅ〜……!飲み込めないぃ〜……!」

 

…………なんだこれ?でっかい尻尾ステーキを一生懸命食おうと悪戦苦闘するクロヱと納豆が食べられず固まってしまうグラトニー。完全に泥沼な戦いと化してしまってる。なんだかちょっと可哀想になってるな……―クイックイッ―ん?

 

「ぱぁぱ、いっしょにぷりんたべよぉ〜♪」

 

「マミーのぷりん〜♪」

 

いつの間にか乳母車から降りてきたレヴィとフィルがカップに入ったプリンを持ちながら俺の足元に来ていた。よく見ると他の子供達も乳母車に乗りながらプリンをパクパクと食べている。マミーのプリン……って事は月代お義母さんの手作りか?

 

「マミーが皆の分のプリンを手作りで作ってきてくれてたみたいぺこ。師匠も一緒に食べるぺこ♪」

 

「フフ、マミー張り切って沢山作っちゃったんだ〜♪玲二君も食べてくれると嬉しいな♪」

 

「そういう事か。じゃあこいつ等もまだ時間掛かりそうだし、フードコートに戻って皆で一緒に食べるか」

 

「「わ~い♪」」

 

俺はフィルを、ぺこらはレヴィを抱っこしてフードコートへと戻り皆でプリンを食べる事にした。まぁ、食べ終わる頃には全て終わってるだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十数分後………

 

「さぁて、流石に二人共何かしら進展してるだろ…………ってマジかよ?」

 

プリンを食べ終えて戻ってきたが、流石にどちらかは食べ終えているだろうと思ってたんだが……二人共見事に固まって動かなくなっている。グラトニーは相変わらず口に納豆含んで動けてないし、クロヱも尻尾ステーキを半分くらい食べ終えた時点で虚ろな表情をしたまま固まってしまっている。これは……流石にもう続行は不可能だろ?

 

―ピッ―

 

「……るしあ、今すぐ大食い対決のゲームをシャットダウンしてくれ。多分もうこれ以上は二人共無理だ」

 

取り敢えずるしあに連絡して二人のゲームをシャットダウンしてもらった。全く、こんな情けない対決この間の自称ガンダリウムハンターとマリンとの対決以来だな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うえぇ〜………まだ口の中気持ち悪いぃ〜……!?」

 

「いや暴食名乗ってるのになーんで納豆が食べられないぺこだよ……?」

 

「グスッ……こんなの食べ物じゃないもん……こんなの食べるくらいならまだ鉄筋コンクリート食ってる方がマシだもん……」

 

いや鉄筋コンクリート食えて納豆食えないってなんだよ?あれか?アラレちゃんのガッちゃんがゴム食えないのとおんなじ感覚なのか?

 

「うぅ~……口の中まだ脂っこいぃ〜……まだ顎が痛いぃ〜……!」

 

「でもクロヱちゃん凄いわね〜?あんな大きなステーキ半分くらい食べたんだもん。私だったら二、三口くらいでごちそうさましちゃうもの」

 

「マミーは少食過ぎるぺこだからね〜」

 

クロヱもココの尻尾ステーキを半分食べた当たりでギブアップし、今はフードコートの長椅子の上で横たわっている。取り敢えずエネルギー転換はしてやったが、今日はもう何も食べたくないようだ。因みに残った分は俺が今食ってるが、これは確かに女の子にはキッツいかもな?

 

「ふぅ、ごちそうさん……てかココ、お前こんな所でずっと待機してたのか?」

 

「まぁな!丁度尻尾の生え変わりの時期だったから捨てるくらいなら誰かに食ってもらおうかってなってな。パパは最近忙しそうだったし、ならこの大食い対決用にって用意してたんだけど殆ど誰も遊ばないから危うく腐るとこだったぞ!」

 

「いやそれ別にお前が待機する必要なくね?」

 

最近アイドルに復活したとはいえ割と暇を持て余してるのは分かるが、そんな何日も張り込んで待たなくなって良いだろ?まぁそんな事より……

 

「おいグラトニー、今日の対決はお互いギブアップしたという事で引き分けだ。だからもうこの店で無闇矢鱈に爆食いするのは止めてくれ」

 

「えぇ~!?なんでさぁ?!ポイントならアタイが勝ってたんだから別に良いじゃ「ウルセェ、納豆食わすぞ?」ヒッ!?わ、分かりましたぁ〜……」

 

グラトニーはすっかり納豆がトラウマになったのか名前を出すだけでも怯えてしまっている。本当にこいつ暴食か?

