今回は未来のこゆき達よりも遥か未来からの来訪者!一体どんな展開が待ち受けているのやら………?最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
新生国家ホロライト、皆が寝静まる丑三つ時。人の気配がしない自然エリアにて………
―キュイィィィンッ………バシュウゥゥッ!―
「…………………………」
突如、強烈な光が発生し中から一人の女性が姿を現した。無表情で辺りを見回し、腕に着けていた装置を操作して何かを検索し始める。
「……………検索完了。ホロライトの中心部をはじめ、神羅の力を観測。これより、目視した神羅を優先し排除を行う」
何やら物騒な事を呟き住宅エリアの方へと歩き出す女性。どうやら玲二達神羅を狙っているようだが、はたしてどうなるのか…………?
―ガンッ!グイ、グイ、グイ、グイ……!―
「……………前方に障害物を観測、迂回して進む」
…………何故か木にぶつかりそのまま前に進もうとしてると思いきや、今度は迂回と言ってUターンしていき、住宅エリアとは真逆の方向に進みだした。この女性、どうやらポンコツのようだ……………
翌朝………
玲二「……………やはり、妙なエネルギーを感知しているな」
るる「うん、多分だけどこれ、次元転移か何かで此処に来たんだと思うよ」
リゼ「次元転移………もしかして、他の神羅族の誰かが来たんですかね?」
朝起きてすぐの事、神羅城にある次元観測機に何やら反応があり調べてみると、どうやら何者かがこの世界に転移したようだった。最初はリゼのように他の神羅族が来たのかと思っていたが………
玲二「………にしてはこいつ、変な動きしてないか?自然エリアの中をあちこち動いてるみたいだが………」
リゼ「なんというか、直進したかと思えば急に曲がったりUターンしたりを繰り返してますね?」
るる「………玲二君、今調べて見たけど、この反応が曲がったりUターンしてる場所って木だったり岩があるみたい。多分だけどこれ、障害物があるから仕方なく方向転換してんじゃないかな?」
なんじゃそりゃ?つまりこいつは直進しか動けず、障害物があると方向転換を繰り返しているって事か?一回も休まずに?いや、幾らなんでもそんな馬鹿な思考の神羅族がいるとは思えないんだが………
玲二「………兎に角今チャイカとハヤトが調査しに行ってくれてるから報告を待つとするか」
リゼ「えぇ、でも二人とも大丈夫かしら………?」
るる「調べに行って一時間くらいだから、そろそろ何か報告があると思うけど………」
―ウィーンッ―
ミオ「レイさん大変!チャイカさんと加賀美さんが………!」
玲二「ッ!どうしたミオ、何があったんだ!?」
ハヤト達からの報告を待っていると、突如ミオが慌てて部屋に入ってきた。まさか、チャイカとハヤトに何かあったのか?
ミオ「さ、さっき次元反応があった場所に加賀美さん達が向かったんだけど、二人とも見るも無残な姿になって戻ってきて………!」
リゼ「見るも無残な姿!?」
るる「一体どんな姿になっちゃったの………?」
まさかハヤトとチャイカがやられるなんて………しかも聞く限りだと相当ヤバい状況だ。兎に角ミオに二人の元へと案内してもらおう。
リゼ「こ、これは………!?」
るる「な、なんて悲惨なの………!?」
玲二「………確かに悲惨といえば悲惨だが………」
ミオに案内されて玄関に向かうと、其処には………
チャイカ「う、うごごご……は、腹があぁ………!?」
ハヤト「…………………………」
白くてネバネバした何かに覆われ気絶してるハヤトと何故か腹を抑えて蹲っているチャイカがいた。な、なんだこれ?
ミオ「ウチが玄関を見にきた時には、二人とも既にこの状態で………!」
リゼ「それにしても加賀美さんに纏わりついてるこのネバネバしたのって………?」
るる「………これ、多分とろろだと思う。それもかなり粘り気が強いから自然薯とかかも。それによく見たらとろろの中に納豆とオクラも混じってるよ」
玲二「とろろに納豆にオクラ………全部ハヤトが嫌いなネバネバした食べ物か?なんでこんな大量に?」
一体何をしたらこんな事になるんだ?それにチャイカも何故か腹を抑えて苦しそうにしてるし………これはちょこや花那に見てもらう方が早いかもな。
三十分後………
ちょこ「………うん、完全にノロウイルスによる食あたりね。多分だけど何処かで生牡蠣食べて当たったんじゃないかしら?」
るる「生牡蠣?なんでこんな時に生牡蠣食べてたんだろ?」
花那「それは分からないけど、確かチャイチャイって昔牡蠣に当たってからノロウイルスが怖くて牡蠣食べてないんじゃなかったっけ?」
確かに妙だな?こんなタイミングで食べるというのも変だが、何故苦手になった物をこいつは食べてるんだ?ハヤトのネバネバした食べ物といい、チャイカの牡蠣といい、なんか妙だぞ?
