今回は中盤戦!激しく攻め合い続ける玲二とかなた。その先には一体何が待っているのか……?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
全ての次元を賭けた無呪羅かなたとの戦い。互いがぶつかり合う度に全ての世界が揺れ、崩壊の一途を辿っていた。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
「でやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
―ズガガガガガガガガガガガガッ!!―
―ドゴオォンッ!ドゴォンッ!!ドッカアァンッ!!―
互いに大量のビームライフルを召喚しファンネルのように操り乱射していく。そしてある程度のライフルが撃ち落とされると今度は両者ともビームアックスを取り出しぶつかり合っていく。
―ガッキイィンッ!!―
「アッハハ♪またおんなじ武器だね玲二君!やっぱりボクとキミは相思相愛ってコトだね♡」
「巫山戯るなッ!何が相思相愛だ!?悪意に呑まれて、皆を傷つけたお前を、俺は必ず止めてみせるッ!!」
「はぁ~ん♡その熱い情熱的な魂の炎!やっぱりどの次元になっても玲二君は最高だね♡けどね……」
―グググ……ピシッ!ピキピキ……ッ!―
な……ッ!?
「それだけじゃボクを止めるなんて出来ないッ!!」
―パリイィンッ!―
―ズバアァッ!!―
「ぐうぅッ!?」
俺のビームアックスが押し負けて破壊され、そのままシンラガンダムと俺の左腕がふっ飛ばされてしまった……!急いで左腕を再生させビームサーベルを取り出そうとするもジャッジメントウイングのビームアックスが執拗に襲い掛かって反撃が出来ない!
「アハハ!どう玲二君!ボクのこの力、凄いでしょう!」
「グッ……!?ハァ、ハァ……な、なんで俺と同じ武器を使ってんのに、なんだこの力の差は……!?」
「当然だよ!今のキミは完全な神羅とはいえあの紛い物達と同じくリミッターが掛けられた状態!対するボクは完全な無呪羅の力と九個の神羅の核を内臓している!如何にキミが最強だったとしても、ボクはそれを上回る力を持ってるんだから!」
な……!?それじゃあ、幾ら武器を召喚してもあいつはそれを上回る性能の物を出してくるって事か!?だが……!
「だったらこれはどうだ!?ファンネルッ!!」
俺はジャッジメントウイングから距離を取り、十数機のファンネルを召喚してジャッジメントウイングに狙いを定める。これであいつを仕留めて……!
―ビュンッ……ドゴオォンッ!!―
「な……!?」
「だーかーらぁ、そんなのムダだって?それにぃ……ファンネルっていうのはこれくらいしなきゃ♪」
俺のファンネルが全て撃ち落とされ、周りを見るとシンラガンダムを囲う用に数百、いや数千のファンネルがこちらに向かって発射態勢に入っていた。そして……
―チュドドドドドドドドドドドドドドドドドオォンッ!!―
「グアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?」
ファンネルの一斉射撃がシンラガンダムを撃ち抜き、俺は蜂の巣状態になっていく。腕はもがれ、片目は潰され、臓器も殆ど焼かれ、ファンネルの攻撃が止んだ頃には俺は下半身を失い穴だらけの状態になってしまった……
「フフッそんな状態になっちゃったらもう自己回復も難しいんじゃない?」
「あ……が……」
「はにゃ?もう喋れなくなっちゃった?それじゃあとっととトドメを刺してぇ、全ての次元をリセットしちゃおっか♪その後に玲二君を蘇生して、二人だけの世界で永遠に暮らすんだぁ♡」
…………ジャッジメントウイングがバスターライフルを構えて俺の元に近づいて来る……この攻撃を受けたら俺は……いや、全ての次元世界が滅んでしまう……だが、俺にはもう……自分を回復させるだけの力すら残されてない……此処まで、なのか…………皆………ごめん……………………
「レイくんッ!!」
……………………今のは、フブキの声?
…………って此処は何処だ?さっきまで変な宇宙空間みたいな場所にいたのに………?
「……なんとか、間に合ったみたいですね」
「え……フブキ?これは一体……?」
「レイくんがかなたの攻撃を受ける直前に、レイくんを精神世界に呼び込んだんです。此処なら一時的にですが、レイくんを避難させる事が出来ます」
……そっか、俺がやられる直前でフブキが俺を精神世界へと連れてきたのか。おそらく此処なら時間の流れは止まっていると思うが……それでも、そんなのは一時しのぎでしかない。此処から出れば、俺はかなたに殺られてしまう……一体どうすれば良いんだ……?
