今回は神羅ラミィの眷属スサノヲとの対決!有利なフィールドで追い詰められるリシェッタだが、はたしてどうなる……?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
―ズガガガガガガガガガガガガァッ!―
リシェッタ「くぅッ!力が強い……ッ!」
スサノヲ「当然だ、私の素体はメガミデバイス。貴様ら30MSのような安物とは格が違うのだ」
神羅ラミィの眷属、スサノヲの冷気を纏った大剣がリシェッタをどんどん追い詰めている。確かにリシェッタ達30MSは最新の技術で作られてはいるが、可動域や武装や装甲の面では美プラの中でも高水準なメガミデバイスに比べるとどうしても劣ってしまう。
玲二「……だが、30MSの真骨頂はその豊富なバリエーションによる改造だ!リシェッタ、ブレイクモードだ!」
リシェッタ「はい、ブレインッ!」
―キュイィンッ!ガッシャアンッ!―
俺の合図と共にリシェッタの足元に同じシスターである『ライディラ』のライディングボードが出現し、それに乗る形で氷上を駆け抜けていく。
Sラミィ「へぇ、面白い事出来るのね?でも、そんな事したって無駄よ。スサノヲ」
スサノヲ「はッ!」
―ザンッ!バキバキバキバキィッ!!―
リシェッタ「ッ!?くッ!」
だが神羅ラミィの合図でスサノヲが大剣を氷上に突き刺すと、下から無数の氷柱が現れリシェッタの進路を妨害していく。次第にライディングボードでは走れないと悟ったリシェッタがライディングボードを乗り捨てると、そのまま氷柱がボードを突き刺し壊されてしまった。
パトラ「そんなぁ!?折角あーしが作ったライディングボードが……!?」
リシェッタ「くッ、周防パトラ、申し訳ありません……!」
スサノヲ「これで分かったであろう?貴様のような30MSがメガミデバイスに勝つ事など、決して不可能なのだ」
言ってくれるじゃねぇか……だが素体云々は兎も角、此処は奴にとって最も適したフィールド。まともにやり合うには厳し過ぎるこの状況で、どうすれば……!?
スサノヲ「考えるだけ無駄だ。この世界ではラミィ様と私は絶対だ。そんな私に勝てる道理など、お前達にはない!」
―ゴオォォォォッ!―
リシェッタ「ッ!回避が、間に合わない……ッ!」
スサノヲの起こす吹雪がリシェッタ目掛けて襲いかかっていく。このままじゃリシェッタがやられてしまう!?
「ハアァッ!」
―バコオォンッ!―
スサノヲ「何……!?」
……だがスサノヲの攻撃がリシェッタに当たる直前、何かがリシェッタの前に現れて攻撃を弾き返した。一体誰が……!?
「………全く、何私のライディングボード壊してくれてんのよ?リシェッタ」
リシェッタ「あ、貴方は………『ライディラ』!?」
『ライディラ』だと!?なんで他のシスターがいるんだ?!俺の他の眷属は皆俺達の世界に待機させているし、ライディラはまだ作ってない筈………まさか!
パトラ「玲二君!パトのライディラも一緒に戦うよ!」
玲二「やっぱりパトラのライディラか!お前もシスターを眷属化させてたんだな?!」
パトラ「うん!いつか玲二君の助けになると思って!行くよ、ライちゃん!」
ライディラ「だから何時も言ってるだろちゃん付けすんな!ちゃんとライディラって呼べッ!」
『30Minutes Sisters ライディラ』
30MSシリーズの新たなシスター。汎ゆるビークルを乗りこなす事が出来、例えどんな悪路でも彼女の走行を妨げる事は出来ない。
ライディラ「さーて、ビュンビュンに飛ばすわよッ!」
そう言うとライディラは新たにライティングボードを出現させ、それに乗って氷上を滑っていく。てかまだライティングボードあったのか?
スサノヲ「愚かな、その戦術は通用しないというのに、また同じような愚弄を繰り返すかッ!」
―ザンッ!バキバキバキバキィッ!!―
ッ!あいつ、また氷柱攻撃を仕掛けてきた!このままじゃライディラもリシェッタの二の舞になってしまうぞ!?
