今回はホロライトに突如現れた謎の洋館にholoXが調査に出る!はたして其処に待ち受けるのは……!?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
『森の中の廃洋館?』
「そう!今回我々はその謎の廃洋館を調べたいと思っているッ!」
とある休日、holoX一同は子供達を連れてフルーツパーラーsuikaへとやって来ていた。そんな中でラプラスがいきなりとんでもない事を言い出した。子供達は興味ないのかプリンを美味しそうに食べていたり互いにじゃれ合ったりしている。
「いや、森の廃洋館って………そんなの最先端技術の集合体って言われてるこのホロライトにあるワケないじゃない?」
「そもそもこのホロライトは出来てまだ五年も経ってないのに廃洋館なんかあり得ないでござるよ」
「いやホントなんだって!吾輩が学校に行ってる時にクラスメイトが言ってたんだよ!拡大した領土の森林エリアの奥に、いつの間にか不気味な洋館が建ってたんだって!しかもその廃洋館、窓から金髪の女性がうっすらと見えたり中に入ると中にいる騎士甲冑が急に動き出して襲い掛かってくるって!」
ラプラスの必死の説明に対して他のメンバーは冷めた様子でパフェを食べていく。それもその筈、先程いろはが言っていたようにホロライトはホロライブタウン、ホロライトシティ、そして現在の新生国家ホロライトになるまで僅か五年くらいしか経っていないのだ。それなのについ最近拡大した土地に出来た森林エリアの中に廃洋館なんかが建ってるワケがないのだ。だが、ラプラスは諦めず他のメンバーに一緒に調査しようと説得し続ける。
「兎に角!もし本当にそんな廃洋館なんかが建ってるなら不法建築の可能性だってある!だから吾輩達でその怪しい廃洋館を調べるんだッ!!」
「うーん………まぁ確かに、その廃洋館がもしかしたら違法入国してきた奴の隠れ家って可能性もあるしね」
「で、でもさぁ?その廃洋館にはその………動く甲冑とかがいるんでしょ?もしそれが幽霊とかだったら………」
「は、ははは、さ、沙花叉は臆病でござるなぁ〜?そんなおばけとかそんなのいるワケないでござるよ〜」
「………そういうワリにはござる、めっちゃ震えてない?」
不法建築、そして不法入国者の可能性があると言われて仕方なく納得はするものの、holoXはラプラスを除けば全員ホラー耐性が低く、中でも一番しっかりしてそうなルイが一番のビビりなのだ。出来れば自分達ではなく他のメンバーで捜査してほしいというのが本音である。
「という事で早速今からその廃洋館に行くぞ!」
「はぁ!?ちょ、ちょっと待ってよラプラス!今からって急過ぎない?!それにフィル達までそんな危険な場所に連れて行く気?!」
「あ、そっか………なら、神羅城に戻ってみんなを預けてから出発しよう!………で、誰か転移能力使えたっけ?」
『………………………………』
「…………どうやら車を出さないといけないようね?」
誰も転移能力が使えないという事で、五人は子供達を神羅城へと預け、そのままルイの車で森林エリアへと向かうのであった………
四時間後………
―カァーッ!カァーッ!―
「うぅ〜………すっかり暗くなっちゃったじゃん……」
「そもそも森林エリアまで来るのにも時間が掛かるのに、そっから森の中は歩きだなんて……」
「あれだな!バイオハザードとかならBOWとか出てきそうだな!」
「ちょっとぉ!?冗談でもそういう事言わないでよぉ〜!?」
国土が広くなった所為で車を走らせても二時間は掛かり、更に車では進めないエリアからは歩いて探索をする事になってしまい、気がつけば完全に日は沈んで辺りは真っ暗になっていた。
「というか、ラプ殿のクラスメイトはなんでこんな森の中に来てたんでござるかぁ〜……?」
「なんかキャンプしにこの森に来てたらしいんだけど、森の中を探索してたら変な洋館を見つけたって…………お、あれじゃないか?」
ラプラスがそう言って指を差すと、その方向には如何にも寂れた怪しい洋館が建っていた。窓ガラスの一部は割れており、壁にはまるで何年も放置されていたかのように蔦がそこら中に張っていた。
「ほ、ホントにあったんだ……!?」
「だ、だとしてもこの洋館、変じゃない?この森林エリアは拡大された国土の中にあるから出来てまだ一ヶ月くらいなのに、なんでこんな何十年も前からありましたみたいな廃洋館が建ってるの……?」
