今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
これは、GWDWCが開催される少し前の出来事である……
「……ついに、ついに来た!私達が、このホロライトシティにッ!!」
『おぉ〜ッ!!』
ホロライトシティ港、此処に新たにホロライブDEV_ISからデビューする五人が降り立った。その名も『FLOW GLOW』、歌とラップを持ち味としたグループである。
まずはリーダーである『
銀髪のロングヘアーが特徴の22歳。リーダーとしての自覚があるのか、メンバーの中ではかなりのしっかり者である。スプラッター映画が好きなのにホラゲが苦手という変わった一面もある。
次にDJ担当の『
車やバイクをこよなく愛する女の子。笑い方に少し特徴があり、メンバーの中でもクレイジーな印象がある。
次は宣伝担当、『
自身をまとも枠と自称しているが、初配信でいきなりリンゴを砕こうとしたり(勿論出来ません)、自分の事をえらい、つよいと豪語する変わった女の子である。子供っぽくみえるが20歳である。
そしてメイク担当の『
関西出身の22歳のギャル系女子。他のメンバーが緊張する中、初配信からそのトーク力を発揮する程に喋りが上手い。その反面、画力がちょっと(?)乏しい。
最後にお笑い担当の『
人を笑わせる事が大好きな身長172センチの女の子。その名前と派手な見た目とは裏腹に肉が苦手という変わった一面もある。
「いよいよ私達、これからこの島でアイドルデビューするんだね!」
「そうやなぁ。それにしても、この街は本土に比べて凄く発展しとるんやなぁ?」
「聞いた話だと、この街の市長を勤めているのがホロライブの支部長の佐々木玲二さんらしいね」
「佐々木さんかぁ。にこたん達の担当の神代さんもそうだし、早く会ってみてぇな♪」
ホロライトシティの街並みを見て興奮する五人。そして今の会話でお気づきになられただろうか?先に言ってしまうが、実はこの五人は今までのホロメン達と違い、玲二とも拓哉とも全く接点がないのである。今まで玲二の事を追っかけきたりして加入したというパターンも多かったが、今回のメンバーは全員純粋にホロライブでアイドルとして活躍したくて集まったメンバーなのだ。そんなメンバーははたして、この後どんなふうに活躍するのだろうか……?
「こ、此処が神羅城……!?」
「すっご~い!すうのおうちよりもでっかいね〜♪」
「いやそりゃそうだろwでも、こんな立派な城ににこたん達が住めるなんてなぁ〜」
「それじゃあ早速中に……あれ?」
「?チハ、どないしたん?」
「……いや、なんか中が騒がしくない?」
千速に言われて他の四人も耳を澄ませる。すると何やら神羅城の中でガヤガヤと騒いでいるような声が聞こえてきた。
「なんだろ、これ……?」
「あ、もしかしてすうたちを出迎えに来てくれたんじゃないかな?きっとそうだよ♪」
「うん、そうかもね♪それじゃ、待たせたら失礼だし早速入ろっか」
『おー♪』
これからお世話になる先輩達を持たせるワケにもいかないと思った五人は早速神羅城の入り口を開けていく。其処には…………
『わ~い♪』
「ちょっとぉッ!?みんなそんなに走り回らないでってばぁーーーッ!!」
『…………え?』
大量の白い小動物達があっちこっち駆け回り、同じ姿の小動物達がちょこちょこと小走りしながら追いかけ回していた。よく見るとじゃれ合ったりいがみ合ったりする子もいるようだが、これは一体どうした事か……?
「な、何これ……?」
「わぁ〜、みんなモフモフしてて可愛いぃ〜♪」
「……というかこの子ら、確か白上フブキさんのファンのイメージマスコットちゃうか?」
「あぁ〜!そういえばそうだよ!確か、すこん部だっけ?」
「け、けどなんでこんなにすこん部達がいるんだ……!?」
そう、先程からうろちょろしているこの小動物達は皆白上フブキのファンであるすこん部のイメージマスコットなのだ。しかし、一体何故こんなに大量のすこん部達がいるのだろうか?