るる「………ねぇ玲二君。もしかしてだけどこれ、二人とも次元反応を出してた相手にやられたんじゃないかな?」
玲二「え、次元反応の奴に……?いや、だとしたらなんの為にそんな嫌がらせみたいな事をするんだ?」
ミオ「うーん、でも二人が自分からそんなの食べるとは思えないし、もしかして本当に………?」
……この次元反応の奴、一体何がしたいんだ?真っ直ぐにしか進まなかったり壁に当たって方向転換を繰り返したり、挙句の果てにはハヤト達に嫌がらせのような行動………まるで、
―………キュイィィィンッ……………バシュウゥゥゥゥゥッ!―
『ッ!?』
な、なんだ!?いきなり強い光が!これは、次元転移………ッ!違う、これは時空転移だ!つまり、誰かが別の時代からやって来ようとしている!だとしたら一体誰が……!?
「………ウ~ン………だあぁッ!漸く着いたにぇ〜!」
『……………え?』
………突然光と共に現れた人物を見て、俺達は驚きを隠せなかった。其処にいたのは俺達も良く知っている人物………
『みこ』だったのだ。
みこ?「えっとね〜……………あーーー!玲二、久しぶりだにぇ〜♪やっぱ玲二って昔からずっと格好良いままの玲二やで〜♪」
玲二「久しぶり………?という事はやっぱお前、この時代のみこじゃないのか?」
リゼ「もしかして、こゆきちゃんやロゼ達と同じ時代から来たんですかね?」
みこ?「フッフッフ〜………よくぞ聞いてくれたにぇ!何を隠そうそう!みこはなんと!この時代から3000年後の未来から来たエリート科学者!さくらみこなのであーるッ!!」
……………
…………………………
………………………………………は?
『はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?』
さ、3000年後!?なんだその馬鹿みたいな数字は?!こいつ、本当に3000年後の未来から来たみこなのか!?だとしたらなんでそんな未来から?!
ミオ「ね、ねぇ?貴方ってホントに3000年後から来た未来のみこちなの………?」
みこ?→みこF「そだよ〜、みこは3000年後からやって来たスーパーエリート科学者なのだー!」
ちょこ「あれ?でもみこちって巫女さんよね?しかも計算とか苦手なのに、なんで科学者になってるの?」
みこF「いや〜ほら、みこってば神羅族じゃん?言っちゃえば神様みたいなもんでしょ?そんなみこが神を奉る巫女さんっていうのもどうかと思ったからこよちゃんに頼んでいろいろとけんきゅーとかしてたってわ〜け〜♪」
な、なんじゃそりゃ?……てか、なんでそんな未来のみこがわざわざこの時代に………まさか
玲二「………おいみこ、もしかしてだがお前が来た理由って、この状況に関する事なのか?」
みこF「え、この状況?……ってえぇ!?チャイチャイと社長がやられてる!?て事はもうあいつ動き出しちゃったって事ォッ!?」
花那「あいつ?もしかして、みこさんは社長さん達をこんな目に合わせた犯人を知ってるんですか?」
みこF「え、え~と………実は………」
俺達に問われ、みこは凄く言いづらそうにしながらも事の顛末を話し始めた………
今から3000年後、この時代から計算して5028年。みこ達は新しく作った世界『神羅円環』を中心にいろんな世界を創ってそれぞれが管理するようになったの。その中でみこはこよちゃんの作った世界『ケミカルマヨネーズ』に着いてって一緒にいろいろなけんきゅーをするようになったんだ。ほんとはみこも自分の世界を創ろうと思ったけど、みんなから
「どーせみこちには管理は無理だってw」
なんて言われてムカッときて、それでなんとなく科学者ってかっこいいと思ったからこよちゃんに着いてって、それから他の世界のエネルギーを安定させるけんきゅーや貧困層に充分な食料を届けるけんきゅーを一緒にやっていったの。
そんなある時、こよちゃんが他の神羅族が暴走したり謀反を起こした時用に相手を制圧する為の人造人間を作る事になって、みこもそれを作るのに一緒に開発を進めてたんだけど………
みこF「こよちゃ〜ん、一休みしてコーヒー飲む〜?」
こよりF「おーみこちありがと〜♪」