「それを調べる為に吾輩達が来たんだろ?えーっと、入り口は……お、この扉開いてるぞ」
「ちょお!?ラプ殿、勝手に入ったらマズいってぇ!?」
外れかけた扉を開け、中へと入っていくラプラス。他の四人も怖さに怯えながらもラプラスを一人には出来ないので渋々屋敷へと入っていった。
「へぇ〜、中はワリと綺麗なんだな?」
「そ、そうね?もっと荒れてるかと思ってたけど………」
「………あ、ねぇ!ラプちゃんが言ってた動く甲冑ってこれの事かな?」
中に入り探索を始める中、こよりが何やら壁際に飾られていた甲冑を見つけ皆を集める。甲冑は複数体飾られていたが、いずれも所々が錆びていたりしてかなり年季が入っているように見える。
―カンッカンッ……―
「………唯の甲冑だな?」
「き、きっと見た子達も何かの見間違いで動いているように見えただけじゃない?ほ、ほら、そんなに調べたって何もなさそうだしそろそろ他の所も見に行きましょ?」
「ルイ姐、怖いからって必死過ぎじゃな―カチャッ……―………へ?」
何もなさそうなので他を見に行こうとした瞬間、いきなり何かが動いた音が聞こえ、五人は恐る恐る再び甲冑の方を見ていく……
「…………ねぇ?この甲冑って俯いてたっけ?」
「い、いや、全部まっすぐ向いてた筈だが?」
「……それにこいつ、なんか剣の持ち方が強くなってない?」
「そ、そそそ、そんなワケないって!?きっと何かの見間違……え……?」
僅かに頭の位置や剣の握り方が変化している事に気づくもルイは必死に気のせいと言い聞かせていく……が、次の瞬間、俯いていた甲冑がゆっくりと顔を上げ、持っていた剣をルイ目掛けて振り上げていた。
―ブオォンッ!バキィッ!―
「ヒィィィッ!?」
「ルイ!?」
「か、甲冑が………甲冑が動いたあぁぁぁぁぁぁぁッ!?」
見間違い等ではなく、本当に独りでに動き出した甲冑。振り下ろされた剣をルイはビビりながらもなんとか躱すが、いつの間にか他の甲冑も動き出しholoXを囲んでいた。
「か、囲まれたでござる!?」
「お、おい!お前等なんなんだ!?此処がパパの国の領土だって知っての狼藉か!?」
ラプラスが問い詰めるも、甲冑達は何も答えず唯ジリジリとholoXを追い詰めていく。既にルイは恐怖の所為で半分気絶しており、まともに反撃も出来そうになかった。
「だったら風真が全部たたっ斬ってやるでござるッ!でえぇぇいッ!!」
―ズバッ!ズバァッ!―
いろはがチャキ丸を使い甲冑達の関節部を狙って相手を無力化させようと峰打ちをしていく。しかし……
―ガコンッガッシャアァンッ!!―
チャキ丸が当てられた部分が簡単に外れ床に落ちていく。手首や足首、更には頭等が次々と床に転がっていく。
「うえぇ!?く、首がぁ?!」
「ま、まさか、死んじゃった……?!」
「いや、よく見ろ!」
各部を斬り落としてしまったと思い動揺するいろは。しかし、本体の方を見るとその中身が完全な空洞になっており、甲冑達は落ちた自分のパーツを拾うと何事もなかったかのようにパーツを填めて再びholoXへと迫っていく。
「ヒ、ヒィ……!?ほ、ほほほ、本物のオバケだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」
「あ、おい沙花叉!?」
「ちょ、ちょっと待ってよおぉぉぉ〜ッ!?」
「うえぇ?!み、皆殿置いてかないでぇーーーッ?!」
「…………あ、あれ?!皆いない!?ちょっとぉーーーッ!一人にしないでえぇぇぇぇぇッ!?」
甲冑達に恐れをなしたクロヱが真っ先に逃げ、それを追うようにラプラス、こより、いろはも追いかけていく。半気絶状態だったルイも気がつき、遅れて皆の後を追うのであった。
こよりサイド
「うぅ〜……皆とはぐれちゃったぁ〜……で、でも、流石に此処まで来ればもう追って来ないよね?」
逃げている最中で皆散り散りになってしまい、こよりは一人食堂へと逃げ込んでいた。流石にあの甲冑達は撒いたようで、こよりは一人壁にもたれ掛かって一息ついていく。
「………それにしても、ホントにこの洋館ってなんなんだろ?誰かが魔術とか使って此処に転移させた?でもそれなら魔力反応があってもおかしくはないんだけど―ガッシャンッ……ガッシャンッ……!―………え?」