「わあ~!ホントにモフモフしてて可愛いなぁ〜♪」
―ヒョイッ―
枢はその中にいる一匹を捕まえて抱き上げていく。すると……
「なんやお前!?何気安くうちを抱き上げとんねんしばくぞコラァッ!!」
「……え?なんか思ってるより口悪……」
「……というよりこの声、何処かで聞いた事あるような気が……?」
突然暴言を吐きだしたすこん部に驚くメンバー達。そんな中、一匹のすこん部がFLOW GLOWの元へと近づいてくる。
「ちょっと咲ちゃん!?その人達今度うちからデビューする子達だよッ!」
「え、そうなん?てかあんた誰や?」
「誰って莉々華だよ!見て分かるでしょ!?」
「いや今全員おんなじ姿なんやから分からんわ!?」
「え!?莉々華ってまさか……Re GLOSSの一条莉々華先輩!?」
「嘘やろ!?なんで莉々華先輩がすこん部の姿になっとるん?!」
「それに咲って………もしかして、にじさんじにいるあの笹木咲!?」
なんという事だろうか、目の前に駆けつけたすこん部が自分達の先輩である莉々華だという事に驚くメンバー達。そして枢が抱き上げたすこん部がにじさんじの笹木咲という事にもびっくりしてしまう。
「ど、どういう事なんですか莉々華先輩!?なんで莉々華先輩達がすこん部になっちゃってるんですか!?」
「あー、えっと、その〜……ど、どう説明すれば良いんだろ……?」
「莉々華、それについては俺が説明するよ」
説明を求められて困る莉々華の元に、一人の男性がやってくる。その男性とは、FLOW GLOWの皆がこれからお世話になるホロライブの日本支部支部長である玲二であった。
「え……さ、佐々木玲二さん!?」
「この方が、日本支部支部長の……!?」
「この人がにこたん達の上司になる人なのか……!?」
「すご~い!本物の佐々木さんだぁ〜♪」
突然現れた玲二に対し驚いたり目を輝かせたりするメンバー達。その中でも……
「この人が佐々木玲二さん……はぁ〜、思ってた以上にかっこえぇ方やわぁ〜///」
「え、ヴィヴィ?」
「なんか顔赤くなってない?」
「……そういやヴィヴィたん、資料で玲二さんの写真見てた時からえぇ男とか言ってたな?」
「………もしかして、一目惚れとか?まさかね……」
メイク担当である綺々羅々ヴィヴィだけ玲二の顔を見て惚けてしまっていた。どうやら玲二の顔がヴィヴィの好みのようだ。
「……まぁ、取り敢えず説明したいからこっちに来てくれ。其処でゆっくりと話そう」
「はぁ~い玲二さん♡」
「あ、ちょっとヴィヴィってば待ってよ〜!」
「………完全に一目惚れだな」
「まぁ確かに支部長は格好良いけど……あの人既婚者だよ?」
「確か60人以上お嫁さんがいるんだよね?すごい人だよね〜♪」
「おい!どうでも良いからいい加減うちを降ろせやッ!」
説明の為に別室へと案内する玲二に素直についていくヴィヴィ。他の四人も若干呆れながらもついていくが、枢にずっと抱っこされていた咲はジタバタと暴れていたのであった。
「…………という事なんだ。まぁ、にわかには信じ難いだろうが」
「……え、えぇっと、つまり?支部長やその奥さん達、そしてにじさんじの一部の人達があの伝説の神羅族で……」
「その内の一人である白上フブキさんが神羅風邪にかかってしまって力が制御出来なくなって……」
「その影響で皆がすこん部の姿になっちゃった……て事?」
まぁそういう事だ。とはいえ、やはりいきなりそんな事言われても混乱するだろうな?神羅族なんて世間からしてみれば伝説の種族なんだし、ましてや自分達がこれから所属する事務所の殆どがその神羅族だとか困惑するだろう。
「玲二さん達が伝説の神羅族……すっごく素敵やなぁ〜♡///」
「すごいね〜!あ、もしかしてすう達もその伝説のシーラ族になれたりするの!?」
「……神羅族な?まぁ可能ではあるが、神羅族は不老不死の存在だ。ただの憧れで覚悟のない奴は神羅族にさせるつもりはないから安心してくれ」
「というかお前!いつまでうちを抱き締めとんねん!?はよ離せやッ!」
水宮が咲すこん部を気に入ったのか、咲が文句言っても一切離す気がないようだ。そして綺々羅々のあの視線……最初に会った頃の莉々華みたいでなんか気まずい……
「あ、そういえば私達の担当になる神代さんは一緒じゃないんですか?」
「ん?……あー、拓哉ならずっと一緒にいるぞ」
「え?一緒にいるって何処に……?」
「…………これ」
自分達の担当になる拓哉を探すメンバー達に俺は目の前にある
「え?な、なんですかこの奇妙な物体は?」
「……これがお前達の担当になる神代拓哉だ」