みこが休憩の為にこよちゃんにコーヒーを渡そうとした時に………
―ズル……!―
みこ、こよりF「「あ………!?」」
―バッシャアァン!―
みこの手が滑ってパソコンの上にコーヒーをぶち撒けちゃったんだにぇ。そしたら………
―……ジ、ジジジ………ジジジジジッ!―
―ウイィィンッ……神羅キラー、起動……―
みこF「はえ!?なんか神羅キラーが勝手に動いてる?!」
こよりF「ま、マズいよこれ!?みこちのぶっかけたコーヒーの所為でケーブルから漏電しておかしな事になっちゃってるよ!?」
―ググググ……キュイィンッ!―
神羅K「……………神羅キラー、起動。対象、目前に二体確認」
みこF「え?え、え~と………こよちゃん、これってもしかしなくても………?」
こよりF「う、うん、間違いなくこよ達を敵認定してるよね………?」
神羅K「目標確認、これより排除します」
みこ、こよりF「「ひ……………ひぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」」
みこF「………んで、そのままみことこよちゃんは神羅キラーにやられて気絶しちゃって、起きたら神羅キラーが何処かに消えちゃってたんだよね。それで調べたらこの時代に転移したのが分かって、その神羅キラーを回収する為にみこが来たってワケ」
リゼ「な、成る程、そういう事だったんですね………でもそれってつまり」
ミオ「オメーがこよりのラボの中でコーヒーぶち撒けたのが原因じゃねーかーーーッ!」
みこF「いふぁいいふぁいぃーーーッ!?ミオしゃいふぁいってえぇーーーッ!!」
あまりにもお粗末な不始末にミオが怒りながら未来のみこの頬を思いっきり引っ張ってる。最初は科学者と聞いて驚いたが、やっぱり3000年経とうがみこはみこのままなんだな?
玲二「つまりチャイカとハヤトが襲われたのはあいつ等の神羅の力にその神羅キラーってのが反応したからなのか」
るる「でもなんでこんな嫌がらせみたいな事したんだろ?神羅キラーっていうからにはもっとこう、核を破壊するとかだと思うんだけど……?」
みこF「そ、それはだにぇ〜、そいつには神羅の核に関する情報をインプットしてなかったんだよ。前にいたЯと違ってあくまで暴走した神羅族を止める為であって神羅族を滅ぼす為じゃないからにぇ。けど、暴走した所為でプログラムがおかしくなっちゃって、相手の嫌いな物で攻撃するっていう変な行動をとるようになっちゃったんだよ………」
成る程、だからハヤトには嫌いなネバネバ、チャイカにはトラウマの牡蠣を使ったって事か。確かに相手を制圧するには有効打………なのか?
玲二「じゃあその神羅キラーを捕まえるのがお前の役目って事か」
みこF「そ、それなんだけどさぁ〜………お願い玲二!一緒に神羅キラー捕まえるの手伝って!あいつみこだけじゃ手に負えないんだよぉ〜!」
ミオ「まぁ確かに、みこちの手に負えるんなら暴走したタイミングでどうにか出来たもんな」
ちょこ「わーミオしゃ辛辣〜」
るる「でもその神羅キラーっていうのを止めないとるる達も大変だよね?」
まあな。もしも神羅族以外にも被害が出たらとんでもない事になってしまう。そうなる前に俺達も神羅キラーを探して捕まえねぇとな。
玲二F「分かった、俺達も強力しよう。ちょこ、花那、お前達はハヤト達の様子を見てやってくれ」
花那「分かりました!皆さん、お気をつけて」
ちょこ「玲二様、頑張ってね♪」
玲二「あぁ、分かってる。それとミオとリゼとるるは俺と一緒に来てくれ。少しでも早く神羅キラーを見つける為にもな」
ミオ「分かったよレイさん!」
リゼ「で、でも神羅キラーってこっちの嫌いな物で攻撃してくるんでしょ?私、嫌いな物多いからヤダなぁ〜………」
るる「でも誰かが止めないと被害が広がっちゃうし、嫌がってる場合じゃないよリゼ様」
玲二「るるの言う通りだ。確かにキツい戦いになるかもしれないが、それでもやるしかないんだ。それじゃあ、早速向かうぞ!」
みこF、ミオ、るる『おぉーーー!』
リゼ「おぉ〜………」
神羅キラーを捕まえるべく、俺達は奴が彷徨いている自然エリアへと向かっていった。一体どんな奴なんだろうな?
