ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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すみません、激務が祟ってか身体を悪くしてしまい、少しの間入院してました……(-_-;)
取り敢えず退院したので早速投稿。久しぶりだけど大丈夫かな……?まぁ、ゆっくり過ごせたお陰で大分回復しましたので此処からはどんどん書いていきたいです!

という事で今回はフブキVSレイラ!最強のバトラーに、フブキが全力で挑む!はたして勝つのは……!?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP72『フブキVSレイラ』

ギリギリのところで会場に間に合った新が第四試合を勝ち進み、残す試合は準決勝と決勝の三試合となった。現在は休憩タイムという事でフブキ達はフードコートで食事を楽しんでいた。のだが………

 

「えぇーーーッ!?このドームに爆弾が仕掛けられてたんですかぁーーーッ!?」

 

「あぁ、だが魂子達がなんとか奮闘してくれたお陰で難を逃れたし、テロリスト共も今頃リシェッタ達が捕らえて警察に突き出してくれてる頃だ。もう何も心配はないさ」

 

爆弾が仕掛けられていた事に皆驚き、中には食べてた物を喉に詰まらせそうになった奴もいる。吃驚したのは分かるが、もう少し落ち着いて食えよな?

 

「心配ないって……レイ兄ちゃん!なんでそんな大変な事ねね達に言ってくれなかったの?!」

 

「落ち着けねね。あのな、本当に爆弾が仕掛けられていたかどうかも分からないのに憶測だけで動く事なんて出来ないし、それにお前達の事だ。爆弾の存在を知らせたら間違いなく一緒に探すと言い出すだろ?」

 

「当たり前でしょ!そんな危険な事をなんでポルカ達に教えてくれなかったのさ!?言ってくれればポルカ達だって………!」

 

「だからだ。爆弾の特徴も分からなかったし、それにお前達が探し始めたら周りに目立ち過ぎる。それでもしあの場所にテロリストの一味がいた場合、最悪そのまま爆発させられたかもしれない。だから本当は俺はこよりにだけこの事を伝えて爆発処理する為のツールを貰って、他の皆に心配させないように口止めして内密に探そうとしたんだ。結局魂子達の手を借りてしまったけどな」

 

本当、魂子達が強引に協力してきたけど、今思えばもっと強く言って止めさせれば良かったよなぁ………まぁ、そのお陰でなんとか難を逃れたけどな。因みに魂子達は漸く爆弾処理をしていたと実感したのか、今は腰が抜けてしまった為に医務室で横になって休んでいる。

 

「というかこより、あんたこの事知ってて黙ってたなんてね?」

 

「うぅ〜、ホントはこよだって玲二くんと一緒に爆弾処理したかったけど、こよが動けば絶対に皆勘ぐるからダメだって言われちゃったんだもん……」

 

「そういう事だ。だからこよりを責めるような事は言わないでくれ。全ては皆に余計な心配をさせたくなかったからな」

 

「いや、後から言われて心配すんなって言う方が無理じゃね?」

 

まぁ、シオンの言う事は最もだよな?けどテロリスト共を捕まえる事が出来たし、全ての爆弾の反応も無くなったから心配する事はないだろう。

 

「…………そう、分かったわ。わざわざありがとね、リシェッタ様♪………玲二様、どうやらテロリスト達は仲間を解放しなかった日本政府に対する報復のつもりでこのホロライトドームを狙ったみたいよ」

 

「はあぁ!?じゃあ何?あのテロリスト達は国が自分達の仲間を解放しなかったからってまつり達のいるこのドームでテロを起こそうってなったの?!」

 

成る程、つまり今回は政府に対する報復の為の無差別テロだったワケか。けど、それにしてもなんで国のトップがそんな危険な事を俺等に知らせなかったんだ?

 

「…………それもリシェッタ様から聞いたけど、どうやら政府はこの事を玲二様達に知らせたら爆弾を爆発されるって脅されていた所為で連絡する事が出来なかったと言ってるみたいよ」

 

「そんな!?それならそのテロリスト達の仲間を解放するしかなかった筈じゃん!なんでそれもしなかったのさ?!」

 

「メル、それは無理なんだよ。日本はテロには決して屈しないという信条がある。テロリスト共の要求を呑むというのは、その信条に反するという事だ」

 

「でも!それだったら玲二君達がこの事に気づけたから良かったけど、そうじゃなかったらメル達爆発に巻き込まれてたかもしれないんだよ!?」

 

「……うん、メルちゃんの言う通りだよ。幾ら神羅化したとはいえアキロゼ達も重傷は免れないし、何より一般の人達から大量の死者が出てたかもしれないわ。今回の政府の対応にはがっかりなところがあるわね……」

