ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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最近30MFシリーズのリーベルアーチャーを組みまして、これ左右対称にしたら格好良いんじゃね?って思ってニコイチで組んでみたら………なんかアーチャーというよりナイトの派生型みたいなアーマーになっちゃいました。左右非対称の方が全然良いですね(^_^;)

今回も前回からの続き!元の世界に戻った玲二達だったが、この先どうすれば良いのか……?今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!


EP103『希望への道筋』

神の天秤が起動し、次元観測門から一度離脱した俺達。ひとまず態勢を整えるように神羅城へと帰還したのだが………

 

『…………………………』

 

………やはり、皆浮かない表情のままだな。無理もない、まさかこんな事になってしまうなんて誰も想像つかなかったんだからな………

 

玲二「………兎に角、また皆無事に戻る事が出来て良かったな………」

 

フブキ「うん………でも、状況は決して良いとは言えませんけど………」

 

こゆき「うぅ〜………」

 

あぁ、皆また一緒に集まれたのは良いが、結局のところ問題は何一つ解決していない。このままではいずれソラのエンドレスユートピアが実行されてしまう………

 

ねね「………それもこれも、誰かさんがレイ兄ちゃんを裏切って偽そらちゃんの手助けをした所為だけどね?」

 

みしろ「ッ!…………………………」

 

ぼたん「おいねね!お前まだそんな事言ってんのかよ!?」

 

ポルカ「そうだよ!話は聞いたけど、それってみしろちゃんがあの神の天秤ってヤツを止めようとやってた事でしょ!?それが失敗したからって!」

 

ねね「どーだろうね〜?もしかしてみしろちゃん、ホントは全部知っててやったんじゃないの?実はホントにレイ兄ちゃんを裏切ってて、此処にいるのも偽そらちゃんの命令かも「ねねちッ!」………フン」

 

………ねね、未だにみしろの事を信用出来ないみたいだな?いや、ねねだけじゃねぇ……他の何人かもみしろの事を冷めた目で見ている。対するみしろは何も言い返せずにただ俯いているだけだった。

 

玲二「ねね、あの時も言っていたがこれは俺とみしろが秘密裏に立てていた作戦だ。だからこの状況になってしまったのには俺にも責任がある。みしろばかりを責めるのは止めてやってくれないか?」

 

ねね「………分かってるもん。これがねねが勝手に八つ当たりしているだけだって………でも、そうでもしないと自分の気持ちが落ち着かないんだもん………」

 

ねる「まーま……」

 

……ねねも、頭では理解しようとしているが現状に不安を感じている所為でみしろに強く当たってしまっている。このままでは折角戻っても皆の心がバラバラなままだ……

 

みしろ「………申し訳ありません、少し席を外します………」

 

ミナ「あぅ、まましゃま………」

 

みしろもこの空気に絶えられないのか半ば逃げるようにリビングから出ていってしまった。ミナも母親の苦しんでいる姿を見て不安を感じているのか今にも泣きそうになっている………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みしろ「うぅ……………みしろは……みしろは、なんて事を………!」

 

リビングから出ていったみしろを探しに中庭に来てみると、案の定みしろが一番大きな木の下で蹲りながら泣きじゃくっていた。みしろは何かある度にこの木の下で一人泣く事があったからもしやと思って来てみたが、やはり正解だったな。

 

玲二「………みしろ、此処は寒いだろう?そろそろ部屋に戻ろうぜ?」

 

みしろ「!…………申し訳ございませんご主人様。みしろはもう、皆さんに合わせる顔がありません……………」

 

………これは重症だな?今までもみしろは心が折れそうになった事は何度かあったが、今回のはそれに輪をかけて酷くなってやがる。だが無理もないか……自分のやった事の所為で全ての世界がソラの手に堕ちるかもしれないんだから…………

 

玲二「………みしろ、さっきも言ったがあれは俺も一緒に賛成した作戦だ。それが失敗したのには同意した俺にも責任がある。だからといってこのまま奴等を放っておくワケにはいかないだろ?」

 

みしろ「………ご主人、様………」

 

