フルアーマーアルトを無事にゲットしました!しかし、思った以上に入荷数が少なかったみたいですね……かなり格好良くなってたので、早い再販が来る事を期待します。
今回はそらとトールの戦い!タキオンスカイがない今、そらはトールに勝てるのか?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
GWDWCBブロック五回戦。オーバーシンクロから回復したそらはアズキとみことロボ子と共に時間ギリギリまで壊れてしまったタキオンスカイに代わる新機体の調整を行っていた。
「うーん、この予備のタキオンウイングは使えるから本体が使えれば幾分戦えると思うんだけど……」
「本体のタキオンスカイがボロボロな状態でそれを使えば間違いなく崩壊しちゃうし、他の機体に使ってもタキオンウイングの出力に追いつけないから結局は使い物にはならないもんね」
「むぅ〜……でも、そらちゃんの次の相手ってあのでっどぶれーかーって奴でしょ?タキオンスカイが使えないのにだいじょーぶなの……?」
「………それでも、やるしかないよ。すいちゃんの為にも、絶対に勝ってみせないと!」
次の対戦相手であるデッドブレイカーことトール。暴走したとはいえ、すいせいのフルシンクロ状態を相手に無傷で撃破したその実力は間違いなく本物である。だが………
「……あの人、玲二君に対して強い憎しみを抱いてたけど、一体何があったんだろ……?」
「そういえばそんな事言ってたね?同じ名字だからってずっと比べられてたって………」
「ん〜………多分だけど、マスターって昔からスペックが高かったからそのマスターと同じ名字だった所為で他の人から比べられて劣等感を感じてたとかなのかな?」
「はぁッ!?それ玲二関係ないじゃん!あいつが勝手に玲二を妬んで憎んでるだけって事でしょ?!」
「うん………でも、それだけであんなに憎むものかなぁ?なんか、それだけじゃないような気がするんだけど………」
トールが玲二を恨む理由、それはかつて同級生であった玲二と自分を周囲から比べられた為の劣等感からだと思われるが、アズキにはそれだけではないような気がしてならなかった。一体、玲二とトールの間に何があったのだろうか………?
「……どっちにしても、私は自分の出来る事をするだけだよ。すいちゃんの為にも、私達が本気でこの大会に挑んでいるって事をみせないと!」
トールにどんな理由があろうと、玲二やすいせいの為にも勝つと誓うそら。新たな機体を手に、トールの待つ会場へと向かうのであった。
一方その頃………
「……………………」
別の控え室ではデッドブレイカーことトールが自身のガンプラの最終調整を行っていた。だが、その表情はかなり険しく、まるで修羅のような覇気を放っていた。
「…………俺は玲二なんかとは違う。あんな奴とは…………」
“ねーねー聞いた?この間のテスト、また玲二君が学年一位だって!”
“流石俺達のクラスのリーダーだな!それに比べて………”
“ねぇ〜、同じ佐々木なのに、なんでこうも差があるのかしらね?”
“透!お前また宿題を忘れたのか!?全く、少しは玲二君を見習ったらどうなんだ!”
“透、何時までもプラモデルなんか作ってないで偶には友達と遊んだらどうだ?”
“もう、この子も少しは玲二君のように社交性があったら良いんだけど………”
ギリィッ!
