今回はコラボ番外の後編です!最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
マリアの力によって異世界から黄泉桜という奴がやって来た。黄泉は自身の力で元の世界に帰れるのだが少しこの世界を観光するという事で玲二達と共にホロライトシティという街に案内されたのだが、その上空ではMS同士の激しいバトルが繰り広げられていた!
ガンプラウォーズなる異世界のゲームに興味を持った黄泉は自分もそのゲームに参加すると意気込み玲二達の御用達の店、ホロプラへと向かうのであった。しかし、その街の丘からフブキに似た謎の男がホロライトシティを眺めている事を、玲二達はまだ知る由もなかった!……とさ。
「……いやなんでキングオージャーの冒頭みたいなナレーションしてんだよ?」
「いやぁ、なんか何時もとちょっと違った感じのオープニングにしてみたくてな♪」
いや人の小説で何をしてんだよこいつは?…………そして俺は今何を考えてた?なんだよ小説って?
「それで、何時になったらガンプラが決まるんだよ?もう結構時間が経ってるぞ?」
「あーそれな?いやさ、実際にガンプラをこうやって見ると種類が豊富でどれにすれば良いか悩んじゃうんだよなぁ?」
まぁそれは分かる。機動戦士ガンダムが始まってガンプラが出来てから既に40年以上が経ち、今ではHGだけでも千以上の種類が存在する。勿論現在販売されている物はそれより少ないがそれでもかなりの数がある事には変わりないからこっからお気に入りを探すのはなかなか難しいだろうな?
「けどそろそろ見つけないと、組み立ても考慮すると今日やる時間がなくなってしまうぞ?」
「それは困るな、なら早く決めないと「おいコラ黄泉桜ぁッ!」ゲッ!?」
!?な、なんだ?!いきなり後ろから怒鳴り声が聞こえたけど……ッ!?ふ、フブキ?!いやフブキにしては声が低いし、よく見たら喉仏もある!?もしかして、こいつはさっき黄泉が言ってた……!?
「お、おぅ龍我……こ、こんな所で会うなんて奇遇だなぁ〜?」
「なぁにが奇遇だなぁだ!?テメェ戦いの最中に急に消えやがって!?こちとらあの後大量のセイレーンに追われてめんどくさかったんだぞ!!」
「い、いやぁそれは申し訳ないとは思ってるけど、こっちもちょっと色々と事情があってな……」
やはり、こいつは黄泉が言ってたフブキの姿をした龍我って奴か。にしても確かに顔立ちはフブキそっくりだが声と喉仏と……あと胸がないのを見ると本当に男なんだなこいつ?ってそんな事より他のお客さんの迷惑になるからさっさと止めないとな。
「お、おいその辺で止めてもらっても良いか?他のお客さんに迷惑がかかっちまうからさ」
「あ?なんだテメェ?もしかしてテメェがこいつをこの世界に連れ込んだのか?」
うわぁめっちゃ機嫌悪そうだな?そりゃ話を聞く限り戦ってる最中に急に仲間が飛ばされたんだからそりゃ迷惑だよな。
「それについては本当に申し訳ない。俺の娘が誤ってあんたの仲間を呼んでしまったんだ。戦ってる最中のあんた達に迷惑をかけてしまって申し訳ない」
「…………まぁ確かにいきなりこいつが消えてびっくりしたが別に苦戦とかはしてねぇから今回はもういいわ。ってそういやまだ名乗ってなかったな?俺は深海龍我っていうんだ」
「俺は佐々木玲二だ、よろしくな」
俺はフブキそっくりな男、龍我と握手を交わすが…………
