今回は前回の続きです!みしろ達は一体どんな世界に飛ばされてしまったのだろうか?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
GWDWCの運営に勤しんでいる今日この頃、俺は現時点でのランキング上位者を確認していた。上位は相変わらずグリード達だが、それ以外だと蘭や新、それにフブキやそら達も順調にランクインしているな。
「一夏も順調にランクインしているな。あれからまるで人が変わったかのように自分のガンプラを使いこなせているし、これなら本戦参戦は確実だろう…………ん?」
…………なんだ?今次元の歪みを感じた気がするが、もしかして他の神羅族が来たのか?……いや、そんな感じではないな。ならなんだこれは……?
(みしろ、エリー、悪いが今すぐ俺の部屋に来てくれないか?…………みしろ?エリー?)
…………ダメだ、通じない。という事はあいつ等、今はこの世界にいないのか?という事はさっきの次元の歪みは………
「……あいつ等に何かあったのか?もしかして、残った神羅族か無呪羅の誰が……兎に角急いであいつ等を探しに行くか」
みしろ達が何かに巻き込まれているかもしれない。そう思い俺はみしろの反応を追って転移していく。行き先は……まだ行った事のないような世界だが、どんな世界なんだろうな?
一方その頃、みしろ達は……
「…………ダメですね。次元艇も故障してしまいましたし、ディメンションギアも全く反応しません。おそらくは次元間の電波をジャックされたのかもしれません」
「痛た……なんやねんコレッ!?なんでワイ等がこんな目に合わなアカンのや?!」
「「ぷゆぅ〜……」」
「よしよーし、もぉ大丈夫でちゅからね〜……それにしても、本当に此処は一体何処なんでしょうか?」
何かの力で引っ張られとある世界に引き寄せられたみしろ達。次元艇は不時着した際の衝撃で動かなくなってしまい、ディメンションギアも電波をジャックされているのか全く繋がらなくなっていた。
「こ、此処ってみしろさん達の世界……ではないんですよね……?」
「うわぁ、なんだか石造りの建造物ばっかだね?」
「まるで古代ローマみたいな雰囲気があるよな?」
「うおぉーーーッ!皆見ろよ!あっちの方スッゲェ盛り上がってるぞ!」
「ちょ!?おいみこち!勝手にどっか行くなよ!?」
一方一緒に着いてきた男ホロメン達は割と好き勝手に辺りを見回していた。普段体験しないような事だから興味津々になるのは無理はないが、もう少し大人しくしてもらいたいところだ。
「………どうやらみしろ達は何者かに無理矢理呼び寄せられたようです。そしてそれが出来るのは……」
「まさか、神羅族の誰かが私達を呼んだという事でしょうか?でも一体なんの為に……?」
「それはみしろにも分かりません。ですが、今は取り敢えず人がいる場所まで進んでみましょう。そうすれば何か分かるかもしれません」
「せやな。取り敢えず私等を呼び出した奴には一発入れんと気が済まんわ。おらお前等も遊んでないでいくぞッ!」
現状を把握する為にも、みしろ達は一先ずこの世界の住人を探す事にした。楓の一喝でそら達も集まって着いていき歩く事数十分後、みしろ達は気になる建物を発見する。
「……あら、あれは……?」
「何かの競技場っぽい感じがしますが……」
「競技場というか見た目的に闘技場のようにも見えるなぁ?」
「しかもなんか外からでも歓声が聞こえてくるね?」
辿り着いた場所はなんとこれまた古代ローマを彷彿とさせるコロッセオのような巨大な建物だった。どうやら中で何か行われているのか大歓声が外にまで響いている。
「どうやらこの中にこの世界の住人が集まっているようですね。此処から入れるようなので行ってみましょう」
「あ、ちょっとみしろさん待ってくださいよぉ〜!?」
「……みしろちゃんって意外とグイグイいくタイプなんですね?」
「まぁそんだけ肝が据わってないと玲二さんのメイドなんて務まらんのかもな?そんじゃ私等も行くとするか」
率先して中へと入っていくみしろに急いで着いていく美兎達。その奥へと進んでいくと光が差しており、恐る恐るその先へ進んでいく。すると……
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!』
「え!?な、何此処!?」
「な、なんやねんこの声!?うるっさ!」
進んだ先はどうやらこの闘技場の中心部だったようで、みしろ達が入ってきたと同時に観客席から大歓声が響き渡っていく。そして
「よく来たな!待っていたぞ、オリジンの女共ッ!」
