皆さんは今月発売したアリュゼウス買いましたか?自分はまだ量産型νガンダムしか作れてませんが、かなりパーツ多くて大変ですね……(^_^;)
今回は未来から来たチルドレン達のお話です。流石に全員は難しいですが、今後もちょくちょく未来の子供達を出していければと思ってますのでよろしくお願いします(^_^)
ザアァーーーー……………!
咲「………雨、止まへんなぁ」
美兎「仕方ないですよ、今週は農家の人達の為に雨を降らせないといけないんですから」
ザーザーと雨が降るホロライト。この国は魔術と科学のハイブリッド技術のお陰で自由に天候を変更出来、今日は農家の作物の為に雨を降らせているという事だ。
そら「でも日本にいた時と違って天気は確定だからある程度は前もって準備出来るのはありがたいよね」
フブキ「ですね〜。まぁ今日は久々に皆オフなんですからゆっくりしてましょうよ♪」
降りしきる雨を眺めながら温かいお茶を啜るフブキ。玲二は首相の仕事の為に不在だが他の皆はオフが重なった為にこうしてリビングでのんびり過ごしているようだ。
楓「美兎ちゃーん、そろそろお昼やから子供達呼んできてくれへん?」
美兎「お、もうそんな時間なんですね?それじゃあ美宇ちゃん達を呼びにいきますか」
フブキ「あ、なら私も一緒にいきますね。一人だと皆呼ぶの大変ですから」
お昼ご飯の時間になったので子供達を呼ぶ為にキッズルームに向かう美兎とフブキ。神羅城を増改築した際にキッズルームをリビングの横にしたので一分も掛からず部屋の前に辿り着いた。のだが………
―ウィーンッ―
美兎「みんな〜、お昼ご飯の時間です……よ………?」
―プラーンッ……―
美兎、フブキ「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!?児童集団首吊り自殺うぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!?」」
なんと、扉を開けると其処には白い布で身体を覆い紐で吊るされた子供達の姿があった。まるで首を吊ってるように見える子供達に思わず叫んでしまう美兎とフブキだが………
―クルッ―
美宇「んー?まま、どーしたのー?」
―ズゴオォォーーーッ!―
吊るされた子供達は何事もないかのように振り向き、美兎とフブキは思わずずっこけてしまった。
美兎「み、美宇、あなた達何してんの………?」
美宇「あめふってたからみんなでてるてるぼうずごっこしてた〜」
『あーしたてんきになーれ〜♪』
キャッキャと笑いながらてるてる坊主の歌を歌い揺れるチルドレン。
美兎「そんなアホな遊びやめなさいッ!危ないしみんな首吊ってると思ってびっくりしたじゃない!?ほらもうご飯なんだからさっさと降りなさい!」
美宇「はーい」
―ウィーンッ―
母親に叱られ美宇達は渋々ワイヤーのように紐を下げて降り、スポッと布から出てきた。てるてる坊主というよりまるでミノムシみたいである。
フブキ「え、自動で紐が下がるとかどんな技術なの?というよりどっからこんなもの用意したのさ……?」
ふゆき「ひよちゃんがつくってくれたの〜♪」
ひより「ぶい〜♪」
美兎「なんでこんな物を五歳児が作れるのさ………?」
へんてこながらもハイスペックな発明をするひよりに驚きつつも呆れる美兎とフブキであった。
『ごちそうさまでした〜♪』
皆でお昼ご飯を食べ終え、リビングでは一部の子供達がおねむ状態になりそのままお昼寝に入る中、再びお茶タイムを始めるフブキ達。
フブキ「ふぃ〜………やっぱり子供達が多いと大変ですよね〜」
楓「せやなぁ。フブちゃんとそらちゃんなんて『ちゆき』ちゃんと『りく』ちゃんが産まれてから余計に大変やもんなぁ」