「…………どいつもこいつも、何が玲二のようにだ?俺は、あんな奴とは違うんだ………それを、この大会で証明してやる………ッ!!」
怒りに震える拳を抑えながらトールはガンプラをケースにしまい会場へと向かっていくのであった………
「遂にこの時がやって参りました………この勝負に勝った者が、最終トーナメントのチケットを勝ち取る事が出来る!GWDWCBブロック五回戦!ときのそらVSトールの戦いが間もなく始まりますッ!!」
遂に始まる運命の決戦。その一戦の前に、観客達は更なる盛り上がりを見せる。その反面、ステージに立つそらとトールは互いに険しい表情をしていた。
「…………ケッ!まーたあいつの女か。どうやら、天下の玲二様は美女を侍されるのがお好きなようだなぁ?」
「…………私の事は何を言われても良い。けど、玲二君の事を悪く言うのは許さないよ」
「ハッ!誰が許してくれとか言った?こちとらテメェ等に許されようとかこれっぽっちも思っちゃいねぇんだよ」
明らかに敵意を剥き出しにしてくるトール。だがそらはそんなトールを見て、何故だか悲しい気持ちになっていく。
「…………戦う前に教えて。どうして貴方はそんなに玲二君を憎んでいるの?すいちゃんのバトルの時にずっと見比べられていたって言ってたけど、それだけでそんなに恨むなんて………」
「…………天下のホロライブのアイドルなテメェに分かるワケねぇだろ?誰にも自分を見てもらえない奴の辛さなんか…………」
「え…………?それって………」
「ケッ!んな事はどうだって良いんだよ。それよりさっさと筐体に入りな、全力でぶっ壊してやっからよぉ」
一瞬悲しげな表情を浮かべるも、トールはすぐに鋭い目でそらを睨み筐体へと入っていく。そらも少し怯むも、自分のガンプラが入ったケースを握り締めながら筐体へと入りガンプラをセットしていく。
Game Mode:1on1
Field:Standard
PlayerA:Sasaki Sora
PlayerB:TOLL
フィールドが展開され、二機のガンダムがフィールドに出現する。一機はそらの駆る『スタースタートフリーダムガンダム』、もう一機はトールの駆るデスクライシスエピオンである。二機は互いに対峙しあうと同時にビームサーベルを取り出し何時でも戦えるように構えていく。
『HG スタースタートフリーダムガンダム』
『機動戦士ガンダムSEED』に登場するフリーダムガンダムの改造機。改造と言っているが、そらをイメージした塗装をして幾つか装備を追加した程度である。名前の由来はそらのオリジナルソング『スタースタースタート』である。
「なんだぁ?唯の色違いのフリーダムじゃねぇか?ご自慢のタキオンフリーダムとやらはどうしたんだよ?」
「………タキオンスカイは今修復中だから、代わりにこのスタースタートフリーダムが貴方の相手になるよ」
「ハッ!随分と舐められたモンだなぁ?たかが塗装して武装追加しただけのガンプラに、俺のデスクライシスエピオンが倒せると思ってるのか?だとしたら………考えが甘過ぎんだよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
―GAME START―
―ガキイィィィィィインッ!!―
ゲームスタートの合図と共にデスクライシスエピオンがスタートフリーダムへと突っ込んでいき、そらはなんとかビームサーベルで防ぐもデスクライシスエピオンのビームサーベルの方が出力が上だったのか、持っていたビームサーベルが爆発を起こし使い物にならなくなってしまった。
「くうぅッ!?は、速過ぎる!?」
「テメェが遅過ぎるだけだろうがあぁッ!!」
―ガキィンッ!ズバアァッ!ドゴオォッ!―
トールのデスクライシスエピオンが容赦ないビームサーベルとヒートロッド攻撃にスタートフリーダムがどんどん圧されてしまう。
「きゃあぁぁぁぁぁぁッ!」
「オラオラどうしたぁッ!?あれだけ強気だったクセに全然大した事ねぇじゃねぇかよおぉッ!!」
デスクライシスエピオンの執拗な攻撃により、スタートフリーダムの装甲はどんどん剥がされ、右翼も半分程斬られてしまい、遂には飛ぶ事も出来なくなり地面へと墜落していく。
―ガシャアァァァンッ!―
「あぅッ!?」
「………ケッ!結局テメェもその程度のバトラーだったのかよ?大した改造も出来てねぇのに此処まできやがって。やっぱテメェもあの星街すいせいとかいう奴とおんなじで玲二に媚び売って勝ち進んだ女だったみてぇだなぁッ!」
「う、くぅ…………玲二君は、そんな卑怯な事なんてしない………私もすいちゃんも、自分の力で此処まで勝ち進んできたもん………なのに、なんで貴方は其処まで私達や玲二君の事を否定するの………!?」
自分達、というより玲二に対する明らかに必要以上な憎しみを見せるトール。一体何がこの男を其処まで駆り立てているのだろうか………?
