今回はまたしてもあの男が何かを企みます。しかも他にも誰かいるようで……?今回も最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
「……諸君、集まったな?それでは始めようか。佐々木玲二に復讐する計画、その作戦会議を」
……とある地下施設。薄暗く寂れた其処には何人かの男達が円卓テーブルに集まり何やら話し合いを行っていた。しかも集まった男達は皆何処かで見た事のある者達ばかりであった。
元ホロライブスタッフ、現無職
只野喪不男(番外編、他一部登場)
「ブフフ、まさか佐々木の事を恨んでいる者がこんなにもいたとはな?」
元アークアイ兵器製造主任、現脱獄囚
Dr.ゴーマン(63話登場)
「当たり前だ!奴の所為で私の崇高な計画が全て台無しにされたのだ!奴には復讐しなければ気が済まんッ!」
元警視庁捜査一課刑事、現脱獄囚
大友和則(79話登場)
「俺も奴に大切な芸術品と役職を全て奪われたのだ!奴を潰して奪われた芸術品を全て取り返さんといかんのだッ!」
催眠洗脳術師&脱獄囚
名もなき悪魔(61話登場)
「まぁまぁ落ち着きなって二人とも、奴等一家に恨みがあるのは此処にいる者全員なのだから……」
フリーター
鈴木太郎(30話、48話登場)
「あぁ、奴さえいなければ俺も順風満帆な未来があった筈なんだ!しかも記憶まで消しやがって……だからこそ奴には消えてもらわなきゃ困るんだよッ!!」
……そう、此処に集まっていたのはかつて玲二によって悪事を阻止された悪役達、所謂ヴィランズであった。中には現在服役中である筈のゴーマンや大友の姿もあった。どうやって集まったかは分からないがどうやら奴等は玲二に復讐する為に此処に集結したようで、今はその為の作戦を話し合うようである。
「よし、ではまず作戦を立てる前に今現在の佐々木玲二について情報を共有しよう。只野とやら、お前は少し前に奴に接触したようだな?」
「あぁ、あのスカしたムカつく顔を思い出すだけでも嫌だがな……奴は今はホロライトシティという都市島に住んでいて、しかも奴の今の役職はホロライブ日本支部支部長とホロライトシティの市長だというのだ!年間収入も数十億稼いでいる実業家だと持て囃されていて奴は完全に調子に乗ってやがるんだ!」
※乗ってません。寧ろ仕事が増えて苦労してます。
「しかも奴にはホロライブのアイドル全員と結婚し、しかも子供を産ませている!おそらく奴は彼女達の弱みを握って無理矢理迫ったに違いないッ!」
※そんな事してないし、寧ろアイドル達が迫ってきたというのが正しい。
「私もその事は耳に入ってきている。奴は自社のアイドルだけではなく他の事務所のアイドルも自分の物にしたと聞いた!奴め、何処まで節操がないのだッ!?」
※寧ろ玲二はフブキ達が認めるまで彼女達に自分の事を諦めてくれと促していた。
「更には奴は唯の人間の筈なのに転移や透明化等の能力もあった!おそらく奴は洗脳等も使えてそれでアイドル達を操っているのだッ!」
※そんな事してないし、基本的に能力は仕事を手早く進める為と日常で便利な程度のモノしか使用してない。
「そう!このように佐々木玲二という障害がいる限り我々の望む未来はない!アイドル達を奴の魔の手から救う為にも、必ず奴に復讐するのだぁッ!」
『おぉーーーーーッ!!』
……もう皆分かっているだろうがこいつ等の言っている事は全て自分達の事を棚に上げた逆恨みである。こんな奴等がまた面倒事を起こすかと思うと玲二達が不憫でならない。
「……ところで佐々木玲二に復讐するのは良いとして、問題はどうやって復讐するというのだ?今の我々にはその準備をするだけの資金もないぞ?」