ライディラ「………確かに、普通ならさっきのリシェッタみたいになってしまうかもしれないけど………この私には!そんな悪路なんて関係ないッ!!」
―スザアァァァッ!ヒョイッ!ヒョイッ!ザザザアァッ!―
スサノヲ「何ッ!?」
おぉッ!現れる氷柱の隙間を縫うようにライディラが進んでいく!しかも現れた氷柱すら道にしてどんどんスサノヲに接近していってるぞ!
ライディラ「私は30MSシリーズで最もビークルアイテムを使い熟すシスター。この程度の悪路なんて平坦を走るのと変わらないわッ!」
Sラミィ「……成る程ね、伊達にレベルAの眷属なだけはあるわね?でも、見たところ他には武器はないみたいだけど、それでどうやって私の眷属を倒すつもりなのかしら?」
ライディラ「確かに私自身には今は武器はこのライティングボードしか装備されてない。でもね、別に大した問題じゃないわ、だって………
スサノヲ「何?どういう意味d―ヒュウゥゥゥゥゥゥゥ……ッ!―ッ!?」
―ドッゴオォォォォォォォンッ!!―
な、なんだ!?スサノヲの上空から何かが勢いよく落ちていったぞ?!一体何が………ッ!あ、あれは!?
「はあちゃまっちゃま〜♪お待たせダーリン!ツキルナ=ディアース(はあちゃまモード)、ただいま参上!」
『いや誰ッ!?』
な、なんだこいつ!?こいつは確か『ツキルナ=ディアース』だよな?!なんでこいつが此処に………って今の挨拶って、まさか!?
玲二「はあと!あれはお前の眷属なのか?!」
はあと「そうね、大体は合ってるわ。ただ、眷属と言ったら少し違うけどね。私のツキルナは他の皆と違って自我を持ってなかったから私の魂の一部を宿したのよ」
ねね「そんな事出来るのはあちゃま!?」
ラミィ「だ、だからあのツキルナ、はあちゃまみたいなテンションになってるんだ……?」
『30Minutes Sisters ツキルナ=ディアース(イノセンテフォーム)』
30MSシリーズの中でも他のシスターのリデコとして登場しているタイプの一体。専用武器である杵モチーフの武器はハンマーモードとランスモードに使い分けて戦う事が出来る。
スサノヲ「ケホッ!ケホッ!………成る程、まさか二の矢を用意していたとはな……!」
ライディラ「えぇ、私はあくまで囮。本命であるツキルナの攻撃を悟られない為の陽動作戦よ」
ツキルナ「エッへへ〜♪はあちゃまの一撃、結構効いたでしょ〜?」
リシェッタ「まさかライディラだけでなくツキルナまで………これは、私も負けてられませんね?」
?リシェッタの奴、後ろから何かを取り出したな?あれってまるで仮面ライダーのドライバー………ってまさか!?
―SISTARS DRIVER!―
リシェッタ「さぁ、見せましょう。私の新しい力を………変身ッ!!」
―Sister Approval―
―The duty consent. I carry out a strategy than this.―
―Codename Rider……RISHETTA―
なッ!?リシェッタがドライバーを腹に着けてレバーを引いたら周りからアーマーが現れてリシェッタに装着された!こ、これってもしかしなくても……!?
リシェッタ「これが私の新しい力………仮面ライダーリシェッタですッ!!」
『仮面ライダーリシェッタ』
30MSのオプションパーツとアチェルビーType-Bのヘッド、そして自作したシスターズドライバーを装着した仮面ライダー風の改造キット。全体的にオレンジがかった塗装が施されており、まさにリシェッタが仮面ライダーになったらというイメージが押し出されている。
玲二「リシェッタ!お前、何時の間にそんなの作ってたんだ!?」
リシェッタ「ブレインが改造用に残していたパーツからいろいろと拝借したんです。アチェルビーの頭部やオプションパーツの6と7の使ってない方のパーツ、それと事後報告になりましたがオプションパーツ19を一つ使わせてもらいました」
マジか!?確かに何かの改造用にとは考えて棚にしまってたけど、それを利用してこんなライダーみたいな改造を施したなんて!?
