ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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本当はもっと早く書けた筈なのに、気がつけば一ヶ月近く経ってました………最近疲れ過ぎてやる気が出ませんが、取り敢えず頑張って行こうと思います。

今回は料理回!何時ものメンバーがいない中で、一体どんな料理が出来るのか……?最後まで見て頂ければ有難いです!


EP116『クッキング・パニック』

梅雨が明け、これから夏到来となるホロライト。その中心部である神羅城では、最大の危機を迎えていた………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フブキ「料理担当が、全滅しちゃいましたあぁーーーッ!?」

 

 

『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?』

 

 

フブキをはじめとする皆がショックを受けて項垂れている。というのも現在神羅城での料理担当のメンバーが全員神羅風邪になってしまい、現在別世界で隔離中になっているのだ。そして玲二もちょこやルイ達の看病をする為に向かった為、現在この城での料理担当が完全に不在状態なのである。

 

シオン「一応料理出来ない事はないけど、圧倒的にデリバリーしてる方が多かったからなぁ〜………」

 

ラミィ「しかも神羅城に移ってからは余計に料理なんてしてなかったからまともに料理なんて出来るか不安だってぇ~………」

 

美兎「どうします?いっその事デリバリーで注文するとか………」

 

楓「そんな事したら莫大な量になるで?特にまつりちゃんやひまちゃんとかアホほど食うし」

 

神羅城には現在子供達を含めて100人以上住んでいる。そんな場所にデリバリーなんて無茶である。普通に断られるのが目に見えるだろう。

 

はあと「フッフッフ………それじゃあ仕方がないわね!このはあちゃまが特別に料理を『それは止めて!?』なーんでぇ〜!?」

 

こゆきF「うぅ〜、こんな時優斗がいれば良かったのにぃ〜!?」

 

ユメF「今優斗くんタイミング悪く未来に帰っちゃってるからね〜………」

 

ふゆきF「おまけに神代家も旅行に行っちゃってるから頼れないし………」

 

運悪く神代家も旅行に行ってしまい、優斗も未来に戻ってしまった所為で頼れる人がもういない。こうなったら自分達で作るしかないのだが、残っているのは普段まともに料理しないメンバーだけである。

 

アキ「一応アキロゼは料理出来る方だけど、ちょこ先生達みたいに大量になんて作った事がないから不安だわ………」

 

ぼたん「あたしもラーメンくらいしか作れないしそんな大量に作った事ないからなぁ………」

 

フブキ「でもやるしかないよ!このままじゃ皆飢え死にしちゃいましからね!」

 

こゆきF「飢え死にはしないけど………お腹空くのは嫌だからやっちゃいますか!」

 

『オォーーーッ!』

 

食事が出来ないのは流石に辛い為、自分達で料理をする事になった佐々木家。はたしてどうなってしまうのだろうか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、隔離世界では………

 

玲二「………取り敢えず経過としては回復に向かってるが、皆後三日は休まないとな」

 

ちょこ「ゴホッゴホッ……玲二様、看病させちゃってごめんなさいね………」

 

神羅風邪による被害を減らす為、ちょこ達は玲二の作ったシェルターの個室でそれぞれ看病を受けていた。

 

みしろ「ご主人様のお陰でなんとかお互い干渉せずに済んでおりますが………みしろ達料理番が揃って風邪になるとは………」

 

ニュイ「仕方ないわよ、神羅風邪は何時発症するか分からないんだから………コホッ!」

 

玲二「取り敢えず今は回復する事を優先した方が良い。下手に考え過ぎると治りも遅くなる可能性があるしな」

 

ルイ「そうだけど………皆ご飯とか大丈夫かしら………?」

 

いろは「ゴホッゴホッ!だ、大丈夫だと思うでござるよ………最悪カップ麺とかある筈だからそれ食べてもらえば………ゲホッ!ゴホッ!」

 

玲二にはゆっくり休めと言われるも、普段料理をしている自分達がいなくなって神羅城は大丈夫なのかと心配するちょこ達だった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして場所は戻って神羅城、フブキ達が料理を作っていた………のだが

 

フブキ「出来ました!名付けて白上家特製マグマ鍋です!暑い時には辛くて熱い料理を食べるのが良いんですよ!」

 

おかゆ「ね、ねぇフブキちゃん?これ何入ってるの……?」

 