(…………この男、やはり人間でも獣人でもない。それにこいつから感じる禍々しい力……黄泉の感じを見る限り悪い奴ではなさそうだが、気を抜かない方が良さそうだな)
(…………こいつ、見た目こそ普通の男だが人間とは思えねぇ程の力を秘めてやがるな?今はまだ俺達程ではないにしろ、この力が解放されたら俺ですら危ういかもしれない。警戒するに越した事はなさそうだな……)
この龍我という男から感じる力に思わず警戒してしまったが……それは向こうも同じようで顔は笑っているが明らかに目が疑っている感じがする。まあ向こうが何か怪しい事をしなければこちらからは何もしないから今は普通に交流するとしよう。
「……それで?黄泉桜は俺達の世界に戻りもせず一体何をしてたんだよ?」
「あーそれな。いや実はめちゃくちゃ面白そうなゲームをやろうと思ってたんだけど、そのゲームやるのにガンプラが必要でどのガンプラ買おうか悩んでたとこなんだよ」
「ガンプラぁ?なんだよそりゃ?まさかガンプラ同士で戦わせるとかじゃねーよな?」
「そうそう、そのまさかだよ。さっきプレイ画面見せてもらったがかなり迫力があって面白そうでな。折角来たんだからこれやってから帰ろっかなって思ってガンプラ探してたんだがなかなか好みに合う機体が見つかんなくて今も探してる最中だったんだよ」
「……ほう」
……お?黄泉が説明すると龍我も興味を持ったのか近くにあったガンプラを手に取りじっと見てるな。
「どうだ?もし良かったらお前もガンプラウォーズやってみるか?」
「良いのか?けど俺ガンプラなんて前世含めて今まで一回も作った事ないんだが?」
「あ、そういや俺もだわ」
おぅマジか?まあこの世界では今ガンプラがブームになってるけど別の世界でもブームになってるとは限らないもんな?だとしたらレンタル品でも貸してやろうかな?
「あ、レイくーん!黄泉さんのガンプラ決まりましたか……ってあれ?」
「どうしたフブキ?そんなとこで立ち止まって……あん?誰だこいつ等?」
『ぱぱ〜♪』
お、そんな事を言ってたらフブキがクロと子供達を連れてやってきたな。マリンは配信があるから先に帰ったけど代わりにモデラーの仕事をしていたクロと合流していたようだ。そしてクロが何か持ってるところを見ると新しい展示用ガンプラでも持ってきたようだな?
「お、フブキさん……と黒いフブキさん!?」
「いや違うな、こいつは……そうだ、白上フブキがネタ枠で演じてるクロとかいう子だったか?」
「あ?誰がネタ枠だ?それと私をこんなアホと一緒にすんな」
「ちょっとクロちゃん人の事アホ呼ばわりしないでよぉ?!」
へぇ、他の世界だとクロはフブキが演じてる存在なのか?まあこの世界でもクロが極稀にフブキの代わりに配信に参加してたりするけど未だに同一人物だと思ってる奴もいるくらいだからそれくらい二人が瓜二つって事なんだよな。
「こらこらクロ、こちらは異世界からのお客さんだ。ところでクロは新しい展示用ガンプラでも持ってきたのか?」
「ああ、これは玲二が絶対に喜ぶと思って今回はかなり気合入れて作ってみたんだ♪ほぼフルスクラッチだったから半年以上掛かってしまったがな」
へぇ、どれどれ……おぉ!?これは『ELSクアンタ』か!それにこれは『ダブルオーライザー』!どっちも作りが細かくて本当に製品としてありそうな出来栄えだ!