「え……?こ、これが神代さん?はは、支部長ってば冗談が過ぎますって」
「……冗談じゃねぇよ。俺が君達の担当の神代拓哉だ」
「え!?しゃ……喋ったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」
虎金妃が分かりやすくびっくりしているが、今喋ったこのたけのこのような物体は間違いなく拓哉である。実は拓哉達も新人を出迎える為に神羅城へとやって来ていたのだが、その時にフブキのくしゃみを浴びてしまい皆すこん部になった……のだが、拓哉だけは何故か別マスコットの「おるやんけ」になってしまったのだ。理由は分かっていないが、周りの皆がすこん部になってるのに自分だけおるやんけになってて気まずそうにしているというワケである。
「嘘でしょ!?こんなのがチハ達の担当なの?!」
「いやチハちゃん!?これからお世話になるのにこんなのとかって失礼でしょ?!」
「……いや、良いんだ。流石にこんな姿じゃ何言っても説得力がないしな………」
あ、拓哉が分かりやすく落ち込んでいる。まぁ、いきなりワケの分からない物体がお前等の担当とか言われたらそりゃびっくりするわな。
「まぁフブキの風邪ももう少しで治ると思うし、それまでのちょっとの間だけ我慢してくれ」
『は、はぁ……?』
全く、折角の新人達の歓迎会をする予定がまさかのすこん部騒動に邪魔されるとはな……
―ウィーンッ―
「ごほ、ごほ……れ、レイく〜ん……」
「ん?ってフブキ!お前まだ完全に治ってないんだから出歩くなって!?」
「で、でもぉ、折角新メンバーの皆がやって来てくれたのに顔を見せないなんて失礼だと思って……ゲホッ!ゴホッ!」
いや病人が来る方がよっぽどマズいだろ!?兎に角急いでフブキを部屋に……って!?
「は……は……」
「お、おいフブキ待て!?」
「ハァーーックショイッ!!」
―バシュウゥッ!!―
『キャアァァァァァァァァッ!?』
あぁ、やっちまった………FLOW GLOWの皆がフブキのくしゃみをモロに受けてしまった。ど、どうなってしまうんだ……?
「う、うぅ~ん……あれ?なんか支部長が大っきくなってるような……?」
「……ッ!?違う、これ私達がちっちゃくなってんだよ?!」
「というかヴィヴィ達すこん部になっとる!?」
「わ~い♪すう達もすこん部だぁ〜♪」
あぁ、マジか……まさか皆すこん部になってしまうとは…………ん?
「…………おい、なんで此処に酢昆布があるんだ?」
「え?……ちょっと待って?一人足りなくない?」
「って事はこの酢昆布って、まさか…………!?」
「おぉーーーいッ!?なんでにこたんだけこんな姿になってるのさぁーーーッ!?」
『やっぱりこれにこたんだあぁーーーッ!?』
うわぁ、まさか虎金妃だけすこん部ではなく酢昆布になってしまうとは………これ元に戻る前に誰かに食われたりしないようにちゃんと保管しておかねぇとな。
「ごほ、ごほ……レイく〜ん、ごめんなぁ〜い………」
「あぁもう分かったから部屋で安静にしてろ。今のお前は何するか分かったもんじゃねぇんだから」
「はーい……ゴホッ!ゲホッ!」
はぁ……本当に面倒くさい一日になってしまった。GWDWCも控えているっていうのに、勘弁してほしいよ…………
その翌日、フブキが特大のくしゃみをしてしまった所為で玲二以外のホロライトシティに住む住人達が全員すこん部になってしまい、すこん部大量発生事件が起こってしまうが、その更に翌日にはフブキも完全回復したお陰で何事もなく無事に皆元に戻ったのであった。
「いや俺だけ元に戻ってないんだけど?!」
だが何故か拓哉だけおるやんけから元の姿に戻るのに更に一日掛かったという。
新たに加わった新メンバー、FLOW GLOW。彼女達は今後、どういうふうに活躍していくのだろうか?
真魔神file22
リミッターを掛けられた神羅族は互いの力に干渉出来ない。但し、神羅風邪に掛かった場合は例外である。
次回……
フブキと一夏の激しい攻防が続く中、Bブロックではそらと長門の因縁の対決が幕を開けようとしていた。かつてない強敵に、フブキとそらは勝つ事が出来るのか?
EP61
『オーバーシンクロ』
はい、という事で新メンバーFLOW GLOWでした!いやはや、まだ口調やら性格やらが掴めてないので今後どうなる事やら……(^_^;)
因みに自分的にはヴィヴィさんが刺さりましたね。あの雰囲気といい関西弁といい、最高です!(≧∇≦)/
次回こそ四回戦の話に戻ります!次回もまったりと待って頂ければ有り難いです、ではまた!