そら「うん、でもみんな良い子だから毎日がとっても楽しいよ。ねーりく〜♪」
りく「う〜?」
そらの腕の中でちっちゃな手をぱたぱたさせている銀髪の赤ちゃん『りく』。この子は今年産まれたばかりでまだまだ母親に甘えん坊である。
ちゆき「あ、あう、あうあうぅ〜」
ふゆき「まま〜、ちゆがリンゴジュースのみたいって〜」
フブキ「はいはい、今あげますから待っててね〜」
フブキも新しく産まれた娘の『ちゆき』に哺乳瓶に入ったリンゴジュースを飲ませていく。嬉しいのかちゆきは手をぱたぱたさせながらゴクゴク飲んでいる。
フブキ「それにしても、この間の神羅トワの件があったきり相変わらず平和ですね〜」
美兎「そうですね〜。まぁ、Raidersの件もありますけど、あいつ等大っぴらな事は殆どしないから今のところは大丈夫ですしね〜」
ドタバタしながらも平和な日々が続きすっかり落ち着いた佐々木家。こんな平和がずっと続けば良いのに………そう思っていたら……………
―ドタドタドタドタ……ッ!―
楓「………あれ?なんの音や?」
そら「あ、もしかしてそろそろかいり達が学校から帰って来たのかな?」
フブキ「………でもこゆきやかいりちゃんにしては足音大きくない?」
何やら廊下から誰かがこちらに走って来ている足音が聞こえてきた。最初はこゆきやかいりが小学校から帰って来たと思ったが、明らかに足音の大きさが子供ではなく大人のものだった。そして………
―ウィーンッ―
「だからパパと結婚するのはこゆからって言ってるのが分からないのこのもっちり妹ッ!」
「そっちこそ!自分が姉だからって何でもかんでも優先されると思うなこの変態狐姉ッ!」
『え………!?』
扉が開くと其処から二人の女の子が啀み合いながらドタドタと入ってきた。一人は何度か見た未来のこゆきだったが、もう一人の少しふくよかな女の子は初めて見る娘だった。
フブキ「こ、こゆき?なんであんたまたこの時代に来てんの!?」
こゆきF「聞いてよママ!美宇ってばパパと結婚するのは私が先とか言ってるんだよ!?パパの娘で一番最初にパパと結婚するのはこゆって決まってるのに!」
「何言ってるのさ姉さん!私はずっとお父さんの近くにいるんですから私が最初に結婚するのが妥当でしょうが!」
咲「?な、何を言っとるんやこの子達……?」
美兎「というよりそっちのふくよかな娘は美宇なんですね……?」
子供達が見てるのにも関わらず未来からやって来たこゆきと未来の美宇が言い合いを続けていく。これにはフブキ達も唖然として見るしかなかった。
そら「と、取り敢えず聞いた感じだと、二人とも玲二君と結婚しようとしてるって事、だよね……?」
こゆきF「そう!漸くママ達も観念してパパとの結婚を認めてくれたから誰が最初に結婚するってなったら皆して私が一番とか言うんだもん!一番は実の娘第一号のこゆに決まってるじゃん!」
美宇F「なーにが第一号ですか!それを言ったら此処最近私がお父さんと一緒にいる機会が多いんですから私が一番最初なのは当然でしょう!」
こゆきF「何が仕事だよ!?自分の痴態晒すのにパパを巻き込むなこのぽっちゃり変態ASMR配信者ッ!」
美宇F「ぽっちゃりとか言うなッ!オメーだって殆ど引き篭もってガンプラばっか作ってるでしょうがこの引き篭もり喪女ッ!」
ギャーギャーと啀み合う姉妹に呆れてしまうフブキ達。どうやら話を聞く限り未来の玲二達が折れて親族婚を許してしまったようだが、その中で誰が一番最初に玲二と結ばれるかで争ってるらしい。
フブキ「あーもう、何時かこうなるとは思ってたけど遂に折れちゃいましたか………」
美兎「………それで、なんで二人はこの時代に来たのですか?まさか、また玲二さんの護衛の為にとか?」