 

「こ―ら、玲二君そんなイジワルしちゃダメよ?はいグラトニーちゃん、お口直しのプリンよ〜♪」

 

「あ、ありがと……パクッ……ッ!!お、お、お……おいひいぃ〜♪」

 

「あらあら、お口に合って良かったわ〜♪」

 

グラトニーはよっぽど気に入ったのか、お義母さんが作ったプリンを本当に美味しそうにパクパクと食べていく。まるで子供みたいに無邪気に食べている姿を見ると、こいつ本当に世界を破壊する存在なのかと疑ってしまう。

 

「おかわり!もっと食べたい!」

 

「だーめ、プリンは一日一個までですよ〜」

 

「えぇ~!?もっと食べたい食べたい食べたいぃーーーッ!!」

 

「おいこんな所で駄々捏ねるなよ?」

 

「う~ん………あ、それなら今度またプリン作ってきてあげるわ。そうだ、プリン以外のお菓子も沢山作ってあげる♪これでどうかしら?」

 

「ホント!?絶対だよ!約束約束!」

 

…………こいつ、完全にお義母さんに掌握されてんじゃねぇか?お義母さん的には手の掛かる子が一人増えた程度なんだろうが、それでも無呪羅を扱えるのは本当に器のデカさが伺える。

 

「じゃあアタイそろそろ帰ろっかな?あんまり長く出てたらグリードに怒られるし」

 

「あ、あぁそっか……だがその前に幾つか聞かせてくれないか?」

 

「ん?何、何が聞きたいの?」

 

「お前達はЯによってクロヱ達をコピーして生まれたんだよな?なんでクロヱやラプ達をコピーしたんだ?」

 

「えぇ~?そんなの知らないよ?多分お前等神羅の中で適当に選んだんじゃない?」

 

…………本当にそうなのか?だとしたら何故都合良くholoXが纏まっているんだ?それに元々holoXは今いる神羅族には存在しない。何かしらの意図があって選んでいたと思っていたんだが……考え過ぎか?

 

「……そうか、分かった。なら最後に一つ、お前等の先代に当たる無呪羅に誰がいたか知っているか?」

 

「先代無呪羅ぁ?あー……全員じゃないけど何人かの名前は聞いてるよ。確か、ミライアカリとシロと白雪みしろ、後なんだっけ?…………あ、そうだ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()って呼ばれてた連中かな?」

 

ッ!?アカリやシロ達が、先代の無呪羅だったのか?!それに4期生って、もしかしてホロライブの4期生という事か?!つまり別次元のココやかなた達は神羅ではなく無呪羅の力を持っていたのか?!

 

「そいつ等がいなくなった所為で新しい無呪羅であるアタイ等が生まれたってワケ。ホント、一体何処に消えたんだか……?」

 

「……成る程な。分かった、わざわざ聞いて済まなかったな?」

 

「別にぃ?それより今日は引き分けに終わったけど、次戦う時は本気で戦うからな。精々無様にやられないように気をつけなよ?じゃあね〜」

 

全てを話し終えグラトニーはゲートを開きその中へと入り消えてしまった。さて…………

 

「…………オカユ、いるんだろ?」

 

―ヒュンッ!―

 

「……うん、いるよ。それにしても無呪羅……あのЯ達に親玉がいたなんてね?」

 

俺は近くで隠れていたであろうオカユを呼び出す。オカユも無呪羅については全く知らなかったようで半信半疑な様子だ。

 

「あぁ、それでなんだが、神羅族のフブキとコンタクトを取れないか?」

 

「フブキさんに?うーん、あの人かなり気まぐれで動くから何処にいるのか分からないのよね。でもなんでフブキさんに?」

 

「あいつはЯの事を知っていた。おそらくは無呪羅の事も……あいつから聞きたい事が沢山あるんだ。だから多少時間が掛かっても良いから探し出して此処に連れてきてくれ」

 

「…………分かった、取り敢えず探して見るけど、さっきも言った通り何処にいるか分からないから期待はしないでね?」

 

そう言ってオカユはその場から消えていった。もしさっき俺がした仮説……先代無呪羅の中に裏切り者がいるとしたら、それはさっきグラトニーが言ってた奴等の中にいるかもしれない。それを確かめる為にも、神羅のフブキに会って話をしないと!

