ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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次の土曜日にいよいよRGシャイニングガンダム発売!それも楽しみなんですが、個人的には30MSのシュレミが気になってたり……まぁどっちも買いますが、シュレミは2体は欲しいですね(^_^)

前回長めだったので今回は短め!新たなベイビーズが産まれる中、萌実の赤ちゃんに異変が……!?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP83『会いたかったよダーリン!』

「あ、あぅ、あうぅ〜」

 

「ふあぁ……めっちゃ天使みたいで可愛い〜♪」

 

「いや一応我部先天使じゃん?でも、確かにこの子達可愛いなぁ〜♪」

 

「ふみゅうぅ〜」

 

ゴブリン騒動があった数日後、ホロライト総合病院ではまた新たな命が産まれていた。母親であるりえるとエトラは産まれてきた我が子を愛しく抱きしめている。

 

「それにしても、この子達既に首が据わってるんだね?」

 

「うん、やっぱり玲二君の言う通り、神羅の力が宿ってる所為か成長速度が早いみたいだね?」

 

産まれたばかりだというのに既に首が据わっていて、しかも綺麗におっちゃんこ出来ている我が子を見て改めて神羅の力は凄いと思うりえるとエトラ。

 

「それじゃあこれからよろしくね、『ふぁえる』♪」

 

「これから一緒に頑張っていこうね、『リトラ』♪」

 

「「あうぅ〜♪」」

 

りえるの娘『ふぁえる』とエトラの息子『リトラ』は母親から名付けられると嬉しそうににぱっと笑顔を見せる。その笑顔に二人は既にメロメロ状態であった。

 

「………それにしても萌実、大丈夫なのかな?」

 

「うーん、どうだろう?私達と違ってかなり難産みたいだからね。玲二君も付きっきりでいるけど………」

 

自分達と同じくらいのタイミングで破水したにも関わらず未だに分娩室から出てこない萌実。余程の難産のようで玲二も立ち合ってはいるが、大丈夫なのか心配する二人だった……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!?』

 

 

「「ッ!?」」

 

しかし、突然分娩室の方から大きな叫び声が聞こえびっくりする二人。

 

「え、え?今のって、萌実と玲二さん達の声だよね?」

 

「う、うん。でもいきなりどうしちゃったんだろ?取り敢えず分娩室に様子見に行ってみない?」

 

「そ、そうだね。萌実、一体どうしちゃったんだろ……?」

 

突然聞こえた叫び声に不安になった二人は子供達を抱えながら分娩室へと向かっていく。

 

 

 

―ウイィーンッ―

 

「萌実!いきなり叫んで一体何………が………」

 

分娩室に入り萌実の様子を伺おうとするエトラとりえる。しかし、其処にいたのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、ななな……なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

「あー!エトラじゃん久しぶり〜♪」

 

赤ちゃんくらいまで縮んだ萌実と、萌実に似た女の子がスッポンポンの状態で笑顔でエトラに手を振る姿だった。横にいた玲二も頭を抱えて項垂れているが、一体何があったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分前………

 

「フゥー、フゥー、フンッ!フギギギギィ……!」

 

「萌実、頑張れ!しっかり呼吸を整えて!」

 

「……あ!漸く頭が出てきました!」

 

長い時間必死に痛みを堪えながら力む萌実の手を握り応援する。神羅の力を使えばドラゴンボールのウィスがやったように子供を取り出す事も出来るが、それは自然の摂理に反するという事で余程の事がない限りはそんな事はしないと決めているが………それでもやっぱり皆が苦しそうにしているのは見ていて辛いな。だけど、もうすぐ萌実の子供も産まれる!だから萌実、頑張ってくれ!

 

「ヒィ、ヒィ、フゥ、ヒィ、ヒッ!?ヒグウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

「ッ!もうすぐ出ます!産まれます!」

 

看護師の合図と共に、萌実の中から新しい命が産まれようとする。もうすぐ、もうすぐだ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷっはあぁーーーッ!めっちゃ苦しかったあぁーーーーーーッ!!」

 

『……………………え?』

 

な、なんだ?なんか産まれた子が産声じゃなくて喋ってなかったか?しかもかなりはっきりと………き、気のせいだよな?

 

「あうぅ〜、めっちゃ苦しかったしなんか温くてむあってして生臭いし、もぉ~何処なの此処ぉ〜?」

 

………気のせいじゃねぇ!?ま、まさかミュウと同じいきなり喋るタイプの子か!?萌実も産んだ直後なのに呆然としちまってるぞ!?

 

「ん〜?………お?あぁーーーッ!?ダーリン、久しぶり〜♪」

 

「だ、ダーリン!?」

 

な、なんだ!?こいつ今俺の事ダーリンとか言ったか!?しかも久しぶりって、一体どういう事なんだ?!