―自然エリア―
玲二「……どうやらこの辺りにいるみたいだな?」
ミオ「それにしてもこの神羅キラー、本当に単純な動きしかしてないみたいだね?真っ直ぐ進むか障害物に当たったら迂回するしかしてないし」
みこF「それはまだプログラム組んでる途中だったからね〜。バトル以外は殆ど最低限の動きしかコマンド入れてなかったのが不幸中の幸いやで」
自然エリアへとやって来た俺達は二手に分かれて神羅キラーを探していた。反応から見るにおそらくこの辺りにいる筈なんだが………
「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」」
『ッ!?』
な、なんだ!?今の叫び声………リゼとるるか!?まさか、神羅キラーが現れたのか!?
俺達は急いでリゼ達の叫び声が聞こえた方へと向かって行く。すると………
玲二「こ、これは……!?」
ミオ「うわぁ……!?」
みこF「これは、かなりヤバいで……!?」
其処にいたのは………
生クリーム塗れになって口にもホイップクリームを突っ込まれている悲惨なリゼの姿があった。クリームはリゼの嫌いな物の一つで、大量に摂取された所為か顔を真っ青にして白目を剥いて気絶してしまってる。
玲二「まさかこんなに大量の生クリームをかけられるとはな………」
みこF「ウ~ン、でもこれはこれでなんだかえっちくて良いにぇ〜♪」
ミオ「おい、おっさんが出てるぞみこち。でもそうしたらるるさんは何処に―ゴオォォォォォォォッ!―………え?」
るるの姿が見えず辺りを見回していると、突如何かが急速に動くような轟音が上空から聞こえ、そのまま上を見上げると………
―ゴオォォォォォォォォォォッ!!―
るる「……………………………」
巨大なフリーフォールタイプの絶叫マシーンに乗せられ泡を吹きながら気絶しているるるがいた。
玲二「こ、これは、るるの嫌いな絶叫系のアトラクション。それもその中で一番嫌いなフリーフォールタイプだ……」
ミオ「るるさんって意外と絶叫系のアトラクション苦手だって言ってたもんね……」
みこF「ていうか神羅キラーって食べ物以外の嫌いなもんでも攻撃してくるんか……?」
いや分かってなかったんかい?ったく、兎に角今は二人を助けないと………いや待て、この感じ………間違いない、近くに何かいる!まさか、神羅キラーか!……………って
神羅K「………新たな目標確認。神羅の力、三体」
玲二、ミオ「「え……………
す、すい(ちゃん)ッ!?」」
俺達の目の前に現れたのは、何時も見ている俺達の家族であるすいの姿だった。ま、まさか、あれが神羅キラーだというのか!?どう見てもすいにしか見えねぇぞ!?
みこF「あー!玲二、あいつが神羅キラーだにぇ!」
玲二「いやいやいや!?あれが神羅キラー!?なんですいの姿してんだよ!?」
みこF「フフン、やっぱキラーマシンと言えば星街が一番似合うと思って、こよちゃんと一緒に星街の姿をコピーして作ったんやで!」
ミオ「うわぁ、すいちゃんが聞いたら絶対キレそうな理由だなぁ……」
ま、まさかすいの姿をしてるとは予想外だったが……兎に角!神羅キラーが見つかった以上さっさと倒して捕まえないとな!
神羅キラー「………バトルモード、オン。フィールド、展開」
―ウイィンッ!ガシャンッ!―
ッ!これは、バトルフィールド!?成る程、あくまでガンプラバトルを通じて倒すって事か。なら!
玲二「そっちがその気なら、こっちも本気でやってやるよ!行くぞ、ミオ!」
ミオ「うん!いこう、レイさん!」
みこF「おー!二人とも頑張れ〜!みこはガンプラ持ってきてないから此処で応援してるで〜!」
俺はシンラガンダム、ミオは量産型νガンダムをセットしてバトルの準備を完了する。さぁ、どっからでも掛かってこいッ!
続く………
ホロライトfile05
神羅族は、必ずしも世界を管理しなければならないワケではない。
次回………
神羅キラーの駆るアンチガンダムの攻撃。それは、玲二とミオをこれまで以上に苦しめていく!はたして、この苦しい攻撃を攻略出来るのか!?
EP115
『嫌がらせも大概にしろ!』
はい、という事で未来から暴走した神羅キラーとそれを追ってきたみこち登場!相手の苦手なもので攻撃するという嫌がらせみたいな戦い方だが、玲二達はどうなってしまうのか……?次回もまったりと待って頂ければ幸いです、ではまた!