「ブフフ……それに関しては問題ないさ♪今の俺にはこれがあるのだからなぁッ!」
資金不足という問題をどうするかを悪魔が聞くと只野は不気味な笑みを浮かべながら懐から一枚の紙を取り出した。それはなんと、宝くじである。
「なんと!この間宝くじを買ったらまた一等を当てたのだ!その額はなんと三億円!これさえあれば奴を倒す為の下準備が出来るだろう!」
「いや、それだけでは足りないぞ。俺の別の別荘の地下には脱税で隠していた七億円がある!まだ警察にも見つかっていないだろうからそれも合わせれば……!」
「よぉし、ならば私の隠れ家にある十億円も使おう!それだけあれば完全に奴を陥れる為の研究をする下準備が出来るぞ!」
『おぉーーーッ!!』
なんという事か、只野は以前大金を失ったと思いきや再び宝くじを当てたという。なんという悪運が強いのだろうか?しかも大友の脱税した七億とゴーマンの十億を合わせれば総額二十億!これだけあれば確かに玲二を陥れる為の道具を作るのに充分かもしれない。
「スゲェ只野さん!これからも一生着いてきます!」
「ブアァッハッハッハッ!そうだろうそうだろう♪では早速この宝くじを換金しに行くとするか!」
「ならば俺も別荘に金を取りに行くとするか」
「私も隠れ家に行って金を持ってこよう。ではまた金を持って此処で落ち合うとしよう」
只野、大友、ゴーマンの三人は急いで金を持ってこようとそれぞれ目的地へと向かっていき部屋には鈴木と悪魔の二人が残されたのであった。
「おっしゃあッ!これであのムカつく野郎と癒月達に一泡吹かす事が出来るぜ!なぁ悪魔さん……ってあれ?あの人何処に行ったんだ?」
「……あぁ俺だ、三人が金を取りに外に出た。発信機を付けてあるから場所の特定は出来る筈だ。俺は残りの一人は頃合いを見て捕まえておくとしよう……」
その一時間後……
「………は?今なんて……?」
「ですのでこの宝くじはハズレておりますので対応出来ません。ご了承くださいませ」
宝くじの換金の為に銀行へとやって来た只野だったのだが、従業員から只野の持っている宝くじがハズレていると言われ遠回しに帰れと冷たく対応されるのであった。
「そ、そんな事ない筈だ!?だって俺は新聞でもちゃんと確認したぞ!確かに俺の宝くじが一等当たってたんだぞ!?そっちが間違えているんじゃないのか!?」
「そんな事言われても何度も確認しましたし、何度見てもやはりハズレでしたよ。番号を見間違えたか、違う宝くじを持ってきたんじゃないんですか?」
「はぁ?!そんなワケねぇだろ!番号だって何度も確認したし宝くじだってこの一枚しか持ってないんだから間違うワケが……………………あ」
只野は其処まで言うと何かを思い出す。あれはそう、三日前の事である……
「ブフフ♪やはり俺は運が良い、また宝くじで一等を引き当てた!これで俺は再び金持ちだぁッ!だが前みたいな事があるからな、換金はゴーマンとかいう奴と会うまでは待つとするか」
宝くじを当ててすっかり上機嫌な只野。何度もポケットから宝くじを出してはニヤけるという何とも気持ち悪い事をしていた。そんな時……
ービュウウゥゥ〜…バッー
「あぁッ!?俺の宝くじがぁ〜ッ!?」
突然強風が吹いて持っていた宝くじが飛ばされてしまい只野は慌てて追いかけていった。それから暫くして
「えっと確かこの辺に……あ、あった!良かったぁ〜、これで一安心だぜ♪」
一瞬見失うも只野は宝くじを見つけ出しすぐにポケットへとしまいそのまま帰宅したのであった。
「ま、まさか……あの時拾ったのが別の宝くじだったって事かぁッ!?だ、だったらおれの宝くじは何処に……!?」
只野はあの時拾った宝くじが自分のではないと気づき慌てふためいていた。では只野の当てた一等の宝くじは何処へ消えたのだろうか……?