玲二「今はうじうじしている場合じゃない。今俺達がやるべき事は、エンドレスユートピアを何としてでも阻止する事だ。皆で力を合わせなきゃいけない今だからこそ、俺達は責任を持って前線に出なきゃならないんだ」

 

辛いのは分かる。申し訳ない気持ちでいっぱいなのは分かる。だけど、それで塞ぎ込んでしまったら解決出来るモンも解決出来なくなってしまう。だから今はどんなに辛くても、前に進むしかないんだ。

 

みしろ「………みしろに出来るのでしょうか?こんな皆さんからの信用を失ってしまったみしろに………」

 

玲二「一度失ってしまった信用は簡単には戻らない。けど、それでも時間を掛けてまた修復すれば良いさ。罪なら俺も一緒に背負う、だからこれからどうするかを皆で考えていこう」

 

みしろ「………そう、ですね………ご主人様、ありがとうございます。みしろはまた、自分を見失いかけていました」

 

玲二「良いって、そんなに畏まらなくて。家族が落ち込んだ時に支えてやるのが俺の役目だからな。これからもどんどん頼る事があるかもしれないけど、その分みしろも俺の事どんどん頼ってくれよな?」

 

みしろ「………はい、ご主人様♪」

 

ん、取り敢えず今は大丈夫そうだな。だが、現状が厳しい状態なのは変わらないままだ。奴等の根城が俺達の力が通用しない以上、一体どうすれば―ヒュウゥゥゥゥゥゥゥ…………―………ん?

 

 

―ドゴオォォォォォォンッ!―

 

玲二「なッ!?」

 

みしろ「きゃッ!?」

 

な、なんだ!?突然上空から何かが中庭に使って飛来し、そのまま地面へと突っ込んできた!?まさか、隕石か?!

 

玲二「な、なんだ、今のは………?!」

 

みしろ「わ、分かりませんが、何か強い力も感じます………あ!ご主人様、これを!」

 

ん?なんだ一体………ッ!?こ、これは………神羅の核!?それも一つじゃない、幾つかあるぞ!?

 

玲二「な、なんで神羅の核がこんなにあるんだ?っていうより、これって一体誰の核なんだ………?」

 

恐る恐るその中の一つを手に取りまじまじと観察していく。すると……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ぐぉうらぁッ!何気安くうちの核に触っとるんじゃいこのアホンダラアァァァッ!!》

 

玲二「うわおぉぉッ!?」

 

みしろ「ご主人様!?」

 

な、なんだ!?いきなり核から物凄い怒声が聞こえてきたんだが!?ま、まさか今の声って………!?

 

《おいテメェッ!何うちの核放り投げてくれとんねん!喧嘩売っとんのかいアホがぁッ!》

 

玲二「ッ!やっぱり……お前、もしかして今俺が持ってた核か?!」

 

みしろ「そんな!?核の状態で喋れるなんて……!?」

 

《ドアホゥ!核の状態やからって意識ないワケやないんや!普通に念話くらい出来るわッ!》

 

ま、マジか……?神羅族って核の状態でもこんなふうに会話したり出来るのか……?

 

《あーでもなぁ〜………やっぱ身体がないと全然締まらへんなぁ〜………せや、おいあんちゃん。ちょっと悪いんやけど、今すぐたこ焼き作ってくれへんか?》

 

玲二「は?たこ焼き?なんでいきなりたこ焼きなんか………もしかして、腹減ったのか?」

 

《んなワケあるかいこのアホンダラッ!良いからさっさとたこ焼き作らんかいッ!それと、作るんやったら極上の素材で作ってくれなぁ?》

 

玲二「は、はぁ………みしろ、すまないがすぐにたこ焼きを作ってくれないか?ついでにそれを昼メシにしたいから多めにな」

 

みしろ「か、畏まりました……」

 

喧しい核からの頼まれ事に取り敢えず従い、みしろに頼みたこ焼きを作る事になったが、一体どういうつもりなんだ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後………

 

フブキ「………レイくん、こんな大量のたこ焼きなんてどうするつもりなんです?」

 

美兎「まぁ、一応今の私達なら平らげる事は出来ますが……」

 

玲二「まぁ確かに昼食用も用意しているけど、本命はこいつの為だ。ほら、これで良いのか?」

 

《うっひょー!めっちゃ大玉で極上のたこ焼きやんなぁ〜♪ほな早速!》

 

―ヒュンッ!―

 

な!?こ、こいつ、いきなりたこ焼きの中に突っ込みやがった!?一体何を考えて……?!

