ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最近プラモの一部は買いやすくなっているのはとても良いんですが……まだ一部のプラモは高額転売の餌食になってますね。取り敢えず小売業や古物商の金額吊り上げだけでも止めてほしい限りです……(T_T)

今回ははまつりとメイジンの対決!初のビルドワールドの住人との本格的なバトル!はたしてまつりは勝つ事が出来るのか!?
今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP52『アメイジングチャンピオン』

ルイの引き分け、フブキやシロの勝利と波乱万丈がありながらも試合が続く二回戦。Cブロックでも白熱したバトルが続き、いよいよ二回戦最後の試合となるまつりの出番が来た…………のだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫌だあぁぁぁぁぁぁぁッ!まつりどーせ負けちゃうんだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

「お、落ち着いてまつりちゃん!?」

 

「そうだよ!それにそんなに騒いだってもう決まった事なんだからしょうがないよ!」

 

「……まぁ、対戦相手があのメイジンじゃ無理もないわね?」

 

控室ではまつりがまるで子供のように駄々を捏ねていた。それもその筈、まつりの二回戦の相手はなんとあのメイジン・カワグチことユウキ・タツヤなのである。ビルドワールドにおいて最強のバトラーに贈られる称号、それがメイジン・カワグチであり、ユウキ・タツヤは三代目として君臨している猛者なのだ。実力で言えばガンダリウム5、つまり最高クラスの実力者であり、そのバトルの凄まじさとガンプラを愛する気持ちは誰にも負けないと言っても過言ではない程の人物である。

 

そんな凄いバトラーが相手と知った瞬間、まつりはずっと駄々を捏ねていた。優勝を目指すまつりにとってある程度の強者という壁は覚悟していたのだが、メイジン相手だと壁どころか要塞が立ち塞がっているようなものなので完全に日和ってしまっているようだ。床に寝そべりジタバタするまつりの姿はさながら休み明けで学校に行きたくない小学生のようだ。

 

「もうまつりちゃん!いい加減覚悟決めなさいよ!優勝を目指す以上遅かれ早かれ何処かで最強格のバトラーと当たるんだから!あやめちゃんやルイ姐だって負けちゃったけど全力で無呪羅達と戦ったんだから、まつりちゃんも何時までも駄々捏ねてないで行きなさいよ!それともバトルするのが嫌だからって棄権するつもり!?それこそダーリンに顔向け出来ないわよ!」

 

「うぅ~……!」

 

はあとに怒られるもまつりはただ涙目で唸るしか出来なかった。はあとの言ってる事は至極当然の事でありまつりもそれを理解しているのだが、やはり想定以上のバトラーとの戦いとかるとどうしても臆してしまう。分かっていてもこの不安な気持ちは払拭出来ないのだ。

 

「うーん、これは玲二君を呼んだ方が良いのかしら?」

 

「でも玲二君、今はルイちゃんの治療に付きっきりだから呼ぶのも気が引けちゃうよね……」

 

そう、玲二は今現在もルイに付きっきりな状態なのだ。実際は既に治癒の力で治療自体は完了しているのだが、ダメージを負ってしまったルイを心配し今も医務室で看病している。そう思うと玲二を此処に呼ぶのは気が引けてしまうアキとメルだった。

 

「…………ハァ、分かったわ。そんなに戦いたくないって駄々を捏ねるなら私から審判に棄権するって伝えてあげる。それで良いんでしょ?」

 

「ッ!?ヤだ!それだけは絶対にしたくない!」

 

「だったらどうしたいのさ!?負けるのが分かってるから戦いたくない、でも棄権もしたくないって、そんな我儘通るワケないじゃないの!?そんなにまつりちゃんは玲二を困らせたいの!?」

 

「そ、そうじゃないって……だって、此処でまつりが負けたら他の無呪羅と戦える相手がいなくなっちゃうじゃん。二人脱落したけど、後五人も残ってるんだよ!それなのに此処でメイジンと当たるなんて……」

 

まつりが一番気にしている事、それは単純に自分が負けてしまう事で無呪羅達に対する対抗策がなくなるのではないか?という点だった。無呪羅達の実力は並大抵ではない。特にリーダーであるグリードと未だに力を明かしてないプライドの二人が最も危険とされている。そんな二人が勝ち進み、万が一にも優勝された場合はこの世界が破壊されてしまうかもしれない(まだ玲二達は無呪羅達の狙いがこの世界の破壊だと思っている)。

