そしてガンプラ一番くじを引きましたが……結果は聞かないでください(T_T)
今回は一回戦が終わった後の出来事と二回戦開幕回です!ルイとラース、オリジナルとコピーの二人は戦いの前に何を思うのか……?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
GWDWC一回戦、その戦いは各ブロックで激しさを増していた……
Aブロック 第七試合
白上フブキVS伊藤誠
「ハアァッ!!」
―バキュウゥンッ!ズバアァッ!!―
「ぐあぁぁぁぁぁぁッ!?」
―ドゴオォォォォォォォォォォォンッ!!―
フブキのフブキⅨガンダムが相手のザクを銃撃で翻弄しながら接近し、強烈な斬撃を放ち一発でザクを撃破し勝利した。
Bブロック 第四試合
シロ・デンノールVS橘・シルフィンフォード
―ガキィンッ!ガンッ!ドゴオォッ!!―
「クッ!貴方、なかなかやるね……!」
「貴方こそ!この橘・シルフィンフォードを相手に此処までやるなんて、UMRさんと同じくらい凄いですわーーーッ!」
シロの新機体、『ホワイトルミナスガンダム』と相手のドラゴンガンダムが激突し、両者一歩も引かない緊迫とした接戦をしていた。だが……
「お〜、それは光栄だね♪でも……これで終わりだぁーーーッ!」
―カッ!―
―バキュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!―
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!やられたですわぁーーーッ!?」
相手の隙をついたホワイトルミナスがドラゴンガンダムのコックピット至近距離でビームフィンガーを放ち、一撃でドラゴンガンダムを撃破し勝利を収めた。
Bブロック 第八試合
ときのそらVS平賀才人
―ドゴオォンッ!―
「ぐうぅッ!?な、なんて威力だよ……!?」
「ビーム攻撃を吸収して自分のエネルギーに変えるアブソーブシステム……かなり厄介だけど、それなら吸収出来ない程の威力で撃ち続けるだけだよ!」
そらは新しく完成した新機体、タキオンスカイフリーダムを駆り相手のアブソーブシステムを搭載したソードストライクガンダムを圧倒していた。本来相手のビーム系の攻撃を吸収する筈のアブソーブシステムだが、タキオンスカイの威力が高過ぎるのか吸収が間に合わず、シュベルトゲベールに徐々に罅が入っていく。
「これで、トドメだよッ!」
―シュウゥゥゥゥゥゥゥ……ドゴオォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
「ウグアァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
―バッゴオォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
タキオンスカイから放たれた一斉射撃がソードストライクに襲い掛かり、最初はアブソーブシステムで対抗しようとするも結局エネルギーを吸収しきれずソードストライクは爆散してしまったのだった。
そしてその夜……
「それじゃあ皆、一回戦お疲れ様」
『お疲れ様ぁ〜♪』
一回戦が終わり一日目が終了し、俺達は神羅城に戻り皆で食事を楽しんでいた。戦績としてはあやめ以外は順調に二回戦を突破したが、そのあやめも今はすっかり回復したのか美味しそうに食事を楽しんでいる。
「あやめ、ホントに身体大丈夫なのか?」
「うん!まだちょっと怠いけど、もう全然大丈夫だ余!でも玲二様ごめんなさい。余、何も出来ないで負けちゃった……」
「気にするな。あやめは最後の最後まで全力で戦ったんだ、寧ろ仲間として、家族として誇らしいぞ」
「ままうえ、げんきだすのじゃ〜」
「うん、玲菜もありがとな〜♪でも玲菜、お前ちょっと喋り方母上のが移ってないか?」
確かに普段玲菜は切菜さんと一緒にいる事も多いから自然と喋り方が移ってしまったのかもな?
「さて……ん?どうしたんだフブキ、なんか不機嫌そうだけど?」
「むぅ〜……」
「アハハ……実はフブキ、今日対戦した相手から試合の後に馴れ馴れしく手を握られた上に既婚者だって言っているのに食事に行かないかって誘われたんだって」
…………なんだと?おい、そいつ今すぐこの場に呼び出せ。二度とフブキに手を出させないようにしてやるから……!