『HG ELSクアンタ』
『劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-』に登場した刹那・F・セイエイが搭乗していたOOクアンタが変化した機体。クアンタムバーストし装甲がパージされた処を地球外生命体ELSによって新たな装甲を得た姿であり、その為その姿はガンダムどころか全てのMSと比べても異質である。劇中では最後に登場した程度だったが、他のゲーム等では圧倒的な力を見せつける事が多い。
『HG ダブルオーライザー』
『機動戦士ガンダムOO』のセカンドシーズンに登場した刹那・F・セイエイの機体。GNドライブを二つ要したダブルオーガンダムの出力を安定させる為のサポートとして造られたオーライザーと合体した姿であり、これにより通常時は勿論トランザム状態でも安定して戦う事が出来るようになった。
「フフン!クアンタをベースにはしてるがほぼほぼフルスクラッチしたからかなり時間が掛かったが漸く納得出来る物が仕上がったんだ!どうだ玲二、前にELSクアンタが欲しいと言ってたから頑張って作ってみたぞ♪」
「ああ、これは凄いな。わざわざ俺の為に作ってくれて嬉しいよ」
「本当に格好良いですよね〜♪構造やカラーリングの所為でガンプラでの発売がなかったからこういう現物を見れるだけでも嬉しいですねレイくん♪」
確かにこういう特殊な所為でキット化出来ない機体が改造機として見れるのは嬉しいよな。これでガンプラウォーズで戦ってる姿とか見れれば最高だし……そうだ!
「なぁ龍我、黄泉。折角だからお前等この機体使って参加したらどうだ?」
「え、良いのか?だってそれ展示する用のじゃねぇのか?」
「あぁ、俺も実際に動くELSクアンタを見てみたいからな。なぁクロ、一回だけ使わせてもらってもいいか?」
「ああ別に構わんが、これは玲二や皆の為に作った作品だからな。慎重に扱ってくれよな?」
「こゆもみたーい♪」
「ふゆも〜♪」
「くろこも〜♪」
うん、クロの許可も得たし、子供達も見たがっているから二人には是非この機体を使ってもらおう。
「おぉ!だったら俺このダブルオーライザーっていうの使ってみたいぞ!龍我はそのクアンタってのを使いなよ♪」
「あぁ、なら遠慮なく使わせてもらおう」
そういって黄泉はダブルオーライザーを、龍我はELSクアンタを手に取り機体を眺めていく。けどクロの奴、機体を渡す前にちゃんと手袋を渡してる辺りはやはりしっかりとしているな。
「それじゃあ今の内にエントリーをしとけば後三十分くらいで参加出来るからそれまで暫く待機だな」
「あぁ、これは今から楽しみだな龍我♪」
「そうだな、偶にはこういうのも悪くはない」
うん、喜んでいるようで何よりだ。さて、今回のイベントは……成る程、これはまた特殊なイベントだな?でもまあ楽しくやれそうではあるからきっと大丈夫だろ?それまで二人に機体のスペック確認もさせておかないとな。
三十分後……
ーピンポンパンポーンッ……お待たせしました。深海龍帝様と黄泉桜様、並びに漢坂権三郎様、4番ゲートへとお進みくださいませ ー
「お、どうやら準備が整ったようだな?」
「おっしゃあ!この世界でも俺達の強さを見せつけてやろうぜ龍我ッ!」
「あぁ、思いっきり暴れさせてもらうぜ!」
おーおーヤル気マンマンだな?だが相手はどうやらシルバーランク5、もう少しでゴールドランクに昇格出来そうな程までの実力者だ。使うのはクロの手掛けたハイクオリティ機体とはいえ果たして何処まで戦えるのかね?
「おん?どんな奴が相手かと思えば、まさかのコスプレイヤーとはな」
「あ?なんだこのゴツいおっさんは?まさかこいつが俺達の相手か?」
「しかも誰がコスプレイヤーだっての?俺達は普段からこの格好だわ」
「何!?まさかの男だと?!男のクセにそんな女装みたいな格好をしよってからに!その腑抜けた根性、この漢の中の漢ッ!漢坂権三郎が叩き直してくれるわッ!!」
うわぁなんだあの筋肉ムキムキのマッチョは?しかも古臭い番長スタイルな格好してるし。しかも発言も古臭くて差別的と言われても仕方ないぞ?
