………な状況が続いていた所為で執筆がなーんにも進んでませんでした(-_-;)
今回から頑張って更新ペース戻せるようにしたいので何卒よろしくお願いします!
という事で今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
これは、玲二達がビュリザードへと向かいリシェッタ達が戦っている最中に起きた出来事だった………
拓哉「………先輩達、大丈夫だろうか?」
栄「えぇ、相手はあの無呪羅の一人を消したЯを従えているし、幾ら佐々木さんとはいえかなり不安だわ……」
玲二達が神羅ラミィが管理する世界ビュリザードへと向かったと聞き不安になる拓哉達。神代家も神羅族になっている為に一緒に行こうとしたが、玲二からこの世界に残って皆を守るようにと言われたのである。
アメリア「まぁレイジの事だからきっと心配はないわよ。私達は私達の出来る事をしっかり熟さないとね♪」
花那「えぇ、健屋達も何時でも戦いが出来るように準備をしないとですね♪」
拓哉の嫁であるアメリアと『花那(旧姓:健屋)』も玲二の心配をせずに自分達に出来る事をしようと拓哉を宥めていく。そんな二人の言葉に拓哉も納得し心を落ち着かせる。
拓哉「………そうだな。先輩達が戦っている今、俺達も自分のやるべき事をやらないとな」
ハコス「そーそー、取り敢えずまずは神羅城に預けてる子供達を迎えに行かないとね♪」
青「今頃みんなこゆきちゃん達と楽しく遊んでるとは思うけど、あんまり長く持たせたらいけないもんね」
そして今、拓哉達は預けている子供達を迎えに行く為に神羅城へと向かっていた。それぞれ仕事があった為に一時的に佐々木家に預けていたのだが、それらを漸く終えたので早く我が子達に会いたいと少し早足で向かう拓哉達だった。
拓哉「とこちゃんと蝶美ちゃんと都々とるりちゃんは先に行ってるし、俺達も早く合流しないとな」
栄「えぇ、美衣達も早く帰ってきてーって言ってたし、急がないとね♪」
「残念だが、貴様らがガキと会う事は叶わないな」
『………え?』
―ジャララララララァッ!ガキィッ!―
突然謎の声が聞こえたと思いきや、自分達の足元から大量の鎖が現れて拘束されてしまう拓哉達。あまりにも唐突な事で対応が間に合わず、皆身動きを封じられてしまった。
拓哉「な!?こ、これは!?」
ハコス「何これ!?全然外れない?!」
花那「これは……神羅の力!?という事は、まさか!?」
「ほう?我等の力を感知するとは、やはりレベルAは感知能力が高いようだな」
―ゴオォォォォォォォッ!―
拓哉達の目の前に突如炎の柱が現れ、炎が消えると其処にはまるで燃えているかのように赤い髪を靡かせた女性が姿を現した。
アメリア「え、ぼ、ぼたんさん!?」
拓哉「いや違う!この感じは……神羅族の方のボタンか!」
ボタン「ほぉ、我の事を知っているか?如何にも、我こそが偉大なるソラ様の双剣が一人、ボタンだ!」
現れた神羅族の一人、ボタンを前に拓哉達は警戒心を強める。以前調査した中で穏健派が何かを企んでいる事は知っていたが、まさかこんなふうに自分達を拘束するとは思いもしなかった。
拓哉「………で、そのソラ様の双剣の一人がなんで俺達にこんな事をするんだ?これは神羅族は他の世界を侵略してはいけないという行為に明らかに違反している筈だが?」
ボタン「フン、神羅の理の事か………残念だが、
栄「理から………外れているですって!?」
アメリア「そんな筈ないわ!だって神羅族には互いに干渉出来ないようにリミッターが掛けられているってレイジが……!?」
ボタン「残念だったな、そんなリミッターなど既に外されている。こいつのお陰でな」
ボタンはそう言いながら少し横に動くと、その後ろから桃色の髪をした女の子が曇った表情をしながら現れた。その女の子を見て、拓哉達は驚きを隠せなかった。
拓哉「な!?お、お前は………『コロネ』!?」
コロネ「…………………………」
そう、その女の子とはかつて拓哉達神代家に継承の儀を行った神羅族『コロネ』であった。争い事を嫌う彼女が何故ボタンと共にいるのか?拓哉に名前を呼ばれたコロネは申し訳なさそうにしながらも顔を反らしてしまう。
ボタン「こいつは我々の中で唯一リミッターを掛けられていなかった存在だ。故に、こいつに協力してもらい、我々のリミッターも全て外してもらったのだ」
ハコス「う、嘘でしょ!?確かコロネさんって争い事を嫌ってた筈じゃん!それなのにどうしてこんな事する連中に力を貸しているのさ?!」
ボタン「フン、そんな事は貴様らにはどうでも良いだろう?コロネは我々の目的に賛同し協力者となった、唯それだけの事だ。さぁコロネ、さっさとやるんだ」