「…………レイくん、実はまだ一つだけ、貴方に言ってなかった事があります」
「え?いや、今はそれどころじゃ……」
「レイくん。貴方の中に眠る神羅の核は、白上達の世界のレイくんが持っていた物です。けどそれは、唯の神羅の核ではないんです」
唯の神羅の核ではない?どういう意味なんだ?
「そもそも白上達の持っている神羅の核と、かなた達が持ってる無呪羅の核は、レイくんの神羅の核……つまりオリジンコアから生み出された物なんです」
「オリジンコア?つまり、俺の神羅の核が、全ての神羅と無呪羅の基礎になったって事か?」
「その通りです。だから……白上の核をレイくんのオリジンコアに還します。そうする事で、レイくんはリミッターも外れて今以上に強くなれます。最も、九個の神羅の核と無呪羅の力を持っているかなたに敵うかどうかは分からないけど……」
「フブキの核を、俺に?けど、そんな事をしたらフブキは!?」
「でももうこれしか方法はないんです!白上の力だけでは力不足かもしれませんが、それでも、ないよりはマシです……もう白上は、これ以上皆が傷つくとこを見たくないんです……」
フブキ……だが今此処でフブキの核を得たとしてもかなたに敵うかどうかの保証はない……どうすればかなたに勝つ事が出来るんだ……!?
「それじゃあ二人だけでもダメなら、私も一緒にいくよ♪」
「「…………え?」」
な、なんだ?今この空間には俺とフブキしかいない筈、じゃあこの声は誰だ?そう思って声のした方を振り向くと、其処には……
「やっほー、久しぶりだね二人とも♪」
「「そ、そら(ちゃん)ッ!?」」
な!?なんでそらが此処にいるんだ?!もしかして俺達の世界のそらか?!いやでも、そらはまだ完全な神羅族になってないからこんな事は出来ない筈……という事はまさか!?
「お、お前、もしかして……前の世界のそらなのか?」
「うん、今の玲二君から見たらそういう事になるね」
「そんな!?でもそらちゃん達はあの時かなたんにヤラれて消滅したんじゃ……!?」
「うん、確かに私達の肉体はあの時消滅しちゃった……けど、私達の核は無事だったの。あの時かなたちゃんの攻撃を受けて肉体を失って核だけになっちゃった私達はあの後玲二君の自爆に巻き込まれていろんな次元に飛ばされちゃったんだ。お陰で皆集まるのに一苦労しちゃった」
そ、そうだったのか……ん?皆集まるって、まさか!?
「お、おいそら?今皆集まるって言ってたけど、まさか……?」
「うん、皆一緒にいるよ。ほら♪」
そらがそう言って指を差すと、その奥から複数の光が集まり始め、その光が止むと其処にはホロライブのメンバーとアカリやシロ達が集まっていた。ほ、本当に皆いたのか……!?
「皆今まで玲二君やフブキちゃんの事、影からずっと見守ってきてたんだ。そして玲二君のピンチに、私達はまたこうして集まったの。玲二君、今こそ私達の力を、君に還す時だよ」
「お、お前等……だがそれはお前等の消滅に繋がってしまうんだぞ!?幾ら肉体が消滅したとはいえ、その上核まで失ったら……!」
「そんなの覚悟の上だよ。ボク達はマスターの為だからこそ今までこうしてついて来れたんだ」
「玲二さんがこれ以上辛い思いをしない為にも、アズキ達が玲二さんの想いを守るよ!」
「ていうかかなたんに良いようにされるのみこ許せないにぇ!」
「すいちゃんもかなたんに一発入れてやらないと気がすまないしね」
ロボ子、アズキ、みこ、すいせい……
「メル達は確かに消滅するかもしれない。でも、玲二君との想いや願いは、今の世界のメル達に受け継がれてるから」
「その想いが続く限り、アキロゼ達の心はずっと玲二君と一緒にあるよ」
「この最強アイドル!はあちゃまの力さえあれば狂ったかなたんなんて一撃なんだから♪キャハハ♪」
「まつりの想いは、もうこの世界のまつりに託したから大丈夫!だから玲二君、一緒に行こう!」
メル、アキ、はあと、まつり……
「ニシシ♪シオンの最強魔法さえあればかなたんのウイングなんて木っ端微塵なんだから♪あ、でもあくあは別にいなくても良いかも?」
「ねぇなんでそんな事言うのさぁ!?あてぃしだってご主人の役に立てるんだから!」