 

……確かに、政府の今回の対応はかなり後手に回り過ぎている。一応何もしてなかったワケでもなく、あの後自衛隊や爆発物処理班がやって来ていたが、それは爆発するかもしれないギリギリのタイミングだった。幾ら爆発するタイミングが分からなかったとしても、俺達に連絡する手段は幾らでもあった筈だし、其処から現場の状況を確認する事だって出来た。なのに奴等はそれをしなかった。

 

つまるところ、自分達の信条と数十万人の命を天秤に掛けて、奴等は信条を選びやがった。と、そう言われても仕方のない対応だ………そう考えると、国のトップに頼らないこの街の護衛対策を考えなければならないのかもな。

 

「………それについては今後しっかり対策を考えていかないとな。さて!それは兎も角、もうすぐ準決勝だ。フブキ、そら、コンディションはバッチリか?」

 

「あったりまえじゃい!相手はレイラくんだけど、私は何時だって全力でバトルするだけです!」

 

「まま!がんばってね!」

 

「まーま、がんば〜!」

 

「私も、最後の最後まで全力で楽しんでバトルするよ♪」

 

「かいりもおーえんする〜♪」

 

うん、それで良い。取り敢えず、後一時間後に準決勝が始まる。それまではゆっくりと食事を楽しむとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後……

 

「いよいよ始まる準決勝!皆さん、休憩は充分取れましたか?残されたバトラーは四人!まずは第一試合、白上フブキVS安室レイラのバトルがまもなく開始されます!」

 

はるかのアナウンスと共にステージへと上がっていくフブキとレイラ。お互い、今まで以上に真剣な表情で相手をバチバチに睨んでいる。

 

「…………遂に、此処まで来ました。決勝と準決勝のどちらかでフブキさんかそらさん、どちらかと戦いたいと思ってました。そして、それが叶う事が出来ました!」

 

「うん。私も、レイラくんとは本気で戦ってみたかった。そしてこの勝負、私の全身全霊を賭けて挑むよッ!!」

 

互いに自分のガンプラを見せ、臨戦態勢に入る二人。そして筐体へと入りガンプラをセットしていき、それぞれ自分の扱いやすいようにコントロールパネルを設定していく。そうしている内にフィールドが展開され、二機のガンダムがフィールドに出現していく。

 

今回のフィールドは天界のヘルエスタ王国。古き良き街並みを保ちつつも最先端の技術が織り成しているこの国には目立った障害物はないが、国を出ると足場のない上空が続くフィールドとなっている。

 

「此処は……ヘルエスタ王国!レイくんやリゼちゃんから話は聞いてたけど、ホントに素敵な国ですね〜♪」

 

「本当に綺麗な国だ……それに大地が空に浮いてるなんて、僕達のいた世界じゃ考えられなかったなぁ……あれ?リゼさん達がいる?」

 

国の中心にあるヘルエスタ宮殿の中庭辺りにリゼととことアンジュ、そして彼女らの子供であるロゼリアと優斗が笑顔で手を振っている。どうやら事前にフィールドを聞いて一時帰国したようだ。

 

「アハハ、リゼちゃん達もわざわざ観戦しに戻ってたんですね♪」

 

「しかも宮殿の中庭からって、本当にヘルエスタ王国の皇女様なんだなぁ……」

 

「まぁ、普段もあまり皇女らしい事してないって本人も言っちゃってますからね〜……さ、そろそろ始まりますよ!」

 

フブキがそう言うと上空にバトルカウントが表示されていく。カウントが一つずつ減る度、二人の緊張が高まっていく……

 

 

 

3……

 

 

2……

 

 

1……

 

 

 

―GAME START!―

 

「いくよ、レイラくんッ!」

 

「はい!フブキさんッ!」

 

―ガッ!ガキイィンッ!―

 

バトル開始のアナウンスと共に二人はビームサーベルを構え激突していく。今、二人の熱きバトルが幕を開けたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後……

 

「……やっぱ凄いな、あの二人のバトルは」

 

「うん、地形を利用するのもそうだけど、武器の選択や攻撃タイミングもかなり神がかっているよ」

 

バトルが始まってから二人の攻撃と回避は凄まじく、ヘルエスタ王国を駆け抜けながら射撃攻撃を繰り広げていく。ただぶつかり合うだけではない滑空や空中回転回避等の魅せる戦いに、観客達やヘルエスタ国民達は大いに盛り上がっていた。

 

