ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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本日はエグザベギャンと軽キャノンの発売日!やはりというか入荷数が前回に引き続き少なめだったみたいですね。自分は朝から並んで買えましたが、皆様はどうでしたか?

という話はさておき今回は前回からの続きです!紫色に変色したガンダム、その実力や如何に!?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP85『紫電のガンダム』

謎の赤いガンダムを調査する為にホロプラへとやって来た玲二。其処に待ち受けていたのは、ホロライブの一人である轟に似た何かであった!彼女は一体何者なのだろうか……?

 

 

 

 

 

 

次元観測門………

 

ソラ「………また、新たな神羅族が誕生しましたか………アキ、あれは貴方が継承したのですか?」

 

神羅アキ「はッ!これから始まるソラ様の計画に少しでも戦力をと思い、とある世界に行って継承の儀を行いました!しかし、申し訳ありません。奴は継承され神羅族となった瞬間に何処かへと去ってしまってました。それがまさかオリジンの元へ向かっていたとは………」

 

ソラ「そうでしたか………見たところ、継承の儀を受けた際に自分が何者か分からない状態で去ってしまったようですね。もしオリジンが彼女を自分達の手駒にしてしまえばいろいろと厄介です。アキ、今すぐ彼女を此処に連れてくるのです」

 

神羅アキ「御意。この失態を取り戻す為にも、必ず……!」

 

ソラから指示されたアキは急いで転移し玲二達の世界へと向かっていく。一体何が起こっているのだろうか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ガキイィィィンッ!―

 

玲二「チィッ!速いッ!」

 

トドロキ《………違う、お前が遅いんだ》

 

言ってくれるな!だが、奴の言う通りだ。単純なスピードならあのガンダムはシンラガンダムよりも速い!装甲も紫色になってるし機体から紫の電流が流れているから、さしずめ赤いガンダム改め『紫電のガンダム』ってとこかッ!

 

 

『HG 紫電のガンダム』

謎の存在、トドロキによって赤いガンダムが変化した機体。機体色は紫色になっており、機体中から紫の電気が常に放電されている。基本スペックは殆ど変わらないが、スピードだけは現時点で観測されているどの機体データよりも遥かに速い。

 

 

玲二「ハアァッ!」

 

―バキュウゥンッ!バキュウゥンッ!―

 

トドロキ《そんな遅い弾、当たりはしない》

 

―ヒョイッ!ヒョイッ!―

 

クッ!やはり単純な攻撃では奴に当てる事すら出来ないか!奴のガンダムはあくまでスピードが上昇しただけ、それ以外は至って普通のスペックだ。当てれさえすれば勝ち目はあるんだが、その隙が全く見えねぇ………!

 

トドロキ《………どうした、佐々木玲二の力はその程度なのか?だとすれば正直期待外れだな》

 

玲二「クッ!確かにスピードは桁違いに速い…………だが!スピードだけがガンプラウォーズの全てではないッ!」

 

―キュイィィンッ!シュババババァッ!―

 

迫りくる紫電のガンダムに対し俺は無数のサザビーファンネルを展開し迎撃を試みる。だが紫電のガンダムはファンネルから放たれた砲撃網を難なくと潜り抜けてしまう。

 

トドロキ《フン、何をするかと思えば遠隔攻撃か。そんな子供騙しが私に通用すると思ったか?とんだお笑いモノだな》

 

玲二「…………あぁ、思ってるさ」

 

トドロキ《……何?どういう意味だ―ガキイィンッ!―ッ!?こ、これは……!?》

 

ヨシッ!作戦成功だ!実はあのファンネルは全て囮であり、本命は俺の手前に設置したピアノ線の網に引っ掛ける事だったんだが、予想通り警戒心が薄そうなトドロキは見事に引っ掛かってくれたな!

 

玲二「どうだトドロキ?ガンプラバトルは相手が如何にステータスが高くても、その他を上手く活用出来ればこうして抑える事も出来るんだぜ」

 

トドロキ《…………成る程、忠告感謝する。そして…………今の言葉、お前にそっくりそのまま返してやる!》

 

―ビリッ……バリバリバリバリバリイィィィッ!!―

 

ッ!?な、まさか!?こいつ、電撃でピアノ線を焼き切りやがったッ!!ガンプラウォーズにおいてのピアノ線は強力な硬化ワイヤー扱いなのに、それを一瞬で焼き切るなんて、とんでもねぇ電流だな…………なら、それを逆に利用させてもらうかッ!