「玲二様!余が一緒にいればどんな悪党だって一刀両断してやる余ッ!」
「フフッ悪い事するかなたんには少ぉしキツいお仕置きしてあげないとね♪」
「てかあいつにいきなり顔面パンチされた分はしっかり返さないと気がすまないしゅばッ!」
シオン、あくあ、あやめ、ちょこ、スバル……
「ウチももう、あんな辛そうなかなたんを見るのは嫌だから……レイさん、必ずかなたんを止めてあげて」
「前の世界で沢山迷惑を掛けた僕が言えた事じゃないけど、かなたんの事、必ず救ってあげてね」
「こおねも、もう皆が嫌な思いをするところなんて見たくないから……玲二、かなたんの事を助けてあげて」
ミオ、おかゆ、ころね……
「大体あんな只野の悪意なんかの所為でヤラれたのが腹立つぺこ!師匠!ぺこーら達の仇を絶対に取ってほしいぺこ!」
「るしあも昔は玲二さんを独占したかった。けど今のかなたんを見ていたら、それがどれだけ愚かな事か分かったの。だから玲二さん、かなたんを絶対に止めてほしいのです」
「ま、このマリン船長の力さえあればあんなかなたんなんて一捻りですよ!だから絶対に負けたりしないでくださいよね!」
「大丈夫!玲二君には団長達がついてるけんね!だから安心して戦ってほしいんよ♪」
「アタシ達に今出来る事は、玲二さんの為にこの力を還す事だけ……でも、心は何時だって貴方と一緒にいますから!」
ぺこら、るしあ、マリン、ノエル、フレア……
「てか本当に今思い出しても腹立つ!あんな悪意の波動なんかに負けてトワ達を襲うなんて!一発ぶん殴ってやんないと気がすまないですよ!」
「でももしわため達もあの波動を受けてたらあーなってしまってたかも……だから親分、かなたんの事、絶対に救ってあげて」
「ルーナもあんな天音ちゃなんてもう見たくねぇのら。にーちゃなら必ず天音ちゃを止めてくれるって信じてるのら」
「兄貴、あのバカゴリ天使を助けてやってくれ。ワタシらじゃそれが出来なかったからな……」
トワ、わため、ルーナ、ココ……
「ポルカ達と玲二さんの力が一つになれば、最高に盛り上がる力になる!その力でかなたに一泡吹かせてやろうよ!」
「ねねもレイ兄ちゃんと一緒に戦うもん!ヤられた分は百倍にしてやり返せー!」
「ラミィも玲二さんの事が大好きだから今のかなたんの気持ちはよく分かる……でも、あんな苦しい思いをしているかなたんをこれ以上放っておけないよ!」
「あたし達は前の世界では無様に負けて消滅しちまった。だからせめてレイっちにはこの世界のあたし等と幸せになってほしいんだ」
ポルカ、ねね、ラミィ、ぼたん……
「アカリ達は消えてしまうけど、この心は玲二とずっと一緒にいるよ!」
「シロも玲二の事、ずっと傍で見守り続ける。これから先も、玲二とこの世界のシロ達の幸せを守り続けるよ」
「みしろはかつてご主人様をお守りする事が出来ないまま消えてしまいました。ですが、もうそのような失態は致しません!」
「今までヒメ達は玲二くんに沢山助けられたもん。だから……」
「今度はヒナ達が、玲二くんを助ける番だよ!」
アカリ、シロ、みしろ、ヒメ、ヒナ……
……皆、本当に覚悟を決めて来てくれたのか……
「…………さぁ!もう時間がないよ!皆、行くよッ!」
『おぉーーーーーーッ!!』
そしてそらの合図と共に皆は光に包まれて、そして虹色に輝く核へと変化していく。
「…………レイくん、白上達とは此処でお別れです。でも、白上達の心と想いは、ずっと貴方と一緒にいます。だから、この世界の白上達や子供達と、幸せな未来を生きてください」
「フブキ………」
「レイくん……白上は、本当に幸せでした。白上は例えどんな時でも、貴方を愛してます」
フブキもそう言うと光に包まれ虹色の核へと姿を変えていく。そして核達は俺の周りを囲うように広がっていく。
『レイくん!白上達の力を、貴方に還します!必ずかなたを救ってあげてください!』
―キュイィィィィン……バシュウゥゥッ!!―
そして皆の核が俺の中に入り、俺の視界は一瞬真っ白になっていった……
―…………キイィィンッ……カッ!―
―ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
「なッ!?何、コレ……!?」
ジャッジメントウイングがシンラガンダムにトドメを刺そうとしたその時、シンラガンダムから膨大なエネルギーが溢れ出し、それは巨大な虹の柱へと変化していく。そしてその虹の柱が晴れると、其処にいたのは
「ば、バカな!?あの状況で全回復するなんて?!それにその姿は……!?」
かなたは目の前にいるシンラガンダム……いや、玲二の姿に驚いていた。神々しく輝く髪に赤と青のオッドアイ。その姿はまさに、
「…………うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
そして玲二がいきなり雄叫びをあげ始め、その刹那、全ての次元が震え虹色のオーラに包まれていく。
ホロライトシティ……
「……あれ?揺れが収まった……?」
「ど、どうしたんだろ?さっきまであんなに激しかったのに……?」
あれだけ激しく揺れてた大地は何時の間にか揺れが収まっていた。一体何が起こってるのか?皆がそう思っていたその時……
―バシュウゥゥゥッ!―
「え!?な、何これ!?」
「な、なんか今変な光に包まれなかった!?」
「わ、分かんない?けど……なんだか不思議と力が湧いてくるッ!」
突然放たれた謎の光の波動によって玲二の家族や仲間の皆がその光に包まれていく。その光を受けた者は皆、何やら不思議と力が湧いているようだ。
「お、おかゆ!これって……!?」
「う、うん!皆、僕達と同じ完全な神羅族化してる……!?」
まさかの皆が神羅族化するという現象に、既に神羅族となったおかゆ達は困惑していた。だが、異変はこれだけではない……
その頃のレイラ……
「グッ……ハァ、ハァ……」
「………神羅の力が全身に回っている……もう、わたしの力では抑えきれない……!」
神羅フレアの所為で神羅の力に侵されたレイラは、とうとうその限界点にまで到達してしまっていた。胸が張り裂けそうな程苦しくなり、手足は既に動かなくなっている。呼吸をしようにも息を吸うだけで激痛に襲われてしまい、最早打つ手は殆ど残されていなかった。
「…………あ、う、うぐ……」
「おい!死ぬな!お前を破壊するのはわたしだ!わたしに破壊されないで勝手に死ぬなど、絶対に許さないからなッ!」
エンヴィーは必死で無呪羅の力で症状を抑えようとするが、既に焼け石に水状態であった。幾ら破壊の力があったとしても、レイラの中で全身に回ってしまった神羅の力だけを破壊する事は出来ず、症状を抑える事しか出来ずにいたが、それも最早意味をなさなくなっていた。既にレイラも喋る事すら出来ず、ただ虚ろな目でエンヴィーを見る事しか出来ずにいた。
「…………こんなの、全然妬ましくない……お前はわたしが認めた男だ……わたし以外に破壊されるなど、絶対に許すものか……!」
大粒の涙を流しながら必至にレイラに力を注ぎ続けるエンヴィー。だがそれも虚しく、レイラはどんどん弱っていく。最早打つ手なし……そう思ったその時たった……
―バシュウゥゥゥゥゥゥッ!!―
「ッ!?な、なんだ今のは……!?」
突如レイラの部屋に光が流れ込み、横たわっているレイラの身体を包みこんでいった。
「こ、これは……!?」
そして光が止むと、先程まで苦しそうだったレイラが急に穏やかな表情でスヤスヤと眠っていた。ついさっきまで神羅の力に呑まれ蝕まれていた筈が、今はすっかり落ち着いた様子を見せていた。
「こ、これは……神羅の力が、消えている!?どうなっているんだ……?!」
なんと、先程までレイラを蝕んでいた神羅の力が綺麗サッパリと消えていたのだ。あまりにも不可解な事に、エンヴィーは理解出来ずにいたが、一先ずレイラが無事だった事に一安心するのであった……
その頃、とある世界では……
―パアァァァァァァァァ………ッ!―
「…………う、うぅ…………こ、此処は……吾輩は、一体……?」
晴れ渡る空の元、一面に広がる花畑で一人の女性が目覚めゆっくりと起き上がっていった。其処に……
「総帥ッ!」
「え……ってうぉッ!?る、ルイ!?どうしたんだいきなり!?」