美宇F「違いますよ。今日は私達皆大型連休に入ったという事でこの時代に遊びに来たんです。こゆき姉さんがなんか欲しいガンプラがあるっていうので」
こゆきF「そうだった!ねぇママ!この国にまだアリュゼウスってある!?」
フブキ「あ、アリュゼウス?確かまだホロプラにあった気が「ホント!?ありがとママッ!」って、行っちゃった………」
フブキの言葉を最後まで聞かずにリビングから去っていくこゆき。どうやら『アリュゼウス』を求めてホロプラに向かったようだ。
『HG アリュゼウス』
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ―キルケーの魔女―』に登場するペーネロペーの訓練機MS。コアとして『量産型νガンダム』を搭乗させた異形のMSであり、本機は原作である小説版閃光のハサウェイには登場しないオリジナル機体となっている。
美宇F「こゆき姉さん、次の作品はハサウェイの三機を使ったレジンアートにするって言ってたんですが、アリュゼウスが私達の時代じゃかなりのプレミアム価格になっちゃって手に入らないんですよねぇ」
そら「だからこの時代に来たんだ?」
咲「そんじゃあ美宇ちゃんはこゆきちゃんの付き添いで来たワケやな?」
美宇F「いえ、私達は他のみんなと一緒に休暇を満喫しに来ただけですよ」
楓「へぇ、そうなん………ん?他のみんなって、この時代に来たのあんたらだけやないんか?」
美宇F「えぇ、今日は他にも沢山来てますよ。今頃神羅城内を回ってるんじゃないですかね?」
その頃………
刀也「あーもう、何回やっても電流なんて慣れっこねーよ!」
ハヤト「まぁ剣持さんだけ電流未だに効きますしね?」
晴「社長なんて神羅族になってから余計に耐性ついちゃってるもんね」
湊「てか耐性どころか帯電してんじゃね?」
ろふまお塾の収録を終えて自分達の部屋に戻ろうとするROF-MAOメンバー達。何時も通り後は部屋に戻ってゆっくり休むか配信の準備等をしたりするのだが………
「ん?おー、ROF-MAOのみんなじゃん。懐かし〜」
『え……………ッ!!?//////』
突如後ろから声を掛けられ四人が振り向くと、其処にはニュイにそっくりな女性がバスタオルで髪を拭きながら缶ビールをグビグビ飲んでいた………
………
ハヤト「ななな………ニュイさん!?貴方一体何考えてるんですか?!///」
刀也「確かにだらしない部分があるとは思ってたけどこれは予想外過ぎるだろ!?///」
「ん〜?………あ、なるほど、ミュウの事、ママと間違えてるんだ?」
晴「へ?み、ミュウ………?ミュウってもしかして………」
湊「ニュイの娘の、ミュウ!?なんでお前大人になってんだよ!?」
なんと、全裸で缶ビールを飲んでた女性はニュイの娘であるミュウだった。
ミュウF「あー、言っとくけどミュウはこの時代のミュウじゃないから。こゆ姉ちゃん達と一緒に未来からこの時代に遊びに来たってワケ」
ハヤト「未来のミュウさん!?そ、そう言えば三年前の戦いでも未来から来た玲二の子供達がいましたが………」
晴「ってそんな事はどうでも良いって!なんでミュウちゃん裸で彷徨いてんのさ?!///」
ミュウF「なーに○貞みたいに狼狽えてんのさ?その歳なら女の裸くらい見た事あるでしょ?」
四人が気まずそうに狼狽えているのに対しミュウは相変わらず涼しい顔で缶ビールを飲み干していく。
ハヤト「そういう問題じゃないでしょう!?早く服着てくださいって!///」
ミュウF「え〜?でもミュウ、普段から家の中で服着ないんだよね〜。けど良いじゃん、こんな美女の裸見れるなんてラッキーでしょ♪」
刀也「見れてラッキーじゃねーよ!?大体なんで裸見られて平気なんだよ?!///」