「うわむさ苦しッ!?こういう奴ホントに苦手なんだよな……」
「あぁ、折角初めてのゲームで相手がこれって……まあ良いさ、シルバーって事はそこそこやり込んでいるだろうし相手にとって不足はないさ」
「だな。んじゃ早速、始めていくとするか!」
お、どうやらもう始まるみたいだな?さて今回のゲームはどんなのだったかな?
※此処からは龍我の視点でお送りします。
「おぉ~……スゲェ、まるで本物の海みてぇだ!?」
「あぁ、この海の質感に波の音、まさに俺達が普段見ている海そのものだ!」
スゲェな、これが異世界のゲームグラフィック技術の進歩か!?こんなのを楽しめるなんて、この世界の皆羨まし過ぎるぞ!
「で、今回はどんな勝負なんだ?取り敢えず敵を倒すとかか?」
「あぁ、ちょっと待っててくれ……今回のバトルは『フィッシングバトル』といって指定された
「はぁ?魚を穫るゲームぅ?なんでそんなのをガンプラに乗ってしなきゃいけねぇんだ?」
「あぁ、それなら普通のフィッシングゲームと変わんな…………おいちょっと待て?なんか下にいねぇか?」
ゲームのグラフィックとゲーム内容を見てて気づかなかったが、今俺達の真下の水面に何か巨大な影がゆらぁと動いていたんだが……おいおいまさかこれって……!?
ーザッパアァァンッ!ー
「なぁ!?な、なんだこいつ?!」
「で……デッカイ魚ぁッ!?」
そしてその影は浮上し俺達の目の前に姿を現した!こ、これが魚だってのか?!
ーガコンッ!ガシャンッ!ー
「へ、変形したぁ!?」
「もしかしてこいつもガンダムなのか!?」
なんか魚がいきなり変形してガンダムになったんだが!?こんなガンダムもいんのかよ?!
『HG マーメイドガンダム』
『機動武闘伝Gガンダム』に登場したネオデンマークのパイロットハンス・ホルガーが駆る機体。その魚のような見た目から察せれる通り水中戦を得意としておりフィッシュモードでは水中を素早く且つ長距離を移動出来る。今回はみしろがエントリーグレードのガンダムをベースにプラ板やパテを駆使して作成している。
「へッ!それならこいつをやっつければ良いって事だろ?ならさっさと仕留めてやるぜ!」
黄泉はそう言うとダブルオーライザーとかいうガンプラの腰にマウントしている剣を構えて魚ガンダムに向かって攻撃を仕掛けていく。すると
ーザクッ!……チュドーンッ!ー
「…………は?」
「い、一撃?なんか随分あっけないような……?」
な、なんか一撃加えただけであの魚ガンダムあっさりと倒されたんだが?なんだか随分と拍子抜けのような気もするが、取り敢えずこれで黄泉にポイントが…………ハァッ?!
黄泉桜
-1P
「ハアァッ?!なんで俺のポイントが増えるどころかマイナスになってんだよ!?これってバグかなんかか?!」
黄泉のポイントが加算されずむしろマイナスにされている!?これは一体……?!
「カァーカッカッカッ!これだからド素人は愚かなのだ!この勝負はあくまでもマーメイドガンダムの捕獲!その捕獲対象を撃破してしまえばペナルティを受けるのは当然であろう!」
「な、なんだと!?」
「……成る程、撃破は捕獲した事にはならないのか」
「当たり前であろう!これだからド素人はなっとらんのじゃあ!よぉーく見とけ!これが海の漢の漁じゃあいッ!!」
ーザッパアァンッ!ー
ッ!?な、なんだ!近くの水面からまた別のガンダムが浮上してきた!?しかもよく見たらあのガンダム、銛みたいなのであの魚ガンダムを捕まえてるぞ!?