「…………俺はなぁ、あいつの所為でずっと惨めな思いをしてきたんだよ。小学校中学校………いやそれだけじゃねぇ。俺は、大人になってもあいつの所為でずっとツラい思いを!煮え湯を飲ませられ続けてきたんだッ!」
「玲二君の、所為で………?」
「あぁそうだ!あいつはずっとクラスの中心、リーダー的存在だった!対して俺はクラスの隅で大人しくしていた!それなのに、周りの奴等は俺と玲二が同じ名字ってだけで俺と玲二を比べて見下してきやがった!クラスの連中も!教師も!親もッ!誰一人として俺を俺として見てくれる事はなかったッ!!」
悲痛な声で叫ぶトール。その目からは何時の間にか涙が流れていた。トール……否、佐々木透にとって、同じ名字でありクラスの中心にいた佐々木玲二の存在の所為で周りからずっと見下されていると感じていたのだ。勉強も、運動も、交流関係も、その殆どが玲二が上回っていた。
対する透は其処まで成績が良いワケでもなく、社交性も低かった。透自身は最初はそんな事を気にする事もなかったのだが、同じ佐々木という名字というだけで周りが勝手に比較し始め、何時しか両親さえも透と玲二を見比べるようになったのだ。
何をやっても玲二と比べられ見下されてしまう。誰も自分をまともに見ようともしない。そんな状況がずっと続き、透は何時しか玲二を疎ましく感じるようになり、高校も玲二とは違う所へ通うようにし、漸く玲二の呪縛から解放された……そう思っていたのだが……
「そして俺達が大人になって、あいつがホロライブで有名になって!あいつはどんどん有名になっていく!そう考えたら逆に俺が惨めに感じてしまった!だから!俺はあいつを超えなくちゃいけねぇんだッ!今まで見下してきた連中を見返す為にもッ!!有名アイドルになってチヤホヤされてるような奴に!この俺の気持ちが分かるワケねぇだろうがなぁッ!!」
自分の心の中に溜まった鬱憤を全て吐き出し、トールは再びビームサーベルをスタートフリーダムに向かって振り下ろしていく。誰もがもう終わった、とそう思っていた………
しかし………
―ガキイィンッ!―
「んな……ッ!?」
なんと、スタートフリーダムが自身のシールドを構えて防いだのだ。しかも、ただ防いだだけではなく、少しずつだがスタートフリーダムがビームサーベルを押し上げながら立ち上がっていく。
「…………誰にも見向きもされないツラさなら、私達だって知ってる。私達だって、最初からトップアイドルだったワケじゃない。私の初配信なんて見てくれたのはたったの50人、しかも関係者を除いたら純粋に見てくれたのは13人だけだった………それでも!私はがむしゃらに頑張って此処まで来たんだ!玲二君や栄ちゃん、ロボちやみこちやすいちゃんやあずきち、そしてホロライブの皆と一緒に頑張ったから!今の私がいるんだよッ!」
―バキイィンッ!―
「ぐおぉッ!?」
そしてデスクライシスエピオンのビームサーベルを吹っ飛ばし、スタートフリーダムはボロボロになりながらも再び立ち上がったのだった。
「貴方はどうなの!?玲二君と比べられて惨めに感じたって言ってたけど、玲二君に追いつく為に何かしたの?!クラスの皆やお父さんやお母さんを見返すような努力をしたの?!」
「み、見返す努力……?」
そらの気迫ある問に、トールは気づいてしまった。トールは……佐々木透は玲二に対してのコンプレックスを抱いていたのにも関わらず、それに対しての見返す努力というモノを殆どしていなかったのだ。
「誰にだってコンプレックスを感じる事だってある。でも、皆それを乗り越えて未来に進んでいるんだよ!ただ相手を憎んでるだけじゃ、絶対に前になんて進めないんだからッ!!」
―キュイィィンッ!パリイィィンッ!!―
自分の想いを叫び、そらの自分の中の
「ッ!させるかぁッ!!」
危険を察知したトールは急いでスタートフリーダムを止めようとする。しかし、スタートフリーダムは自身のバックパックのウイングを分離しデスクライシスエピオンへとぶつけていき、その隙に飛来してきた飛行ユニットとドッキングを完了させていく。
「…………これが私の想い。私の、私達の『ホロライブフリーダムガンダム』だよッ!!」
『HG ホロライブフリーダムガンダム』
スタースタートフリーダムガンダムのバックパックをスカイフリーダムのウイングにスタービルドストライクのプラフスキーウイングをミキシングさせたバックパックへと換装させた機体。タキオンスカイ程ではないが、凄まじい出力を発揮する事が出来る。