花畑で眠っていた女性に別の女性が涙を流しながら駆け寄り抱き締めてきた。唐突の事で一瞬何がどうなっているか分からずにいたが、女性は……異世界のラプラスは其処で自分に何があったかを思い出した。
「……ッ!そうだ、吾輩は確かにあの時ヤられて……という事は、此処は天国とかなのか……?」
「いえ、違います!確かに私達もあの時死んでしまったと思いました……ですが、皆ちゃんと生きているんです!」
「……は?そんな馬鹿な!?吾輩は確かにあの時あの変な天使にヤられた筈……!?」
「嘘じゃないよ。ボク達も最初は疑わしかったけど、ちゃーんと皆生体反応があるからね〜」
自分を抱き締めている女性……異世界のルイが言った事が信じられず戸惑っていると、他のメンバーであるこよりとクロヱといろはも駆けつけていた。
「お、お前等!無事だったのか!?」
「無事……とはまた違うでござるな。風真達も一体何が起きてるのか分からないのでござる。確かに風真達はあの時消滅した筈なのに、どうして……?」
「玲二だよ!だってこんな奇跡みたいな凄い事起こせるなんて、玲二しかいないもん!きっと玲二が沙花叉達の事を助けてくれたんだよ!」
「同志が?…………そうか、吾輩達はまた、あの男に借りが出来てしまったという事か……感謝するぞ、玲二」
消滅した筈の自分達が復活したという奇跡に皆は喜び、そしてその奇跡を起こしたのが玲二だと思ったラプラスは心の中で涙しながら感謝したのであった。
次元の狭間……
「…………ッ!この反応は……!?」
次元の狭間を移動していたグリード。しかしその時、突如全次元を包み込む程の強大なエネルギーを感知し立ち止まっていく。
「この力は、まさしく始祖の力……そうか、あの男がそうだったのか……クククッフハァーッハッハッハッ!面白い!面白いぞ佐々木玲二ッ!よもや貴様が我等無呪羅とあの神羅の始祖とはなッ!」
次元の狭間に流れるエネルギーを受け、グリードは何か嬉しそうに高笑いをする。
「神羅と無呪羅の力の根源となる力……さしずめ『真の神と魔の力』と言ったところか。面白い、面白いぞ佐々木玲二!我は、お前の事が欲しくなったッ!」
玲二が新たな力に目覚めた事を察知したグリードは、次第にその力に魅了されていくのであった……
玲二が雄叫びをあげると宇宙空間が虹色に輝く光の空間に包まれていき、端の方で倒れていたシズクも既に元の世界に戻されていた。そのあり得ない状況にかなたは困惑し動揺していた。
「こ、これは……ボクの世界が塗り替えられた!?それにボクやЯが消した世界達が蘇ってる?!そんなバカな!?なんで?!無呪羅の力で消したら復活なんて出来ないのに?!」
「……悪いなかなた。そんなルール、
「ハァ!?そんな事あり得ない!リミッターが掛けられたキミにそんな力はない筈……まさか、フブちゃんがなんかしたのか!?」
「フブキだけじゃねぇ……そらや皆が、俺に力をくれたんだ!もうこんな悲劇を終わらせたい……そう願って俺にこの力を託してくれたッ!」
「皆……!?まさか、前の世界での皆が生きてたとでも言うの?!そんなワケないッ!そんなの絶対にあり得ないんだからぁッ!!」
「あり得ないなんて事はねぇよ!強い想いは、時空と次元の壁をぶち破って新たな絆を紡いでいく!そしてそれが、また新たな世界へと繋がっていくんだ!」
玲二の新たな力を認めず否定するかなた。玲二はそんなかなたを憐れみの目で見ながらも、最後の戦いに挑む決意を固める。
「さぁいくぜかなた、こっからは俺達の世界だッ!!」
EP36『真魔神覚醒』
神羅file21
強い想いは、次元を超えて奇跡を呼ぶ。
次回……
真の力を解放した玲二。全てを否定し暴走するかなたを止める為、そしてかなたの心を救う為、新たな力を呼び起こす!
次回
「過去との決着」
はい、という事で今回は、玲二がまた進化しました!この男、何処まで進化する気だ……!?(;´Д`)
そして次回で遂に決着!玲二はかなたを止める事が出来るのか!?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!