 

「………はッ!?ちょ、ちょっと待ってよ!?あんたなんでいきなり喋れるの?!てか旦那様の事ダーリンって……!?」

 

「え?ん~~?………おぉ!あなたもしかして萌実ちゃん?めっちゃ久しぶりだね〜!最後に会ったのってエイレーンが業界去った以来だよね〜♪でもなんか声変わった?」

 

…………は?こいつ、萌実に対しても久しぶりとか言ってるな?しかもエイレーンが業界去った以来って……………………ッ!?まさかこいつ!?

 

「お前、もしかして『ヨメミ』か!?」

 

「そーだよダーリン!久しぶりだね〜♪でもなんで二人が此処にいるの?それになんか二人とも大っきくなってない?」

 

いやいやいやいや!?それよりもなんでお前が此処にいるんだ!?てかなんで萌実から産まれてきたんだ!?というかどうやって萌実の中に入ったんだ?!もういろいろツッコミどころ多過ぎて分かんねぇよッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………成る程、つまりヨメミは私と別れてエイレーンが業界を去るタイミングでプログラムを保管されたままの状態でいたけど………」

 

「萌実が身籠った際にどういう事か意識が萌実の胎児に宿ってしまった………って事か?」

 

「う~ん、そういう事なのかなぁ?」

 

いやマジで意味分からん!なんで電子の存在だったお前がリアルに出てくるんだ!?

 

………と、此処まで読者を置いてきぼりな状態になってしまったが、説明しよう。萌実から産まれてきた子供は『ヨメミ』と言い、かつてエイレーンが活動していた時に一緒に活動していた萌実を模倣して作られたAIアイドルである。だが萌実が独立しエイレーンが業界を去る時にヨメミのデータはメモリーに保存されエイレーンの実家のディスクに封印されていたのだ。

 

ところが萌実が身籠った際に神羅の力が影響したのか分からないが、萌実の子供の中に封印されていた筈のヨメミの意識が移ってしまったようなのだ。つまり萌実は、自分を模したAIを今度は自分の娘として出産してしまったというワケである。

 

「でもまさかダーリンと萌実ちゃんの子供として転生するとはね〜?」

 

「………私だってヨメミを産むなんて夢にも思ってなかったわよ………もぉ~!折角旦那様と一緒に子供の名前とかいろいろ考えてたのにぃ〜!」

 

ケラケラと笑うヨメミに対し萌実ががっくしと項垂れている。まぁ無理もないけどな………

 

「うーん……でもこのままじゃ全然動きづらいなぁ〜?」

 

「いや、今のお前は幼児なんだから当たり前だろ?寧ろ首が据わって喋れる時点で充分凄過ぎるっての」

 

「え〜?でも折角受肉したからにはいろいろと満喫したいなぁ………………!そうだ!だったらヨメミも大人になれば良いんだ!」

 

………は?大人になる?一体どういう―ビカアァーーーーッ!―うわ眩しッ!?一体何を………って

 

 

 

「じゃじゃーん!ヨメミふっかーつッ!!」

 

『うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!?』

 

な、なんだぁ!?光が止んだと思ったら萌実が赤ん坊くらいにまでちっちゃくなって、代わりにヨメミが以前と変わらないくらいにまで成長している!?てかさっき産まれたばっかだからヨメミの奴素っ裸状態なんだが!?あぁもうどうなってんだよこれ………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在………

 

「………つまり、ヨメミが萌実の娘として復活して」

 

「それで神羅の力を使ってヨメミちゃんが大っきくなった代わりに萌実ちゃんが小さくなっちゃったって事?」

 

「どうやらそうらしいな………」

 

「アハハ〜♪でもこれで皆とまた一緒にいられるから良かったよね〜♪」

 

「良くないッ!なんで私が赤ちゃんになんなきゃなんないのさッ!?」

 

「「きゃうぅ〜♪」」

 

あれからエトラとりえるも子供達を連れて様子を見に来て、ヨメミも患者用の服を着て笑っているが赤ん坊になった萌実はかなりご立腹だった。赤ん坊になった所為か常に第一声帯の状態で怒ってるが、その横でふぁえるとリトラが萌実をお友達と思ってるのかペタペタ触れている。

 

「ほーら萌実ちゃ~ん、そんなに怒っちゃダメでちゅよ〜♪」

 

「抱っこすんな!母親は私だぞ!」

 

「うーん、でもどう見てもこれじゃヨメミが母親に見えるわ………」

 

「まさか神羅の力で母娘関係ひっくり返せるなんてね……?」

 

抱っこされてキーキー怒る萌実と母親のように振る舞うヨメミ。こりゃ本当に面倒な事になったな………

 

「うぅ〜………いい加減にしろおぉーーーーーーッ!!」

 

―ビカアァァァァァッ!―

 

「うわあぁッ!?」

 

うわ眩しッ!?………って、また光ったと思ったら萌実の姿が元に戻ってヨメミも赤ん坊に戻ってる!なんだ、萌実の意思でも戻る事は出来るのか?