「チィッ!まだそんな手を隠していやがったか……けどなぁ!この俺にはんなモン通用しねぇんだよおぉッ!!」
―キュイィィィィィィンッ!!―
姿が変わったフリーダムに一瞬怯むも、デスクライシスエピオンはフルシンクロを発現させホロライブフリーダムへと突っ込んでいく。だがそらはそんな状態でも冷静に操作していく。
「…………此処からは、皆と一緒に!みこちッ!」
「ッ!そらちゃんに呼ばれた気がする………いんや!そらちゃんがみこを呼んでる!そらちゃん、一緒にいくでぇッ!!」
「消えろおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
凄まじい気迫で迫ってくるデスクライシスエピオン。それに対しホロライブフリーダムは静かにフルシンクロを発現し、右脚に装備しているミサイルポッドを展開していく。
「「エリートマグマダイブッ!!」」
―バシュウゥッ!ジュワアァァッ!!―
「ぐおわあぁぁぁッ!?あっちいぃぃぃぃぃぃぃッ!!」
なんとミサイルポッドからミサイルではなく大量のマグマが噴き出し、デスクライシスエピオンはモロに全て被ってしまった。フルシンクロ状態な所為でトールも全身が焼けるような熱さに襲われ苦しみだす。
「次はロボち、いくよッ!」
「うん!そらちゃん、一緒に行こうッ!」
「「ハイパフォーマンスアームッ!!」」
―シュウゥゥゥ……バッコオォォォォォンッ!!―
「ぐぼへぇッ!?」
次は左腕に装備されたガントレットを展開すると巨大なエネルギーの拳となり、そのままの勢いでデスクライシスエピオンをぶん殴り吹っ飛ばしていった。そして
「あずきち!一緒に行こうッ!!」
「うん!そらちゃん、今すぐ行くから待っててッ!!」
「「ゼロゲッサースラッシュッ!!」」
―……シュンッ!ズバアアァッ!!―
「うぐおぉぉぉぉぉッ!!」
胴体に取り付けていたテレポーターを使用してデスクライシスエピオンに一瞬で近づき、そのまま残っていたビームサーベルでデスクライシスエピオンを斬り裂いていった。デスクライシスエピオンは地面へと墜落し、これで倒せたかと思われたが………
「………ガハァッ!ハァ、ハァ……ふ、巫山戯んじゃねぇッ!!俺が、この俺が!あんな玲二の女なんかにやられてたまるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
―ゴオォォォォォォォォォォォォォォッ!!―
デスクライシスエピオンはボロボロになりながらも立ち上がり、最後の力を振り絞りビームサーベルの出力をMAXまで上げ巨大なビームの刃を出現されていく。そらも流石にマズいと感じ後退りしそうになった……その時
―………そらちゃん、一緒に行こう♪―
「ッ!………すいちゃん?……うん、一緒に戦おう、すいちゃんッ!!」
脳内に聞こえてきたすいせいの声に、そらは再びデスクライシスエピオンへと視線を向ける。バックパックに装備された最後の武器、ステラーハルバードを取り出し、デスクライシスエピオンに向かって突っ込んでいく。
「消えてなくなりやがれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」
―ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!―
「「ステラーゼロスラッシュッ!!」」
―ブウゥンッ!!―
―ガキイィンッ!ギギギギ……ッ!―
互いの刃がぶつかり合い、激しい火花が散っていく。出力の高さではデスクライシスエピオンの方が上であり、トールも勝ちを確信して口角を上げる。だが、そらは……そら達は決して諦めてはいなかった。
「私はッ!」
「みこはッ!」
「ボクはッ!」
「私はッ!」
―私はッ!―
『絶対に!諦めたりなんかするもんかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』
―ギギギ……ズバアァァッ!!―
「何いぃーーーーーーッ!?」
なんと、ホロライブフリーダムのステラーハルバードがビーム刃を斬り裂き、その勢いでデスクライシスエピオンへと突っ込んでいったのだ。そして……
『いっけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!』
―ズバアァァァァァァッ!!―