 

―ビカアァーーーーーーッ!―

 

ッ!?こ、今度はたこ焼きが光り出した!?しかも光がどんどん人の形に変化していって……ま、まさか………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい毎度おおきに〜!漸く復活させてもらいました〜♪長い事核だけの状態にされて約一年、いや短すぎやってw幾つもの時を越えて旅するは北は京都から南は大阪まで、だから短すぎやってwそんな関西を愛するうちは生まれも育ちもナニワ世界『ヨシモト』いや関西ちゃうんかいw名前は『アズキ』と書いて『アズキ』と読みます、そのままやないかいwそんなうちですが名前だけでも覚えて帰ってくださいまし〜♪」

 

『…………………………………は?』

 

な、なんだこいつ?いきなりたこ焼きから姿を変えたと思ったら物凄くコテコテな関西キャラの奴が現れたんだが?しかもこいつ、『アズキ』って言ったか?た、確かに見た目は茶髪になったアズキっぽいけど、なんでくいだおれ人形みたいな格好してんだこいつ?

 

そら「な、なんか今までにないような神羅族の娘だね……?」

 

アズキ「というより神羅族のアズキってこんななの……?」

 

かなた「あ、アズキちゃんが目に見えてショック受けてる」

 

クロヱ「そりゃさっきまでの神羅族のソラやボタンとか見たら全然ギャップが違うもんね……?」

 

た、確かに今までの奴等は性格は違えど全員神羅族としての風格というのを感じ取れたんだが………この神羅族のアズキからはどう考えても昭和の関西キャラの雰囲気が強く出過ぎてるな……?

 

Sアズキ「いや〜、ひっさびさの身体はえぇなぁ〜♪しかも極上の大玉たこ焼きで再生したお陰でうちのお乳も大玉や〜♡」

 

アズキ「ちょっとぉ!?アズキとおんなじ顔で変な事言わないでよ?!///」

 

ロボ子「てか神羅族のあずちゃんってたこ焼きから神羅族になったんだ……?」

 

すいせい「一体誰が何考えて継承したんだろ?」

 

確かにな………って、これ以上話が脱線させるワケにもいかない。さっさとこいつに話を聞かないとな。

 

玲二「……それで、神羅族のアズキはなんで此処に来たんだ?しかも核だけの状態だったって事はお前も先代かなたの被害者なんだろ?今まで身体を持たずに一体何処にいたんだ?」

 

Sアズキ「ん〜?あー、それかいなぁ?まぁいろいろ端折ってまうけど、うちはさっきまでフレアと一緒におったんよ」

 

フレア「え、アタシと?」

 

Sアズキ「あーちゃうちゃう。あんたやのうてほら、なんかテラーっちゅう変な名前名乗っとった奴や」

 

なんだと!?テラーと一緒に?!という事はこいつ、前にテラーが自分の力にする為に捕らえられていた奴だったのか?!

 

ルイ「そ、それじゃあ貴方はテラーから逃げ出して此処に来たって事?」

 

Sアズキ「は?逃げ出したってどういうこっちゃ?」

 

フブキ「え?だ、だって貴方はテラーが自分の力にする為に貴方達を捕まえてたんじゃ……?」

 

Sアズキ「んなワケあるかい。うちらはみーんなフレアに協力する為に一緒におったんやから」

 

………何?どういう意味だ?あのテラーに協力してただと?なんでこいつはそんなワケの分からない事を……?