ライディラ「へぇ、まさか自前でそんなモン用意するとはねぇ?ていうか、ライダーだったら寧ろ私が変身すべきじゃないの?」
リシェッタ「そんなの知りません、改造したのは私なんですから」
ツキルナ「まーまー良いじゃん♪それより今は、あの敵を倒す方が先よ!」
三人のシスターズが集まり、スサノヲを対峙するように立ち塞がっていく。スサノヲも再び大剣を構え三人を鋭く睨みだす。
スサノヲ「ふん、三対一とは、随分と卑怯だな?だが、それくらいのハンデがなければ面白くはない」
Sラミィ「スサノヲ、もう手加減なんかしなくて良いわ。そいつ等纏めて痛めつけてやりなさい。あぁでも、壊しちゃダメだからね?私の大切なコレクションに加えるんだから」
スサノヲ「ハッ!必ずや麗しきラミィ様の命を果たしてみせますッ!」
神羅ラミィに命令されると、スサノヲの身体から更に強い冷気が溢れ出していく。向こうも本気で俺達を倒すつもりか………!
リシェッタ「残念ですが、私達は倒せません。私達の魂がブレインと共にあり続ける限りはッ!いきますよ、ライディラ、ツキルナッ!!」
ライディラ「オーケイ!もっとビュンビュンに飛ばしてやるわッ!」
ツキルナ「はあちゃまも思いっきりぶっ飛ばしてやっからな〜ッ!」
リシェッタの合図と共にスサノヲに向かっていく三人。ライディラのライディングボードの先端からビーム刃が生成されてそのままスサノヲへと突っ込んでいく。
ライディラ「でやあぁッ!」
―ガキィンッ!―
スサノヲ「そんな攻撃、効くワケがなかろうッ!」
ライディラの攻撃をスサノヲが大剣で防ぐ。まだ余裕そうにしているが………
ツキルナ「でやあぁぁぁぁぁッ!!」
―バッコオォォォォォォンッ!!―
スサノヲ「ぐおぉッ!?」
背後に回ったツキルナのハンマー攻撃によって背中を強打し、これにより背中のアーマーが少し破壊された。初めてなのにしっかりと連携が取れているな!
―Tiger Arms!―
リシェッタ「ハアァッ!」
― ズバアァッ!―
スサノヲ「ぐおぉぉぉぉぉッ!?」
更にオプションパーツを装備したリシェッタの斬撃がスサノヲを真正面から斬り裂き、大剣と髪飾りに損傷を与えた。これはかなり効いてるぞ!
スサノヲ「ぐ、うぅぅ………クソがあぁッ!!テメェ等調子に乗ってんじゃねぇぞグォラアァァッ!!」
―ビュオォォォォォォォォッ!!―
あくあ「ヒッ!?な、何これ?!」
ラミィ「これ、さっきよりもすっごい冷気だよ!?」
フレン「てかあいつ、なんか喋り方変わってません!?」
確かに、先程までの冷静さは全く無く寧ろ苛立ちが全面的に出てしまっている。おそらくあれがスサノヲの本性なんだろう。だがそれよりもあの冷気、何か仕掛けてくるつもりか?
リシェッタ「これは……!?」
スサノヲ「フハハハハハハハァッ!もうどうなろうが知ったこっちゃねぇッ!テメェ等纏めてカチコチに凍らせてから粉砕してかき氷にしてやるよおぉッ!!」
Sラミィ「……この程度で取り乱すなんて、どうやらこいつは失敗作だったみたいね?ハァ、興冷めだわ………」
豹変したスサノヲを見て興冷めしたのか最早見向きもしない神羅ラミィ。流石の神羅族でも、思い通りの眷属を生み出す事は出来ないみたいだな………
リシェッタ「………敵が取り乱している今が最大のチャンスです。私達も、最大パワーで一気に決めましょう!」
ライディラ「オーケイ!最高の走りを見せてあげるわッ!」
はあと「………ツキルナ、私達も本気でいくわ。ソウルチェンジよ」
ツキルナ「はいはーい!それじゃあ一気にいってみよ〜!」
?なんだ、ソウルチェンジって………って、はあととツキルナがいきなり俯いたがどうしたんだ………ッ!?顔を上げたツキルナの表情がさっきまでと違って凛々しくなってる?!