 

そんな無呪羅に対抗出来るのは神羅の力を持ってる自分達だけだと思っているまつりは此処でチャンピオンに負ける事は無呪羅に対抗出来る術が減ってしまうのではという不安だった。玲二が大切に想っているこの世界を破壊させたくないまつりは此処で負けたくないという気持ちと、今の自分ではメイジンに勝てるビジョンが見えないという気持ちに挟まれてしまい幼児退行してしまったという事だ。

 

「…………全く、そんな心配する必要なんかないじゃない。忘れたの?一回戦のラストとかいう無呪羅相手に大和くんが勝利したじゃない。二回戦でグリードに負けちゃったけど、それでも普通の人間でも無呪羅に勝てるって証明してるんだから」

 

「そもそもメイジンに勝てないんだったら多分無呪羅相手に勝つなんて無理だと思うよ?」

 

「うぐッ!?うぅ〜、分かってても言われるとツラいよぉ〜……どーせまつりは弱いんだぁ〜……!」

 

アキとメルにはっきり言われ、まつりは更に幼児退行してしまいビービー泣いてしまう。そんなまつりを見て、遂にはあとがキレてしまう。

 

「あぁもう!いい加減にしなさいよ!あんた玲二の言ってた事もう忘れたの!?無呪羅の対決 も大事だけど、私達がやるべきなのは皆と一緒に楽しんでこの大会を盛り上げる事でしょう!それなのに、何メイジンに当たったくらいで駄々捏ねてんのよ!?そんな勝ち負けなんか気にせず全力で挑みなさいよ!それが玲二があんたに望んでいる事じゃないの!?」

 

「ッ!?…………そうだ、玲二君も皆で楽しんでこのGWDWCを成功させたいって言ってた…………はあとちゃん、ごめん。まつり、一番大切な事忘れてた…………」

 

「…………分かったならさっさと会場に行きなさいよ。言っとくけど、次こんなふうに駄々捏ねてたら容赦しないんだからね?」

 

「……うん!はあちゃま、ありがと!それにアキロゼとメルメルもごめんね!まつりはもう大丈夫だから行ってくる!」

 

はあとに檄を飛ばされたまつりは本来の気持ちを取り戻し、涙を拭って会場へと向かっていくのであった。

 

「………はぁ~!もぉこんなのはあちゃまのイメージと違うんだけどぉ〜!?」

 

「フフ、でもそれだけまつりちゃんの事考えてくれているって事じゃない♪」

 

「うんうん、はあとちゃんキツい言い方だったけど、玲二君の気持ちを代弁してくれたと思うよ♪」

 

「……まぁ、はあちゃまもあんなまつりちゃん見たくなかったからちょっと熱くなっちゃったけど、兎に角何時もの調子に戻ってくれて良かったわ…………頑張んなさいよ、まつりちゃん」

 

会場へ向かい、これから熾烈な戦いが始まるであろうまつりに小さくエールを送るはあとであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

「さぁ白熱としたバトルが続きいよいよ二回戦も大詰めとなってきましたぁーーーッ!続いてのバトルは注目の一戦と言っても過言ではないでしょう!ホロライブ1期生夏色まつりVSビルドワールドからやって来た最強のバトラー!メイジン・カワグチことユウキ・タツヤの一騎打ちだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!』

 

『まつりちゃあぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!』

 

『メイジイィィィィィィィィィンッ!!』

 

ホロライブのアイドルであるまつりVSビルドワールドの最強格であるメイジンという注目の一戦という事で会場の観客達のボルテージが既にMAX状態になっている中、まつりとメイジンがステージに上がり対峙する。

 

「君が玲二君の奥さんの一人か。この異世界の大会の舞台で君のようなバトラーと相まみえる事が心から喜ばしい」

 

「ま、まつりだって!ビルドワールド最強のチャンピオンとこうして戦えると思うとドキドキして震えが止まらないよ!」

 

実際、まつりの足は少しだがガクガク震えている。まぁ実際は興奮して震えているというかは強者を目の当たりにして臆している感じである。

 

「……この異世界に来て、本当に良かった。私達の世界とはまた違った素晴らしい強豪達が沢山いる……だからこそ!三代目メイジン・カワグチとして、私はこの世界で自分の力が何処まで通用するかを試したいのだ!」

 

―ゴオォォォッ!―

 