『HG アトラスガンダム』
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場した一年戦争後に登場した機体。水中戦も想定して開発されたが試作装備が優秀だった為に実質陸空海全領域対応型の機体に仕上がっている。今回はバックパックに数本の銛を装備している敵機捕獲仕様となっている。
「獲ったどおぉぉぉぉッ!ウゥオォリャアァァァァァァッ!!」
ーブオォンッ!ザッパァンッ!ー
権三郎
1P
しまった!?先手を打たれてしまった?!クソ、俺達も早く捕まえないと!
「いくぞ黄泉!まだこの下に大量にいる筈だから根こそぎ捕獲していくぞ!」
「お、おう!要領さえ分かればこっちのもんだ!」
俺達は急いで水中へと飛び込み水中にいる魚ガンダムの捕獲を試みる。黄泉の言う通り要領さえ分かれば俺達だって!
数分後……
龍帝
-4P
黄泉桜
-9P
権三郎
35P
「だ、ダメだ、捕まえられねぇ……!?」
「どんなに出力を弱めても一撃で倒れてしまう……!?」
「カァーッカッカッカァッ!やはりド素人よのう!力づくでどうにかなるほどこの勝負は甘くないのじゃいッ!」
クソッ!全然上手く仕留められねぇ!どんなに力を弱めて攻撃しても一発で破壊されてしまうし、その間に奴がどんどん魚ガンダムを捕獲してしまう!チィッ!経験不足なのは承知だがなんでこうも差が開いてしまうんだよ?!
と龍我は愚痴っているがこれには幾つか理由はある。
まずこのミッションに配備されたマーメイドガンダムはどれも貧弱に設定されているのだ。その装甲の脆さは威嚇用の武器でさえ当たれば致命傷になるほどである。
次にこのミッションにおいて二人が使用している機体が不向きである事だ。というのもこの二人が使う機体、ELSクアンタとダブルオーライザーは出力が高過ぎる為にどの武器で攻撃しようとマーメイドガンダム達は全て一撃で仕留められてしまうのである。
そして最後に権三郎の使用する機体、これが権三郎が高得点を得られている要因だ。権三郎は本来のアトラスガンダムが装備している武装は全て外しワイヤー付きの銛のみで挑んでいるのだ。これならマーメイドガンダムを撃破せず且つ捕縛したまま指定エリアまで運ぶ事が出来るのだ。更にこのマーメイドガンダムの中には金のマーメイドガンダムも混じっておりこれを捕獲すると10Pと高得点を得られる為、権三郎はこれらも積極的に捕えていたのである。これらの要因が重なりに重なり、現在龍我達はピンチに陥ってしまっている。このままでは龍我達に勝ち目はないだろう。
「さあ残り時間も僅か!最早儂の勝利は確定したも同然じゃあ!カァーカッカッカ!」
「チィ、あの野郎好き勝手言いやがって……!」
「だがこのままだと負けは確定してしまう。何か手はないのか…………ん?」
……なんだ?今何か海の底で光ったような気が……いや、気のせいじゃねぇ!?何かが海の底で動いている!あれは………ッ!?
「おい黄泉!あれを見てみろ!」
「え?あれって…………ッ!?な、なんじゃこりゃあ?!」
俺達が見たもの、それは…………海の底で虹色に輝く魚ガンダムが優雅に泳いでいる姿だった!これは間違いなくレアなヤツに違いない!
「よっしゃあ!おい龍我!なんとしてでもあれをゲットするぞ!」
「ああ!けどおそらく強さはさっきまでの魚ガンダムとなんも変わんねぇ筈だ。下手に手を加えたらまたやっつけてしまうかもしれねぇ……」
さっき金の魚ガンダムを捕まえようとした時も一発弾が当たっただけでやられてしまったからこいつ等に色によって強さが変わるとかはないんだろう。ならどうやってこの虹色魚ガンダムを水上に運ぶか?何か手はないのか……ん?なんだこのクアンタムワープってスキルは?ぱっと見だと移動スキルみたいだが………?