「フブちゃんは操作技術ではレイラ君には劣ってるけど、その分数多くのアーマーでその状況に応じて臨機応変な戦いが出来る。多分だけど、フブちゃんもフブキⅨ以外のアーマーを用意してる筈」

 

「一体誰のアーマーなんだろうね?こおねのアーマーとかかなぁ?」

 

「どうだろ?元々レイラ君が作ったアーマーなら向こうにも特性がバレちゃってる筈だからフブキが使うとは思えないんだけど…………あれ?」

 

「ん?どうかしたかミオ?」

 

「あ、いや……レイさん、今あの塔の上に何かいたような気がして……」

 

あの塔?あの塔って、ヘルエスタ王国のシンボルになってるスカイタワーか?どれ…………!確かに何か、いや誰かいるッ!?あの黒いコートは………まさか、神羅族か!?

 

「玲二さん!あれってまさか………!?」

 

「あぁ、おそらく神羅族だ。大会中は全く関与して来なかったのに、なんであんな所にいるんだ?少し拡大して見てみるか………………こ、こいつは!?」

 

モニターに映る神羅族らしき影をズームで確認すると、其処に映っていたのはかつて俺にビルドワールドの世界を譲渡した神羅族、メルだった。フードを被ってて見えづらいが、あの顔は間違いなくあのメルだ!

 

「これって……メルメル!?」

 

「え?この娘って確か前に玲二君が拐われた時にパタち達の所にやって来た娘だよね?」

 

「あー確かにおったなぁ。けど………なんやこいつ?前に会った時はめっちゃビクビクした顔しとったのに、まるで別人みたいな顔しとるなぁ?」

 

………確かに楓の言う通りだ。以前会ったメルはかなり臆病で常に困り顔みたいな表情をしていた。だがこの映像に映るメルはまるで相手を見下してるかのような冷たい目をしている。一体何が………少し、確認してみないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―……シュンッ!―

 

「………あら、随分と早く来たのね?まぁ、あれだけ分かりやすく姿を見せたから当たり前かな?」

 

ヘルエスタ王国スカイタワーへと転移した俺と楓。その目の前にはまるで俺達を待ってたかのようにニヤニヤと笑う神羅メルの姿があった。こいつ、やはり前となんか雰囲気が違うな………?

 

「………メル、なんでお前がこの世界にいる?お前は前に俺にビルドワールドの管理権を渡して以降行方が分からなかった筈だ。なのに今になってどうして………?」

 

「はぁ?世界の管理権?…………あぁ成る程、そういう事ね…………あぁ、そんな事もあったかしらね。ま、今の私にとってはどうでも良い事だけど」

 

何?どうでも良い事だと?前まではあんなに自分の世界を大切そうにしていたのに、一体何があったんだ?

 

「それより神羅のメルちゃん、あんた一体何しに此処におるんや?あんた確か神羅のフブちゃんが消えた後から消息が絶えたって玲二さんから聞いとったんやけど?」

 

「…………はぁ、何処の誰か知らないけど、私が何処で何をしてようが勝手でしょ?それにフブキが消えてくれたお陰で、今私はこうして自由に動く事が出来る!最早私に怖いものなんかない……クククッ……ハアァッハッハッハッアァーーー!」

 

な……なんだ、この嫌な感じは……!?こいつは本当に、俺達の知ってる神羅メルなのか?!

 

「……ま、とは言うものの、別に今何かしようとか思ってないから。ほら、折角なら貴方達も此処で見たら?この世界のフブキと、あの中途半端に神羅の力を持ったガキのバトルをね♪」

 

クッ……!だが、こいつは今別に何か問題を起こしたワケではない。此処で無闇に争えば、この世界にいる奴等に俺の力を勘付かれるかもしれない。今は、おとなしくこいつの言う通りフブキ達のバトルを見るしかないか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ギュイィンッ!ガキィンッ!ドゴオォンッ!―

 

「くうぅッ!!」

 

「なんの、これしきッ!!」

 

フブキのフブキⅨ、レイラのフォーエバーガンダムが互いに激しい鍔迫り合いを繰り広げていく。ヘルエスタ王国から離れ、二人は分厚い雲の中へと入り互いの姿が見えづらい状況の中で撹乱しながら戦っていく。

 

(フブキさんはレーダーに頼らないバトルスタイルを取っている。だから視界の悪い雲の中では僕の方が有利………だけど、それはフブキさんも理解している筈。つまり、何か考えがあってわざと雲の中に入ったって事だ。なら、その企みを阻止するまでだッ!!)