ころね「痛ッ!?顔近づけただけで目と鼻が痛いいぃぃぃッ!?」

 

まずフブキが最初の料理を出したのだが………目の前に出された鍋は真っ赤を通り越して赤黒く、辺りには半端ない激辛臭が広がっていた。少し離れている子供達すらギャン泣きする程である。

 

まつり「流石のまつりでもこんなの食べれないってぇ!?」

 

祭華「びゃあーーーーッ!!」

 

食べるのが大好きなまつりと祭華ですら避ける程の激辛臭が部屋中に広がっていく。

 

こゆきF「えー、美味しいのに?ねーちっちゃいこゆ♪」

 

こゆき「ピリ辛でおいしいの〜♪」

 

ふゆき、ふゆきF「うまうま♪」

 

ちゆき「うー♪」

 

スバル「って、平然と食ってるし!?………もしかしてこれ、思ったより辛くないのか……?」

 

スバルが恐る恐る一口スープを飲んでみる。しかし………

 

 

スバル「◎△$♪×¥●&%#?!」

 

 

あまりの辛さに悶絶して気絶してしまった。

 

ルーナ「しゅばあぁぁぁ!?」

 

ノエル「すばちゃーーーん!?こんなの興味本位で食べるなんてぇーーー!?」

 

カケル「かーちゃんしっかりしてーーー!?」

 

気絶したスバルを心配して駆け寄るルーナ達。そしてスバルの口は赤紫色に腫れていた。

 

ヒナ「え〜、でも美味しいけどね〜?」

 

ラミィ「うん、ちょっと辛めだけど食べれなくはないよ」

 

ポルカ「こっちも普通に食べてるし!?」

 

ヒメ「そういやこの二人も激辛好きだったよね……」

 

激辛好きである一部のメンバーは食べれはしているが、やはり全員が食べれるようなものじゃないので却下された。

 

 

 

 

 

続いては未来から来たちょこの娘、しょこらが調理をしようとしていた。しかし、何故か魚やタコ等の魚介類とデカめの中華鍋を持って中庭に出ていた。

 

あやめ「え……しょ、しょこらちゃん?一体何をする気だ余……?」

 

しょこらF「勿論料理よ♪しょこが腕によりをかけて作ってあげるんだから♪」

 

ロボ子「外で油を入れた中華鍋に捌いた魚……ま、まさかこれって……!?」

 

そしてしょこらは魚を持ち上げ、大きく深呼吸し………

 

 

 

しょこらF「炎の神よおぉーーー!この食材達を、美味しくしたまえぇーーーッ!」

 

 

 

咲「え!?何やいきなり!?」

 

美兎「こ、これってもしかしなくてもあれなんじゃ……!?」

 

 

 

しょこらF「いくぞおぉーーーッ!油へぇ………ポーーーンッ!!」

 

 

 

なんと、しょこらは魚達を躊躇なく油の入った鍋に投げ入れていった。

 

―バシャアァッ!ボワアァァッ!!―

 

しょこらF 「うぎゃあぁぁ!?熱っちいぃぃぃぃ!!」

 

魚達が入り油が跳ねて引火し火柱が出来る。近くにいたしょこらは思わず転んでしまった。

 

マリン「うわやっぱこれ油鍋じゃん!?うわ懐かし!」

 

るしあ「いやいや!油鍋って何なの!?」

 

楓「昔よ○この濱○さんが無人島生活をしていた時によくやっとった料理やな………」

 

パトラ「あーしも昔何かで見た事あったけど、しょこらちゃんよく知ってるよねこれ?」

 

そう、しょこらが作っていたのはかつて伝説のバラエティーと呼ばれた番組の企画にあった無人島生活でとある芸人がやっていた料理とは言い難い料理だった。実を言うと、しょこらは母親であるちょこと違って料理がド下手くそなのである。

 

しょこらF「此処に塩を、バッ!バッ!と!」

 

メル「しょこらちゃんかけ過ぎだって!?そんなにかけたらしょっぱくなるよ!?」

 

莉々華「へぇ、こんな料理方法あるんだ………やってみようかな?」

 

らでん「やったらダメだって!?こんな力士の塩まきみたいにしたら塩分過多で倒れちゃうけん!」

 

結局しょこらの料理は食べれないという事でなくなく処分された。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次に作られたのはココのステーキ………なのだが………

