ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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アメイジングズゴックの争奪戦に勝ったぞぉーーーッ!!前から欲しかったキットだから嬉し過ぎる……!
それと同時に今月は復讐のレクイエムのガンプラが出るので本当に楽しみです!(≧∇≦)/

今回は後編!突如現れたЯに、フブキは勝つ事が出来るのか!?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP54『蘇る侵略者 後編』

三回戦が始まり、フブキとアヤメの試合が幕を開けた……と思いきや、フブキの目の前に立ち塞がっていたのはかつての敵、Яだった!

 

「な、なんで……なんでЯが此処にいるの!?確か前の世界のかなたんが敗れたと同時に殆どが消滅したんじゃないの?!」

 

『ギギッ確かにあの時かなた様がやられた時に俺達は一度消滅しかけた……だが!俺達はテラーによって再び新たな力を得て蘇ったのだ!ЯやЯЯを超えた存在としてなぁッ!!』

 

 

『ダイバーアヤメ The “Я”EVENGE“Я”』

その影は音もなく忍び寄る……気をつけろ、気付いた時には既に己は破滅しているだろう……

 

 

「Яが進化して復活!?そんな馬鹿な?!それにテラーって一体……!?」

 

『ギギッ信じられないか?だがこれは事実だ。お前等は今からこの俺の手によって破壊されるのだぁッ!!』

 

テラーという謎の人物に蘇ったというЯ。その姿や言動は以前の物と比べて禍々しく、更に明らかに悪意ある意思を持っているように見えるとフブキ達は感じた。兎に角理由はどうあれ、前の時よりも強くなっているのは確かだ。

 

「……待って?お前達が復活したのは良いとして、じゃあ本物のアヤメちゃんは何処にいるの?!まさか、アヤメちゃんの身体を乗っ取ってるんじゃ……!?」

 

『アヤメぇ?あぁ、この身体のモデルになった女か。さあな?テラーが眠らせてただけだから今頃あの部屋でまだ寝てるんじゃねぇか?もっとも、俺には関係ねぇけどなぁッ!!』

 

「ッ!?」

 

―ガキイィンッ!!―

 

刹那、Яは目にも止まらぬスピードでフブキⅨに接近し、巨大な爪と化した右手で襲い掛かってきた。フブキは咄嗟にフブキバスターQB-9で防ぎ、すぐさま距離を取り直す。

 

「は、速い!?」

 

「この感じ……まるでまんま獣みたいだよ!?」

 

『ギギィッ!さぁ、楽しい楽しい狩りを始めようかぁッ!!』

 

まるで野生の獣の如く迫りくるЯに恐怖を抱いてしまうフブキとミオ。そんな彼女達を更に狙うかのようにЯは再び襲い掛かっていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、システムコントロールルームでは……

 

「おい、状況はどうなっている!?フブキ達は無事なのか!?」

 

「……だ、ダメです!何度試してもお二人のバトルに介入出来ません!?幸いフブキさん達はまだ無事ですが、筐体もロックが掛けられてしまいこちらから開ける事が不可能になってしまってます!」

 

「市長!たった今部下から連絡が入りました!どうやら本物のアヤメさんは控え室で眠らされているようです!ですが、とても強い催眠術なのか何をしても全く起きる気配がありません!?」

 

くッ!やはりЯ共の仕業か!だが、今まで音沙汰なかったЯ共が何故今頃復活した?!そして何故アヤメを利用してフブキ達の前に現れたんだ?!

 

「レイレイ!このままじゃフブちゃんが……!?」

 

「あぁ、分かっている!だが他に手立てがない…………こうなったら、俺の力でッ!」

 

俺は神魔神の力を使い、今フブキと戦っているЯを消そうとする。今の俺ならそれくらい容易いし、そのままアヤメを起こした後に皆の記憶を書き直して改めて三回戦を始めれば良い!そうと決まれば……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっとぉ、それは勘弁してほしいかなぁ〜?」

 

「「ッ!?」」

 

な……!?突然謎の声がしたと思ったら、俺とルイ以外の皆が固まったように動かなくなってしまった!?そして謎の声がした方を見ると、其処には白いローブを纏った女がニヤニヤと笑いながらテーブルに座っていた。だ、誰だこいつ?見た事ない感じがするが……いや待て、こいつのこの雰囲気、何処かで……?