コロネ「………………ごめんね、タクちゃん、皆………………」
―ブオォンッ……!―
ハコス「え!?」
花那「こ、これは!?」
栄「まさか………たっく―シュンッ!―
拓哉「栄ちゃん!?花那ちゃん、ハコスッ!」
ボタンに命令され、コロネは栄と花那とハコスの下に陣を展開すると、三人はそのまま何処かへと転送されてしまった。三人が連れ去られてしまう所を見る事しか出来なかった拓哉はショックで膝をついてしまう。
ボタン「フン、これだけ神羅族がいても、レベルΒ以上は三人だけか………まぁ良い。残りはいても邪魔なだけだ、処分しろ」
―ブオォンッ!―
ボタンの合図と共に背後から複数のЯガンプラが出現し拓哉達を囲んでいく。
アメリア「こ、これってまさか……!?」
青「僕達を、消す気なのか?!」
拓哉「ど、どういうつもりだ……おい!お前等の目的には神羅族が必要なんだろ!?それなのに俺達を消したらその目的に影響が出るんじゃねぇのか?!」
ボタン「レベルΓ以下に用はない」
青「ハァ!?なんなのそれ!?さっきからレベルがどーとか言ってるけど意味分かんないってッ!」
ボタン「貴様らが知る必要などない。貴様は此処で散る運命なのだからな」
―シュウゥゥゥゥゥゥ……ッ!―
拓哉達の言葉に聞く耳を持たないボタンはЯ達に命令。Я達は拓哉達に向けて各々の武器を構えて発射態勢を取る。このままではやられてしまう。そう思ったその時………
「でやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
―ザンッ!ザンッ!ザンッ!ドゴオォォォォォォンッ!!―
ボタン「何!?」
拓哉「こ、これは……!?」
突如拓哉達の元に一機のガンプラが現れ、瞬く間に周りのЯ達を蹴散らしていった。突然の事に拓哉もボタンも何が起こったのか理解出来なかったが、全てのЯを倒した後にそのガンプラが消えると同時に一人の男が姿を現した。
「父さん、それに母さん達も大丈夫?」
拓哉「ゆ、『優斗』!来てくれたのか!?」
優斗F「あぁ、なんだか嫌な予感がして急いでやって来たんだけど………少し、遅かったみたいだね……」
現れたのは未来からやって来た拓哉の子供である『優斗』だった。この時代の神代家の護衛の為にやって来た優斗は自分の愛機である『ケルベロスガンダム』を使ってЯ達から拓哉達を守ったのである。更に
「拓哉さん!大丈夫ですか!?」
拓哉「ロ、ロゼちゃん!?来てくれたのか?!」
「アンちゃんもいるよ〜♪」
優斗を追いかけるようにやって来た未来からやって来た玲二の娘『ロゼリア』と『アンナ』も駆けつけて拓哉達を縛る鎖を解除していった。現れた優斗達を見てボタンは苦虫を噛み潰したような顔つきになっていく。
ボタン「我の知らない神羅族………成る程、貴様らはこの時代より先から来たオリジンと其処の男のガキか」
優斗F「だったらどうする?見たところあんたら二人が父さん達を襲ってたみたいだけど、それに対して覚悟は出来てんのか……?」
ボタン「……………フン、少し分が悪いな。貴様らもどうやらレベルA以上の力があるようだが、未来から来たという不確定な存在故に使えないのが悔やまれる。それにもう此処にいても意味はないから我々は消えるとしよう。行くぞ、コロネ」
コロネ「はい…………………………タクちゃん、本当にごめんね……………」
―シュンッ!―
アンナF「あぁ!逃げやがった〜!」
ロゼリアF「取り敢えず拓哉さん達は救出出来たけど………」
拓哉「くッ!栄ちゃん、花那ちゃん、ハコス……………クソオォォォォォォォォォオッ!!」
―ドゴオォンッ!―
優斗F「……………父さん」
なんとか無事に済んだものの、最愛の家族を連れ去られた悔しさで地面を殴る拓哉を見て、何も言えなくなる優斗であった…………
そして現在………
玲二「……………成る程、拓哉の方も栄ちゃん達が連れ去られてしまったのか」
拓哉「はい、でもまさか先輩の方もパトラさんを連れ去られてしまってたなんて………」
拓哉達から事情を聞いたが、まさか俺達がいない間にそんな事になっていたなんてな………
優斗F「……すみません、玲二さん。俺達が付いていながらこんな事になってしまって………」
玲二「優斗達が悪いワケじゃねぇよ。寧ろ、拓哉達の命を救っただけでも充分助かったんだ、有り難うな」
優斗F「はい……………だけどあの穏健派とかいう奴等、一体何をするつもりなんでしょうか?奴等のやっている事は既に俺達の世界線に起こった事とは明らかに違う行動をとっていますし………」
そうなのか?だとしたら奴等がЯを手にした事によってまた新たに世界が歪んでしまったのかもしれないな………?
