今回は番外編!ですが、一話ずつやるにはあまりにも短かく、短編集にするには少し長かったのでオムニバスという形での投稿です。今回も最後まで見て頂ければ有り難いです、ではどうぞ!
『沙花叉VS雨海』
これは、雨海ルカが玲二と結ばれたその夜の出来事である………
クロヱ「…………………………」
ルカ「…………………………」
ラプラス(お、おい、なんだこの空気!?ルイ、一体何が起きてんだ?!)
ルイ(私だって知らないわよ!?気がついたら何時の間にか二人が睨みあってたんだから!)
こより(ていうかなんでクロたんとルカちゃんが睨みあってんの?!二人とももしかして知り合いなの?!)
いろは(そ、そんなのござるに言われても分かんないってばぁ〜!?)
神羅城内に分かれているリビングの一つ、holoX用のリビングではholoXの掃除屋ことクロヱと今日玲二と結ばれたルカが何故か睨み合っていた。その様子にラプ達は部屋の片隅に集まり様子を眺めている。
ルカ「……………で?なんで沙花叉なんかが此処にいんのさ?此処は玲二さんの家でしょ?沙花叉なんかがいるなんて変過ぎるんだけど?」
クロヱ「ハッ!そんなの沙花叉がお兄ちゃんのお嫁さんだからに決まってんじゃーん♪一目惚れだかなんだか知らないけど、ぽっと出の雨海なんかよりよっぽどお兄ちゃんと過ごしてる時間は長いんだもんね〜♪」
ルカ「………は?沙花叉が玲二さんのお嫁さん?プッ!アーハッハッ!冗談はその無駄にデカい胸だけにしなよ?誰もが引くレベルの汚部屋の住人が玲二さんのお嫁さんとか、玲二さんが可哀想過ぎるじゃん?」
クロヱ「はぁッ!?オメーの部屋こそ汚部屋じゃねーか!オマケに家事とかも壊滅的なクセに!」
ルカ「んだとぉ!?風呂キャンしまくってるオメーにだけは言われたくねーよ!」
クロヱ「字が下手くそ過ぎて読めないオメーに何言われたって効きませ〜ん♪」
ルカ「なんだとオメーッ!さっきから何様のつもりさ偉そうにッ!」
クロヱ「そっちこそいきなりやって来たクセに生意気なんだよッ!」
クロヱ、ルカ「「うぎぎぎぎぎぃ………ッ!」」
互いに罵声を浴びせ合いながら睨み合うクロヱとルカ。そのやり取りを見ていたラプは恐る恐る二人に声をかける。
ラプ「あ、あの〜「「何ッ!?」」ヒィッ!?あ、あのですね?つかぬ事をお聞きしますが、お二人はお知り合いなんでしょうかね〜………?」
クロヱ「………知り合いなんて思いたくもないけどね。雨海は沙花叉の親戚だよ。昔から沙花叉家と雨海家は何度か交流があったからその度に会いたくもないのに会ってたんだよ」
ルカ「フン!そんなの雨海だって同じだよ!お母さん達が仲良いからって何度もママ友会に連れてかれて、その度にこいつは雨海にちょっかい掛けてきてすっごく迷惑してたんだからッ!」
クロヱ「ハァッ!?迷惑してたのは沙花叉の方なんだけどぉ!?小学校の林間学校の時にクラス事で寝た時なんて他の皆の布団まで浸水させる程のお漏らしをしたクセに!やーい、お漏らしルカちゃん恥ずかしくないのぉ〜?」
ルカ「おぉい!?テメー何雨海の黒歴史掘り下げてくれてんだよッ!?///そんな事言ったらオメーだって中学生の頃にプールに遊びに行った時に流れるプールで調子に乗って変な滑り方してたら水着の紐が外れて全裸になっていろんな人に見られただろうが!やーい、変態露出狂の沙花叉さ〜ん♪恥じらいとかないんですかぁ〜?」
クロヱ「おおぉーーーいッ!テメー何沙花叉の恥ずかしい過去暴露してやがんだよぉーーーッ!!///」
ルカ「そっちが先に喧嘩売ってきたんだろーが!しかもなんだよお前のあの挨拶!?ばっくばっくばくーん♪ってばっかみたいじゃんw」
クロヱ「オメーだって似たようなモンじゃねーか!?なーにがざっぷーん♪だよいい歳こいて恥ずかしくねーのw」
ルカ「何をぉーーーッ!?」
クロヱ「なんだよぉーーーッ!?」
互いに貶し合いがヒートアップしてしまい、最早入る余地がなく困り果てるholoXメンバー達。だが………
フィル「ままぁ〜」
クロヱ「え?どうしたのフィル?もしかしておトイレ?」
フィル「んーん、まま、さっきからずっとるかままとけんかしててみんなこわいこわいしてるから………」
クロヱ「え?そ、それで………?」
フィル「ぱぱよんだ〜」
玲二「…………テメェ等、子供達が見てる前で何くだらない喧嘩してんだ?(怒)」
クロヱ、ルカ「あ…………(汗)」
愛娘に呼ばれた玲二は二人の前で明らかに怒っている表情で立っていた。その様子を見て二人は冷や汗がぶあっと溢れ止まらなかった。そして……
げ ん こ つ!
