登場人物
玲二 スバル ちょこ ルーナ ぼたん ロボ子 るしあ わため
コント『墓参り』
―墓場―
ス『……あれ、スバル何で此処にいるの?ってか此処何処だ?』
玲「………スバル」
ス『あ、兄ちゃんだ。それにちょこ先にルーナにぼたんちゃんも、皆してどうしたんだろ?今日皆でコラボ配信だっけ?』
玲「スバル……どうして死んでしまったんだよ!」
ス『死んだ?!え、スバル死んだの……てか何この幽霊みたいな格好!?あ、もしかしてそれスバルの墓?!』
ル「うぅ、しゅばぁ……」
ちょ「スバル、いくら何でも早すぎるわよ……」
ぼ「スバル先輩、もっと一緒に遊びたかったです……」
ス『み、皆、スバルの為に………ってよく見たら何で全員蝶ネクタイなんだよ?!え、喪服じゃないの?!何で墓参りにタキシードで来てるのコイツ等!?』
ル「しゅば、ルーナはしゅばのツッコミが好きだったのら。でも……電信柱につっこむ事なかったのら!」
ス『いや突っ込み違いも甚だしいわ!え、スバル電信柱に突っ込んで死んだの?!何があったんだよスバルの身に!?』
ちょ「本当にびっくりしたわよ………まさか人間ハンマー投げしただけで死んじゃうなんて」
ス『お前か犯人!?何、スバルの事ブン回して投げてそれでスバル電信柱に当たって死んだの?!最悪の死に方じゃん!?』
ぼ「スバル先輩……せめて貸した二千円返してから死んでほしかったです」
ス『いや最低かお前!?ぼたんちゃんにとってスバルは貸した二千円以下か?!』
玲「スバル、今日はこれだけしか集まれなくて済まないな。本当は皆で来たかったんだが、皆それぞれ外せない予定があってな」
ス『あ、そうなんだ?でも確かに急に死んじゃったから都合なんて合わないッスよね』
玲「ショッピング行ったり遊園地行ったり部屋でゴロゴロしたりして忙しいって皆断られたんだよ」
ス『前言撤回じゃ何が予定だよ!?皆遊ぶ方優先してるじゃん!しかも最後なんて予定でも何でもねーじゃん!!』
玲「でも安心してくれ。皆で折半してくれて花を買ってきたからな」
ス『あ、花あるんだ?良かった、本当に皆無関心だったらどうしようかと思ったけど』
玲「んじゃちょこ、ぼたん、こっちに持ってきてくれ」
ちょ・ぼ「「はーい」」ドサッ!
ス『ちょい待てそれお祝い花じゃねーか!?しかも新装開店とかでよくあるでかいヤツ!死者を弔うのにそんなお祝い事のヤツ持ってくんじゃってよく見たら祝・大空スバルの墓建設って書いてるし!墓建てるのを祝うんじゃねぇ!』
ル「それとこれはルーナ個人の花なのらぁ~」コトッ
ス『おいお前これカリフラワーじゃねーか!?確かにフラワーって付いてるけど野菜だ、ってもう一つに関してはブロッコリーじゃん?!最早花関係ねーよ!』
ちょ「あ、そうだ。今日はね、スバルの大好きだった物沢山持ってきたわよ♪」
ス『あ、ホントに?なんだかんだちょこ先優しいなぁ』
ちょ「ほらこれ、スバルの好きなオレンジジュースよ」
ス『おぉー、ホントにスバルの好きな物だぁ♪ちょこ先ありがとねー♪』
ちょ「はい、たーんとお飲み~♪」ドボドボドボドボッ
ス『いやかけるなかけるな!水差し代わりにオレンジジュースかけるな!墓ベットベトになるし蟻依ってくるわ!』
ぼ「それとこれ、この間スバルが美味しいって言ってたモンブラン、一緒に置いとくね」ベチャッ
ス『ちょっと待て墓の上に雑な直置きすんなって形崩れてなんかウ○コみたいになってるじゃん!?それとしれっと呼び捨てにしやがったなコイツ!?』
ル「ルーナからは今までの思い出の写真をシールにしたからあげるのら~♪」ペタッペタッペタッ
ス『墓に直で貼るんじゃねーよ!何だよスバルがルーナにキスしてたりハグしたりの写真……って後半に関してはお前が兄ちゃんとデートしたり○○○中の写真ばっかりじゃねーか!何だ嫌みか?!』
玲「良かったなスバル、皆お前の事大事に思ってくれてるぞ」