 

トドロキ《……また何か企んでいるな?だが、そんな隙はもう与えない!》

 

トドロキも俺が何かを考えているのに気づいたのか接近してくる。チャンスはそう多くない、一気に仕掛けさせてもらうぞッ!

 

トドロキ《フンッ!》

 

玲二「なんのッ!」

 

―シュンッ!バッ!―

 

紫電のガンダムのビームサーベルを転移で躱し、近くにあるコロニーの残骸にある物を設置していき、それを何度か繰り返していく。これが上手く行けばいいが………

 

トドロキ《チィッ!ちょこまかと逃げるのは得意みたいだな!》

 

玲二「そう思いたきゃそう思えば良い!だがな、そんなスピードと電撃だけに頼ったテメェの攻撃なんざ幾らやろうが、俺のシンラガンダムには届く事はねぇッ!」

 

トドロキ《………言ってくれるな?ならばお望み通り、最大級の電撃でお前を潰すッ!!》

 

―ビリッビリビリビリバリバリバリバリイィィィィィッ!!―

 

ッ!奴め、ビットまで展開して確実に俺を仕留める気か!紫電のガンダムからはこれまでにない程の電流が溢れている。これをまともに受ければ、確実にお陀仏だ………!

 

 

トドロキ《さぁ、これで終わりだッ!!》

 

 

―バリバリバリィッ!ドゴオォォォォォォォォッ!!―

 

 

雷鳴が轟きながら紫電のガンダムの電撃がシンラガンダムに向かって放たれていく。このままではヤラれてしまう………だが

 

 

 

 

 

 

―クイッ!―

 

―ズバババババババババァッ!―

 

トドロキ《何ッ!?》

 

電撃はシンラガンダムに当たる前に幾つも枝分かれして別の方へと向かっていく。電撃が向かった先にあったのは、俺がさっき仕掛けていた装置だ。どうやら上手くいってくれたようだな?

 

玲二「トドロキ、お前は避雷針っていうのを知っているか?雷が落ちる時に重要な施設等を守る為に建てられる物だ。それを利用すれば、雷の落ちる先を避雷針へと避ける事が出来るんだ」

 

トドロキ《な!?ま、まさか貴様、その避雷針とかいうのを……!?》

 

玲二「あぁ、さっき仕掛けさせてもらったぜ。此処ら辺にあるコロニーの残骸に幾つもな!」

 

まぁ本来の避雷針とは違って正確には電撃を吸収する装置だが、それでも電撃を避ける為の物だから避雷針と言っても間違いではないよな?

 

玲二「ガンプラバトルは機体の強さだけじゃねぇ。時にはこうしたバトラー達の発想力も重要なんだ。機体性能だけでどうにかしようとしているお前に、俺を倒す事は出来ないぜ?」

 

トドロキ《う、うぐぐ………ハァ》

 

………?なんだ?紫電のガンダムの電撃が徐々に弱まっていく。一体どうして………?

 

トドロキ《…………これ以上は機体が持たない……と、ガンダムが言っている。この勝負、私の負けだ………》

 

そう言うと紫電のガンダムは完全に放電を止め、その場で機能を停止していく。どうやら、トドロキを抑える事には成功したようだな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから………

 

スバル「へぇ~、ホントにはじめそっくりだな〜?」

 

サロメ「ですが、何時もふにゃふにゃしてるはじめ様とは違ってなんだか凛々しいですわね?」

 

バトルが終わって筐体を出ると筐体にもたれ掛かるように気を失っていたトドロキを連れて医務室へと運んだが、やはりどっからどう見ても轟そっくりだな?だがこいつの中から感じる反応………間違いない、こいつは………!