玲二「これで攫われたのはパトラと栄ちゃんと健屋とハコスの四人。奴等の言うエンドレスユートピアに必要なレベルB以上の神羅族は20人だから残り16人………」
フブキ「そして向こうも多分だけどリーダーのソラに側近のボタンとアキ、そしてパトラちゃんを攫ったラミィがレベルB以上だからこの四人を含めると残り12人ですね」
玲二「あぁ、そして俺達には奴等の言うレベルを測る方法が分からない。それの所為で次に誰が狙われるか分からない。これからは全員が狙われる可能性も考慮して、基本的に一人での行動は避けて三人……いや、五人一組で行動するようにしよう。それで良いな、皆?」
俺の提案に全員が頷き賛同する。これで少しでも被害が減ってくれれば良いんだが………
玲二「………というより、そもそも何故コロネがボタンに従っていたんだ?あいつは争い事を嫌う平和主義者な筈だろ?」
拓哉「分かりません………でも、あいつは俺達にしか聞こえないように何度も謝ってました。おそらくですが、何か事情があってボタンに無理矢理従わされているんじゃないでしょうか?」
青「確かにあの感じ、僕達に申し訳なさそうにしているというか、いやいやあの神羅族に従っているような感じがしたね?」
無理矢理従わされている、か………だとしたら何か弱みを握られている可能性が高いな。あいつにとっての弱みか………
玲二「……それについては後で考えよう。兎に角今は………」
詩衣「エグ、ヒッグ……ままぁ………」
美衣「しい、なかないで………グスッ」
和衣「うわぁ〜ん!ままぁ〜!」
花音、ハリス「「びえぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」」
こゆき「みんな、なかないで〜」
かいり「パパたちがみんなのママたちをたすけてくれるから、ね?」
………泣き寂る拓哉達の子供達を安心させる為にも、まずはボタンによって攫われた栄ちゃん達を救わねぇとな。
玲二「………フブキ、俺は今から神羅ボタンの世界に行って栄ちゃん達を救いにいく。皆は此処で何かあった時の為に待機していてくれ」
フブキ「は、はい!」
拓哉「待ってください先輩!俺も連れてってくださいッ!栄ちゃん達は、俺が救わないといけないからッ!」
玲二「………拓哉、気持ちは分かるが、これは今までの戦いとは違うんだ。下手すればお前の命だって危険に晒されてしまう。そんな戦いにお前を巻き込むなんて「そんな事言ったら栄ちゃん達が攫われた時点で既に巻き込まれてますッ!それに俺だって家族の為なら命を賭ける覚悟は出来ているんですッ!だからお願いします!俺も連れてってくださいッ!」………………分かった、だが無茶だけはすんなよ?お前が消えてしまったりしたら悲しむ奴等がいるんだからな?」
拓哉「はいッ!」
栄ちゃん達を取り返す為に拓哉も本気になっている。俺も拓哉達の家族を救う為に、そしてパトラを取り戻す為にも、まずは出来る事を一つずつやっていかねぇとな!
一時間後、剣闘世界『グラディエイト』………
拓哉「………此処がボタンが支配する世界か………」
ぼたん「レイっちに聞いてはいたけど、なんか神羅族のあたしって何から何まであたしと真逆な性格してるみてぇだなぁ?」
玲二「確かに、こっちのぼたんは自称ぐーたらイオンに対して、あっちは戦いそのものに生き甲斐を見いだしているからな………って、なんでお前達まで着いてきたんだよ?」
ボタンのいる世界、グラディエイトへとやって来た俺と拓哉。それと何故かぼたんとるるとみしろが着いてきたんだが、何時の間に次元艇に乗り込んでたんだ?