 

Sアズキ「実はな、うちらも前々からソラはんのやろうとしてた事にめっちゃ疑問に思っとったんや。これ、実現してもうたらエラい事になるんちゃうって?そんな中でカナタがうちらを襲って、そんで其処のあんちゃんがうちらを解放した時にフレアが皆に協力を持ち掛けたんよ。まぁシオンはんは興味なかったんかささっと自分の世界に帰りよったんやけどな?」

 

玲二「……つまりお前等は、そんなテラーに協力する為に一緒について行ったって事か?だが、なんであんな周りを掻き乱すような奴に協力なんてしてたんだ?あいつは転生者を駒のように扱ってたような奴だぞ」

 

Sアズキ「まーな?あいつははっきり言うてホンマに自分勝手な奴やった。けどな、だからこそそんなあいつにとってソラはんのやろうとしてる事がイッチャン許せんかったんやろうなぁ?ソラはんのエンドレスユートピアっちゅうんが叶ってしもうたらうちらに自由なんかないに等しいなる。それはうちやあいつにとっては苦痛以外の何ものでもないからなぁ。だからこそうちらは協力する事になったんよ。所謂利害の一致ってやっちゃな」

 

玲二「……そういう事か。それで、その肝心のテラーはどうしたんだ?何故今は一緒にいない?」

 

Sアズキ「……あいつなら、もうこの世におらへんよ」

 

ッ!?どういう事だ?さっきまで俺達と一緒に次元観測門にいた筈、なのにどうして……?!

 

Sアズキ「元々あいつの身体はカナタが持っとった無呪羅っちゅう力に呑まれとったんや。その力を無理矢理取り込んだ所為であいつは元からそんなに永くはなかったんや。うちらを逃がす為に最後にソラはんに残った力をぶつけて、呆気なく消滅しよったわい。ホンマ、悲しい最後やったなぁ………」

 

………そうか。俺は神羅と無呪羅、どちらも両方を一つにした力を安定して持っているが、本来は相反する二つの力を一つの身体に宿すのはリスクが伴う。一時的にロウが憑依しているとかなら兎も角、ずっと無呪羅の力を維持し続けるのはやはり無理だったんだな………

 

アズキ「………あれ?それだったら尚更なんでこの世界に来たの?自由になったんだから自分の世界に戻れば良いのに」

 

Sアズキ「それがそうはいかんのよ。うちが大分自分の世界を留守にしとった所為でヨシモトに活気がなくなってもうてなぁ。作れてもショッボイたこ焼きしか作れんかったんよ。せやからあのフレアが気に入っとったあんちゃんがおるこの世界に来て身体を作ってもらったんや♪」

 

そら「そ、そうなんだ……?じゃあもうこれでこれで用は済んだからもう自分の世界に帰るって事かな?」

 

Sアズキ「それなんやけどなぁ………なぁあんちゃん、図々しいのはよぉ分かっとるんやけど、ちょいとうちの頼みを聞いてくれへんか?」

 

玲二「頼み?悪いが、今は俺達も大変な事態になっているんだ。だから」

 

Sアズキ「わーっとる!あんちゃん達もソラはんのやろうとしとる事に対抗する方法を考えとるんやろ?けどまあうちの頼みもあんたらにとっては充分利益になると思うで♪」

 

利益?どういう事だ?

 

Sアズキ「その頼みっちゅうんがうち以外のこいつらを復活させてほしいんや。こいつらはフレアと一緒におった時にあいつの崩壊を食い止める為に力を使ってしもうてなぁ。今は自力ではまともに動けんのよ。せやから頼むあんちゃん!こいつらを復活するのに協力してくれへんか!?もし協力してくれるんやったらうちらもソラはんを倒すの手伝ったるから!」

 

玲二「………成る程………確かに今は戦力が一人でも増えてくれるのは有り難いが、ソラ達が何時動くか分からない以上時間を割くワケには………」

 

戦力になってくれるというのは確かに願ったり叶ったりだが、次元観測門から抜け出してかなり時間が経ってしまっている。既にソラ達が何かをしている可能性がある以上神羅アズキの協力をしている時間はないんだが………―シュウゥゥゥゥゥゥ……パアァァァァァンッ!―………ん?

 

玲二「……なんだ?今何か外が光ったような……」

 

咲「うーんと………あ!玲二さん!なんかでっかい次元艇が城の上におるんやけど!?」

 

は!?デカい次元艇だと?!…………ほ、本当にデケェ!?俺達が普段使っている奴の十倍はあるぞ!まるで戦艦みたいだが、一体誰が……………ん?