『ッ!?』
突然上空から大きな声が響き渡り、みしろ達は反射的に上を見上げる。すると何かがこちらに向かって急降下してきていた。
―ヒュウゥゥゥゥゥゥゥ……ドッゴオォォォォォオンッ!!―
そして闘技場のど真ん中に着地すると砂埃が舞い散っていき、それが晴れると其処には燃えるような赤い髪に獅子の耳をした女性が斧を構えて仁王立ちしていた。
「なッ!?あ、あれって……ぼたんさん!?」
「……いえ、髪の色が違いますし、何よりこの威圧感……おそらくは神羅族のぼたんさんに間違いないと思います」
「ほぉ?どうやら我の事を理解しているようだな?その通り、我こそが誇り高き神羅族!その中でも最も偉大なるソラ様の双剣が一人、『ボタン』だッ!」
赤髪の女性、神羅族の『ボタン』は斧をみしろに向け高らかに名乗る。自身の髪色と同じ赤色のマントを靡かせ、その風貌はまさに王者を体現したかのような出で立ちである。
「あ、あいつなんかオレ達の世界のぼたんに似てんな?」
「う、うん。だけど女の子になってるし髪も真っ赤だよ?」
どうやらそら達の世界にもぼたんはいるようだが、性別も髪色も性格も何もかもが全く違うボタンに戸惑ってしまっている。
「……成る程、貴方がみしろ達をこの世界に呼び出した神羅族ですか」
「フン、その通りだ。本当なら貴様らの男であるオリジンを呼びたかったのだが、まぁその力の一端を受け継いだ貴様らでも充分と言えよう」
「オリジン?……もしかして、玲二さんの事を言ってるのでしょうか?」
「ハアァ!?つまりお前は玲二さんの代わりにウチ等を呼んだって事か?!なぁにが私等でも充分や!?人の事無理矢理呼び寄せて何様のつもりなんやお前ぇッ!」
どうやらボタンが本当に呼び出したかったのはオリジン、つまり玲二だったのだがその妥協で玲二から力を授かった自分達が呼ばれたと知りキレる楓。木刀を取り出し威嚇するもボタンはそれがどうしたと言わんばかりに鼻で笑っている。
「フン、そんなのはどうだっていい。我にとって重要なのは、貴様らが我を満足させるに値するかどうかという事だ」
「満足?まさか……メアリー達に貴方と戦えと言う事でしょうか?!」
「そのまさかだ。我が管理するこの世界、『グラディエイト』は強さこそ正義!そしてその頂点に君臨する我こそが絶対の正義!故に、我と同じ神羅族である貴様らには我と戦う資格があるッ!」
なんという事か、まさか自分達が呼び寄せられた理由がボタンと戦う為だったと知り唖然としてしまうみしろ達。しかもそら達からしてみれば完全に巻き込まれただけである。
「……お言葉ですが、みしろ達が同じ神羅族である貴方と戦う理由など何一つございません。それにみしろ達は早く元の世界に戻らなければならないのです。なのでこんな所で遊んでいる暇はありません」
「……ほぉ?この我との闘いを拒むか?同じ神羅族だから少しは優しくしてやったというのに、それを無下にするとはなぁッ!」
―キュイィンッ!……ガッシャアァァァンッ!!―
『なッ……!?』
みしろがボタンとの闘いを拒否するとボタンは目の前に巨大な檻を作り出しみしろ達全員を閉じ込めてしまった。
「な、なんだよこれ!?」
「ウギギギギィ……ッ!……ダメだ、ボクのパワーでも壊せない!?」
「当たり前だ!貴様らがどんなに怪力だろうと我が作った檻を壊す事は出来ぬ!貴様らが其処から出るにはただ一つ!この我と戦う以外道はないッ!」
なんという理不尽極まりない行為だろうか。ロボ斗がフルパワーを発揮しても壊れない檻に閉じ込められたみしろ達はボタンが納得するまで出してはもらえないという事になる。
「ちょ、ちょっと待ってください!貴方の望みが神羅族である私達なら、そらさん達は関係ないじゃないですか!?」
「フン、そんなのは貴様らが素直に我と闘いさえすれば問題ないであろう!それに安心しろ、我とて闘う力なき者には興味などない」
「んだとぉ!?オメー俺達の事舐め過ぎじゃねーのかぁー?!」
「ま、まぁまぁみことさん落ち着いて……ボタンさん、一つだけ聞かせてほしいんですが、どうして貴方はそうまでして玲二さんや私達と闘いたがるのです?さっきみしろさんも言ってましたが、私達神羅族が互いに闘う理由など何もない筈でしょう?それなのにどうして……?」
そう、みしろ達にとって無呪羅かなたとの闘いが終わりЯの問題も解決した今、無駄に戦う理由など全くない。ましてや他の神羅族とは別に敵対しているワケではないので尚更戦う意味すらないのだ。にも関わらず何故ボタンは其処までしてみしろ達と戦いたがっているのか……?