ミュウF「そんなん見たけりゃ見れば良いじゃん、別に減るもんじゃないし。それにこうしてれば何時かパパに抱いてもらえるかもだし♡」
自分の胸を持ち上げ妖艶な笑みを浮かべるミュウ。その姿にROF-MAO達は困惑してしまう。と、其処に………
「あー!もうミュウってば、また素っ裸で廊下彷徨いてんの!?」
『え?』
ミュウの後ろから黒髪の女の子が少し怒った様子でやって来た。ぱっと見ひまわりが髪を染めたように見えるが………
ミュウF「おーサニィ、もうママ達と会ってきたの?」
サニィF「会ってきたけどそうじゃない!此処はサニィ達の時代じゃなくて過去なんだよ!幾ら神羅城の中だからって素っ裸で彷徨いたらみんなびっくりするじゃん!」
ミュウF「え〜?でもミュウ、服着てると胸が押さえられて苦しくてやなんだけど〜」
サニィF「だからって他の人もいるのに羞恥心なさ過ぎ!パパにもやめなさいって何度も怒られてるでしょ!ほら早く着替えるッ!」
ミュウF「ちぇ〜、は~い」
黒髪の女の子、未来のサニィに怒られたミュウは渋々魔法で服を呼び出し即座に着替えていく。流石に玲二の事を出されると言う事を聞くらしい。
サニィF「加賀美さん達、ごめんなさい。うちのバカミュウが痴態を晒してしまって」
ハヤト「い、いえいえ、それはもう良いんですけど………」
湊「てかお前、サニィなんだな?なんか髪染めたひまちゃんかと思ったわ」
サニィF「でしょでしょ〜♪みんなからもママそっくりって褒められてるんだ〜♪」
晴「それにしても、なんでサニィちゃんとミュウちゃんがこの時代に来てんの?もしかして旅行?」
サニィF「そーそー、みんなで長期休暇の間過去に行って遊ぼうって事になったからこうして遊びに来てるんだ〜♪多分他のみんなも今頃神羅城の中でいろいろしてると思うよ」
その頃、キッズルームでは………
「はーいみんな〜!今日はぴりかお姉ちゃんと一緒に遊ぶにゃ〜♪」
『はーい♪』
子供達がおかゆに似た黒髪の女の子と一緒にワチャワチャと追いかけっこをして遊んでいた。この子はそう、名前を聞いて分かる通り未来から来たおかゆの娘のぴりかである。
おかゆ「それにしてもぴりか、大人になってもその語尾は残ってるんだね?」
ぴりかF「にゃはは〜、まかろんの語尾はなくなってるのにぼくの語尾は未だに健在みたいだにゃ〜」
まかろんF「まーは小学生くらいにはわんって言わなくなったけど、ぴーかって昔から猫っぽいのが抜けんからな〜」
まかろん「わうぅ〜♪しっぽもふもふ〜♪」
皆が追いかけっこをしている中で小さいまかろんをあやしているのは未来から来たまかろんだ。ころねにそっくりながらも髪の毛はストレートヘアーになっているのが特徴である。
ころね「ホントに綺麗に育ったね〜♪でもなんかこおねよりも大人のお姉さんっぽくて嫉妬しそうだわ〜」
まかろんF「まーね〜♪こー見えてもまーはモデルもやっとるでな〜♪」
ぴりかF「まーちゃんはストイックだから妥協なんてしないんだにゃ〜」
見せつけるようにポーズを決めるまかろんに軽く嫉妬してしまうころね。どうやら未来ではまかろんはモデルもやっているようだ。
おかゆ「それじゃあぴりかも他に仕事したりしてるの?」
ぴりかF「ううん、ぼくは新生ゲマズしか仕事やってないにゃ。他の仕事してたらのんびり出来ないにゃん」
ころね「確か新生ゲマズってふゆきちゃんとマオちゃんとぴりかちゃんとまかろんの四人だっけ?」
まかろんF「えっとね〜、最近は其処に佐伯イッテツさんが加入したよ〜♪」
ぴりかF「まーちゃん、それ唯のエイプリルフールネタだにゃあ〜………」
おかゆ、ころね(………え?なんで佐伯イッテツ………?)