「でもフブキちゃん、あの後相手を心が折れるまで嫌味言いまくってたよね?」
「当たり前じゃい!ホントなら二度と日の目見せれなくしてやろうと思ったけど、其処をグッと堪えて心へし折るだけで勘弁してやったんだからありがたいと思ってほしいわッ!」
……どうやらそんな事しなくてもフブキ自身が制裁を与えたようだから今回は多目に見てやるか。さて……
「……それにしても、無呪羅の連中も一人を除いて全員勝ち進んだね」
「うん、あのこよりそっくりの変態痴女以外は全員勝ったね」
「沙花叉!お願いだからあいつの話しないでよ!?あいつの所為で皆からこよりが変態痴女だって思われちゃってんだからッ!」
「まま、へんたいちじょなの?」
「ひより!?ち、違うからね!?ママは絶対に変態でもないし痴女なんかじゃないからね!?」
まぁ確かに無呪羅達は今いる神羅族と違って全員目の色が違うだけで後はオリジナルメンバーと見た目は全く一緒だからな。現に未だにグリード達をラプ達と同一人物と考えている奴もいるし、其処は仕方がない。だが……
「……まさか、こんなにも早くこうした戦いが来るとはな」
「えぇ、まさか次の私の相手が彼女とはね……」
そう言ってルイが次のトーナメントの組み合わせを確認する。其処に書かれていた相手の名は
『憤怒のラース』
「確かこいつ、ずっと苛立たしい!とか言ってた奴だよね?」
「えぇ、レインさんの言う通りですね。この方は初めてご主人様と対峙した時から何やらずっと苛立ちを見せておりました」
「暴食を司るグラトニーが食い意地を張ってるように、怠惰を司るスロウスがずっと怠けているようにこいつも怒りの感情が表に出ているようだな」
「……ご主人様、申し訳ありませんがその名前を出さないでくださいまし。うぅ、頭が……」
スロウスの名前を出した瞬間、みしろは何やら頭が痛いのかこめかみを抑えている。まぁ普段からきっちりとしているみしろからしてみれば自分の姿をしたスロウスのあんな怠惰な姿は許せないんだろうなぁ……
「……でも、例え誰が相手でも私は勝つわ。そしてレイレイの奥さんの中で一番強いって事を証明してあげる。ね、レイレイ♪」
「おぅ、その意気だ。頑張れよ、ルイ」
「まーま、がんば〜♪」
「うんうん、ママ頑張っちゃうからね〜♪」
つばさにも応援され、ルイも明日の試合にやる気を出す。さて、どんな試合になるのやら……?
その頃……
「……なんだと?我々から抜けるだと?」
「えぇ、私にとってもうオリジンなんてどうだって良いもの。大和に負けた今、私が貴方達と行動を共にする理由なんてないし、これからは私は大和と愛に生きる事にしたから♡」
無呪羅達の拠点となっているホテルの一室、其処では色欲のラストが自分の荷物を纏めて仲間達との別れを告げていた。何時もは黒コートを肩に羽織るだけで後は必要最低限のベルトだけで身体を隠していたのがあの戦い以降はピンクのワンピースに身を包んでいる。
「ケッ!まさか色欲を司る痴女のテメェが一人のガキに惚れ込むとはなぁ?苛立たしいぜッ!」
「……大和の事、悪く言わないでくれる?彼は私が無呪羅だと知っても、それでもレグちゃんと一緒に私を受け入れてくれた。もう私の色欲も、彼一人にしか向ける気はないから」
「……クククッハァーッハッハッハァッ!良いだろう!自分の欲望のままに欲しい物に執着する!それこそが強欲!ならばこのグリード、貴様の新たな道に進む事を許そうッ!」
チームから抜ける、そう聞いたグリードはまさかのラストの脱退を許した。自身の欲望に忠実な者は誰であろうと認める、まさに強欲を司るグリードらしい決断である。
「あーあ、グリードなら絶対そう言うと思ったわ……」
「相変わらず己の欲望に忠実な奴には甘い……羨ましい妬ましいぃ……」
「まぁそれがグリードですからね。でもラスト、良いんですか?」
「……何がよ?」
仲間達もなんだかんだで認めてはくれたがただ一人、プライドだけは真剣な目でラストに問いかける。