 

「ったくもう!産まれたばっかで変な事すんな!」

 

「あうぅ〜………」

 

「……?ヨメミ?」

 

「うゆ?……ッ!?あ、あう、あうぅ〜!?」

 

あれ?ヨメミが喋れなくなってる?……あぁ、成る程、力を使い果たしてしまったみたいだな?確かミュウも一度魔力を使い切った時に喋れなくなった事もあったが、どうやらミュウは声帯に魔力を宿す事で自由に喋ってるらしい。つまりヨメミも声帯に力を宿してたから喋れたけど、その力を使い切ってしまったから喋れなくなったって事だな。まぁまだ赤ん坊だから力の使い方もまだ上手く出来ないんだろうな。

 

「もう、産まれてすぐに力を使うからそうなるんだから」

 

「あうぅ〜………」

 

「はぁ………良い?今後は私の許可なく大人になったりしない事。そして旦那様と私の事はパパとママと呼ぶ事。良いわね?」

 

「あ~い!」

 

「………ホントに分かってんのかな?」

 

ヨメミが元気良く返事をするも不安になる萌実。まぁ今後また大人になろうとしたらその時はちゃんと止めないとな。それじゃあ改めて………

 

「ヨメミ、ふぁえる、リトラ。これからよろしくな」

 

『あうぅ〜♪』

 

こうして新たに産まれた三人の子供達。一人はまさかの転生だったが、これからは親子として一緒に過ごせたら良いな。

 

 

萌実 娘出産

『ヨメミ』

 

エトラ 息子出産

『リトラ』

 

りえる 娘出産

『ふぁえる』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、魔界のとある森の中………

 

「ハァ、ハァ、ハァ………!」

 

日の光も殆ど当たらないくらい薄暗い森の中。その中で前回玲二達によって殲滅されたゴブリンの残党が何かに逃げるように走り続けていた。本来恐怖心のない筈のゴブリンの目は明らかに何かに怯えた様子を見せている。そして走り続けている内に広い花畑に出る。すると、その花畑の中央部には透き通るような肌をした綺麗な女性が小鳥を指に乗せて微笑んでいた。

 

「ギャ、ギャギャギャ……!オンナァ!ヒサシブリノオンナァッ!!」

 

先程までの恐怖に歪んだ顔から一変、ゴブリンは女性に目掛けて勢い良く飛び込んでいく。このままでは女性が危ない………しかし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………はぁ、穢らわしい」

 

女性はそう言ってゴブリンに向かって左手を翳す。すると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―パキイィィィンッ!―

 

「ギャ………………ッ!?」

 

ゴブリンの身体は一瞬にして凍りつき、その場に転がり落ちていく。そんなゴブリンを女性はまるで汚い汚物を見るような目で見下している。

 

「………オリジンの様子を見に来てみれば、この世界にはこんな醜く穢らわしい存在がいるなど………このような存在がいるだけで、この私の美しさが損なわれてしまう。こんな穢らわしい存在など、消えてしまえば良い………!」

 

女性はそう言うと凍りついたゴブリンを浮かしていく。そしてゴブリンに向かって手を翳すと冷気が集まり、それが霧状になって辺りを包みこんでいく。

 

 

 

「………氷結連鎖(チェイン・フリーズ)

 

―ゴオォォォォォォォォッ………パキイィィィィィィィンッ!!―

 

 

『アギャ………ッ!?』

 

冷気は一瞬にして魔界だけでなく地上界、天界全体にも伝わっていくと、各世界に潜んでいたゴブリン達が一斉に凍りつき、そしてそのまま次々と倒れ砕け散っていったのであった。

 

「………フフ、やはり穢らわしい存在など全ての世界において不要。全ての世界がこの美しい私と同じようにする為にも、一刻も早くあのオリジンの力を私達のモノにしなければ………しかし、ソラからはまだ準備までには時間が掛かるって言われているし、此処は一先ず自分の世界へ帰るとしましょうか」

 

女性はそう言うとそのまま自分の身体を霧状に変えて何処かへと消えてしまった。その数日後、世界中には各世界でゴブリンが絶滅したというニュースが流れるのであった……………

 

 

 

 

真魔神file43

玲二の子供は皆成長速度は早いが、何かしらの理由で力を使い果たしてしまうと少しの間普通の赤ん坊と変わりなくなってしまう。

 

 

 

 

 

次回………

 

ホロプラのガンプラウォーズに突如乱入したガンプラ。その機体からは、ID情報が一切なかった。はたして、誰が動かしているのか……!?

 

EP84

『赤いガンダム』

 

 

 

 

 




はい、という事で萌実の娘としてヨメミ登場!それにしても、リアルの方のヨメミって今どうしてんだろ……?

そして最後に登場した謎の女性ははたして……?

次回はガンプラウォーズに何やら怪しげな機体が……?!次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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