その頃……
「レイくん見てみて〜♪僕が買った宝くじが一等の三億円になっちゃいましたぁ〜♪」
「にゃあ~♪」
「うおッ!?スゲェなおかゆ、どんだけ運が良かったんだよ?」
「でも良かったねおかゆ〜?あの時その宝くじ強風で飛ばされて無くしかけてたもんな〜」
「本当だよぉ、でもすぐに見つかって良かったぁ〜♪ぴりかもほしいおもちゃあったら買ってあげるね〜♪」
「にゃあ~♪ぼぉりゅ〜♪」
そう、実は只野が宝くじを飛ばされた時と同じタイミングでおかゆも買っていた宝くじを飛ばしてしまい、そしてすぐに拾ったのだがその時二人して相手の宝くじを拾ってしまったのである。何とも奇怪な出来事もあったもんだ。
「く、クソォッ!こうなったら急いであの宝くじを見つけにーウーッ!ウーッ!ー……ブフ?なんだあのパトカーは?」
只野は急いでなくした宝くじを探しに行こうと銀行を出るが、そのタイミングでパトカーが何台もやってきた。しかもパトカーは只野の前に停まり、中から警官がぞろぞろと降りて只野を囲んでいったのであった。
「ブフゥ!?な、なんだお前達はぁ!?」
「只野喪不男だな?お前にテロ行為の容疑が掛かっている。大人しく署までご同行願おうか?」
「ブヒィッ!?テ、テロ行為だと?!なんだそれは!?そんなの俺は知らな……っておい引っ張るな押し込むな!ブヒイィィィィィィィィィ………ッ!?」
何故かテロ行為の容疑を掛けられ警察に連行されていく只野。まあ武装を揃えて玲二のいるホロライトシティを攻めようとしていたのであながち間違いではないが、只野は何が起こったのか分からないまま警察署に連れてかれるのであった。
そして……
「フフ、やはり警察は此処まで調べてはいないようだな?相変わらず俺がいないと無能な組織で笑えてくるぜ♪さあ、早速金を持ってさっさとこっからずらかるとするか」
大友は自分の別荘の地下に忍び込み、その奥にある隠し部屋の扉を開けて中へと入っていく。目の前には大きな金庫があり、大友は慣れた手つきで金庫のダイヤルを回していく。
「フフフ、これで俺はまた再び返り咲く事が出きる!待ってろよ佐々木ぃ、お前の大切なモノを全て奪ってみせるからなぁッ!ーガチャンッーお、開いたみたいだな?」
金庫の鍵が解除され、大友はウキウキしながら扉をゆっくりと開けていく。しかし……
ースッカラカーン……ー
「ファッ?!な、なんでだ!?確かに此処には脱税した金を隠してた筈なのに!?一体何処に消えたんだ……ん?」
金庫を開けると中には金など入っておらず、大友は慌てて中を調べるがあるのは一枚のカードのような物があるだけだった。それに書かれていたのは……
『貴方のお宝全て頂きました、アデュー♡ 大快盗L.C.S』
「な、ななな……なんだとおぉぉぉぉぉぉぉッ!?」
なんと大友の脱税した金は全て大快盗と名乗る者に取られてしまったようである。まさかの事態に慌てふためく大友、更に……
『脱獄囚大友和則ッ!貴様が此処に隠れているのは分かっている!無駄な抵抗はせず大人しく出てこいッ!』
「げッ!?な、なんで此処に警察が?!というより何故俺が此処にいるってバレたんだ?!」
いつの間にか別荘の周りには警察官が集まり厳重体制で構えており、大友は隠し通路から逃げようとするも其処も抑えられあっけなく捕まってしまうのであった。
その頃……
「……へぇ、皆見てくださいこの記事。全国の保育園に匿名の方から無償のプレゼントが配られたんですって」
「うん、にじほろ保育園でも今朝園の入口に沢山のおもちゃや毛布が置いてあったんだってクレアさんが言ってたよ」
「へぇ~、きっと何処かの優しい大快盗がプレゼントしてくれたんだね〜♪」
「?なんで其処で大快盗?普通其処はサンタさんやあしながおじさんとかじゃないの?」
「……ルイス、お前また何かやったのか?」
「……まあちょっとした仕返しを兼ねたお仕事をね♪」
どうやら脱税された大友の金は全て全国の保育園におもちゃや備品という形で寄付をされたようだ。そしてその仕事をしたであろうルイス・C・佐々木はやりきった表情をしながら優雅に紅茶を飲むのであった。
更に……
「フン、漸く着いたか。こんなオンボロでなければもっと早く着いたというのに……まあ良い、この奥に私の残した全財産が残っている。後はこれを持って帰れ……ば……?」
ゴーマンも隠れ家に辿り着きロックを解除して中にある金を持ち去ろうとするが、こちらも先程の大友の時と同様全てなくなっておりすっからかんな状態であった。
「な!?何故だ!?此処を私以外知っているのは側近の奴しかいない筈だぞ!?一体誰が……ん?なんだこの紙は?」
そして床に一枚の紙が落ちている事に気づき拾い上げ読んでいくゴーマン。其処に書かれていたのは……