 

「いやはや、久しぶりだねぇ新米クン。いや、今は確かオリジンとか神魔神とか呼ばれてるんだっけ?アタシがいない間に随分と成長したモンだねぇ〜♪」

 

「何?…………お前、一体何者だ?何故俺の事を知っている?」

 

「……あれ?もしかしてアタシの事忘れてる?…………あー、よく考えたら私も姿変わっちゃったもんね〜。なら、これなら思い出してくれるかな?」

 

女はそう言うと自分の顔に手を当てていき、少しして手を避けると、その顔は先程とは別の顔になっていた……ッ!?こ、こいつ、まさか……!?

 

「お前、まさか神羅フレアか!?」

 

「ピンポ~ン♪漸く思い出してくれたみたいだねぇオリジンクン♪けど今アタシはテラーって名乗ってるから、もうそのフレアって呼ぶのは止めてくんないかな〜?」

 

テラーだと?一体どういう事なんだ?それにこいつは元々作り笑いしか出来なかったし一人称も定まってなかった筈……一体どうなってやがるんだ?!

 

「まぁアタシが今どうしてこうなったとかは面倒だから割愛させてもらうよ。詳しく聞きたいなら脇役……三号にでも聞きな。それよりもさぁ、折角アタシが捕まえたЯを消そうとするなんて酷くない?オリジンクンもなかなか空気が読めないモンだねぇ〜?」

 

「なッ!?まさか、あのЯを操ってるのは貴方なの?!」

 

「ん〜、操ってるとは違うかな?アタシはただ、次元の狭間で彷徨ってたあいつ等を拾っただけ。でもキミという物語を盛り上げる為に一役買ってくれそうだったからエキストラとして力を与えてあげたに過ぎないよ」

 

「なんだと……テメェ、まだそんなくだらない事を言ってるのか!?」

 

「くだらなくなんかないよぉ〜♪だってキミは今や全ての次元を統べる神と呼べる存在になった。そんなキミ達にかつての敵が再び迫りくる!どう?とっても刺激的なストーリーだと思わないかなぁ〜♪」

 

…………何だよそれ?そんなくだらない事の為にフブキ達を危険な目に合わせているのか?本当に何処までも狂った奴だな!?

 

「巫山戯るな!テメェのくだらない物語とやらに付き合うつもりはねぇッ!今すぐにでもЯは排除させてもらうぞッ!」

 

「えぇ〜?そんな酷い事しちゃうのぉ?しょーがないなぁ……なら、アタシも今手元にあるこいつらばら撒いちゃおうかなぁ〜♪」

 

ッ!?テラーの背後に無数の赤黒い核が現れた!?あれは……まさか、全部Яなのか?!

 

「さぁて、どうするオリジンクン?此処であのЯを消すなら私はすぐにこいつらをばら撒く。流石のオリジンと言えどこれだけのЯを消すとなればそれなりに時間も掛かるし、そうなれば、この世界は大混乱しちゃうかもね〜?」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい!確か貴方達神羅族は掟によって他世界への侵略は出来ない筈でしょ!?そんな事したら掟の力で消滅してしまうって……!?」

 

「あぁ、そういやそんな掟あったね?でも、無呪羅の力を取り込んだ今のアタシにとって、もうそんな掟なんてな~んの意味も成さないんだよねぇ〜♪」

 

無呪羅の力だと!?なんでこいつがその力を…………ッ!かなたに取り込まれていた時か!?あいつ、解放された時にどさくさ紛れにかなたの無呪羅の力の一部を奪ってたのかッ!

 

「何処までも面倒事を持ってきやがって……ッ!」

 

「そう怒るなよぉ〜?全てはキミという主人公を盛り上げる為の演出なんだからさぁ〜♪これからもっともっと面白い事が待ってるからお楽しみに〜♪」

 

「ッ!逃がしはしないわよッ!」

 

その場から去ろうとするテラーに、ルイは車椅子から降り得意の回し蹴りでテラーを止めようとする。しかし……

 

 

―バキイィィンッ!―

 

「な………ッ!?」

 

突然ルイの目の前に巨大な鉱石が出現しルイの回し蹴りを防いでしまった。これは、ダイヤモンドの原石!?なんでこんな物がいきなり……!?

 

「ダメだよぉ、いきなり襲い掛かっちゃあ?」

 

ッ!?さっきまでと声色が違う?!そしてダイヤの原石が砕けて消滅すると、テラーの顔が先程までと違いクリスタルの角のような物が生えた別人になっていた。あれは、まさか!?