「フン、どうしてだ?そんなのは決まっている!この我が!強き者との闘いを求めているからだッ!我はかつて獅子だった頃からずっと本能で強者との闘いを求めて生きてきた!闘いこそが我が存在意義!故に同じ力を持つ貴様らと闘う事は至極当然であるのだッ!!」
「……ハァッ!?まさか、ただそれだけの為に私等を無理矢理呼んだんかいッ!?」
これまたまさかの理由、ボタンは自分の中にある闘争本能に従って強者と闘いたがっていたようだ。そんな自分勝手な言い分に楓の怒りもピークに達しようとしていた。
「巫山戯ないでください!私達は無駄な闘いなんてしたくないのですぅッ!」
「フン、そういう割には貴様らはあのオリジンが作った戦闘システムで何時も闘い合ってるではないか!そして今貴様らはその中で最も強い者を決めようとしている!まさに我と同じようなモノであろうッ!」
「あれはあくまでそういうゲームなんです!お父様が皆が楽しむ為に作ってくれたゲームを貴方の私情と一緒にしないでください!」
「パパしゃまのつくったげーむ、みんなえがおにするんでしゅ!」
「「うー!」」
ボタンは玲二の作ったガンプラウォーズをして戦っているみしろ達も同じようなモノと言うが、メアリー達は父親である玲二が皆の為に作ったゲームをそんなふうに思われている事に怒り反論する。
「メアリーちゃん達の言う通りです。ご主人様が作った皆が楽しんで笑顔になれるガンプラウォーズと、ただ本能のままに相手を求めるだけの貴方と一緒にしないでください!やはり貴方との闘いには応じるワケにはいきません!」
「ほう?あくまで我に仇なすというか。なら、貴様らには暫くその檻で過ごしてもらうしか他ないな「そうはさせないぜ」ッ!?」
―パキィィィィンッ!!―
みしろが再び拒否しボタンが檻の強度を上げようとしたその時、檻が一瞬で崩れ去り中にいたみしろ達が解放された。そして
「やっぱり神羅族の仕業だったか。そんで今度はぼたんか……おいテメェ、よくも俺の家族と関係ない一般人を巻き込んでくれたな?」
「な!?オ、オリジンだと!?何故貴様が此処にいるのだッ?!」
「「ご主人様!」」
「「玲二さん!」」
「お父様!」
「パパしゃま〜!」
「「あうぅ〜!」」
みしろ達の前に玲二が転移で現れ、ボタンに向かって睨みつけていく。最愛の夫と父が駆けつけてくれた事にみしろ達は安堵の表情を浮かべている。
「こ、この人が美兎さんが言ってたホロライブの支部長……!?」
「…………成る程、どうやら性別逆転した世界のそら達みたいだな?すまなかったな、こんな事に巻き込んでしまって」
「い、いえ!?寧ろ僕達が我儘言って着いてきたのが悪かったので……」
だとしても俺が早く気づけていたらこんな目に合わせなくて済んだんだけどな……さて、問題はこいつだな。
「フン、まさかオリジンが直接やって来てくれるとはな。なら、貴様とは遠慮なく闘わせてもらうとするかッ!」
「……悪いな、今お前とは戦う気はない」
「何?……貴様も我と闘うのを拒むというのか!?「勘違いすんな、今は戦う気はないと言ったんだ」……どういう意味だ?」
「そんなに戦いたいなら相手にはなってやる。だが俺達は今自分達の世界で行われる大会の準備とかで忙しいんだ。お前との戦いはこっちでのやる事が全て終わってから幾らでも相手になってやる」
正直もうすぐ二次予選が終わる時期だし、八月から始まる本戦の為にも今は他の神羅族の相手をしている暇はないんだ。
「それじゃあ皆、俺の近くにいてくれ。さっさと転移して帰るからな」
「おい貴様!闘いから逃げる気か?!そんなのは許しはせんぞッ!」
「さっきも言っただろ?全てが終わったら相手になってやるって。それまではお前も大人しくしてくれよ、じゃな」
―シュンッ!―
俺はボタンの静止も聞かずそのまま皆纏めて俺の世界へと転移していった。まぁ仮に向こうがこっちに来ても追い返せば良いからな。
「くッ!オリジンめ!この我との闘いから逃げるとは……!クソォッ!!」
―ドゴオォォォォォォンッ!!―
玲二達に逃げられ苛立ちが募るボタン。持っていた斧で地面を叩きつけ、その衝撃波で闘技場を観客ごと纏めて吹き飛ばしていく。
「フーッ!フーッ!……フン、まぁ良い。次に会う時には貴様を倒してみせる!貴様が対Я用として我等に与えたこいつでな!」
怒りに任せて周りを吹き飛ばしてしまったがボタンはすぐに冷静になり周りを再生していく。そして次に玲二と会った時にこそ必ず倒すと、懐から取り出した
真魔神file03
神羅族が管理する世界には、その神羅族が決めたルールがある。
次回……
無事に元の世界に戻り、そして男体化したそら達に自分達の世界を楽しませる玲二。皆でガンプラウォーズで遊ぶ事になったのだが、其処に新たな刺客が現れる!
EP40
『男ホロメンVSセレ女!』
はい、という事で今回は神羅族のボタン登場回でした!本当はそのままみしろか玲二と戦わせようと思いましたがこの小説でただバトらせても意味ないので来たるべき時が来たらボタンとも戦わせようと思います(実際は書いてる途中で力尽きただけだったり……(^^;))。
そして次回は男ホロメンがガンプラウォーズに挑戦!対戦相手は次回予告にもあります彼女達です!漸く出せる時が来たぁーーー!という事で次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!