 

レイラはフブキが何かを企んでいると分かりつつも、それに真っ向に挑んでいく。フォーエバーガンダムのライフルを構え、サーチ機能を使いフブキⅨを索敵していく。

 

―ビィーッ!ビィーッ!ビィーッ!―

 

「ッ!見つけた!其処だあぁッ!!」

 

―バキュウゥンッ!バキュウゥンッ!―

 

索敵のお陰でフブキⅨの居場所を察知し、其処に向かってフォーエバーがビームライフルを撃ち込んでいく。そして

 

―ドゴオォォンッ!!―

 

ビームが当たったのか、激しい爆風が巻き起こり其処からフブキⅨの破損したパーツが次々と落下していった。誰もが今の攻撃でフブキがやられてしまった。そう思っていた……しかし、レイラだけは違っていた。

 

(………ッ!?今の攻撃、直撃してフブキⅨが破損して落ちていった。それなのに……()()()()()()()()()()()()!)

 

そう、地上へと落ちていったパーツ。その破片等を見ても明らかに数が少なかったのだ。

 

「あの量から考えて、おそらくないのはコアガンダム本体の分くらい………まさかッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

―シュイィンッ………ザシュウッ!!―

 

「ぐあぁッ!?こ、これは……!?」

 

何かを察した瞬間、フォーエバーガンダムの背後から一閃の斬撃が放たれバックパックのスラスターが破壊されてしまった。幸い飛行機能はまだ生きてはいるが、バランスが取れない所為で長時間の飛行は難しくなっている。だがレイラはそんな事は気にする間もなく斬撃が放たれた上空を見上げていく。其処にいたのは……

 

 

 

 

 

―SHINY SMILEY SKY&BOOST!LADY,FIGHT!!―

 

「ッ!僕の、知らないアーマー!?」

 

「そう!これが今回の私の切り札!シャイニースマイリースカイアーマーですッ!!」

 

 

『HG 白上ガンダムシャイニースマイリースカイアーマー』

白上ガンダムに用意された新たなアーマー。バックパックにはスタービルドストライクのプラフスキー粒子の翼が装備されており、右手には実体剣『邪悪敵打音』を装備している。モチーフはホロライブのリーダーであるときのそらであり、名前の由来はホロライブのメインソングである『Shiny Smiley Story』と空(SKY)を合わせたものである。

 

 

「ま、まさか、僕が雲の中に入っていた隙にアーマーチェンジをするなんて………!?」

 

「えぇ、まともに正面から戦っても勝ち目がないのは分かってますからね。だからこの分厚い雲の層を利用してフブキⅨアーマーを囮にして油断した隙に攻撃したってワケですよ!」

 

「クッ!まさか最強のアーマーを捨てての作戦とは、流石に予想外過ぎたッ!」

 

レイラにとって、フブキが集大成とも呼べるアーマーであるフブキⅨを捨てて別のアーマーで攻めてくるとは思ってもみなかった。しかも、フブキが使用しているのはレイラが作ったアーマーではない。どんなスキルを持っているのか分からない以上、下手な小細工は返って部が悪くなる。そうしてレイラが考えた末に取った行動は………

 

―……ブォンッ―

 

「ッ!ビームサーベル……!」

 

「えぇ、僕のバックパックのスラスターはもう既に限界。このままヘルエスタ王国まで戻ろうとしてもその前に壊れて僕は地上へ真っ逆さま。それなら、此処で決着をつけるまでだッ!!」

 

レイラは残された時間で決着をつける為にビームサーベルでの接近戦を決める。その意を汲み取ったフブキも邪悪敵打音を構えて互いに睨み合っていく。

 

 

 

 

 

―………ザッ!!―

 

―ガキイィンッ!ガキィンッ!ガッ!キィンッ!!―

 

睨み合いから僅か一秒、二人はそのまま突進し激しい斬り合いを繰り広げていく。鍔迫り合いをすればその分バックパックに負荷が掛かってしまう為になるべく連続で斬りに掛かるフォーエバーに対し、シャイニースカイは防ぐのに精一杯だった。だが

 

「クッ…………ハアァッ!」

 

―グオォンッ!―

 

「ッ!此処だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

レイラはフブキが剣を振り上げる隙を狙い、コックピット目掛けてビームサーベルを振り翳そうとする。これが決まればレイラの勝ち…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………だったのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―………じゃあ敵だね♪―

 

 

 

―ビクゥッ!―

 

 

 

(な………!?なんだ、今の………ハッ?!)