「ッ!?す、凄い覇気……!だけど、まつりだって玲二君や皆と一緒に此処まで頑張ってきたんだ!まつりの全力の本気!此処でブツケてみせるよッ!」

 

「勿論、そうでなくては困る!ガンプラバトルは常に真剣勝負!故に手を抜く事などあってはならないからな!」

 

「さぁバトル開始前から互いの熱量が半端なく伝わってきますねぇー!それではお互いに筐体に入りスタンバイをお願いしまーす!」

 

実況席にいるおめがリオの指示に従い、まつりとメイジンは筐体へと入りガンプラをセットしていく。

 

Game Mode:1on1

Field:Standard

PlayerA:MATURI

PlayerB:3rdM.KAWAGUTHI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィールドが展開され、互いのガンプラが姿を現す。まつりの機体は新しく作った『フェスティバルガンダム祭』、対するメイジンはこの世界で新たに作った新機体『アメイジングダブルオークアンタ』である。

 

 

『HG フェスティバルガンダム祭』

かつて自分のAnotherStoryで使用した機体をまつり自身が改良を加えてこの世界に蘇らせた機体。元のガンダムフェスティバルはシャイニングガンダムをベースにしているが、こちらはトライバーニングガンダムをベースにしている為可動域が上昇している。

 

 

『HG アメイジングダブルオークアンタ』

『劇場版機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-』に登場したダブルオークアンタをベースにメイジン自らが改良を加えたオリジナルガンプラ。アメイジングエクシアの後継機を意識しているのか、左肩のGNシールドは着脱可能なトランザムブースターVer.Ⅲとなっている。アメイジングシリーズはメイジンが使用する事を前提とした機体の為に高性能だが扱いづらいという機体ばかりだが、この機体も例に漏れずかなりピーキーな機体となっている。

 

 

「さぁ早速機体の方を見ていきましょうという事で!解説のレイちゃん、この二人の機体はどうなんでしょうか〜?」

 

「うーん、まつりちゃんの機体はトライバーニングをベースにしてるみたいだけど、所々に仮面ライダー響鬼の装飾がされているのでおそらくそういった戦闘要素が盛り込まれているかもですねぇ。対するメイジンはクアンタをベースにした機体ですが、これはまさにメイジン・カワグチらしい機体と言っても過言ではないでしょう」

 

「わっかる〜!リオもこのクアンタがいっちばん好き!」

 

「…………という事で!そろそろ試合開始となります!」

 

リオの適当発言を解説役である姉のおめがレイが流しつつ試合開始を待つ。互いのコントローラーを握る力が強まり、緊張が走る……そして

 

 

 

―GAME START!―

 

 

 

試合開始を告げるブザーが鳴ると共にフェスティバルが腰にマウントしていた音撃棒・業火を取り出しアメイジングクアンタへと突っ込んでいく。

 

「先手必勝!豪炎打ァッ!」

 

―ゴオォォォッ!―

 

業火の先端が赤く燃え、アメイジングクアンタに向かって勢いよく振り下ろされていく。だが其処は流石メイジンと言ったところか。フェスティバルの攻撃をあっさりと躱してアメイジングGNソードVを構えて斬り掛かっていく。

 

―ガキイィッ!―

 

「ムッ!」

 

「くうぅッ!?」

 

だがまつりも負けじと業火でアメイジングクアンタの攻撃を防いでいく。しかし、想像以上の攻撃の重さにコントローラーを握る手が痺れてしまう。それでもなんとか耐えて攻撃を跳ね除け互いに距離を取る。

 

「……成る程、これは想像以上に楽しめそうだな!」

 

「そ、そうだね!まつりも久々に燃えてきたよッ!(痛ったぁぁーーーッ!?何今の攻撃の重さ!?これがメイジンの力なの?!)」

 

手の痺れを抑えてなんとか虚勢を張る。想像以上の攻撃の重さにまつりは改めて目の前にいるのは本物のメイジン・カワグチなんだと再認識してしまい若干臆してしまうも、それでも自分を奮い立たせ業火を構えてアメイジングクアンタへと向かっていく。

 

―ガキィッ!ドゴォッ!ガッキイィンッ!―

 

「ハアァッ!豪炎球ッ!」

 

―ゴオォォッ!ビュンッ!ビュンッ!―

 

「させんッ!」

 

―バキュウゥンッ!バキュウゥンッ!ドッカアァァァァンッ!―

 