 

シロ「………ねぇ玲二、この子ってもしかして………?」

 

玲二「あぁ、こいつの中から感じるこの力は間違いない。こいつは、神羅族だ」

 

ラスト「ふぅん、やっぱりね?この子から出ている力の波動、無呪羅の力を失った私でも分かるくらい強かったからね」

 

サロメ「神羅族!?それって以前お話しされていたホロメンそっくりの連中でしたわよね?!」

 

サリナ「ほろまましゃまたちのそっくりしゃま〜?」

 

スバル「え、ちょっと待ってよ兄ちゃん!?確かあっちにいる神羅族ってスバル達ホロメンで言うと5期生までッスよね?!なんでReGLOSSのはじめの神羅族がいるんスか?!」

 

確かにそうだ。別世界のフブキ達がきっかけで誕生した新たな神羅族はこっちでいうホロライブ5期生までだ。holoXやReGLOSSの神羅族は存在していない。つまり、こいつはつい最近誕生した新たな神羅族という事だ。

 

トドロキ「………神羅族、それが私の正体なのか?」

 

玲二「!お前、もう目が覚めたのか?」

 

トドロキ「あぁ、今さっきな………それで、その神羅族というのはなんなのだ?知っているのなら教えてくれ、私が何者なのかを………」

 

何?神羅族を知らないだと?つまりは継承された際に継承者から説明を受けてないという事か………取り敢えず、こいつの正体を完全に把握する為にも神羅族について説明するとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神羅族について説明後………

 

トドロキ「…………成る程、つまりあの時いたあの赤毛の奴が私をその神羅族とかいう存在にしたというワケか」

 

玲二「そういう事になるな。それで、こっちからもお前に聞きたい。お前は元々はどういう存在だったんだ?そもそもどうして神羅の継承をされたんだ?」

 

トドロキ「………正直、私が元々なんだったのかは覚えていない。ただ、私はずっと空の中にいた気がする……白くてフワフワした物の中にいて、気がつけば地上に向かって走って消滅し、暫くしてまたフワフワの中に戻っている………そんな存在だった」

 

白くてフワフワした物の中にいて、気がつけば地上に向かって走って消滅?一体どういう事なんだ………?

 

ラスト「………成る程ねぇ?もしかして貴方、元は『雷』だったんじゃない?それなら自我が薄いのも納得出来るしね」

 

玲二「雷?………確かにこいつ、やたらと電撃を操るのが上手かった。つまり地上に向かって落雷している所に他の神羅族から継承の儀を受けたのか」

 

そう考えればいろいろと納得が出来る。白くてフワフワしたのは雲で、地上に向かって走るというのは落雷の事を指してたんだな。

 

トドロキ「………雷、か。確かにそう言われればしっくりくる。それで、私はその日も地上に向かって走っていた。その時だった……突然私に異変が起きて、気がつけばこの身体になっていたのだ。そして私の目の前に、あの赤毛の女が現れてこう言った。『これからお前もソラ様の理想の為に動く配下となるのだ』と………だが、まだ生まれたばかりで意識が纏まってなかった私でもはっきりと分かった。こいつの目は信用出来ないと………だから私はすぐにその場から離れ、気がつけばこの世界に流れていたのだ」

 

………やはり、神羅族の誰かが継承の儀でトドロキを生み出したのか。しかもトドロキの言い方からして、継承したのは穏健派、しかもソラの事を様付けで呼んでいるからアキかボタンのどちらかだろうな?にしても生まれて間もなく自我の薄いトドロキが信用出来ないとは、何かきな臭い感じがするな………

 

トドロキ「それから私はこの世界を彷徨っていた。目的も分からず、自分が何者かも分からないまま………そんな時、私と同じ力の波動を感じた建物を見つけ、其処に入ったんだ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―シュンッ!―

 

トドロキ「………この建物、私と同じ力を感じる。此処に住む誰かに聞けば、私が何者か分かるのだろうか……?」

 

マチュ「ウ~ン……正史のゲルググとジムルグのブレイクダンス対決ぅ〜………ムニャムニャ」

 

………何か、小人のような少女がワケの分からない寝言を言っていたが、それは無視して取り敢えず何かないかを探そうとした。その時………

 

―…………其処の君……―

 

トドロキ「?なんだ、今の声は……?」

 

―此処だよ…………―

 

何かに呼ばれたと思い辺りを見回し、声の聞こえた方向を振り向くと、其処には先程の小人と同じくらいの背丈のロボットのような物が飾られていた。私はそれを手に取り眺めていく。

 

トドロキ「……お前か?私を呼んだのは」

 

―そうだよ。君にはマチュ……僕の製作者、そしてそのマスター達と同じ力を感じたからね―

 

トドロキ「何?ならばお前は、私が何者か知っているのか?」

 

―…………佐々木玲二と戦ってみて。そうすれば、君が何者か分かるかもしれない―

 