「…………あぁもう考えてても仕方ない!此処はもうこのスキルに賭ける!クアンタムワープ、発動!」
ーキュイィィィンッ!ー
一か八かでスキルを発動させると俺の乗ってるガンプラの背中から生えてたビットみたいな物が分離しそれが大きな円を描くと俺のガンプラと虹色魚ガンダムを包むように降りていき……
ーバシュウゥンッ!ー
「なッ!?なんだとぉッ!?」
「おぉ!?水上にワープ出来た!」
なんといつの間にか俺は虹色魚ガンダムと一緒に自分の指定エリアまでワープしており虹色魚ガンダムも無事に捕獲する事に成功したのだ!そしてその得点は……!?
深海龍帝
100P
ーWINNER 深海龍帝ー
なんと脅威の100Pだった!それと同時にゲームが終了しこの勝負は俺の一人勝ちで終わったのであった。
「くうぅッ!この儂が最後に逆転を許してしまうとは!?だがこの漢坂権三郎!勝負の結果は潔く認めようッ!次は必ずや貴様等を纏めて倒して見せるぞぉッ!!」
ゲームが終わって漢坂とかいう男は素直に負けを認め勇ましい立ち振る舞いのまま店を後にしていった。にしてもまさか最後に逆転するとは驚きだったな?
「貸してくれて有難な、めっちゃ楽しかったわ」
「俺も負けちまったが久々に楽しめたぜ!またプライベートでも遊びに来させてもらうぜ♪」
「そうか、それなら作った者として嬉しい限りだな。だが今思ったが最初からクアンタムワープ使えば圧勝してたんじゃないのか?」
「あ、確かにそうだね。けど流石にそれはチート過ぎるから調整されると思うな」
そうだな、流石に強力過ぎたり有利過ぎるスキルはクエストによっては制限掛けないといけないからこのクアンタムワープもこうしたミッションでは一度きりとかに設定しとくか。まあELSクアンタは今のところこれしかないから急ぐ必要はなさそうだがな?
「よーし、それじゃあ俺達もそろそろ元の世界に帰るとしますかね?」
「それは良いけど向こうに戻ったら皆に謝れよ?お前いなくなった後の後処理押し付けられて皆カンカンに怒ってたからな」
「ゲッ!?そりゃねーよぉ〜……」
…………なんか申し訳なくなってしまうな?まあ其処は俺達の責任だし謝罪用のお菓子も持たせたからそれで勘弁してほしい。
「そんじゃ俺達はそろそろ帰るわ。また暇が出来たら遊びに来るからな」
「この世界も気に入ったし、また近い内にでも遊びに来るわ。じゃそういう事で、またな♪」
「あぁ、また何時でも来てくれ。その時は歓迎するよ」
「じゃあ皆さんさようなら〜♪」
『ばいばーい♪』
そして帰る時間となり龍我と黄泉は自らゲートを開き元の世界へと戻っていった。にしても不思議な奴等だったな。
こうして異世界からやって来た来訪者達との交流は幕を閉じた。そしてそして玲二と龍我、二人の物語はまた再び別々の道を歩むのであった。
ーfinー
ーオマケー
「……なぁ明石、ガンプラとかって置いてないか?」
「にゃ?ガンプラだなんて珍しい、作るのかにゃ?」
「まあな、それでガンプラはあるのか?」
「うーん……あ、これとかどうかにゃ?」
「……なんか違う気がするが、まあこれでもいっか」
ガンプラが気になり明石の商店で買おうとするも其処で龍我が買ったのはパチモンの『モビルフォースガンガル』なのであった。
はい、という事で玲二と龍我の異世界交流でした!この度はコラボしていただき大変有り難かったです!コラボして頂いたリア・ユグドラシル様有難うございました!m(_ _)m
そして今夜23時にも本編を更新しますのでまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
リク・ユグドラシル様の方の小説の後半も近い内に投稿されるとの事なのでそちらもよろしくお願いいたします!