るる「玲二君、自分で言ってたでしょ?行動する時は五人一組で行動するようにって♪」
玲二「いや、それはお前達に対して言った事で俺は大丈夫だって」
みしろ「そう言って、ご主人様は放っておくと無茶ばかりするじゃないですか?パトラさんが攫われた事もありますし、自分を責めてしまう気持ちも分かりますが、もっとみしろ達を頼ってくださいまし」
ぼたん「そーそー、レイっちはあたし達がいねぇとすーぐ暴走しがちだからな♪」
む………確かにパトラを攫われた事で少し焦っていたのは事実だな。大切な人がいなくなってしまう事がこんなにも苦しいとはな…………
玲二「………皆、何があっても俺から離れるんじゃねぇぞ?」
ぼたん「わーってるって♪」
るる「るる達は絶対に玲二君から離れたりしないからね♪」
みしろ「みしろの居場所は、常にご主人様のお傍でございます」
玲二「………有り難うな、皆………さぁ、そろそろ奴のコロシアムに着くぞ」
こんな俺に着いてきてくれる皆に感謝を告げ、そしていよいよ以前奴と対峙したコロシアムへと進んでいく。其処には以前いた観客達はおらず、代わりに既に大剣を地面に突き刺し仁王立ちして待ち構えているボタンの姿があった。
ボタン「………やはり此処に来たかオリジン。貴様の仲間を攫えば必ず我の元へとやって来ると思っていたぞ」
玲二「あぁそうかい?だが悪いが俺達はお前等のくだらない目的に付き合うつもりはない。さぁ、栄ちゃん達を返してもらおうか?」
ボタン「フン、そんなのは無理だな。あの女共は既にソラ様の元へと送っている。我の手元にいない以上返す事など出来やしない」
拓哉「なんだと………巫山戯んな!何処までも自分勝手な事しやがってッ!」
ぼたん「ほんと、あたしと姿は似てるけど根本的に性根が腐ってるよ、あんた」
あぁ、こいつも他の神羅族と同じだ。姿はぼたんに似てるが、中身が完全に別物だ。常に自分達のやっている事が絶対だと信じて疑わない。おそらく永く生きていた所為で自分達が全ての世界を支配する神になった気でいるんだろう。
ボタン「なんとでも言えば良い。だが我の目的はソラ様の目指すエンドレスユートピアを実現させる事。それを果たす為ならば!例え罵声を受けようとも!我は引く事などしないッ!!」
玲二「………何故お前はそうまでしてソラに従う?何がお前を其処まで突き動かしているんだ?」
ボタン「決まっておろう!あの御方こそ、これから始まる新たな理想郷を統べるに相応しいからだ!汎ゆるモノがあるべき姿で自由を手にする世界………その為に我々は此処にいるッ!!」
玲二「理想郷だと………それは他の奴を無理矢理巻き込んでまで叶えるような事なのか!?仲間だったオカユ達を切り捨ててまでやらなければならない事なのか!?」
ボタン「真の理想郷を築く為には必要な犠牲だ!貴様らがどれだけ吠えようとも、我々は為すべき事の為に進むのみッ!さぁ、御託はもう良いだろう?あの時決着をつけられなかった苛立ち、今此処で果たさせてもらおうッ!!」
―キュイィィィンッ!……ドッシイィィィィンッ!―
な!?あれは前に俺がボタン達に用意したガンプラ!?だが渡した時とは姿が違うぞ!?
ボタン「これぞ我の力の具現ッ!『グラディエイトガンダム・レオニダス』だッ!さぁ、オリジンよッ!あの時の戦いの約束、今こそ果たしてもらうぞッ!!」
続く………
真魔神file55
神羅族のレベルは体内にある神羅エネルギーの量によって決まる。レベルが上がったり下がったりする事はない。
次回………
ソラの目指すエンドレスユートピアを成す為に戦うボタン。大切な家族と仲間を救うべく戦う玲二達。譲れない想いを胸に、両者は持てる全てを出し尽くして戦い始める!
EP96
『交わらぬ信念』
はい、という事で遂に次回!ソラの側近の一人、ボタンとの戦いになります!
神羅の理(リミッター)から外れたボタンに玲二達は勝てるのか?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!