 

 

 

 

 

こゆきF「パアァパアァァァァァァァァァァァッ!」

 

玲二「な!?こ、こゆき?!」

 

巨大な次元艇からなんと未来のこゆきが俺に向かって飛び降りてきた。って何やってんだあのバカ!?

 

―バスゥッ!―

 

玲二「おっとぉ!?………おいこゆき!お前いきなり飛び降りるとか何考えてんだ!?」

 

こゆきF「えへへ~♪パパなら絶対にこゆの事受け止めてくれるって信じてたもん♪」

 

ふゆきF「だからっていきなり飛び降りないでよお姉ちゃん!」

 

さくらF「まぁパパに抱きつきたい気持ちは分かるけどなぁ?」

 

神羅城の上空に停まった次元艇からこゆきを追いかけるようにふゆきとさくらも降りてきた。皆、無事だったんだな?

 

ココ「さくら!オメー無事だったんだな!?」

 

さくらF「まーな!世界線が変わっちまった所為で一旦戻されちまったけど、こうしてまたこの時代に来れて良かったぜ!まぁ、まだ安定してなかったからそんなには連れて来れなかったけどな?」

 

さくらがそういうと次元艇から何人かが降りてくる。優斗やロゼリアやアンナ、それにまだ見た事ないメンバーもいるな?何人かはなんとなく分かるが………

 

「皆、ダディとの再会を喜ぶ気持ちは分かるけど、今はまずやるべき事があるでしょ?」

 

こゆきF「むぅ………もぉ〜、『ムアナ』は相変わらず真面目だなぁ?」

 

ムアナF「こゆきが不真面目なだけでしょ?ってそんな事より………この時代でははじめまして、で良いのかしら?未来から来た貴方の娘、『ムアナ』よ。よろしくね、ダディ♪」

 

む、ムアナ……?確かに髪色は黒が強めだが見た目や雰囲気がムーナにそっくりだな?

 

ムアナF「まぁ挨拶はこの程度にして、早速本題に入るわ。私達は未来のダディからこの時代のダディに伝言があったから伝えに来たのよ」

 

ムーナ「伝えたい事?それってもしかして、今起きている事についてかしら?」

 

ムアナF「えぇ、その通りよマミー。そして今回の出来事の結末次第では、私達の未来が完全に消滅してしまうかもしれないわ。心して聞いてね、ダディ」

 

未来の消滅………やはり、神の天秤の力は其処まで影響を与えるのか。

 

ムアナF「穏健派と呼ばれる連中によって起動した神の天秤………これが発動してしまったら、全てが神羅族のソラによって支配されてしまう。しかも神の天秤に汎ゆる力通用しない………だけど、全く弱点がないワケではないの」

 

玲二「何?それは一体………」

 

ムアナF「神の天秤が完全に起動する為にはこの世界の時間で168時間、つまり一週間は必要なの。その間に神の天秤の側面にあるこの祭壇に『星鍵』と呼ばれるモノを突き刺す事が出来れば、神の天秤の内部にある神羅のエネルギーは全て放出され消滅する事が出来る。つまり、神の天秤を唯の巨大なガラクタにする事が出来るのよ」

 

完全起動まで168時間……だから奴等は今も尚何もしてこなかったのか?だが神の天秤の止める方法は分かったが、その止める為に必要な星鍵って何なんだ?

 

玲二「スイセイ、お前はその星鍵について何か知ってるのか?」

 

スイセイ「………あぁ、星鍵は私が創り出したモノだ。汎ゆる星々の力を解放したり封じ込めたりする力を備えている鍵だ」

 

みこ「おー!神羅族の星街が創ったんだったら話は早ぇ〜じゃん!じゃあ早いとこ神羅族のソラちゃんの所に「残念ながらそれは無理だ」なんでだよぉ〜!?」

 

スイセイ「星鍵は私が投獄される前に創り出したモノだが、とある世界に隠していたのを誰かが勝手に盗み出したみたいだ。まぁ誰かとは言ったが、おそらくはシオンの仕業だろうがな?」

 

あくあ「え!?シオンちゃんが星鍵を盗んだの!?」

 