接近戦から遠距離射撃へと切り替わるも互いの銃撃を相殺していく。そしてまた接近戦と遠距離射撃を繰り返していき、その激しい攻防に会場にいる誰もが言葉を失っていた。

 

―ガキィッ!―

 

「クッ!此処までの力があるとは、流石は異世界のバトラーと言うべきか!やはり、この世界に来て正解だった!」

 

「まつりも!最初はメイジンと戦うのが怖かったけど、実際に戦ってみて思ったよ!やっぱりガンプラバトルって楽しいって!だから、まつりの全力を此処でブツケるッ!!」

 

―ガチィッ!ギュイィィィィンッ!!―

 

「な!?こ、これは……!?」

 

互いに鍔迫り合う中、フェスティバルは腹部に装着していた円形の物をアメイジングクアンタに取り付けると、それは大きな太鼓のようになりアメイジングクアンタの動きを封じた。そしてフェスティバルは業火に再び豪炎を纏わせ大きく深呼吸しながら構えていく。

 

「はあぁ〜…………音撃打ッ!誠祖反灯(せいそたんとう)ッ!!わっしょーーーーーいッ!!」

 

―ドン!ドン!ドン!ドドン!ドン!ドドン!ドン!ドンッ!ドンッ!ドンッ!―

 

「ぬぉッ!?」

 

フェスティバルは業火を太鼓の撥のように振るいアメイジングクアンタに着けられた太鼓、音撃鼓に向かって一心不乱に連打し続ける。これは仮面ライダー響鬼の必殺技である音撃打をそのまま採用し、スキル兼必殺技として使用しているのだ。因みに技名の誠祖反灯はまつりが自称している清楚担当をそれっぽい漢字に当て嵌めただけである。

 

―ドドンッ!ドドンッ!ドンッ!ドンッ!ドドンッ!―

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁ……どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

―ドドオォォォォォォォォンッ!!―

 

アメイジングクアンタの反撃を許さないと言わんばかりに強力な打撃を打ち続け、最後にトドメの一撃を放ちフェスティバルは爆発に巻き込まれないよう離れていく。そして

 

 

 

―ジジ……チュドオォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!―

 

 

 

音撃打を受けたアメイジングクアンタは成す術なく大爆発を起こしていった。

 

「…………ハッ!?き、決まったあぁぁぁぁぁぁぁッ!まさかの結末!最強のバトラーと言われたメイジンを、まつりちゃんが倒したあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!』

 

まさかの予想外な結末に、会場にいた全ての者が湧いた。あのメイジンにまつりが勝ったという衝撃があまりにも強かったのだ…………だが

 

「…………あれ?」

 

「え?どうかしたのレイちゃん?」

 

「…………あのさ、もう決着がついたんだよね?なら…………()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

「…………へ?」

 

そう、おめがレイの言う通り、既に決着がついた筈なのに試合終了を告げるWINNER画面が何時まで経っても表示されない。これは一体どういう事なのか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ズバアァッ!!―

 

「………………え?」

 

刹那、フェスティバルの身体に一閃の光が刺し、そのまま機体が真っ二つに切断されていった。その後ろには、先程爆発した筈のアメイジングクアンタがGNソードを構えて立っていた。

 

「な、なんで?さっきまつりの音撃打で倒した筈なのに……?」

 

「………キミのガンプラは素晴らしかった。我々の世界にはない発想、そしてそれを具現化させる技術、見事だった。だが……それ故にその油断が悔やまれるッ!」

 

そういうメイジンの視線の先、先程爆発した場所をまつりが見ると、其処には残骸となったトランザムブースターVer.Ⅲだけが残されていた。

 

「ッ!……そっか、さっきの音撃打を受ける前にGNシールドを分離させてたんだ…………あぁもう悔しいよぉぉ〜ッ!」

 

 

 

―チュドオォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

 

―WINNER 3rdM.KAWAGUTHI―

 

まつりの断末魔と共にフェスティバルガンダム祭は爆散し、メイジンの勝利を告げるアナウンスが鳴り響くのであった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悔じいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!あの時ちゃんと本体の方に音撃鼓着けてればまつりが勝ってたのにぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!」

 

「まーま、よしよーし」

 

控え室に戻り大の字で寝そべり悔し泣きするまつりに丁度保育園から戻ってきた祭華が頭を撫でて慰めている。まぁ勝ったと思った矢先に負けてしまったら誰でも悔しいだろう。

 

「でもまつりちゃん、あのメイジン相手に彼処まで追い詰めたの凄いじゃない。これはとっても誇れる事よ♪」

 