こよりがこの洋館について考えていると、こよりの横にはいつの間にか先程の甲冑達よりもガタイの良く斧を持った甲冑が現れ、こよりの事をじっと見ていた。
「あ、あれれ〜?もしかしてこよ、詰んじゃった……?」
―コクッ―
「ですよね~―ムンズッ―いやあぁぁぁぁぁぁ〜…………!」
ゴツい甲冑に首根っこ掴まれたこよりはそのまま何処かへと連れ去られてしまうのであった。
いろはサイド
「あうぅ〜……皆何処に行っちゃったでござるかぁ〜……?」
方向音痴の所為で自分が今何処にいるのか分からずフラフラと進んでいくいろは。一人寂しい所為か半べそ状態になりながらも他の皆を探していく。すると……
―ユラァ……―
「え………な、なんでござるか?」
突然目の前に青白い炎が灯り、少しずつ近づいて来ていた。そして全体が見えると、それは先程の甲冑達にも似ているがまるで僧侶のような姿の甲冑であった。
「な、なんでござるかこいつ!?ハッ!まさか、さっきの奴等の仲間でござるか?!ならば!さっきは油断したけど、今こそ風真の真の力を見せる時!ぽこべぇッ!」
―ポンッ!―
いろはは何処からか自分の相棒であるぽこべぇを召喚し、それを頭へと乗せて何やら印を結んでいく。
「いくでござる!風真流奥義!相棒合体ッ!!」
―ボオォンッ!!―
いろはが高らかに叫ぶと同時に煙が巻き起こり、その煙が止むと、いろはの姿はまるで巨大なぽこべぇの着ぐるみのような物を纏ったような姿に変化していた。
「これぞ!風真とぽこべぇの究極合体でござる!さぁ、どっからでも掛かってくるでござるッ!!」
そう言いながら丸まって防御の構えを取るいろは。どうやら此処は身を守って誰かが来るのを待つ作戦に出たようだ。しかし……
《………………………》
―クイッガコンッ!―
「へ?何の音でござ―ゲシッ!―いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!」
僧侶甲冑が何やら近くの紐を引くといろはの後ろの床が開き、そのまま蹴られ落ちていくいろはであった………
クロヱサイド
―ズガガガガガガガガガァッ!!―
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?なんで沙花叉にだけ本気でくんのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ?!」
長い渡り廊下を必死に駆け抜けるクロヱ。その後ろからは先程の甲冑達とは違った緑色の狩人のような装甲の甲冑がクロヱに向かって無数の矢を放っていた。恐ろしい程に当たるスレスレを狙っており、立ち止まりでもすればすぐに蜂の巣になってしまうであろう。
「てかこいつら何体いるんだよおぉーーーッ!?振り切っても振り切っても後から違うのが追い掛けてくんだけどおぉぉぉーーーッ!?」
だが幾ら文句を言おうと此処には他に誰もいない。助けを呼ぶ事が出来ないクロヱは仕方なく階段を降りて一階に戻ろうとした。しかし………
―ガコンッ!―
「へ…………?うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………!」
降りてる途中で階段が滑り台のようになり、そのままクロヱは滑り落ちてしまった。しかも一階の床部分が開き、そのままクロヱは奈落へと滑り続けてしまうのであった…………
ルイサイド
「うぅ〜……ラプゥ〜、こよりぃ〜、クロヱぇ〜、いろはぁ〜…………うぅ、皆何処に行ったのよぉ〜……?」
真っ暗な通路を歩き続け、仲間を必死に探すも一向に見つからない。普段のクールなイメージの顔つきは既に崩壊しており、涙やら鼻水やらで顔がぐちゃぐちゃになっている。
「もぉ~!こんな事ならラプに付いて来なきゃ良かった―ギイィィ……―ヒッ!?な、何……?!」
グチグチと文句を言っていると、突然目の前の部屋の扉がゆっくりと開きはじめた。まるでこっちに手招きしているかのように………
「も、もしかして、誰かいたりするの………?」
ルイは恐る恐る開いた部屋の中を覗いていく。しかし、中には荒れた様子はあれど誰かがいる形跡はなかった。
「な、な~んだ、唯風かなんかで扉が開いちゃっただけか。全く、びっくりしちゃ………………」