シオン「いや、話の流れ的に神羅族のシオンが、でしょ?」

 

成る程、スイセイが投獄された後に神羅シオンが星鍵を盗み隠したって事か。

 

玲二「確か神羅シオンも穏健派の一人だった筈。つまりはソラの命令で……?」

 

スイセイ「いや、奴は自分が興味を持ったもの以外にはとことん無関心でな。おそらくソラの派閥にいたのも単純に面倒事を避けたかったという理由だろう。だから星鍵はおそらく奴が自分の好奇心を満たす為に勝手に持ち出したんだと思う。最も、あいつは見え透いた嘘で誤魔化そうとしていたけどな」

 

すいせい「じゃあその神羅族のシオンたんの所に行って星鍵を返してもらえば……!」

 

スイセイ「……おそらくだが、奴はもう手元に星鍵を残してないだろう。奴は調べ終えた物は自分の配下に渡しているようだからな。その配下の居場所さえ掴めれば探しようはあるのだが………」

 

つまり、その配下というのが何処の誰かを突き止めなければ星鍵には辿り着けないって事か………かなり厄介だな。

 

ムアナF「安心してダディ。それについても未来のダディからしっかり聞いてきたわ」

 

玲二「本当かムアナ!?」

 

ムアナF「えぇ……『マーリンに会え』、そう言っていたわ」

 

マーリン?それって………

 

フブキ「前にレイくんを倒そうとしていたALVISと戦っていた時に現れた人だよね?」

 

そら「それに新君に力を貸した人でもあるよね?」

 

※詳しくは三次創作『リイマジネーションズ』にて

 

………確かに、奴からは神羅の力を感じていたが、まさか本当に神羅族だったとはな?しかし、今までの神羅族がホロメンそっくりだったのに対してあいつは誰にも似てなかったな………ひょっとして正体を隠してたり?まさかな………

 

玲二「………兎に角これで手がかりは掴めた。タイムリミットは六日後、そしてその間に俺達がやるべきなのは星鍵を取り戻し、少しでも戦力を強化する事だ。その為にこれからはそれぞれ別々に行動する。良いな?」

 

俺の提案に皆納得し頷く。そうと決まれば、俺は何人か連れてマーリンの元に行くとしよう。

 

フブキ「よおぉーーーしッ!それじゃあ佐々木家!神の天秤を止める為に全力で頑張りましょうーーーッ!!」

 

『おぉーーーーーーッ!!』

 

フブキの言葉に皆もやる気を出し、いよいよ作戦を開始する。神の天秤……絶対に止めてやるからなッ!!

 

 

 

神の天秤を止める方法を見つけた玲二達。ソラの野望を打ち砕く為に、一行はそれぞれ自分に出来る事を進めていくのであった。

 

 

タイムリミットまで、後六日と八時間……

 

 

 

 

続く………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ―

 

プライド「どうしたのですかグリード?この世界に戻っていきなりレイくん達と分かれるなんて………」

 

グリード「………貴様も理解しているのだろう?今回の件、オリジン達だけでは心許ないという事を」

 

プライド「………まぁ、レイくんの事を信用してないワケではないですが、無呪羅の力も通用しない以上は確かに不安ですね………」

 

グリード「あぁ、だからこそあいつ等にも協力してもらうのだ」

 

プライド「あいつ等………?ってまさか!?」

 

グリード「あぁ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無呪羅、全員集合だ」

 

 

 

 

真魔神file63

神羅族が再び身体を形成する際、以前より上質な物を媒体にした場合は上質な身体を得る事が出来る。その逆も然り………

 

 

 

 

次回………

 

玲二達がマーリンに会いに言っている間、佐々木家はアズキの仲間である他の神羅族を復活させる為に奮闘するが、それは想像を絶する大変な重労働であった!

 

EP104

『神羅復活はハチャメチャ大騒ぎ!?』

 

 

 

 

 

 

 




はい、という事で遂に希望を見つけた玲二達でした!次回、戦力拡大の為にそれぞれ動き始める玲二達。そして復活させる神羅族はどんな奴等なのか?次回も最後まで見て頂ければ幸いです、ではまた!
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