トドロキ「……佐々木、玲二?そいつと戦えば、本当に私の事が分かるのか?」

 

―おそらくね………その為にも、僕も力を貸そう。僕も、僕を作ったマチュを作った佐々木玲二と手合わせしたいと思ってたから―

 

トドロキ「そうか………良いだろう、お前の誘いに乗ってやる。それで、お前の名は?」

 

―…………ガンダム、そう呼ばれている―

 

こうして私は小さなロボット、ガンダムを手に入れ暫しの間ガンプラウォーズの中に潜伏した。そうすれば何れ、佐々木玲二が現れるとガンダムが教えてくれたからだ。そして私達はお前と出会い、今に至るというワケだ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲二「…………成る程な。俺の力を与えて動けるようになったマチュが作った赤いガンダムにも神羅の力が移っていたのか」

 

ラスト「それがトドロキちゃんと共鳴してあの紫電のガンダムへと変化したって事ね。それで佐々木さん、この子の事はどうするつもりなのかしら?」

 

玲二「一応こいつは今のところ誰の味方というワケではないからな。穏健派にしろ革命派にしろ、こいつが渡れば何か問題事が増えてしまうかもしれない。それならこいつは一先ず俺達が預かるつもりだ」

 

まさか新たな神羅族が俺に戦いを挑んできた時はびっくりしたが、取り敢えずこいつは穏健派でも革命派でもないから安全だろう。だが、継承した奴が何時トドロキを連れにやって来るかもしれないし、暫くは俺達で保護しないとな。しかし、どうやって保護すべきか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日…………

 

―ビリビリビリビリイィッ!―

 

はじめ「うおぉぉぉぉぉ〜!?にゃんかはじめのかりゃだがしびでりゅうぅぅぅぅ〜?!」

 

トドロキ(…………ホントに大丈夫なのか?こいつ)

 

玲二「ま、まぁ本人の希望だからな……?」

 

あれからトドロキの保護方法を考えていたら偶々遊びにきた轟がトドロキに興味を持ち、事の経緯を説明すると自分の身体の中に隠れれば良いんじゃね?と提案してきたので今は轟の身体の中にトドロキが入った状態になっている。その結果、同じ姿をしている為か予想以上に適合したは良いが、まだ慣れてない為か轟の身体はまるで低周波を受けているかのようにビリビリと震えている。

 

玲二「おい轟、キツイようなら別の方法を探すが?」

 

はじめ「だだだだいじょびゅびゅびゅびゅうぅ〜〜!むちろなんかちょっときもちいやややややややぁ〜〜〜ッ!」

 

トドロキ(…………なんかこいつ、すっごい顔晒してねぇか?)

 

確かに、轟の奴本当に気持ち良いのかちょっと顔が高揚してるぞ?お前、そんな癖があったんかい…………まぁ、取り敢えずトドロキの事は暫くはこいつに任せるとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神羅アキ「…………一足遅かったか。だが、あの新米は自分と似た姿の女に憑依しているみたいだな?ならオリジンの隙を見て《その必要はありません》ッ!?ソ、ソラ様!?一体何故………?!」

 

ソラ《先程新た神羅族、オリジンが名づけたトドロキを観測しました。彼女は『()()()Γ()』、我々の目的には必要ありません。オリジンがこちらに何もしてこない以上は構うだけ時間の無駄です、放っておきなさい》

 

神羅アキ「なんと………御意、直ちに戻ります…………トドロキ、次に会う時はどうやら敵になりそうだな………」

 

ソラからの念話によりトドロキの奪還を諦め帰還するアキ。その瞳には情けや容赦等は微塵も感じ取られなかった………

 

 

 

 

 

真魔神file45

神羅と無呪羅は、他者に憑依する事が出来る。但し、相性が悪ければ憑依対象を死に至らしめる可能性もある。

 

 

 

 

 

次回……

 

平和な日々を過ごす中、突如未来から二人組の来訪者が!?彼女達の目的はなんと、玲二の誘拐であった!?

 

EP86

『フューチャーシーフ』

 

 

 

 

 




はい、という事で新たな神羅族、トドロキが加わりました!普段ははじめの身体の中で過ごすようですが、今後はどんなふうになるのやら?

次回は普通の日常………の筈が何やら怪しげな動きが……?次回まったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!
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