子供達と遊びながらそんな他愛もない会話をするおかゆ達とぴりか達であった。因みになんで佐伯イッテツかというと、どうやらまかろんが個人的に推してるらしい。
そんな未来の子供達が皆と交流を深めている中、神羅城の中庭で何やら怪しげな人物がこそこそと忍び込んでいた。
「あ、アニキ?本当に大丈夫なんですかね?此処ってホロライトの首相の豪邸っすよ?バレたらタダじゃ済まない気が………?」
「ばーか!お前らなんの為にRaidersに入ったんだよ!?お前らをバカにした連中を見返す為だろ!此処にはあの化け物レベルの連中が作ったガンプラが沢山ある。それを使えばもうお前らを雑魚呼ばわりしていた奴等に二度と舐めた口利かせないように出来るんだぞ!」
「だ、だけどこれって不法侵入っすよ?こんなのバレたら俺らマジでヤバいんじゃ………?」
「大丈夫だって!いざとなればバトルしてあいつ等を黙らせれば良いだけなんだからよ!そんじゃあそろそろ入るぞ………!」
どうやらこの三人はならず者集団のRaidersのようで、目的は神羅城に保管されてあるガンプラを盗もうとしているらしい。こんなの玲二にバレれば一発でお陀仏になるだろうが、生憎玲二は仕事で此処にいない。このまま他の誰かが気づかなければ誰かのガンプラが盗まれてしまうかもしれない………が
「あれ〜?ねぇリナ、こんな人神羅城に住んでたっけ?」
『ッ!?』
三人の後ろから声が聞こえ、恐る恐る振り向くと、其処にはヒメヒナに似た二人が三人を物珍しそうに見ていた。
「うーん………リナ、こんな人達知らないなぁ〜。パパのお友達とかかな?」
「そうだとしたらなんでこんなこそこそしてんの?………もしかしておじさん達、泥棒とかじゃないの?」
「あ、いや、えっと、その………!?」
「ど、どどど、どうするんすかアニキ〜!?このままじゃ俺ら全員捕まって牢屋行きっすよ〜!?」
「お、落ち着けお前ら!見つかるのは承知の上だったろうが!こうなったらこいつらを倒してとっととずらかるぞッ!」
「「お、応ッ!」」
女の子二人に見つかった三人は急いでGWRBを取り出し、そして何故か変なポーズを取り出す。
「何度倒れようともめげる事はない!不屈のベルツリーッ!!」
「素早くないが力はある!鈍足のマウンテンブックッ!!」
「稼ぐ為にも負けられない!銭ゲバのホースフィールドッ!!」
「我ら!Raiders最強のバトラーッ!」
『漆黒の翼ッ!!』
「「……………はい?」」
いきなりワケの分からないポーズをする三人に女の子二人は思わず唖然としてしまう。
ベルツリー「フッ決まったぜ………!」
マウンテンブック「流石っすアニキ!奴らあまりの恐ろしさに動けないようですぜ!」
ホースフィールド「へへ、俺らに見つかった事が運の尽きのようだなぁ?さぁ、さっさと倒してやるよぉッ!」
意気揚々とバトルする気の三人。だが、それとは逆に女の子二人は完全に冷めた目で三人を見ていた。
「………ねぇユメ、確かRaidersって昔パパに迷惑掛けてた厄介バトラーの集まりだよね?」
「うん、たしかそうだったと思うよ〜」
「だよね~。じゃあ………通報しとく?」
「オッケー♪」
『ちょおぉいッ!!?』
容赦なく通報しようとする女の子達を慌てて止めようとする三人。思ってた反応と違う事に相当焦っている様子である。
ベルツリー「ちょいちょいちょい!?なんでいきなり通報しようとしてんだよ!?お前らそれでもバトラーかよ?!」
「いやいや、ユメ達今自分のガンプラ持ってきてないし。それに………」
ベルツリー「そ、それに……なんだよ?」
「わざわざ理由もないのに相手の土俵で戦うワケないじゃん」
『うぐッ!?』
ストレートなド正論パンチを受けたじろぐ三人。確かに不法侵入してるこいつ等のバトルを受ける理由なんてこの女の子達には全くないだろう。
マウンテンブック「ど、どうしますアニキ〜!?このままじゃ俺ら警察に連行されますって〜!」
ベルツリー「う、うぐぐ………あーもうこうなったら仕方ねぇ!お前ら、ずらかるぞッ!!」
ホースフィールド「えぇ!?ちょ、待ってくださいよアニキィ〜!」
通報される前に此処から逃げようと外に繋がる通路へと走り出す三人。しかし、其処に………
―ドッガシャアァンッ!―
『うわあぁッ!?』
通路の死角から誰かが出てきて、タイミング悪く衝突してしまった。しかも、死角から出てきた子が持っていた箱が地面に落ち、その上にベルツリー達が倒れ箱を潰してしまったのである。