 

 

 

こうして無呪羅の一人、グラトニーとの対決を終えて帰宅する玲二達。だが無呪羅についての謎は、ますます深まるばかりであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

「…………で?貴様は神羅と戦って無様な姿を晒したワケか?」

 

「ヒャアッハッハァーーーッ!暴食のグラトニー様でも食えないモンがあったなんてなぁ?苛立たしいくらいに笑えるぜッ!」

 

「ウルサイなぁーーーッ!?あんなの食べ物でもなんでもねぇよ!あんなの出なかったらアタイが勝ってたんだからぁッ!ガキィッ!ゴリュッ!ゴリュッ!」

 

「あらら、自棄になって電柱食べちゃってるわねぇ〜」

 

「けどグラトニー、一人だけ美味そうなプリン食べてた……羨ましい妬ましいぃ……」

 

アジトに戻りグリードとラースからバカにされたグラトニーは近くにあった電柱を砕きヤケ食いしていた。電柱が食えるのに納豆が食えないとは、なんとも不思議である。

 

「……そんな事より、貴様等に一つ聞きたい事がある」

 

「あ?なんだよ聞きたい事って?まさかちゃんとGWDWCとかいうのに参加してるのかとかくだらない事聞くんじゃねぇよな?」

 

「そんな事じゃない…………貴様等、誰がЯに指示して世界を破壊させたか?」

 

グリードの問い掛けにグラトニーは食べる事を止め、他の無呪羅達の目つきも鋭くなっていく。

 

「……おい、どういう意味だそれは?」

 

「私達があいつ等を使うワケないじゃない。あんな無差別な破壊しかしない使い勝手の悪い奴、よっぽどの事がない限り使いもしないわ」

 

「それ以前に奴等には待機命令を下した筈よね……?」

 

「…………やはり誰一人として命令していないか。実は奴等が我々の目を盗みとある世界を破壊したようだ。それも、三つもな」

 

「三つ……こんな短期間で滅ぼすなんて、妬ましい……!」

 

Я達が自分達の命令に叛き勝手に世界を滅ぼした。その事に無呪羅達は疑念に思った。一体何故、奴等が勝手に世界を滅ぼしたのだろうか?

 

「…………これは、早々に残りの二人にも目覚めてもらわないといけないかもな……」

 

未だに目覚めぬ残り二人の無呪羅が入った繭を見つめ、グリードはポツリと呟くのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その少し前……

 

―ドゴオォッ!!―

 

「ぐはぁッ!?ハァ、ハァ……ッ!」

 

以前玲二達の世界にやって来た異世界holoX達がいる世界。其処は既に地獄絵図と化してしまっていた。あらゆる建物は崩壊し空は色を失い、そして人々が次々と消滅していく。そんな中、異世界holoX達がその脅威に立ち向かうも迫る脅威に次第に押されていき、遂にはラプラスただ一人となってしまった。

 

「ぐ、くうぅ……!こ、こんなバカな事があってたまるか……吾輩は、世界を征服する秘密結社holoXの総帥!こんな所でこんなワケの分からん連中にやられるなど……!?」

 

「まだそんな事言ってるの?こんな崩壊した世界なんてもう征服する意味ないじゃん?君も大人しくさっさと消えなよ、そうすれば楽になれるからさ♪」

 

「黙れ!貴様を倒して世界を再建する!それが心半ばで散った者達への弔い、吾輩の成すすべき使命だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

ラプラスはその手に持つ大鎌で目の前の少女を斬り裂こうとする。だが少女はそれに対して臆するどころか嘲笑いながら右手を上げ……

 

 

 

 

―パチィンッ!―

 

 

 

―シュウゥゥゥゥゥゥゥ………―

 

「ッ!?な……なん……だ…………と…………!?」

 

少女が指を鳴らすとラプラスの大鎌は霧となって消滅していく。いや、大鎌だけではない。ラプラスの手足や身体、至る所が徐々に消滅し始めていた。

 

「馬鹿だねぇ、力づくでしか相手を倒せないお前がボクを倒すなんて出来るワケないじゃん?」

 

「そ、そん…………な…………おまえは…………いった…………い…………?」

 

「ボク?そうだね、最後に名乗っておいてあげるか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクは()()()()()、真の無呪羅さ♪」

 

少女はそう言うと、ラプラスは完全に消滅し、そして全てが霧となって無に帰した。

 

この日、一つの次元から世界が消えた…………

 

 

 

神羅file14

無呪羅によって消された人々や世界は、二度と蘇らない。




はい、という事でまさかの引き分けでした!意外と大食いキャラって苦手だったり食べれない物がありますが、グラトニーにとってそれが納豆というまさかの弱点でした!

次回は……

ガンプラウォーズのトレーニングの為にホロプラに来たレイラ。しかし、其処に無呪羅の一人、嫉妬のエンヴィーが現れた。今此処に、転生者と無呪羅の激しい戦いが始まる!

次回
『嫉妬の脅威』

次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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