 

「ッ!?わ、わためぇ!?な、なんでわためが……!?」

 

「アッハハ!良いリアクションだねぇ〜♪まさかアタシが取り込んだのが無呪羅の力だけだと思ったのかなぁ?かなたに取り込まれていたあの時、アタシ以外にも取り込まれた神羅族が何人かいたんだよねぇ。だからアタシはそいつらも取り込んでやったんだよ♪もっとも、何人かは捕まえ損ねて逃げられちゃったけど」

 

「なんだと!?じゃあ、今のお前は、神羅族のワタメの力を使っているのか!?」

 

「その通り!鉱石世界『テラリアル』の管理者であり鉱石から継承されたワタメは神羅族の中でも最高の防御能力を誇るからねぇ♪お陰で、アタシの能力も格段にアップされたよ♪」

 

テラーはそういうとワタメから元の顔に戻りニヤニヤと笑っている。まさか無呪羅だけでなく仲間である筈の神羅まで取り込んでしまうなんて……!?

 

「それじゃ、そろそろ本当にアタシ帰るわ。次の物語のシチュエーション、楽しみにしててね〜オリジンクン♪」

 

そう言ってテラーはその場から消え去り、他の皆も再び動き出す。まさか、あのフレアが進化して復活するなんて……

 

「レイレイ…………」

 

「…………分かっている。だが神羅フレア……いや、テラーがЯを手元に収めている限り下手に手出し出来ない。だから今は、フブキを信じるしかない……」

 

クソッ!俺があの時散らばった核を回収していればこんな事には……いや、そんなタラレバはもう意味はない。今はあのЯを倒す事が先決だが、俺が今下手に動けばテラーがЯを放つかもしれないし、なによりも大会中に俺が介入してしまえばそれは依怙贔屓と非難されてしまう。つまり今は、フブキに全てを託すしかない……フブキ、無事でいてくれ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『オラオラオラァッ!』

 

―ガキィンッ!ドゴォッ!―

 

「くぅッ!?」

 

「フブキ!」

 

Яの激しい攻撃が続き、フブキⅨもフブキバスターを駆使してなんとか防いでいく。しかし、そのあまりにも不規則且つ激しい攻撃に徐々に圧されていた。

 

「ハァ、ハァ……こいつら、間違いなく前より強くなってる……でも、此処で負けるワケにはいかないんだッ!」

 

―RAILGUN―

 

―バキュウゥンッ!―

 

フブキⅨも一定の距離を取るとフブキバスターQB-9をレールガンモードにし反撃をする。だがЯも腕を鞭のように伸ばし攻撃を払い除けていく。

 

『そんな攻撃なんて当たんねぇよぉッ!』

 

―ドゴォッ!……ドガァッ!ドガドガドガドガァッ!―

 

「うわあぁッ!?」

 

Яが地面に腕を突っ込むとフブキⅨの真下から巨大な黒い腕が何本も生えてきてフブキⅨを捕らえようとしてくる。フブキも慌てて回避するも、腕は執拗にフブキⅨを追い詰めていく。

 

「うぐぐ……こんにゃろぉッ!これでもくらえぇーーーッ!!」

 

―BLADE―

 

―ギュイィィィィ……ズバアァァァァァァァッ!―

 

フブキⅨはフブキバスターをブレードモードに切り替えてチャージ攻撃で周りの腕を一掃する。しかし、腕は少しずつ再生してしまっている。キリがないと判断したフブキは直ぐ様近くの物陰に隠れ一旦作戦を練る事にした。

 

「ハァ、ハァ……こ、このままじゃ本当にキリがないよ……?!」

 

「どうするのフブキ!?あの腕がある限り、Яには近づく事すら出来ないよ?!」

 

ミオの言う通り、あの変幻自在に動く腕がある限りЯ本体へは近づく事すら出来ない。このままでは万事休すである……しかし、それでもフブキはまだ余裕を見せていた。

 

「…………こうなったら、アレでいくしかない!ミオ、一番と二番のオプションパーツを同時に転送して!」

 

「えぇ!?アレを使うの!?けどアレってまだテストプレイもしてないんじゃなかったっけ?!」

 

「うん、だからこれがぶっつけ本番!私は、私のガンプラを信じて戦うだけだから!だからミオも私を信じてッ!」

 

「…………あぁーーーもう!分かったよフブキ!こうなったらウチもとことん付き合うよ!それじゃあ……『ラビットアーマー』&『ブーストアーマー』転送ッ!」

 