―Lance Mode!―
ツキルナ「………さぁ、こっからは本気で貫いてあげるわ!」
はあと「おっしゃー!いっけ〜!ツキルナちゃーん!」
パトラ「え!?はあちゃまとツキルナちゃんの人格が変わってる!?」
ねね「えぇ!?ソウルチェンジってそういう事?!」
な、成る程?ツキルナを動かしている時は人格が半分ははあと、半分ははあちゃまとしてそれぞれ分裂しているのか。そしてソウルチェンジをするとそれぞれの主人格が入れ替わっていく仕組みなんだな……?
スサノヲ「ハンッ!テメェ等が何しようが!このオレに敵うワケねぇだろうがッ!さぁ、くらいな………
―ビュオォォォォォォォォォォォォッ!!―
『キャアァァァァァァァッ!?』
ッ!こ、これは、今までにない程の凄まじい吹雪だ!?しかもそれが螺旋を描いてまるで巨大な雪の槍のようになってリシェッタ達へと向かっていく!これをまともに受けたらひとたまりもないぞ!?
リシェッタ「……いきますよ、二人とも。チャンスは一度きりです」
―Fox Mode!―
ライディラ「分かってるわよ。そっちこそ、ちゃんと合わせなさいよ?」
―ガシャンッ!―
ツキルナ「そうね、ちゃっちゃと終わらせて、こんな寒い所から帰りましょ」
―ジャキィンッ!―
リシェッタはアーマーを別の物に切り替え、ライディラはライディングボードを右腕に装備して、そしてツキルナはランスモードに切り替えた武器にエネルギーをチャージしていく。スサノヲの攻撃はもう既に目と鼻の先、どうやって攻略する……!?
ツキルナ「そんじゃあ、いくわよ………でやあぁぁぁッ!!」
―ブオォンッ!ガキイィンッ!―
スサノヲ「何ぃッ!?」
おぉ!ツキルナのランスがスサノヲの吹雪とぶつかっていった!しかも若干だが押し勝っているぞ!
ライディラ「ついでだぁ!こいつも喰らいなッ!どりゃあぁぁぁぁぁッ!!」
―バッコオォォォォォンッ!!―
スサノヲ「な、なんだとぉッ!?」
更に駄目押しと言わんばかりにライディラがライディングボードを装備した右腕でランスを思いっきり殴っていくと、ランスは吹雪を蹴散らしながらスサノヲへと突き進んでいく。
―Charge on―
リシェッタ「さぁ、これで最後です………!」
ドライバーのスイッチを押すとリシェッタの右足が青く輝き出し、一度屈んだ後にランスに目掛けて思いっきり駆け抜け飛び上がっていく。
リシェッタ「ハアァァァァァァァァァッ!!」
―Fox Arms Finale!―
―ドゴオォォォォォッ!―
スサノヲ「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!?」
リシェッタのライダーキックがツキルナのランスに当たってそのままスサノヲ目掛けて突っ込んでいく。間一髪で大剣でガードするが、その大剣も徐々に亀裂が生じてしまっている。
スサノヲ「ば、馬鹿な!?オレはメガミデバイスだぞ!?それがなんで、こんな安物の30MSに負けるんだ!?」
リシェッタ「……その答えは簡単です。私達は、常にブレイン達と共に日々アップグレードして成長しているからです。高価なキットだからと胡座をかいている貴方とは、越えられない壁があるんです!だから私達は、絶対に負けたりしませんッ!」
―グググググ……ピシッ!パキイィィンッ!ドッゴオォォォォォォォォォオンッ!!―
スサノヲ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁッ!?み、認められっかぁ……オレは、ラミィ様に創られた、最強のメガミデバイスなんだぞ………ぬ、ぬぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
―ドゴオォォォォォォォォォォォオンッ!!―
リシェッタの必殺技が見事にヒットし、スサノヲは断末魔をあげながら爆散して消滅していった。つまりこの勝負、俺達の勝ちだッ!