「こ、こんな……ウソだ……俺が………俺が負けるなんてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」
―ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
ステラーハルバードに斬り裂かれ、デスクライシスエピオンはそのまま大爆発を起こし撃破された。よってこの勝負はそらの勝利で幕を閉じたのであった……
試合終了後……
「………クソォッ!最後の反撃がなけりゃ、俺が勝っていた筈なのに!クソ!クソォ……… 」
試合が終わり、控え室では余程悔しかったのかトールが壁に向かって拳を打ちつけていた。打倒玲二を目標にしていたのに、こんな形でそれが叶わなくなってしまったのだから仕方がないのかもしれない。と其処に……
―ガチャッ―
「………透」
「ッ!玲二……テメェ、何しに来やがったんだ?」
なんと、トールにとって憎んでいる相手である玲二がやって来たのだ。玲二はスポドリを取り出し、トールへと投げ渡していく。
「………そらから聞いた。俺の所為で、お前をずっと苦しめてしまってたんだな?」
「…………あぁ、俺はずっとお前の事が憎かった………けど、あの女に言われて気づいたよ。俺はお前に比べられたからって勝手に皮肉になって塞ぎ込んでしまってただけだったんだってな………」
そう、トールは……透は既に気づいてしまっていた。全ては周りに比較されたからといって自分が勝手に塞ぎ込んでいただけだという事に。そらの言う通り、自分は努力なんてしないで玲二に比べられたからといってそれを言い訳にして何もしなかったんだと。そう考えた途端、玲二に対する憎しみは自然と薄れていったのだった。
「…………透、俺がなんでこのガンプラウォーズを作ったか分かるか?」
「あ?んなもん知るかよ……」
「…………俺がガンプラウォーズを作ろうと思ったのと、俺がガンプラに興味を持つ切っ掛けを作ってくれたのは、お前なんだよ、透」
「…………は?」
玲二がガンプラに興味を持った切っ掛け、そしてガンプラウォーズを作ろうと決めた切っ掛けを作ったのは透であるという言葉に、透は何の事だかさっぱりであった。
「覚えているか?俺達が初めて一緒に遊んだあの日の事を」
「あの日の事…………あ」
「なぁ、それなんておもちゃなんだ?」
「………ガンプラ」
「ガンプラ?あー、兄ちゃんが持ってたロボットか。それもしかして自分で作ったの?」
「………うん」
「へぇ~、凄いなぁ………なぁ、俺にもガンプラ教えてくれないか?こんな格好良いの自分で作れるなんて最高じゃん!」
「………別に良いけど」
「本当か?サンキュー!俺は佐々木玲二だ。君は?」
「………佐々木透」
「え、同じ名字?じゃあ、紛らわしいから透って呼ばせてもらって良いか?」
「………うん」
「よし!よろしくな、透!」
「…………あの日、俺がお前と出会わなかったら、俺の中でガンプラは兄貴の趣味程度の認識で終わってた。俺にガンプラの楽しさを教えてくれたのは透、お前なんだ。そしてお前がいてくれたから、俺は皆にもガンプラを楽しんでほしいと思ってこのゲームを作ったんだ。だから、俺にガンプラの楽しさを教えてくれて有り難う、透」
「………俺が、お前に…………」
玲二がガンプラに興味を持ち、ガンプラウォーズを作る切っ掛けを作ったのがまさか自分だったと知った透。少し顔を俯かせるが、すぐに顔を上げ控え室を出ていこうとする。
「………玲二、お前の女達に言ってくれ。いろいろ言ってすまなかったって………それと、いつかお前を超えるガンプラを作ってお前に挑む。その時までお前もガンプラを用意して待ってろ」
透はそう言って控え室を後にしその場から去っていった。去り際の透の表情は憎しみとかの負の感情がない穏やかな表情になっており、玲二も長年のわだかまりが消えて一安心するのであった。
真魔神file27
強い絆で結ばれた者同士、その心をリンクする事が出来る。
次回……
続けて行われるBブロックの対決。ガンダリウムランカーの葛葉とそれに匹敵する力を持つ結城明日奈が激突する!そしてAブロックもセカイとトワの戦いの幕が上がろうとしていた!
EP66
『勝利への信念』
はい、という事で無事にそらの勝利!そして玲二も透と和解出来たようで一段落です!五回戦残る試合は四つ!一試合は四季様の方で出ていたので次回とその次辺りで本戦トーナメント進出者は揃いそうです。
次回はなるべく早く更新するので、それまで待って頂ければ幸いです、ではまた!