「貴方は無呪羅、神羅やオリジンと同様に永遠の時を生きる存在。だけど彼は唯の人間、生きているのなんてせいぜい後60年くらいです。そんなすぐに死んでしまう人間の為に、貴方は全てを捧げるつもりなんですか?それとも、彼に力を授けて無呪羅化させるつもりとか?」
「……そんなくだらない事、しないわ。その代わり……」
―キュイィィィィィンッ!―
プライドの問に対してラストは自分の胸元から無呪羅の核を出現させ、それをグリードの元へと移していく。それと同時にラストの身体は一瞬光り、こよりそっくりだった姿は髪の毛の色はピンクのままだが獣耳はなくなりウェーブ状のロングヘアーになっていた。
「……はいこれ、私の無呪羅の核よ。これを貴方に渡せば私から無呪羅の力はなくなって、唯の人間になる。これなら文句はないでしょ?」
「ッ!ラスト、お前其処までの覚悟を……クククッ!良いだろう!只今をもって貴様から無呪羅の核を剥奪し貴様を唯の人間にする!今日から貴様は色欲のラストではなく一人の女、『四季翼ラスト』として生きるがいい!さぁ、分かったならさっさとこの場から出ていけッ!」
「…………礼なんていわないからね、グリード」
無呪羅の核をグリードへと放棄し人間となったラスト。彼女はそのまま荷物を手にし部屋を後にするのであった。
「……グリード、本当に良かったの?ラストが人間になるなんて許して……」
「構わん、どうせオリジンを手にするというのも我の我儘のようなものだ。寧ろ此処まで付き合ってくれた奴には感謝している」
自分の我儘に此処まで付き合ってくれたラストに対しグリードは感謝の念を持っていた。そして他の無呪羅達も出ていったラストを心配しつつも新たな門出を見送るのであった。ただ一人を除いて……
「…………チッ!ラストのヤロウ、簡単に無呪羅の力を捨てやがって……苛立たしいッ!!」
―ドゴオォッ!―
憤怒を司るラース、彼女だけはラストが無呪羅の力を捨て出ていった事に苛立ちを感じていた。無呪羅は言ってしまえば破壊を司る神の力と言っても過言ではない。そんな力をたかが一人の人間の為に捨てるなど理解が出来なかった。だがグリードが認めた以上、彼女にはそれを止める権利などない。やり場のない苛立ちはホテルの壁へと向けられ思いっきり罅が入ってしまう。
「落ち着けラース、これはラスト自身が決めた事だ。そんなに気に食わないと言うなら、明日の二回戦で当たるお前のオリジナルにぶつければ良いだろう」
「ケッ!言われなくったって分かってるさ!苛立たしいッ!見てろよオリジナル……このオレが貴様を破壊してやるッ!!」
グリードに宥められるもラースの怒りは収まらず、その怒りの矛先は自分のオリジナルであるルイへと向けられていく。オリジナルを倒す事で、この苛立ちが少しでも晴れると信じて……
翌日……
「あー、マイクテストマイクテスト……コホン、皆様!大変お待たせ致しました!これよりGWDWC本戦Dブロックの二回戦を開始しますッ!!」
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!』
二日に入り二回戦と三回戦が行われる今日。俺はルイの事が不安になりレインとラインとあかりと共にDブロックのドームへとやってきていた。この対戦カードは他の観客も気になるのか席が埋まってるにも関わらず立ちながら見ている人もいるくらいだ。
「ルイちゃん、本当に大丈夫かな……?」
「うみゅ……」
「あいつなら絶対に大丈夫だ。俺達はそれを信じて見守ってやろう。それよりあかり、お前蝶美の応援に行かなくても良いのか?」
「うん、ちよちゃんとこには魂子達が応援しに行ってるから大丈夫。それよりも、玲二さん達と敵対しているっていう無呪羅とかいう連中が気になるし」
そうか、なら一緒にルイを応援してやってくれ。と、そろそろ始まるな……
「それでは注目の二回戦第一試合!まずはこの方!秘密結社holoXの幹部にして纏め役!その鋭い眼光で今日も獲物を捕獲する!