ベルツリー「いってて………なんなんだ急に「おいテメェ……!」………へ?」
こゆきF「テメェら、何処のどいつか知らねぇけど何してくれとんじゃ?パパ以外の男に触れられただけでもムカつくのに、こゆがやっと買えたアリュゼウスを、それもプライベート用と作業用どっちもダメにしやがって………テメェら、覚悟は出来てんだろうなあぁッ!!?」
『ヒイィィィッ!?』
そう、ベルツリー達がぶつかったのは運悪く大の男嫌いなこゆきだった。しかもぶつかった衝撃でこゆきが買ったアリュゼウス二箱が三人の下敷きになりぐしゃぐしゃになってしまい、彼女の怒りが最高潮にまで達してしまっていた。
こゆきF「………装着」
―キイィンッ!ガシャンッ!ガチャッ!ガッキイィィンッ!!―
こゆきの怒りの声と共に左右に巨大なランナーが現れ、パーツが切り離されるとそのままこゆきの両腕に装着され、一回り太いゴッドガンダムのようなゴツい腕と変化していった。
ベルツリー「ヒイィッ!?な、なんだよそれ―ガシィッ!―グェッ!?」
こゆき「テメェらみたいなゴミ屑がこの神羅城にいる事自体が不愉快だ………どっか飛んでいけえぇぇぇぇぇッ!!」
―ブオォォォォンッ!!―
『うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………ッ!!』
―ビュウゥゥゥゥ……キラーンッ!―
ゴツい腕に掴まれたベルツリー達はそのまま何処かへと投げ飛ばされそのままお星さまとなっていった。投げ飛ばした後こゆきはすぐに武装を解除し急いでボロボロのアリュゼウスを回収していく。
こゆきF「あうぅ〜、こゆのアリュゼウスがぁ〜………」
「こゆ姉ちゃん、大丈夫〜?」
「あっちゃ〜、これは見事にぐちゃぐちゃになっちゃってるね〜………」
ボロボロになったアリュゼウスを抱いて泣いてるこゆきの背中を優しく擦る女の子達。もうお気づきだろうが実はこの二人、未来のヒメヒナの娘のユメとリナである。二人は中庭でのんびりしていたところで先程のベルツリー達を見つけたようだ。
ユメF「ほらお姉ちゃん、ママ達がもうすぐパパが帰ってくるって言ってたから部屋に戻ろ?」
リナF「そうそう、パパならその壊れたアリュゼウスも元に戻してくれるよ♪」
こゆきF「ぐすっ……うん」
ユメリナに慰められながら部屋に戻っていくこゆき。その後、帰って来た玲二にお願いしてアリュゼウスは元に戻り、こゆきは嬉しさから玲二に飛びつくが、其処でフブキに止められ最早見慣れた親子喧嘩が始まるのであった。
玲二「………それにしても、まさかRaidersが神羅城に忍び込もうとするなんてな」
フブキ「ホント、物騒になってきちゃいましたね」
ヒナ「それにしても、ユメが言ってたベルツリーって名前………なーんかどっかで聞いた事ある気がするんだけどなぁ〜?」
ちょこ「ヒナちゃんも?実はちょこもどっかで聞き覚えがあるのよね〜?」
玲二「………確かに昔そんな奴がいたような気もするが………まぁ思い出せないのなら大した奴じゃないだろ。取り敢えず暫くの間は神羅城の警備を強化するとしよう」
『はーい』
侵入者の名前に聞き覚えがあるものの、結局思い出せずこの話は此処で終わるのであった。そしてその頃………
ベルツリー「おぉーーーい!誰かぁ!本当にいねぇのかーーーッ!?」
マウンテンブック「いやいるワケないっすよアニキ、さっき調べたけど此処無人島っすよ?」
ホースフィールド「おーいアニキ〜、山本〜、取り敢えず魚捕まえたから食べましょうよ〜」
マウンテンブック「お、馬場ナイスっす〜♪ほらアニキも魚食いましょうよ〜」
ベルツリー「呑気に飯食ってる場合か!あーもう!誰でも良いから助けてくれぇーーーッ!」
こゆきに投げ飛ばされ、気づけば何処かの無人島へと漂流したベルツリー達。その後、彼等が救助されたのは三日後の事であった。
ホロライトfile04
次元艇を使えば過去と未来を自由に行き来出来る。ただし、歴史を大きく改変するような事があれば強制的に元の時代に戻される。
次回………
神羅城に突如現れた女性……それはなんと、三千年後のみこだった!彼女曰く、最強の神羅キラーが暴走し玲二達の時代にやって来るという!
EP114
『暴走!?神羅キラー!』
次回、なんだか不穏な雰囲気を醸し出してますが……………先に言っておきます、次回は完全ギャグ回です(^_^;)