―RABBIT SET―

 

―BOOST SET―

 

ミオがパネルを操作するとフブキⅨの横に青白い上半身のアーマーと真っ赤な下半身のアーマーが出現する。それと同時にフブキⅨアーマーが解除され白上ガンダムへと戻り、現れたアーマーが白上ガンダムの横へと移動されていく。

 

 

「コアチェンジッ!」

 

 

―RABBITRAPPER&BOOST!LADY,FIGHT!―

 

 

フブキの掛け声と共にアーマーが白上ガンダムへと装着されていき、上半身が青、下半身が赤のガンダムがフィールドに立ち上がる。これがフブキが考えた奥の手の一つ、レイラから譲り受けたアーマーと自作した新たなアーマーを兼ね備えたデュアルアーマーである!

 

 

『HG 白上ガンダムラビットラッパーブーストアーマー』

レイラが作ったラビットラッパーブレインアーマーに強化アーマーであるブーストアーマーを装備させた白上ガンダムの新たな形態。トラップ能力が格段に上昇し、更にブーストの力でスピードと機動力も向上している。

 

 

『おやおやぁ?なんか見た目が変わったなぁ?さっきより貧弱そうだが、それなら好都合だぁッ!』

 

Яは白上ガンダムを見つけるとまた腕を伸ばして襲い掛かっていく。しかし

 

―ダッ!スダダダダダダダダダダダダダダッ!!―

 

『なぁッ!?は、速い!?』

 

「へへーんだ!そんなスピードじゃ私に追いつけませんよこのノロマ〜♪」

 

『なんだとおぉッ!?神羅如きが調子に乗りやがってぇッ!!』

 

 

素早くフィールドを駆け巡る白上ガンダムをЯは腕を伸ばし追いかけ回していく。更に白上ガンダムはフィールドに出現した赤黒い柱に登っていき、そのまま次々と別の柱へと飛び移っていく。

 

『ギギッ!ちょこまかと動き回りやがって!だが、それも長くは持たないだろうッ!!』

 

しかしЯの執拗な追撃に徐々に追い詰められそうになる白上ガンダム。もう少しで捕まってしまう。そう思われたその時………

 

 

 

―ズバアァッ!!―

 

『ギ、ギギィッ!?な、なんだぁッ?!』

 

突如Яの腕が白上ガンダムの目の前で斬り裂かれていったのだった。一体何があったのか?Яが慌てて腕が斬り裂かれた箇所をよく見ると、其処には一瞬だけ光る糸のような物が幾つか張られていた。

 

『なぁ!?トラップワイヤーか?!』

 

「その通り!このラビットラッパーブーストはトラップ特化のアーマー!下手に追いかけ回すと腕が幾つあっても足りないよ!」

 

そう、実はさっきから白上ガンダムが柱を飛び移っていたのは単に翻弄していたのではなくピアノ線を利用したトラップワイヤーを幾つも張り巡らせていたのだ。特殊なゴーグルを装備した白上ガンダムにはこのワイヤーは見えているから避けて動けるが、Яにはこの糸が見えづらいのでかなり厄介な仕掛けとなっている。

 

『フン!だがそれもただの時間稼ぎにすぎん!例え腕が裂かれようが幾らでも再生出来るのだからなぁッ!』

 

Яは裂かれた腕を再生させ再び白上ガンダムを捕まえようとする。またワイヤーに引っ掛かってもすぐに再生すればいい。そうおもっての行動だが、これがよろしくなかった…………

 

 

 

―プッツン……!―

 

『…………あ?なんだ今のは……?』

 

「あーあ、やっちゃいましたね〜?」

 

『何?どういう意味だ……?』

 

 

 

―ピピピ……チュドオォォォォォォォォォォンッ!!

 

『ッ!?ギギィッ!?』

 

ワイヤーを突き抜けていく中、一本だけ簡単に切れたワイヤーがあった。そしてそれから間もなくして柱の根元が大爆発を起こし、Я本体に向かって倒れ始めたのだ。

 

実はこのトラップワイヤー、殆どがピアノ線で出来ているが一本だけ簡単に外れる糸で出来ており、その先には爆弾が仕掛けられていた。そう、この爆弾はこの糸が切れた瞬間に爆発するという仕掛けが施されており、Яはそれに見事に引っ掛かってしまったのだ。

 

―ゴオォォォォォォ……!―

 

『ギ、ギギィィィィィィッ!?』

 