玲二からの鉄拳制裁によりクロヱとルカは頭にでっかいたんこぶを作って気絶した。その後、一緒の空間にいると喧嘩しそうになるという事でルカはシロやアカリ達と同じエリアで暮らす事となったのである。
『ミリプロ』
Яから解放されたミリプロメンバー。検査入院の結果、特に異常はなかったという事ですぐに退院し神羅城へと遊びに来ていた。
このみ「それにしても、皆ホントに無事で良かったよぉ〜」
らこ「まぁね〜。でもあの時はホントにもうダメかとおもっちゃったなぁ……」
こま「うんうん、なんかこま達の意識がどんどん暗闇に沈んでいっちゃう感じがして怖かったよぉ………」
玲二「Я達は手にした相手の意識を完全に乗っ取ってしまうみたいだな。もしあのまま戦いが長引いていたら、もしかすると意識が戻らなかったかもしれない………」
あくび「ひッ!?そ、そんな事言うの止めろよなぁ!?」
玲二のもしも話に怯えるあくび。失言してしまった事に気づきすぐに頭を下げていく。
玲二「……すまない、余計に怖がらせてしまったな?」
のの「そ、そんな!?頭を上げてよ佐々木さん!」
ゆら「そうですよ、なにはともあれ私達はこうして無事に助かったんですから!」
頭を下げる玲二に対し寧ろ助けられた事を感謝するのの達。
このみ「レイくん、改めてみんなを助けてくれてありがとう♪」
玲二「当たり前だ、音ノ乃達はこのにとって大切な仲間だからな。助けるのは当然だ。でも……」
礼を言うこのみの頭を撫でながら玲二は真剣な目でのの達を見据える。
玲二「………お前達が皆無事でいてくれて、本当に良かった♪」
ニコッ♪
のの、ゆら、らこ『ッ!?//////』
不意に見せてきた玲二の笑顔に、ののとゆらとらこの心が射貫かれていった。
ゆら(は、はわ……///さ、佐々木さんってあんな素敵な笑顔するんだ……?!///)
らこ(な、なんかこのちゃんが好きになった気持ちが分かる気がする……///)
あくび「?どうしたんだ?三人とも佐々木の顔見てぼーっとしてっけど?」
こま「なんか顔も赤くなってるし………って、ののちゃん?」
顔を赤らめてる三人に対し不思議そうに見てるあくびとこま。そんな中、ののが何故か玲二の前に立ち………
のの「お付き合いを前提に結婚してくださいッ!///」
『いやなんで!?』
あくび「つーか順序逆じゃね?」
玲二「いや、そういう問題じゃねぇだろ?………はぁ、またフブキに怒られるな………」
ののからまさかの逆プロポーズを受けてしまう玲二。また問題が増えてしまった事に頭を悩ませてしまうのであった。
『ROF-MAOの逆襲』
とある日、玲二の兄である浩一の修行を行なっていたROF-MAOメンバー達だったが、その休憩中に四人は森の茂みの中で円陣を組んで何やら作戦会議を行なっていた。
湊「良いか?あのスキンヘッド野郎は今コテージでお茶飲みながらゆっくりしている筈だ。つまり、今こそあいつに逆襲する絶好のチャンスってワケだ!」
ハヤト「ですが、そんな上手くいきますかね?相手はあの玲二のお兄さんですよ?玲二でも素では勝てないって言ってるくらいの相手に我々が四人束になったとしても勝ち目がない気が……?」
晴「甘いよ社長!僕達は今や最強の神羅族!佐々木さんから力を託された最強の種族なんだから!幾らあいつが強くても絶対に勝てるッ!」
刀也「甲斐田君の場合は託されたというよりレイ兄さんにめっちゃ頼み込んでなった感じだけど………でも、確かに今の僕らなら多分あの人にも勝てるかもしれない!やるなら油断している今がチャンス!」
浩一の地獄の修行に幾度となく付き合わされて既に限界寸前のROF-MAO。しかし、神羅族となった今なら浩一を超えられるのではないかと考え、こうして作戦を練る事になったのである。
ハヤト「因みに皆さん、得意な能力って何ですか?」
湊「俺は透明化」
刀也「僕は武器精製」
晴「僕は高速化だね」
ハヤト「そして私は分身………これだけあればきっと勝てるかもしれませんね!」
晴「そうだ!そして僕達の普段のROF-MAOを取り戻すんだ!」
『オォーーーッ!!』
こうして浩一に反旗を翻そうとするROF-MAO達。はたしてそう上手くいくのだろうか………?