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!ルイ姐ぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!』
観客席からの歓声と共にルイがステージへと登っていく。サポーターとしてこよりがついており、万全の状態で勝負に挑むようだ。
「続いてはこの方!顔はルイ姐そっくり、それ以外は正体不明のハイランカー!オレを苛立てるヤツは全員ぶっ潰すッ!憤怒のラースッ!!」
―シュウゥゥゥゥゥ……パアァァッ!―
「お、おいあれ!」
「ほ、本当にルイ姐そっくり……!?」
「マジで別人だったのか?直接見るまで信じられなかったけど……?」
「というかスロウスやラストもそうだけどあの転移どうなってんだ!?全然魔力とかも感じられなかったぞ!?」
ラースの登場に会場全員がざわつきだす。中にはルイとラースが同一人物と考えていた奴もいたから二人が同時に並んでいるのを見てびっくりしてるな。
「よぉオリジナル、相変わらず自信満々な面してやがんなぁ?苛立たしいッ!」
「こ、こいつがルイ姐をコピーした無呪羅……!?」
「……貴方が私をコピーして生まれたラースって奴ね?レイレイから聞いてはいたけれど、本当にずっとイライラしてるのね?けど、冷静さを欠いてるようじゃ私は倒せないわよ」
「あぁ?テメェ、このオレを苛立たせるとは随分とムカつくなぁ!?オマケにあの裏切り者のオリジナルをサポートに付けやがって!丁度いい、テメェ等二人とも纏めて此処で破壊してやるッ!!」
……ラースから途轍もない怒りのオーラが溢れ出しているな。相当怒りの感情に支配されているようだ……それにしても、裏切り者?こよりを見てそういったって事は……こよりのコピーであるラストが無呪羅を裏切ったのか?確かに大和からラストは今自分と一緒にいると聞いてはいるが、まさか無呪羅達の間で綻びが出始めたのか?
「悪いけどそうはさせない。レイレイが大切に想ってくれてるこの世界を破壊させない為にも、貴方達の好きにはさせないわ!」
「ケッ!正直世界を破壊とかもうどうでもいいが、気に食わねぇテメェをぶっ潰せるならなんだって良い!さぁ、さっさとバトルを始めようぜッ!」
ラースの合図と共に互いに筐体へと入っていき、こよりもサポート用の筐体へと入っていく。
「両者、各自自分のガンプラをセット!」
「「セット、オンッ!」」
互いにガンプラをセットし、バトルフィールドが生成されていく。ルイの機体は、ウイングガンダムゼロ炎を改造したヤツか。対するラースは……ガンダムマックスターか?今までの無呪羅達と違ってガンダムタイプの機体を使うのか。
『HG ウイングガンダムホークアイ』
『ガンダムビルドファイターズ炎』に登場するウイングガンダムゼロの改造機。それをルイ専用機として改造した機体である。機動性を追求し、近距離は背中のウイングを剣にして戦い、遠距離はツインバスターライフルを改造した専用武器『ホークアイバスター』を駆使して戦うオールマイティータイプの機体である。
スキル:『豪炎』
機体を発火させ機動力とパワーを200%上昇させる。但し、使用している間は常にHPが減り続ける。
『レージガンダム』
ベース機:ガンダムマックスター
字名:荒れ狂う憤怒
あぁ苛立たしい。目に映る全てのモノが気に食わない。ならば全て、この手でぶち壊してやる……!
「両者、互いに準備が整ったようなので始めて頂きましょう!ガンプラバトル、レデ「うおぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」え!?」
―ガキィンッ!―
なッ!?あいつ、開始前にいきなり攻撃しやがった!?ルイが咄嗟にシールドで防いだが何考えてやがるんだ!?
「……貴方、一体何をしているの?まだバトル開始の合図はされてないわよ」
「ウルッセェッ!この程度でヤラれるならテメェはその程度の雑魚って事だろうが!?さぁ、オレの苛立ちを思う存分受けて貰うからなぁッ!!」
「……こより、ダガーナイフを」
「え?う、うん!」
いきなり攻撃されたルイも冷静にガードしつつも礼儀のなってないラースの行動に怒っているのかこよりにダガーナイフを転送させて反撃に出た。
―ガキィッ!―
「おぉ~良いねぇ!貴様からも怒りの感情が感じ取れるぞぉ!」
「マナーのなってない相手にいきなり不意打ちされたら、誰だって怒るっての!さぁ、悪い子にはキッツいお仕置きしてあげないとね……!」
……ルイも本気なのか、ホークアイモードになってラースと睨み合っている。オリジナルとコピー、同じ存在同士の戦いが、今始まった……!
続く……
真魔神file12
神羅と無呪羅は、継承者か長が認めれば核を放棄し、通常の人になれる。その場合、二度と神羅にも無呪羅にも戻れない。
次回……
遂に始まったルイとラースの戦い。両者互いに譲らない思いが、その拳に宿りぶつかり合う!
EP50『信念の拳と怒りの拳』
はい、という事で不穏なスタートを切りましたがルイとラースの戦いが始まりました!怒りに身を任せるラースの怒涛の攻撃に、ルイはどう立ち向かうのか?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!