ス『大事に思ってるんだったらこんな事しねーだろ!?何だこのきったねぇ墓?!』
玲「だから頼むから化けて出てこないでくれよな?」
ス『言い方!なんだ化けて出てくんなって?!こんなん100%化けて出てやるわ!』
玲「………でもなスバル。やっぱり俺も皆も、まだお前が死んだ事を受け入れられてねぇんだ」
ス『え………?』
玲「なんとか皆でスバルを生き返らせれないかって、色々方法を探したんだ」
ス『そ、そうだったんスか……?』
玲「其処で漸くお前を蘇生させる方法を見つけたんだ。だから今日、この場でお前を蘇生させる」
ス『兄ちゃん……で、でもどうやって蘇生させるんスか?』
玲「よし、ロボ子とるしあ、そしてわため早速始めてくれ!」
ロ・る・わ「「「はーい♪」」」
ス『え、ロボ子先輩にるしあにわためいたの?ってか何を始める気だ?』
ロ「このロボ子が用意したアンドロイド『なんちゃってすばるん6号』にるしあのネクロマンサーの力を注ぐ事でスバルをこの世に呼び戻すんだよ~♪」
ス『何そのオカルトと最新技術のコラボ!?ってか何なんちゃってすばるん6号って、1号から5号はどうしたのさ?!』
る「それじゃ早速始めるのです!わため、準備はいい?」
わ「いつでもやれるよるーちゃん♪」
ス『え?一体何するつもりなのこの二人……?』
る・わ「「ヘイ!ヘヘイ!タンバリン倶楽部!アイツの明るさサンシャイン♪ヘイ!ヘヘイ!タンバリン倶楽部!スバルの寝顔は大魔界♪」」
ス『翌日タンバリン倶楽部じゃねーか!!てゆーかスバルの寝顔そんな酷くねーよ!』
る「あ!力が段々高まってきたよ!」
わ「ほんとぉ?それじゃあラストスパートだね!せーの!」
―~♪HEY!~~♪HE・HEY!~♪HEY!~~♪HE・HEY!―
ス『いやお前それツー○イザーだろ?!確かにタンバリンっぽい武器持ってるけど!?』
る「きたきたきたぁッ!!甦りやがれスバルうぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!」
ス『いやなんだ甦りやがれって!?しかもお前まで呼び捨てかい!』
―ドゴオォンッ!!―
ちょ「な、何今の爆発?もしかして失敗しちゃったの……?」
る「いいえ、成功しました!ほら、スバル先輩が立ってます!」
ス『……え?ちょっと待って、スバルまだ此処にいるんだけど?』
玲「す、スバルなのか…………?」
す「………スバルでヤンス」
ス『嘘つけえぇぇぇぇッ!!おいちょっとるしあ、全然成功してねーじゃん!?なんか知らんヤツ入り込んでるぞ!』
ル「じゃ、じゃあもし本当にしゅばなら此処にいる皆の事分かるのら?」
す「……兄貴とその愉快な仲間達でヤンス」
ス『違えぇだろ!?何だそのざっくりとした答えは!?』
ロ「そ、それじゃあスバルの大好物は?」
す「……薩摩揚げを食べながら芋焼酎でぐいっと一杯でヤンス」
ス『おっさんじゃねーか!!スバルまだお酒飲めないっての!』
玲「良かった……本物のスバルだ」
ス『兄ちゃん目を覚まして!ソイツどー考えてもスバルじゃないじゃん!』
玲「よし、スバルも生き返った事だし、そろそろ帰るとするか」
全『はーい♪(でヤンス)』
ス『いやいや生き返ってないから!スバルまだ此処にいるからってせめて墓綺麗にしてから帰れよ!』
す「…………」チラッ
ス『あ、アイツこっち見た!一回こっち見てから去りやがった!このポンコツもっかい出てこい!こら逃げんなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……………』
ス「はっ!?…………夢?」
す「おはようでヤンス」
ス「いやいるんかい!?」
今回はとある漫才師のコントとホログラのノリを合わせた感じにしてみました。いつか読んで下さる方々にお題もらってまたやってみたいですね(^o^)