浩一「………遅いわね?あの子達、一体何処で油を売ってるのかしら?」
お茶を飲みながらROF-MAO達が戻ってくるのを待っている浩一。その後ろには透明化した不破が音を立てないようにそーっと浩一の背後へと近づいていた。そして……
湊(………今だッ!)
持っていた竹刀で浩一の頭を思いっきり叩こうと振り下ろしていく。
しかし………
―スカッ……!―
湊「はぁッ!?」
なんと、竹刀は浩一に当たらず……というより浩一の身体を透かして空振ってしまった。一体何が起こったのか?不破がそう考えていると………
―ガシィッ!―
浩一「あら?こんな幻影に騙されるなんて、貴方まだまだ修行が足りないんじゃないのかしら?それにその程度の透明化なんて、アタクシには丸見えよ」
湊「なあぁッ!?」
なんと背後から浩一が姿を現し、透明化している筈の不破の腕を力強く握っていたのだった。
湊「痛だだだだだだだぁーーーーーッ!!?」
あまりの痛さにそのまま気絶してしまう不破。それを見かねた甲斐田が慌てて駆けつけようとする。
晴「アニキィーーーッ!?チクショー!だったらこれでどうだぁーーーッ!!」
今度は甲斐田が猛スピードで浩一を翻弄するように接近していく。だが
浩一「フンッ!!」
―ゴッチイィンッ!―
晴「ぶほぇッ!?」
目の前に現れたタイミングで浩一の鉄拳が甲斐田の頭を直撃し、そのまま撃沈してしまった。
ハヤト「甲斐田さぁーーーんッ!?」
刀也「な、なんで!?僕達神羅族になって絶対に強くなった筈なのにどうして?!」
不破と甲斐田がやられて思わず茂みから出てしまう加賀美と剣持。そんな二人を見て浩一は呆れた様子でため息を吐く。
浩一「ハァ、貴方達ってホントにお馬鹿さんね?玲二が真魔神に覚醒した時にあの子の家族や仲間も神羅化したでしょう?その中には当然、アタクシ達佐々木家も含まれているのよ!」
刀也「なぁッ!?」
ハヤト「そ、そんな、まさかそんな事が!?」
浩一「何を驚く事があるのかしら?普通に考えればあり得る事だって分かる筈じゃないの。さーて、馬鹿な事を考えてた貴方達には、ちょっとばかしお仕置きが必要みたいね?」
浩一はそう言うと腰の裏から何やら装置を取り出し、自分のお腹に当てるとベルトが現れ装着されていく。そしてもう片方の手には何やら刺々しい実をイメージした錠前を取り出して解錠していく。
―King Dorian!―
浩一「変身ッ!」
解錠した錠前をバックルの窪みにセットし錠前を閉め、横にある刀のようなレバーを下げると、上空から果実を模した何かが浩一の頭に被さるように落下し、浩一の姿を変身させていった。
―King Dorian Arms!Mr.VIOLENCE!!―
荒々しい音声と共に果実のような何かが展開され鎧となって変身した浩一に装着されていった。
ハヤト「ハアァーーーッ!?」
刀也「か、仮面ライダーッ!?え、なんでライダーに変身出来んの?!」
浩一「フフフ、これぞアタクシの敬愛する凰蓮の最強の姿!仮面ライダーブラーボ!キングドリアンアームズよッ!さぁ、今から特別レッスンと題してその腐った考えを叩き直してあげるわッ!!」
ハヤト、刀也「「ヒイィィィィィィィィッ!?」」
まさかのライダーに変身したブラーボにその後日が暮れるまで追い詰められていくROF-MAO。その翌日、玲二にこの事を聞くと
玲二「あぁ、兄貴な?兄貴は神羅化した佐々木家の中では一番強いからなぁ。単純に戦えば俺だって勝てるか怪しいぞ?」
と言われ、喧嘩を売るべきではなかったと深く反省するのであった。尚、この反抗の罰として今後は神羅の力を交えた修行を行うという遠回しな死刑宣告をされるROF-MAOなのであった。
偶にはこういうオムニバス形式も悪くないかもと思いましたね。今後もこういう形で何か投稿するかも?