誰もいないと安心し部屋から出ようとするルイ。しかし、そんな彼女の目の前には………
金髪で色白な女性が無表情のまま立っていたのだった。
「うぎゃわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?!?」
それを見たルイは大声で叫び出し、そしてそのまま白目を剥いて気絶してしまうのであった。
ラプラスサイド
「クソぉ〜、皆とはぐれちまったなぁ。さっきからちょいちょい悲鳴が聞こえるけど、あいつら大丈夫なのか…………ん?なんだ此処?」
暗い通路を一人探索していたラプラス。他の皆を心配しつつも、通路の途中にあった奇妙な扉を発見する。
「……この扉、他の扉と違って近代的だな?しかもこれ、もしかして開いてるのか……?」
―ピッ……ウィーーンッ!―
ラプラスが気になって触れると、扉がゆっくりと開き中に入れるようになった。まるで自分を招き入れているようで不安になりつつも、ラプラスは意を決して中に入る事にした。
「…………なんかこの通路、さっきまでと違ってめっちゃ綺麗だし明るいな。もしかして、この場所からあの甲冑共を操っているのか?」
明らかに洋館の中とは違った近未来的な内装の通路を通って下に降りていく。そして奥へと進むと怪しげな扉が見えてきた。
「……もしあの甲冑共を操ってる奴がいるなら、おそらくこの奥にいる筈……よし、入ってみるかッ!」
少し怖くなりながらも意を決して扉を開けていくラプラス。其処には………………
「……………………は?な、なんだこの部屋?」
何と言う事だろう、部屋の中にはソファーやテレビ、奥にはキッチン等のまるでリビングのような生活部屋になっていた。予想外の部屋にラプラスは呆然としてしまう。すると
「まんまぁ?」
「へ………?」
ラプラスの元に一歳くらいのちっちゃな女の子が自分の親指をチュパチュパしながら近づいて来ていた。何故此処に子供がいるのか?唐突な事にラプラスの脳内処理が追いつかないでいる。
「え?え?な、なんで子供が此処に?てか此処って一体……?」
「う〜?」
困惑するラプラスを不思議そうに見つめる子供。と、其処に…………
「あれ?ラプちゃんじゃん。どうしたのさこんな所で?」
「え…………って!お、お前は…………
虎金妃笑虎ぉッ!?」
なんと、ラプラスの後ろからFLOW GLOWの虎金妃笑虎が気絶したルイを担ぎながら現れたのだった。一体これはどういう事なのだろうか………?
数十分後………
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!?此処が笑虎たんの家ぇぇぇぇぇッ!?』
「そうそう、結構良い家でしょ♪」
あれからルイが目を覚まし、他の皆もこの部屋に回収した後に笑虎から衝撃的な事が伝えられた。なんと、廃洋館と思われたこの建物が笑虎の住居だというのだ。
「ちょ、ちょっと待ってよ!?じゃああれは!?上の階を彷徨いていたあの甲冑達は?!」
「甲冑?あぁ〜、もしかして『これ』の事?」
笑虎がそういうとテーブルの上に
「こ、これってさっきの甲冑達?!」
「てかこれって……『30MINUTES FANTASY』の『リーベルナイト』達じゃん?!」
『30MINUTES FANTASY』
時間を忘れて挑む30分をコンセプトとした30MINUTESシリーズの新しいブランド。ロボット系のMISSIONSや美プラ系のSISTARSの技術を取り込みつつも全く新しいコンセプトで誕生した。素体となるボディに様々な装甲を装備させる事で騎士や狩人といった様々なジョブに変化させる事が出来る。
「これを改造して巨大化させて、警備ロボとして上の廃洋館部分を警備してもらってたんだ。本命である私らの家に侵入させないためにね」
「そ、そういう事だったんだ……」
「で、でもさ………それよりもさっきから笑虎たんの膝の上にいるいるその子はなんなの?まさかとは思うけど………」
「?」
クロヱの言う通り、笑虎の膝の上にいる女の子については何も説明がされずにいた。まぁ、大体察しはついているが、一応本人の口から聞きたいと恐る恐る聞いてみる。
「ンッフッフ〜♪よくぞ聞いてくれましたね〜♪この子は笑虎たんの可愛い娘の『笑美』たんでーす♪」
「あ、あうぅ〜」
「え………ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!?」