ラミィ「やったあぁぁぁッ!リシェッタ達が勝ったぁーーーッ!!」
パトラ「凄いよライちゃん!それにリシェッタちゃんとツキルナちゃんも!」
はあと「ま、はあちゃまが作ったツキルナがいれば勝利なんて当然よね♪」
戦いが終わり皆が喜びに浸る中、リシェッタは変身を解除し俺の元へと戻ってきた。
リシェッタ「ブレイン!私達、やりました!」
玲二「あぁ、よくやってくれた。それに、まさかあんな隠し玉があったとはな?」
リシェッタ「はい、ブレインの使ってなかった余剰パーツを使わせて頂きました。ですが、勝手に使って申し訳ありませんでした……」
玲二「いや、それは良いさ。お前の改造、中々良かったぜ。だがそれよりも………」
俺はリシェッタの頭を軽く撫でた後、神羅ラミィの前に立つ。眷属がやられたというのにあまり気にしてない様子だが、それよりもこいつには聞かなきゃいけない事があるんだ。
玲二「さぁ、答えてもらおうか?お前達穏健派は一体何をやろうとしているんだ?それと、お前等の言うレベルとは一体何の事なんだ?」
Sラミィ「………そうね、此処まで楽しませてもらったんだから教えてあげても良いわ。私達の目的はね、『エンドレスユートピア』を築き上げる事よ」
……エンドレスユートピア?確か前に拓哉が他の神羅族を調査した時にそんな事を言っていたな?
玲二「………そのエンドレスユートピアというのは一体なんだ?もしかして俺達を狙うのも、その計画の為に必要だからなのか?」
Sラミィ「あら、察しが良いわね?そうよ、私達……というよりソラが目指すエンドレスユートピアには最低でも20人の神羅族が必要なの。それも唯の神羅族じゃない、より純粋な神羅エネルギーを持つ者が必要なのよ」
神羅エネルギー?もしかして、俺達の核から発せられているエネルギーの事か?
S「そのエネルギーの純度が高い者が集まれば、ソラの祈願であるエンドレスユートピアが完遂される。だけど、その為に必要な神羅のレベルはΒ以上、故に其処にいるΓ共では役に立たないのよ」
ねね「何をぉーーーッ!?ねね達じゃ役不足って言いたいのかーーー!?」
パトラ「そーだそーだー!こちとらおっぱいのサイズならΩ級なんだぞーーーッ!!」
あくあ「いやそれ関係ないじゃん!?」
………なんか馬鹿な事言って脱線しそうになってるが気にしないでおこう。取り敢えず奴等にとってその神羅エネルギーが高い奴を集めて、それによりエンドレスユートピアとかいうのを実現しようとしているのか………
玲二「………申し訳ないが、さっきまでのお前の態度とこの間襲ってきたЯの事を考える限りまともな計画ではなさそうだ。悪いが俺達はその計画に付き合うつもりはない」
Sラミィ「えぇ、そんなの分かってるわ。別に協力しろとは言わないから」
?どういう意味だ?高レベルの神羅族が必要と言っているのに、協力を必要としないだと………?