 

 

「でやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

 

―ズバアァァァァッ!!―

 

 

ビームサーベルがシャイニースカイを斬り裂く寸前、レイラは途轍もなく恐ろしい何かを察し動けなくなってしまい、その隙にシャイニースカイがフォーエバーガンダムのコックピットに向けて邪悪敵打音を振り翳しトドメの一撃を放ったのであった。

 

「そ、そんな………一体、何が………!?」

 

「…………なんとか、間に合って良かった。このスキルがなかったら、私は間違いなくレイラくんに負けてたでしょう」

 

「スキル………まさか、さっきのは!?」

 

レイラは先程の謎の悪寒はフブキのシャイニースカイのスキルが発動したものだと気づく。そう、シャイニースカイのスキルは………

 

 

 

 

 

 

スキル『じゃあ敵だね♪』

凄まじい圧を相手に与え、五秒間動きを停止させる。

 

 

 

「…………成る程、確かにそらさんらしいスキルだ。そらさんイメージのアーマーが出た瞬間に気づくべきだったな………」

 

 

 

―ドゴオォォォォォォォォォォォオンッ!!―

 

 

斬撃を受け地上へと堕ちていたフォーエバーはその途中で大爆発を起こし、

 

 

 

―WINNER Sasaki Fubuki!―

 

 

 

同時にフブキの勝利を知らせるアナウンスが鳴り響くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………完敗です、フブキさん。まさかあのようなアーマーを隠してたなんて」

 

「アハハ〜、レイラくん相手に既に手の内を晒したアーマーじゃ勝ち目はないと思ってシャイニースマイリースカイを選んだけど、もし違うアーマーを選んでいたらきっと私は負けてたでしょうね」

 

戦いが終わり、筐体から出た二人は互いに握手を交わす。レイラの操作技術も凄かったが、今回はフブキの作戦が見事に決まった勝利であった。

 

「………これで、僕のGWDWCは終わりです。本当なら僕が最後まで勝ち進んだら玲二さんとバトルしたかったんですけどね………」

 

「それならこの大会が終わったらレイくんも誘って皆でバトルしませんか?私ももっとレイラくんと戦ってみたいですし♪」

 

「…………気持ちは有り難いんですが、それはまたの機会にします。フブキさん、僕の分まで決勝戦頑張ってください!」

 

「はい!レイラくんの分まで、絶対に優勝してみせますからね!」

 

フブキに全てを託し、レイラは静かに会場を後にしていく。そしてその数十分後、新とそらのバトルは新の勝利で終わり、いよいよ決勝戦が始まろうとしたのであった。

 

※新VSそらの戦いは三次創作『リ・イマジネーションズ』にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふーん、結局この世界のフブキが勝ったのね?まぁ、あんな半端モンに負けるようだったらあの子はその程度って事だもんね〜」

 

バトルが終わり、既に興味を無くした神羅メルは欠伸をしながらその場から立ち上がっていく。

 

「………また何処かへ消えるのか?」

 

「えぇ、此処に来たのは貴方に会う為だったからね。後は時が来るまでのんびりと過ごさせてもらうとしましょうか」

 

「…………最後に聞かせてくれ。お前は今、どちらに付いている?穏健派か、それとも革命派か?」

 

「さぁ、どちらかしらね?フフフ♪そんなに睨まなくたって、時が来たら全て分かるわよ。そう、全てね♪という事で〜、私はもうお暇させてもらうわ。じゃあね〜♪」

 

神羅メルはそう言いながら手を振ってその場から消え去っていった。本当に不思議な奴だな………

 

「………なぁ、玲二さん。あいつ、ホンマにワイらの見た神羅のメルちゃんだったんか?なんや、どうも変な違和感を感じるんやけど………」

 

「あぁ、俺も別人かと思って調べたが、あいつから流れる神羅の力は以前会ったメルと同じだった。一体、あいつに何があったんだ………?」

 

………兎に角今はホロライトドームに戻ろう。この事についてはGWDWCが終わった後にでも考えれば良い。そう思い、俺と楓はホロライトドームへと戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宵闇世界『ブラッディムーン』

 

「フフ、()()()オリジンに会ったけど、本当に面白そうな男ね♪()()()が世界を渡したというのも納得だわ。さてと、それじゃあ………邪魔者(フブキ)もいなくなった事だし、そろそろ私()も動くとしましょうかね♪」

 

暗い洞窟の中枢部で妖しげに笑う神羅メル。その洞窟の天井には、無数の目が妖しく輝いていたのであった…………

 

 

 

 

真魔神file34

神羅族は、継承の仕方によっては異例が起きる事がある。

 

 

 

次回………

 

GWDWC編 最終話

 

EP73

『新なる王者』

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、という事でフブキが見事勝利!これで残るはフブキと新の二人!長かったこの大会、はたして制するのはどっちだ!?

次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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