「あー、やっぱりそういう事か………」
「この部屋に連れてこられて初めて見た時から何となく察してはいたでござるが………」
そう、笑虎の膝の上にいた女の子はまさかの笑虎の娘の『笑美』であった。ちょっと眠たそうなのか少し目を擦っている。
「ちょ、ちょっと待って!?それってつまり笑虎たんって………人妻ってコトォッ!?」
「おい言い方!?」
「アッハハ♪まぁざっくり言えばそうだね♪」
なんという事でしょう、後輩であるFLOW GLOWの一人が実は人妻だったとしり驚きが隠せないholoXであった。
「え、ちょっと待って!?相手は?!まさかレイレイとか言わないでしょうねぇ?!」
「いやいや、流石に違いますって。多分そろそろ帰って来るとは思いますけど―ウィーンッ―お、噂をすれば♪」
ルイが相手が誰かと問い詰めているとリビングの扉が開く音が聞こえた。其処にいたのは……
「だから言ったじゃねぇか、お前俺より酒弱いんだから無理して飲むなって」
「ヒック……そんな事言ったってよぉ〜?あんな美味そうな酒あったら飲みたくなるだろぉ〜?///」
「え、パパ!?」
この国の首相となった玲二と、その玲二に肩を借りながらフラフラと歩く男だった。
「お~い笑虎た〜ん、今帰りましたよぉ〜……ヒック///」
「あぁもう『カズマ』ってば、また飲めもしないのにお酒飲んだのか?佐々木さん、いつもすいませんねぇ」
「いや良いって、こいつには一応普段からいろいろと世話になってるからな……ってラプ?それにルイや皆も、どうしたんだ?」
「いやこっちのセリフだって!なんで玲二君が此処にいるの?!」
「いやなんでって、俺は街で酔っ払ってたこいつを送り届けに来たんだよ」
そう言いながら笑虎にべったりとくっつく男を指差す玲二。
「……って、そういやレイレイ、今この人の事『カズマ』って言ってたけど、それって確かレイレイの……?」
「あぁ、カズマは俺の友人だ。それと、ホロライブやにじさんじで使ってる転送装置や翻訳装置を作っている奴でもあるな」
「え!?この人がそうなの?!」
「そんな人が笑虎たんの旦那さんだったの?!」
またまた衝撃的な事実。なんと笑虎の旦那というのが玲二の友人でもありホロライブやにじさんじの便利アイテムを作っていた男『カズマ』なのであった。
※詳しくは番外編『好感度メーター』及び第139話『貴方と出会って7(樋口楓編)』にて
「こいつとは昔からの腐れ縁でな。こいつが結婚したって聞いた時はびっくりしたし、しかもその奥さんがまさかホロライブに入ってくるとは思わなかったわ」
「まぁ、ホロライブにはカズマも関わってるし、仕事するには丁度良いかな〜って思ってな♪」
「笑美た〜ん♪今日も可愛いでちゅね〜♪///」
「あうぷぅ〜」
玲二と笑虎が説明する中、カズマは酔っ払いながら笑美に頬擦りしている。これが今まで自分達が使ってた便利グッズを発明した男とはにわかに信じがたいholoXであった。
「……って事はお兄ちゃん、もしかしてこの廃洋館の事も知ってたの?」
「あぁ、カズマにはこの国のライフラインを築き上げてほしいって事で呼んだんだけど、こいつ昔から変わり者でな?わざわざこんな人気のない場所を好んだりセキュリティ方法がお化け屋敷染みた感じにしたりと、本当にユニークというか変人というか……ってか、それがどうかしたのか?」
『い、いえ何も………』
「?」
まさかの玲二の友人と自分達の同僚が住んでいる事を知ってた玲二。なら最初から玲二に聞けばこんな怖い思いをしなくて済んだと後悔するholoXなのであった。
真魔神file39
カズマの家は廃洋館に見えるが、それは外側だけであり実際の居住スペースは地下にある。
次回……
久しぶりにIS学園に呼ばれた玲二達。其処に待ち受けていたのはホロライブとにじさんじをそれぞれ愛する二人の熾烈な戦いだった。
EP80
『ISにじホロ頂上決戦!』
はい、という事でこの世界の笑虎たんまさかの人妻!?回でした!まぁ一人くらいこんな感じの娘がいても良いよね?って事で書いてみました(^o^;)
次回は久しぶりのIS学園!だけど何やら揉め事の予感……?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!