Sラミィ「………だって、貴方達の意見なんてこっちには関係ないんだから」
―カッキィィィィィンッ!―
『……………え?』
Sラミィの言葉の後に何かが凍りついたような音が響き渡る。一体何が………恐る恐る音のした方を振り向くと……………
其処には、分厚い氷に閉ざされたパトラの姿があった。
フレン「ぱ、パトラさんッ!?」
あくあ「ちょ、どういう事これ?!」
ラミィ「うぎぎぎぎぃ!……だ、ダメ、全然びくともしない!?」
玲二「……おい、これは一体どういうつもりだ?」
氷漬けになったパトラを見て俺は神羅ラミィを睨むが、神羅ラミィはまるで気にもせず妖しげな笑みを浮かべていた。
Sラミィ「あら?まさかあんなバトルで眷属を倒したくらいで素直に負けを認めると思ってたのかしら?私達の目的はあくまでレベルΒ以上の神羅族を確保する事、だからその途中経過なんて私達にはどうだって良いのよ。最終的に目標を確保出来ればね」
―ヒュウゥゥゥ……シュンッ!―
ラミィ「あぁ!?パトラさんがッ!」
神羅ラミィが氷漬けになったパトラを浮かせると、そのまま次元ホールを出現させて何処かへと飛ばしてしまった。まさかこいつ、パトラをソラの元にやったのか……?
Sラミィ「フフ、これでまずは一人目♪さて、次はオリジンも―ゴオォォォォォォ……!―ッ!?な、何、これ……!?」
―ゴオォォォォォォォォォォォォォッ!!―
玲二「………テメェ、よくもパトラを攫いやがったな?俺から大切な者を奪うというなら、それなりの覚悟はあるんだろうなぁ………ッ!!」
俺の身体からまるでマグマのように煮え滾る炎が逆巻いていく。一歩、また一歩と歩く度に周りの氷がどんどん溶けていく。こいつは俺の大切な仲間を、家族を奪っていった!絶対に許すワケにはいかない………ッ!
―ジュウゥゥゥ……ッ!―
Sラミィ「くッ!このままでは私の身体まで溶けてしまう………此処でコレクションを失うのは惜しいけど、今は目的の為に引かせてもらうわ。次に会った時こそ、貴方もソラの元へと送ってやるわ………!」
―ヒュンッ!―
ッ!あいつ、逃げやがった!逃がすか!探索して追いかけて………………チィッ!Яにゲートを作らせたのか、探索が上手くいかねぇ!クソッ!パトラ………………
それから俺達は神羅ラミィの世界に囚われていた者達を全て解放し元の世界へと送り返した。でびとルンルンも解放された喜びから俺に引っ付きながらわんわんと泣いていた。取り敢えず泣くのは良いが鼻水付けるのだけは勘弁してくれ………
こうして俺達はパトラを攫われてしまったが、無事に元の世界へと戻ってきたのであった。本当なら今すぐにでもパトラを救出しに行きたかったが、敵の勢力の全貌が見えない今無闇に追いかけるのは危険だとはあとに言われた為に止むなく帰ってきてしまったが、今は兎に角冷静になってパトラを救う方法を考えないとな。
だが、帰ってきた俺達を待っていたのは、更なる絶望であった………
玲二「な、なんだこれは……!?」
神羅城のリビングに戻った俺達が見たものは、とても信じられない光景だった。其処にはかなりの大怪我をした拓哉と神代家が床に横たわっていたんだ。拓哉の子供達も泣きじゃくっているし、一体何があったんだ!?
拓哉「ぐっ……!せ、先輩……」
玲二「拓哉!お前等そんな怪我して、一体何があったんだ?!」
拓哉「………すみません、先輩。俺が無力だったばっかりに……………
栄ちゃん達が、攫われてしまいました………」
悔しそうに涙を流す拓哉から出た言葉に、俺は言葉が詰まってしまうのであった………
続く………
真魔神file54
エンドレスユートピアを完遂させる為には、より高度なエネルギーを持つ神羅族が20人必要である。
次回………
穏健派の神羅族によって大切な家族を奪われた玲二と拓哉。それを取り返すべく、二人は栄ちゃんを攫ったボタンの世界へと向かう!
EP95
『獅子王の闘志』
はい、という事でリシェッタ達の勝利!………なのですが、その代償としてパトラが攫われてしまいました。怒りのあまりに力が解放されそうになった玲二ですが、はたしてパトラを救う事は出来るのか?
そして次回、拓哉と共に玲二が再びあの獅子王と対面!戦いを好む獅子王に、玲二達はどう戦うのか?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!