「うん、メル達も手に汗握ってたもん。まつりちゃんはやっぱり凄いよ♪」

 

「ま、結果としては上々じゃない?ダーリンもきっと褒めてくれるわよ」

 

「うぅ〜、それでも悔しいぃ〜……!」

 

同期の皆に慰められるも、やはりあの負け方は相当悔しかったのだろう。取り敢えず三人は暫く気の済むまでまつりを放っておく事にした。……しかし

 

 

 

―バアァンッ!―

 

「た、大変だよ皆!」

 

「え、アズキちゃん?」

 

「どうしたの、そんなに慌てて……?」

 

突然控え室にアズキが勢いよく扉を開けて入ってきた。息を切らしているのを見る限り相当走ってきたのだろう。一体何があったのか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まつり達が戦い終えた後、ステージでは……

 

―ドッゴオォッ!―

 

「グハァッ!ハァ、ハァ……!」

 

「あれれ〜?案外しぶといんですねぇ?流石はビルドダイバーズのヒロトくんって事ですかね〜♪」

 

バトルステージではヒロトが駆るプルタインガンダムがプライドの駆る()()()()()()()()に圧されていた。同じ系列機体である筈なのに、アーマーを装着してないプライドの方が圧倒的な力を見せつけていたのだ。

 

「グ……ッ!同じコアガンダムタイプなのに、どうして……!?」

 

「おやおやぁ?もしかして私がアーマーなしで貴方を圧倒しているのがショックでしたかぁ〜?なら、私も少し本気を出してあげましょうかねぇ〜♪」

 

―BLACK OUT!―

 

プライドはそう言うとスキルを発動し、黒いコアガンダムの横にアーマーが現れ、目の前に黒い狐型のメカが出現する。そして

 

 

 

―パチィンッ!―

 

「コアチェンジッ!」

 

―REVOLVE ON―

 

指を鳴らし高らかに叫び、目の前に現れたレバーをめいいっぱい回して強く押し込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―DARKNESS BOOST!Ⅹ PRIDE!―

 

 

 

 

 

力強い音声と共に黒いキツネ型のメカが黒いコアガンダムの周りを駆け巡り十の闇の柱を出現させ、その間に上半身だったアーマーは回転し下半身側へと変形。その後キツネ型のメカも変形し新たな上半身のアーマーへと変わっていき、両方のアーマーはそのまま黒いコアガンダムへとドッキングしていくと、フィールドだけでなく会場全体にその波動が広がっていった。

 

『キャアァァァァァァァァァッ!!?』

 

「な、なんだぁこの威圧感はぁーーーッ!?」

 

「あ、あれってフブキちゃんのフブキⅨガンダム!?でも色が真っ黒だ!?」

 

突如変形、いや()()した黒いコアガンダムを見て、その威圧感にヒロトだけでなく観客席にいる者達まで押し潰されそうになっていく。

 

「な、なんだ……?こんなガンダムなんて見た事がないぞ……!?」

 

「フフーン、どぉですかこの最強の姿!そうだなぁ〜……オリジナルがフブキⅨなら、私のはそれを超える究極の力……『()()()()()()()()()()()』と名付けましょうか♪さぁ、私を楽しませて下さいねぇ♪」

 

 

―Ready……Fight!!―

 

二本の銃剣を構え、黒いコアガンダムことクロスプライドガンダムはプルタインガンダムへと襲い掛かっていく。そしてその数十秒後、ガンプラを完膚なきまでに砕かれたヒロトはプライドに完全な敗北を喫するのであった…………

 

 

 

 

 

真魔神file16

プライドは他の無呪羅と違い、フブキの完全なるコピーである。

 

 

 

 

 

次回……

 

激戦を繰り広げ、いよいよ始まる三回戦!フブキの相手はビルドダイバーズのアヤメ!なのだが、何処か様子がおかしい……?そんなアヤメが駆る機体は、まさかのとんでもない機体だった!?

 

 

EP53

『蘇る侵略者』

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、という事で惜しくもまつり敗北!戦い方によってはもしかしたら勝ってたのかも?まぁその場合メイジンはそれに対して別の対処法を取ってそうですけどね(^_^;)

遂に明かされたプライドのガンプラ!この機体がホロメン達に牙を剥く!

次回はまたもや不穏な雰囲気な予感……この次もまったりとお待ち頂ければ幸いです、ではまた!
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