 

ココ「ほーらさくら、じゃんじゃん火を吐け〜♪」

 

さくら「おぉ〜♪」

 

さくらF「おっしゃあ!どんどん燃やせぇーーー!」

 

―ゴオォォォォォォォッ!―

 

中庭でさくらと未来のさくらによって巨大なドラゴンステーキが焼かれていた。ざっと見る限りだけでも200人前はありそうである。

 

かなた「ちょっとココ!?どっから持ってきたのさこんなの?!」

 

ココ「前に天界行った時に捕まえた野生のドラゴンの肉だ!ウメェぞ〜♪」

 

ももか「たのしみ〜♪」

 

トワ「いやこんなデカいの火入れるだけでも日が暮れるわ!!」

 

ルーナ「というかこれココちゃ達共食いになるんじゃねーのら?」

 

結局その後、なんとか小分けにしてそれぞれ焼いていったが、出来上がる頃には深夜になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フブキ「ぜ、全然上手くいかない………ミオ達って普段からこんなに大変な思いしてたんだ……!?」

 

クロ「私達も料理出来ないワケじゃねぇけど、流石にこれはきつ過ぎる……!?」

 

あれから幾つか料理を作ってみたが、まともに食べられる物はかなり少なかった。お陰で子供達がお腹を空かせてしまって泣いちゃってしまっている。

 

そら「どうしよう………このままじゃみんなお腹空かせちゃう………」

 

アズキ「でもアキちゃん達が作ってくれてる量じゃ少ないし………」

 

お腹が空いて子供達が泣きじゃくってしまい、どうすれば良いか分からず戸惑ってしまう皆だった………しかし、その時

 

 

 

「全く、だらしないわねママ達」

 

『………え?』

 

リビングにサングラスをかけた金髪の女の子が入ってきた。その姿ははあとそっくりだが髪はポニーテールに纏めている。

 

「やっとこの時代に来れたから来てみたけど、本当に効率悪い事してるんだから」

 

はあと「え、えっと………貴方もしかして………こころ?」

 

「あら、意外とすぐに分かったのね?ママ」

 

そう言いながらサングラスを取ってニヤリと笑う女の子。そう、やって来たのは未来から来たはあとの娘のこころだったのだ。

 

こころF「もう、本当にちょこママ達がいなくなるとすぐこうなるんだから………少し待ってなさい、すぐに作るから」

 

メル「え!?こ、こころちゃんが作るの………!?」

 

ロボ子「だ、大丈夫?はあちゃまの料理の事考えたら不安なんだけど………?」

 

こころがエプロンを羽織りキッチンに向かうが、皆ははあとの料理レベルを知ってる所為で娘のこころも同じじゃないかと心配してしまう。けど………

 

こゆきF「大丈夫だよママ達、こころなら問題ないから♪」

 

フブキ「え?で、でも………?」

 

ふゆきF「大丈夫、だってこころちゃんは………」

 

そう言いながらこゆきとふゆきはキッチンの扉を開けて見せる。すると………

 

―カカカカカカカカカカカカカカカカッ!―

 

唯華「早!?何やあの包丁捌き!?」

 

―ジュウゥゥゥッ!ガッ!ガッ!―

 

楓「も、物凄くテキパキしとる………!?」

 

こころはキッチン内をテキパキ動きながらいろんな料理を作っていた。味付けも目分量だが適当にやっている感じはなく、味見をしながら調節している。

 

はあと「み、未来のこころって、こんなにも料理出来るの……?」

 

こゆきF「こころは料理がド下手なしょこらに代わってちょこママからいろいろ料理を学んでいたからね」

 

ふゆきF「多分だけど、チルドレンの中では一番料理が上手いと思うよ」

 

あまりにもテキパキとした動きに、皆は思わず唖然としてしまっている。そして………

 

こころF「はい、出来たわよ」

 

リビングのテーブルには大量の料理が並べられていく。どれもこれも美味しそうな物ばかりである。

 

ラプラス「こ、これが未来のこころの料理……!?」

 

まつり「はあとちゃんの娘なのに此処まで出来るなんて……!?」

 

はあと「ちょっとまつりちゃん!それどういう意味よ!?」

 

こころF「ママ達、喧嘩しなくて良いから早く食べちゃって」

 