―ドッシイィィィィィィィィィィィンッ!!―

 

腕に集中していた所為で本体が丸腰だったЯはそのまま柱の下敷きになってしまう。そして煙が晴れると、グチャグチャになったЯから核が露出した状態になっていた。

 

「ッ!今だよ!」

 

―BOOST TIME!―

 

漸く訪れた好機と言わんばかりにフブキは白上ガンダムのエネルギーをチャージ。バックパックから数十個のグレネードを取り出しЯの核へと投げつけていく。

 

「これで、終わりですッ!」

 

―RABBIT,BOOST,GRAND VICTORY―

 

 

―カッ……!チュドオォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

『ギギイィィィィィィィィィィィィッ!!!?』

 

 

多数のグレネードが一斉に爆発を起こし、Яの核はその爆発をまともに受けた事により粉々に割れて消滅していった。それと同時にフィールドも元のスタンダードフィールドに戻っていき、Яとのバトルは幕を下ろしたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ〜!もう疲れたぁ〜!!」

 

「はいはい、お疲れ様フブキ。でもこれで四回戦突破出来たから良かったじゃん♪」

 

「ままおつかれさま〜♪」

 

「おつかれさま〜♪」

 

Яとの戦いが終わり、その後目を覚ましたアヤメと三回戦をやり直したフブキは疲れたのか俺の膝の上に頭を乗せて寝転んでいる。まぁあんな激しい連戦をしたら疲れるわな。

 

「玲二さん、本当にすみません。私が油断していたばっかりに……」

 

「いや、こればっかりはどうしようもなかったから仕方がない。それよりもアヤメ、念の為ちょこの所に行って身体に異常がないか見てもらってこい」

 

「はい、ありがとうございます。では……」

 

アヤメは俺達にお辞儀をして控え室を後にした。さて、それよりも問題はЯの方だ。

 

「それにしても、神羅族のフレアが蘇って、しかも無呪羅の力まで宿していたなんて……」

 

「無呪羅達の事や他の神羅族の事もあるのに、問題が増え過ぎだよぉ〜!?」

 

「でも、このまま放っておくわけにもいかない……そうよね?レイレイ」

 

「あぁ、まずは神羅フレア……テラーをなんとかしねぇとな。その為にも、奴の足取りを早く見つけねぇと!」

 

正直、奴が何をしたいのか全く分からねぇ……けど、これ以上俺の仲間や皆を傷つけるようなマネは絶対させない!次に会ったら必ず捕まえてみせるからなッ!

 

新たな脅威が増え、玲二達の戦いは激しさを増していく。はたして、次はどんな敵が待ち構えているのだろうか…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃……

 

「…………ぐぅッ!?ハァ、ハァ……やっぱり、無茶が過ぎた、かな……?」

 

自分の世界に戻ったテラー。その姿は先程までの余裕はなく、何処か苦しそうな様子を見せていた。よく見ると無呪羅の力で生成した黒い手足は少しずつ粒子と化していた。

 

―ヒュンッ……パアァァァァァァ……―

 

そんな時、テラーの身体から一つの核が飛び出しテラーの四肢の粒子化を食い止めていった。

 

「…………ありがと、ワタメ……」

 

……フレア、大丈夫なの?それ以上その力を使えば貴方の身体は……

 

「分かってる。でも、アタシにしか出来ないんだ…………ソラとマリンが描く、くだらない物語を止める為にも………」

 

それが、例えオリジン達に悪者扱いされても……?

 

「…………別に良いさ。アタシは元々人形……そんなの気にする心もないからね………」

 

玉座に座り、目の前に転がる壊れたビスクドールを眺める。かつての自分の身体である人形を眺め、テラーは何処か悲しげな表情を見せた。

 

「…………例え悪役扱いされようと…………アタシは、アタシの物語を完成させる……オリジンが作る、新しい未来を……!」

 

 

 

 

 

真魔神file18

真魔神以外で神羅と無呪羅の力を併せ持つのは、いずれ消滅を招く事になる………

 

 

 

 

 

次回……

 

EP55

『消えゆく暴食』

 

 

 

 

 

「最後にマミーのケーキ、食べたかっ…………たなぁ………………」

 

 

 

 

 




はい、という事で無事にフブキの勝利!そしてアヤメとはちゃんと再戦し直し見事四回戦突破です!ですがまだまだ安心出来ない様子が続きます……(-_-;)

次回は………少し不穏な流れになりそうですが、それでもまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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