『退職金として貰っていきます。
元RBK-773こと七奈美と元RBK一同より』
「あ、あ、あ………あいつうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!?」
まさかの事態、なんと自分が造ったクローン兵士達によって自分の隠し財産が全て奪われてしまったのである。ゴーマンは怒りのあまり何度も頭を壁に叩きつけていた。
「クソォッ!こんな事なら警護の為にとこの場所を教えるんじゃなかったわいッ!?こうしちゃおれん!今すぐ奴らを探して金を……ん?まだ何か続きが書いてあるな……?」
『P.S.其処はお前が来たら三分後に自爆するようにセットしてます』
「へ……?ーカッ!ー
ーチュドオォーンッ!ー
追伸部分に気づくも時すでに遅し、ゴーマンは家ごと爆発に巻き込まれてしまい、その騒ぎを聞きつけた警察官に見つかりあっけなく捕まってしまうのであった。
そしてその頃……
「あれ?!ちょっとななちゃんどうしたのそのゲーミングチェアとパソコン!?それすっごく高いヤツじゃないの?!」
「あ、これですか?ちょっとした収入あったから思い切って買ったんですよーストライクショットーッ!ーあ、確定演出!さあ来い!……ああ〜、エミリアαかぁ〜。レムαが欲しいんだけどなぁ〜……もう一万入れよ」
「ちょっと何しれっとモ○ストに課金してんの?!昨日も部屋片付けしたら使用済みのウェブマネーカード五万円分出てきたし、まさか全部それに課金してんの?!」
「失敬な!昨日のそれはF○Oに使ったんです!」
「どっちも一緒でしょうが!?もう兎に角暫くの間課金禁止だからッ!!」
「やぁーだぁーッ!スマホ返してぇ〜ッ!!」
ゴーマンの隠し財産を退職金代わりに貰って湯水の如く使っていた七奈美だが、杏奈に当然の如くスマホを取り上げられこっぴどく怒られるのであった。それにしても流石ロボ子の姉妹と言うべきか、すっかり俗世に染まり切ってしまっている様子の七奈美であった。
それから数時間後……
「……おかしい、三人とも金を取りに行ったきり戻って来ないぞ……?まさか、自分の金が惜しくなって逃げたのか?!」
何時になっても帰って来ない三人に段々と不信感を抱く鈴木。そんな鈴木を他所に名もなき悪魔は何やら何処かと連絡を取っていた。
「……そうか、分かった。なら俺もそろそろ動くとする……おい鈴木、今入った情報だがあの三人は警察に見つかり逮捕されたようだ」
「ハァッ?!なんで三人とも逮捕されてんだよ!?使えなさ過ぎるだろあの三人!?」
少し前まで一生着いてきますとか言ってたクセにとんだ掌返しをする鈴木。しかし、鈴木は此処である疑問を抱く。
「……ってちょっと待て?なんであんたがその情報をすぐに手に入れられたんだよ?ていうかさっきの電話は一体誰と話してたんだ?」
「ああ、それはだな……こういう事さ」
ープシュウゥゥゥッ!ー
「ッ!?な、何を……はにゃ?な、なん……だこ……れ……グゥ……」
名もなき悪魔から突然スプレーをかけられたと思いきや鈴木は猛烈な眠気に襲われてしまいそのまま眠ってしまった。そしてそれを確認した名もなき悪魔はフードを下ろし被ってた仮面を外したところで部屋に一人の女性がニコニコ笑いながら入ってきた。
「こんるる〜♪黛君わざわざ手伝ってもらってありがと〜♪お陰で玲二君の邪魔者全員排除出来たよ〜♪」
「はぁ、別に良いんだけど……こんな潜入捜査なんて俺の管轄外なんだから勘弁してほしかったよ……」
そう、現れたのは玲二の妻となったるるであり、名もなき悪魔の正体は変装した黛灰であった。実はとある伝で玲二と敵対している只野達が集結し何かを企んでいるという情報を手に入れた二人はそれを阻止する為に裏でいろいろと画策していたのである。
「それで鈴原さん「るる」……るるさん、俺にあの悪魔の変装をさせてたけど肝心の本人は何処に消えたんだ?」
「……そういうのは聞かない方が身のためかもしれないよ♪」
「あ、はい……(この人なんで玲二さんが絡むとこんなに恐ろしくなるんだろうな……?)」
黛は改めてこの人は絶対に敵に回したらいけないと再認識する。ともあれこうして只野達ヴィランズの野望は二人の元にじさんじによってあっけなく阻止されるのであった。尚鈴木太郎は特に何かをしたワケではないので藤枝コーポレーションによって再び記憶を消去されて帰されたとか。
はい、という事でヴィランズ集結!でもあっさり解散!な回でした(笑)まあ今回玲二の知らない所で始まりそして終わりましたが偶にはこういうのも良いですよね?
次回は本編が先かクリスマスが先か……?まったり待って頂ければ幸いです、ではまた!