料理を作り終えエプロンを畳むこころ。既に料理の前には子供達が集まり美味しそうに食べている。

 

こころ「おいちーの〜♪」

 

こころF「フフ、良かったわ♪沢山食べなさいよ、ちっちゃな私。それにみんなもね」

 

『はーい!』

 

フブキ「………確かに美味しい………!?」

 

そら「味付けとかもちょこ先生とそっくり………!」

 

みこ「はあちゃまクッキングとは大違いだにぇ……!?」

 

はあと「ちょっと!みこちまで酷いわよ!?」

 

子供達だけでなくフブキ達も料理を食べてその美味しさに驚愕していた。

 

こころF「全く、そもそも無理して作らなくてもカップ麺とか冷食もあったでしょうに?」

 

『あ………!?』

 

こころに言われ、カップ麺や冷食の存在を思い出すフブキ達。

 

フブキ「そ、そうじゃん?普通にカップ麺や冷食でなんとかすれば良かっただけじゃん………」

 

おかゆ「何時もミオちゃん達が作ってくれるからすっかり忘れてた………」

 

こころF「はぁ、やっぱりそういう事だと思ったわ。まぁ作るのは嫌いじゃないし、パパやちょこママ達が帰ってくるまでは私が作ってあげるわ」

 

はあと「ほんとに!?じゃあはあちゃまも一緒に「ママはキッチンに入って来ないで」なぁーんでだよおぉ〜ッ!?」

 

こうして少しの間、こころが料理番となってご飯を作ってくれる事となった。そのお陰で子供達も皆泣き止んでくれ、神羅城では落ち着きを取り戻したのであった………

 

 

 

 

 

 

それから数日後、俺は風邪が治ったちょこ達を連れて神羅城へと帰ってきた。どうなるか心配だったが、未来から来たこころのお陰でなんとかなったみたいだな。

 

みしろ「こころちゃん、本当にありがとうございます。お陰で助かりましたわ♪」

 

こころF「別に良いわよ、料理自体は好きだからね」

 

ちょこ「でも本当に助かったわ〜♪それにしてもこころちゃんが料理上手なんて意外よね?」

 

玲二「確かにな。なんで其処まで料理が上手くなったんだ?」

 

玲二がそう言うと、こころがしかめっ面になって答える。

 

こころF「………だって、ママのあんな料理見てたらこうなったらダメだって思うじゃない?あんな料理食べさせられそうになった子供の頃は本当に恐ろしかったわ………」

 

(………あー、納得だわ……)

 

こころの理由に納得する俺達。どうやらこころははあとを反面教師として見て育ったようだな………

 

こころF「じゃ、ライブも近いから私はそろそろ帰るわね。じゃーね〜パパ、ママ達〜」

 

こころはそう言って外に停めてあった次元艇に乗って未来へと帰ってしまった。なんか、はあとと違ってドライな奴だな……?

 

 

こうして神羅城での食事問題はなんとか解決するのであった。その後、激辛鍋や巨大ドラゴンステーキを作ってたとしたフブキとココは玲二からこっぴどく叱られるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ホロライトの役所では………

 

「はいこれ、よろしくね」

 

「え?こ、これって……?」

 

「またRaidersの起こしたトラブルの一覧だ。対処出来るように資料を纏めてくれ」

 

「え……でもこの量、とても定時に間に合わないんじゃ…………?」

 

「すまないな、今日も残業になりそうだ。取り敢えず急いで資料を纏めよう」

 

「………高収入で定時上がりが出来ると思ったから入ったのに………これじゃあ休めないじゃないのぉーーーッ!!」

 

ホロライトの役所ではRaidersによる事件対処の為の資料がまとめられていたが、一人の受付嬢が辛そうに叫んでいたのであった……………

 

 

 

 

 

ホロライトfile07

佐々木家の料理スキルは、必ずしも子供にそのまま受け継がれるとは限らない。

 

 

 

 

次回………

 

ホロライトに蔓延るRaiders。それに対する苦情が役所にも押し寄せていた。そんな中、夜な夜なRaidersを狩る謎のバトラーの噂が……?

 

EP117

『残業したくないから狩る』

 

 

 

 




はい、という事で料理回でした!やっぱりこういう日常の方がのんびりとして良いかもですね。

次回はRaiders関連の話!ゲストキャラも出る予定です!ではまた!
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